魔除け、招福の願いを込めた瓦を集めました。
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鴟尾

鴟尾(しび)の原形は漢の時代の中国に遡り、鳥の羽、あるいは魚を表すとも言われ、魔除けや防火の意味があるとか。日本には仏教と瓦と共にもたらされ、奈良時代の大きな寺院に見られます。9世紀になって姿を消したそうです。
奈良薬師寺の金堂は、反りのある屋根が翼を広げたような形でとても華麗ですが、天空をつかむ金色のかぎづめ――大棟の鴟尾で全体をまとめている気がします(鴟尾は鳥の尾羽で、建物全体で鳥の羽ばたきを表現したという説があり、デザインはまさに羽ですが、遠くから見ると爪にも見えます)。
こちらは地域の公民館。現代の鴟尾が見られます。
2002年12月 兵庫県姫路市
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鯱

鯱(しゃち)は神社仏閣、城郭建築によく用いられています。民家でも立派な造りのお宅に見られ、権威の象徴になっています。13世紀頃から原形が見られ、16世紀頃より鯱の形になってきたとか。 架空の海魚で、防火の目的で使用されるようになったようです。
こちらは民家の鯱ですが、他の瓦に合わせた緑色。色のついた鯱だと可愛らしく、権威が薄れるような気が何となく。
2002年9月 兵庫県佐用町(旧三日月町)
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鬼

鬼瓦は飛鳥時代からありますが、初期のものは平板で顔も鬼面というより獣面。鎌倉時代になると角の立派な立体的な鬼面が登場します。
少し小ぶりの民家の鬼瓦。角も2本あったようです。すごいラッパ耳ですね。
民家に鬼面の鬼瓦はあまり見あたりません。ご近所に魔物をばらまくとまずいのでしょう。
この場合は、鬼の先に家はないので大丈夫。ちなみに向いている方角は鬼門ではありません。
2002年8月 兵庫県姫路市
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瓦ではありませんが、寺院の掲示板(みほとけの教えが書かれてあるもの)に金属の鬼板がありました。鬼面で懸魚もついています。
2002年9月 兵庫県たつの市
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獅子

民家の門の上、留蓋(とめぶた)の獅子。阿形(あぎょう:口を開けている)と吽形(うんぎょう:口を綴じている)がペアになっていました。
2002年12月 兵庫県姫路市
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龍

龍は雨を起こすとか。民家の玄関にいる飛龍、立派ですね。破風の菱格子も美しいです。
2002年9月 兵庫県姫路市
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文字

招福を願う文字入りの瓦。
2002年8月 兵庫県姫路市

木造家屋なので火事は特に怖い。防火の願いを込めた水紋。
2002年6月 兵庫県朝来市生野町