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10月29日(月)〜31日(水)

Web拍手押してくださった方、ありがとうございますv

そろそろボジョレーの季節だなーとカレンダーを見ながら思い出す(<本当はとっても切羽詰っている仕事の〆切を確認するためのカレンダー)。

向かいの席に座っている派遣の女性が、ランチで外に出たお土産にと和菓子を買ってきてくれました。

へー、私の方がもう何年もこの会社にいるのに、そのお店知らないわ。歩いてみるとまだまだいろんな発見があるものです。

きれいな色。紅葉の季節ですね。
春は道明寺餅が絶品!と教えてもらったので、それを楽しみに頑張ります……。

しかし私が最近会社の近所を歩いて発見したことといえば、飲みに行くつもりで向かった店が3軒も潰れていたことくらいでした………orz

■火曜日に焼酎のお湯割りを3杯と生ビール1杯。

10月28日(日)

100SS、1本更新しました。久々に。<『鋼』でグレイシアさんです。とても暗い話。

つい。つい出来心で。
今年、昨日までのチケット代を電卓叩いて………みたり。ぎゃ。<とりあえず史上最高額

最近の芝居は高いのが多くていけませんよ………。

しかしメルマガとかで年間200本芝居観る人とかいるんですね。いくらかかってるのかなーと、他人ごとながら気になったり。

■休肝日。

10月27日(土)

お芝居を観に行きましょう!と開崎さんが誘ってくれました。
最近は知ってる劇団、知ってる役者、知ってる演出家の芝居ばかりなので(延々DMが来るからね!)、こうやって人に誘ってもらって違うのを観に行くのはいいですね。
開崎さんのお友達がチケットをとってくださって、総勢8人の大所帯です。

台風接近中のあいにくの天気でしたが、ランチから参加。
品川駅近くの「薬膳料理 10-ZEN」。漢方薬のお店の中にあるお店で、ご飯も黒米入り、お茶も漢茶。ランチは薬膳カレーとかいろいろありましたが、スープにしてみました。私が選んだのはチキンと冬瓜のスープ。やさしい味で、なんか癒されました。。。<あったまったし!
美肌鍋とか毒素排出鍋とかもやってるらしいですよー、ほんとに疲れたらここにご飯食べにきましょう(笑)。

さて、本日の芝居は天王洲 銀河劇場にて『TAKEOFF 〜ライト三兄弟〜』です。

・ここって名前が変わった劇場だよねー前の名前なんだっけ、えーと『蜘蛛女のキス』とかStudio Lifeの『トーマの心臓』とか観たんだけど……と思い出せなかった旧劇場名ですが、正解はアートスフィアでした。はーすっきり!
・今日の芝居は、ラーメンズの片割れ、小林賢太郎という人が脚本、演出をやっているお芝居でした。私、ほとんどTVはケーブルの専門局(時代劇とか海外ドラマとか)しか観ないので、ラーメンズもちゃんと観たことないや。
・出演はオレンヂ・久ヶ沢徹・小林賢太郎の3人。(変わった名前の役者さんがいる……)
・自転車に乗って旅をしている青年が、立ち入り禁止のビルの屋上で、飛行機マニアと大工と出会い、そのあとで幻のライト兄弟の図面を見つけるというもの。
・これ、台詞頭に入れるの大変だなぁ………物覚え悪い私からしたら驚異の台詞量ですよー。ネタなだけにそれがスムーズに出ないといけないから、ほんとに驚嘆しちゃう。
・工具やパソコンのキーボード使って演奏したり、合言葉をハモってみたり、聴いてて楽しいお芝居。
・客席の反応もよくて、気持ちいいお芝居でした!(チャリ彦かわいいよ!)
・フライヤー投げて相方さんがちゃんと受け取れるまで先に進まないぞ!と言い張って「自分で首絞めてます」と言いながら頑張ってた小林さんがちょっとかわいい(笑)
・幕間なしの1時間45分。やっぱこれくらいがコンパクトでいいよねぇ………私は最近4時間とかの大作な芝居に疲れている……。
・あと音響と舞台美術が力入ってました。作りこんだセットではないけど、
ライト兄弟の図面とおりに作った飛行機とかね。

劇場にはいろんな人からお花が届いてましたが、一番目を惹いたのがこれ。
出演してる役者さんに「ファン一同」ということで届いてた花籠に、木で作ったライト兄弟の飛行機が飾ってあったの。
これ、作って花屋さんに持ち込んだんだと思いますが、いいよねこういうの!

雨が強くなりそうな気配だったので、別のところに移動する予定だったのを切り上げてお茶だけして帰ろうと、目に付いたイタリアンレストラン「ラ・ベルデ」へ。
でも席ついたらなんかおなかすいたし!というわけで、ケーキや軽食だけの人と、パスタやリゾット食べてる人と。バラバラ………どんなテーブルよ。
ついでに私はワインが飲みたくなったのですが、グラスでちまちま頼むのもなんだしー、誰か飲みませんか?と訊いてみたのですが、皆様パスということで。

「えーと、じゃあ白ワインをこれ、ボトルで」
「グラスはいくつお持ちしますか?」
「ひとつでおねがいします」


というわけで、マイボトルです。
ボトルわしづかみ、手酌で行きます。
ええ、飲みきりましたとも!
パスタはサイズが選べます。
スモールサイズがマイナス50g、ダブルスモールサイズがマイナス100g。
通常のは170gだというので、ダブルスモールだと半分以下になっちゃうねぇ、と笑っていたのですが。

通常サイズを頼んだ私たちは「せめてスモールサイズにしとけばよかった」と思ったのでした。
ワイングラスと比べてもらえればわかると思いますが……皿でか……っ!

完食しました。
一応言っておきますが、これ私の夕ご飯ですので……さすがにもう帰ってから何も食べてないから……。

あいにくの天気でしたが、お芝居も楽しく、美味しいご飯と楽しい1日でした。
誘ってくださった皆様、ありがとうございました♪

■劇場のバーカウンターでスパークリングワインをグラス1杯。あと白ワイン1本。

10月22日(月)〜26日(金)

日記が止まってるので生きてるのかなーと思われていたらしいですが、一応生きてます。一応。
先月の私の予想ではいまは繁忙期ではなかったはずだったので、一週間に飲み会2つと芝居を1つ入れてみたら、まぁ大変。
ついでに風邪(?)で、月曜1日寝込みました。………しわ寄せが。

6月まで同じ部署にいたSさんが私の仕事を見かねたらしく、「わかった、明日打ち合わせしよう」と言ってくれました。それは先週の火曜日のこと。

水曜日。Sさん休み(体調不良)。
木曜日。私が人間ドックで1日休暇。Sさん出勤。
金曜日。私出勤。Sさん休み。
月曜日。Sさんが出勤。でも私が休み。
火曜日。私が出勤。Sさんが休み。
水曜日。やっと遭遇。

………七夕並みの邂逅率ですな!(ちなみに木曜はまたSさんには会えず。とほ。)

