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1月31日(土)

赤坂ACTシアターで『リチャード三世』の昼の部を観てきました。

結構前にできた劇場なのですが、値段が高い割に意外に惹かれる演目がなくて、今回が初めて。
S席なのに二階席かぁ、と思ったのですが、C列の中央寄り、通路脇とあって、視界は悪くなく、舞台からもまあまあ近いかも。
次は4月にここで劇団☆新感線の『蜉蝣峠』を観る予定なのですが、いい席だといいなぁ。

今日の『リチャード三世』も、新感線のいのうえひでのり演出。シェイクスピア扱うのは初めてだそうですよ。
井上ひさしの『天保十二年のシェイクスピア』はやってたけどね。<シェイクスピア全作品をぶち込んで江戸時代に翻案した超力作戯曲。あの時のリチャード三世に当たるのは上川隆也でしたっけ。
今回は古田新太でした。

とりあえず言いたい。長ぇよ……!

・劇場でさっさと席に着いてしまい、上演予定時間もチェックしなかった私は、てっきりこれ一幕で終わる芝居なのかと思ってたの。……一幕目が120分て!二時間て!
・二幕目は70分だったけどね………隣の人が「エコノミー症候群になりそうだ」と言ってました。甘いね。歌舞伎座より相当いい環境だよ。少なくとも椅子のスプリングがね!

・そして長い割にものすごく豪華な役者の使いっぷり……
・また例によって誰が出演してるのかチェックするのを忘れてきた私ですが、親切にもいのうえひでのりが開演前のちらしに入れておいてくれた「これまでの粗筋」(続きものの話じゃないけど、もともとのシェイクスピアの話自体がイングランド大河ドラマの一部だから……)のおかげで、一部配役を理解しました。まー豪華。

・リチャードの次兄・クラレンス;若松武史 …先日THEガジラの『ゆらゆら』で猟奇殺人犯役で私の心胆を寒からしめてくださった方。
・リチャードの長兄であり王であるエドワード四世 …久保酎吉。えーと前に何で観たんだっけ。12月公演だと藤木孝だったそうです。なんか違うイメージ、と思いましたが、死にかけヨボヨボの役でした。
・エドワード四世の後妻である王妃・エリザベス;久世星佳 …何度か観てますが、一番印象よかったのは『OUT』のヒロイン。あれは原作よりよい出来の芝居でした。芯の通った力強い女性役だったので、こういう夫王の後ろ盾にべったりという役はなんだか新鮮。
・リチャードらが滅ぼしたランカスター一族の元王妃・マーガレット;銀粉蝶 …この方も何度か観てますが、一番印象的だったのは、大学時代に観たジェンダーもののお芝居『クラウドナイン』かなぁ。
・リチャード兄弟の母;三田和代 …最初に観たのは井上ひさしの東京裁判もの『夢の泪』で知的な弁護人役でしたが、昨年の『まほろば』で女ばかりの旧家の旧弊な母親がいい味出てましたよv
・エドワード四世の股肱の臣・ヘイスティングズ卿;山本亨 …この方もガジラでよく観ますね。『新雨月物語』とかよかった。殺陣の上手な方なので、侍従長のような動きのない役って新鮮。
・リチャードの即位を助けるバッキンガム公;大森博史 …2006年に椎名桔平、橋爪功と朴ロミという好キャストの『レインマン』で4人目の物静かな精神科医を演じていた人ですね。穏やかな声が美声な人だったのが妙にハイテンションな貴族かつ猛烈なヒゲで誰かわかんなかった!
・リチャードと最後に対決するリッチモンド伯;川久保拓司 …キラキラの金髪の巻き毛で最後の最後のヒーローな感じの彼ですが、どっかで見た名前だなぁと思ったら、昨年夏に観た『ガラスの仮面』で桜小路くんを演じていた子ですね。なるほど、今日はオトコマエメイクでした(桜小路くんは地味だったけど…)。

・はぁ、豪華だねぇ、でも一番わかんない人がいるわー、誰だろうあのアン演じている人……と目を細めながら顔を一生懸命に眺めていたら、やっと「そういやこの芝居、安田成美が出てたよ!」と思い出しました。はーなるほど。舞台で観たのは初めてだわ。
・全般的にメイクがかなり濃い目というか、目張りと鼻筋をきっちりとつけているので、知っているはずの役者でもなかなか顔がわかりません。……新太はわかったけどね!プリプリテリテリの肌とあの独特の声で間違いようはないけどね!
・そして一幕目でものすごーく地味に保身に走っている貴族がいて、半白髪の不器用そうな(逆に言うと、不器用だからまだリチャードに殺されていないわけですが/笑)、あれは誰かなぁと幕間にポスター見たら、なんと榎本孝明でありました!地味過ぎてわからねぇ!………とまぁ、全般的に豪華。

・真面目に感想を。序盤の台詞からしてかなりきっちりシェイクスピアやってて、台詞量が膨大で、抑揚なくその自己語りを重ねる新太の台詞の流暢さに、改めてすごい!と思いました。
・全般的にどの人も台詞多いから、きつい芝居だと思いますが。さすが充実したキャスト、その辺りで不満を抱かせるような人は誰もいませんでしたわ。
・今回誰がすごかったって、女性陣がすごい。落ちぶれたランカスター家の王妃である銀粉蝶、夫の死後に息子たちを奪われる零落した王妃、久世星佳と、愛した長男・次男を死なせ、最後にモンスターであるリチャードだけが残されて苦悩する王家の母、三田和代という三人の場面が圧巻。さすが、さすが、上手い人が揃うと迫力です!
・それに比べると、アンの安田成美は、台詞は滑らかだったけど声に強さが足りなくてちと物足りなく。
・『リチャード三世』を本で読むと、序盤の最初の見せ場は、義父と夫をリチャードによって殺され、全身全霊で呪いと殺意をぶつけてくるアンを、矢継ぎ早に世辞と言葉で丸め込んでついには妻へとしてしまう対決シーンなのですが………ああここで声に力のある女優であったなら、さぞや見せ場となっただろうに!台詞の響きが、新太と対決する女性としてはあまりに軽いのよねー。
・とはいえ、後で妻としてリチャードの隣に立つときの細身のドレスは、鎖骨と肩を出したもので、ボブカットからのぞく細い首筋といい、立ち姿はきれいでした。雰囲気はあったけどさ。

・今回はいのうえひでのり演出で新太主演、そして新感線の役者さんたちが大量に出てましたが、主役級はみな外部の人。
・おかげで三田和代さんとか出ててすごく新鮮でしたけどね!声が少しかすれてハスキーな女優さんですが、立ち姿のきれいな人。苦悩する老いた母の姿、よかったなぁv
・あと重厚な役の多い山本さんが王に忠実な、ちょっとコミカルな貴族の役やってたりするのも珍しい。
・新感線だと必ず開演前に流れるロックの曲(いまだにタイトル知らない)もかからなくて、ああほんとにこれ新感線の芝居じゃないんだなーと。

・ま、いやTVあったりライブ中継があったりボイスレコーダー持ってたり携帯でメール打ってたりするけどさ!ちょっと安心した(笑)<ふつーのシェイクスピアものじゃなくて。
・というわけで、常になんかえらそうなことを言うときには、TVカメラがくっついてきて撮影しているわけですけどね。リチャードがカメラに向かってアピールしてるわけですけどね。
・GCN速報……「期待の星、リッチモンド伯<LIVE>。CHANGE!Yes, I Can!」……って、オバマか!しかも「We Can!」じゃなくて「I Can!」なのか!どんだけ俺様なんだよ!(笑)

・衣装がやけに派手で、強烈でした。パンツも。イングランド柄。
・どれかひとつ衣装着てもいいって言われたら、久世星佳が着てた王妃の衣装かなぁ……真っ赤に染めたかつらと似合う朱色のキャミソール、同色のひらひらしたパンツと白ベースに赤を散らしたショール。ひらひらしてて好きv
・でもなんか金色に埋まった新太の即位式の衣装はどうかと思いました(笑)<王というよりカネゴンに似ていた………

・ちょっと前半はあまりにも滑らか過ぎる大量の台詞と長い時間に、たまに睡魔に襲われたりもしましたが、ラストのリチャードvsリッチモンドのくだりは、新感線らしい殺陣の連続で華やかで楽しめました。
・豪華キャストもあって、時間当たりの単価からしても(笑)、妥当な値段かな。楽しかったvv

■休肝日。チョコレートケーキを後ろめたい気持ちで食べてしまったので。。。

1月26日(月)〜30日(金)

9営業日中8日飲みに出ていた先週、先々週と違って、地味に働いています。
正直言うと、体重計に乗ったら地道に増えていた………そりゃそうだよね毎日毎日ビール飲んで居酒屋で11時過ぎまで揚げ物食ってりゃ!

