W.三日目編

今日も一日、自由行動です。

さて、事前にどこ行きたい?というメールを出したところ、かえってきたなかに入っていたのがバードガーデン。ちょうど私たちが泊まっているホテルから歩いていける距離なので、朝こちらに足を運んでみようかとぞろぞろと並んで行きました。

公園自体は小さくて細長いところ。
でも三々五々好きな人たちが集まってきていて、なかなか楽しかったですよ。
お店の店頭に看板娘(?)なのか、オウムが枝に留まってて、「ハロー」とか「グッモーニーン」とか話しかけてくれます。
人懐っこい子で、手出すと甘噛みしたり、撫でられたり。
鳥インフルエンザの影響で中国圏の鳥は受難の時期だそうですが、元気でいてくれるといいと思います。<かわいかった。

公園に小鳥連れたおじさん、おじいさんたちが集まってきて、見せ合っているところ。

写真小さくしちゃったらわかりづらいのですが、左端の立ってるおじさんの右手の上に小さな籠が乗っているのがわかりますか?
こうやって小鳥を連れて歩いているのです、彼らは。
……これも「小鳥の散歩」っていうのかな。
鳥は歩いてないけど。
香港の鳥篭はかわいいです。
いろいろ凝った細工がしてあるのもあって、ちょっと持って帰りたかった。<華奢だから難しいだろうけど。
これなんかはシンプルでメジャーなタイプかな。
中にいるのはメジロ。
小鳥、てんこもり。
色とりどりのインコが華やかできれいです。
ちょっと日本にいる子たちとは色合いが違うかな?
こちらは白文鳥。
私も飼っていたことがあるので、かわいくてなりません。
ころころと重なるようにこちらを見上げてます。
この子は看板娘。
道ばたに足に鎖がついた状態で止まり木にいる子。
人懐っこくて、ごにょごにょと英語でお返事してくれたり、手を出すとつついたり甘噛みしてみたり。
首をかしげてこっちを見るのがかわいい子なのですよー。
元気でいるかなあ。
鳥かごがたくさん出てくる香港映画といえば、チョウ・ユンファとトニー・レオン主演の『ハードボイルド (新・男たちの挽歌)』。
けだるげな煙の中の銃撃戦が、鳥かごのたくさん下がった店内で行われるというもの。
なるほどこの道を歩いてみると、そういう映画の背景もわかるような気がします。
中華圏は基本的に鳥好きですね……中国行ったときも、アパートの窓に鳥かごがさがっているのをたくさん見ました。
この市場、実はこーんな狭い道筋なのです。
左右は鳥かごや鳥や鳥の餌でいっぱい。

華奢なつくりの鳥かごが魅力的だったのですが、
うちのスズメは入ってくれないだろうしなあ。
というか、持ち帰るのに自信がないので(絶対壊す)、敢え無く挫折。


工芸品のような美しい鳥籠を指をくわえて見送り、朝ごはんへ。

朝ごはん、何食べる?というわけで、私がガイドブックから選んだ場所は、市場でした。
ビル形式のところで、エスカレーターであがっていくと、1階が魚、2階が肉と野菜、みたいなとこ。
店が軒を並べてて、店先に肉の塊がごろごろと下がってます。

日本で言うと、オタクビルとして名高い中野ブロードウェイの食材屋さんに似てます(笑)。
でも並んでる野菜や魚が見慣れなくて、これを眺めてるだけでも楽しい。
焼き豚とかおいしそうなんだけど、さすがにここで買って買えるわけには……

三階がイートインのお店が並んでるコーナー。

ここが私たちがお粥食べた店。
エスカレーターあがったところにあります。
日本観光客が割と訪れるとのガイドの通り、日本語のメニューもあるので、これちょーだい。と指指せば頼めます。

というか、「どのお店かな」と首傾げてたら、通る人たちがみんな「あそこ」と指差して教えてくれるので、日本人が来るところって認知されてるみたいでした(笑)。

せっかくなので一番具がたくさん入ってるお粥にしてみた。
肉と魚。
ちょっと小骨が多い(笑)。

うしろの揚げパンは油条。
ちょっと塩味。
お粥にちぎって落とします。
やっぱ香港来てお粥となれば、これがないとね!


