「平成飲んだくれ研究所」に戻る


8月31日(水)

会社の個人用PCのパスワード管理がどんどん厳しくなり、社内から不満たらたらです。2ヶ月ごと変更、5世代前までのパスワードは使用不可、英数混在8桁以上(しかも大文字小文字併用必須)。違反すると、システム設定上ログインができません。「そんなにいくつもパスワード覚えてられるかい!」というのが大方の意見ですが、私は別に設定に困ったことないし……半永久的に違うパスワードを設定できる自信はあるのですが。困るのはこんなとき。

「あ、はるか(仮名)さん?戻り遅くなりそうでさ、悪いんだけど代わりに私のPCのメールチェックしといてくれる?パスワードは……」

うちのチームは割と互いにメールチェックを頼まれてすることが多く、パスワードを教えることが結構あったりして……あまり人には教えたくない軍人の名前+数字シリーズ(<学校の期数だったり成績順位だったり命日だったり)……<見事にぜんぶ男名前なパスワード。だって覚えやすいんだもん。

そんな私の前で、来月からアメリカ研修に行かされるS主任が「心配だなあ」と言ってます。この手の短期留学コースは、今はだいぶ中国や韓国系の人が多いらしく。主任は語学とか経済は得意だけど、日本史とか日本文化はとっても苦手。<先週、「なます」とは何かを学習しました。酢の物です。

「進駐軍とかなんとか言われてもわかんないんだけど……」

そんな問題なら、語学とか経済は苦手だけど、日本史とか日本文化だけは無駄に得意な私がついていってあげたいくらいです……靖国問題アンチョコ、つくりましょうか?今なら大サービスで英訳付。
ただし私に作らせると、中国・韓国系の人と同時に、靖国英霊系の人ともバトルになると思うけど。さあどうする。

■ウィスキー少し。

8月30日(火)

今日は時間に余裕をもって出てきたぞ(<仕事を蹴っ飛ばして)、えへん。とか思ってたら、
パルコ劇場への道に迷って途方にくれる午後7時(<十年以上、東京の大学→会社に通っている身として、相当恥ずかしい所業)。渋谷来るときって、いっつもわたし泣きながらシアターコクーンに走りこんでるからなあ……渋谷に着くと、自動的にコクーンに向かうようにインプットされているらしい。

ようやく脳内回路がつながったので、ロフト前の坂超えてやっと着きましたパルコPart3。本日は芝居じゃなくて、映画です。去年12月に観に行った劇団☆新感線のミュージカル『SHIROH』が、劇場録画したのを映画館で見られるという「ゲキ×シネ」シリーズにかかるということなので。……確かに劇場まで高い金払って観に行ったんですが、後ろの方だったんだもん!12,000円で1階最後から2列目ってどういうことさキャスト表さえ配られないとは客舐めてんのか帝劇!と憤らされた値段の高さ……だって顔見えるっていうから。この際映画でもいいやともう1回行ってきました。

感想。

「つらかった………!」

@長い。映画館で休憩ありってどういうこと。<7:15開演、10:45終演(直帰しても日付変わってるわ!)
A席が前。<4列目。この話のテンションでこの席は、かーなーり厳しいです。
Bそしてすでに歌の半分は歌詞ごと頭にすりこまれている。黙ってるのが辛い。おねがい、うたわせてー(泣)


うっかり前にライブCDを買っちまったおかげで、しかもそれをガンガンかけながら数日間片付け(しかも焼酎ストレート付)してたせいで、私の脳裏にはすでに歌詞付で叩き込まれているのです。♪しんじようーてんのみーこーをー、とか♪まるちりだー、殉教だー、とか♪男たちはー武器ーもーってー戦うーんだー♪とか。話の半分くらいの歌は、ほとんど歌詞付で一緒に歌えそうな勢い。むしろ
耳と脳内の二重奏。このテンションの高い歌の中、黙っていなければならないというこの拷問。うーたーわーせーてー。テーマが「島原の乱」で「キリシタンたちの殉教」というテンションの高さだけに、キャストの声と同時に脳裏でまわる歌には、発狂するかとおもいました…

映像としては……うーん、いいとこと悪いとこって感じかな。上川隆也がだいぶ殺陣をがんばってるのですが、近くで撮り過ぎると、なんだか目がついていかなくてよくわかんなかったりね。あれは遠くから引いて撮った方がいいよなあ、とか。それから主演の中川晃教、声はすっごく伸びるのですが、歌うときにやや苦しそうに眉間をしかめるので、結構これが見辛かったり……テレビでやってたオペラ『キャンディード』はこれに耐えかねて見るのやめたくらいだったり。遠くだと実に声いいんだけどねえ。あとはキャストの汗崩れやシワ(苦笑)が見えないというのが遠めのいい点かと。<秋山菜津子姐さんはすっごい男前でしたが、こないだコクーンの『キレイ』で
「今日はわたしの二十歳のお誕生日☆」という台詞を言っていたのは、やはり荒ワザだった気がしてなりません……。

逆に、アップで撮ると、結構キャストが泣いてるシーンがありまして。そんなん後ろから2列目でわかるかい!とか思ったのですが、見えなかろうとちゃんと細かく演技しているのですな…十字架の上のリオを演じているシーン他、ちゃんと大塚ちひろは何度か泣いてるし、高橋由美子も秋山菜津子も泣いてるシーンがありました。リオは、二人のシロウを導いていくのはもしかしてある意味復讐のためなんじゃないか、とも思えるくらいの展開なんだけど、アップで見たら、実に細かく泣いてたり悲しそうな顔していたり、やっぱりあれはそういう意味じゃなかったのか……(<自分の性格の悪さを再確認)

私の隣は、ちょっと新感線を知っているらしき女の子と、それに引っ張られてきたよくわかってない男の子(「あのデカいひとはなんか顔見たことあるかも」…それは上川隆也って人だよ、っていうレベル)という二十歳前後の二人連れだったのですが、終演後、明るくなってから隣見てみたら、ぐすぐす泣いてたのは男の子の方でした……しかも女の子に「だいじょうぶ?」とか心配されて「うん」とか真っ赤な目で虚勢はってました。………いいやつだな!すっかり愛しくなっちゃったよ(笑)

しかし翌日出勤したら、会社の先輩からメールが来てて「もしかして昨日、渋谷の映画館にいませんでしたか?」……3列後ろで見てたらしい。こないだは歌舞伎座に行ったら、隣の隣の席が、同じ部に来てる派遣さんだった。世間は狭い。

■ビール1缶とウィスキー。帰ってから。
●都筑道夫『退職刑事1』創元推理文庫 /なんだか勢いがついてしまったので、もう1冊。ちっと事件が下世話な辺りも、懐かしいような(笑)。手軽にビール片手に読むのにちょうどいいです。どうせ刑事二人も晩酌中だし(笑)。

8月29日(月)

……この映画館これはいったい何を試されているのでしょうか。証明がいるといわれたら、確かに羞恥プレイだけど。

こちらは私が本日、スーパーで遭遇した商品。



「その心意気が男前」「水もしたたるいいトーフ」……だそうですが、残念ながら値段が男前度に追いついていなかったので、我が家の食卓にならぶことはありませんでした。誰か食べたことある人がいたら、どう「男前」なのか教えてください。

追記;せのおさんがこの豆腐やさんのサイトを教えてくれました。商品のラインナップがぜんぶ変…今度これ食べてみます。だってこの豆腐だけわざわざ別サイトなんだもん。その心意気にうたれました(笑)。

■休肝日(久々)。
●都筑道夫『退職刑事3』創元推理文庫 /地道に『天皇 二・二六事件』を読んでいるのですが、時々血圧上がって呼吸困難に陥りそうになるので(<どんなにじたばたしても、すでに70年ほど前の出来事ですよはるかさん)、息抜きに引っ張りだしてきました……古い安楽椅子探偵もので、のどかです。なにせ、昨日や今日起こった事件の捜査中の刑事が、家に帰って晩酌して父親と話してるって辺りが(笑)。帰れないでしょその状況じゃ!<あるいは父親の退職刑事の知恵を借りてこいと、彼だけが家に帰されてるか、だな……

8月28日(日)

地元で県議会議員の後援会が開催する懇親バーベキューの会があったので行ってきました。

……単にその議員んちの向かいが寿司屋でよく来る飲み友達なせいで、知り合いの常連さんたちが駆り出されて焼きそばとか肉とか焼いてるのを見に行っただけなのですが……あ、寿司屋のご主人がサンマ焼いてるし。いいんですか店開けなくてこんなとこにいて。

「どうせうちのお客さんは、みんなここにいるから……」

それもそうだ。しかも別にみんな何の義理があるわけでもなく、ただ「あの焼きそば焼いてる若い連中の手つきの頼りなさが許せん」とかで来てるっつー……みんないい人だね……。働かない私は、ぽやっと座ってると、「口あけなー」とか言われて肉押し込んでもらったり生ビールもらったりウーロンハイ貰ったり……なんだか家にいるコスズメと同じ程度のような気がしてきました。

焼いてもらった肉をつつきながらぼんやり周囲を見てると、結構子どもがたくさん来てるのですな。わたくし行動範囲が飲み屋と劇場とヒカリモノ屋なので、小さい子どもというのをこんなにたくさん見るのって久しぶりかも……と、隣に座ってるキネちゃん(五十代の女性)に言ってみると、「そうねー子どもがたくさんいるってのはいいわよね」と言われました。

「わたしなんか、最近子ども見ると『年金』に見えてしょうがないもの」

即物的なお言葉でございます……さしあたり、この辺が払ってくれるといいですね……と常連のMさんちの子ども5人(みな同じ顔)を見てみる。これから5人育てるのは大変だろうなあ……。

■生ビールとか焼酎水割りとか。いろいろ。

8月27日(土)

らんさんと歌舞伎座でデートです。
第二部は幕間少なくてご飯食べる時間ないから、先にランチ食べようと、歌舞伎座並びの『you』にてオムライスセットを。ほんとに普通の昔ながらの喫茶店という店構えですが、ここのオムライス、チキンライスに乗ったたまごがふわふわで美味しいのですよ……お気に入りでよくリピートします♪

半端に時間が余ってしまい、歌舞伎座周辺をふらふら歩いてみる。気づかなかったけど、すぐ近くに天然石を扱ったアクセサリーの店があって、らんさんがプリーナイト+シルバーのアクセサリーお買い上げ。珍しく、わたしは買わないのに他の人がお買い物しているという(笑)貴重な機会だったのですが、カイヤナイトの石をみて「透明感があるほうが高いの!これはかなり透明感が…」と言われ、「わたしが今ネットで迷ってる指輪の方が断然透明感が高い……」となんだか別のところで背を押されてしまった予感がひしひしと。

