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| ・匂宮・ | ||
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光源氏亡き後、世の人々はスターを求めていました。 そうしてヤリ玉(?)にあがったのが、源氏の息子…である筈の薫と、今上<きんじょう>と明石中宮<あかしのちゅうぐう>の息子であり源氏の孫である匂宮<におうのみや>でした。 この薫くんは、実は柏木と女三の宮<おんなさんのみや>の不義密通で出来た子ですね。ので源氏の血はひきません。 匂宮というのは、紫の上が可愛がったあの三の宮のことです。彼はおばあちゃまの遺言通り、二条院に住んでいます。帝や中宮は彼のことを超溺愛。おかげで大層わがままに育ちました。 情が深くて優しいんですが、ちょっと軽薄なところがありまして、源氏と違って女君への思いやりには欠けています。 今、兵部卿宮<ひょうぶきょうのみや>をしています。最後まで兵部卿宮をしています。アラ、便利。 さて、二条院が匂宮の住処なら、六条院はどうなっているのかと言いますと、源氏亡き後、女君たちも散り散りになってしまったので、夕霧が落葉の宮を夏の町に移しました。 あれだけ大抵抗を展開した落葉の宮も、いつの間にか納まるところに納まったらしいのですが、何とカタブツ夕霧くんは、雲居雁<くもいのかり>と落葉の宮のところに、毎月キッチリ15日づつ通ったとか。…ス、スゴイ。手帳につけてたの?? あとは匂宮のキョーダイなんかが六条院に住んでます。 匂宮が両親に溺愛されているなら、薫はナゼか冷泉院<れいぜいいん>に溺愛されていまして、院の内に部屋を貰っているという有様です。…院はきっと彼を実の弟だと思っていたのでしょうね。冷泉院は源氏の隠し子ですから。 隠し子と隠し子の対決。そして実はアカの他人(つーか、親戚程度)。うーん、フクザツ。 さて、薫は今上(=伯父)からも明石中宮(=表面上の姉)からも、夕霧(=表面上の兄)からも大切にされています。要は周り中から大切にされているのですが、自分の出生の秘密を薄々感づいているので、仏への道心が深い、という恐ろしく暗いヤツに育ちました。 出てくるだけで陰気くさくなる嫌な主人公。…やりにくいったら。アタシと合わないじゃないのよぅ。(^_^;) 暗い上に、体からえも言われぬ良いかおりがするという怪しいヤツで、だから「かをる」と呼ばれているのです。 幼なじみの薫をことごとくライバル視している匂宮は、悔しいので、香に凝りまして、一生懸命良いにおいをさせてます。だから、「におうのみや」。 さてさて、「出家の邪魔になるから、女はいらねー」な〜〜んてカッコつけてる薫くんですが、そうは問屋がおろさない!なんたってこれは『源氏物語』!! さあ、根暗・薫とプレイボーイ・匂宮の対決、この先どうなるのでしょう! 請う、ご期待〜〜〜!! |
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