始めての海外旅行

1996年3月16日〜3月23日
オーストラリア

出国手続き後、空路、オーストラリアに向かう。8時間でブリスベンに着く。慣れぬせいか機中眠れない。

3月17日(日) 晴れ
オーストラリア入国手続きはいとも簡単に済む。サァ!大陸への第一歩だ。
 ブリスベン市の西、約5kmにある町を一望できる丘、マウント・クーサ展望台につく。街並みが眼下に広がる。展望もそこそこにバスで移動する。高層ホテルやコンドミニアムが建ち並ぶ対岸を背に記念撮影だ。
ゴールドコースト
 ウール・シェッドに向かう。市の北西にある観光牧場である。羊毛の刈り込みから紡ぐところまで見学する。何種類もの羊がいっぱいいて、英語で語る司会者が日本人ばかりの観光客相手に、身振り手振りよろしく説明する。言葉はさっぱり判らないが、何を話そうとしているのか、私にも理解できる。また、6種類の羊がいて司会者が羊の名を呼ぶと、呼ばれた羊が観客たちの間を一目散に駈けてきて、弾みをつけ舞台の上に駆け上がるモクモクの毛をした大きな羊たち。羊の毛の刈り込みがはじまる。モクモクの羊が数秒で裸にされてしまう。毛の長さは20cmもあろうか、さぞ、暖かい羊毛がたくさんとれることだろう。ここには、羊の誘導犬がいて三々五々に草を食む羊たちを一ヶ所に集合させ、檻の中に追い込むのだ。
羊 刈り込み済みの羊
しかも毛の刈り込みが済んだ羊とこれから刈り込む羊の仕分けまで、見事、数分でやってのける。やんやの拍手喝采だ。オーストラリアのダチョウ、エミュウに会う。カンガルーも人懐っこく観光客の側にやってくる。
コアラ

 コアラをだっこして記念撮影をするという。客の思いなどとは関係なくパチパチ、パチパチと、機械的に撮影する。
 オーストラリアの海岸はサーファーズ・パラダイスである。ここはゴールド・コーストの中心。ピーチ沿いの通り、エスプラネードには高層ホテルやコンドミニアム群が並び、独特の雰意気をかもしだしている。ペリカンが目の前を海面すれすれに飛んでいく。
生き物たちがこんなにのびのびと人間と共存しているなんて感動である。短時間の自由行動があった。忙しいショピングと散策である。         
               ゴールドコースト インターナショナルホテル  泊


3月18日(月) 晴れ
 シー・ワールドへ・・・オーストラリア最大のマリンパークである。敷地の3分の1を占める人工湖では、一番の呼び物、水上スキーショウがある。
水上ショー
こんなことが日頃の鍛錬によって人間にできるのかとタダタダ驚くばかり。拍手で手が痛い。
 隣の広いプールでは、イルカやシャチ、アシカの曲芸が催された。お見事!! しかし暑かった。肌に太陽の光線がピリピリと針で刺されるように痛かった。こんなに暑いとは思いも寄らなかった。
ロリキート


 
カラビン野鳥園へと観光バスはひた走る。数千羽の野鳥が放し飼いにされている保護区である。目玉はカラフルなロリキート(鳥の名)の餌付けである。エサを入れた小皿を持っていると、色とりどりのロリキートたちが我先にと集まってきて餌を食べる。太陽が昇って陽射しが強くなると、暑さを避けて大木の枝で賑やかにさえづっている。
 その他にコアラ、カンガルー、ウオンバット、クロコダイル、タスマニアン、デビルとたくさんの動物が自由に放たれている。
小鳥とエサ

 広い園内を可愛い汽車が走っていた。園内散策の帰り、幼き頃にかえり、この汽車に乗る。父母、兄弟と一緒に訪れた遊園地を思い出す。   
ゴールドコースト インターナショナルホテル 泊



3月19日(火) 晴れ
 ブリスベン発  空路   メルボルン着
 休む間もなく市内観光へと、バスはひた走る。メルボルンはシドニーに次ぐオーストラリア第二の都市だ。1835年に開拓者たちが建設した街は、「英国よりも、英国らしい」文化と
メルボルンの街角
伝統が香る庭園都市として、自負しているのだそうな・・・。
 また、オーストラリア屈指の人種のるつぼといわれるメルボルンでもある。市内の交通は市電が主要な通りをカバーし、中心街では交差点毎に停留所がある。もちろん、タクシーもある。 オノボリサンの私たちでも迷うことなく、市内を散策することが出来る。  特記したいのは食べ物屋のことだ。移民の多いメルボルンは、レストランも多彩である。 イタリア料理はカールトン通り、ギリシャ料理はリッチモンド、中華料理ならリトル・パーク通りというように集まっているのだ。  広大な公園もそこかしこにあり、
クックの家
フィッツロイ公園にはオーストラリアを発見したと言われるキャプテン・クックの家がイギリスから移築されている。それはそれは、小さな家である。
 旧貴族の邸宅・白亜のコスモハウスなど、クックの家とはあまりにもかけ離れた立派な住居だ。この時代に、早くも水洗トイレが使われていたのだから・・・・・。

 夕食後、リアル・タワーのオブザベーション・デッキ(55階)に上ってメルボルンの夜景を見る。何と美しいことか! メルボルン市街の夜景は、世界中の宝石を360度見渡せるメルボルンの夜の闇に、ばらまいたような・・・この夜景こそ、世界一ではあるまいか。身近にある神戸・六甲や、函館の夜景も遠く及ばない。しばらく、この美の感動は消えないだろう!
                レ メリデアン メルボルンホテル  泊