さて、本日は第二部。こないだ『もとの黙阿弥』観てたせいで逃した「伊勢音頭恋寝刃」が目当てです。なんか仲居に意地悪されて花魁に誤解の挙句愛想尽かしされた男が、銘刀で遊郭の仲居からであった客から殺してまわる話だよね……『籠釣瓶』と似てるなあ、というのが行く前の印象だったのですが………終演後の感想は「えっこれでいいんかい!」という話でした。結局お家の重宝を求める忠義の臣だったりなんかして、最後に求める刀と折り紙を手に入れて、花魁も実は愛想尽かしは彼に協力して折り紙を手に入れるためのフリだったりして、最後に揃って見得きって……えええええー!あなたの後ろには死屍累々と死体が転がっておりますよ福岡貢さん!意地悪な仲居(勘三郎のダミ声がほんと憎憎しげではまり役/笑)や敵役の連中はともかくとして、あなた、行灯持ってきただけの仲居さんとかまでざくざく斬り捨ててましたよ!いいんかいそれで!……こ、こんな話だったんだ……とひとつ勉強になりました。。。

『蝶の道行』は先週も見たので……蝶デカ過ぎということだけがやはり印象に残りました(<あっさり)。

『京人形』。これは二回観ても楽しかった。しかし惚れた太夫の等身大の人形彫って「動いた動いた〜」って喜んでる左甚五郎はダメっ子だ。夕方、らんさんと「おーい 串かつ 東京新橋1号店」(椅子が高いのだけがちと難ですが、串かつ旨かったです。接客もよかったし。野菜系オススメ。エリンギとシイタケとれんこんが好き)でご飯食べながらの会話。

「甚五郎、ダメな男だよね、そんな男のために仲居の真似までしてくれる奥さんはほんといい人だ」
「ねー、太夫が落とした鏡もってかえってきちゃうしさ」
「あれ、甚五郎って花魁の着物って、まさか質屋まわって集めたわけじゃないよね・・・」
「彫ったんじゃない?」
「手書き?がんばったね甚五郎」
「しかし等身大ともなると、木だって安くなかろうに」
「しかもあの仕事の間、やつ他に絶対仕事してないよ」
「そうだよね、他の仕事ぜったいほっぽってるよね!」
「そんな旦那の花魁ごっこにつきあってやる妻はよくできた妻だ・・・」
「そんな可憐でよくできた妻をほったらかしにして、入れあげるのがよりによって扇雀花魁なのか…」
「ヘタレっ子甚五郎め……」


橋之助は、色悪やってるのも好きですが、私はこういうお人よしでヘタレっ子な彼も大好きです。演じてる方も楽しそうでさ。だけどそういうと「でもなんかいい人やってても、腹に一物ありそうに見えて仕方ない」とも言われました。いや、ほんとに単なるお人よしな時もあるんだよ………

■こまめにビールを飲み続け、串かつ喰いながらしそ焼酎とかチューハイとかビールとかなんやかや。串かつ美味でした。

8月26日(金)

久々に同期会です。ここの同期会は私が店の手配をすることに(<伝統と実績に基づく結果)なっているので、友達オススメの銀座コリドー街の『我歩』。エビ料理です。が。

「コース通ってないんですか……?」

ちゃんとあたし連絡入れたよ!コース当日でもいいですか?って訊いたら「今おねがいします」って言われてちゃんとオーダーしてるから!みるみる険しくなる私の眉間のしわに、慌てて違う担当が来た。まーいいけどさ、単品でオーダーするよ。どうせ遅れてくる人いるから、いいんだけどね……?(<旅行代理店との苦闘の日々のため、この手の「頼んだことがちゃんとできてない」系に最近ことさら厳しいわたくし)

「ゴメンなさい、コースのオーダー通ってないって。単品オーダーでもいいですか?」
「別に俺らはかまわないけど……はるか(仮名)さんの怒りさえおさまれば」

私、そんなに怖いですか……(がっくり)。と言いつつ、そのあとも1時間半後に「お料理、ラストオーダーですー」という言葉に「は?コースじゃないのに?時間制限あるなんて聞いてないけど!?」と言ったら、そのあとぱったり催促が来なくなったのは、私がよほど怖かったのでしょうか……<結局3時間半ここで飲んでた(二次会のお店探さなくてよくてラクだったけど)。えーと、料理はだいたいなんでもまあまあでした。ただし売りの「エビのバケツ盛り」はミニバケツの2/3が石だったりして、なんとなく上げ底感でいっぱいです……

同期と言いつつ、中途入社のオジさまがたも一緒なのですが、どうも私話題が新卒同期よりもこっちに近いような。イタリア行ってた人が「海に行ったら、フランス人はトップレスなのに、イタリア人はみんな水着着てて納得いかん」というおじさまなコメントをしてくれたので、「オーストリアの美術館、裸婦展に全裸か水着で来たら入場料タダって企画やってるって記事がありましたよ」という話をしてあげたところ、みんな微妙な顔。

「隣におっさんが全裸で立ってるのはイヤだなあ……」
「まっぱはちょっとねえ……」
「せめて
葉っぱは欲しいよねえ…」
「葉っぱ!葉っぱでいいんですか!」
「んじゃリンゴとか」
「リンゴ!ありましたね、青リンゴだったり赤リンゴだったり」
「あーあったあった」<1970年代に大ヒットした、リンゴをもって前を隠してる女の子のヌード写真in『平凡パンチ』。

この話題に乗れたのは、女性の中で私だけでした……しかも「あの写真集、最近リバイバルで出てましたよねー」とかオジさま方の誰も知らないネタをふってしまい、さらに墓穴。いーじゃんかわいいじゃん麻田奈美……一時期書店で平積みになってたんだよ……。

■生ビールと緑茶ハイを中心に、あと焼酎をロックで2杯ほど。それからチリの白ワイン。もう少し辛口が好み。

8月25日(木)

関東地方、台風直撃。今回の台風は、英語名が「Mawar」。マレーシアの言葉で「薔薇」だそうです。
別に名前が美しくたって被害が減るわけじゃないんですが、「Tokage」とかよりはいいよな……日本の気象庁のセンスを疑う(海外のニュース見てると「Typhoon Tokageの被害は…」とか出てるんだよ!トカゲだよトカゲ!<昨年の23号

しかし直撃らしいので、とっとと帰る。久々に家に6時に着いた(笑)。

が、翌朝出勤してみると、「ほんと店、ガラガラでー」とか言ってる人がいる。あの「夜半から明け方にかけて直撃」とか言ってるなかで、どうして飲みに行くかなーNさん(上司)。「あと、酔っ払いのおっちゃんが1人いただけだった」……そういう酔っ払いの人しか来ないくらい、台風がひどかったんですよ!

「そこの店、『晩酌セット』が生ビール2杯と焼酎1杯と串揚げ5本ついて1,000円なんだけど」


……しまった、残ってついていけばよかったと考える、ダメな人間がここにいます……(敗北)。

■帰ってからビール2缶と焼酎ちょっと。
●菅野彰・月夜野亮・雁須磨子『ベトナムよちよち歩き』イースト・プレス /長々お借りしていた本。いいなあベトナム。小物がかわいいんだよねーということで、昔、ベトナム旅行雑誌とか買っていたことを今思い出しました。行きたいなあ。しかしこの交通手段はつらいなあ……結構高いんだよねベトナム。半端に遠いから。でもいいなあ……(最初に戻る)。海外旅行、行きたいところリストに「ベトナム」を追加。<いまのところ、イタリアとオーストラリアが候補。

8月24日(水)

後輩のKちゃんが、転職することになり、送別会です。美人が職場から去るのは寂しいわー。転職先がANAのフライトアテンダントってのには納得だけど。えーと面子は二十五人くらい?面子意味不明。1年目から7年目まで……なんとなく隅っこで先輩たちと
「何年目まで『若手』だと思ってもらえると思う?」というさびしい談義に華が咲いてみたり(<私6年目)。

場所は「刀削麺荘」……ランチなんかでは人気ですが、私実はここ旨いと思ったことがないんだよねー(苦笑)。麺が太すぎて。讃岐うどん育ちの私には、どうもあわないようです。ま、コースで飲み放題で飲む分には妥当でよろしいかと。順調にビール飲んでビール飲んでビール飲んでひたすらビール飲んで、さいごにちょっとだけ紹興酒。チェイサーに緑茶ハイ。適当につまみながらだしー大半ビールだしー。今日は酔っ払うことはなさそうです。

まだカラオケ行くよという人たちを残し、今週疲れたので、1年上のO先輩と一緒に帰る。お仕事どーですかー、と訊いてみた。彼の部署は、私らが生まれる前からうちの会社で働いている人をはじめ、大半がベテランの女性。男は管理職と彼だけという、まあ考えるだに気の毒な環境なわけで……ああやっぱり大変なんですねー(同情)。

「女性が多いと大変ですね…」
「しかも女性同士も仲悪いからさー、AさんとBさんが別々に俺に相手の悪口言ってきても、俺としてはどうしようもないじゃん、どっちに味方するわけにもいかないし!」
「お気の毒さまです……(ほろり)」
「誰かに聞いてもらえばすっきりするらしいんだけどさー。ほんと、女性は感情的に怒る人が多くて困るよねー……(溜息)」

がんばってくださいねー。ところでO先輩、あなたの目の前に立ってるのも、一応女性なんですけどね………(<確かに女の端くれだけどさ!)

■なんかビールとかチューハイとか中心だったので、水っ腹です。紹興酒は2杯だけ。控えめ控えめ。

8月23日(火)

「サクラでいいから出て」と言われた某アメリカの資格の社内説明会に参加させられる。1時間20分てなげーよと思っていたのですが、説明に来た年寄りがそれはそれは大変に説明がヘタで、この試験に金がかかることと時間がかかることだけはよくわかったが、肝心の試験がどういう問題が出てどの程度の分量(エッセイタイプらしい)の回答を要求されるのやら、まったく不明。しかも午後5時からの6時半までの説明会の筈が、30分も延長しやがり、しかもその理由が@紙に書いてあることをただのったりと読み上げているA日本人向けに日本語になおした資料をわざわざ英語で言いなおす、というため。
「あのじじいを射殺したら、わたしこの部屋から出られるかしら」とだいぶ殺意の湧き上がる2時間でございました。

出席者の誰に聞いても「ひどかったなー」と酷評されていた説明会だったのですが、なかでも私のコメントは相当にボロくそです。基本的に私、キツいので。昼間もさんざん私に手間をかけさせてくれる某部の部長に出すメールのレスを
「待って!Kさん、はるか(仮名)が優しくお返事書けてるかチェックしたげて」とか上司に指示されるくらいのきっつい回答出しかけたばかりだし(<案の定、ダメ出しされました…)。隣のT主任に笑われてます。

「はるか(仮名)さんって、年配の人に厳しいよね」
「別に年寄りだから厳しいわけじゃないです。ただ単にまともに仕事ができない人間に厳しいだけです」
「はるか(仮名)、そのコメントがさらにキツいよ……」
「えーだってそのとおり事実だから。こんだけ手伝わせられてんだから、たまには菓子折りでも持ってきやがれってくらいなんですけど!」
「なんていうか、ほんと『年齢を理由にしない』んだよね、はるか(仮名)さんって」<年寄りだからと甘やかさない、と言いたいらしい。
「年くってるだけでえらいなら、池のカメでも拝んだ方がマシです、カメは私の仕事の邪魔しない」