そんなさなかの木曜、もうチケット諦めて残業した方がいいのかしらと思いつつも意地で6時に退社。目指すは新国立劇場です。

・新国立劇場の連続三回企画「三つの悲劇 ギリシャから」。ギリシャ悲劇を翻案して新作として作るというシリーズで、三作ともなかなか脚本、演出、役者とも魅力的。
・でも三つはちょっとスケジュール的に厳しいなぁ………と迷って、1本だけ。『たとえば野に咲く花のように アンドロマケ』。
・以前にニナガワ芝居観たときに劇場で買った山形治江『ギリシャ悲劇 観劇ガイドブック ―現存32作品のあらすじとみどころ―』(れんが書房新社)、Amazonでは検索できない薄い本ですが、読んだらなかなか面白かったのでした。
・そうして関心をもって上演ちらしをチェックしてみると、ギリシア悲劇っていまでも結構上演されてるんですね。
・でも読んだ割に「アンドロマケ」がどんな話だったかはよく覚えてない(笑)。
・3本のなかでこれを選んだのは、キャストに七瀬なつみ、山内圭哉が出てることと、演出が自転車キンクリートストアの鈴木裕美だったこと。<この人が演出した桐野夏生の『OUT』は、原作より面白かった。ちなみに脚本は鄭義信。観たことあったかなぁ。
・敗戦国の死んだ将軍の未亡人と、彼女に求婚する戦勝国の将軍。その結果捨てられた将軍の婚約者。その婚約者に片思いする青年。という誰も応えない四角関係の話、らしいです原作は。それを朝鮮戦争の時代の九州のさびれた港町に置き換え、朝鮮出身のダンスホールの女給とガダルカナル島帰りの競合するダンスホール経営者、その婚約者、経営者の弟分という設定にしたもの。
・最近健忘症が進んでいるので、パンフを見ては「あーそういや田畑智子は『もとの黙阿弥』で見たっけ……梅沢昌代は『薮原検校』に出てたっけ……大石継太はニナガワの芝居で観たよね……」と思い出す。人の顔おぼえるの苦手なの……
・…………すいている!
・開演直前になるとそれなりに入ってきたのですが、埋まっていたのはほとんど正面席くらい。私がとっていたA席(舞台上手側脇)の辺りはがらがらでした。面白かったのに、もったいない!
・ギリシャ悲劇の翻案で朝鮮戦争という設定がいけなかったのだろうか…………でも笑えて面白い芝居だったのになー(ちょっと最初の下ネタの辺り、劇場がすいてると反応薄くて寂しいので……)。
・九州のさびれたダンスホールを舞台に、年増(と自ら言い切る)のダンサー3人とカマっぽい喋りの経営者。そこに乱入してくる競合店の面々というわけで、恋はすれ違いばかり、なかなかうまくいかないという喜劇。………観終わった今も、あまりに元の話に手が入りすぎてて原作が思い出せません。どんな話だっけ。
・でもパンフの対談読んでたら、将軍の婚約者は自分に恋している男に「私のことが好きなら心変わりしたあの男を殺してきて」と言った挙句に、ほんとに殺してきたら「なんで殺したんだ、恋している女の言ったことを真に受けるバカがあるもんか」と言うらしいです………そりゃー酔っ払いが素面になってから「酔っ払いの言うことを間に受けるなんて!」と言うのと同じかな。<喜劇、のような気もする。
・婚約者を戦争で失った七瀬なつみ、けだるそうな九州弁の喋りなのですが、弟と喧嘩で怒鳴りあいするときの声の通り方、さすがです。劇場の天井付近まできちんとその人の存在感が通るかどうか、失敗してる芝居だと舞台から離れた天井付近に寒々しい雰囲気が漂ったままなので……。
・そういや殴り合いの動きが派手でよかったと思ったら、殺陣指導は劇団☆新感線の人たち(川原正嗣、前田悟)でした。道理でねー。
・求婚者である競合ダンスホール店の経営者を永島敏行、実直そうで無骨な感じが悪くなかったですが、でも残念ながらガダルカナル島帰りの飢餓感は出てなかったような………(先週までガダルカナル戦の指揮官に関する本読んでましたの)。
・その婚約者役が田畑智子。お嬢さんぽい役なので、クラシックなワンピースとかがいろいろかわいかったですが、ムキになって言い募るあたり、かわいい子かなぁ……私にはあんまり……。
・しかし彼女はアル中の役なので、勝手にホールカウンターからウィスキーの瓶をかっぱらってきてらっぱ飲みしたりするわけです。いま減酒しようと思ってるところなので、ちょっとムカつく(笑)
・その婚約者の女の子を慕ってうろうろするちょっとちんぴらっぽい男が山内圭哉。リリパットアーミーの頃から好きなので久々に見られてうれしかったですわ。
・あとよかったのは、ダンスホールのダンサー役の三鴨絵里子。あんまり賢くなさそうなにゃごにゃごした猫っぽいしゃべりをする役なのですが、いっしょうけんめいさがすごくキュートでよかった!かわいかったよーvv
・タイトルの意味はラストに至ってわかるのだけれど、誰もがいっしょうけんめい生きてて、かすかにほのぼのとあたたかいラスト。いい話でしたよ。面白かった。客席があまり入ってなかったのが残念です。

■火曜と金曜の飲み会でちょこちょことビールだと焼酎お湯割りだのジャックダニエルのトニック割だの。それ以外は休肝日。

10月21日(日)

>開崎さん Web拍手ありがと。マニキュアの分だけ記憶は戻ってきたみたいです………ま、私の人生、穴だらけの記憶だから。

風邪ひいた、のかな。
うっかり午後5時半に寝てしまいました………調子悪ぃなぁ、とか言いながら日本酒の封をきったのがいけなかったか。

■日本酒1合半くらい。

10月20日(土)

