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7月30日(土)〜31日(日)

まだ風邪ひいてへたばってます。熱は出ないのに、ひたすらのど、咳、だるさ。
人間、よくまあここまで寝られるものだっていうくらいよく寝てます……なのに声はニューハーフの域から一歩も出ていません。この声で外線出るのイヤなんですけど……出勤したくないなあ(でも休んだらダメだろうなあ)。

■風邪薬を飲みながらもまだだらだらとなんか飲んでます。ビールとかチューハイとか。あとは『イージス』の試写会の土産でもらったアクアヴィーテというモルトウィスキーの小瓶。しかしこれ、ちと甘いね。
●仁木悦子『探偵三影潤全集1 白の巻』 出版芸術社 /文庫で大半読んでるのですが、まとまって読めるというのが気に入って集めてみました。ゴーゴー喫茶とかに時代を感じますが、文体自体は今読んでも感じのいい文章。古いミステリ読むと妙におどろおどろしいというか仰々しい文章が多くてそれだけで疲れるのですが、これはそれがない。再評価を望むシリーズ。
●北方謙三『水滸伝 十八 乾坤の章』 集英社 /そろそろ大詰めかな……あと1冊?ほんとにもう、さくさくと殺してくれますね…(涙)。あと今何人生き残ってるのかもよくわかりません。求む人物辞典。しかしなんとか原作の枠で最低限のところはフォローしようとしているのか、札を108人で止めようとしてみたり、渾名のない人に宋江が必死でつけてまわったりと、妙なところに涙ぐましい努力が窺えます…(笑)。
●南条範夫『青雲を指す剣』 春陽堂文庫 /古きよき時代の大衆時代小説の王道という感じ。端的に言うと駄作な気が……あまりにベタな展開に、気恥ずかしくて途中で挫折しかけました。でも買ってしまったからには自己責任だから!<変なところで義理堅い

7月29日(金)

出勤したら「ニューハーフの人みたいな声だよあんた」と言われました……その理由の一端は、昨日風邪声のなか、あなたに飲み屋で一生懸命『亡国のイージス』のストーリー説明をしたからなんですけどKさん。ひどいわ。

■まっすぐ帰ってビールが3缶くらい?
●入江相政『余丁町停留所』中公文庫 /この人のエッセイも5冊目くらいともなると、なんだかこのネタ前にも読んだわと思うこともありつつ、やわらかで端正な日本語と季節の描写が好きでなごみます。そういやなんで柏餅を5月5日の節句に食べるかというと、新芽が古い葉を落とすので、ちゃんとあとつぎが出来てから散る辺りが縁起がいいからだそうで……へーと思ったけど、京極の『鉄鼠』を拾い読みしてたら、似たようなことが書いてありました。濫読だからほとんど頭に残ってないらしい。反省。

7月28日(木)

昨日の全力疾走が祟ったのか、朝からだいぶ風邪悪化。が、しかし休むわけには。本日は会社終わってから『亡国のイージス』の試写会に行かねばなりません……しかも隣の席のKさん誘っちゃったの。休んでこれだけ行くのはさすがに人として。

さて、本日の試写会はサントリー主催です。
今年は福井原作のが三本も公開されてて、その割に1本も観ていない私。『亡国のイージス』くらいは観に行こうかなーと思ってたので、チケット当たったのは渡りに船なんですが、主要キャストが軒並み来るというジャパン・プレミアよりこっちでよかったわと思ったのは
、「開演まで、山崎・白州その他、シングルモルトをご自由にお楽しみください」というハガキの一行……わーい。

どうやら毎年やってるサントリーと日本推理作家協会共催のシングルモルトイベント、今年一番出来がよかったのが福井で、その名も「AEGIS」だったから、らしい。


が、仕事がなかなか終わらなくて、6時開場なのに職場を出られたのが6時……くっ。間に合ったんだけど、そんなに種類は楽しめませんでした……開演前15分でダブルロック2杯(山崎と白州)とシングル水割り1杯飲んでれば十分かもしれませんが。