だいたい毎月、歌舞伎座で70、80の役者が毎日40キロの衣装着て動いたりするの見てんだよ?50や60で年齢を言い訳にされてたまるかっての。<こないだ50歳の役者が「若手歌舞伎」の主演はってたしな。

■ビール1缶。

8月22日(月)

こないだだぶってとっちゃった『電車男』のチケット引き取ってくれた友達のMちゃんとご飯食べてきました。前から気になっていた「九州(くず)めしどころ じのもん家」。両親九州なので、味覚があっちなわたくし。牛筋大好き。

料理は全般的にはずれなし。特に馬刺しは絶品でした……最初は単品で「ふたえご」とか取ってみたのですが、つい「馬盛り」(インパクトある名前だ<要するに盛り合わせ)頼んじゃったもん。内臓系とか好きな人には、オススメです。旨いよウマ。〆めの高菜めしも普通に旨かったし。ただねーお酒が割高な気がします。単価はそんなに高くないのですが、コップがちっちゃいのよ!二人で三時間半ばかり飲んでたら、それなりにいいお値段になりました……が、周囲を見てるとやたら回転が速いので(隣のテーブルなんか私らがいる間に三回転してた)、どうやら近所のサラリーマンたちが会社帰りに軽くご飯食べて帰るというのがターゲットのような。酒も軽め。だからいいのかなこんなんで………まあでも私らが行った神田店は、まだ開店して1ヶ月弱なのですが、結構混んでて待ちも出てたから、このまま固定客がつけば繁盛するかも〜。

Mちゃんは、もともとイベント友達なのですが、彼女は私のサイトを知ってるのに、私にはサイトを教えてくれません……今度教えてね(と書いておく)。

■生ビールが3杯くらいかな?あと焼酎を3杯とか、そんなもん。だいぶ控えめ(それは単価が高かったから……)。

8月21日(日)

あたらしい仔スズメが来てしまいました………(がっくり)。

まだ飛ぶこともできなくて、餌もうまくついばむこともできなくて、くちばしもまだだいぶまっ黄色。もうじき黒くなりはじめるかなーというちびっこです。うちの母の友達が拾っちまってうちに持ってきたらしいです。どーすんだよこれー。しかもちっちゃいよ!この時期にこんなちっちゃくて巣立ち前って、よほど遅くに生まれた子で、しかも兄姉に負けてろくにご飯食べてないとみた。爪も足も羽もみんな細い。未熟児だろおまえ。我が家の十年モノのスズメもちっちゃいちっちゃいと思い続けてきましたが(19gの手乗りサイズ)、この仔スズメ見たあとでは、デカくみえるよ……(が、こいつは十年の間に自分を人間だと思いこんでいるらしいので、たかが12〜3gのヒナを見ただけで怯えて逃げた<自分と同じ生き物だとは思えなかったようだ)。

これ。

「くちばしの黄色いひよっこの若造が」という表現の正しさを毎日噛み締めております……確かにくちばしが黄色い……。

どーすんだよと言いつつ、餌をやり続けております。母が。このまま居つきそうな気もします。

■困ったねえと近所の顔見知りの鳥獣保護員の人に見せに行ったら、「ついでにお土産」とウィスキーくれました。山崎。わーい。困ったといいつつ、ウィスキーを飲むわたくし(一日でだいぶ減りました)。

8月20日(土)

歌舞伎、意気揚々とチケット取ったら、思いっきりかぶってたので泣く泣く流さざるを得なかったのはこのせいです……12時開演、新橋演舞場にて、井上ひさし作『もとの黙阿弥』。22年ぶりの再演だそうです。今日は学生時代の友達のMと一緒。12時開演、15時35分終演、三幕。長いねえ。

終了後、
「長いあいだ『幻の名作』といわれていたような理由が、いまちょっとわかったような……」とつぶやいてしまう私。

でもこれ、考えてみると多分脚本は悪くないと思う。キャストだって悪くない。じゃあ何が悪いかっていうと、これはひとえに演出にかかっているような。新橋演舞場の場合、時間をこれだけとって、幕間がこれとこれ、という制約があるような気がします。弁当を幕間に摂ることが前提になってるし。ということを考えると、少々同情は禁じえないのですが、それにしてもこの散漫さはひどい。発端、やたら長いスローモーションの辺りで一抹の不安を感じたのですが、この展開のぬるさはどうしたこと。「きっと第二幕では…」「いやいや第三幕で……」と思い続けたものの、第三幕が一番ひどかったよ(苦)。もう少し締めるべきところとさっくり削っていいところを濃淡つけて摂った方がよかったのでは。キャストが割とよかっただけに、演出が残念です<地人会の木村光一。

男爵家跡取りと成金の一人娘の縁談、ところが反発した二人は腹心の書生・女中を巻き込んで、身分を取り替えて鹿鳴館での見合いに向かう。そのために西洋舞踏を習いに来たのが、元芸者で黙阿弥のコピー芝居をやる座長ながら、著作権違反?で警視庁に興行停止を命じられた坂東飛鶴の大和座。親たちの目論見をよそに事前に会ってしまう二人。ところがお互いに「書生」「女中」と思いつつ、相手が愛しくなり、身分の隔たりに苦悩しはじめる。二組の男女の間でもつれた糸を解きほぐそうとする飛鶴の奮闘は、演劇改良運動を推進する男爵家未亡人との対立も巻き込んで……というシチュエーションコメディ。

筒井道隆は上手いのか単なる棒読みなのか微妙なところですが、世間知らずのぼっちゃんとしては今回ハマリ役でした。それと恋仲になる箱入娘の田畑智子も、筒井とのズレた掛け合いが楽しい。二人とも初々しくてよかったんですがね。狂言回しの飛鶴を演じる高畑淳子が上手いのは言わずもがな、書生と女中の柳家花緑と横山めぐみ(この二人、初演は古今亭志ん朝と水谷良重らしいですよ)は、ところどころやややり過ぎ感がないでもないながら、危なげなく(ただし、横山めぐみの歌はかなりキツかった…)。成金を演じるのは辻萬長、嫌味な男爵未亡人は池畑慎之介と達者な面子………なんでこの間合いの悪さかな。やっぱり演出が冗長なせいだと思う。しかし、最後に「取かえばや物語」(あるいは「王子と乞食」)で
金持ちの一人娘という華やかな夢から戻れなくなる横山めぐみの女中の姿でラスト10分一気にホラーになりましたよ!笑顔が怖かったよ!そのなかでも、爵位と財力を捨てて市井で二人で生きていこうという筒井・田畑の手を取り合う姿が感動を呼ぶ、はずなのですが……私は「えっこれで終わりかよ!」とつい呟いてしまいましたよ。。。<やはり演出が(もういいよ)。えーと劇中劇の出来が相当素人くさすぎて観ていてキツいのと、そこで「相手が実はナニナニである」というのに気がついたという過程があまりに唐突過ぎて納得感がないのと、それからこれは演出かもしれませんが、ド素人がやる歌舞伎の見得って、ほんとに首据わってないというか、観てらんないね!ということがわかりました………3,500円なので諦めもつきますが、居心地の悪さを覚える芝居でした。

というわけで、本職の歌舞伎役者の見得を観に行ってきます。第二部、チケットおさえていたのですが、もう『伊勢音頭』はほとんど終わりに近かったので諦め、踊りの『蝶道行』と『京人形』を。『蝶』は染五郎と孝太郎という組み合わせで、別にあまり興味ないというか……ひらひら飛ばせる蝶がデカ過ぎたことに印象が尽きます(笑)。孝太郎は最近、年増の役はなかなか悪くないなと思いだしたのですけどね。むしろ、左甚五郎が花魁に恋焦がれてつくった人形に魂が入って、という『京人形』が楽しかった。木彫りなので不自然なカクカクした動きの京人形役の扇雀もおかしいし、ものすごくしあわせそうな顔で人形と差し向かいな橋之助がかわいい……しかし奥さんの高麗蔵は出番そんだけですか!「この人形の太夫と差し向かいをやりたいから、おまえ仲居やれ」というワガママな旦那につきあってやれる、大人な奥さんでしたが……来週もう一度第二部観に来るので、それが楽しみです。

終わってから、もう一回Mと合流して、ビッグカメラでショッピングしたりして(歌舞伎座の舞台写真を入れるアルバムを探したのが最大の成果かな………値段を考えると結構恐ろしい枚数に<発掘しただけで1枚500円のが70枚くらい……ひぃ)から、「鍛冶屋 文蔵 丸の内店」で飲んできました。特にめずらしいものがあるわけじゃないけど、なんでも安いのでよし。激辛とあった「文蔵焼き」の鶏肉は確かに結構辛いですが、私は好きです。ざるうどんでしめて、おしまい。

Mも歌舞伎歴長いので、二人で「最近の歌舞伎座および新橋演舞場三階席のマナーの悪さ」について嘆く。十年前、こんなにひどくなかったと思うんだけど。開演中にしゃべってるのは当たり前、花道が見えないからって腰浮かして乗り出し、芝居の最中にビニール袋をガサガサいわせながら荷物整理もざら。「近頃の若いもんは」って言うことばはあるけど、これに関しては老若男女、マナーのなってない人間に差はない。先日、あまりのビニール袋のうるささに荷物いじり続けてるお年寄りを耐えかねてつかまえたら、「はぁ?」「そんなに音出てた?」「気づかなかったけどねえ」……あんたらの耳が遠いんだっつの!いま私の言葉、5回訊きなおしただろあんたら!(<最後は「あなたの!ビニール袋!音、うるさい!とても迷惑!」という指差しエセ手話状態だった…)とまあこんな感じなので、最近は座席蹴っ飛ばすなりして、二人とも迷惑な人間には指摘することにしてます。………しかしMとの嘆きは「席が離れてるやつには届かないんだよな」ということでした。なんか投げるか?誰か投げ縄か投げ銭教えてくれる人、募集中。いっそ鎖分銅かなんかで頭にぶつけてやりたくらいの気持ちでいっぱいなのですが。

■「鍛冶屋文蔵」で生ビールが2〜3杯と焼酎が3種類くらいと、サワーが2種類だっけ?ここ、サワーが薄くてすっかり焼酎のチェイサー状態に……。

8月19日(金)

契約更新を悩んでいる派遣のMちゃんと、うちのKさんと三人で飲んできました。
四谷三丁目の「中国料理 峨嵋山」にて。地元の人に人気があるのか、ほとんどずっとテーブル埋まりっぱなし。今日はコースじゃなくて単品で取ったけど、かなりおなかいっぱいに。小食なひとだと、ここのコースはきついかなあ……でも美味しいです。牡蠣の炒め物が絶品です。他の二人にも好評でした。また来よっと。

まだ話したりないので、四谷三丁目交差点そばの「Single Malt Bar」へ。モルト好きな人には超オススメ。ふつうこれ600円じゃ出ないものね……カリラとかクライヌリッシュとか、しょっぱめのモルトが揃ってるのも私のポイント高し。ここ、5杯飲むと1杯お店からモルトがサービスになるのですが、今日は残念ながら4杯飲んだところで時間切れでした……また今度。