歌舞伎座の夜の部に行ってきました。
今月の夜は、通し狂言で『牡丹燈籠』をやるのです。

・そういや前に一度観てますわ。三津五郎と福助で。
・今日は仁左衛門と玉三郎という美男美女(?)カップルなのですが、この話は実は下男の伴蔵夫婦が主人公なので、二人とも大変地味なつくりなのでした……
・いやいや、幽霊のお露と彼女にとり殺される萩原新三郎が七之助とラブリン(愛之助)の美人カップルですよ!
・……と思ったら、二人の出会いの場だの大半の場面は三遊亭円朝役の三津五郎が語ってしまうので、意外に出番ないのね。。。
・結局、二人揃うのは二場しかないのでした………いいの、ラブリン男前だったから……
・でもお露と新三郎が二人揃う場でも照明を工夫していて、お露と乳母の顔だけ青白くなるように光を当てている辺りとか、見ていて面白かったですよ。
・玉三郎ってあんまり貧乏な町屋のおかみさんとかはしないので、こういう顔も白く塗らない地味な格好珍しい……というか、顔怖い。
・ちゅうちゅうたこかいな……二十両!
・三遊亭円朝と馬子久蔵を同じ人が演じるというのがミソなので、きっちり髪を撫で付けた円朝と違ってすごく訛ってる酒好きのだらしない馬子はかわいかったですよー<三津五郎 
・浮気した仁左衛門の伴蔵を責め立てる玉三郎のお峰は怖かったですよ……甲高い声できりきりきりきりと責め立てる、うん、あれは男ならこたえるだろうなぁ(笑)
・仁左衛門も愛嬌のある役のうまい人なので、こういう根っからの悪党ではないダメな男は巧いですね。いい組み合わせでした。
・しかし幽霊の実在を知ったあとで人を殺すのって怖くないのかなぁ。だって本当に「いる」ってわかっちゃってたら、自分が殺した相手が訪れる可能性だってありそうなものだものね。
・ちょうど読んでいたエッセイに「忠臣蔵の六段目の幕が下りてみんな弁当をつかうのに忙しいが、娘のお軽は遊里に売られ、夫と婿の勘平の死体の転がる陋屋で、老婆おかやはどうやってその夜を過ごしたのだろうと思う」というのがあって、確かに考えたことなかったなと思います。
・幕が下りたあと、伴蔵はどうやってこのあと過ごしていくのだろうと、ちょっとだけ思ったことでした。

本当はこのあとで三津五郎の『奴道成寺』があるのですが、なんだかだるいので今日はパス。
外出ると最後の一幕(奴道成寺)のためにまだ一幕見の列がついていたので、ほとんど最後尾にいた見知らぬお姉さんにチケットあげて帰ってきました。三階席ですが、一幕見よりは前の席だしね。楽しんでくれたのならよかったけれど。      

■休肝日。

10月19日(金)

うっかり昨晩午後9時に寝たら、ここ2週間ほどだましだまし出勤していた体が不調に気づいてしまったらしい………動きたくない。午前中だけお休み貰います。>バカ上司に断る必要はないけれど。
5時に帰りやがった風船赤べこ上司とのやりとりは省略しますが、とりあえず仲良しの隣のチームの管理職Tさんと「せめて10時には帰ろうよー」を合言葉にキャビネに鍵をかけてみる。

近所の行き着けの飲み屋に直行。

「はるか(仮名)さん、顔がなんか熱っぽいよ?」
「ああ、多分熱あがってる気はしますけど……手首痛いし」
「お大事にねー。で、生ビールでいい?」
「あ、いいですよー、生ふたつー」
「ビールなくなったけど、どうする?」
「あ、私はどうしようかな……Tさんは?」
「僕ねー、焼酎を、これロックで。はるか(仮名)さんは?」
「んーと、じゃあ寒いしー、焼酎を麦でお湯割りでお願いします」


具合悪くても関節痛くても寒気がしても、どっちも「飲まない方がいいですよね」とか良識的なことは言わない辺りが双方ともに酒に年季入ってます。飲みましたとも!

■生ビールとチューハイが2杯と焼酎お湯割りが3杯。ちゃーんと最寄り駅にまっすぐ着いてタクシー初乗り料金で帰りましたよー。

10月18日(木)

人間ドック受けてきましたー。あーやれやれ。寝不足で採血はつらいわー。
ダイエットしなさいは毎年言われるコメントですが、内臓と血は絶好調でした。
昨年31だったγ-GTP(※アルコール性肝炎の指標。高い方が問題)ですが、今年は19まで改善しました。16〜73が標準値なので、胸張って言えますよ。ほほほ。

何が何でも新宿を12時に出んといかん!と気合入れて早起きし過ぎた結果、10時半前に終わってしまいました……時間が余ったので新宿伊勢丹までてくてく歩いてみる。
平日昼間のデパートってすいてるねぇ。
そういや、伊勢丹の前でどっかで歩いてる人がいると思ったら、IKKOという人でした。私が観るTVといえばケーブル局専門でバラエティとか民放見ないから、動いてるとこ初めて見た(笑)。あ、彼女(?)推薦の「美禅」のトリートメントリップは私も愛用してます。乾燥して唇が割れて痛いときによく使いますよー。

