2004.04.19

拘束事件に政府は何をしたか

報道記事から
2邦人「拉致」の見方強める=外務省

 外務省は17日午前、イラクでの邦人人質事件の対策本部を開き、
バグダッド近郊で行方不明になった日本人2人について、
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引き続きヨルダンの現地対策本
部とも連絡を取り、関連情報の収集と確認を急ぐ方針だ。 (時事通信)
[4月17日15時1分更新]
不明2人のイラク人同行者と政府接触、目撃証言得る

 政府は、イラクのバグダッド近郊で行方不明になったフリーライター
安田純平さん(30)ら2人に同行していた通訳のイラク人男性と接触し、
具体的な目撃証言を得た。政府関係者が17日、明らかにした。
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 川口外相は17日昼の外務省の対策本部会合前、2人の所在などに
ついて「確認できていない状況だ」と記者団に語った。(読売新聞)
[4月17日17時15分更新]
<イラク>不明の2邦人を無事保護 バグダッド市内で

 イラクのバグダッド西方郊外のアブガリブ付近で14日、武装集団に
拘束されたとみられていたフリージャーナリスト、安田純平さん(30)=
埼玉県入間市=と市民団体メンバーで元自衛官の渡辺修孝さん(36)
=栃木県出身=が17日午前11時(日本時間午後4時)ごろ、
バグダッド市内で無事保護された。カタールの衛星テレビ「アルジャジ
ーラ」が同日、伝えた。2人の健康状態は良好だという。

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(毎日新聞)
[4月17日17時48分更新]
「日本政府から謝意ない」
小泉首相の「テロリスト」発言-犯行組織硬化の原因に

 イラクの三邦人人質事件の解放に向け犯行組織の説得にあたったと
されるイラク・イスラム聖職者協会幹事のムサンナ・ハリス・ダリ師は
「日本政府から協会に対する謝意が伝わっていない」と述べ、日本政府
の対応に不快感を表明した。
「川口外相が人質解放後の発言で聖職者協会の名を口にしなかったこ
とをわれわれは批判する」と発言。
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三人の解放が遅れた点については「小泉首相が誘拐したグループを
テロリストと呼んだためだ」と指摘。
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日本経済新聞
                           [4月17日17時朝刊]



4月17日の朝ラジオのニュースを
聞いていて、???と思っていま
した。外務省がまだ2人の拘束に
ついて情報収集中で、
よくわからないと言ってることに?












外務省がこの二人に関しては
何にもしない間にことは解決。




外務省や川口外相は
テレビで解放を知ったらしい!




日本政府、本当は何をしていたの?

なお、ピース・ボートのイラク人の
方がイラク・イスラム聖職者協会に
感謝状を手渡したそうです。

この後二人の解放の時点で
在イラク大使が川口外相の感謝状
を手渡したそうです。
言われて出したのね。

3人が、なんで陸路バグダットに向かったのか?アンマン-バグダット間には航空機が飛んでるのにいうことを
言う人がいましたが、イラクのことを知らないのだなって思いました。バクダット空港ってめちゃくちゃ危ない。
自衛隊機が着陸するの旋回飛行しながら降りないと危ないと特殊な訓練をしていったけど、まだ降りてないと
思います。「クレイジー・フライト」って言う言葉を見かけました。大部分の人が陸路を選んでます。

犯行グループがCDで犯行声明を送りつけたことが納得いかないって言う人もいました。
イラクは、衛星携帯とインターネットの世界。そういうところじゃパソコン-CDって普通の手段でしょう。

イラクの生活、人々の日常を知っている人々のネットワークが、どれほど大切か、どれほど役に立ったかを考え
る機会を与えてくれた事件でした。
私たちは政府だけに頼っているのではなく、直接世界の人々と手を結び合える可能性を持ったのだと思います。

これからも、政府や大メディアが行かない、隠そうとするところに出かけて私たちに伝えてくれるジャーナリストが
活動し続けることを期待します。 非政府組織が、いろいろなことろに手を差し伸べることは日本のためになると
思いますし、その信念こそが人として互いに繋がりあう基盤だと思います。

解放後、「いろんな嫌なこともあったけど、イラク人を嫌いになれない」と涙した菜穂子さんに深い共感を持ちまし
た。日本に帰って誹謗と中小の嵐の中でもめげないで、頑張って欲しいです。


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