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上下水道 兵庫県姫路市1

ネット上であまり見かけない蓋を中心に、新しくても少数派なら掲載しています。

上水道1

制水弁、仕切弁など

姫路市 制水弇(制水弁)

姫路市 水道 制水弇(制水弁) 殿堂
撮影:2013年2月

マークが市章で同心円は現在のものよりシンプル。そして字体が神戸などの古い蓋のよう。市内最古かも。

『姫路市水道60年史』には、この戦前タイプの制水弁を開けて漏水調査をする職員さんの写真が載っています。ですがそれは昭和40年代後半の記録で、今となっては古い蓋を探すのは至難の業。

姫路市 制水弇(制水弁)

姫路市 水道 制水弇(制水弁) 殿堂
撮影:2008年2月

こちらもマークが市章でシンプルな同心円の制水弁の蓋。文字の左右に縦線のないタイプ。2014年に消滅しました。

姫路市の創設上水道は、昭和2年(1927)3月工事着手、昭和4年(1929)4月18日完成し通水式が行われています。なおそれに先立ち、姫路に駐屯していた陸軍は明治40年(1907)より、姫路駅では大正4年(1915)より簡易水道を引いていました。

姫路市 制水弇(制水弁)

姫路市 水道 制水弇(制水弁) 殿堂
撮影:2014年6月

上と同デザインで左書きのもの。昭和26年(1951)開園の姫路市立動物園にて。

姫路市 制水弇(制水弁)

姫路市 水道 制水弇(制水弁) 殿堂
撮影:2005年10月

姫路城内にて。縦190、枠まで220。同じデザインの右横書きの蓋を公道で見たのは他に1枚だけです。

制水弁は、管の点検や破損事故などの際に水を止める装置で、配水管の起点・終点・分岐点などに設けられています。

姫路市 制水弁

姫路市 水道 制水弁
撮影:2005年10月

上と同じマークで横開けタイプ。横開けのマークは、見た限りではすべてこの「下・右上・左上の棒の先が中心に進入していない」タイプでした。戦後間もなく復興した地域に多く見られました。「弁」の右下に「、」が付いてるのも古いような。

同じマークで横開けで蝶番が下の蓋のように長くなって、「、」付きおよび普通の「弁」の蓋もあります。おそらくそれらの方があとでしょう。

姫路市 仕切弁

姫路市 仕切弁

姫路市 水道 仕切弁
撮影:2015年5月

(上)中央のマークは姫路市水道局のものです。市章に「水」の字を組み合わせたように見えます。戦前より外蝶番だった200くらいの仕切弁蓋にも、2014年度より真ん丸のものが見られるようになりました。外蝶番だと蝶番部分でガタついたり壊れたりしやすいということでしょうか。またデザイン蓋(別サイト)にも真ん丸蓋が登場しています。

(下)この蓋は「仕切弁」の下のラインが直線になっているもの。メーカーはダイモンでしょうか? 枚数は今のところ下の方が多いようです。

姫路市 仕切弁

姫路市 仕切弁
撮影:2016年6月

それほど古い蓋ではなさそうですが、立地条件が悪いのか錆びてきました。中央に大きく「水」と書かれているのは、これ1枚しか確認していません。2017年4月29日差し替え。

姫路市水道局 仕切弁蓋 姫路市水道局 仕切弁蓋

姫路市水道局 仕切弁蓋(外蝶番) 
撮影:2017年4月

600くらいの大蓋。普通蓋には中身の用途が書かれてあるもので、○○蓋という自己紹介タイプはそう多くはありません。

右はマークがずれていますね。左の方も微妙にずれていますが……。水道局の方はマークの向きを念押ししておいた方がよかったかも?

姫路市 仕切弁

姫路市 水道 仕切弁 
撮影:2017年5月
φ600くらいの仕切弁蓋。

姫路市 仕切弁

姫路市 水道 仕切弁 撮影:2014年6月 
これは940くらいの大蓋。大きさがわかりにくいのですが、左の蓋と比べて蝶番部分の四角い模様が長くなっていて、下の方のバール穴が2個あります。パターンは同じサイズなので多く入っていますね。いずれも日之出水道機器製。


排気弁、空気弁

姫路市 水道 排氣辨(排気弁)

姫路市 水道 排氣辨(排気弁)
撮影:2005年10月

縦450。「排気弁」という名前が古く旧字なので、昭和30年代の蓋でしょうか。

姫路市 水道 空氣弁(空気弁)

姫路市 水道 空氣弁(空気弁)
撮影:2005年7月

縦450。上の蓋より新しいのでしょう。これも昭和30年代?