買い物済ませて無事に目当ての電車に乗る。
本日は彩の国さいたま劇場にて、ニナガワ演出の『オセロー』です。

・シェイクスピアの四大悲劇のなかでは、私は『オセロー』が一番好きなのでした。魔女も父王の亡霊も荒野を連れそう道化もいない、ただ悪意と嫉妬と誤解だけで転がりつく普通の人間だけの悲劇。
・それにオセローって四作品の主人公の中で一番孤独な人だと思うのですよ。マクベスには悪事を共謀する夫人が(途中までとは言え)いるし、ハムレットには王位簒奪者を討つという大義名分と賛同してくれる友人がいる。リア王には道化がいるし、何より彼は後継者選びに愚かだっただけで罪を犯すわけではないし。それに引き換え、オセローは白人社会の中の異分子としてのコンプレックスを常に抱えつつ、手に入れた最愛の妻の裏切りに煩悶する、いわば彼の苦悩を共有してくれる人は誰もいないのでした。こういう苦悶がツボ。………ほら私、根が暗いので……。
・今日のキャストは吉田鋼太郎、蒼井優、高橋洋、馬渕英俚可、山口馬木也、壤晴彦ほか………キャスト見ただけでわかるね。馬木也の役はデズデモーナとの不貞を疑われる副官役だ。
・吉田鋼太郎と高橋洋はニナガワ芝居の常連で好きなので観よう!と思っていたのですが、今回うれしいのはけっこう大きい役で山口馬木也が出てることです。『剣客商売』の大治郎役で、私は大好きなのですよ。<『チャングムの誓い』を彼観たさに舞台のチケット取るくらいには………(ものすごい敗北感)。
・ここの劇場はあまり大きくはないので、後ろから3列目でもまぁそんなに悪くはないのですが、どうせなら反対側のブロックに行きたかったなぁ。左手の通路寄りだと、キャストが通路を通って現れることが多いので、間近で見えたのにな。残念。
・副官のキャシオーは結構出番が多い役なので、馬木也がいろいろ見られてうれしかったですよ……でも酒に泥酔してみたり、女癖が悪かったり、けっこうバカな子だよね、キャシオー……
・オセロー役の吉田鋼太郎は、声とはっきりした台詞廻しが見事なニナガワ常連さん。阿佐ヶ谷スパイダーズの『悪魔の唄』ではとてもヘタレな中年男役を演じてて、へーこんな役もやるんだ!と思ったのですが、私はやっぱりこちらの朗々とした見事な声の映える役を演じているときの彼が好きです。
・ちなみに謎の水滸伝+BDバレエ『星屑in上海』で首傾げたくなるような台詞のナレーションやってたのも多分彼………声だけはすばらしかった………(がくり)
・思ったより肌の色は変えてなかったですね。普通に天日で肌焼いただけらしい。メイクでもっと黒く作ってもよかったんじゃ、と思わないでもない。同じ黄色人種間では、オセローを深層心理下で追い詰める肌の色のコンプレックスを示すには弱かったような。肌をあらわにする衣装が、逆に周囲との差異を浮き立たせる要素ではあったけれど。
・イアーゴー役の高橋洋は、このところ「実は裏主役?」ってな重要な役が多かったのですが、今回はイアーゴー。この役者がつまらないとどうしようもないので、彼でよかったと思いますよー。
・『あわれ彼女は娼婦』で本当に頭が悪い子の役を演じていた高橋洋ですが、今日のイアーゴーは悪意のこもった笑顔の黒い、いいイアーゴーでしたよ。汗まみれで熱演でした。
・デズデモーナが蒼井優かー、なんか幼くない?と思っていたのですが、パンフに翻訳家(松岡和子)が寄稿していて、オセローとデズデモーナは中年と少女の年の差カップルでいいそうです。そうなのかー。
・蒼井優はあんまり私の好きなタイプの顔ではないのですが、立ち姿がきれいで清楚で、そうねぇ確かにこんな最愛の幼な妻が不倫していると思ったら(しかも相手が伊達男で貴族の白人だと思ったら)逆上するかもねー、という意味でいい配役でした。
・ちょっと声の出し方が周囲のきっちりシェイクスピア劇やっている人に比べるとやや出てない感はあったけれど、肩を出したドレスで現れたときのあの背のすっと伸びた立ち方の美しさだけでもうどうでもいいや(笑)
・付き人のエミリアとともに身を投げ出して歌うくだりとかね、異人種に対して女に対してシェイクスピアの脚本は突き刺さるような言葉が散見されるけれど、そのなかでもちゃんと女には女の見せ場がある。エミリアがよかったのもあってデズデモーナの悲痛さが出ていて、絞殺されるまできちんと線の通ったデズデモーナでした。ずっと見ているとだんだんかわいくなってくる、そんな女優なのかな。
・そう、幼いからいいのかもと思ったのは、すでに疑惑の種を植え付けられたオセローに、キャシオーの復官を願うくだり。観客はもう毒を注ぎ込まれたオセローの心理を知っているから、ここでオセローと対等な女だと、馬鹿女!とイライラが募るかも……結末を知っていても「ダメだよデズデモーナ!」と思わせられる幼い甘えがよく出てて、ちゃんとその毒が濃度を増していくのがわかるオセローの表情に気がつかずに無邪気なデズデモーナ………やはり彼女は「世間知らず」だといわれる女の子らしさを演じられる女優がやってよかったと思います。
・馬渕英俚可……前何見たっけ、と思ったら劇団☆新感線の『レッツゴー!忍法帖』に出てたお姫様。すんごいバカ芝居だったので、まともにシリアスな役を演じているのを見るのは初めてですが(笑)、今回のエミリアは夫のイアーゴーも主君のデズデモーナも無邪気に愛している人のいい女性で、デズデモーナの悲嘆に一緒に身を投げ出せる彼女はよかったですよ。
・しかし長い長いオセローの口説を死体のまま倒れ伏して聞いていなきゃいけない女優さんたちは大変だ……
・壤晴彦はデズデモーナの父親の貴族ブラバンショー役だね…………って、それだけかい!すっごく深い声の響きが美しい、私のひいきの役者さんなのですが、序盤しか出てきませんが!それでカーテンコールまで待ってなきゃいけないのかー大変だなぁ(相変わらずニナガワの役者の使い方は大胆で贅沢だ)。
・ちなみに午後1時に始まった芝居ですが、15分の幕間をはさんで終演はだいたい午後5時です☆
・そんなことだろうと思ったよ………最近のニナガワ芝居、なんでも長いよね……

■休肝日。

10月15日(月)〜17日(水)

18日の木曜日、人間ドックなの……誰、こんな日程につっこんだの。
他の日にずらせばよさそうなものですが、午後に芝居のチケットとってるの………午後1時に彩の国さいたま劇場。ムリ。会社から12時に出ても絶対着けない。人間ドックが早く終われば半休だけで行けるのよ!

というわけで、毎日がんばって働いておりました。が、しかし。

「うんうんうなずいて首ふるだけなら赤べこでもできるんじゃー!」

……という言葉を上司の前で飲み込んだ私の理性が3日間で一番の働き者でした……

←赤べこ。こんな人。

人間ドックだけどまぁナントカハイの類はそんなに酒入ってないでしょ。という見解のもと、ちょっぴり飲んでみました。まだ二日あるしー。


■月曜は生ビールとチューハイを『天狗』で3杯ほど。火曜と水曜は休肝日(人間ドックに備えて)。

10月14日(日)

昨日新橋演舞場に行ったら、12月の歌舞伎座の演目と配役が出ていました。
勘三郎に勘太郎・七之助親子に橋之助・福助兄弟、玉三郎に三津五郎、それに猿之助の弟子たち(春猿、右近、段治郎、笑也、笑三郎、猿弥…)と、まぁ豪華!なんてステキ!

………エビさえ入っていなければね………っorz

エビがっ、エビさえなければ……っ!とチラシを握り締める私に、「ほんとにイヤなんだね………」と呆れ顔の鯉の会の面々。

「エビ天余計に入ってます、ていう感じだよね」

そうなの、せっかく豪華な散らし寿司なのに、上に余計なエビ天が!油しみこむんじゃ!ぐらいの勢いです………げ、「寺子屋」の武部源蔵がエビかよ!(ムリ!)。

とか言ってたら、母が「名門の家に生まれた苦悩とかいうタイトルで海老蔵の特集番組、フジテレビで今晩やるわよー、あんたそんだけ言うなら一応見とけば」と新聞のテレビ欄を持ってきました。………しょうがねぇ、一応観とくか。「はるかさんだけはぜったい観ないと思った」とか言われながらも、ちゃんと観ましたよ!

えーとね。いろいろつっこみたいところはあるんだけどね。とりあえず飲み込んどくことにします。が、しかし。

「自分はとんがって生きたいと思ってるんだけど、まわりはとんがって生きるなって言うわけよー」

………頼む。とんがって生きるとか云々の前に、まず基本からきっちりお願いします……特に和事、世話物、貴人の役。
名門に生まれた方も苦悩かもしれないけど、家が家だけにどんなにイヤでも避けては通れない年間28回歌舞伎の類を観ないとゴールド会員を維持できないこっちも結構苦悩なんだよ……!