しょうがないので溜まった仕事を真面目に片付けるべく働いていたのですが、ああもうダメだ!と思ったので、金曜午後は帰ってきました。胃が痛い。
火曜日に「胃が痛い、ような気がする」とか言いながら、同期のMちゃんとSoup Stock Tokyoでシーフードカレーとビールなんかを食べて帰ったり、油ものは当分控えようと思ったその日に鶏の竜田揚げ定食なんか食べていたバチがあたったのでしょうか。。。

こんなときこそ積んどいた本でも読もう、と山になっていた本をまとめてつかんでベッドに潜り込み、書店のブックカバーをめくってみる。

笹山尚人 『人が壊れてゆく職場 自分を守るために何が必要か』 光文社新書
小宮一慶 『ビジネスマンのための『数字力』養成講座』 ディスカバー携書
岡本通武 『年金・保険・相続・贈与・遺言 きほんの『キ』』  講談社+α文庫
福田和也 『地ひらく(下) 石原莞爾と昭和の夢』 文春文庫
小堀桂一郎 『靖国神社と日本人』 PHP新書

………なるほど、積んどく本というのは、それなりの理由があって「積んどく本」になるのだと実感。(多分そのときはきっと私の心の琴線に触れた本なんだろうけど)

そしてそのなかに唯川恵の『恋せども、愛せども』が含まれている辺り、恋愛小説にも向いていないことが判明………

■割と休肝日。火曜にビール1缶、金曜に少しウィスキーのお湯割り。あったまる。

気に入っている革製品のショップでバッグを買いました。
いつも小物は買うんだけど、バッグは初めて。
シンプルなデザイン、いい色で一目惚れしたのですが、単色なのでなんかアクセントが欲しいなぁと。

というわけで、こんなチャームをつけてみました。
東銀座、歌舞伎座の近くにあるSophie Bloomというショップ。
いろんなデザイン、サイズ、色の革のチャームがあって、好きなように組み合わせてオリジナルが作れます。
チェーンにも「こっちのチャームはもうちょっとチェーンの上につけて」とか頼めます。

なかなか楽しい。女性ははまると思います……お客さん、みんな顔が真剣(笑)。

1月25日(日)

ああ、また大河ドラマ『天地人』を見損ねました。
でも同じ時期に始まったAXNのコメディドラマ『サマンサ Who?』は欠かさず録画して全話観てるので(クリスティナ・アップルゲイト超かわいいよ!)、きっと深層心理でよっぽど観たくないのでしょう(笑)

そういや先週、団体で歌舞伎観に行ったんですけどね。
私の友達に総動員で声かけてるので、会社の人、大学時代、高校時代、チャットと多様な人が来ていたわけで。まぁその人たちも会社の人たちと来てたりとかでだいぶ知らない人も多かったんだけど、まぁチケット手配したりしおり作って配ったりしてるので、皆さん最後に声かけてくださるのですが。

終演後、私と飲んでた大学時代の友達、NちゃんとHのコメント。

「なんで、『じゃ、きりたんぽで!』って言って帰る人が多いの?」
「次の飲み会企画がきりたんぽ鍋だからだよ……」
<Next鯉の会
「で、『はるかさん』って誰?」
「え、だからそれがハンドルネームなんでしょ?」
「そうだよ………


ああ普通によくある名前をHNにしといてよかったとしみじみ実感。
「なんかブログとか持ってないの、芝居の感想とかさ」とかいうので「ブログは持ってません」と言い張る私。<ブログじゃないもん。
しかし検索されたらまずいので(一応検索避けはつけてるけどさ)、念のため、帰ってからYahoo!で検索してみる。

「はるか 歌舞伎」で検索した結果、ヒットしたのは
歌舞伎町の風俗嬢はるかちゃん情報でした………そうだね、歌舞伎ではるかだね間違ってないね!よかった私をサイトの海で見つけないでねNちゃん、H!

■焼酎の続き。芋も麦もおいしい……

1月24日(土)

歌舞伎座の昼の部を観てきました。

朝もぞもぞと起きだし、11時に間に合うように行こうと支度していたのですが………ふとその手が止まる。
前半の『寿三番叟』と『俊寛』は別にパスしてもいいかなぁ……今回三等B席だし。後半の『十六夜清心』と玉三郎の『鷺娘』だけ観られれば。

「あら、毎月行ってる人は言うことが違うわねー、俊寛は誰?吉右衛門?」と母が言うのに、「いや、今回は幸四郎」と答えたら、「んじゃいいわ観なくて。許す。」……なぜ母上に認可されてるのかよくわかりませんが、とりあえず認可されました(笑)<うちの母は時代ものの幸四郎があまり好きでない。

せっかく時間も浮いたことだし、おいしいランチでも食べて行こうかと。
こないだ『おとなの週末』という雑誌で銀座特集やってて、読んでたら歌舞伎座周辺においしそうなランチを出すお店がいっぱい。へー、知らなかった。

というわけで、歌舞伎座のほんとに一本裏の細い道にある「雄(ゆう)」というステーキ屋さんに。
夜は高いコースばかりらしいのですが、昼はその高い肉から切り落とした牛肉を使った牛丼をやっているのです。20食限定、1,000円也。
つゆ少なめ、甘いのですが甘ったるくはなく、上品なお味。上に落とした温泉卵も美味でしたわ。

残念ながら11時開演と午後4時半開演だとなかなか時間があわないのだけど、たまには夜の部の前に早く来てランチしてから銀座ぷらぷら歩いてもいいなぁ。<要は休みの日も早起きしよう!ということ。。。

・さて、本日(私にとっての)最初の一幕。『十六夜清心』。女犯の罪で追放となった破戒坊主・清心と、心中することになった遊女・十六夜。しかし川の流れの中で二人は離れ離れになり、十六夜は救い上げられ、それを知らぬままに一人助かった清心は彼女を死なせた申し訳に死のうとするも、通りがかった小姓が病気で苦しむのをさすってやるうちに懐の大金に手が触れ、十六夜の両親に贈ってやりたさにその金を強奪を図る。そのさなかにあやまって彼を殺してしまった清心はしかし、開き直って悪党への道を踏み出すのだった―――
・という話。結構メジャーな演目のはずなのですが、私これ観るのは今回2回目。
・しかしこんなメジャーな演目を観た経験が、
歌舞伎を見るのはへその緒切って2回目という友人にまで「あれはあんまりにひど過ぎる」と評されたエビ蔵(当時は新之助)の清心しかないなんて、私がかわいそう過ぎる!
・との執念で、なんとしてもこの演目はちゃんと観に来ようと。前回はエビ&菊之助コンビでしたが、今回は菊五郎&時蔵という安心できる組み合わせ。ほんとによかったわー(溜息)。
・エビの何がダメダメだったかといって、最初の十六夜と心中する辺りのところはなよなよとした女犯のだらしない坊主としての役柄なのですが………発声までなよなよして声に芯が通っておらんのじゃ!最後の悪党に開き直ったところでようやく声が安定するのですが、「それ、単なる地声じゃねーの?」という程度の出来。演技とはほど遠く。
・菊五郎は本領は最後の開き直った悪党の辺りの格好よさかとは思いますが、優男の役(たとえば曽我十郎とか)なども幅広く持ち役にしているので、こういうのも上手い。ダメ男っぷりに愛嬌がある。
・近くに二十代くらいの黒人の男の子と金髪の女の子が来てたのですが、菊五郎が切腹しようと脇差しを腹に突き立てる際に「ひぃの、ふぅの、み、あいたっ」とちょんとつついた腹に慌ててツバをつけてさすってるくだり、彼らが大笑いしていたのを見て私も嬉しくなってしまった。言葉じゃないのですよ!こういうの上手いのよね、菊五郎v
・清心ではずみに殺される小姓役はあれ誰だろうと思ったら梅枝くんでした。時蔵さんの長男。こないだまで高校生だったと思ったら、時の流れるのは早いものです……
・しかしこの小姓、夜に金を五十両持ってるとかべらべらと喋ってる辺り、危機管理意識がないと思うわけよ。
・そして「ああっ」と持病の癪で苦しむ梅枝くんは、もともとが女形なので声が高いんだよね……襟元から(癪のところを押すために)たもとに手を差し込まれて押されながら「あああっ」とか叫んでる彼を見ながら、
「これは何のプレイなんだろう……」とボンヤリと思っていたことはナイショです(笑)

・そして本日一番楽しみにしていた玉三郎の『鷺娘』。
・登場するのは(後見の人を除けば)玉三郎だけというシンプルな踊りなんだけど、衣装の早変わりとかいろいろあって華やかでいいのです。海外のお客さんも大喜びでした。
・やっぱり玉三郎はきれい!これを見れば、『SAYURI』でチャン・ツィイーが踊ってた(おそらく『鷺娘』にインスパイアされたと思われる)踊りがどんだけ失敗作かがわかるはず……私はあの映画見て倒れたときに、白鳥が死んだんじゃなくてぼとっと転んだんだと思ったくらいだ。。。
・しんとした雪の風景、薄暗い照明、幕が開いた瞬間から特別!という感じがあります。なにより最初に謡った人の声のいいこと!名前がわからないのですが、誰だったのかなぁ……今度歌舞伎座の人に訊いてみよう。
・謡いの声が美しくてクリアだったのもあって、今回の鷺娘はほんとによかったv前の『十六夜清心』で釣り船の辺りの記憶が睡魔で吹っ飛んでる私でも(笑)、最後まで集中して観ることができましたわ。うん、観に来た甲斐があったというもの♪

そして終演後、写真を2枚買って帰りました。勘三郎が宙を舞っている『鏡獅子』の毛振りのシーンと、あとは今日観なかった『俊寛』の成経役の白塗りの染五郎の写真……ほんとに私、顔好きなんだな染の。。。

■頂き物の芋焼酎を。美味しい……

1月21日(水)〜23日(金)

