MORI GATARI
源氏物語 エッセイ WORK 新刊案内

  ・夢浮橋・  
  さて、とりあえず、浮舟を助けて出家させたという、横川の僧都<よかわのそうず>に会いに行くです。
「実はあの姫は…」
浮舟の身元を大まかに語る
僧都は、『しまった!やはり並々の姫ではなかったのだ。そうとも知らず、安易に出家させしてしまった事よ…』と後悔することしきりです。
僧都は早速、尼姫君(=浮舟)に手紙を出します。
「是非、還俗<げんぞく>して、薫の大将のもとへお帰りなさい。だいじょーぶ。一度出家した功徳<くどく>はちゃんとありますよ」
そ、そんなもんなの??(^_^;)
使者に立ったのは、浮舟の異父弟の小君<こぎみ>です。
小君はの文も携えてます。
『あっ。あれは小君。まあ、それではわたくしの事がわかってしまったのだわ』
しかし、今更もとのところへ戻ろうなどとは夢にも考えられない浮舟は、実の弟の問いかけにも、懐かしいの手紙にも、無言で答えます。
いにしえの、愛した人たちを想う気持ちはあったにしても、既にかつてとは心のありようが変わってしまったのです。
もう、それは切り捨ててしまった遠い過去のこと。
過去のわたくし…。
答えようがないのです。無言で答えるしか、ないのです。
(ごめん、ちょっと作ってる ^_^; )
出家を果たした浮舟とは違い、「出家!出家!」と騒ぎつつも俗な生き方しかできない
彼の心が救われるのは、一体いつのことなのでしょうか………。 それは誰にも、わかりません。
 
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