■休肝日。

10月13日(土)

今日は新橋演舞場で『錦秋演舞場祭り―中村勘三郎奮闘―』の昼の部。らんさん、せのおさんと一緒です。

・演目は「俊寛」「連獅子」「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」とスタンダードな3本。しかし全部に勘三郎は主演しているので、本当に「奮闘」ですよ。

・「俊寛」は前に橋之助、吉右衛門のを観たので今回で3回目。
・勘三郎の俊寛は、老いさらばえた猫みたいな愛嬌のある流人でした……ちょっと背を丸めて、ネコならちょっと毛がぽさぽさけばだってるような感じの、歩くとよろよろしてるネコ(柄は茶トラでお願いします)。『平家物語』の瓶子の首をひねりとるような覇気のある人というイメージではなかったけれど(笑)。
・恋人同士の丹波少将成経と海女千鳥を勘太郎・七之助兄弟、平判官康頼を亀蔵、敵役の瀬尾太郎兼康を彌十郎、さばき役の丹左衛門尉基康を扇雀という配役。
・今日は彌十郎さんがいるから亀蔵さんは康頼に回ったんだと思うけど、なんかちょっと私の中では珍しい配役だなー(普通に貴人の白塗り…普通にしゃべってる……普通だ……ふつー……<あくまでこだわり)
・千鳥ってこんなに派手に動く役だっけ?なんか動きが大きすぎる気がするの、七………もう少し抑えた方がよいのではー。
・いくら海女の女の子にしても、元気がよすぎだぞ、七!殴りかかり方が大胆だわ!なんかもうちょっと薄幸な感じではないのかしら千鳥って……あの派手な立ち回りに「若いねー!」と思ってしまう私。
・しかし千鳥は本当に都にいって幸せになれたのかしら……疑問。
・最後の幕切れのくだり、自ら残ると言いながらもたった一人島に残ることが実感として迫ってきて、つい船を追って崖で足摺りするくだり、こちらは吉右衛門丈の方が私は好きです。切実に胸に迫るような悲しみ方だったので。こちらはむしろ呆然として虚脱するような幕切れでしたね。役者によってずいぶん違うものだなぁ。

・「連獅子」は勘三郎と勘太・七の三人が踊る親子競演。間で狂言的な笑いを誘う僧二人のやりとりも彌十郎・亀蔵という達者な組み合わせだったので面白かったですわ(<仲悪い坊主二人、ほんとに顔がイヤそう!)。
・みんな動きのいい役者なので観ていて面白かったけど、七より勘太の方が動きいいと思う……以前に見た勘三郎の襲名を追うドキュメンタリーで勘太が足の怪我で苦闘していたのを見ているので、気持ちよく踊っているのを観ると本当に嬉しい。努力の甲斐あって治ってよかったね、勘太vv
・それにしても、私は歌舞伎の踊りで足を踏み込むドンという音が本当に好き。「連獅子」は音が楽しめていいですね。

・最後の「文七元結」は何度か観てます(菊五郎の長兵衛、松緑の文七の組み合わせはよかったな)。そういや勘三郎は観るの初めてだっけ。
・円朝の人情噺の落語をもとにした話ですが、今回のウリとしては、映画監督の山田洋次が補綴をしたこと。というわけで台詞が変わってたりしてて面白かった。
・どんくさい手代の文七は、「こんな子にのれん分けしちゃダメ!」と毎回私も友人も思うのですが、今回は「あなた、ダメだよこんな人つかいに出しちゃ!」という勘三郎の台詞があって、「やっぱりみんな思ってるんだ!」と再確認しました(笑)
・でも勘太の大川端の場、事情を語ったあとに「やっぱりあたしは死ぬしかないんです」というフラフラと思いつめた固い動きで川に近づいてく辺りとか、「人のことからかって」とヤケになったように手ぬぐいを解いてからの辺り、よかったですよ。うん、やっぱりかわいい子です。
・そして長兵衛のけなげな娘・お久をやった芝のぶさん!かわいいねぇ!前々から好きな役者なんですが、彼女がかわいくないとこの芝居は成り立たない。貧しい左官の子らしく最初は汚い顔と粗末な身なりなのですが、切々と訴える細い声が可憐で……金に汚い芸者とかも上手にされますが、やっぱりいい声なので、こういう役は嬉しいですわ。そして顔が寒さで赤くなったように汚して作ってあるのですが、手も赤い……あかぎれも作ってるのかしら?細かいなぁ。
・お久が自ら身売りしたのを哀れんで引き取った妓楼の女将を今月一役だけの芝翫丈。こういう腹の据わった女将役はさすがの貫禄でした。
・ところで女将の隣にいる娘役の子は誰?あんな女形いたかなぁと思って筋書き見たら、げ、あれ鶴松くんか!(<名子役) こないだまで子役だったのに娘役に!でかくなってる!とびっくり。<人様んちの子供で時の流れを知る気分
・そして娘のお久と同じく所帯やつれ……はしてないけど(笑)、まぁとにかく貧乏そうなおかみさんを扇雀。「俊寛」では白塗りのさばき役を気持ちよさそうに演じてましたが、この落差。
・首がにょろっと………屏風ネタはもとからあるはずだけど、この動きはいいなぁ(笑)
・気持ちのいい人情話で面白かったですよ。山田洋次が撮ってそのうち「シネマ歌舞伎」で映画館で上映される予定だそうです。最近結構上映館数増えてきたし、歌舞伎観たことない人にも、落語が元の人情噺なのでオススメです………そして「こんなどんくさい子にのれん分けしちゃダメ!」と思ってください(笑)

夜は久々に「鯉の会」をしましょう、ということで、東銀座の2時間4,200円、おまかせ料理+飲み放題の「八蛮」へ。
本当は土曜はお休みなのですが、人数が10人くらいいればお店を開けてくれるというので。でも人数が8人だから悪いなぁと思っていたら、他に団体が2組入っていたので、遠慮なくご飯食べました。。。
店の奥で手作りしている銀座の地ビール、白と黒とあるけど、私は白の方が好きだなぁ。銀河高原ビールみたいな系統の味ですが、こっちの方が美味しいと思う。あと黒と白混ぜて、ハーフ&ハーフも好きに作れます♪

ほんとに飲み放題なので、日本酒頼むと「黒竜」の一升瓶がどんと置かれて「勝手に飲んでー」だし、焼酎も勝手にピッチャーに注ぎ(というか「それ、いっぱいになったら止めといて」と店の人に使われている)、氷も勝手にカウンターの中に入って取る……というおおらかなシステム。

………でもこのおおらかさ、飲みすぎにはよくないよね……寝不足の人が、日本酒と焼酎を値段縛りなく飲んではいけません。
気がついたら朝、布団のなかにいました。財布とカードを見る限り、どうやら普通に帰った模様。そしてなぜか指に塗った覚えのないマニキュアが塗ってあったんだけど、これは何?で、寝ぼけてる割にAmazonから届いた荷物は開封していた…………落としてきた私の記憶はいったいどこに。

(翌日、「店で最後の方寝落ちしてて、みんなに『ありがたい』と拝まれてた」と教えてもらいました。これで記憶の一部は発見されたようです。)

■白の地ビール、黒の地ビール、日本酒は「黒竜」と焼酎………と、あと何飲んだんだろう……

10月12日(金)

ドイツにいる友達が男の子を出産したというので、お祝いを送ろうと思ったわけですよ。
藤原紀香オススメというKASHWEREのクマのヌイグルミ。それに生まれた子供の名前を彫ったメダルをつけて(楽天のショップで頼んだのですが、オーダーした翌日にはもう発送の連絡が来ていいお店でしたよ!)。ちょうどメダルのデザインにクマが選べるのもよかったし。
しかし海外配送はやってくれないので、自力で送るしかないのです。とりあえずクロネコヤマトで国際宅急便の送り状をもらってきたのですが。

しかしインボイスに品名と値段を全部書かなきゃいけないのは、贈り物としては興冷めだなーと思いながら見ていたのですよ。ちなみに送料は4,100円。ふむ。
これ相手に届くときには値段は送り状部分に転記されないのかしら、と頁をめくってみて
「関税やその他手数料は別途かかります。」という字に目が止まる。
そして「基本的にこれらは配達時、お届け先様にお支払いいただきます。」とある。なんですと!プレゼントで相手に払わせてたら意味ないじゃん!
が、よく見ると「1,500円手数料プラスすると、関税等諸手数料を集荷時にお支払いいただけます」とある。それならそっちにしよう。で、関税っていくらかかるのかしら?