Mちゃんの上司は、私が本格的に正面から対決していたバカな元上司なので、その環境で契約更新してよ、とは確かに言いづらいのですが……せっかく仲良しになったので、続けてくれると嬉しいんだけどな(という地道な説得作戦が今日の趣旨なのでした<成功、したのやら)。

■中華を食べつつ生3杯。Single Malt Barでは、カリラとクライヌリッシュとブナハーブンと……あとなんだっけ。

8月18日(木)

なぜかこの夏のさなかに繁忙期気味なのですが、ふりきって有休取得。
もはやネタとしか思えないくらいのダブルブッキングを重ね、すでに土日はチケット取れなかったので、11時から歌舞伎座に来ております……今日はらんさんと一緒です。でも、一緒だけど席は隣じゃないという(死)。<あとから慌てて取りなおし。

『金閣寺』。前に一回観たときは雀右衛門だったかなあ。雪舟の孫の雪姫が桜の花でネズミを描いて、縄を噛み切らせて夫を助けに行くという話なのですが、そこ以外何も覚えてませんでした………雪姫はお姫様の三大難役のうちひとつだそうです。しかしあれだよね、ふつう木にくくり付けるって、動けないように縛り付けると思うよね……イヌ飼ってるんじゃないんだから。どうよその長い縄。と、その不自然さにツッコミ。<確かにこうでないと、桜の花びらを集めにいけないのですがね。悪役の松永大膳役は三津五郎。が、最初の碁の場面で、打った白石を落っことしたりして、さりげなく直していたのが印象的です(笑)。あと、姫を助ける此下藤吉役が染五郎だったのですが、この人、手きれいじゃないね……扇で彼方を指し示すときがぴしっと手に力が入ってなくて、マイナス1点。

『橋弁慶』。多分まっさきに土日の第一部が売り切れたのはこれのせいかなあ……獅堂の弁慶、七之助の牛若丸という、商業的においしい組み合わせ。ですが、私は別に特に印象も……一番印象に残ったのは、牛若が頭からかぶっている薄衣を弁慶が薙刀ではねあげたとき、一緒に「ゴッ」というにぶい音がしたことでしょうか……七之助、さりげなく拾いに行きましたが、刀が飛んでいくのはおそらく台本にはないと思うよ……。七之助は動きのいい子なのですが、今日はそんなでもなく、ちと精彩を欠いたかなという気がします。欄干にぴょんと飛び乗ったのが上手くいったのはよかったけど(ここで落ちたら致命的だろうなあ……)。それにしても、あいかわらず貧乏人にやさしくない歌舞伎座、弁慶がなんか花道でやってるらしいのですが、私には薙刀のてっぺんしか見えませんでしたよ……(哀愁)。

『雨乞狐 野狐の五変化』。本日の私の目当てはむしろこちら。勘太郎の踊りで、『義経千本桜』の源九郎狐の子孫の野ギツネが、雨乞いをしようといろんな扮装をして踊るというもの。ああ確かに衣装が源九郎狐と同じだわ〜。勘太郎はものすごく動きがいいのですよ……この年代の役者のなかでは一番でしょう。というわけで、楽しみにしていたのです。何より最後の狐が飛び出してくるところが圧巻。飛んだよー高いよー。これだけで今日来た甲斐はありました……部署の皆様、会社さぼってゴメンなさい。

歌舞伎座近くの『ナイルレストラン』で陽気なナイルさんにサーブしてもらってムルギーランチを食べ(らんさんにはここのカレーは辛かったもよう。ゴメンね、私は好きなんだけど…)、ミキモトで先輩の結婚祝いを選び、Book1stで本を見つけ、なんだか充実した一日を過ごしております。ああ明日出勤したくないよう(ぱたり)。

気を取り直して、第三部。串本和美が演出する『法界坊』。私の今月一番の目当てがこちら。

このところ外部の演出家がやる芝居が歌舞伎に続けてかかってますが、先月の『NINAGAWA歌舞伎 十二夜』よりこっちが上だと思う。もちろん、もともとシェイクスピアを歌舞伎に翻案するとか、役者が台詞を一から覚えなきゃいけないとか、いろんなハンデがあるのは認めるけど。しかしニナガワにしちゃ演出おとなしかったしなあ。普段のガレキ何トンとか水何トンとかを見ている身としては、そんなに新味がなかったというか。

法界坊は確か十年くらい前に猿之助一座で観ました……が、だいぶんそれよりコメディ色を強めたなという感じ。前は笑也さんが演じていたお組を扇雀にしたあたりで、だいぶ気の強い……つーかちょっと違う……塀をよじのぼったりするような変なお嬢さんになってしまうわけですが、もともと法界坊自体が破戒僧で、笑える要素を一身に背負っていたのを、他の役者にも振り分けてたような気がします。
ほんとは典型的な優男の二枚目の要助をやってたのが、女形には珍しく福助。なんか慣れない男役で疲れてたのか、そういう演出だったのか、いまいち気力の足りないダメ男でした(笑)。老人が殴られながら「わしがここは抑えてるから」って言ってるの観て、ほんとに残して行くか普通。うらみを持ってる勘太郎が「(家宝を返してほしくば)おまえを好きにさせろ」と言うのに「好きにしたらいい」と正座して言っちゃうあたりで、隣のらんさんが声を殺して笑い転げてました……腐女子にはツッコミどころ満載なやりとりです。確かにあの妙な色っぽさは女形さんだからでしょうか(笑)<結局、ただぽかぽか殴られるだけなんですけどね。でも同じ台詞を口にしても、男伊達役の橋之助にはぜんぜん色気がないのよほんと……。
その橋之助は、男前で要助を助ける忠義の士。いい役です。なんか楽しそうだったなあ。ていうか、見得きりながらあんなに笑ってていいのかいってくらい笑ってましたが(笑)。「え、どうせおまえさんは背が高いよすらっとしてるよ、ておまえさん自分でもそう思ってんだろ、ちくしょー、子供ぽこぽこ作りやがってよ、この『御宿かわせみ』!」とかの勘三郎の悪態に失笑。橋之助、大好きです。声もいいしね。
勘太郎も頑張ってました。今回のは三枚目のいじわるさんな役なのですが、「えっこれほんとに勘太郎だよね」というくらいの間抜け面に作っておりました……つい写真買っちゃったのですが、他の月のおっとこまえな写真と並べるとギャップがすごいです。しかし動きが勘三郎にそっくりです。勉強熱心な子でかわいいですよー。「ぐぇっへっへー」というすごいヤな笑顔の写真があって、買おうかどうか悩みました……レアだし。そんなレア写真ばかり集めてるわけではないのですが、アルバム買って整理してみたら、やっぱりヘンな写真が多……。
そして今月のヘンな写真大賞の亀蔵さん。実にふつーな番頭さんの衣装なのに、どうして動きがこうヘンなんだ……ねじれてるよっていうか、だいぶ人外の動きしてるよ……?つい写真買ってしまいました。先々月の『研ぎ辰の討たれ』でのからくり人形に続き、こんなのばっかり観てるらんさんが隣で「キワモノな人……?」とかつぶやいてます。いや、普通に演じたら脇役でいい役者さんなの!上手なの!何やっても上手すぎるからこういう役がまわってくるだけ!とか弁護していたのですが、筋書きの人物紹介にも「古怪な顔」とか書かれてました……「古怪」ってなにさ。
七之助は本日は野分姫。お姫様に「野分」ってめずらしい名前だよなあ、大風ってことでしょう……と思ったが「野分のように場をひっかきまわす姫」という意味なら当たっていなくもない(笑)。なんかあるとすぐ懐剣もちだして死んでやる!とあてつけようとするお姫様ですが、細い首と声が本気で可憐でした。やはり七は女形がいいと思います。声は同世代で一番きれい。そういや法界坊と野分姫が合体した勘三郎演じる亡霊役、法界坊と野分姫が交互に恨み言をいうシーンで、あれ、野分姫声がきれいだなーと思ったら、すぐ後ろで黒衣で座った七がしゃべってたんですね。黒衣の衣装に赤いリボンで飾りが入ってて珍しいなと思ってたのですが、多分あれが七でしょう。
勘三郎は、やっぱり上手。こういう芝居だと、とにかく観客を笑わせるために全身全霊打ち込んでて、その呼吸がいい。大好き。襲名披露公演DVDボックスセット、危うく申し込んでしまいそうになりましたよ……

串田和美演出って実はそんなに観たことないのですが(コクーン歌舞伎くらいかな)、面白かった。伝統的な歌舞伎とは照明の使い方がぜんぜん違うのが印象に残りました。やっぱり歌舞伎以外の人がやると違うなと思ったのは、当然のお約束の黒衣の存在を逆手にとって、逆に黒衣にスポットライトをあててみたりとか。桜姫と法界坊の霊の合体の宙乗りだって、これは普通歌舞伎では考えないでしょ!という衣装で、また写真買ってしまいました……キワモノ写真コレクションにまた1頁。そして舞台に置いてた観客の人形たちの座る芝居小屋のセット。このほとんど一発芸のためにこれを作るか!という感じで、実に楽しかった。ああ串田演出『桜姫』の第一幕観損ねたのは実に悔しかったわ……

■第一部と第三部の幕間で、ウーロンハイが2缶とビール1缶。ナイルレストランでインドビールを1本。なんだか会社でみなが働いてる最中に飲むビールはひときわおいしいような気がします……
●畠中恵『おまけのこ』新潮社 /『しゃばけ』のシリーズ第四弾。シリーズが続いてちっとネタが小さくなってきたような気も。今回のメインは若旦那や仁吉、佐助というより、屏風のぞきと家鳴のような気がしてなりません………家鳴は相変わらずいとしいですよ。今回一番のヒットは「温石かわりに家鳴を何匹かたもとにつっこんでる若旦那の図」です。かわいい。いっぴき欲しいよ家鳴……

8月17日(水)

隣のチームと飲みに行ってきました。上野広小路の「上野市場 宴」。典型的な居酒屋です。
好きなもの頼んでいいよと言われ「えっ、じゃあ……かにみそキュウリとホタルイカの沖漬けください」とかいってしまう私。素直に食べたいものを述べてみました……

火曜と水曜どっちにする?水曜でいいかな?ということで決まったこの日程ですが、うちのT主任の誕生日でした……妻子のもとに帰らなくていいんですか主任。でもせっかく誕生日当日だから、ケーキでも持ち込んでみる?お店に訊いてみようかと問い合わせたところ、「お誕生日前後7日なら、お店からお好み焼きのプレゼントがあります」とのこと。いっか、それで。主任から会社の社員証を強奪し(<生年月日が入ってる)、オーダー。きたきたお好み焼き………

お好み焼きにろうそく3本立ってる……(笑死に)

ほんとにケーキの代わりなんだこれ!「やだー勘弁してくださいよ」と抵抗するT主任をよそに、ちゃんと「ハッピバースデー」を歌い、サービスのポラロイド写真を撮り、お誕生日を堪能する私たち。さっ、やっぱりここは吹き消さないとね!と強要(<祝ってるというよりただのイヤガラセに近い)。消さないと先にすすみませんよ〜という圧力に、主任も屈したらしい。