水曜は部の送別会でした………が、早く帰れと言われる日に限ってコトが多いのはなぜだろう。
一次会、二次会と飲み、やっぱり電車に乗ると一駅乗り過ごしてました。あらら。折り返しの電車に乗ると、また一駅乗り過ごす。三度目の正直で帰宅しましたが、家って遠いなぁ……

水曜、飲みながら
「私の体内時計では明日はもう土曜日だと言っている。明日は休んでいいか」と部長と管理職に訴えてみたら、言下に「ダメ」と言われたので、しょうがなく木曜は出勤。
しかしほんとに私の体内時計は今日は土曜だと言っています……つらい(しかも仕事は大量に残っている)。が、今日は9時過ぎまで残ったら仲いい人が誰もいなかったので久々に家でご飯を食べました。
どれくらい久々かというと、先週の月曜から金曜、今週の月曜から水曜まで毎日飲んで帰っていたからして………

もしかしてこれって、
今年初めての休肝日なのでは、と気がつく。

先日台湾式足ツボマッサージに行ったら、土踏まずの内臓系の辺りがやけに痛く、「普通の人が痛がるところは平気なのに、なんでこんなに痛いのか変わってますね」とたどたどしく言われたことを思い出す。……肝臓?肝臓なのか??
毎日マメにゴルフボール踏んで、足ツボマッサージしますわ。。。<そして金曜も「顔が死んでるからもう今日の仕事は諦めなさい」と言われながらまた飲んでました。とほ。

■水曜はビールと日本酒と焼酎と。

1月20日(火)

今日は新橋演舞場の3月公演のゴールド会員発売日なのであります。

3月公演は市川猿之助門下の役者で猿之助十八番のひとつ、『独道中五十三次(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』。
15役早代わりで宙乗りと、これでもかというくらいの猿之助節炸裂、でも私名前だけ知ってて観たことないの。なにせクライマックスでは十二単姿の化け猫が宙を舞うそうですよ。なんだそれ(笑)

観に行きたいなぁ(なにしろエビは今回は出てないもんなぁ<超重要!)と思い、チラシを見て「What's マイケル?」状態で踊っているネコのぬいぐるみにツボがはまったという奇特なせのおさん、らんさんと3人で行くことに。

ただ問題はチケット発売が平日10時からだということ。
ちっ、その日は定例火曜10時の打ち合わせにぶつかっている………ええ出勤中にこっそりチケット買ってるので(システム部にログを取られているのは覚悟のうえ……)文句を言えた義理ではないのですが。その日はテーマもテーマだし、長引きそうだなぁ………(しょんぼり)

「すみませんがシステム部は午前中打ち合わせ入ってるので、午後からに時間変更できませんか?三時くらいで」

やった!10時には自席のPC前にいられるじゃん!と喜んだのもつかの間、
「月曜にできなかった部内打ち合わせ、火曜の朝にセッティングしといて」と部長が他の管理職に言っているのが聞こえます。なんてこと!せっかく予定が空いたのに!朝10時!

しかし届いたメールには
「部内打ち合わせは火曜11時からに変更します」とありました。………神は我を見捨てたまわず!(何の神だろう……芝居の神様?)

どんな神様だろうと、この際何でもよろし。さぁ10時にはチケットWeb松竹にアクセスをば、とスタンバイ状態の私の前に、

「はるか(仮名)さん、この契約書なんだけどさー」

自席には間違いなく張り付いていたのですが、9時58分に部長に話しかけられるという罠………そして彼は10時01分に去っていきました。そんなオチって……!
三階席2列目でした。最前列は取れず。
芝居の神様はちょっぴりいけず、でした。。。

■帰りに同期のMちゃんとご飯食べて帰った中華料理屋の紹興酒が、意外にボディブローだったようです……

1月19日(月)

現在、次年度契約する業者さんの選定を行っております………わたくし、事務局なので一部の業者さんにそろそろサクラチルな連絡をしないといけないのですが。ああ気が重い。

「そろそろ我々も夜道に気をつけた方がいいということで。特に君は刺されないよう気をつけなさい」
「えっ、私?………と言いたいところだけど、多分一番顔覚えられてるのは私だろうな、きっと……」
<すべての連絡窓口、かつメンバー中他に女性は誰もいない
「そう、だから飲んだくれてフラフラ歩いてるときに遭遇すると『あっ、あの顔は!』とか言われて後ろからぐさっと刺されるわけで」
「えー」
「でも誰に刺されたのかわからなくて、苦しい息の中から『なんでわたしを刺すのー』と訊くと、『あの時落としたからだ!』という答えが返ってくるわけよ」
「えー、でも理由はわかってもどこの会社の誰か思い出せるのやら」
<入れ代わりたち代り50人くらいと会っているので、顔を覚えるの苦手な私にはつらい
「だから、『せめて、せめてどこの会社の人か教えて〜』と必死に言ったところで、答えが返ってくる前に事切れちゃうと」
「…………えっ、そこで事切れちゃうの!」
「そう、『あなたどこの会社の人〜』ってのが、はるか(仮名)さんのこの世で最後の言葉に」
「ダイイングメッセージですらないし!」


なんて悲しい人の人生末路を予測してくれてんですかKさん!

………とかいうことにならないよう、断り方は慎重に考えようと思います。
飲んだくれてふらふらしない、という解決策は私にはない。

■というわけで、部長とKさんたちと飲んだくれて帰りました……近所の居酒屋に私の名前で焼酎の一升瓶が入っているので安く済みます。<行ってみると勝手に量が増えたり減ったりしている(皆がこの瓶から飲んで、足りなくなると適当に次のを入れておくシステム……だがなぜ私の名前(しかも名字ではなく下の名前)なのか……)

1月18日(日)

Web拍手を押してくださった皆様、ありがとうございます。ぜんぜん更新してなくてすいません……
>T子さん あまりに昔に更新したのでいったい何がWeb拍手に入ってるかわからなくて自分でチェックしてしまいました(笑)。えーと元ネタは小説です。一応その小説のサイトで始めたのよここ。相変わらず忙しそうで疲れてるようですが、こっちに戻ってきたら連絡くださいな。ご飯食べよう。

数えてみたら、わたくし歌舞伎座に五十人以上連れていってましたよ。延べじゃないよ。実人数です。
そろそろ表彰してくれないだろうか。個人企画なのに。

歌舞伎座に団体で行ってきました。わたくし幹事。37人です。
ちょうど建替えが決まり、今月からさよなら公演。最初の月ということで力の入り具合が違う(お値段も違うが………)。

なんせ出ているのは吉右衛門に幸四郎、染五郎、菊五郎に菊之助、松緑、それに勘三郎に玉三郎!
なんだその豪華なの。二ヶ月分くらいの役者が出てるんじゃないの?

おまけに夜の部ときたら、『寿曽我対面』に『春興鏡獅子』、それに『鰯売恋曳網』と華やか過ぎる演目。暗いのが何ひとつないですよ!
派手な衣装に明るい話、なんだか目がちかちかしそうです。

これなら初めて歌舞伎を観る人にもいいんじゃないかしらと、二回目の団体歌舞伎企画を立ててみました。
「単に私と知り合い」な人たちが友達を連れてくる、よくわかんない顔ぶれで。ていうか同期の女の子の学生時代の友達の旦那って、もはや私とは他人だろう。。。<夏につれていった同期の子が「歌舞伎座行ったんだよ」と話したら友達が「いーなー」と言い、彼女が家で「今度歌舞伎行くんだよ」と言ったら旦那が「いーなー」と言ったらしい(笑)
でも会社の人が奥さん連れてきたり旦那を連れてきたり、なかなか顔を見る機会ってないんで、面白いですわ。

前回、趣味で「団体ならせめて団体っぽく『観劇のしおり』を作ってみよう!」と思いたち、なかなか好評だったのですが、好評過ぎて「また団体予約企画しようかと」と言ったら「またしおり付?」と先輩に即座に笑顔で返されてしまいました。一度やったサービスは後退させるのは難しいということを実感。まーいいけど。
<演目紹介と配役紹介、と歌舞伎座隣地図と場内案内と主な歌舞伎の用語説明。A6版20頁。私の冬休みは、これ作るので終わりました……

なんでこんな団体企画始めたんだっけなーと遠い目で考えていて、「そういや『人気公演だけど確実に1列目に座りたい』と思ったから、だっけ……」と思い出す。
努力の甲斐あって(笑)、ちゃんと1列目に座れましたよ。。。

でもまぁ皆様派手で楽しんでくれたようでなにより。会社の子たちも「初めて観たけどおもしろかったよー」と言ってくれたし。
願わくば引き抜き(ぱっと一瞬で衣装の色が変わるやつ)と、廻り舞台があると理想だったんだけど。<目に楽しいでしょ。