開演前に福井先生のミニトークイベント付きですとかあったのですが、さすがサントリー主催。しばらく司会のねーちゃんがシングルモルトの作り方について説明してました……その程度の内容にA4サイズのアンチョコを堂々と持って読むのはどうなのよ、仮にもプロだろう覚えてこいと思いつつ、福井登場。前かがみでもしょもしょ喋る福井の姿は、Kさんには
「珍獣っぽい」と認識された模様。自衛隊全面協力だけどさすがに爆破はさせてくれなかったので(<当たり前だ)、3億円かけて静岡の海岸にイージスのセットを作ったら、昨年の台風連続直撃で発射台が発射されちゃったとか、今年は山崎蒸留所にブレンドに行く際に「映画が3本も公開されて今年は福井の年だな」とかいじめられた挙句、うっかりベストブレンダー賞に勝ってしまったせいでほんとに帰りのバスの空気が悪かった(<相変わらず大人げないな、北方と大沢)……とか。

しかしいつになっても映画が始まる様子もないので、「もう一回、ウィスキーもらってきますー」と声かけて外に出る私。だって私、サントリーのチーフブレンダーのコシミズさんの話聞くの、もう4回目くらいなの!もう聞き飽きたの!しかし、ウィスキーは貰えましたが、客席持込は不可ですと言われてしまったため(さっきまで客席で飲んでたが…)、泣く泣くそこで立ち飲み。ああ勿体無い。山崎の一気飲み。

そんなこんなで、ちょっと地震で揺れたりしつつも映画スタート。

・・・…これは原作読んでない人にはわかんねーだろ。この手の映画には珍しく、かなり原作に忠実に作ってはあるのですが……なんていうのかな、「仏つくって魂入れず」って感じ?覚えのある台詞、覚えのある展開なのですが……展開だけなぞればいいってものじゃ。

・もともと原作自体が『Twelve Y.O.』の事件をひいてるので前作読んでないとキツいのですが、映画もそのまんま……いきなり耳で「ヘノコディストラクション」とか言われても、なんのことだかわかりませんって。
・いきなり「ダイス」とか言われてもー「グソー」とか言われてもー。
・「ダイス」といわれるたびに脳裏に転がるサイコロの図。
・「いそかぜ」がイージス艦になるという経緯もすっとばされてるため、旧来のたたき上げである仙石がなんであんなに「いそかぜ」にこだわるのか全然わかりません。
・「センニンゴチョウ」……いつも「こちら先任伍長」と名乗るので、隣のKさんは途中まで「てっきりセンニンて名前の人だと思ってた」そうです。そりゃーな。しかも名乗り以外に「先任伍長」の位置づけの説明がなにもなし。
・そもそも伍長がどれくらいの位置づけなのか、幹部とどれくらい階級が離れてるのか、全然説明されてないし。
・「カイバクチョウ」「ホウライチョウ」と言われて「海上幕僚長」「砲雷長」と変換できる人がこの会場にどれくらいいるのだろうか。
・いきなりハープーンて言われてもなあ……。
・宮津は副艦長へ謎の降格。艦長は衣笠だそうです……それは隊指令だろ?しかも衣笠は初登場前に亡くなってます。なんの意味が。
(※追記:Yahoo!の映画レビュー見てたら、あれは海上自衛隊からの全面協力にあたっての要請によるものだとSankei Webに載ってたそうです……「艦長の設定を副長にすること。なぜなら、艦長は絶対に裏切ることはないし、裏切ってはならないから」……それを言ったら、自衛官は全員裏切ってはならないのでは<血税で武器持たされてるんだから)
・若い子が同じ制服着て帽子かぶると、誰が誰やらわかりません……「かわいそうにねーもうじき子どもが生まれるってのに」違いますKさん。今死んだのは菊政で、子どもが生まれるのは田所です。ばあちゃんは元気かと真田広之に声かけられてたのが菊政。しかしあの一瞬で違いが読み取れる人がいたら敬意を表したい。
・「なんであのキサラギ君は筆を持ってたの?」……そうですよねーわかりませんよね。あれは買いに行くエピソードがあるんです。
・瀬戸役は岸辺一徳でした。が、やたら佐藤浩市に絡んで話しかけるのですが、あなた一度たりとも「内閣情報調査室長」というのを名乗ってないよね?ただの変な人だよあれじゃ。
・「よく見ろ日本人、これが戦争だ」……ヨンファの決め台詞ですが、まだ全然被害が出てないこの状況で言われても、説得力がありません。
・なんでここに女の子がいるの?とおそらく原作知らない人は思うだろうなーという唐突な登場のジョンヒ。いきなり首に傷だけ見せられても!いきなり如月と水中でキスされても!って、出番こんだけかよ!Kさんには「なんであの人たちあんなにいきなりラブラブだったの?」と訊かれました……あれには背後に膨大なエピソードが。
・ジョンヒが死んでヨンファが家族写真見ていきなりそれに火をつけて、その一瞬で「ジョンヒがヨンファの妹だ」と当てられる人がいたら尊敬します<「娘なの?」と言っただけでもKさんはえらい。
・如月、全然活躍してないよ……というか、仙石の方が明らかに戦闘能力が高いのですが………(黙)
・ニワトリと首吊りと黒服だけで如月のエピソードが全部把握できる人がいるのなら(以下略)
・「進路に火災コンビナートが!ぶつかります!」……そんなことを直前に叫んでるこの人たちに国防を任せたくはありません。
・偵察衛星の標準があったとき……ごめん私吹き出すかと思ったよ。隣の隣の人は、肩ふるわせて必死に笑いをこらえてました。
・「で、宮津は如月のお父さんだったの?」……違います。でもそれくらいの唐突な展開。
・そもそも発端の論文(原作のあれもそこまで危険視されるほどに立派な内容とは思えず、むしろショボ…<禁句)がちらっとしか出てこないので、「亡国の盾」…「盾=イージス」→イージス艦というつながりが不明で、タイトルの意味がわかんないまま終わりそうです。
・スタッフロールが流れてる最中で出てきてしまったので、そのあとなんか話の展開があったのかしら?あったら観た人、教えてください……