朝ごはん食べたところで、適当に解散。
私は町屋さんとお買い物に行くことにしました。
とりあえず目指すは、「信和中心」という雑居ビル……通称「香港オタクビル」。
だって香港芸能オタクなんだもん。

さんざん迷ってたどりついたビルは、なんだか半分近く店が休みでした……
12時にならないと店が開かないとか?<それは中野のま●だらけ

とりあえずエスカレーターで上がってみます。
うわー懐かしい、『G-TASTE』の実写等身大パネルだよ、釈由美子がコスプレしてるよ……さすがオタクビル。

なんか台湾もそうだったけど香港とかアジア圏て日本の漫画好きだよね。
2軒ほど日本の漫画の広東語版専門店を発見。
すごいなあ、こんなものまで翻訳されてるんだ………という大変偏ったラインナップが充実。

あるんですねー、ちゃんとこの手のアンソロジーが。
こちらは某テニス漫画の。
他にも同じ雑誌に連載中の『デ●ノート』のとかありました。
もとの出版社どこかなー。

しかしこういうのって、どこまでやったら「版権をとった」と言えるのかしら?
元の出版社のはとってる、のかなあ。
まさか集●社は絶対とってないと思うが。

(しかしのちほど、元のアンソロジー出してる出版社自体の版権もいささかあやしい気持ちになる私なのでした)


ビニールで梱包された袋には「WARNING」が印刷されてます。

"This article contains material which may offend and may not be distributed, circulated, sold, hired, given, shown, played or projected to a person under the age of 18 years."

要するに「18禁」だと言っているわけです。
この袋の注意書き、むしろ中国語の方がわかりやすい。

「警告:本物品内容可能令人反感」……直球だなー(笑)

はい。こちらが背表紙です。

ちょっとアップにしてみましょう。
下の方に注目です。

書かれている字が読めますか?

「ナルトコミックアンソロジー」

……違うから!
ナルトじゃないから!

いくつかこの手のアンソロジーがあったのですが、すべて背表紙と裏表紙にはこう書かれていました。
デ●ノートだろうと学園ナントカっていうゲームだろうと。
どうやら香港では「ナルト」も含めてこういう意味だと解釈されてしまったようです。

ナルトもいい迷惑です。

というか、版権とってたらこれくらいはチェックしないか普通?
ほんとに版権取ってるのか??

こちらは冬水社という出版社のオリジナルBL本のシリーズ。
だいぶん揃ってました。

しかしどれもこれも、原題とはかなり掛け離れたタイトルになってて面白かったです。

こちらも原題は『G-DEFEND』という、近未来の国会警備隊……のはずです。
これも例によって「WARNING」の帯がついてる類のなんですが(内容はたいしたことないけどね)、このタイトルはないだろう。

なんだよ『戦慄情人不設防』ってさ……。


しかし意外に香港芸能の店ないね。
VCDやDVDの店が2軒あったので、それなりに買い漁っといてなんですが。
HMVよりは安かったけど、昨日行った街中のVCDショップの方が安かったね。

そしてここにも。

「ペだよ!ペがいるよ……!」
「香港オタクビルまでが韓国に侵されている!」
「おそるべし、ペ!」


先日読んだミャンマー旅行記でも、屋台にペの写真があったとありました。
おそるべし、ペ!

………ミャンマーはともかく、このキラキラしい香港の芸能人たちに勝つとは、おそるべし、ペ!です。
(<「ペ」と呼んでたら会社で怒られました……えー別に「ヨン様」呼ばわりする義理もないし。)

ペは無視しながらもここのビルでさっくり金を使ってしまったので(<意外に店がない、とか言いつつ、買うべきものはしっかり買っている)、両替に行きますか!というわけで、また昨日と同じく尖沙咀の重慶大厦に戻ってきました。
<実は信和大心での買い物のうち一番高かったのが、友達の土産もの(むしろ「イヤゲモノ」)にしようと買ってきたアンソロジー本であったのは痛恨の極みです。……でもネタだから!

両替屋では、昨日と同じおじいちゃんが、福々しい笑顔でニコニコと両替してくれます。昨日よりいいレートだし♪
カタコトの日本語で話しかけてくれます。かわいい。癒される。
昨日来たときに両替可能な時間帯を聞いといてよかった……次来るときまで元気でねー。

くるりとふりむくと、向かいのビルの壁に「重慶大厦」の文字が。………あれ?

「ねー社長、昨日のガイドブック、『重慶大厦の中の両替屋が安い』って書いてなかった?」
「あったなー」
「で、私たち、いま両替したよね?で振り向くと重慶大厦の文字が見えるってことは……」
「ここは重慶大厦の両替屋じゃないってことじゃな」


やっぱりーーー!

