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むかしむかし、彼がまだ若かった頃、町はたいそうなにぎわいだった。来る日も来る日も、大店のご主人をのせ、通りを走ったものだった。
あの日と同じ雨のにおいが、6月の庭に漂う。 ここは角館の青柳家。ハイカラ館の入り口で観光客を出迎る彼。ちょっと恥ずかしそうだった。
1988年6月 秋田県角館町
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