お好み焼きのろうそくの火は、舞い散るかつおぶしとともに消えたのでした……吹き消すのにお好み焼きはやっぱり無理があると思う。

■生ビールを片手の指くらい飲んで、日本酒1杯わけてもらって、あと焼酎が………4回くらいは頼んだような気が。

8月16日(火)

Web拍手おしてくださった方々ありがとうございます♪
そうか、池波はその信義のあたりがBLなのか……やはり「萌え」のわかんない女。

地震、揺れましたね〜。私の職場、10階なので怖かった。
と思っていたら、もっと怖い思いをした人がいたようです………歌舞伎座三階で揺られてたせのおさん。歌舞伎座での地震はマジで怖いよー、
竣工1924年だもん。大正時代ですよ!まだ満州事変も起こってないよ……ってことは、あのシンガポール陥落だかなんだかで六代目菊五郎のお祝いの踊りが出たっての、あの建物か!ぎゃー!地震がきたらちゃんと逃げた方がよさそうです……。

■ビール。
●戸板康二『團十郎切腹事件』角川文庫 /古本屋の絶版コーナーで1,000円もした。確かに滅多に見かけないからなあ………歌舞伎の名老優・中村雅楽を探偵に、演劇記者をワトスン役に据えたシリーズ。直木賞も推理協会賞もとりました。でも今みるとのどかな話だなあと……(というか、江川刑事はヒマなのか!)。歌舞伎座や関係者の中で自殺や殺人が続出するという不自然さに気がついたのか、後期のシリーズは「日常の謎」のはしりみたいになりますが、私は雅楽老人が好きなので割と気に入ってます。観たことある演目が次々に出てくるのも楽しい。しかし若い女形のライバル同士のモデルが歌右衛門と梅幸という辺りで遠い目に……(もう人間国宝になった挙句にお亡くなりになってますよ!)

ニュース読んでたら、佐賀で暴走族のあおり行為があったとして少女二人を全国ではじめて立件したというニュースがあった。ふーん。
しかしこの立件の決め手は「ハム太郎やクマのプーさんの着ぐるみを着て暴走族に手を振ったり、声援を送ったりした疑い」というくだりだと思う…………私が警察官ならそうする。だって暑苦しいっていうか真夏の夜中に見たくないでしょ着ぐるみは!

………と思っていたら、「ビデオに写っていたなかで、16人中この2人しか確定できなかったから」だそうです。いや、絶対担当の警察官がムカついたというのもアリでしょう!

8月15日(月)

Web拍手押してくださった方、ありがとうございます♪

「あーあ、もう今日帰りたいな………」
「あんたまだ出勤してきてから14分しか経ってないよ」


案の定、朝からやる気のない私。しかも「帰るの夕方だから日中はヒマ」というげしょさんがメールをくれたので、お昼休みに一緒に「神田まつや」に蕎麦を食べに。焼き鳥食べて鳥わさ食べてうにつまんでそば味噌嘗めながらビールと日本酒傾けて。ごま蕎麦でしめてみましたが、なんかもう会社戻りたくなくなるのは目に見えてます(笑)。<このラインナップを1時間制限でこなすのはせつない。げしょさんは午後は靖国神社行くとか言ってるしさ。わたしも行きたい。六十年目の終戦記念日ってことは、あの人とかあの人の祥月命日………戻りましたけどね。ええ。仕事残ってるから。

日付も日付だし、ってことで、児島襄『天皇 二・二六事件』などもって出勤してみたのですが、青年将校たちの主張が暑苦しくて挫折……夏の暑い盛りに読むとますます読み進める気力が失われます。第6次(<多分)青年将校にもうちょっと好意を持つキャンペーン失敗。<もはや端的に嫌いなんじゃないかと思う、今日この頃。

■「まつや」でスーパードライ大瓶と日本酒を二人であけて、帰ってからドライの500ミリ缶1本と焼酎「初代梅五郎」の続き。
●柴田よしき『ふたたびの虹』祥伝社文庫 /とりあえず青年将校の主張以外ならなんでもいーや、と買って帰った本。NHKでドラマ化してたらしいです。おばんざい屋を舞台に、客が持ち込む事件を解きつつ、過去のある女将の恋愛を描いた短編連作集。店のマスターが推理役という似たようなのに北森鴻『花の下にて春死なむ』っていうのがあって、ミステリとしちゃあっちの方が上かなあ……恋愛話が甘すぎて。と思う私。柴田よしきにしちゃぬるい。でも、季節に応じてあらわれるおばんざいは文句なしに美味しそうです。ご飯が食べたくなります。

8月14日(日)

『ギャラリーフェイク』をにぎりしめて寝ていた自分に気がつく、漫画喫茶午前五時半の私。気がついたらすでに延長料金タイムに突入していたので、そのまま最終巻まで読み終えて帰ってきました。午前七時の神田は、酔っ払いが歩いてなくて新鮮です(笑)。

夜中にげしょさんと別れて漫画喫茶で時間つぶしていたのですが、帰ってうっかり昼寝したら夜眠れなくなりました……うかつに睡眠剤飲むと朝起きられなくなるからと午前三時までちんたら焼酎を飲んでいる私。こういうときに限って、ちっとも酔わないのはどういうことかしら。ああこれで明日は半死人だろうなあこれなら睡眠剤飲んだほうがカロリー少ない分マシだったのでは、とかいう過去は振り返らない。

■ビールとかチューハイとか。友人からもらった焼酎「幸蔵」は飲みきったので、次の焼酎「初代梅五郎」へ。出勤前夜の午前1時半に焼酎の封を切るなっての。

会場で酔っ払いだったのか、いろんな本を買っています。実にこまごまと。誰がどこで買ったんだろうかこれ(<私以外に誰がいるんだ)。「日本海軍に納入されていた羊羹」本とかねー。「一人で1本食いきれるサイズの羊羹とは」から虎屋にお問い合わせしたりして…………面白かったけど。どんどん「萌え」から遠くなる私のお買い物……。

8月13日(土)

オタクの祭典、夏コミ……今回は幸いに小説と歴史が同じ日だったので、今日だけ参加。
どーせ一般だしーたらたら昼頃行けばいいかと思っていたのですが、お盆の入りでつい深刻な話を母親と始め、ビールが足りなくなったので焼酎をストレートで飲み始め、コップ3杯飲んだあたりでもう今日どうでもよくなってきたような気もしたのですが、そういうわけにも頼まれてる本あるしと出かけてみたら、出遅れたせいで一番目当ての歴史サークルさんの新刊売り切れてたりする夏の朝(むしろ昼)。

会場では「会場内での飲酒はできません」とかアナウンス流れてましたが、別に来る前のことは何も言われてないもんなー。<むしろ人としてどうかという問題で。

適当にぽつぽつ本買ったところで、げしょさんと合流。今日は一緒に芝居を観に行くのです。昨年も行った、特攻隊をテーマにした反戦芝居『飛行機雲』。本筋は同じながら、毎年脚本が変わるらしい。
しかし夜7時開演なので、神田でお昼ご飯……といいつつ、ガード下の居酒屋で渋いランチ食って飲んだくれてみる私。中生とウィスキーのソーダ割りダブル2杯。どうやら朝の焼酎は、会場内で抜けたようです。

芝居の会場は、新宿御苑前のシアター・モリエール。一年ぶりです。お芝居ですが、確かにだいぶん話が違ってる……キャストも結構違うし。去年は上官の後藤中尉役はスタンダードな男前さんできっちりしたタイプだったのですが、今年の人はなんだか豪放な人でした……脚本でもかなりさばけた感じ。堤真一系の人で、声がよく似てて、吼える人。これはこれでよかったかな。ある程度話の筋を知っているので、観ながらいろんなことを考えてました………海軍兵学校を出て整備にまわる少尉ってどんな経緯よ、天野中尉の父親が中将ってことはだいたい海軍兵学校何期くらいだろうとか<関係ありそうでいっそ関係ないことばかり考えている人。あと「ボール玉」は敵性語なので、がちがちの軍律主義者が使ってはいけないのではとか微妙にツッコミ。

特攻隊の本も何冊か持っているのですがね……読んどくかなあ。高位高官の本は、ある程度自業自得じゃんと思えなくもないことが多いのですが、この手の本は辛いからつい後回しに……性根を据えて読んでみるかな。この物語は「今、日本はいい国ですか?」と結ばれていて、難しい質問だけど、この芝居を観て泣ける人が多いということはいいことなんじゃないかなと思う。もちろん、芝居の内容に反発することがあったっていいと思うけど、いずれにせよ、こういうことを考える機会というのは貴重だと思うし。……と、ここ数年思えるようになりました。もともと明治維新以降の近代史嫌いだった私なので、今なら高校で歴史教えてくれた先生たちと対等に話ができるのにと思うと残念。
早稲田出身で学徒出陣で特攻隊にまわされてしまった竹山の「死にたくない」と言いながらつっこんでいく辺りと、同期に対して「特攻に行ってこい」……「死ね」といわざるを得ない中尉がことさらに軍律に厳しくふるまってみせる辺りが一番泣けました………会場のそこかしこで泣いている人がいるので気楽です……隣のげしょさんが超早かったしね!(笑)

終わってから、出演者の小川もこさんとの飲み会にげしょさんにくっついて混ぜてもらう。去年は20人近くいたのが、今年は7人とこじんまり。もこさんは相変わらず格好いい美人さんでした。劇場すぐ近くの「居酒屋 家屋(カヤ)」というお店だったのですが、

大変いい店でした(しみじみ)。

スタッフが超いい人たちでした……創作料理もおいしかったのですが(サラダのソースとかお刺身とか果物のゼリーとか)、お酒がよかったので。「午後11時から2時間飲み放題」などという恐ろしいオーダーだったのですが、全員そろう前からドリンクサービスしてくれたし(<全員そろったところから2時間でカウントにしてくれた)、「ナイショですよ」と言いつつ、本当は飲み放題には出せないお酒まで選ばせてくれたし。

「あの、ほんとにこれ焼酎、どれ頼んでもいいんですか?」
「いいですよ、次きたときにはナイショにしてくださいね」
「じゃあ『天使の誘惑』をロックでおねがいします」


……なんだか彼、身を切られるような辛そうな顔をしてましたよ……ゴメン。まさか目の前の女が朝から焼酎ストレートであけてるような飲んだくれだったとは思ってなかったらしい……<並んでるなかでおそらく一番市場価値の高い焼酎。赤坂や銀座の焼酎居酒屋では1杯1,300円くらいついてたりします。その後も容赦なく飲みました……えーと芋が2杯と黒糖と麦と米と、あと薬膳酒が2杯にビール1杯、すだちサワーが3杯とあと日本酒が1杯、かな確か……隣のげしょさんには
「鬼がいる」と言われましたが、お店の人も最後のほう、ヤケになっていたような気がします……(合掌)。

薬膳酒っていうのかな、焼酎に薬草や果物をつけたものがずらりと並んでまして、かりんとかは咽喉に良さそうだよねーと思いつつ、「作られてから誰にもオーダーされたことがない」というのがかわいそうで、ついシイタケ酒とか頼んでみたりするわたし。……飲み放題だし。

