ルートプラン演習No.2 代表的解答  (>赤字は尾上コメント)
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正面の尾根伝いに進み歩測を併用して慎重に尾根をたどり、途中から左に方向を変えて1番の道に出る。右に走って左側の小山が終わる辺りの小道を左に入り、小道の終わり(歩測で確認)から南東方向の鞍部を目指して登る。左から切れ込んだ沢をかすめて次の鞍部を越え、ピークを左に見ながらやぶの植生界を進む。平らなところに出たら左の傾斜変換に沿ってコントロールへ。
>同じ右からなら、すぐ下の人のルートの方がアップがだいぶ得でしょう。
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南の尾根に取りつき右寄りを進む。前方が高くなって来たら左へ方向変え、尾根線より右側をやぶの左を目指して主要道路まで降りる。右に進んで左手の山を見て小道の分岐をチェック。小道の方向のまま水系を渡り、細く延びている尾根をチェックしてその左の広い沢を詰める。鞍部に出たら切れ込んだ沢を回りこみ、ピークと薮の間を進んで平らなところに降りる。あとは左の傾斜変換に沿って行くだけ。
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ルート選択と単純化に時間がかかりました。左に迂回してもいいかなと思いました。正面の沢が深いからです。またアタック方向も北西からということになるので。ほぼ直線のルートでいくことにして、沢を横切り、向こうの尾根に登る。尾根の一番高いラインにはあがらず、左にそれをみながら、道にのることにはあまり意識せずコンパスで進行方向のみ確認しながら直進、沢の頭が出てくるので、そこで、10時の方向に進路をかえて、沢の腹を下る。舗装道路にでると、3番の道分岐は多分右にあるので、そこから3番道を進む。右に次第に沢がよってくるのをみながら、鉄塔を確認し、道にそって沢におりる。沢分岐まで東に進んで、植生界の角まで直進、そこから方向をかえ、コンパスで方向を確認しながら、コンタリング。尾根からまっすぐ降りるが、左の段差を意識、それより上にあることに注意する。
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脱出は、ピークの方向に向かってコンパスをふり、直進。ピークの右側の道をちょっと走り、(30歩)ピークが終わって道がちょっと右に曲がってるところあたりで、東向きの尾根の方向にコンパスを振り尾根を落ちる。ランク1の道にでると、目の前にランク3の道の入り口が見えるのでその道に入り、走りつづける。しばらく走って、鉄塔が見えそうなところでコンパスを南南東にふり、川を2回越えて、ちょっと大きめの沢を目指す。そして、その沢をピークから伸びている尾根まで目指して(多分沢登っているときに縦はっちのやぶにむかつき)植生界の角からコンパスをコントロール目指してふって、直進(40歩ぐらい)。こんな感じです。
>主要道路に出たとき、3番の道の入り口が見えなかったら・・?
