2001.10.03

非論理的な政治家に任せていていいのか

この間から聞けるときはできるだけ、国会中継を聞くようにしています。新聞も気をつけて見ています。
でも、なんだか嫌になってしまうことが多いです。

今回のテロに対する非難はいいとして、初動の遅れを取り戻したい、アメリカにいい顔をしたいという
思いだけで、いろいろなことを取り繕っていいものでしょうか?
日本の自衛隊は、日本政府がなんと言おうと立派な軍隊です。世界でも指折りの装備とお金をかけた
大変立派な軍隊なのです。 ちゃんと陸、海、空の3軍揃っています。
そして、問題になっているイージス艦なんて、世界最新装備といわれているものなんですよ。
それを動員して、危険でないところで後方支援をする。「これは平和憲法の範囲内で行います。」
って、普通の感覚で聞いたら何を言ってるのか訳がわかりません。
アメリカだって、訳のわからんことを言っていると思って、評価しないでしょうよ。きっと。
軍隊が自分の領海、領空、領土以外に出て行って、兵站を担うということは、軍事行動なのです。
だから、安全なことはないのです。 この任務をしっかり果たすには、自衛隊の武器使用の制限とか
言ってたら派遣される自衛隊員どうしたいいのかわからなくて困るでしょう。自分達の身も守れなくて
不安でしょうね。

憲法を論議することを避けるために、「時に応じて解釈を変えるのはあたりまえ」「今びびっていたら
日本は馬鹿にされる」というのでは、国民に対してちゃんと態度を示したことにはなりません。
国民に自衛隊とは、今回の後方支援とはなにかをはっきり言うべきです。それで支持されたらいいじゃ
ありませんか。思う壺でしょう。こういうドサクサを利用して、憲法を変えちゃうのは。
私は、反対です。軍事ではなく、しっかりと独自の外交を展開して、日本は銃を取らないけど、こういう
戦いをしますと外交をするべきです。

もう一つ、「テロに屈しない」と大きな声で言っていますが、いままでの日本のテロへの対応はすべて
テロに屈してきた歴史です。「命は地球より重い」(重くないと私は思うけど)と言って、テロの要求に
屈してきた歴史をどう思っているのでしょう。 だから、南米でも、アジアでも日本人は狙われるのに。
「テロに屈しない。テロとの交渉には応じないから、捕虜になったら死ぬことを覚悟してください。」と
言うべきです。アメリカは民間機が乗っ取られたら撃墜もありますってちゃんと言ってるでしょう。
国民にも事態をはっきり言わず口当たりよくして、対外的には強行姿勢じゃ矛盾してます。

さらに狂牛病の問題だって、欧州が調査して日本は危険ですよって言ってきたら、調査を止めさせて
隠そうとした矢先に本当に狂牛病が出てしまった。 でてからが、ちゃんと対策をしないで、狂牛病と
決まった訳じゃないとかいって引き伸ばしをかけて、結局最悪の事態にしてしまったように思います。
イギリスの狂牛病の初期、時の農林大臣が「大丈夫」と言って、自分と子どもに肉を食べさせて見せた
のですが、その後、牛がやっぱり感染源だとわかって対策がとられたのです。
昨日の大臣達がお肉を食べて「うまいよ!」って言ってるのを見たら、こんなアホに任せているのかと
悲しくなって、あんたらみたいなあほなおじじは、狂牛病になっても変わらんでしょうと思った。

EUは、肉骨粉を使用しない。 牛の解体時にリンパ節を潰すと危ないから、解体を正しくするように
指導し、延髄について一頭一頭プリオン検査をして陰性と出たもののみを出荷するということになって
います。陽性になったものは、すべて焼却処分になっています。

肉骨粉を使用しない(イギリスでは全ての家畜に使用しない)という方針は5年前に実施されています。
プリオン検査については、3年前には確立しているようです。5時間で結果の出る検査です。

このようなことは、英語を読める話せる頭のよい官僚サマはご存知だったはず。
今回もエイズの時と同じ。 国民の安全を考えることのない頭が、サボっていたのです。
結果、官僚の守りたかった業界もめちゃくちゃ被害を受けるという事態を招いているのです。

この国はいつになったら、論理的にものを考えて、これこれこうだからこうしますと説明できる政策が
なされるのだろう。 国民が賢く監視していないと、国民を馬鹿にしている官僚と政治家に国をつぶされ
てしまいそうな気がする。


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