インカレ1999


インカレ99前の戦力分析、および結果評価の記録です。

女子              男子
  個人ランキング     個人ランキング      ★予想結果評価★

  団体戦戦力



※男子データ集計について (Ver0.9からの変更点)
Ver.0.9では、まず上位選手を抽出するために、各大会での上位順位の結果を中心に
データ収集した。その結果、悪かったレースでの結果が欠落することにつながった。
今回はそのデータの不足を補い、MEのある大会でのM21AやM20Aのデータも
加えた。また千葉大大会、関東IC団体戦の結果も加えて精度を高めたつもりである。
 ・集計対象人数:140→418
 ・集計対象大会: 24→ 28
 ・集計クラス数: 30→ 45



◆男子団体戦レース展開、大胆予想

 ※各校の戦力詳細データは<大学名>をクリックして下さい。

1)早稲田大学  4:11:10
   兼田僚太郎(4)→清水英仁(4)→安井真人(3)→紺野俊介(3)
     後ろを安井、紺野で固め、兼田を1走に起用し万全を期す。4人目は清水を選んだが、
     西村、榎本も差がない。1走で貯金が作れればそのまま最後まで突っ走る可能性もある
     関東IC団体戦の1走で快走した兼田が本番でもポイントになろう。

2)東京大学   4:14:49
   飯野雅人(4)→加藤弘之(2)→内山裕史(4)→上野大悟(4)
     メンバーはこの他に岩本、西脇らがいて層は厚い。ここに来て加藤と内山が好調なので
     前回予想よりトップとのタイム差が縮まった。本セレはまさかの失敗だったが、昨年
     の優勝に貢献した西脇の経験も捨て難い。千葉大、関東IC団体戦でポイントを大き
     く挽回し4番手同格だ。

3)筑波大学   4:18:01
   増田佑輔(2)→高橋善徳(4)→吉村大輔(4)→篠原岳夫(4)
     メンバーは高橋、篠原に続き吉村が当確だろう。4人目は矢野、銭本らもいるが若手
     の増田を抜擢したい。東大の加藤、東北大の金澤とはJWOC仲間であり、ライバル
     意識が良い方向に作用すれば、実力以上の結果も期待できる。その増田を1走に起用
     して勝負を賭ける。

4)東北大学   4:18:46
   八巻徳郎(3)→金澤拓哉(2)→金谷敏行(4)→小野田雄介(4)
     メンバーとしては田村もいるがこの4人だろう。昨年夏の立川でのパークOでカッシー
     を上回るタイムを出して驚かせた金澤が台風の目だ。一発の可能性を秘めており、1走
     の八巻の出来と共に、このチームの明暗を決める。

5)京都大学    4:26:16
   許田重治(2)→西村宏久(3)→深川陽平(3)→田之村秀樹(4)
     プレッシャーに弱いと言われた許田だが、全日本リレー1走での活躍でそれを払拭し
     本番に臨む。4人目は大北、坂本らより首一つ出ている深川だろう。後輩達がお膳立
     てをして先輩の田之村につなぐ。

6)新潟大学   4:44:06
   今福和也(2)→中島 篤(3)→小野 毅(4)→帖佐 崇(4)
     2年前に新人特別賞を取った中島がエースのチーム。残りの3人の候補は層が厚く、
     4年生の帖佐、小野、古市、大久保と人選に事欠かない。前者2名と若手の成長株
     今福を加えたチームが面白いだろう。走順はその今福の頑張りに賭け、2走にエース
     を持って来て上位に食い下がる作戦が面白いだろう。

7)慶應義塾大学 4:44:37
   大森健史(3)→高橋 徹(3)→斉藤一之(4)→前田直毅(3)
     高橋、前田に斉藤が続き、4人目は米村もいるが大森と見た。

8)東京工業大学 4:44:47
   蔵田真彦(1)→萩谷太郎(4)→山根洋之(2)→円井基史(4)
     エースの円井を中心に萩谷、山根が固める。4人目は川俣がいるが1年生の蔵田に
     チャンスを与えたい。

9)北海道大学  4:44:51
   古川祐也(4)→大嶋真謙(2)→鹿内靖友(4)→山川昌則(4)
     山川、大嶋は固いとして、その後は予想が難しい。データの数は少ないがポイント
     上位の後藤が出てくる可能性も高い。大嶋は中距離のインターハイランナーであり
     その足が生かせる局面が出てくれば一気に浮上もある。6位からここまでは全く差
     がなく、どこにも入賞のチャンスがある。