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※文字化けがありました。再送してくれれば差し替えます。
(文字化け)・・ある小さい沢がある。・・(文字化け)・・ぎて、右側の川がせまってくる。もうすぐ鉄塔だと思う。鉄塔(あるいは鉄塔のあたり、この辺はラフで良い)から上に進む。川を渡ったら左上の方へ行く。地形との位置関係で植生界を見つけ、登る。登りきった植生界の角からポストへ直進。3つ尾根を越えると急に下っていて、その先に目的の小凹地のある小さい沢がある。
先ほどルートプランを送りましたが、拡大地図の下のルート解説を見て、「結構細かく書かなきゃいけなかったんだな」と思ったので、付け加えて書きます。先ほどのプランでは地形について曖昧すぎたので、それについて付け加えます。まず、主要道に出る前の地形についてです。真ん中に大きな沢がありますが、その沢を通過して次の尾根に登る時、小さな尾根(尾根と言えるのかどうか分からないけど少し膨らんだ部分)があります。例えば、この地形よりも右側を走っていれば、道の分岐よりは右に出るに違いありません。だから、わざと右側を走るようにする手もあります。が僕はその近くを通ればどこでも良いと考えます。次に、植生界を見つける時の地形です。川を渡った後、左側に沢がありますが、その沢よりほんの少し左の尾根に植生界があります。でもこれは簡単すぎるのでほとんど無意識で行けます。あと、直進の時の地形で、3つ尾根を越えると書きましたが、この尾根の間隔がだんだん広くなっていることを意識します。歩測を使えると良いのですが、僕はうまく歩測を使えないので、書きませんでした。でも最後の尾根を越えた後は急激に下っているので、歩測を使わなくても全然大丈夫だと思います。以上です。ちなみに別のルートは思いつきませんでした。
>植生界の角からコンタリングする時、最後のアタックのことを考えたら高さの維持の方が重要でしょう。そちらのずれに対する危機管理が意識されると良いと思います。最後の尾根までの距離の方は、(急激に下っているというのと同じことですが)「斜面の向き」に注目すればかなり安心して進めますので。念のため歩測を加えればさらに楽勝です(歩測は使えると強力ですよ)。
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主要道に出るのに、すぐ目の前の東の尾根にとりついて尾根筋を回る方法と、沢をそのまま下って行く方法がすぐに目に付きます。あるいは、アップを避けて北の尾根道と言う手もあります。なるべくならコントロールを結ぶ線から外れたくないですが、私の走力(体力?)だと北の尾根道が無難かも。主要道を南に曲がり(CP1)、傾斜変換(CP2)で左の林へショートカット、送電線の下の道を行き、道が水系を渡って(CP3)沢を巻いた(CP4)ところで植生が良くなったのを見て一気に左へ分岐する大きな沢(CP5)を登ります。尾根上のB藪、植生界(AP1)を意識して、植生界の右へ降り(ここは歩測区間)、傾斜変換(AP2)を捕まえれば、コントロールの小凹地のフラッグが見えてくるはず。
>歩測区間とありますが、AP1が本当につかまえられたのなら、下の平らな所までは一気に降りても良いのでは?
(別案)上記CP4からもっと道を進み、周りの植生がA→Bへ植生界とともに変化するところで(CP5')植生界沿いに南へ進み、尾根上の植生界の角(CP6')から直進&歩測をする。B藪と尾根の向きに気を使うが、最後の尾根の向こうはこれまで横切ってきた尾根よりも急斜面のはず。下に外れればC藪につっこむし、上に外れるとD藪なので、リカバリは楽なはず(本当?)。
>高さのずれに関しては、他の人の着眼点を参考にして下さい。
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まずアタックポイントはでかい鋭い尾根に乗ること(<アタックポイントが明確でない、はずしそう)。
>せっかくアタックからプランを考えるなら、アタックをする時に「自分がどこにいたら理想的か」をもっと考えると良いでしょう(2つ下の人みたいに)。
そこに行くには、その手前の右の鞍部に乗ること。その鞍部に乗るためには手前の沢を詰めることその沢に乗るためには道をたどっていくこと(1'14")。スタートからどうやっていくかを見ていくと、尾根を登って道に出て尾根沿いの道を大きな道まで降りていく(<ここに修飾語を入れるべきだと反省)。1番の道に出たら右に走っていって一番最初に見える左への分岐へ入っていくと、(<ここに歩測の意識が抜けている)送電線とそれに沿った藪を左手に見ながら道走りをし、川を渡ったところから沢を詰めていくと左側にでかい尾根の鞍部に到達する(<沢に対する修飾語のイメージがない)。
>鞍部??
その鞍部から鋭い尾根まで直進して尾根上の傾斜変換のところへアタック(42")。もしミスをしたら・・穴をはずしたら川に突っ込んでいく。もし尾根上でずーっと走ってしまったら、コンパスの指す方向が違うし、左手に藪が見えるのでわかる(39")。テキスト化するのも含めてかかった時間は11分。(<)で書いた注釈は含まず。
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1)舗装道路まで直進か、もしくは小道に遭遇すれば、その道に沿って走る。
>直進という言葉で済ませてしまうのは、ちょっと乱暴では?
