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上下水道 兵庫県神戸市1

上水道

神戸市水道制水辨(象形文字風)

神戸市水道制水辨(弁) (象形文字風) 殿堂  
撮影:2005年11月

年代物の蓋のようです。神の字が「神」になっています。

神戸市創設上水道は、明治33年(1900)3月24日に通水式が行われ、4月1日より本給水開始。明治38年(1905)工事が完成し、式典が行われました。当初は、業務用以外は放任給水(1か月定額料金の使い放題)で、明治44年(1911)4月1日より45年1月までに順次量水器が設置され、現在のような計量制になりました。創設時から通水している区域は、兵庫駅~生田川の海岸沿いが中心でした。

神戸市水道制水辨(象形文字風)

神戸市水道制水辨(弁) (象形文字風) 殿堂
撮影:2005年5月

神戸の上水道は、創設時は、鳥原や布引地区の六甲山系の水を水源としていました。その後、昭和11年7月に設立された現在の阪神水道事業団の、淀川から取水した水も利用するようになりました。現在では必要量の3/4が事業団の水とのこと。六甲のおいしい水はペットボトルで買うしかありません。

神戸市水道制水辨(ゴシック体)

神戸市水道制水辨(弁) (ゴシック体) 殿堂
撮影:2005年5月

神戸駅からそれほど遠くない舗道にありました。空襲でも阪神・淡路大震災でも生き残った長寿の蓋が、市内のあちこちで働いています。

神戸市水道単気辨

神戸市水道 單氣辨(単気弁)  
撮影:2009年12月

直径約500mmのかなり古そうな蓋。あった場所からして、創設に近い時期に設置された可能性もあります。「氣」の文字の下の方が「米」ではなく「※」になっていますね。

神戸市水道排氣辨

神戸市水道 排氣辨(排気弁)  
撮影:2005年12月

神戸市水道排氣辨文字部分 小型の蓋ですが、古いもののようで文字が読みづらくなっています。上の単気弁同様右横書き。

神戸市水道排氣弁

神戸市水道空氣弁

神戸市水道 排氣弁  
撮影:2005年11月

神戸市水道排気弁文字部分
「排弁」もあり。

神戸市水道 空氣弁  
撮影:2008年10月

神戸市水道止水栓

神戸市 水道 止水栓 殿堂
撮影:2005年11月

右横書きの止水栓はたまに見ます。

道路に埋まっている配水管の本管から、それぞれの建物に引き込まれている水道管を給水管といいます。止水栓は給水管の途中にある水を止める装置です。工事や水漏れの場合は止水栓を閉める必要があります。

神戸市水道防火栓

神戸市水道?設防火栓
撮影:2005年5月

右下の文字が読めないですが、私設でしょうか。いずれにしても戦前モノですね。消火栓ではなくて防火栓だし。

『神戸市水道100年史』には、創設時に960個の球状防火栓を布設、防火栓171個を購入したという記録があります。この171という数字は神戸市の防火栓で、他に個人や企業が購入したものもあるのでしょう。昭和24年(1949)3月に水道使用条例が改正され、防火栓の名称が消火栓と改められました。それまでは防火栓と消火栓の両方の名を使っていたようです。

神戸市水道消火栓

神戸市水道 消火栓  
撮影:2006年11月

滑り止めパターンなしのつるつる蓋は、『マンホールのふた<日本篇>』には「よく見かけた」とありましたが、林さんが採集されてから25年以上経った現在では、たまに見かける程度です。

消火栓 神戸市水道局

消火栓 神戸市水道局  
撮影:2006年5月

上のマークは、明治31年(1898)7月に制定された水道局のマーク「六剣水」。

六剣水フェンス

神戸市中央区の奥平野浄水場にあった六剣水フェンス。よくできています。
撮影:2005年11月

参考文献

  • 『神戸市水道100年史』平成13年3月 神戸市水道局
  • 『マンホールのふた<日本篇>』林丈二著 1984年3月30日 (株)サイエンティスト社

(2010年12月12日更新)

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