| X.帰国日編 | ||||
香港旅行も今日で最後。 せっかくだから、ツアーのバスが迎えに来る前に、朝御飯くらいみんなで食べに行こうか、というわけで、パッキングを済ませてロビーに集合。 まだ昨日の朝の鳥籠に未練を残しつつ、ホテルを出発。
さて、本日はバスの迎えの時間があるので、あまり遠出はしないことに。 条件は、「ホテルのある駅から乗り換えが少ない」「駅から近い」「道に迷わなさそうなとこ」というもの。 私が選んだのは、「恒香棧 Hang Heung's Kitchen」。 尖沙咀の駅から近い新世界中心(ニューワールドセンター)のなかにあります。 早朝のショッピングセンターはすいてて、お店が休みだったらどうしようと心配だったのですが、無事警備員さんに頼んで連れていってもらうことができました。 (現地の人に教えてもらうときには、漢字の名前が確認できるよう、メモかなんかに書いていくといいです) メニューは、朝なのでお粥などの単品か、あとはモーニングセット。 セットにすると、お粥(具は選べます)にシューマイやギョーザなどの小さい点心が3種類ついてきます。 私はセットにしました。 ぷりぷりの海老点心が美味vv さすがにショッピングセンターのなかにあるだけあって、英語はかなり通じます。 ………いまいち通じなかった最後の部分の原因が、あちらの理解力か、私の説明力かはさておき。
なんていうのかな、やさしい味。 米粒がほとんど溶けてトロトロになった、丁寧に手をかけた味のお粥という印象。 HPの夜のおつまみもおいしそうだったので、また機会があったら来たいな。 またホテルに直帰して、お迎えを待つ。 最終日にホテルに預けた保証金を香港ドルで返してもらってもね……と思うのですが、昨日のDVD代で町屋さんに借金があるのでちょうどいいかも。 私たちが選んだツアーは、ホテルのランクが選べるのです。 エコノミー、スタンダード、スーペリア、デラックス。 私たちは、現地で遊ぶのにお金使おうとスタンダードにしました。 ほんとはエコノミーでさらに予算削ってみようかとも思ったのですが。 香港はもともと土地が狭いので、ホテルも部屋が他国対比で大変狭く……エコノミーはかなり窮屈です。 特に三人部屋になってエクストラベッドが入ることを考えたら、エコノミーは相当厳しいかと。 というわけで、お迎えのツアーバスも、いくつかのホテルをまわって客をピックアップ。 同じホテルに泊まってた別の組とあわせて、バスに乗ります。 「次のホテルにまわる間、ちょとおまちくださいねー」と調子のいいガイドの男性が言ってます。 バスでの隣の席は町屋さんでした。 車窓から流れていく街並みを見ながら、「いろいろ買い物(特にVCDとCDとDVD)したねー」という話をする。 「あ、でも私、あれ買ってないよ、『無間笑』」 「日本語でも出るじゃん」 「えー絶対やだ、そんなんに高い金出すの」 ……『無間笑』とは、ハリウッドに脚本が売れるという奇跡のようなまともなストーリーの香港映画、『無間道』(インファナル・アフェア)のパロディ作品。 映画監督は、ヒット作のパロディといえばこの人、の王晶(バリー・ウォン)。 <「売るためならなんでもする」ので有名な監督。 しかも出演者も、原作と結構かぶっているというストーリー。 原作では真面目そうな固い男の子に見えたショーン・ユーが、痛々しい女装を楽しそうに披露してます。 ほーらここにもDVD屋があるよー、時間あったら覗きたいのになーとぼやく私。 眺めていると、茶色いTシャツを着たにーちゃんが出てきた………よく見ると、昨日を私をカモった水色Tシャツのにーちゃんだ。 おいおい、昨日の店じゃんと思ったところで、バスが減速。 DVD屋の前で停車した。 ほがらかにガイド氏が「ではーこのホテルでお客さん迎え行ってきますーここでまっててねー」と降りていく。 確かにみれば、DVD屋の向かいに私らが泊まったのよりちょっと立派そうなホテルがあった。 ………下ろせ!私を下ろせ! 「社長っ、わたしお買い物してくるけんねっ、ガイド戻ってきても置いていかないでよっ!」 「あねごー、きれいにオチついたな・・・・・・・」 背後で呆れたような声で呟く社長をよそに、ダッシュでバスを降りて、外の掃除をしていたにーちゃんを捕獲。 「はろー、昨晩わたしここで買いものしたんだけど、わたしのこと覚えてる?」<英語 「あー、きのういたねー」 「探してるVCDあるんだけど…・・・はっ」 『無間笑』というが、それはとにかくボッタくれ!というポリシーの日本の配給会社が、ヒットした『無間道』にあやかって勝手につけた名前だ。 こちらのタイトルは、中国語・英語ともに違うのだ。 思い出せ、確かあの中国語タイトルは、古いメジャーなコメディ映画のぱくりだった。 なんだっけーあのタイトル、確かチョウ・ユンファが出てて、えーっと日本語が『男たちのばっか野郎』だったのは覚えてるんだけどー、わー明確なのが思いだせん! 「とにかく時間がないの!