2)鉄塔の左を巻く小道を、沢をUターンするところまで走る。Uターン箇所は、現在地が間違えないよう、地形、鉄塔などで確認する。
3)尾根越えは慎重にアタック。右尾根側に沿った沢を頂上まで上がる。頂上から緑ぽい浅い沢を下り、右側の濃い緑を見ながら平らが終わる辺りのポストを探す。
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1)アタックポイント:細長いピークは登りすぎるので×。○の右にあるDとAの植生界からは・・・ちょっと遠回りだし登るので×。やや難しいが左側からアタックかなあ。
2)ルートチョイス:道つなぎでいく。スタートからレッグ線方向に向かって主要道路に出る手もあるが、登りすぎるので却下。スタートの左のランク4の道を辿って主要道路へ。道路に出たら、右に。ちょっと登って左側にランク3の道が出てきたらその道へ。そのまま道なりに走る(+歩測)。川を二本越えて植生界に行き着いたら、尾根に登る。植生界の角からコンタリング(+歩測)。大きな尾根を越えて斜面の方向が変わったら注意。登りすぎた場合はテラスが受け止めてくれるから大丈夫。下った場合は似たようなテラスがあるから要注意。
>この、もう一つ下の平らな所に目を向けているのはさすがですね。
多分止まって視界を広げれば斜面の下の方にコントロールもしくはのぺっとしたテラスがは見えるはず・・・
おまけ。見えなかった場合(リロケート)尾根上の位置を確定。Bの植生がはっきり見えればいいけど、あてにはならないかも。Cの植生界の分岐が見えたらそこから目測で位置を見る。しかしそんなにコンタリングで落ちないだろうから、尾根の向こう側の傾斜変換を見る。コントロールのあるテラスが見えればOK.
>コントロールに近づく程、プランが詳細になっていく様子が良く分かります。なかなか参考になりますね。
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北側の小道で主要道路に出る。左にずっと道をつないで行ってオープンの手前を通って水系を渡る。左の植生界をずっとたどって最後は直進で当てる。
>最後は植生界をずっとたどらなくても、最初の角のところからコンタリング(同じ高さを維持しながら進む)すれば良いのです。他の人のプランを参考にしてやってみて下さい(中級者になるには必須)。
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1)(アップを増やすのが嫌なので)左手に(北に)出て、尾根上の4番の道をたどり、あまりものを考えずに1番の道に出る。
2)(がんばって走って)1番の道を東に進み、右手下方の(南側の)Bの中の崖を感じながら、3番の道に乗り換えて、東に進む。
3)右手前方のオープンが確認できたら、右手(南側)の斜面を下り、川の渡れるところを渡る。(渡る位置によって川の本数が違うので、コンパスを頼りに、次に登る斜面をにらみながら渡る)
>このルートはすぐに見えましたか? 私の周りにいる人たちはレッグ線からあまり外れたがらない人が多く、このルートの可能性を指摘した人はいませんでした(逆に本当の初心者が見付けた)。
4)植生界を探しながらコンパスを頼りに斜面を歩いて登る。(体力温存のためです)
5)植生界の角(南向き)からコンパスを気にしながら、コンタリングをする。(ここはミスしない程度にがんばって走る)
6)3本目の大きな尾根から地形のイメージでアタック。(右手奥にC、小尾根に挟まれた沢にある小凹地川を見たらバックする)
基本的に私は歩測を使いません。(それがいいと思ってるわけではないのですが・・・)また、体力が全然無いので、極力アップを減らすことと、無い体力の有効利用を常に考えて走っています。(ゴール時にぴったり体力を使い果たすことが目標です)また巡航速度が遅いかわりに、止まらないのが、自分のOLスタイルだと思っています。
>私も同様なので妙に同感するところがあります。だけど学生と付き合い始めて最近感じていることは、ピークにあがるような体力のいるプランでも、その後が簡単になってむしろ良い場合があります。ついついアップを減らそうとして、そういうプランをちょっと避け過ぎていたかなと反省しているところです。
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