路上観察と琺瑯看板、マンホールのふた
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殺虫剤3

ライオンかとりせんこう

ライオントレードマーク

ライオンかとりせんこう(マルフクが遠慮しているめずらしい例)
撮影:2002年10月

和歌山県有田市辻堂1-1、ライオンケミカル(株)
明治18年(1885)個人創業。大正7年(1918)山彦除虫菊(株)に改組。看板と同じライオンマークの付いた新聞広告も出されていました。
昭和14年(1939)4月、合併し大同除虫菊(株)に。昭和37年(1962)4月、ライオンかとり(株)に改称し上場企業となります。

しかし、昭和48年(1973)からライオン歯磨が、平成3年(1991)からジョンソンがライオンかとりの経営に乗り出し株式所得。 平成7年(1995)2月、ジョンソンケミカル(株)に、平成13年(2001)5月、ライオンケミカル(株)に改称。
現在も、OEMも含めたかとりせんこうや日用品の製造をされています。ついに公式サイトが立ち上がりました。

ライオンかとりせんこう

左端の煙が角まで行ってませんね。間近で見てみましたが、最初からこうなっているようです。看板屋さんが削り忘れたのでしょうか。手作りならではですが、めずらしいですね。
撮影:2003年3月

ライオンかとりせんこう

ライオンnew
撮影:2009年3月
ライオンかとり簡略化バージョン。やや大型。
ライオンかとりパッケージ(39KB)

月虎かとりせんこう

月虎かとりせんこう
撮影:2001年10月 月虎かとりせんこう拡大画像(46KB)

和歌山県有田市新堂386、内外除虫菊(株)
明治39年(1906)創業。大正9年(1920)内外除虫菊(株)に改組。
『仁丹は、なぜ苦い?』P163に「人畜絶対無害 効力保証 月虎かとりせん香」という「内外除蟲菊株式會社」の広告(大正14年7月8日、朝日新聞)があります。
内外除虫菊は昭和59年(1984)に一度倒産しましたが、現在もかとりせんこうや殺虫剤の製造をされています。輸出もされているそうです。

メールをいただきまして、『Moon Tiger』なる小説があるのを知りました。ペネロピ・ライヴリー著、1987年ブッカー賞受賞作です。
“ムーンタイガー”。それは主人公の最も情熱的だった時代、第二次大戦中のカイロのホテルで、夜な夜な赤い目をして燃え続けた蚊取線香。月虎かとりせんこうのことと思われます。和歌山の蚊取線香がエジプトの夜に燻り、小説のタイトルとなって逆輸入されてくるとは。月虎ってすごい!

キシラモン

白アリ・羽アリ <予防・駆除> 武田薬品 キシラモン 工事代理店
撮影:2001年10月

大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号、武田薬品工業(株)
正三角形の看板は少ないように思います。下のとんがりの部分にアリのイラストを配置したことでまとまりが出ました。なんとなく、白アリがはい上がってくるようにも見えます。
はがれているあたりを見ると琺瑯ではなさそうです。

参考文献

  • 『会社総鑑≪店頭・未上場会社版≫ 2002年版』 2002年5月20日 日本経済新聞社
  • 『資料が語る 近代日本広告史』 大伏肇著 平成2年10月10日 東京堂出版
  • 『業界50年の歩み』 1998年(平成10)7月20日 (株)石鹸新報社
  • 『仁丹は、なぜ苦い? ~明治・大正期の藥品廣告圖版集~』 町田忍著 1997年3月25日 ボランティア情報ネットワーク
  • 『蚊遣り豚の謎』 町田忍著 平成13年6月30日 新潮社

2008年4月1日:月虎かとりせんこう拡大画像追加。2009年7月2日:ライオンかとりせんこう長方形追加。

(最終更新日:2010年3月31日)

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