ルートプラン演習No.4 代表的解答  (>赤字は尾上コメント)
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1.レッグに沿った尾根走り。2.尾根北側の緑の境界を行く。3.南側コンタリング道走りの、3ルートが目に入ります。1番目ルートはアップがあり藪ぽっくて走り難そう。2番目ルートはCPがなくつぼりそう。CPが容易な3番目ルートを選択しました。実戦では3番ルートは恐らく分からなく2番を走りミスする可能性が高い。
道の終点は分かりにくいので、南南東の尾根をチェック。方向を変え北へのコンタリングで、小尾根の先にあるオープンをAP。コンパ
スをセットして緑の境界を直進。平になった所の穴を探す。右に深い沢があればオーバーラン。
>APから先の植生界表示のないBやぶの境界は、まずはっきりしないと思っていた方が良いでしょう。それよりも左手のこぶを意識しながらまず沢に飛び込みそれから少し右に方向を変えるというのはどうでしょう? 
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1.レッグ線に沿ってラフに直進、道に出る。
2.道を尾根上まで上がる
3.道が尾根を切ったところから土がけがあるところまで直進+歩測。道に乗れたらラッキー。その場合は道をそのまま走って土がけへ。
4.土がけから補助コンピークのある尾根までコンタリング+歩測。手前に傾斜の急な尾根があるのでチェックする。
5.補助コンタのピークから沢に落ちる
試走で走ったので参考までに書いてみます。実際は・・・つぼりました。補助コンピークがよくわからず、コンタリングで落ちすぎて下の類似した沢に行ってしまってはまずいと考え(実際はちゃんと行けていた)上に登ってしまいました。とほほ。
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ルートが3つ見えた。1つ目は尾根上。2つ目は尾根の南側の道。3つ目は尾根の北側の道とコンタリングのルート。体力的には大変だが絶対につぼら無いであろう尾根上のルートを選択。尾根上の3つのピークをチェックして、補助コンのこぶのある鞍部から直進でアタック。APの鞍部が前に見えたので少し手前から直進した。やぶくてツボリそうだったが、沢の始まりをチェックしてポストへ。
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北東方向に小径の向こうのピークを目指す。そこから尾根たどり。途中のピークも全部ちゃんと登る。最後は右側が白い植生界をたどる形で進み、前方の斜面が下り坂になったらポストの方向にコンパスを振り直して直進する。斜面が緩やかになるまでは沢らしくないが我慢して進む。
>最後のアプローチで、とにかく沢を捉えようとしているところが良いですね。
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東のピークを巻いて北斜面に出る。20mくらい降りて傾斜が少し緩やかになったところを右手に薮を見ながらコンタリング。北方向に飛び出している細い尾根を歩測も併用してつかまえる。尾根を越えてからは左のピークを意識して沢に入る。
>上記プランのように、20mと言わず土崖の上まで降りてしまうのも分かりやすそうですね。そこからなら左の急な傾斜の肩を走ればコンタリングも楽そうだし。
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コントロール手前の鞍部をアタックポイントに考えます。そこまでは斜面を直進しようと思います。脱出は直進で尾根を越える感じで行きます。このプランで肝心なのは直進の精度と歩測です。地形で肝心なのはアタックポイント手前の北?(左)に張り出した尾根です。また直進の誤差ですが、下りすぎは傾斜変換でまず気づきます。下りきれなかったときは植生ではっきり判ります。
>直進で下り過ぎた時の傾斜変換によるチェックですが、等高線が波打っていて、部分的に急だったりするので、歩測の途中距離を確認しながら地図を見るなど、それなりの気配りが必要でしょう。より安心して進むには(それが結果的には早いことが多い)、最初から直進でだらだら下って行くより、ある高さは一気に(例えば土崖の上あたりまで)降りてしまってから、通り易いところをコンタリングというのも魅力的に思いますが、どうでしょう?
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このレースで一番のタイムロスだったところで、現在地が分からなくてうろうろしてしまいました。ルートとしては左斜面を選びました。まず、植生がきれいだからというのと、右側の植生界がを見ていけば、沢に落ちすぎたりしないと思ったからです。
プランは、鞍部から右に植生界(またはBとAの境目)を見ながら直進して、縦ハッチのある尾根にのってからポストのある沢にコンパスを振って下りていけばあるだろう、というあいまいなものでした。
直進をはじめると、傾斜の向きに流されて、ちょこちょこ曲がったりして、歩測もあいまいになり、地図で表示された植生界もよく分からなかったのですが、そのまま進みました。尾根が見えてきたので、「あの尾根の向こう側にあるんだな」と思って行ったら、尾根からちょっと下ればあると思っていたポストがなかったので、あせってしまったのです。
ミスの最大の原因は、ポスト周りの地形をきちんととらえていなかったことだと思います。実際は、縦ハッチのついた尾根上の私がいた場所からコンタ2本ほど下ると北東の方になだらかな尾根が曲がっていて、その尾根上のピークからポストに向かえば確実だったのですが、直進の間に、「コンタに流されて下ってしまった」という意識が強かったために、自分のいるのはピークのある尾根のはずだ、と思い込んで、ピークを探してうろうろしてしまいました。私はつぼると上るくせがあるので(下るのが怖いから)、このときも、ヤブい尾根を上ったりしました。
結局リロケートは、縦ハッチ尾根の先の小さなオープンに気づいて、下のほうを見たら、「あ、尾根が曲がってる」と気づいて、下ってきてポストを見つけました。尾根がまがっているのではなく、縦ハッチ尾根の片側の斜面の途中から伸びている、というようなイメージでいけばよかったと思います。
>そうですね。だいたい行けているのに「アタックプラン」(というかイメージと言った方が良いかもしれない)が不十分で損をしている人が意外と多いものです。一つの着眼点でしょうね。
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私は、尾根ルートを選びました。
ミスの直接の原因は、チェックポイントであるピークにおいて、ピークごとに正置をして現在の位置を1つ1つ把握していなかったことでしょうか。(基本的なことをしなかった結果ミスをしました。)もう、目的のピークに距離感からきていると思ってしまい、手前のピークで下りてしまいました。この時なんか地形が違うと思ったのですが、気持ちが落ち着いていなかったのか、冷静に現地を把握せずひたすら下りていってしまいました。この時の不正確な現在地の確定がミスを更に広げてしまったと思われます。
>どのルートでもミスの危険性はあるのですね。やはり基本をおろそかにすると、どんなに良いことを考えていても全部駄目になるということか・・・
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