下水は上から下に流すのが基本ですが、水道は圧力をかけて送るのでアップダウンも一般的。空気弁(排気弁)は、管に入り込んだ空気を排出するため、管路の凸部に取り付けます。橋の上で排気弁や空気弁を見かけることもあります。また、制水弁の近くにある場合もあります。その制水弁付近が一番高くなっているんでしょう。

姫路市 空気弁

空気弁

姫路市 空気弁
撮影:2013年1月

約600×400。少し大きめのこのタイプは、今のところこの場所でしか見ていません。現在は撤去されています。
この蓋は橋の上にあったのですが、水道管が橋の横を通っている場合は、空気弁は当然鉄蓋なしで右のようにカバー付き、あるいはそのままむき出しの場合もあります。

姫路市水道局 空気弁
姫路市水道局 空気弁(中央部分)

姫路市水道局 空気弁
撮影:2012年10月

一般的な消火栓蓋と同じ大きさでマークも市章なので、離れてみると黄色く塗られてない消火栓蓋かと思います。水道関連の丸蓋は水道局章がついているのが普通ですが、角蓋は量水器以外はなぜか市章がついています。

姫路市 水道空気弁 重量型

姫路市 水道空気弁 重量型
撮影:2014年2月

上の蓋が撤去されて新たに設置された蓋(アップ)。角蓋も最新は水道局章に統一でしょうか。

姫路市水道局 空気弁蓋

姫路市水道局 空気弁蓋(外蝶番) 
撮影:2017年5月

仕切弁蓋にもある外蝶番タイプ。機能的には最新蓋にはかないませんが、形はこちらの方が美しいです。この蓋のあるあたりは昭和43年度(1968)に工事が行われています。

姫路市 水道 空気弁 姫路市水道 空気弁

姫路市 水道 空気弁 
撮影:2017年5月

姫路市 水道 空気弁 
撮影:2017年5月

600くらいの空気弁蓋。メーカー違い?

姫路市水道空気弁 姫路市空気弁

姫路市 水道 空気弁 
撮影:2017年6月 兵庫県姫路市

900-600の親子蓋。10年前には旧仕様の蓋がありました。市内の上水道用の親子蓋は2枚見ただけです。

姫路市 水道 空気弁 
撮影:2017年6月 兵庫県姫路市

φ900くらいの大きな蓋。

姫路市 泥吐弁

姫路市 水道 泥吐弁
撮影:2005年10月

泥吐弁の新しい蓋。このようなデザインの制水弁や仕切弁の小蓋が、現在市内のいたるところで見られます。バランスの良いデザインで大変気に入っています。マークの線が太く文字の小さいものもありますが、こちらのほうはちょっと微妙かも。


汎用蓋 

排氣弁 制水弁

水道 排氣弁 
撮影:2005年10月 兵庫県姫路市

水道 制水弁 
撮影:2014年6月 兵庫県姫路市

古い制水弇の蓋で同じデザインのものがあります。いずれも「弁」の点が目立ちますね。右の蓋のある道路は昭和48年(1973)に開通しています。「弁」や「器」などの文字に余分な点を打つのは、1970年代まででしょうか。汎用蓋のページにも入れています。

制水弁 制水弁

水 制水弁 
撮影:2017年05月 兵庫県姫路市
900以上ありそうな大蓋。鍵穴が小さく見えます。

制水弁 
撮影:2014年9月 兵庫県姫路市

左は水管橋付近の蓋で昭和43年度(1968)施工。右も同年代と思われる蓋。「水」の文字が削られていますが、水道幹線上の蓋と思われます。このような水玉パターンは、県内では明石市や芦屋市などでよく見られます。

デザイン蓋の一部は別サイトに入れています。(ブラウザの戻るボタンで戻って下さい)
よく見られる蓋はほとんど撮っていませんので、他サイトをご覧下さい。
参考リンク:吉田清彦さんのサイト「ミニ写真集:マンホールの蓋 姫路市」日本マンホール蓋学会サイト 兵庫県姫路市


参考文献

  • 『姫路市水道60年史』 平成元年12月1日 姫路市水道局
  • 『マンホールのふた<日本篇>』林丈二著 1984年3月30日 (株)サイエンティスト社

2005年9月3日:ページ新設。2005年10月29日、2006年6月11日、2013年2月11日更新。2015年6月12日:上水と下水に分割。2017年7月24日:上水道分割、11枚追加。2017年7月28日:汎用水玉2枚追加。

(2017年7月28日更新)

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