3月20日(水) 晴れ
 午前中、自由行動。何処の国を旅しても楽しみの一つであるショッピングは、巨大なデパート、マイヤーのあるリトル・パーク通りと、英国調高級デパート、チャペル通りにはハイセンスな店がずらりと建ち並ぶ。目を皿のように大きく見開いて時間の許す限りメルボルンの街を、ファションを見て歩き、少しの時間、買い物を楽しむ。
床のモザイク 洗練されたファション
此処、オーストラリアに来てから、毎日毎日、オージービーフを食べ、多少太ってきたような? 少々後悔の思いがする。そのようなとき、夕食に立派なロブスターにお目にかかる。口に入れるとホワーッととろけるように柔らかい。さっきの思いなどどこかに吹っ飛んでしまう。アーァなんて卑しいのだろう。 マ、少々太ったっていいか!  
 メルボルンの南東126kmのウエスタンポート湾に浮かぶ約100kmの程の島・フィリップ島を訪れる。この島は本土と橋で結ばれていて野生生物の宝庫であるといわれている。なかでも、サマーランド海岸でのペンギン・パレードは、私にとってオーストラリアの旅を選んだ第一の理由であった。
 日没後に何頭ものペンギンが群をなし、ヒョコヒョコと海から砂浜へ上陸。 そして15m、いいえそれ以上遠くにあるそれぞれの巣に向かう姿はまさにパレードなのだ。 このペンギンは体長約30cmの世界で一番小さい
フェアリーペンギン
種類の>フェアリー・ペンギン<で、皇帝ペンギンの”30分の1”の重さしかないという。
  ブルーの制服を着た保護管が所々に立っていて見学者の質問 に答えている。
 私たちの側まで数羽のペンギンが足元もおぼつかなくヨチヨチと 歩いてきた。波打ち際では数十羽のペンギンが浜辺に上がる機会をうかがっている。心ない観光客の一人がシャッターを切った! 「チカッ!」 と、閃光が走った。波打ち際のペンギンたちは一斉に舞い上がり暗闇の海に飲み込まれてしまった。足元近くのペンギンたちの慌てる様はたとえようもない。目の前で驚かされたのだから・・・。我先に闇の波打ち際へ低く低く飛び去った。
 肉眼でほんのりと見える程度の照明はしてあるが、写真撮影には向かない。あのいじらしいばかりの可愛いペンギンたちを見ると、ついつい、フラッシュを使って撮影したくなる気持はわかるが、規則は守らねばならない。待っても待っても、ペンギンは戻ってこなかった。全身の力が抜けていくのを感じた。本当にガッカリした。疲れがドッと襲い、思いからだをバスに託す。    レ メリデアン メルボルンホテル   泊 


3月21日(木) 晴れ
 空路  シドニーへ。     着後、市内観光。オーストラリアの経済、文化の中心であるニュー・サウス・ウェールズ州の州都である。中心部は東西500m、南北2km足らずの町である。
 ミセス・マッコリー・ポイントに着く。シドニー湾を望む岬でオペラハウスとハーバーブリッジをベストアングルで撮影出来るのはここだけだという。前後左右の観光客たちは先を争ってシャッターをきる。
オペラハウス

 オペラハウスの美しい外観はあまりにも有名である。夕食はシドニー湾クルーズで楽しい愉快なひと時を過ごす。シドニー湾は世界三大美港の一つである。オペラハウスを右手に見ながら港を出発、入り組んだ港内やヨットハーバー、イルミネーションで美しいハーバーブリッジなど、夜の市街の景観を楽しむ。 船内では賑やかにショウが催されていて、見事な手品や艶やかなダンサーの軽やかに踊る姿に時の経つのを忘れる。
                  シドニールネッサンスホテル  泊 


3月22日(金) 曇り時々雨のち晴れ
 ユーカリの樹海と伝説の奇岩・ブルーマウンテンズ。 シドニーから西方へ約100kmの山岳リゾート地だ。1000m級の山々やユーカリの樹海が何処までも広がり、今にも押し寄せてきそうな緑一色の海である。ここで最大の呼び物はブルーマウンテンズのシンボルであるスリー・スターズと呼ばれる奇岩である。
スリースターズ
 三人の女性がここに閉じ込められているというアポリジニの伝説 は有名で、ここからの眺めが最も美しいとされている。
  ブルーマウンテンズの雄大な景色を満喫するため、シーニック・ スカイウエイに乗ることにした。渓谷に沿って造られたケーブルカ ーで、スリースターズが次第に姿を変えていく様が面白い。 「アッ」 という間のことである。
 シーニック・レイルウエイという世界一急勾配の観光鉄道(?)がある。乗ってみることにする。最大傾斜52度の迫力は「谷底へまっしぐら」 という表現がピッタリである。短い短いゼットコースターに乗ったような?  その昔は、トロッコとして使われ、、谷底から石炭を運び上げていたとか。
 夕食までショッピングをしようと街に出る。ショッピング街は行き交う人々で賑わっている。
 夕食はシドニータワーの回転レストラン。            明日は帰国!
                  シドニー ルネッサンスホテル  泊

3月23日(土) 晴れ
 シドニー空港より 関西空港へ。    入国手続き後、解散。