・最初の『寿曽我対面』は曽我兄弟のうち、兄・十郎を菊五郎、弟・五郎を吉右衛門、敵役の工藤祐経を幸四郎、その側近を染五郎に松緑。兄弟二人の恋人である傾城二人を芝雀に菊之助。兄弟に心を寄せる女武者・舞鶴を魁春。兄弟の家臣は梅玉……と豪華。
・わたしは慣れているので平気なんだけど、やっぱり初めての人にはちょっと台詞が難しかったらしい。そうだね、「またもの」とは「陪臣」と書いて、将軍家からすると部下の部下という意味……というのはすでに日常用語ではありませんな。イヤホンガイド、役に立つらしい。
・帰国子女のYちゃんが「英語のイヤホンガイドって何言ってるのかなぁ」と言ってました。そうだね、私もさすがにそれは聞いたことない(笑)。今度借りてみようかなぁ。
・しかし、豪華すぎて、「あの工藤の側近二人に松緑と染五郎を使う意味がわからん……」とか思ってしまう私。ほとんど台詞ないぜ。贅沢過ぎ!
・そして最近気がついたが、わたくし結構染五郎の顔、好きらしいですよ。白塗りしてるとき。素顔は好みではないのだが、線の引き方次第で大変オトコマエになります。
・おっとりした兄の十郎が「弟、待ちゃ」とか言いながら、目の前の工藤を討ちたくてしょうがない、骨付き肉を前にしたイヌみたいな状態の弟を一生懸命止めているわけですが……弟・五郎は吉右衛門丈。隣で秋芳さんが「まさか私が鬼平様をデコピンしたくなる日が来るとは……」とか呟いてます。そうなの、五郎はダメっ子なのよ!筋肉ばっかなの!
・という印象なのは、五郎の仮の姿である助六(『助六縁江戸桜』)を演じていたのがエビだからでしょうか………今月は新橋演舞場でエビ(+獅堂)祭りですよ!猿之助一門がずらっと出ていて、段治郎の「小金吾討死」なんてさぞや華やかな立ち回りを展開してくれてああ観たい!と思っていたのですが、

エビにいがみの権太なんてムリ!絶対ムリ!
そんなものを見せられる苦痛を思えば、すっぱりと諦めますよ段治郎の「小金吾討死」……!
私の友人一同、誰ひとりこの新橋演舞場公演のチケットを取っていないことが判明(笑)。やっぱりねー。<チラシの受け取りすらスルーしているし。

去年の夏と今回と、二回続けて来てくれた、転職していった同期のHさんから、あとでメールで質問が来ました。
「今回出てた人たちと、海老蔵の成田屋は共演することはないの?パンフレット(※私が作ったやつ)見ても見かけないから。」……そりゃ単に私がエビを大嫌いだから、私の企画には金輪際登場しないというだけだ(笑)。

・二幕目は、勘三郎の『春興鏡獅子』。女小姓の弥生から獅子の精へと転じるものですが、中村屋は息子二人と連獅子で踊ることが多いので、そういや中村屋のってちょっと珍しいかなぁ、私的には。<今月は勘太郎と七之助が浅草歌舞伎に出ているから。
・「連獅子」は現在、東銀座の東劇という映画館でシネマ歌舞伎として観ることができます。なんと撮影監督は山田洋次。同時上映の『らくだ』も面白いのでオススメvv
・一時期、十年くらい前にはかなり胴回りに幅が出ていた勘三郎ですが(『娘道成寺』で横たわってシナを作るくだり、思わず
「池にいるよねああいうムチムチの鯉…」と失礼な感想を呟いてしまった母娘がここに)、今は襲名披露公演を境にかずいぶんすっきりしたので、女小姓姿もきれいでしたよ。
・そしてさすがに年の功、踊りの際にいろんなものを使いますが、扇を使いながら表情の固まっていた七(浅草歌舞伎の『娘道成寺』)とはだいぶん格が違いましたな(笑)
・獅子の毛振りも楽しんでもらえたようですが、一番ウケたのは、女小姓から獅子に衣装を変える間に場をつないで踊る胡蝶の二人。
・『連獅子』だとその間踊るのは教義が対立する坊さん二人がイヤそうに道連れになるというもので大人が踊るのですが、この胡蝶は子役が踊ります。
・今回は片岡千之助(孝太郎の長男、ということは仁左衛門様の孫)と中村玉太郎(松江の長男、東蔵さんの孫)のふたり。なんとこの子たち、2000年生まれですよーミレニアムだよ。平成とかいうレベルじゃないよ。。。
・ちびっ子二人が胡蝶の衣装で踊ってると、もう会場が「かわいいーvv」というメロメロな雰囲気なのがわかります(笑)
・「でも、あの子たち、上手い子とヘタな子がいたよね?」と、初めて歌舞伎を観た人々にも明らかなくらい、踊りの腕には差がありました……千之助、すごいよ。ちゃんと踊りになってるよ!手の返し方といいきちんと膝を曲げ、柔らかい動きがちゃんと胡蝶らしく。もう一人の玉太郎はねぇ……おっきな目と丸顔がかわいかったのですが、踊り自体は、「ああこういう形だったよね」というところまでがあってる、要するに手とか足をそのかたちにぼんぼんと投げ出してるだけで、踊りとは言えず……<ちびっ子だからヘタでも許されるのである(三十路に入ったエビは許されませんよ!<前に踊った『藤娘』)。
・というか結構長い踊りなので、玉太郎、後半では訳わかんなくなっちゃったのか(笑)、隣できれいに踊ってるおにいちゃんの動きを見て真似してる、ということは半拍遅れてるわけで!交互にふりを踊るとこなのに揃っちゃったりな(笑)。いやーおかしい。
・しかし一番ウケたのは、勘三郎の獅子が登場したあとに胡蝶が絡んで踊るのですが、毛振りしてる勘三郎になんか子供たち近いなー危ないなーと思ったら
、ベシッと毛で子どもの頭がぶたれてました………見たことないよそんなの!(爆笑)
「上手い子の方だったらもしかしたら演出かとも思ったけど、ぶつかってたの、ヘタな子だったから、ハプニングかなと……」Y子さん、その観察は正しいです!私も初めて観た(笑)
・「でも最後の最後であれで株あげたよね、あの子」……そうなの、踊りはだいぶまだ頑張る余地がたくさん残ってましたが、あの勢いの長い獅子の毛でベチンとぶたれて、それで泣きもせずそのまま踊り続けた玉太郎くんはえらかったよ。「がんばりましたで賞」をあげたい。。。
・ところで千之助ですが、あとで舞台写真を見てみたら、父親の孝太郎にそっくりでございました。特に細い目と小さなおちょぼ口の辺り。メイクをやってもらってるだろうから(自分じゃしてないだろその年齢じゃ)、それのせいもあるかもしれませんが、遺伝ってすごいなぁとしみじみ実感。。。
・ところで同僚のKちゃんは「わたしが着るならどれが一番衣装すてきかなぁ」と考えながら最初の『寿曽我対面』を観ていて、菊之助が見ていた化粧坂少将の花魁の衣装が一番いいなぁ、という結論に達したそうです。私はそういうこと考えたことないなぁ。人の感想って新鮮v
・その話をランチでしていたら、Yちゃんは
「じゃあわたし、胡蝶の衣装がいいな」と言ってました。私と同い年でミレニアムな子たちと同じ衣装を着ようとは、それはちとずうずうしいのではないのかね、Yちゃん……

・三幕目が今回目当ての『鰯売恋曳網』。私はこれ三度目(最初はTVだけど)ですが、おっとりした喜劇で大好きなのvv
・勘三郎の鰯売に玉三郎の傾城蛍火、蛯名あみだぶつを弥十郎、博労を染五郎という配役。……でも猿源氏のパパ・あみだぶつ役の弥十郎さんは、実は勘三郎よりちょっと若いのでした。役者ってすごいなぁ。<前回は弥十郎さんが博労役でした。
・うえで「染五郎のオトコマエの顔が結構好み」とか言っといてなんですが、私、染五郎って三枚目の役好きなのよね。博労は長いモミアゲつけてちょっと間の抜けた顔立ちなのですが、こういうコミカルな役似合うの。大名に化けた猿源氏が「合戦の話をしろ」と言われて途方にくれて目で助けを求めたとき、ぶるぶるぶると顔を振ってぴょんと飛び上がって寝たフリしちゃうくだりなんか、ほんとかわいいv
・おっとり天然ボケなお姫様花魁の玉三郎の美しさには、ほかの人にも喜んでもらえた模様。「他の花魁たちもきれいだったんだけど、なんていうか玉三郎が出るとオーラが違うのよ〜」と言ってた子がいました。そうかもね。
・しかし今思うとこのお姫様ほんとぼけぼけなんですよ………十分に物心ついたあと(少なくとも十代)に城から出てるんだから、遊郭にたどりついた時点で「パパママ助けて、あたしここにいるの」って手紙書けば、十年間もぼけっと花魁やってなくてもすんだのではないかと。
・人のよさそうな廓の亭主も、そう思うと意外に腹黒かったりしてね(笑)<そういう話ではないとわかっていつつも。
・そういや恋わずらいした猿源氏が初めて目の前で見る美しい蛍火の姿に舞い上がって禿を突き飛ばすのですが、今日は子役が女の子だったのもあって、ふつうに突き飛ばすだけでしたね。<当代勘三郎のオリジナル演出らしい
・前回は私の心の中で伝説の子役アイドルだった中村鶴松くんが禿だったので、突き飛ばされて一回転したあとに髪をばさばさと直してふんっ!という感じでそっぽを向くのが、台詞はひとつもないのに「もうあんたなんてことしてくれんのよっ!冗談じゃないわよこのバカッ」という内心の心情を雄弁に物語っていて、すげぇ!と思ったのですが、ちょっと今回の女の子ではそこまではいきませんでした。残念。
・勘三郎はああいう三枚目の役はとても上手いので、私がとったブロックの人たちが笑ってるのが後ろで聞こえて、ああよかったなーと。(一応連れてきた責任は感じている……)
・そして最後の玉三郎の「鰯こぉえー(買え)」という鰯売りの呼び声、高い女形の声なのですが、それが劇場中にきれいに響いて、あの声はすごいなぁと改めて感心しました。
・しかし私がこの話で一番共感するのは、お姫様の行方探索に携わってた、お城の殿様から派遣されてた部下です(今回は亀蔵さん)。十年ずっと追いかけてたお姫様に、やっと探り当てたと思ったら「ええ、主の言うことが聞けぬか!」とか怒られ、その尻馬にのった鰯売りの旦那にもぺしっとか畳を叩かれ(あんまり上司にしたくないぞ猿源氏)、幸せそうに去っていく二人を「ええなんか納得いかーん!」と思っている彼ですが、きっと城に帰ったらまた「なんで娘を止めんかった!」とぼこぼこに主人夫婦に怒られるに違いない……彼の姿に
「サラリーマンの悲哀を見た!」と涙しそうになりました。。。