「ドイツ;(品物価格に対し)衣料品60%、食品60%、書籍20%、雑貨その他60%」

………7000円のクマと3000円のメダルを送るのに、送料4100円、手数料1500円、関税6000円払ったら、品物より高いんですけど!

本当にこれはどこの配送会社もそうなのかしら………次はFedexにあたってみます。。。orz

■休肝日。

10月11日(木)

調子悪!と思いながら早帰り。しかし家ではなく劇場へ………本日は青山劇場で『キャバレー』です。

・松尾スズキが演出で主演が松雪泰子、阿部サダヲ、森山未來、秋山菜津子などなど。
・…………これどーなの?と私は思った。が、個人のブログだと評価いいね……2chのスレだと貶されてたけど、私もこちらに同意。
・開演前に上演予定を見ると、「7時開演、ふーん幕間があって9時40分終演ねー」ということがわかりました。
・が、観ているうちに「いつになったら幕間になるのかしら……もしかしてさっきの予定は間違いで、実は一幕ものでした、とかだったらうれしい……というかこれの時間の倍観るのはマジ勘弁して!」という気持ちに。
・あとでわかったのですがこのミュージカル、一幕が7:00〜8:40、二幕が8:55〜9:40なのでした。バランス悪!一幕が二幕の倍以上あるよ!
・そういや私、前に観た松尾スズキの『キレイ』も映画『恋の門』もダメだったのでした……そういやエッセイも好きじゃない。ということを上演中に思い出した。チケット取る前に思い出そうよそれ!
・松尾スズキが好きな人には面白いんでしょうけどね、私はこの下品な毒に満ちたネタの数々がどうしても面白いとは思えなかった。
・元々の『キャバレー』を観たことがないので話を知らない。だからどういう風にいじってあるのか私にはわからないのですが。
・ナチス政権下のベルリンを舞台にして、どんどん周囲がナチスに侵食されていくなかでの作家志望のアメリカ人青年クリフォードとキャバレーの歌姫サリーの恋の話、なんですが。
・なんかその本筋のあたりがほとんど後半につっこまれてて、前半の断片みたいなショーは何?という気持ちに…(私、筋のない話は苦手なので)。
・サリー役の松雪泰子が次々に華やかな衣装に着替えるので、その辺りは楽しめましたが。私は彼女好きなので。思ったより歌えてたしね。
・クリフォードの森山……は踊らないのね。劇場の周囲でも「踊らないなら森山キャスティングした意味ないじゃん」という声がそこかしこで聞こえてました。まぁねー。
・しかしクリフォードがサリーのことを好きだっていう感じがしないんだよなー……
・阿部サダヲは……はっちゃけてましたが、歌はなんか安定しない、っていうかバンドのボーカルだよね確か……?
・今日の出演者の中で光ってたのは、秋山菜津子。彼女も大好きな女優ですが、未婚の白髪混じりの中年の下宿屋役なのに、妙に色っぽい。歌もさすがミュージカル常連だけあって安定して声が伸びてたし。うん、大好きです。
・サモ・アリナンズの小松和重は先月も新感線の『犬顔家の一族の陰謀』にも出てたなー。ユダヤ人果実商役なのですが、先月のパンフに「桃屋の(海苔つくだにに描いてある)若旦那そっくり」と書いてあって以来、若旦那にしか見えない……ユダヤ人?
・しかし小ネタが延々と続く第一幕を観ながら「いったい私はなんでこんなところに座ってるんだろう…」という気持ちに。
・松雪はきれいでしたが、しかしそれにしても12,000円は高かったよ……
・というわけで私は面白くなかったのですが、拍手は結構続いてて「本日の公演は終了いたしました…」のアナウンスが流れてもまだ続いてる。あーまた出てきたと思ったら、阿部サダヲが「森山ー!」と指名して、「あの、青山劇場は完全退館10時なんで……帰って下さい」。<日替わりで言う人が違うらしく、松雪はいさぎよく「帰れ!」と言ったらしいですよ(笑)
・あー10時退館なのね。前に『キレイ』は7時開演の10時30分過ぎ終演という長さだったのですが……もしかして後半が45分と短いのは、それにあわせてネタをぱっつりとぶった切ったからじゃないのかー?という疑惑が。

■休肝日。

10月10日(水)

なんでこんな繁忙期の真ん中にセミナー入るかなー、と思いながら、私が申し込んだセミナーなので行きます……

会場は目黒の雅叙園。
偶然ですが、今日読んでいた本は戸板康二の中村雅楽シリーズ『目黒の狂女』でした。

雅叙園の敷地内にある井戸。「お七の井戸」というのだそうで。
八百屋お七が火付けで処刑されたあと、吉三が出家してこの井戸で水垢離してお七の菩提を祈ったんだそうですよ………って、お七本人とはなんの関係もありませんな……

セミナーは面白かったし、ついでに懇親会もさすが結婚式場で有名な老舗だけあって料理が美味しかった!お鮨もちゃんと目の前で握ってくれるし、炙ったお肉も。デザートもいろいろ。いやー残ってよかったなーと思いながら、会社に戻りました。ちくしょ。

■会社に戻って数値チェックだというのに飲んでみる。ビール飲んで水割り4杯飲んで白ワイン2杯飲んでみました。ちゃんと仕事したよー。

10月9日(火)

香港支店の王ちゃんが日本に仕事で来ることになったので、久々に飲もう!と言ってたのですが………仕事終わらねぇ……(幹事なのに!)
せっかく魚の美味しい新橋の『魚金』を予約したのに、着くことはできませんでした。ぐす。

他に遅刻組3名と会社を8時に出て「新橋駅着いた」と後輩のKに電話したら「えーとじゃあ、駅前辺りの『和民』か『天狗』とってください、二次会に移動するんで」………あんたは仕事で遅れてきた先輩に二次会まで予約させるのねっ!

