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| ・賢木・ | ||
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六条御息所<ろくじょうのみやすどころ>は、とうとう娘にくっついて伊勢に行く決心をしました。 自分の奥さん、葵の上を取り殺した御息所の生霊をまざまざと目にした源氏ではありましたが、さすがに最後の別れに訪ねることにしました。 御息所は嵯峨野の野々宮というとこに引っ込んでいるのですが、そこで 二人は美しい月のもと、しめやかに別れを惜しみます。 『源氏』屈指の艶な情緒を誇るシーンです。 「行く行く」と言ってばかりの御息所でしたが、今度こそホントーに行っちまいました。さいなら〜。(;_;)/~~~ さて、源氏のパパ、桐壺院は病気を患っていたのですが、とうとう死んじゃいました。 がーーーーん!源氏、大ショックです。 だって、パパの愛情あっての源氏だったのですから。 世の中はすっかり朱雀帝<すざくてい>を操る右大臣&弘徽殿大后(<こきでんのおおきさき>=息子が即位したので皇太后になった)の天下になり、源氏はホサれて暇なので、ぶらぶらしてます。 こいつが暇になって大人しくしてるわけがありませんね。何してるのかって?決まってるじゃありませんか、女漁りですよ。女漁り。 弘徽殿大后の妹、朧月夜の君<おぼろづきよのきみ>は、朱雀帝にお嫁入りはずだったのですが、源氏に傷モノにされたのがバレて、正式なお妃の「女御<にょうご>」として入内することができなくなってしまいました。 しよーがないので、こういう場合のウルトラC、「尚侍<ないしのかみ>」として出仕する、という方法をとることにしました。 尚侍ってのは本来はキャリアウーマンのトップの座なんですが、帝との接触が多いので、ちょっといわくつきの女を後宮に入れるときによく使われる役職でもあります。 ところが!信じらんないことに、こいつら切れてないんですね。 お兄ちゃんが一番溺愛している朧月夜に源氏はみんなの目をかすめて、通いまくります。 一方、源氏の永遠の憧れの女性、藤壺中宮<ふじつぼのちゅうぐう>は、ダンナの桐壺院が死んじゃったので、実家に帰ってます。 ヒマな源氏はそこにも出没します。 宮は、突然現れた源氏を見てビックリ仰天。 源氏に気がついてつっぷしてしまう宮。それを抱き寄せる源氏。上着だけを脱ぎすべらしてその腕から逃れようとする宮。 白い単<ひとえ>と紅い袴だけになった宮を逃すまいと、源氏は彼女の長く美しい髪をわしづかみにします。 源氏はすっかり惑乱して我を失い、涙ながらに苦しい想いを訴えます。 髪をつかまれて白い喉をのけぞらせる宮…。理性を失い、熱い想いをぶつける源氏…。いいですねえ!色っぽいシーンですねえ!! なんちゃって、のけぞらせたとはどこにも書いてないけどさ。ごめん、作った、作った。 しかし宮はあくまで源氏を拒み、源氏は虚しく帰ります。 さー、源氏はスネちゃいます。宮のとこにも御所(=宮中)の東宮<とうぐう>のとこにも行きません。 この東宮(=皇太子)ってのは宮と源氏が不倫してできたあの子供です。お人よし桐壺院は、この子を溺愛してとうとう皇太子にしちゃったのですね。 さあ、今度は藤壺が困ります。なんせ右大臣・弘徽殿の天下の現在では、源氏の大将に東宮と自分の後見になってもらうしかないのです。 その源氏のご機嫌を損ねて後見を失うわけにはいきません。かと言って源氏と通じるわけにもいきません。だっていっくらダンナが死んだって、やっぱり義理の息子だもん! 悩んだ末に、藤壺の宮は桐壺院の一周忌に出家をしてしまいます。つまり尼さんになっちまったのです。これではさすがの源氏も手の出しようがありません。 ああ、藤壺の宮よ、さようなら〜〜。 あ、ちなみに尼さんになってもこの時代はハゲにするわけではありませんからね!おかっぱです、おかっぱ。ハゲの藤壺を想像するのは、ヤメテーーー!! さてさて年も改まりまして、源氏は25歳になりました。 昇進のシーズンになっても源氏や左大臣一派はだーれも昇進しません。 世間の人も右大臣にばかりへいこらして、すっかり源氏たちは負け犬です。おもしろくないので、左大臣は引退し、源氏や頭中将<とうのちゅうじょう>は仕事もせんと遊び暮らしてます。いいなあ。 そんな調子で夏になりました。 朧月夜尚侍は軽い病気にかかって、宮中から実家の右大臣邸に里下がりしています。 これ幸いとばかり、こいつら(源氏と朧月夜)は 夜な夜な逢瀬を重ねます。 しかし、敵地のド真ん中ですよ。ド真ん中。 いつまでもバレないわけがありません。 案の定、雷がゴロゴロ鳴っている嵐の夜に、右大臣その人に発見されてしまいました。 きたぞー、さあ大変だ!! 昔は確かに何をしても許された源氏ですが、今は時代が違います。 源氏が手をつけたのは、帝の一番の寵妃です。 これは帝に対する反逆とゴネられても仕方ありません。 この事実を知った弘徽殿大后は、怒り狂いますが、同時に「ッッチャーーンス!!」とばかり、源氏を政界から追い落とす策略を巡らしはじめます。 どうなる源氏、どうする源氏!? |
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