
大阪市 高水道區 制水弁
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撮影:2005年11月 大阪府大阪市
大阪市上水道は明治25年(1892)8月起工、明治28年(1895)10月竣工。
これは大型の制水弁の蓋。「高水道区」とありますが、大坂城近辺の上町台地や帝塚山などの、周辺より高い地域を高地区配水と呼んでいたようで、『大阪市水道百年史』には、「馬場町に高地区配水ポンプ場を設け、柴島水源地から東部上町方面に給水。昭和4年4月から6年5月にかけて工事」とあります。

大阪市 水道 制水弁
撮影:2007年4月 大阪府大阪市
小型の蓋。この蓋の左書きが一般的。

大阪市 水道 排氣辨
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
右横書きなので戦前か、新しくても昭和20年代のものでしょう。「水道」の上下の半円が塗りつぶしになっているのは、デザイン的にいいんじゃないでしょうか。大きさは測っていませんが直径約450くらいか?


大阪市 水道 排氣弁
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
素朴な手彫りの版画のような蓋。右横書きの蓋もまだまだ多いようです。大きさは上と同じくらい。


大阪市 水道 排氣弁
撮影:2006年9月 大阪府大阪市
消火栓蓋のような角蓋。昭和30年代には、排気弁は「空気弁」の名になっているようですが、排気弁の蓋もまだまだありますね。さすがに弁そのものは交換されているはずですが、蓋の方は丈夫でまだ使えます。

大阪市 水道 排気弁
撮影:2011年11月 大阪府大阪市
直径は500くらい。この蓋のあった上水のルートに排気弁の蓋が何枚かあって、古い蓋のミニ鉱脈になっていました。

大阪市 工業用水道 排氣弁
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
大阪市の工業用水道は、沿岸部の工場の地下水くみ上げによる地盤沈下に対処するため、昭和29年(1954)3月、福島区の福島浄水場が一部完成し、此花区の全部と福島区の一部に給水したのが始まりです。
大阪市水道局サイトの工業用水道事業についてのページに説明があります。
これは工業用水の排気弁の蓋。同じデザインでゴシック体の蓋もあります。直径は550くらい。「排氣弁」なので工水関連の蓋の中では古参でしょう。


大阪市水道 双口空気弁
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
双口の空気弁の蓋。たまに見かけます。これもゴシック体あり。
この日は風が強く、葉っぱやゴミを払っても払ってもすぐ蓋に積もってこのありさま。

大阪市 水道幹線人孔
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
一般的な下水の蓋くらいの大きさ。このような四角い滑り止めが同心円上に並んだ蓋は全国にあります。関西だと、大阪府、京都府、滋賀県などに多いようです。文字の回り方も全体が右回りや左回りなどいろいろあります。
真下から文字が一気に左回りの蓋。少し古そうです。各文字の頭を中心に向けて書いているので、一方向から見ると、ひっくり返って見えてしまう文字があるのは致し方ないですね。

大阪市 水道幹線人孔
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
左上から一気に右回りの蓋。上とは逆に、各文字の下が中心に向いています。不自然ではないですが、個人的には上の蓋の書き方の方が馴染めますね。
中心のマークは、明治27年(1894)4月より使用されている大阪市の市章「澪標(みおつくし)」。由来は大阪市サイトの大阪市市政 市名 市章 市歌 市の花 市政にあります。

大阪市 水道幹線人孔
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
大阪城内の蓋。ゴシック体もあり。左上から一気に右回りなのは上と同じですが、この写真を撮った方向から読みやすいように、「水道」は文字の下を蓋の中心に、「幹線人孔」は文字の頭を中心に向けています。

大阪市 水道・幹線制水弁
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
文字の向きは上と同じですが、「水道」と「幹線制水弁」がそれぞれ右横書きになっている蓋。

大阪市 水道幹線仕切弁
撮影:2005年11月 大阪府大阪市
反りのある蓋。2つ上の蓋の仕切弁バージョン。同一デザインの空気弁もあります。
参考文献