終演後、高校時代の友達のNちゃん、Hがつきあってくれるというのでプロントでちょっと飲んで帰りました。
こういうイベントがあると、しばらく会ってない友達とも会えるというのはいことかもね。

■ウィスキーいろいろをソーダ割りで数杯。

1月17日(土)

ひたすら寝てました。最近休みになるとずっとことこと寝てます……

■ウィスキーの水割り。

1月16日(金)

仕事で業者さん候補と会う、というのを繰り返しております。
どんぐらい繰り返しているかというと、1時間単位で本日4件。10時と1時半と3時と4時半………面子の中で一番その分野にまったく経験がないのが私なのですが、一番下っ端というわけで窓口かつ議事録係なのです。事務局ともいう。専門用語わかんねぇっつの(でも一番マメに字を書くのも私だ)。とほ。とりあえずカタカナで書き取ってみる。

しかし出席している私たちはさておき、事務の女の子たち2人にも被害が………それはお茶出し。
1回あたり出席者は12〜13人、客が来るたびに人数分のお茶出しをして帰るとお茶碗を引いて、30分後にまた同じ部屋に別の客が来たらお茶出し………それを今日一日で4回。ちなみに4日間で計9回、だ。

「わたしなら絶対やりたくないな……」
「だよな……」


彼女たちは全然ヒマではなく、ちゃんと計上だの決算だの、仕事を別に持っている。その合間にこのお茶出し(スケジュールを決めたのは私たちプロジェクトのメンバーで、彼女たちには全然関係ない。)、いわば追加の仕事だ。ほんと申し訳ない。。。

そんななかで、3回目にお茶が出てきたとき、小さなチョコがついてきた。………これどこから?
フロアに戻って訊いてみたら、
「あ、それ私のー。さっきトイレで会ったとき、はるか(仮名)さんの顔が疲れてたから、気分転換にいいかと思って」………Aちゃんたら、なんていい子なの!
もう一人のTさんも「ごめんね、忙しいのに何度も」と声かけたら、
「いいえ、今日はあと1回ですよね、がんばってくださいね!」と満面の笑顔で言ってくれました………もう、ほんとになんていい子たちなのっ!(感涙)

ほんとうちの事務の子たちは働き者でいい子ですよ!と夜にT部長と営業の人たちと飲んでいたとき(………今日こそ真面目に残業しようと思ったのですが、8時半に心弱く脱落。。。)にそういう話をしたら、
「だってそれはその子たちの仕事だから」とS係長が抜かしやがりました。………なんてコミュニケーション能力の低い男!あんたと仕事はしたくないわ!という気持ちになり、ぷち喧嘩に。

男ってなんでお茶汲みの負担を軽視するのかしらね!手間かかるのにね!<そして彼は独身だ……(わかる気はする)

■エキサイトして焼酎に日本酒を飲みすぎたせいか、また目が覚めたら終点でございました。そして残念ながら後ろに並んでいたおじさまは反対方面であった。タクシー代をかけて帰る……

1月15日(木)

「仕事、まだ終わりません?Nさんがこれから飲みに行こうって……」

Oさんがそう言った途端、目の前に文字通り積んである仕事を片付けはじめる私。
だって神田のO屋のお刺身、あたし久しく食べてない………!
<老舗のおでん屋さんなのに、他の料理が充実し過ぎていて、私はめったにここでおでんを食べられない(そして今回もお豆腐のおでんは売り切れでした。残念。)。

ここの若旦那がNさんのことをやたらに好きなので(笑)、一緒に来るとメニューに載っていない料理がいろいろ出てくる……
しかも女性客だけえこひいき?で、「はい、これお姫様に」と茶碗蒸しが。………笑わないでよ、Nさん。

「賄い飯出しますけどー和風とインド風、どっちがいいですか?」

最近彼は世界の料理に凝っているらしい………インド風って?「ただカレー味ってだけですけど」……なるほど。
先日はドイツ風チヂミだったらしい(ジャガイモベースだから)。先日私が来たときはベトナム風フォーでした。
でも私たち日本人なので、やっぱり焼酎にあわせて和風で……!とインド風が捨てきれない彼に懇願して、和風雑炊を出してもらいました。

ホタテの大きな貝柱がごろごろ………vv

まだ働いていたOさんの奥様にも急遽来て頂いて(最初に来たときにお刺身に感動していっぱい写真を撮って帰ったら、「で、現物は?!」と責められたらしい/笑)、楽しく飲んできました。

シャコに肉厚の柔らかいアワビ、それにフグのたたき(厚い!)、美味しかった……!

■生ビールのあとは、焼酎のボトルを水割りで。

1月14日(水)

昨年、部長の送別会の帰り道、路地にとても素敵な雰囲気のあるお店を見つけたのです。
枝折り戸の足元、三角の灯りが地面に置かれて、ぼんやり照らされているのが素敵。
高そうだなぁと思ったのですが、とりあえず置いてあったちらしを貰って帰ってみる。戻ってぐるなびで見てみたら、なかなか評判がよいのです。でも男性にはちょっと量が少ないかも、とあったので女子新年会を開催することに。

「神楽坂町家の和食の京料理の隠れ家料亭 神楽坂京都祇園おいしんぼ」<長い名前だ。
本店は祇園にある料亭なのだとか。なので居酒屋ですが、京料理風の手の込んだものが多くて、目にも嬉しいv

建物は大正時代に建ったものだとかで、趣があります。
趣がありすぎて、わたくしには玄関の引き戸が開けられなかった………orz
個室のふすまが閉められなくなってみたり(笑)……といろいろありましたが、薄暗い照明、エアコンもあるけど一番の熱源は石油ストーブ、掘りごたつなんか当然なくてちゃぶ台という懐かしい雰囲気で、女の子同士の新年会にはぴったりv<内装はこんな感じ

先付け。
生麩の田楽とか小さな湯葉とか、きれいな昆布巻き、美味しかったv
ここ、夜9時半から二次会受け付けているそうで、こういうこぎれいな先付けがいろいろ付くコースがあるらしい。
来てみたいなぁ………v

他にはとろろと青海苔をかけてふっくらと焼いた鮭とか。
メインはちゃんこ鍋にしてみました。6人なので土鍋二つ。
これで3人前(だからエビも3匹)。
締めはうどんか雑炊か選べます、ということで選びきれなかった私たちは各鍋をうどんと雑炊にしてもらいました。

鍋を下げて厨房で作ってくれる雑炊はふんわりと卵で閉じられていて、どっちも食べたけど私は雑炊の方が好きかな。
飲み放題をつけてみました。割といいお酒。
さんざし酒が入っているのは珍しい。
女6人で瓶ビールの後は焼酎お湯割りに日本酒熱燗………

2時間で飲み放題は終わるのですが、そのあとも別にお酒代を払えばそのまま残って飲めます。
日本酒頼んだら、こんな竹筒と柄杓で出てきました……vv

このお店も素敵でまた来たいけど、他にも歩いてくる道すがらなかなか素敵そうなお店がいろいろ。
神楽坂素敵だね、また来たいね、と言っていたら。

芸者さんが二人連れで歩いてました!

道の反対側だったから写真が小さく………わかるかしら?
今でも神楽坂にはいるんですねぇ!(びっくり)
どんなお店に行くのかしら。。。

美人さんでしたよvv

■ビールに日本酒、焼酎といろいろ。

1月13日(火)

「夢応の鯉魚」という話を知っていますか?

上田秋成の『雨月物語』に収録されている怪談で、高僧が昼寝をしていると夢の中で一匹の鯉になっていることに気がつく。湖を泳いでいるうちに知り合いの漁師に釣り上げられる。立派な鯉だからと売り飛ばされ、俎板の上に置かれ、顔見知りの料理人が包丁を近づけてくる。「やめろわしがわからんのか」と暴れても鯉の悲しさ、言葉は通じず、ついに―――というところで目が覚めて、というお話なのですが。

私が子どものころ、『雨月物語』を読んだ私にうちの母は「自分が生まれ変わるとしたらきっと鯉で、多分こんな風にバタバタ暴れても包丁で切られて殺されて食べられちゃうんだわ」と呪いのように言い聞かせました。
そのトラウマのおかげで、私はいまだに踊り食いの類がとてもとても苦手です。

「あの、そんなの頼んでませんけど……っ!」
「これ、お通しなので」


串刺しにされたまだ生きてるエビを人数分出され、「そこのコンロで焼いてお召し上がりください」………いやーっ、夢応の鯉魚!
「エビには痛覚はありませんから」って、それ誰がエビに聞いたのよ!

