六条御息所 <ろくじょうのみやすどころ>
 
源氏の恋人。
前東宮妃。
父大臣は内大臣であったかと類推される。
16歳で桐壺帝の弟である東宮に入内し、すぐに姫宮を産む。よって、「御息所」と呼ばれる。(『源氏』では皇子・皇女を儲けた女御・更衣に対する尊称として、「御息所」を用いる)
が、20歳で東宮に死別。実家の六条邸に帰る。父大臣にも死別。母の姿は見えず。
7つ年下の源氏とは、24歳の頃には既に関係があったかと類推される。
光源氏をひきつけた気の置ける気高さが、逆に疎まれる原因にもなり、生涯源氏への埋められない愛に苦しんだ。
生霊となり葵の上を死に至らしめる他、死後は死霊となり紫の上を危篤に陥れ、また女三の宮を出家に至らしめる。
また、夕顔をとり殺した物の怪についても、六条御息所であるか、との論議が絶えない。
娘の斎宮就任に伴い、伊勢下向。
帰京後まもなく発病、出家。
源氏に娘の後見を遺言し、逝去する。享年36歳。
キーワード: 物の怪は愛の証