10)静岡大学   4:51:59
   馬渕良彦(3)→寺本康夫(4)→野末 徹(4)→内藤一紀(3)
     この4人に神谷を加えた5人は差がなく、人選が難しい。

11)名古屋大学  4:52:22
   薮田隆俊( )→餐庭正寛( )→小嶋祐介(4)→丹羽正和(4)
     エースの丹羽を中心に、この4人でほぼ間違いないだろう。

12)金沢大学   4:54:53
   園山哲生(3)→猪飼 雅(3)→深見裕次(4)→大谷享生(4)
     エースの猪飼がいるが後続がなく苦しい。メンバーはほぼこの4人で決まり。

13)神戸大学   5:03:24
   村上敬介(4)→早川英司(3)→岡本祐樹(3)→冨田純也(4)
     この中では早川がエース格。ポイント順にこの4人と見た。

14)信州大学    5:09:55
   山本康之(4)→片瀬泰幸(4)→出口淳一(4)→黒田幹郎(4)
     黒田、片瀬の2枚看板のチーム。残り2人はこのメンバーで決まり。

15)中央大学   5:10:29
   吉野正禎(3)→皿井昌幸(4)→漆原英裕(4)→金子竜太(3)
     この4人の他では霞を使う可能性が十分に考えられる。

16)千葉大学    5:13:45
   梅原崇一(3) →吉川真太郎(3)→小林武史( ) →緒方孝史(3)
     データが少なく予想が困難。ここに挙げた者以外では、中村、武田らがいる。

17)茨城大学    6:09:43
   阿久津功明( ) →飯島邦彦(2)→塙 和彦( ) →鈴木庸平(4)
     4人目の予想が難しい。鈴木の替わりに久保田、福地らが考えられる。

18)東京農工大学 6:34:34
   玉井誠二(4) →増田厚司(4)→荻田博文(3)→義本達也(3)
     ここも4人目が難しい。義本の替わりに寺島、浅沼らが有り得る。