うわーまだこれ跳ねてますよ(そりゃ熱いよね!)というのを後輩に「動かなくなるまで私に見せないで!」と厳しく言いつける夜七時半。
チームの新年会、私が選んでセッティングした店なので誰に文句をつけることもできない………魚が美味しくてよい店なのですが、毎回お通しはあれなのだろうか。気になる。

前回はコースで頼みましたが、今回はアラカルトでした。<新宿『魚米』
コースはすごいボリュームでしたが、アラカルトだと結構上品な量。でもだらだら焼酎をボトルで飲んでいたせいか、6人で2万弱と安上がりでした。
「漁師のタコ飯」が食べられたので私は満足です。

あとお魚の蒸篭蒸しを頼んだら、きれいに白菜やキャベツを食べ終わったあと最後に魚が姿蒸し(?)状態で残りました………待って、「お魚の蒸篭蒸し」なんだから、ちゃんと魚も食べましょうよ!
「いやー野菜が甘くて美味しくて」本日、男5人+私という面子なのに、なんだこの健康っぷり。。。

お通しが毎回あのエビでなかったら、また来たいです……

■生ビールのあとはひたすら芋焼酎を。

1月12日(月)

久々にLibraryを更新しました。<浅田次郎『あやし うらめし あなかなし』

こないだケイさんと一緒に見つけた「Steam Cream」というのがお気に入りです。
クリームは一種類しかなくて、いろとりどりの缶のパッケージだけが違うというもの。限定缶なので、一度売り切れたらもう再販なし。
この「どの缶でも中身のクリームはおんなじ、缶のデザインだけ選べる」とうのが、限定モノに弱いオンナゴコロを捉えていると思う。コレクターになってしまいそうだわ。
<これはKINGYOですが、GEORGが欲しい。。。

それはさておきこのクリーム、なかなか優秀です。精油の香りも好きv
手にハンドクリームとしてつけても、そのあとで手洗ってもぬるつかないし、吸収早いし。私は顔に下地クリーム代わりにつけてますが、髪の毛から唇、足のつま先まで全身どこでも使える!というのがウリ。
この説明を見るたびに、私はK子ちゃんを思い出します。

違うの、私じゃなくてうちの母親のモットーだから!だって母がそう育てたから!というのですが。
「にんげん、全身一枚皮だから」………だからハンドクリームのついでにちょっと乾燥気味の顔につけても大丈夫、らしい。だって同じ皮だもん。特別なことは何もないんだもん。潔い……!

↑このモットーがわたくし大変ツボに来ました。。。一枚皮!一枚皮って!!

■TV見つつ、梅酒とウィスキー水割りの続き。

1月11日(日)

せのおさんと一緒に浅草歌舞伎を第一部、第二部と連続で観てきました。
今年は獅堂とラブりん(愛之助)が欠席で、松也くんが新規参加。ラブりんは惜しいけど獅堂はどーでもよく、むしろ松也くんが出てきたのはとっても嬉しいvv

・年始のお年玉ご挨拶、出演俳優が一人ずつ順番に持ち回りで挨拶するのですが、やらしいことにチケット発売日にはいつ挨拶するかはまだ発表前なのでした(笑)
・結果、今日は昼の部がカメ(亀治郎)、夜の部が松也くん。わーい、松也くんは嬉しいなぁvv
・でもカメはいろんなとこでインタビュー受けてるし、なんかあんまり新味に欠けるんだよなー、よくしゃべる割に肉声の感じがしないの。

【昼の部】

・とりあえず「新年あけましておめでとうございます」のくだりだけで、
「絶対こいつは猿之助の隠し子に違いない」疑惑が改めて再燃。声の調子、発声の仕方、あまりに伯父の猿之助に似過ぎてて!
・そして予想どおり、まったく肉声っぽくなく、カメは営業トークをして終わった………ちっ、去年の亀鶴くんの方が面白かったわ!<壇上から白足袋履いたままとんぼ返りで客席に下り、つるっとすべって転びかけた

・さて第一幕は『一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)』の「曲舞」と「奥庭」。通常は「檜垣」を演じるところを「曲舞」という別の段を演じるというのが猿之助一門の特徴らしいです。主演の一條大蔵卿が甥っ子のカメだからね。
・しかし一條大蔵卿は作り阿呆と切れ者の演じわけが重要と言われるわけですが……作り阿呆が作り阿呆に見えないというか、
カメの大蔵卿はあきらかにたくらみ顔なわけですよ!ぜんぜん阿呆らしさがないよ!
・前に勘三郎や吉右衛門といった顔ぶれで見たときの大蔵卿はほんとアホっぷりがかわいかった。あれと何が違うんだろうねぇと首をひねって……「余裕?」。
・なんかカメの作り阿呆って、愛嬌が足らんというか、笑った直後にちろっとこっちを窺っているような気がするんだわ。「小松殿がこわい顔でこっちを見るから行かれんのじゃ〜」みたいなことを言ってましたが、それって単に疑われているだけなのでは!という疑惑が。愛嬌が足りません。
・「曲舞」の場面では松也くんと京蔵さんが連れ舞を踊ってましたが、うーんやっぱり並んじゃうとベテランの京蔵さんの扇の返し方の美しさが際立ってしまい。<腰が高い、手が高い、ふりが大きいのが若い子の特徴 
・京蔵さんは関容子『花の脇役』でインタビューを受けていた人ですよね確か。若くはありませんが、きれいな女形さんですよ。
・でも松也くんもいい感じでしたわ。私より10歳下(ショック!)の松也くんは、顔のラインもシャープできれいで、こういう品のいい腰元の役はぴったり。「奥庭」の部でのお京なんかも、武芸の上手そうなきりっとした姿で、夫のふるう弓を抑えてみせるのが格好いい。
・夫役の勘太郎も精悍な吉岡鬼次郎役、妻のお京との敏捷そうな夫婦姿が素敵。年配で立ち姿が素敵な役者さんもたくさんいますが、やっぱり本当にその役と同年代の若い役者がやっていると、すっと美しいです。眼福vv
・しかし阿呆役の大蔵卿の語りの辺り、阿呆のしゃべりなのになぜ私はあんなに眠かったのか………亀に興味ないから?(笑)

・二幕目は『土蜘』。勘太郎が蜘蛛の化けた和尚、狙われる源頼光を松也、側近の独り武者平井保昌が亀鶴、侍女胡蝶を七之助と若くてきれいな配役。
・能装束姿の胡蝶・七はきれいでしたねぇ………うっかり舞台写真も買ってしまいましたわ。
・源頼光を演じた松也くん、「ヒーロー役!」と嬉しかったようですが………顎の線がシャープで美しくて、もうヒーローというより側近たちのアイドルにしか見えなかった(笑)<これも写真購入。
・いや、それでもちびっ子の太刀持ち(これがまた長い裾引きずってけなげでかわいい)と二人っきりの時に土蜘と渡り合うわけですから、一応ちゃんとヒーローなんだよね……ちょっと美人さん過ぎただけ(笑)
・しかし側近で隣の部屋にいたくせに、土蜘が退散するまで気がつかない独り武者はぼけっ子だと思う私。。。<ぜんぜん宿直の意味がありませんが!
・最後、病気中の頼光を置いて四天王+独り武者+軍兵で土蜘退治に行くわけですが、もう揃いで刀を引いたときの見得、一番ベテランの中村山左衛門さんの形の美しいこと!いやもぅ、こういうときは年齢じゃないのですよ、見蕩れてしまいましたv
・勘太の化け物役もよかったですね、先ほどの幕とは風情の違う、かっと目を開いたときの見得とか。でも紙で作った蜘蛛の巣はもうちょっと派手に破ってもいいかも(笑)
・この演目の見所のひとつは、役者の後ろで大活躍の後見さんで、ぱぁっと飛ぶ蜘蛛の糸を背後でさささっとくるりくるりとまるくまとめて回収してまわるのが、一瞬一瞬が勝負という感じでその緊迫感に目を奪われます。けっこう変なところに飛んで役者さんの髪の後ろにひっかかったり、鎧の継ぎ目にはまっちゃったり、そういったときに回収してまわる真剣な顔が見ていて楽しい。
・しかしこの蜘蛛の糸も、今では作れる人が限られるのだとか。というわけでぱぁっと飛ぶたびに「あああっ大判振る舞いしちゃダメ!」とか思うのですが(笑)

・ところで私、本日夢ができました。2007年5月に歌舞伎座でかかった『泥棒と若殿』、これを亀鶴くんと松也くんで演ってほしいなぁというもの。本日の美貌の若殿(松也くん)と側近(亀鶴くん)という組み合わせで夢が芽生えました……腐女子なら「まさかこれほどまでとは……」とつぶやくこと必至の(私の背後のぜんぜん知らん女の子たちが憔悴していた)、泥棒と若殿との間に流れるラブ全開の山本周五郎原作の話。いやー観てみたい。リクエスト出すか(笑)

【夜の部】

・夜の部の挨拶は松也くんでしたvvもともとお気に入りのかわいい子なのでとっても嬉しい!
・最初の「あけましておめでとうございます」の辺りはきちんと歌舞伎役者らしく挨拶してましたが、そのあと身軽に「さてさて客席に下りてみましょうか」という機敏さが素敵。
・「辰三郎役ですけど、ほんとこいつダメ男ですよね!」と言い切った挙句に最前列の女性に「ダメ男は好きですか」「好きです」「では今回出ている中で誰が一番好きですか」「もちろん松也さんです」との完璧な応答に「てことは、僕もダメ男ということでしょうか……」とかるーくコメントしてました。
・子役さんから長いだけに舞台度胸がついてる感じ。去年か一昨年に観たときのお年玉ご挨拶は愛之助だったのですが、あちらはちょっと生真面目な感じでした。こういう素の役者さんの顔が見えるコメントって楽しい!
・幕の後ろにひっこむときもひらひらと手をふっていく辺りとか、若い子だなーと………なにしろ私より10歳若い(改めて意気消沈)。