早く紙をお寄越し!」 「はい、紙ね〜ペン・・・・・・」 「ペンはある!とにかく紙!」 ・・・・・・確かーこんな感じーと書いてみたら、「OKOK。新しいの?古いの?」と訊くので、「新しいやつ!」と叫ぶとちゃんと目当てのが出てきた。 私が書いたのは「精装女仔追」、正解は「精装追女仔」・・・・・・えらい私の記憶力。 ちなみに私は『男たちのばっか野郎』は観ていない。 むしろ自分の記憶力を呪うべきかもしれない。 <貴重な脳のキャパシティをどうしてくれる。 ついでにリー・リンチェイ主演の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズの2作目、「天地大乱」のVCDが欲しかったのだけど、ボックスしかなくて挫折。 すごいなー、ちゃんと欲しいものが通じるって。 さすが漢字圏。 中国本土だとこうはいかないけどねー(字が簡体字だから。筆談が通じない)。 北京の携帯電話販売店で「どーしてもあのアンディ・ラウの写真入りの販促紙袋が欲しいの!」という主張をしたときの苦労を思えば……<英語一言もわかんないお姉さん2人が相手。筆談不可。 意思疎通ができたときは、後輩も含めて4人でものすごくホッとした顔になったのが忘れられません(袋くれたお姉さんたち、ありがとう<アンディがハンサムだったのよその写真……)。 とりあえず意気揚々と私が戦利品を片手にバスに戻ってきたときには、まだガイドと連れの客は戻ってこなかった。 教訓。時間がないときは、ターゲットを明確に。 今回は特にDFSなどもまわらないので、そのまま空港に直行。 手続きを済ませて荷物を預けたら、あとはフリータイムです。 今度こそ(前回の香港での時間間違えて全力疾走の教訓を踏まえ)、フライト時刻は何十回となく確認した。 そのうえで、待ち合わせ時間を設定し、お買い物にGO! こっちのあやしい日本語って楽しいよね………とお土産コーナーを見ながら思う。 それなりに高級パッケージなんですが、日本語だけ微妙(笑) 街中でも日本語をいろいろ見かけるのですが、「ラーメン」が「うーメン」になってたりとかして、惜しい!あとちょっと!とか思うわけですよ。 で、微妙な間違いの続くポップやパッケージを見ながら「いったいこれは何が原因でこういう間違いをするのか」ということを推理するのも楽しかったり。 結局、無計画に職場や友だちに土産を買い、最後の最後でペニンシュラホテルのチョコレートを買いました。 高いのよねーペニンシュラのチョコ。でも比較的リーズナブルなのがあって、筒状の缶に入ってるのをひとつ、職場用におまけに買いました………中身がアーモンドだったりコーヒービーンズだったりナッツだったりとあるのですが、私の選択はナッツ。 「でももう香港ドルないの……町屋さん貸して」 「私ももうないよ」 「すいません、足りない分、日本円でお願いします……」 1HK=15円かなんかの計算で、100円玉で不足分を払ってきました。自分の計画性のなさを猛省。 今回は搭乗時間を間違える人(<昨年の私)も、台風直撃に大慌てで帰る人もなく、無事に日本まで帰りつきました。 今日成田に着いて、明日関西に帰るという人がいて、今日は(香港旅行には不参加だった)秋芳さんちに泊まるというので、駅3つしか離れていない超近所なのに一緒にトランクごと転がり込んでみる。 というわけで、町屋さんとていくさんとは成田からも一緒で、のんびりと電車で帰ったのですが、自由時間に違う行動してた人の話は楽しい。 私が香港で見た日本語はヘンなのが多かったけど、広東語に関心があるというていくさんの買ってきた広東語/日本語の本はむしろ逆に高等だった。 空港で見つけたという、日本語の解説本(広東語と英語で対訳がついてる)、これの監修した人は、相当日本語の日常用語を知ってる人だと思う。 広東語の表現は覚えていないが、英語と日本語はこうだった。 <英 語> Did you understand what you have done? <日本語> あなたねー!? ……直訳したら「あなた、自分がなにやったかわかってるの?」だと思うのだが。 確かにこの訳、あってるとは思う。思うよ、確かに。 しかしこれ、対訳がいるあまり日本語に詳しくないレベルの人にはかなり高等表現だよ……? 「というか、私たちの語学力で別の言語勉強中にこんな訳つけられたら困るよね……」 ということで意見は一致しました。 誰が監修してるんだろうなあ、この日本語(笑) いやあ、楽しませてもらいました……この本をもとに広東語の学習するのは難しいとは思いますけどね。 三泊四日の旅を終えてみて。 香港はやっぱり近いだけあって、日本とも近い国です。同じ漢字使用国だしね。 観光地は少ないけど、ご飯美味しいし、何より歩いててほっとする。 大好きな土地です。 また行きたいな。 |
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