「で、これオススメの飲み方は……」
「えーと正直なことを言うと、僕も飲んだことないんです……」
「…………。」
「…………オススメはロックです!」


そういうことにしときましょうか……マズくはなかったですよ。なんていうか「いい出汁出てるわー」って味でした。乾燥シイタケを戻したときの水の香りがする……て感じ。なにかこう、お酒とは違うものを飲んでいる気になります(笑)。そして、「これこそ本当に誰も飲んだことがない」というサルノコシカケ。というか、サルノコシカケがどんな味なのか知りません。が、チャレンジャーなので行ってみます。でもこれはオススメしないです。渋いっつーかかなり苦かった。あの瓶がいつか空く日が来るのを心よりお祈りしております。私には二度と貢献できなさそうですが(笑)。

■お酒は上記のとおり。よく飲みました。

「げしょ(仮名)ちゃんて、騙されやすそうだよね」
「そうそう、『オレオレ詐欺』にひっかかったりねー」


………BDの友達には絶対言われなさそうな言葉だなー(笑)。友達の違う知り合いに会うと、こういうのが面白かったりして。

8月12日(金)

Web拍手押してくださった方、ありがとうございます♪あれも更新せねばと思いつつ……つつ……。

午後11時半、これから明日のイベントのカタログチェックをします……眠い。なんでもうちょっと早くできないのかな。<旅行前、パッキングを当日にしか終わらせられないのと似ている。

宝石のサイトを毎日チェックしないではいられない習慣はとまりました。が、今は革製品のサイト……偶然たどりついたところがコンテンツが面白くて読み始めたのですが、商品の革がいい色で、うっとりしながら毎日鞄を眺めてます。まだ小物だけしか買ってませんが、アタッシュケースに見とれている自分が危険です。23万円。これはダメ……!

ただの「アディクト・ホッピング」な人のような気もします。<嗜癖の対象を次々に乗り換える依存症の人。

■友達にもらった焼酎『幸蔵』の続き。
●笠原靖『封印された鍵 名犬フーバーの事件簿 2』光文社文庫 /読むたびにツッコミ入れずにいられないこの警察の設定。令状もないのに警察が信金の貸金庫を開けさせられないから!窃盗事件の初動捜査にいきなり警視庁は出てこないでしょ!まず所轄!警視庁から山形県警への転勤はありえないから!基本は都道府県採用の警察官が他県に行くのは警視正以上で国家公務員扱いになったときだから!……と、ツッコミを入れ続け、最後には
「ファンタジー警察小説」だと思うことにしました。しかしそんなファンタジー小説ですが、イヌだけは文句なくかわいいのでした。くそう。……一度飼ったからには、なんでもちゃんと最後まで看取ってあげるのが当たり前。イヌに非道な扱いをする登場人物が憎くなるくらい、イヌはかわいいんだこのシリーズ……(敗北感)。

8月11日(木)

立派な二日酔いでした。久々ー。頭痛い。
しかし他の会社の人たちも結構ぼろぼろだったらしく、
「無事電車で帰れましたが、朝までリビングのソファで全裸で寝てました」というメールが届きました……奥さんに怒られませんでしたかKさん。
本日は上司は出張、主任は夏休みで、3人だけ。コンパクトだ。二日酔いだーとか言いながらたらたらと働く。定時になったらとっとと帰っちまえばよさそうなものですが、そうはいかないのは芝居を取っているから。本日は『電車男』です。間抜けにも八月歌舞伎とかぶって取ってしまったのを、取り直したのが今日なので。

新宿の『パークタワーホール』って行ったことないや……でも西口って嫌なんだよな、わかりにくくて。シャトルバス使おう、と思ったら時間を読み違えて、最後血相変えてバス降りてから走る羽目になりました……ギリギリ間に合ったけど。奇跡だ。劇場はさすがに会場だけだけあって綺麗です。<なにせ隣が「コンラン・ショップ」だもんな。普段はダンスとかをやってるところらしい。しかし、「げ、また可動式の椅子かよー」と思ったのですが、意外にこれがふかふかで座り心地よくて、2時間ちょっとの芝居だったけど、ぜんぜん辛くなかった。ちったあ見習えZepp Tokyo。

さて、原作読んでない映画もドラマも漫画も見てない私は、ストーリーをちゃんと知るのは初めてです。売れ線の本は読まない、ヘソ曲がりな私。それがなんで安くもない(6,500円)チケットを取ったかというと、演出が堤幸彦だったから。面白そうだなと思って。主演の「電車男」は武田真治。あと河原雅彦とかも出てるしねー。「エルメス」は優香が声だけの出演、実際には女優は一人も出ず、男優7人だけって演出プランも面白そうだったし。

休憩なしの2時間強、でもぜんぜん退屈させない、素直に面白い芝居でした。チケット取り直した甲斐はあったというもの♪

おそらく世間は、映画に漫画にドラマにと、この物語に食傷しているんじゃないかなと思う……e-plusで手配料込の先行予約出てたくらいの、演出も脚本もキャストも魅力的な内容なのに、ほんの一週間前にコンビニで簡単に取り直せたんだもの。まだチケット残ってるしね。さすがに当日分はいっぱいになってるけど、客席の8割がたが女性なのに苦笑。しかし何匹目かのドジョウを狙った安易な企画というわけではなく、本が出る直前から打診はしていたのに、演出家やキャストの都合で今までかかってしまったらしいから、気の毒な話だけど。友達に引き取ってもらった手前、便乗したつまんない芝居だったら申し訳ないなーと危惧していたのですが、杞憂だったようです。客席の反応もよくて、楽しかった。私もよく笑ったし。

中央に大きなスクリーンがあって、2ちゃん独特の書き込みがそこに表示される。舞台の上は中央の武田真治の部屋、その左右に上下3階建の小部屋があって、そこに6人の「毒男」がいて、「電車男」を応援するというかたち。無数の書き込みを6人に集約させた脚本自体も出来がよかった。私は2ちゃんという場所は嫌いで、あまり見ない。それはHNすら表示しない匿名性にあぐらをかいた、人を不愉快にさせるようなマナーを欠く書き込みをたくさん見るからだ……板の性格にもよるのかもしれないけど、あの独特の文字絵も好きじゃないし。なんだけど、この脚本では「毒男」たちを十代から五十代まで幅広い年齢層とし、しかも彼らにもちゃんと彼らが背負っているものを独白や書き込みで訴える機会が設けられていることで、きっちりキャラクターづけがなされている。そして「電車男」を応援していく過程で、彼ら自身も変わっていくのが見てとれる。客席から見ている私にとっては、彼らは「匿名」ではなく「特定の誰か」になるわけで、それも受容しやすかった理由かな。

私の目当ての一人だった河原雅彦は、エリートサラリーマンの役。最初出てきたとき、誰かわかんなかったわ、黒髪短髪に普通のスーツなんて格好してるから。<だってちらしはいつもの金髪長髪だったんだもん。動きがくねっててあやしいからすぐわかったけど(笑)。人生で「勝ち」をおさめられる彼はここのサイトを「優越感を抱いて、また明日を生きていけるような気持ちになれるサイト」として、絶対発言はしないと決めている……という設定なんだけど、ここのサイトに来ている中で唯一、ここの場所を突き放してみている彼の視点は、狂言回しとして面白かった。

演出もねー、舞台中央のスクリーンに、服買いに行ったり美容院行ってるときの映像やデートのシーンとか(でも相手の女の子は優香じゃないので、顔は映らないようになってるけど)が映される他、実際の小部屋でチャットしてる連中の顔が、リアルに生に映されるようになってて、それが楽しい。スクリーンと実際に動いてる役者と、どこ見たらいいの?という混乱はあるものの(役者も「こっち見てよ!」とかいうネタもあったけど)、アドリブやアクシデントもちゃんとそこに映し出されるのがおかしい。<一回、やけに武田真治が台詞をタメてるなーと思ったら、河原雅彦が「耐えろ!そこは耐えるところだ電車男!」とか言ってて、あれはアクシデントだったんだろうなやっぱり……(だいぶがんばってたけど、あとで吹き出してた)。こういうのも全部スクリーンに映るのが楽しい。実際にPCを舞台につないじゃうと、トラブルがあったときに致命的だけど、こういう楽しさはあるよなー。映らない、出番のメインでない場面でも、「毒男」役の役者が小部屋の中で一生懸命ヘンな動きしてネタふってるときがあるので、気がつくとおかしい。。。

武田真治のアキバ系の格好は……見慣れ過ぎてて何もいえないっていうか、「GWなにしてたの」って、そんなんアニオタには決まってるじゃんというか、会場が映ってるよというか、薄い本みて「これジャンルなんだろ、ハガレンかしら?」とか………個人的に痛かった。ええ、どうせオタクですから。これから夏コミのパンフチェックするから。<開き直り

それは隣においといて、もう「いかにもアキバ系」な格好の彼を、美容院行って服買ってコンタクトに変えさせて、それで印象を変えさせるわけですが、格好よくなった彼を見て、会場から拍手が起きました。

ていうか、彼、もともとモデルだから!これが通常だから!

……と思いつつ、つい私もうっかり一緒に拍手しちゃったよー。逆に武田真治の方が、一瞬複雑そうな表情をしていたような(苦笑)。それくらい、あのダサい格好がちゃんと身についていたってことでしょ。でも、基本的にひねくれてる私が一緒に手たたいちゃったくらいだから、芝居としてはよく出来てるってことじゃないのかな。逆にストーリーをぜんぜん知らないだけ、新鮮で楽しめたってのもあるかもしれないけど。まだe-plusでチケット出てるみたいだけど、私は面白かったです。やっぱり演出と脚本とキャストがいいと、芝居は面白い。

友達に引き取ってもらった分のチケット、後ろめたくなく渡せるのは嬉しい限りです。Mちゃん、楽しんでおいでー。

■チューハイ1缶と、友達に送ってもらった焼酎1本。九州の「幸蔵」です。おいし。

8月10日(水)

イギリスに研修で一緒だった人たちと飲み会でした。
なんかすごい盛り上がりで、毎月飲み会が入ってます……いやー私的には3ヶ月に1回くらいでもいいような気がするのですが……(ぼそり)。

本日の店は、私があげた候補で「DINING−BAR 膳丸 銀座店」です。使い勝手がいいので、私がよくつかうとこ。
ひっさびさに電話番号調べようと思ってHP見たのですが、コースのチェックしてて、つい思いっきり笑ってしまったこと。

「日祝限定!飲み放題3時間1000円!! 」

ここの店、正月までは「日祝 飲み放題無制限1人1,000円」だったんですよー。
時間無制限。それで今年のBD友達との新年会でここ使ったんだけど、確かにものすごく店に損害をかけたような気はする……だって5時半からラストオーダーまで5時間飲み続けてたんだもの。1人1,000円で。そのときはそんなにすごく飲む面子は私とあと1人くらいだったのですが、それでもねえ。まったくペースの落ちない私たち(そしてここは飲み放題でも割と焼酎の揃えがよいのでした)。秋芳さんには「これは姐御みたいな人の存在を想定してないサービスだと思う」と言われていたのですが……想定することにしたのか。最後のほう、店の人の顔がちょっと引きつり気味だったものな……。