せっかく来たので、一応念のため、重慶大厦の中も歩いてみました。
一階がずらりと両替屋。
一軒ずつ、微妙に違います。

あれ?でも……

「レート、もしかして」
「さっきのじいちゃんのとこの方がいいよね」
「うん」


怪我の功名、ただ単に私が間違えただけなのですが、じいちゃんの方がレートいい!
ありがとうじいちゃん!

重慶大厦に向かって左側の道にある両替屋さんです。
下の写真の入り口の前を、海を背にして歩いて最初の道、まがってすぐのとこ。
どうせここまで来たら、レート確認してみるといいですよ。成田で換えるのとは雲泥の差のレートです。

せっかくなので、そのままぶらぶらと重慶大厦のなかを散策。
VCDとかDVDの店ないかなと思ったのですが。

……ビルの中は、インドな世界でした。
なんか香りからして、インドなんですけど。香辛料。

流れる音楽もインド、売られているブロマイドもインド、食材もインド、レストランもインド、寄ってくる客引きもインド。
なんなんだこのビル。

「ビルをくぐると、そこはインドだった……」

道理で尖沙咀周辺では、しょっちゅうインド人に「ニセモノいらないか?」と声をかけられると思ったよ……ここがアジトか。

朝から歩き詰めなので、足も痛いし、ちょっとお休みしない?
というわけで、昨日見かけたスターフェリー乗り場に向かう途中のスイーツのお店「許留山」へ。

香港の有名なデザートチェーン店です。
甘いもの美味しいです……亀ゼリーはおすすめしませんが(<十年前の教訓)。

二人で三品頼んでみました。
安いんだもんここ。

……が、値段はともかく、大きさのことを忘れていた模様。
でかいねここの皿……
(<とりあえず大きさがわかるもの!とパスポートを並べて記念写真)

香港はマンゴーのスイーツが美味しいです。絶品。
というわけで、マンゴー中心で。

一番下のは、灰色の部分がゴマのアイス。
甘くて美味しい。

が、「暑いよねー」と言って冷たいスイーツをとりまくった私たちですが、香港の凶悪なまでの冷房を忘れていたようです。

「寒い………」

しかし外は、私たちが店でのんびり座ってる間に豪雨になってました。

「雨が風で渦まいとる……」

翌朝、新聞記事になるくらいの豪雨だったようですよ。
ちょうど一番ひどい時間帯には、冷房でぷるぷる震えながらアイス食べてたので、被害はこうむりませんでしたが。

冷房の寒さに耐えかね、雨が少し小降りになったところで外へ。

そして地下道をてくてく歩いていて、若い女の子に中国語で話しかけられる。
どうやら道を訊かれているらしいが、そもそもあたしたち、道以前に何を訊かれているのかもわかりません。
「ごめんねー、あたしら旅行者なんで……」と英語で言うと、どうやら訊く相手を間違えたらしいと彼女も気がついたらしく、去っていった。

「ついに現地人にまで中国人と間違われてますよあたしたち」
「なんだろうね……この蝶柄のピンクのシャツがいかんかったのだろうか」

(初日の飛行機の中の経験から、「メイクと服装が日本人の女の子っぽくなかったから」という結論を導きだした私たちですが、先日、日本・韓国間の飛行機で客室乗務員をしているという人の談話として、日本人には日本語、韓国人には韓国語で話しかけるための見分け方は「ファッションと髪型」とありました……やっぱり私たちって……。)

しかし今日の敗因は、メイクとか服装以前の問題かと。

「信和中心」とベージュ地に青字で大書されたシンプルなビニール袋。
あんなオタクビルに行く外国人がいるわけないと思われたのだと思う、きっと。
結構有名なんだけどね、日本でもあのオタクビル。

スターフェリー乗り場は昨日行ったのですが、町屋さんのガイドブックに「香港のトラムのかなり出来のいい模型がここの乗り場外に売ってる」とあって、それを見に来たのです。
おお、確かに結構力はいってる出来!……でも機械系より人間ものが好きな私、隣の三国志フィギュアに目を奪われております。いい出来だけど、やっぱお値段もそれなり……これコンプリートはかなり資金がいるよねー。

ま、三国志ファンの方、香港に行ったらぜひスターフェリー乗り場前のお土産屋さんを覗いてみてください。
個人的にはなかなかの出来だと思いました。

雨はちっとも弱くなりません。
どうしようか、というわけで、歩きつかれた足をなんとかしたいなと、ペニンシュラ裏の「大班足浴」へ。


ガイドブックで一番安かったからなのですが(笑)、なかなかよいです。
中国系の足ツボは痛いことが多いのでどきどきしていたら、意外にもソフトな内容。むしろイギリスのリフレクソロジー系。
値段も安めだし、お店もきれい(ただし、着替えをする専門スペースはないので、パンツでストッキング履いてる人は注意)。
痛む足と腰のリラックスタイム1時間。
なかなかよいですよ。癒されました。寝ちゃった(笑)。
<ホテルのベッドの金具で引っかき傷があって、ほっといてたら、「あらあら」みたいな感じでマッサージしてくれたおばさんがマッサージ終わったあと塗り薬つけてくれたりね。こういうのってちょっと嬉しくないですか??

