| 近 |
襲われる女
(楽屋話)
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| Chapter2 |
こんにちは、黒衣です。
第一話、いかがでしたでしょうか。
まず栄えあるトップバッターと致しまして――。
奈菜 「てめーコラ。 ハナっからこの題名たあ? あたしの昭乃にヤラかしたら許さねえ」
……。
よもや思いもしませんでした。
貴女の口からそのような台詞いただけようとは。
奈菜 「やろーオトナシクしてりゃ好き放題しやがって。 んならマジこの手で目にモノみせて……っ」
誰がオトナシクしておりますか、誰が。
もうすこし大人しくしていてくださいよ、お願いですから。。
亮子 「だめです! 好きなヒトには突撃あるのみです! カミカゼです!」
ちょ、ちょっと待ってください亮子さん…っ。
貴女こそ座して指くわえていたこと1度たりとも……。
奈菜 「んんっ!? ちっこいのに威勢いいなぁ!」
亮子 「東部方面隊所属、山名亮子であります!」
奈菜 「あたしは片桐奈菜。 所属は、え〜っと、……宴会曹長だ! よろしくな!」
亮子 「こちらこそ! でもそれ所属じゃなくて階級でっす!」
奈菜 「かったいコトいうなよ姉妹!」
亮子 「しつれーいたしました曹長!」
奈菜 「敬礼とか板ついてるし。 キマってる!」
亮子 「イエッサー! アイアイサー!」
奈菜 「かたっぱし撃ちまくるぞっ!」
亮子 「総攻撃しちゃいましょーう♪」
いまですか!?
いますぐですかっ!?
あのですねっ、彼らいま微妙な状況でして、もうすこしこう様子みながら……っ!
奈菜 「1匹たりとも逃がすなぁー!」
亮子 「翔せんぱぁぁぁあぁあぁい!」
ま、待ってください!
待って、くだ……っ! ( ゚Д゚)
◇ ◇ ◇
聖歌 「ねぇ黒衣さん、大丈夫?」
あ、聖歌さん…。
…はい、どうにか。
黒衣は、負けません……。
聖歌 「どうせあのひとたちすぐガス欠なっちゃうんだから、そんな無理しないで」
…………。
聖歌 「でもほら、ちょっとびっくりしちゃった。 オトコノヒトの腕力って、実際スゴイものあるから……」
…、お察し致します。
当初もうすこしソフトな構想でしたが、 “ある日突然の喪失” との主旨から結果的あのような展開なりました。
浅からぬ傷跡やはり尾を引いてしまうものでしょうか……。
聖歌 「同じ未遂でも、思いもしない相手いきなりっていうのは……う〜ん」
ひとつ象徴的たる場面かも知れません。
ともすればDVかぎらず密接な主題でもまたありますので。
それでは読者の皆さん、第二話にてまたお会い致しましょう。
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