時間が短縮されていたのが私たちのせいだったとしたら………申し訳ないけど、とっても笑える。<6人で23,000円くらいしか払ってなかったからねえ。

本日は、「コース料理頼んだけど、さみだれにしか人が集まれないから、3時間にして!」と幹事(※私じゃないよ)がねじこんだおかげで3時間。同じ値段で。なんて使い勝手のいい店なんだ、ほんとに。

本日は11時過ぎには解散……新橋駅組はさらにラーメン食って帰ったらしいですが、私は別れて地下鉄でまっすぐ帰りました。順調。なにせ私が芝居行ってて参加してない前回は、
一次会が11時半終了、ラーメン屋でビール飲んでだらだら1時間以上過ごしてたら終電がなくなって、みんな深夜バスやタクシーで帰ったらしいですよ………帰ろうよ普通に(ぷるぷる)。

■風邪が治らなくてまだだるいー今日は控えめにーとか言ってたのはどこの誰だ。最後、焼酎2杯の隣にチェイサーとしてサワーが2杯鎮座ましましているような状態………瓶ビールが1本半か2本くらいは飲んだかな、あと焼酎が6杯くらいとサワーが2杯。

8月9日(火)

今日は出社。でも生理と夏風邪のダブルパンチでへろへろです。もー今日は早く帰るかんね。という固い決意のところ、隣のT主任から「はるか(仮名)さん」と声をかけられた。

「具合悪い?」
「悪いです(きっぱり)」
「そっかー。昨日、こないだの社外会議出た人の懇親会のお誘いが某社から来てたんだけど」
「………で?」
「私あんまり気乗りしないから、代わりに行ってもらおうかと。仕事残ってるし」
「……………へー。
で、私、その会議、出てないんですけど?

酒が出る席なら私はなんでも行くと思ってませんか……?自力で行ってくださいね。じゃっ!(見捨てて帰る)。

●池波正太郎『あほうがらす』新潮文庫 /こないだ夏コミのパンフ買いに書泉ブックマートの4階に行ったら、Boy's Loveコーナーのど真ん中に一緒に並べられてました……「池波正太郎なんておじさんの読む作家だと思ってませんか?これなんかまさしくBoy's Loveです!」とかのポップ付で。確かに衆道を扱った短編が3本ばかりあるけどさ……でもこれ衆道をテーマにしてるというより、あくまでそれは前提に過ぎなくて、そこから発生した信義を彼らがいかに立て通したかがむしろ主題なんじゃないのかな……そして隣に並べられてたのは氏家幹人『武士道とエロス』に杉本苑子『華の碑文』でした……確かにどっちも読んだけどさ(とほほ)。

8月8日(月)

昨日のZepp Tokyoの冷やしすぎが祟ったか、風邪がぶり返して休暇を取った。

……のはずが、旅行の手配の請求書にとんでもない日付と時間の間違いを載せて送ってきた旅行代理店に電話で怒鳴り込み、8人分の申込書を書き、イギリス研修行った人用に1人当たり100枚前後のデジカメデータを9人分焼いてました。会社行くより充実感があった気が。あああと夏コミパンフのチェックができなかった……(敗北感)

●東野圭吾『名探偵の掟』講談社ノベルス /再読。いいのかなーこれという、明らかにあの有名シリーズを当てこすってるのが見え見えな設定が多く、私は好きです。でもベストは「花のOL湯けむり温泉殺人事件」……このオチの潔さ。
●ドン・ウィンズロウ 東江一紀訳『ウォータースライドをのぼれ』創元推理文庫 /6年ぶりの新刊。もとい、新訳。原作のシリーズはもう10年も前に完結しているというのに、ひたすらに翻訳者待ちという。待ち過ぎて前作の展開がまったく思い出せません……カレンって誰だっけ?一冊目の切ない展開ばかりが印象に残る身には「えっ」というくらいコメディな話でしたが、私は好きです。ちなみにこのシリーズ、漫画家するならぜひ吉田秋生で。ニールがアッシュというより、私のイメージの中え、ジョー・グレアムがマックスなので。

↓そういや、BANANA FISH、英訳されているそうです。以下はその紹介文。

Gay gang leader Ash Lynx returns in Akimi Yoshida's tale of crime and intrigue that spans the continents and cultures of Japan and America. Yoshida's shjo (girls') artistry, wildly popular in Japan, is appealing to a new North American readership, and her exciting detective tale with a queer edge makes Banana Fish a unique comic.

…惜しい。shjoじゃなくて、syojyo(少女)だと思う。そして“Gay gang leader Ash Lynx”……ちゃんとストーリー読んだのかこの文章書いたスタッフ。そうまとめられたらアッシュが可哀想だよ。

8月7日(日)

お台場という場所を私は大嫌いなのですが、今週は二度も行く羽目に。芝居がここでやるっていうからしょうがない……。本日は東京テレポート近くのZepp Tokyoです。

本日の芝居は、『Radiogenicリーディング・スペクタル 美貌の青空 チェ・ゲバラ、魂の錬金術』。お芝居というか、朗読劇。歌舞伎役者の市川右近、春猿、段治郎が、ある程度動きはするものの、基本的には手に持った本を読んでいくというもの。前回、サン・テグジュペリをテーマにした『優雅な秘密』がよかったので、チケット取りました。前回e-plusで1,000円で取ったので文句は言えないのですが、やっぱり最後に追加券が3,000円で出てたよ……悔しくなんか……ない……多分(<半額以下だけど)。

チェ・ゲバラのことは、昔、劇団四季の『エビータ』で狂言回しをやっていたなーということと、やたらTシャツにプリントされている顔くらいしか知らんので、本を買ってみました。そのうち読みます。

『世界のどこかで、誰かが、不正な目にあっていたなら、こころに深く痛みを感じることができるようになりなさい。それが、革命家の最も美しい資質です』

彼が最後に子どもたちに最後に宛てた手紙のこの一節が、物語のキーワードとなるのだけど……それをモチーフにしたあまりに美しい話の展開には、それを信じられるほどにこの世界の先の未来は明るくないよな……と思い、いまいち共感できず。しかも途中の会話の展開を聞きながら
「このまま電波系に『選ばれた人々』な話になったらどうしよう……」と本気で心配になりました(苦笑)。途中で一応、ストーリーはそれなりに軌道修正するので、ほっとしましたが。脚本は売野雅勇という人。チェッカーズの「涙のリクエスト」とかの作詞家らしいです。前回もそうだけど、非常に叙情的な話を書く人で、いっそここまで現実離れしていれば気持ちいいくらいです(<わかりにくいですが褒めてます)。なにかこう、私が人生の後ろ、遠い昔に落としてきてしまったきれいなものを突きつけられているような感じ?言葉はきれいなので、たまにはこういうのに浸るのもよいかなと思いますが。心が美しすぎて、今時どこに行けば会えるかと思うような貧乏で堅実なカップルの話、私は好きですよ……ああなんだか言えば言うほど褒めてないような(褒めてるんです)。

で、今回のメインの売りは、Do As Infinityのボーカルの伴都美子という女性が、幕が下りるたびに「ディーヴァ」として計4曲歌うということらしく。うーん……どうかなあ。歌舞伎の役者って、だいたい劇場に高く通るように話すことに慣れていて(特に女形の春猿)、しかも脚本自体も、チェ・ゲバラの理想を語る言葉を中心に据えて輪廻転生を織り交ぜた、いわば天上に向かっていく物語なわけで……それが歌に入ったとたんに「一気に地上に降りてくる」という印象になるから。仮にも「ディーヴァ」とまでするのであれば、女神でも天使でもいいけど、もっと高く声の伸びる人にして欲しかったな………歌に入ったとたんに、どうしようもなく「地上」に引き戻されてしまうのだもの。連作の物語のうち、時代から取り残されたような(とパンフにもあった)純真な恋人同士の会話のあとに歌ったラブソングはそんなに悪くなかったので、上手いとか下手とかそういうレベルの問題ではなく、合うか合わないかの問題なんだろうけど。んーーーちょっとなーーーー。<しかしネットで他の人のコメントを見ていたら「(朗読から歌が完全に浮いてて)
お寿司+パスタセットみたいに相性悪すぎ」とあったのには笑ってしまった。わかりやすい感想です。確かに。他にもいくつか芝居の感想書いてる人のを見たけど、Do As Infinityのファン以外は結構ボロクソでした。確かに、身じろぎもしないもともとのファン層でもないところに、ボーカル一人だけで歌うってのはやりにくいだろうなあとは同情したけどね。……という気の毒な気持ちも、カーテンコールでの「バンちゃーん」「こっち向いてー」という男どもの野太い声の声援で、一瞬で崩れさる。静謐な世界をよくもまあ一瞬で地上に引きずり落としてくれたものです。射殺したい気分が一瞬で高まりました。おまえら、少しは前後の雰囲気ってものを読め。

という私の怒りは別にして、歌舞伎の化粧をしていない役者を見る機会ってそうないので(舞台メイクはしてるけどね)、スーツ姿でしゃべる彼らを見ているのは面白いです。段治郎、足長いねえ……(本気で感心した)。あと金髪というよりむしろ銀髪で出てきた春猿さんにびっくりしたよ……。ナビゲーターやってた古藤芳治という役者さんも清潔感があってよかった(この人は前回も出てましたね……やっと名前がわかった。端正な顔の役者さんです<歌舞伎役者だと海老蔵系)。通路そばの席を選択してたので、すぐ隣をいろんな役者さんが通るという、久しく歌舞伎座では味わったことのない(苦笑)体験をしました……。

しかし会場悪すぎ!ライブハウスだけあって音響は悪くないようですが、椅子が最低。15分の休憩挟んで3時間。それを可動式のパイプ椅子に毛が生えたようなので座ってみるのは非常にキツいです。前半だけでお尻が痛くて、話に集中するどころではなく。しかもめちゃくちゃ寒いし。自宅で21度とかで生活してる私ですら寒くて凍えました。外と何度違うんだここ。前回が草月ホールで、ふかふかの椅子で超快適だったのから、えらく待遇落ちた割に値段上がったのは、やっぱりボーカル呼んだせいですか。歌舞伎座より椅子が悪いなんて!これで7,500円は高いよ絶対。<演目の出来不出来、内容以前の基本的なインフラとして。

■ビールが3缶とチューハイ1本。
●京極夏彦『鉄鼠の檻』講談社ノベルス /久々に再読。久々に読んだら薀蓄が面白かった……京極はこの次、『絡新婦の理』くらいまでかなあ、本当に面白かったのって……。
●仁木悦子『探偵三影潤全集B 赤の巻』出版芸術社 /文庫でほぼ全部読んでました。でもこうやってまとまったのは読みやすくて嬉しい。これだったか@だかの解説で原ォの沢崎との類似を指摘してましたが、私も現代の私立探偵モノで一番近いのはこれだと思う。あとAを買ったのがどこかにあるはず……どこかに……。