さて、こんな長いことペニンシュラ周辺でうろうろしているうちに、昨日頼んだハンコの受け取り時間が近づいてきました。
ここのお店にオーダーしてるんだもん、私たち客だよね!というわけで昨日よりも堂々とアーケードの中をうろうろしてたのですが、トイレは1階よりも2階の方がきれいです。専門のトイレサービスのおばさんもいます。<マメ知識。
ま、高い店は多いですが、別に歩く分には気後れすることもないくらいかな。
さて、昨日頼んだ印鑑が出てきました。
彫りも日本人が読みやすい、きれいな字体。
コーヒーにミルクを流したような色合いが気に入ったの。
ひんやりしてきれいです。
お気に入り。

…が、日本に帰り、シャチハタのサイズと比べてみて「これ、部長より直径大きくて使えない……」ということが判明。
押印面、角を切り落として丸印とそろえてね、ということだけは指定したのですが、直径をチェックするのを忘れてた……(かくり)。

というか、私の名前は関東は珍しくて、社内に1人しかいないのです。
別に敢えてこんなハンコ作るよりはシャチハタのほうが簡単なんだけどね……でも次行ったときのために、シャチハタの直径は控えていこうと思うわたし(<懲りてない!)


せっかくハンコ受け取りにペニンシュラまで来たんだもん、ちょっとくらいお茶しない?というわけで、一階のティールームへ。
もう5時過ぎだから、意外に混んでない。
喫煙席でよければ、と待つほどのこともなく席に案内してくれました。

さて、どーするよー?とメニューを開くことしばし。

「意外に高くないな」
「うん。日本の喫茶店と変わらんね」
「ペニンシュラだから、コーヒー1杯1,500円くらいいくかと思ってたのにな…」


700円くらいだったら、都内の喫茶店と変わらんしね。
どうせならスコーンくらいとってみる?
いやいやせっかくだからアフタヌーンティーしようよ?

2人前は食べれんけどーというわけで、「2人で1人前のオーダーでもいい?」と訊いてみたら「OK」という返事をもらえたので、アフタヌーンティーセットを1人前、それに1人分お茶を追加することにしました。
わーい、前回香港に来たときは、時間帯が合わなくてモーニングしか食べられなかったの。
正直、アフタヌーンティーの方が、モーニングよりも費用対効果は高いと思う。

こんなに高級ホテルのラウンジだし、やっぱりここで写真撮っちゃいかんよな、マナーとして……とは思ってたのですが、実際に目の前に運ばれてくると………ごめん、どうしても撮りたい……

「社長社長、ゴメン、写真撮ってもいい?」
「いいよーもーしょーがないなー」


そこかしこで写真のフラッシュが。<明らかにみんな日本人。
やっぱり写真撮りたいよねえ(笑)

一段目が甘いケーキ類、
二段目が塩味のサンドイッチやパンなど。
一番下がスコーン。
クロテッドクリームとジャムをつけて。
上から見たほうがケーキがきれいかな。
このちんまりとした並びを見るだけでうきうきします。
アフタヌーンティーセット、大好き。
ちょっと薄暗くライト落としてるので、キャンドルの灯がきれい。
銀のカテラリーが灯を受けて輝いててきれいですよ。

追加オーダーで頼んだ私のお茶は、アールグレイでした。

大変上品なお菓子の盛り合わせなのですが、
「結構これ、腹に溜まるな……」
「うん、特にスコーンが……」
夕食前なのに、だいぶんおなかいっぱいに。

美味しかったけどね、クロテッドクリーム付のスコーン。

そろそろ待ち合わせ時間かなーと思ってたら、携帯に着信。
九龍城跡地まで足を伸ばしてた四人は、集合時間までにはもうそっちに戻れないということで、夜は別行動でもいい?とのこと。いいよー、じゃあホテルで待ち合わせしよう。

ちょっと遅れて(ゴメンよ)待ち合わせ場所に行くと、Aが私たちのDFSの袋をみて「あ!行ってない!」というので、また時間を決めて別行動。
社長、どうしようかーと相談の末、適当に歩いてまた店を探すことにしました……VCDショップを。
だってだって、まだ気になるのがたくさんあるんだもの!