でも久々に王ちゃんに会えてうれしかったですよ。

そして失礼な後輩Kには帰り道、懇々と女がいかに朝化粧に時間がかかるか、夜落とすのがどれだけ手間が必要か、化粧品代にどれだけ金がかかるか、教えてやりました………あんた、彼女の前でそういう言動吐く前にひとつ知識が増えてよかったね……

■生ビールと、あと焼酎をロックで4杯ほど。

10月8日(月)

よく寝ました………

■休肝日。

10月7日(日)

今日は歌舞伎座の昼の部。

・三等B席でいいやーと思ってたのですが………まあ、すいている。
・三階の10列目以降がB席なのですが、私の目の前が3列くらいまるまる空いている………チケット売れてないなあ。土日でこれだけ空いてるのは珍しい。もっとも三連休の中日だから、逆に取る人少なかったのかもしれないけどさ。
・でも私も「体力ないしーB席だしーものすごく観たい演目もないしー今日はチケット無駄にしようかしら…」とちょっと思ってた。銀座にお買い物取りに来る用事があるから来たけどね(笑)
・さて、今日の1本目は木下順二作の『赤い陣羽織』。珍しい演目なので私も知らないのですが、スペインの民話をもとに翻案した話らしいです。のどかでいい話でしたよ。
・げじげじ眉と青いヒゲの剃り跡に猫背と、どう考えても男前とはいえないけれど気立てはとてもいい村の「おやじ」。そこにちょっと顔のきれいな女房がいて、彼女はやさしい夫にべた惚れ。新しい代官はおやじと顔はよく似ているが、気性はねちっこくてイヤらしくていやな男。女房に目をつけて、庄屋に命じておやじを拘禁させ、その間に女房に手を出そうというのだが……という話。
・まじめに生きているおやじと女房が、性格の悪い代官をひっくりかえすという、すっきりする展開なので、観ていて楽しいし。ぽくぽく木魚みたいな音を立てる音楽も、いかにも民話らしい雰囲気が出てていい。
・おやじを演じるのは錦之助……うん、ぶさいくだ(笑)。『NINAGAWA十二夜』の左大臣と同じ人だもんね、これ……でも私は彼の二枚目役はあんまり好きじゃないので、こういう三枚目の方が好きですよ。訛りのきつい愛嬌のあるいいおやじでした。
・その女房役は孝太郎。いい配役です。「町で仲居をしていたこともある色白のちょっぴり美人」というあたりが。これで玉三郎だったりしたら、田舎にいてもそのまま羽で反物織って天に帰っていってしまいそうだもの、美人過ぎて(笑)。
・「代官さまが夜這ってきても負けないぞ!」とばかりにクワだのスキだの振り回して予行練習してみたり、女房も愛嬌があって、囲炉裏端での夫婦のやりとりのかわいらしいほんわりした一幕です。
・でもこの幕で一番キュートなのは、馬の孫太郎なのでした………かわいい……vv<中に人が二人入っててぽくぽく歩いたりぶひひんと暴れてみたりする
・昼の部のメインは藤十郎主演の『恋飛脚大和往来』だと思うのですが……私、これあんまり好きじゃないのよね(苦笑)
・ねちねちねちねちと丹波屋八右衛門にいびられてついに忠兵衛預かり金の封印をきってしまうまでのくだりが見所のひとつなのですが、まずその前に「忠兵衛、なんであんたはこんな性格の悪い八右衛門なんかと友達だったんだい?」と訊きたくなる。それくらいいじわるな追い詰め方を八右衛門はするわけですが。
・だいたいその間、ぼんやりと槌屋治右衛門や井筒屋おえん、傾城梅川たちが聴いてるのが納得いかん。私なら「ぐちぐちうるさいんじゃ!とっとと帰れゲジゲジの八右衛門!」と叩き出すところです。
・まーその前のじゃらじゃら喋ってるあたりもいったい忠兵衛のどこら辺がそんなに魅力的なの?と訊きたいところなのですが。
・というわけで「今日は別に『恋飛脚大和往来』観なくてもいいや……」と思っていたのですが、「いやいや、老父の孫右衛門役は確か我當さんであった」と思い出してずるずると家を出てきたのでした。
・我當さんは仁左衛門丈の一番上のお兄さんですが、情のある役での声が悲痛で前に観た芝居がよかったので、こういう追われる男の老父とかはよさそうだなーと思って。
・しかし私、我當さんが現れるまでのくだり、ほとんど寝てました……疲れてるのかしらん。。。
・最後の一本は、天女を玉三郎、伯竜という人間の青年を愛之助という美男美女(?)カップルの踊り『羽衣』。
・しかし伯竜という立派な名前の青年が登場した瞬間、「要するに男前の浦島太郎なんだな…」と思う。<衣装がね。漁師だしね。
・さすがに玉三郎様はこういう天女みたいな衣装着るとほんとに美しいですよ。というわけで目に美しい一幕でした。(私の視界をさえぎる勝手に席を移動したおばちゃんさえいなければ、もっと幸せだったのに……)

ばったりと学生時代の友達Mに会ったので、そのままご飯食べに行きました。新橋のガード下の昼3時半から開いてるモツ焼き屋。でもあんまり安くもなかった(笑)。
そのままプロントに流れてから、ずるずるとマッサージへ(※普通はお酒を飲んでからマッサージを受けてはいけません)。背中と首がガチガチだと中国人のお姉さんに呆れられましたが、問題は私が前日別のマッサージに30分いったばかりだということです……どんだけ固いんだ私の背中。

■モツ焼き食べながら生ビールと日本酒の300ミリ瓶1本、焼酎のお湯割り。あとはプロントでハイボールを3杯か4杯か。帰ってから焼酎のお茶割り。      

10月6日(土)

我ながらこのところ地味でつまらん日記を書いてたのですが、やっとぽつぽつ芝居とか飲み会とかの予定が復活しました。
今日は第一弾、新橋演舞場で『錦秋演舞場祭り―中村勘三郎奮闘―』の夜の部、『寝坊な豆腐屋』という現代劇です。