・打って変わって、夜の部の最初は世話物。『一本刀土俵入り』を、駒形茂兵衛を勘太郎、お蔦を亀治郎という組み合わせで。
・前にも一度、勘三郎と福助の組み合わせで観ていますが………勘太はお父さん(勘三郎)に習ったんだろうなぁという台詞まわしが端々に、でも残念ながらちょっと若いなぁ。最初のどんくさい取的の辺りでは体が細身過ぎて、体の印象と合わない分だけちょっとどんくさそうというよりは頭とろそうな感じ、後半の十年後の侠客の辺りは大変男前で格好よかったけど、ちょっと貫禄がねぇ……いつかもうちょっと年くってから演じたらきっともっとよくなると思うので、再演に期待。
・そしてお蔦の亀治郎は…………ただの飲んだくれ……??
・飲んだくれっぷりの女としての生っぽさは評価しますが、そのあとの茂兵衛とのやりとりの辺りのあっさりぶりはどういうことかと。なんだそのサバサバぶり。茂兵衛へのプレゼントは思いっきり酔っ払いの気まぐれにしか見えませんけど!
・筋書きには「二階から帯で櫛やかんざしを下ろして茂兵衛に与えるあたりは前半の見せ場です。」とありました………その場面、あまりのカメのあっさりぶり(
「手届くー?取れたー?取れたね?んじゃよし!」みたいな)に、会場から笑いが起こっておりました。見せ場じゃなかったの……?違うだろカメ!そこはしっとりと!
・あまりのあっさり男前ぶりに、「あんたならあの包丁男の一人くらい、あっさりひしげるだろ」という気持ちに。むしろ素手で。腕一本で。
・ええと、ただの飲んだくれの演技としては評価しています。が、長谷川伸作品一流のしっとりとした女ぶりとしては、どうなのかそれ。
・そして十年後、我孫子屋の酌婦をやめて素っかたぎになっているという設定なので、大変薄化粧なのですが………薄化粧過ぎて、なんかそれ鼻の下うっすらと黒っぽく、というのは気のせいですか!
・ほとんど元の顔がわかる薄化粧(要するに白塗りでない)に所帯じみたおかみさんの身なり、それで目を伏せ気味にするとわかったことは、「なんて香川照之に似ているのか……!」ということで、やっぱり伯父の猿之助の隠し子疑惑がさらに再燃。<香川は猿之助の息子だ
・しかし
女装した香川照之は見たいですかどーですか。私はあまり見たくなかった。。。
・そんな感想のオチで終わるのもどーなのよ、ということはさておき、顔はいいけど限りなくダメ男の限界(茶屋の女と馴染んで子供つくっといて十年ほったらかしといた挙句に、「戻ってくるのに手ぶらじゃ格好悪いし」とイカサマ賭博やった挙句に大量のヤクザを引き連れて逃げてくる……)な男の役だった松也くんを除くと、全般的に若干役柄に対して若いかなぁと………こういうしんみりした人情噺は、やっぱりある程度の年齢が行ってからのほうがいいように思います。次に期待。
・あ、でも歌舞伎座で観たときより、水に落ちる三下のぽーんと飛ぶ姿は見事でした!空中で一瞬きれいな形とってたもんねカエルのごとく。<中村いてうという若い役者さんでしたv

・そして最後は『京鹿子娘道成寺』。初役で七之助が踊るというのが見どころなのですが。
・いやほんとにきれいでした。どの場面を切り取っても、そのまま京人形にしておきたいような繊細な美しさ。ほんとに。でもね。
・君、
ほんとにあと五十分間そのおんなじ表情のままで演る気なのかい……!という意味で「京人形」だったのもあったり。表情一種類しかないの!と。
・あとでわかりましたが、あれ、最初の扇が苦手だから、その分顔が固まってただけですな(笑)。次に手ぬぐいで踊る辺りから、表情に柔らかみが出て、目元にも表情が。そうだよねー、君よく落とすもんね、扇(笑)。
・もう、最初に一番苦手な扇が出てきたせいで、私まではらはらしましたよ。もう、どんだけ苦手なんだと。だって扇とか鈴とかいろんなものもって背をそらせて舞う動きがあるのですが、扇のときだけ反る角度が違う、っていうか固いんだもん動きが。苦手っぷりがあからさま過ぎて笑える。
・あと、多分そういう動きのせいだと思うんだけど、今までいろんな配役で何度もみた娘道成寺の中で、かつらの内側、首筋の辺りに一番白粉が移ってしまっているのが七なのでした。多分そういう反らす角度とか、そういうのが影響するのかと。
・しかし、本当に本当にきれいでした。ほんとにどの一瞬切り取っても、そのまんまガラスケースに入れられそうな勢い。初めて江戸川乱歩の『悪魔人形』の気持ちがわかったような気がします……写真も買ったよ!

帰り道、通しで観ても6時半過ぎには終わるので、コーヒー飲んでいきません?と、お気に入りのカフェに足を運んでみました。<Cafe de 浪速や。
土蔵づくりの雰囲気のあるカフェで、若いマスターが一人でコーヒー淹れてます。一度に2杯までしか淹れられないので、気長に待つのがよろし。
きっと「レナ」もきっとこんな感じなんでしょ。<@『Bloody Doll』

しかし行ってみると、カフェの前のメニュー表に手書きで「豆がきれました」と。え、今日もう終わり?
ドアを開けて訊いてみると「あー、できるものもあるんですけど、種類が限られちゃって」………その貼り紙じゃてっきり何にも飲めないのかと思ったよ!なんだそのやる気のなさ!(笑)

私たちの前に誰もいなかったのに、私たちが入った途端に6人だか7人だか次々に客が入ってきたのは、きっとあの貼り紙のせいだと思う………

■帰ってから水割り。

1月5日(月)〜10日(土)

年始から月曜開始って………とか思いながら、一週間働いておりました。合間合間に飲みつつ。
せめて水曜開始くらいだといいんだけどなぁ。。。

木曜はぜんぜん関係ない部署の役員と同世代の女性3人という不思議な面子で飲んでおりました。
「彼と、誰一人彼の部署にいない若い女性3人……なんの関係が?」と誰が聞いても首かしげる不思議な面子なのですが、単に彼が以前に海外駐在に行くことになったときにたまたま壮行会に出席した人たちを思い出しただけらしい。
ありゃいつのことだっけかと遠い記憶をさぐれば、私が確か遅刻していって……それが試験のあとで……ってことは入社2年目、つまり7年以上前ってことだな。
つまり正確には「7年くらい前にはほんとに若かった女性3人」なわけですが(笑)。

「えーなんかここ、ぜんぜん世代違うじゃないですかー、ジェネレーションギャップとかないんですか」
「そんなことないよー、彼女、同世代だもん」


私との会話中に新年懇親会で秘書につっこまれた彼は、平然と私を同世代だと言い切りました。………いくらなんでも役員と年代は違うよ!
と思ったが、彼とのエレベーターでの会話が「今年のγ−GTP(※肝機能の数値)」である女は、同世代だと認定されてもしょうがないかもしれない……そして飲み会の席の話でさらに呆れられる。

九州に住んでいる伯母が、「近所にすてきな酒屋を見つけたの」と、飲んだくれの妹(母だ)とさらに輪をかけて飲んだくれの姪(私だ)のところにお酒を送ってきてくれました………
梅酒の一升瓶を5本セットで。
いや、確かに全部違う銘柄でどれもおいしそうで、でもふつう梅酒五升は送ってこないと思うの……!ていうか、梅酒って一升瓶で売ってるんだな、ということを生まれて初めて発見した。

これどーするよ、というわけで、改装した会社の寮に同期たちで終業後に遊びに行く企画に1本持っていくことにしました。
「なんで、明日は会社に一升瓶しょってくることにしました」………アホな子だと認定されたらしい。いや、いまさらか。。。

改装なった社寮はムダに新しくホテルのようで、昔の民宿のような寮を覚えている私は遠い目に。
まぁそんな新しく美しく生まれ変わった社寮で何やってるかっていうと、ステキなソファの置かれたロビーでビールだの梅酒だの焼酎だの飲みつつ、不幸満載の人生ゲーム(生命保険に入ったのに、「保険会社破綻により」とかいって証券が紙くずになったり、上司と喧嘩して失職してみたり……)だったり、挙句のはてに私はソファベッドで丸くなって寝ていたら女性陣に羽毛布団かけてもらってたり………建物がどんなにきれいだろうと、しょせん面子が変わらなければ同じことしかしないといういい見本です。もう3時ですし。

でも厨房に氷を取りに行った挙句に「こんなの見つけたの〜これ、食べちゃう?」と言ってツヤツヤのイチゴのパックを手に戻ってきたTちゃん(男)よりはマシです。酔っ払いにだって一応良識というものが……!<Tちゃんにはないようだが

朝ご飯セット。525円也。<安い
鮭に昆布巻き、煮物と茶碗蒸しにお香こ、野菜のぬたあえ(写真)の他に、野菜と厚揚げの煮物、味噌汁と寒天のミニデザートにコーヒー付。
寒天のミニデザートにはイチゴが乗っかっていて、「これってば昨晩Tちゃんが盗み食いしようとしたやつ……!」と、まだ酒の抜けきってない私たちの笑いのツボを直撃してくれました。。。

そのままちょっと足を伸ばして鎌倉散策。千葉県民からだと鎌倉はもう小旅行の世界なのですよ。
鶴岡八幡宮でお参りしておみくじを女の子三人で引く。吉、中吉、小吉と、なんだか小市民でめでたいようなそうでもないような結果が並んだわけですが。

「吉」の私の「試験」は「思わぬ失敗がある/あわてるな」だったわけですが、残り二人の「試験」は「国語をまじめにやんなさい」みたいなことが書いてありました……すごい具体的なんですけど!なぜ国語!