8月6日(土)

小鳥の病院へ、検診日………行くたびに益々ここの女医を嫌いになる今日この頃。小鳥の専門医は少ないからしょうがなく通っているのですが。一人で連れていけるのに、私の休みの土曜にしか連れて行かないうちの母親のコメントは「だってあの人、嫌いなんだもん。外で待ってるから」……娘に話させるのはいいんですか母。くそう。
「足の皮なんて剥いたって痛くありませんよ、皮なんだから」……って誰が痛くないって確認したわけ!?両足ともあんたが無理に剥いたせいで血ぃ出てるってのに!どこかにドリトル先生みたいな獣医がいないものか、切に願うよ……そこまでレベル高くなくてもいいけど……。

なんかもう、これだけで疲れて一日が終了した気分に。ビール飲んで昼寝したら、夜は地元の花火大会でした。道に出ると、家や木の合間から見えます。きれい。でも音がしないと花火見たって感じしないなあ。やっぱ花火はあの腹に響く音がないとね〜。

■ビール2本。
●横山秀夫『震度0』朝日新聞社 /横山秀夫の警察小説決定版!とかあるので買ってみたのですが……なんか疲れる話でした。管理部門とかを描いていても、この人の本て、基本的にだいたい主人公にそれなりに感情移入して読めるのですが、これはしたくない話。阪神淡路大震災の朝、遠く離れた某県警で一人の警察幹部が失踪した……という事件の中で、県警のトップ6人がキャリア・準キャリア・たたき上げ交えた思惑の中駆け引きを繰り広げる、という辺りで『半落ち』を期待したのですが……実際この中でちゃんと働いてるのは警備部長と、意固地だけど刑事部長くらい……生活安全部長とか本部長とか交通部長とか、もう射殺してもいいくらいの気分でした。最後に救いはあるんだけど、そこまでが長かった……。
●横山秀夫『臨場』光文社 /上のがちょっと辛かったので、別の本を。終身検視官の異名を取る無頼っぽい検視官を、彼以外の視点から描く短編連作集。最後の「十七年蝉」の話がやや飲み込みにくいながらも、ちゃんと背中に筋の通った人の話は格好いい。これは周囲の勇退する刑事部長他、好きになれる人が多いのでよいです……主人公の倉本が、仕事では有能だけどゴミはちゃんと出せない辺りも好き。<確かに隣人には欲しくないタイプですが。

8月5日(金)

会社早くあがって書泉ブックマートに夏コミのパンフを見つけたら、レジ脇にこんな本を見つけた。「ボーイズラブ小説の書き方[CD-ROM付] チェリッシュブック・ピュア版」(花丸編集分編)。

気になる………。

「あなたの『萌え』をうまく伝えるには?」とか書いてあるんですが、どうなんですかね。そもそも私、いまだに『萌え』のわかってない女とか言われてるので、いっそこれ読んだらなんかわかるのかと思ってみたり。

でも多分、行間スカスカであっという間に読み終わるような内容で、買ったらあとで後悔するのは絶対請合いだし(<そもそも私、別にボーイズラブ小説書く気ないし<だいたい『萌え』のない女だし)、ああでも気になるー。ビニールかかってるから中見られないし。でもこんな本を1,500円出して買うくらいなら、1,470円で『チェ・ゲバラ伝』買う方が絶対読みでがある気がする。

一番気になるのは、「すぐ使える文章を書くためのCD-ROM付」(なんか表現違う気がするが、こんな感じ)……何が入ってるんだろう。
誰か知っている人がいたら、教えてください。

そんな人間にもそういえば「萌えバトン」が廻ってきていたのでした。廻ってきたからには回答しましょう。

Q。属性を正直に告白せよ(妹属性とかメガネ属性とか)

うーん……(のっけから悩む)
萌えかどうかわからないけど、頭いい人が好きなので。強いて言えば「インテリ属性」なのかな。
じゃあなんでBDだと坂井なんだと言われると、そのほかに「器用貧乏属性」があるかららしい(<割となんでもできるオールマイティだけど、それがゆえに貧乏くじを引くタイプ)。
ていうかそもそもBDには、弁護士とか医者とか出てきても、頭いい人っていないから!(<禁句)。

Q。萌え衣装を答えよ(メイド服とか背広とか)


制服系かな。女の子のには別に反応しませんが。軍とか制服とか。階級と密接に結びついた拘束感……なのかな。
あと仕立てのいいスーツとか。これは私のインテリ属性との関連かも。あとは動きがきれいに見えるものってのもあります。そういう意味では、挙措がきれいな人の和服もいいですね。
白衣は……「萌え」というより、単なる理系コンプレックスかもしれない(笑)


Q。萌え小道具を答えよ(包帯とか首輪とか眼帯とか銃とか)


人に「萌え」る小道具というより、自分が小道具フェチ。
革製品の小物とかジッポとかナイフとか万年筆とかペーパーナイフとか。欲しいものは星の数ほど。
ドイツで本気でポルシェデザインのライター買ってこようかと思いました……タバコ吸わないのに14,000円も払ってどうする。
今欲しいのは、ヌメ革のペンケース。残念ながら品切れでした……

Q。萌え仕草を答えよ(受でも攻めでもどっちでもいい。ときめく仕草)

仕草って言われてもとっさに思いつかないですが。
指が好きなので、好みの手で、指がきれいに見える瞬間ってのはいいなと思うけど。

Q。萌え場所を答えよ(海とか山とかその二人がここにいると最高にいいっての)

……そうかこれそもそも「二人」で考えなきゃいけなかったのか……。<ここら辺が萌え感度の低さ
えーっと……じゃあ、図書館とかどうだろう……インテリ属性つながりで。

■休肝日。
●高田里惠子『グロテスクな教養』ちくま新書 /本の会計待ちしてる間に、平台に乗ってたのでうっかり買ってしまった。まだ30代のいかにもな外見の教授で、フェミニズム系の本かと思って。教養論の歴史をたどる本なのですが、それを老舗で教養主義の牙城の一角だったちくまから、しかも新書版で出してる辺り、かつ著者も東大大学院卒な辺りも、蓮実重彦も西部邁も柄谷行人もまともに読まずにこんな本読んでる私も、グロテスクといえばそうかな。さすが女性を辛辣に批評すること女性に如くものはなく、最終章が一番面白かったけど。しかしなんとなくずっと疑問だったのが見えてきたことがあって、それなりに面白かったかな。

8月4日(木)

Web拍手押してくださった方、ありがとうございます♪

ニュースを読んでたら、ウィーンのレオポルド美術館で「裸婦展」を開催するにあたり、
「全裸または水着で来場した方は入場料無料」という企画を打ち出したという記事があった。えー……。私は当然金払ってでも服を着ていきますが、隣に全裸のオジサンがいるなかでそれを見るのは私ならイヤだな……迷惑……。

■休肝日。

8月3日(水)

「帰りに蕎麦食いに行くけど、来る?」と上司のNさんが言ってくれたので、ついていきました。今日は神保町の『松翁』。
あと管理職が2人来ることになっていたのですが、「飲みに行くって言ったらついてきちゃったんだけど」ということで、2年目と3年目の男の子たちが1人ずつ。

「えっ、今日こういう店なの?じゃあおまえは外でジャンボ餃子3人前くらい食ってから戻ってこい」

2年目の男の子がものすごくよく食べるのだそうで……「あの勢いでここで食べられたら会計がとんでもないことになる」と彼の上司が言うのですが、さすがに上品な盛りつけの蕎麦屋ではそんなこともなく。穴子のにこごりとかうるめ鰯とか谷中生姜とか、やっぱりここは日本酒だよねー(幸せ)。しゃもじに乗せて焼いた味噌が絶品です♪最後は全員ざる蕎麦でしめて、かわいそうだから彼にはけんちん汁もつけてあげました。

蕎麦屋は閉まるのが早いので、会計してもまだ8時半過ぎ……じゃあ会社の溜まり場のいつもの店行くかーと延々歩いて戻る。
「ここなら好きなだけ食っていいぞ」と言われた後輩の彼は「じゃあ焼きそばお願いします。あと唐揚げとーしめ鯖とー水餃子とー」……まだ食べるの?

彼が食べてるのを見ているだけでおなかいっぱいに……私はだだ茶豆があればもうそれでいいです……結局、若手の男の子たち2人は、ラーメン食べに行くといって別れました。
蕎麦→焼きそば(唐揚げ、水餃子付)→ラーメン。あり得ない……。

Nさんが
「今日の趣旨は『池波正太郎の世界』だったんだけど……」とちょっと悲しそうに呟いてます。次はやっぱりジャンボ餃子食ってから来なさいね、Kくん。

■一軒目で生ビール。日本酒は「黒龍」「菊姫」。スタンダードな銘柄です。二軒目ではサワーを3杯くらい飲んで、あとにごり酒を冷やで1杯。控えめ控えめ。

8月2日(火)

最近、うちの部署では『ご当地プリッツ』が土産の定番となりつつあります。
最初は北京で買ってきた『北京ダックプリッツ』:だったのですが、そのうち『北海道の鮭』『東北のウニ』『浜名湖のウナギ』『博多の明太子』『北海道の夕張メロンポッキー(<これは番外)』と……今日の土産は『横浜中華街のエビチリ』でした。箱根土産だけど中華街。

ルールは「足でかせぐ」です。
送ってもらうのは反則。自分で現地に行って買ってくること。

これでどこまで制覇できるのかな……誰かカナダ(<メープル)と上海(<上海蟹)とグアム(ココナッツ)行きませんか……天津でもいいや。天津甘栗コロンがあるらしいから。

■ビール2本。

8月1日(月)

ああもう8月かあ……学生は夏休みだよなーいいなー風邪だしー出勤したくないなーというダルダルな気持ちで出勤しつつ、まわってきた文書を見て、とりあえず総務部に怒鳴り込み。朝なのに。月曜なのに。月初めなのに……(落涙)

「……なんだか最近、更年期障害のように怒ってばかりいる気がする……」

そんな悲しい台詞のひとつも出ようというものです。ちょっと早すぎます。

しかし怒るたびに何かネットで買い物するのはやめた方がいいと思う。世界中のきれいなものを手に入れるには、お財布の中身が足りないの。わかってるの。でも見ると欲しいの……<今日ひとつ指輪来たばっかりなのに。アンダリュサイトの次はカイヤナイトが欲しいのでした。指10本しかないのに。

会社に出入りの宝石屋さんにブラックダイヤのパヴェリングを見てもらうことにしました。ダイヤも黒いのはアクセサリーに使うようになったのはごく最近で、金銭価値としては評価されないらしいです。そうなのか。真っ黒だけと結構キラキラして、気に入っているんだけどな。と思っていたら、同期の子に「黒いのもあるんだねダイヤって」と怪訝そうな顔で言われました。「そりゃありますよ」とのこと。

「だって炭素の塊ですもん」

鉛筆の芯の親戚か………そう思いながら、今度から指輪買うことにするよ……<ちっとは自制心が。

■ビール2缶。