・森光子と中村勘三郎の初競演というのが話題らしいです………というか、森光子、初めて観たよ私。ソフトフォーカスじゃない!(笑)<ポスターは常にソフトフォーカス
・うーん、ちょっと声の伸びが弱いかなー(あとちょっと台詞噛んでたところが少し)と思うところですが、1920年生まれってことは今年87歳!もうその年齢であれだけ動けて喋れたら何も言うことはありません。
・現代劇といっても、高度成長期、昭和30年代後半なんですけどねー。うーん、その時代を実際に知っている人なら郷愁というかもう少し共感できるかしら。私には少し遠かった。
・最近『ALWAYS 三丁目の夕日』とか、なんか回顧趣味の話が多いですね…………現実への行き詰まり感なのかしら?
・というわけで、マンション開発に揺れる戦前からの古い町並みで、36年前にふらりと姿を消した元芸者の母親が不意に戻ってきて動揺する、ある寝坊癖のある豆腐屋の話。
・まぁでもなかなか最後はほろりとさせられる人情話で、悪くはないですよ。勘三郎の声の明るい、いいところがよく出たラストでした。
・そういや現代劇なんだよね……終演後に劇場内で15分くらいうろうろしてから出たら、劇場の横手の通用口に人だかり……あら、あれ弥十郎さんだわ。そっか、歌舞伎と違うから化粧を落とす必要がないのよねー(弥十郎さんはラスト勤め人らしい背広姿だったし)。もう出られるのね。<ちょっと遠くて声かけそびれた。残念。
・扇雀が電器屋の二代目役で作業着姿で………あら、意外に男前だわといまさら気がついた(笑)<普段は業突く張りの女郎とかばっかり印象的だからね。
・あとは波乃久里子とか佐藤B作とか米倉斉加年とか。うーんこれも働き者な面子。波乃九里子が「口から先に生まれたようなおしゃべりな」「勘三郎の姉役」というのがぴったりで笑えた。
・勘三郎の古い豆腐屋の二階に居候してる文学部の貧乏大学生がなかなかいい味出してるなーと思っていたら、THE ガジラの芝居とかに出てた若杉宏二か………「蟹瀬」という名前なのに顔がヒゲだらけで「毛蟹」というあだ名の青年ですが、気のいい男の子役でよかったですよ。
・夜の部は確か勘太も出てた、と思ったら、「ほいよ〜」とのんきな声で新聞を配りに来る新聞少年役でした……え、そんだけ?まぁ勘三郎と絡んで内輪ネタで、ちょっとおいしい役でしたが、思ったよりちょっぴりでした………
・なんていうか、この手の作品を観ると「あの頃はまっすぐ未来を信じていられてよかった」的なにおいを感じるのですが、これもそういう感じ……どうも一歩引いてしまったので、いまいち中には入り込めなかったようでした。残念。

■梅酒1杯。

10月5日(金)

そろそろあがろうよーと隣のチームのTさんが言うので、お片づけ。
『天狗』でビールで乾杯した直後に携帯鳴ってると思ったら「いまどこー」………同じチームの有能な事務職Aちゃんでした。

「天狗だよ、Tさんといま飲み始めたとこ」
「ふーん、いまわたしたち『大越』にいるから、来ない?」
「……『大越』ってどこだっけ?」
「やだ、もう酔っ払ってるの!神田だよ!」
「まだビール2口しか飲んどらんっての!えーマジわからん………待って、あのガード下?」
「そーだよー、えっとねNさんとかYくんとかいっぱいいるから待ってるー」
「待って待って、私たちまだいまオーダー入れたばかりなの、ちょっと待ってお店出るときに連絡するから」
「うんー待ってるー」


結構深刻にTさんと仕事の話をしてたのですが、携帯は待ってくれない。「まだかって隣の人たちがうるさいんですけどー」……待って!やっとナスの浅漬けが届いたとこなの!まだこれからカツオのタタキ待ってるの!

「おーそーいー」と怒られながら(それでも30分で出たんだよ!)、店を出たところで「いま出たから」と連絡。てくてくとまた仕事の話の続きを話しながら歩く。また携帯が鳴る。

「ほんとどこ?!遅いよ!ぜったいはるか(仮名)さんが酔っ払って千鳥足で道間違えてるってみんな言ってるよ!」
「待って、もうちょっとで着くはず、いま目の前に日経新聞社が………え……?」

あんな飲み屋ばかりの駅前に、日経新聞の本社があるわけない………それは大手町。一本隣の道を歩き始めてそのまま間違えたのね!タクシー乗りましょう、他の人たちには内緒で!いいですねTさん!

「えっとねー、道間違えて大手町まで行っちゃったv」

内緒でって言ったのに……ていうか道間違えたのは別に私が酔っ払ってたわけじゃないのにさ……orz

■『天狗』で生ビールと日本酒1合、『和民』で「山崎12年のコーラ割り」などというバチあたりなメニューが!と思ってよく見たら、「山崎蒸留所で12年熟成させたワタミオリジナルウィスキーのコーラ割り」でした……なんか騙されたような気分(コーラの味しかしなかった)。あとそのオリジナルウィスキーをダブルで。

10月4日(木)

働いて残業代稼いでるはずなのに、どうしてお金が貯まらないの?と思っていたのですが、最近「夕食代がかさんでるからだ」ということに気がつきました………家でご飯食べればタダなのにーなんで夕ご飯食べるのに4,000円とかかかってるのだ!<それは日本酒代が響いてるから

最近同世代の女性と話してて「そうだよねー」と言ってること。
心が乾いてるときに顔に潤いパックすると少し心も潤うような気がしませんか?
ま、心が外の世界に露出してるのが顔の肌なんだってことで。心がイライラしてるときは肌も荒れるし、肌の調子がいいときは気持ちも安定してるもんね。

せめてパックでも心がけよう。

■休肝日。

10月1日(月)〜3日(水)

淡々と仕事をしております。
なぜか今週も平日夜に予定がひとつもない………いったいどういうスケジュールを立ててたのかしら?<来週は4日しかないのに2つも予定がある(本当に帰れるのかな…)

さて、そんな私ですが、目下の楽しみは有栖川の学生編の新刊。
しかし地元の書店に入らず、やっと丸善で買ったときにはすでにAmazonでユーズド商品が出てました。おのれ。
まだやっと死体がひとつ転がったところですが、とりあえず私は声を大にしていいたい。

「別に不法侵入ってほどの内容じゃないじゃん!」


「大学に顔を見せなくなった部長のことが気にかかり、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿に不法侵入。」と公式サイトに明言されてたわりに、答えは「予備の鍵の隠し場所は植木鉢の下だと知ってた」……不法侵入っていうから私はてっきり窓ガラスを叩き壊したくらいのことはしたのかと思ったよー。
しかし私が一番つっこみたいのは、「キャンパスに週明けから顔を出さなかったのが気にかかり下宿を覗いた」とあるのが「火曜日」の出来事だということです……まだ2日だよ!

前作の単行本が1992年2月ってことは、15年ぶりの続巻ってことでー、と頭ではわかっていたのですが、あまりわかっていなかったことがひとつ。
15年前ってことはバブルの終わり頃ってことで、「学生編」ってことは、学年ひとつしかあがってないのに時代背景は15年飛んでました、なんていうムシのいい話は普通ないわけです。100年経ってるのに登場人物たちは25歳しか年をとってないという芝居は観たことあるけど。あまりに新刊出なくて、同じ背景なのに前の巻にはなかった都庁がいつの間にかひっそり建ってる漫画とかは読んだことあるけど。<美内すずえ『アマテラス』

というわけで、相変わらずアリスたちの世界は、懐かしいあのバブルの時代にあるわけです。
いま読むと、なんか新鮮(笑)

■火曜は隣の部署の管理職さんと突発的「日本酒を飲む会」。3日間限定日本酒1合あたりどれでも300円引き、というお店は残念ながらいっぱいで、近所の小料理屋さんでしたが、牡蠣の塩辛は絶品でしたv酒飲み二人だと珍味系のつまみだけでお酒がすすんでしまいます………2人で一升はいかなかった、と思うけどなぁ。