という話をしたら、
「字書きなのに『国語まじめにやれ』とか言われたら、ほんと屈辱だよね」と言われました。
そのとおりだ。私は言われなかった……「吉」だけど、それだけは神様が見ていてくれたらしい。。。

■午前三時過ぎまでビールとか焼酎とか大量の梅酒とか。寮を出立する日の朝に残ってたチューハイとか。………きっとそのせいだわあの革のバッグを衝動買いしてしまったのは!

1月4日(日)

Web拍手、ありがとうございます。
>1/4の方 いや、『萌えの刺客』には、ヘイスティングスじゃなくてポワロが受けだとしっかり書いてありましたよ、しかも2箇所。どちらがどうなのかは、萌えのわからない女といわれ続けて久しい私には、判定しかねますが……(笑)

ああやっぱり一応観ておくべきかと、いやいやTVをつける。………大河ドラマを。
だって予告編を観れば観るほど、どうみてもアホな子にしか見えないんですけど!どうみても朝鮮の役で宋代の文選(国宝になってます)を持って帰ってきた人には見えないよ……!
すごい人攫いっぷりに「こんな話だっけ……」と深く考え込む。いや、こんな話、今まで聞いたことないですけど。なんだこの登校拒否児。
そして織田信長の薄い顔(……いや、肖像画の顔見りゃあんなもんか)や信長の草履取り時代からずっと演じるにはさすがにちょっとお年に無理があるんじゃないんですか、の笹野高史さんとか(<好きな役者さんだけどさ!)。
が、しかし一番つっこみたいのは、謙信が阿部寛!その姉が高島礼子!って、それどんだけ濃い顔してた両親なのさ!と……

来週から一応観る気はある、のですが、なんか息詰まりそうな予感がひしひしと感じられ………

■水割りいろいろ。

1月3日(土)

サイトが今日で7年、かな。
日記も途切れがちですが、まぁよくも続けてきたものです。でも昨年の芝居の感想があと5本残ってるけど。未来の自分のために忘れずに。<11月、12月歌舞伎と「太鼓たたいて笛ふいて」「ラカージュ・オー・フォール」

せめて何かひとつくらい更新しようかと思ったのですが、製本作業に追われております……一緒に歌舞伎に行くので、主に会社の初めて歌舞伎を観るという人たち向けにとしおりをつくりはじめたのですが……コピー誌を作るうえで何が難関って、製本が一番の難関!という、「手先に神経が通っていない人間(@高校時代の友人談)には厳しかった。。。
100円ショップラブ!と思っていたのですが、1時間後、ホッチキスの芯があっさりと詰まって使えなくなり、「品質はやはりお金で買うしかない」という悲しい結論に達しました。くそぅ。
そして黒インクが切れ、詰め替えを買ってきたら不良品なのか、黒の部分だけ印字されません。まだだいぶ印刷する分残ってるのに!!なんなの年始からこの仕打ち!末吉だからなの?!

できるところから始めます。とりあえず表紙用の紙と製本用テープの裁断から。
うーむ、休みなのか仕事をしているのかよくわからなくなってきた。。。

■水割り。

1月2日(金)

11時から東銀座の東劇で、シネマ歌舞伎』を観てきました。
歌舞伎座の前を通りがかると、向かい側にずらりと並んだ人たちが。ああ、スケッチかぁ。歌舞伎座建替え決まったしね。

「はるか(仮名)さん、応募されましたか?」

笑顔で歌舞伎座の営業さんに問われて、「応募を忘れてました」とも言えず、「いえ、ちょっとその日は予定があって……」とかそっと目をそらす私。

歌舞伎座建替えを記念して、例年2日が初日なのを1日ずらして、2日にメジャーどころの役者が集まって手打ち式をするというやつ。
そういや参加したい人は応募してね、という案内が来ていたのだけどすっかり忘れていたのでした。
意外にイベントごとはどうでもいいゴールド会員。

用事も何も、歌舞伎座の前を通ってすぐそこの映画館でシネマ歌舞伎観ているわけですが。<ほんとに応募を忘れてただけ
しかしこの旗、夜に近くを通ったときには、ちゃんと1月歌舞伎の旗に入れ替わってました。この旗の調整のために屋根の上を見覚えのある歌舞伎座のスタッフが歩いていて、いろんな仕事があるんだなぁと妙に感心。

今回のシネマ歌舞伎は、山田洋次が監督した『らくだ/連獅子』。どっちも劇場で観ているんですがね。
落語をもとにした『らくだ』は、亀蔵さんの気色悪い死体っぷり、弥十郎さんのブサイクな大家のかみさん、勘三郎の酒乱っぷりとみどころたくさん。なかでも黄緑色に変色した死体がぺたりと頬にくっつくあたりのくだりは笑わせてくれます。
連獅子も、勘三郎と勘太郎・七之助の親子三人で演じるので、板を踏み鳴らす音の揃った美しさ、潔さにうっとりv
二時間、堪能してきました……そしてここの劇場のいいところは、無料のマッサージチェアが6台もあって使い放題ということなのでした。これだけで十分モトはとったね(笑)

電車で戻って神田明神で初詣。今年は久々に厄年ではないのです。でも来年からまた前厄だけど(溜息)。
厄年じゃないし、今年はお祓いはなしでいいかとお賽銭だけあげ、せめておみくじくらいは引くかと。隣に並んでた人たちが「さっきから通る人通る人みんな大吉じゃん」とか言ってるなかで、末吉でした。歌は「冬ながら空より花のちりくるは雲のあなたは春にやあるらん」。その趣意は。

「不幸な目に遭遇し悲嘆にくれ何の期待もなしに漫然と日を送る人。」

年初からこの言われようって………!<その後に「希望に燃ゆる春は目前にある。くよくよせずに自己に目覚め、自信をもって目的に向かって一路前進せよ。」とは続きましたが、ちょっとあんまりな言われようでは!

ひっそりとへこみつつ、また銀座に戻って学生時代の友達と待ち合わせ。
2日とあって開いているお店がよくわからなかったので、先ほど確認したお店を。『越後屋八十吉』、歌舞伎座並びの干物屋さん。
こないだ銀座特集していた『おとなの週末』でも絶賛されておりました。以前から私お気に入りの店。

常々いつもここで一人で定食食べて帰るたびに、「ねぎ焼きとかエリンギとか、野菜焼きおいしそうだな」と思っていたのですよ。
いつか頼もう、と思っていたのですが………一人ではムリ、ということが判明。
奥の魚は黒ムツです。
このどーんとした魚に負けないネギ!はさみでジョキジョキ切って頂きます。
ちと一人ではボリュームがありすぎだわ……これではネギがメインになってしまう(エリンギもてんこ盛りでした)。
野菜焼きがいずれも380円、銀座でこれはだいぶんお得v

あといつもはお魚をメインで頼んであと定食にするのですが、友達が頼んだ干物混ぜご飯をためさせてもらったらこれが美味!
細かく裂いた干物(サーモン/さば/さんまが選べます<味付けは一緒。私はサーモンが好きだな)とゴマに油を使ってていいお味vv
次からはこれにいくつかお魚の串と小松菜のおひたし(100円)で自分用の定食を作ることにします。

■生ビールに緑茶ハイ、それに焼酎のお湯割りが芋と麦でそれぞれ数杯、にごり酒を1合。そんなもん?

1月1日(木)

年末に続いて怠惰な年始を続けております。

うちは長いこと小鳥を飼い続けているのですが、一羽一羽に個性が。
いまいるスズメは足と羽根に障害があって、巣立ちに失敗して落っこちてきた子。多分末っ子であまり餌を貰えなかったのかと。
今ではよく食べるし健康なのですが、やはりヒナ時代の栄養失調のせいか、ご飯を食べる以外のほとんどの時間をことこと寝て過ごしています。

ペットは飼い主に似るといいますが、もしかして私のほうがペットに似てきているのではないかと危惧する今日この頃……

■ビールとか水割りとか。

母がなんか本読んでると思ったら、私が買ってきてその辺に置いといた今市子『萌えの死角』でした。<BLとかいろんな映画をもとに萌えを語るコミックエッセイ
世間的にはヘイスティングス×ポアロらしい、とかいう記載があったことを思い出し、今朝一緒にご飯食べながら英国BBSドラマのポアロを観て「デビッド・スーシェはいいねぇ」とか言っていたことを思い出す。
違うんだ、私は確かにこのドラマ好きだがそういう意味ではないんだ、とか抗弁するのも微妙で、そっと目をそらす、そんな元旦……