適当に「あっちとかは?路地っぽいよ」と適当にぐるぐるとまわりにまわって、結構歩いた果てに「SALE!」との貼り紙のあるVCDとCDのショップを発見。やった!

「あー、アーロンのプロモのVCDあるじゃん」と籠にポイと私が放り込んだせいで、お店のにーちゃん(<英語片言)には「アーロンファン」と認識されたらしく、私が歩いてるとしきりに次々とアーロンの出ているVCDを持ってくる。それは見た。それはもっとる。それはいらん。それはイーキン出てるから彼女が買うよきっと(<町屋さんに転嫁)。
おお安いよVCD!とすごい勢いで(<だってもう時間があんまりない)ぽいぽいと籠に放り込んでいく私のことを、彼はすっかりカモだと認識したらしく、私が手に取ったものから類推してどんどん「これオススメ」などと言ってもってくる………彼、他にもお客さんいるのに、私からちっとも離れません。

「しゃちょー、彼、すっかり私らのことカモだと思っているよ……」
「一緒にすんな!カモは君ひとりだから!」


商売上手なレジの女の子に「VCDよりDVD断然画質きれい」と迫られて値段3倍のDVD買った貴女に言われたくないです……(<しかもそれ、もともと私に勧められてたアーロンとイーキンの映画だし)。

それはともかく、彼は本当に商売熱心です。

「どうよこれ、すばらしい!」
「えーでも私、彼興味ないんだよねー」
「じゃあこっちはどうだ。面白い!」
「そうねえ………警察ものか……」
(うっかりお買い上げ<しかも日本で字幕付映画が公開されてから見た<『ブレイキング・ニュース』。面白かったよ)。
「こっち!これ傑作!見るべき!」
「えーでもあたし、スティーヴン・フォンはぜんぜん興味ないし……」


でもジャケット見たら、アンソニー・ウォンが出てた。買った。(<敗北感)
しかもレジの商売人根性たくましいお姉ちゃんを通過するのがさらに大変なのだ…………わかったよそれDVDでいいよVCDと取り替えて構わないよ!(さらに値上がり)

「ごめん社長、明日ホテルで保証金戻ってきたら香港ドルできるから、お金貸して………」

借金してまでVCDを買い漁る私。
その前に、残高確認してから買い物しようよ自分。


こちらが二日間の私の戦果。
積んでみると、意外にたいしたことありませんな。
本場まで来た割に。

学生時代、北京に行ったときの方がものすごい量でした(笑)

<男の後輩が蹴つまづいて私のトランクにつかまったのに微動だにせず、「なんすかこれ、空港の遺跡の柱かなんかですか」と言われた……<帰りのトランク、28キロ、だったかな……中国で10キロ近く増えた。
こちらは町屋さんの戦果。
「きっちり並べてもこれだけじゃもん、姐御みたいにカモと違うもん」と大威張りです。
しかし7枚中6枚がイーキンというその姿勢には見上げたものがあります。
(残り1枚は、昨日私がじゃんけんでストレート負けしたときに勝った、額の薄いジュンユーの刑事ものだし)

そういや、町屋さんのイーキンへの愛を実感したのは、香港着いた初日、セブンイレブンに行ったときのこと。

「あ、イーキンがおる」

彼女が指差したのは、芸能雑誌の表紙でした。
この吹き出しのピンボケの盗撮写真で、一瞬にしてイーキンと気づくとは。

そして、パンツ一枚でどっか乗り越えようとしてるところを撮られるイーキンもイーキンですが、よりによってこんな写真を堂々と雑誌の表紙に載せる香港もすごいです。
ちなみにつきあってるジジ・リョンのマンションに居たっつー話らしいです。
いーじゃんねえ、ほっといてやんなよ。

……とまあ、マイペースに歩き回った3日目ですが、明日で帰国。
最終日だし、午前10時半に空港までお迎えだけど、朝御飯くらいは揃って食べようか、というわけで明日の朝に向かってパッキングです。

こういうとき、でかいトランクって便利だよねえ(笑)
<がこがこトランクの中で揺れないよう、むしろ固定の方が問題であったり。
厳重にタオルで巻いてっと。
頑張ろ。