  その他の大学
 


◆女子団体戦レース展開、大胆予想

筑波大学   :塩田美佐(3) →上松佐知子(3)→伊藤恭子(4)
      メンバーはこの3人で不動だ。走順に拘らず2位以下に10分以上差をつけるだろう。
      今年は一段と安定さを増した上松だが、山口ICも含めて1走では良いところがなく、
      やはり1走には、筑波山走で新記録を出した塩田を持って来るだろう。後はどちらが
      前でも変わりないが、最後のインカレで有終の美を飾るために、伊藤がアンカーとな
      るのが自然であろう。
東北大学   :池田和香子(3)→井上アヤ乃(3)→小林啓恵(3)
      小林と池田に続く3人目はほとんど差がなく難しいところだが、川島が少し調子を落
      としているのに対し、井上が最近好調だ。下村、本多はあと一歩というところ。
      走順は、池田1走、小林3走が決まりで、3人目に誰が来ても2走に入れるだろう。
      東北大は1走で筑波の焦りを引き出さない限りは勝ち目が薄い。
慶応義塾大学 :山根 玲(4) →岡田真希子(3)→高橋ひろみ(2)
      2強以下は大混戦だが、その中でも頭一つ前に出ているのが慶応だ。リレーでめっぽ
      う勝負強いところを見せている岡田が本領を発揮すれば、安定感ある山根とJWOC
      帰りで成長著しい高橋で入賞十分だ。走順は関東IC団体戦で成功したように、トッ
      プから3分以内に帰って来れる山根を1走に使い、流れに乗る作戦を取るだろう。
日本女子大学 :酒井真由美(4)→長田江美(3) →葛城敬子(3)
      IC97団体戦優勝、ICS98チャンプの酒井だが、ここのところ調子を落としているのが
      心配だ。一方、葛城が切れ味鋭くエース的存在に成長しているので、3人目如何では
      これまた入賞候補だ。走順は、IC97での無欲の成功を思い出して酒井を1走に使い、
      葛城を3走というパターンだろう。3人目は高橋、岡田らもいるが、長田が調子を上
      げているので2走起用だろう。
図書館情報大学:加藤絵里奈(4)→波多野夏子(4)→山田陽子(3)
      エースの山田以外は、加藤、波多野、横室が横一線でどの2人を使うのかが難しい。
      その中でも調子を上げてきたのが波多野。加藤がやや調子を落としているが、最後の
      年でもあるので出てくるだろう。このチームは山田アンカーが固定。加藤が1走と見
      た。横室が出てきた場合は彼女が1走。このチームは2走までで大きく遅れないこと
      が重要で、トップから22分以内に付けていれば入賞のチャンス大である。
新潟大学   :渡辺泰代(4) →増山 歩(2) →伊東沙織(4)
      今年の北信越は期待が持てる。その中でも筆頭は新潟大だ。新潟大は女子だけで20
      人を越える部員を有し層の厚さを誇る。一致団結した応援に支えられて、予想以上の
      力を発揮することも考えられる。メンバー候補は、伊東、渡辺、土屋、増山の4人に
      絞られる。足のある伊東がリード役になるだろうが、誰が出てくるかは分からない。
      土屋も捨て難いが、ベテランの筈?の渡辺とJWOC以来急成長で北信越ICを制し
      た増山を使いたい。その場合は、渡辺1走、伊東3走は間違いないだろう。
千葉大学   :藤田美智子(3)→安形季見子(3)→米村美保(3)
      エースの安形がやや調子を落としてきているのが心配。シードに選ばれた意地もある
      だろうからここは負けられないところ。藤田が1走でトップから12分以内で粘り、
      2走の安形で行ける所まで行って3走で逃げる、という展開を目指すだろう。
      3人目は金子、佐藤、蓬莱らもいるが米村と見た。
京都橘女子大学:横江君香(3) →塩田純子(2) →中村優子(4)
      JWOC経験者2人を抱えるこのチームは、3人目にIC97の一般クラスで、3走の
      大谷由樹から逃げ切った中村を使いたい。走順はマイペースで1走を無難にこなせる
      のは横江だろうから必然的にこの走順となる。この他にも、ICSでAファイナルに
      残って成長の跡を見せた上田、昨年に引き続きエリートを走る北山らがいるので、最
      終メンバーは最後まで分からない。
東京農工大学 :西村美紀(4) →石黒香織(2) →深沢博子(4)
      深沢率いる農工大は、西村の後が、石本、大網、さらに2年生の石黒、白瀬がいる。
      3人目は元気の良い石黒と読んだが、大網、白瀬も十分に考えられる。いずれにして
      も走順はその3人目を2走に挟んだ形になるだろう。
中央大学   :末吉由佳(3) →斉藤裕子(4) →南保理恵(4)
      南保が関東IC団体戦では怪我のため出場しなかったが、斉藤との2枚看板は決まりと
      して、3人目は大会出場の多い末吉と読んだ。ジャネット効果が良い影響を与えてい
      て、このチームは今までの実績以上の成績を残しそうな気がする。走順は、末吉を先
      に出し、斉藤で順位を上げて南保で締めくくるのがまとまるだろう。
京都大学   :石川裕理(1) →番場洋子(2) →高橋かおる(4)
      昨年3位の立役者の番場を要する京都大学だが、いかんせん層が薄い。2年生の杉山
      もいるが、成長著しい1年生の石川を使うだろう。1走で大きく出遅れないことと、
      3走の高橋が昨年のような慎重な走りができれば、また一波乱旋風を起こすことも。
京都女子大学 :澤田留巳(1) →谷久美子(3) →木村晃子(4)
      関東IC団体戦ではペナってしまったが、第2の番場を目指す1年生澤田のでき次第
      で、台風の目となる可能性を秘めている。2走の谷はトレーニング十分で上昇基調な
      ので一気に上位に食い込めば3走で粘ってしまうことも十分ありえる。3人目は岡本、
      森らもいるが木村と見た。
北海道大学  :常広陽子(4) →大磯由香(4) →清家隆子(4)
      大会参加情報がほとんど無くて分からないが最も不気味なのが北大だ。数少ない成績
      を元にポイント計算すると3位相当のタイムになってしまう。IC98で1走トップで帰
      ってきた常広が健在だし、安定感抜群の清家をアンカーに持ってくれば、入賞の可能
      性は十分だ。3人目は大磯を取り上げたが佐藤もいる。いずれ劣らぬ巧者で目が離せ
      ない。


>学生以外の方々へ。 
  今年も日光で熱き戦いが行われようとしています。インカレはその場にいるだけで、
  見ている方まで元気になります。この機会にこの予想を片手に観戦に来ませんか?