さすが防衛庁、自衛隊全面協力だけあって、船は立派でした。<とってつけたように。この映画とおして一番ときめいたのは、戦闘機の離陸シーンかな……戦史読んでてもまったく!戦艦の類には反応しない、人にしか興味の向かない私にして、この戦闘機が一番てのは……。

脚本家、だいぶん原作に忠実に頑張ろうとした形跡は見えるんですが、まずその前に、原作知らない人が読んで意味が理解できるかどうかを確認してから映画を作るべきだったと思うよ。見るんだったら原作を読んでから行った方がいいと思います。映画館出口で原作本を売ろうというのなら、それはそれで戦略だと思うけど(笑)。

「この説明を聞くまではあんたを帰さないからね!庄屋でもいいからどっか行くわよ!」とKさんにも言われました……。私の説明でだいぶん理解したらしく「同期がもし見に行っちゃったら、翌日のランチはあんたがゲストで呼ばれることになるから予定しておくように」だそうです。ええ。呼んでください……

■ウィスキーがダブルで3杯(山崎と白州)、シングルで水割り2杯。帰りがけに飲み屋で話の説明をしたので、そこでビールを3杯と焼酎のロックが1杯。そんなもの?

7月27日(水)

取引先の社外会議があって、プレゼン聞きに行ってきました。主任一人残して、全員で直行直帰。めんどーだなあ、と思いつつも、先月の研修の招聘元主催なのでサボるわけにも……しかし久々にスーツとパンプスで出勤しました。暑いーーー。

起きてる時間と寝てる時間とどっちが長かったか微妙なところでなんとか長い一日を終え、五時から懇親会。他社とビールとか飲みつつ名刺交換……朝から夏風邪だ咽喉が痛い咳が出るとかいいながら、しっかり酒は飲む。消毒消毒。用事もあるし、適当なところで切り上げようとするたびに、誰かしらに捕まってまた名刺交換。あの、そろそろ時間、本気でヤバいんですけど。

「Kさん、あたし先帰りますねっ」
「あんた声、潰れてるよ……で、用事って何よ」
「芝居!7時に渋谷の東急Bunkamuraですっ」
「7時?それ間に合うの?」


……
6時35分に有楽町の駅前のビルの20階にいたのが、渋谷駅から徒歩7分のシアターコクーン7時開演に間に合ったのって、かなりわたしがんばったよね………(ぱたり)<風邪ひいてるのに酒飲んでから道玄坂全力疾走。

本日の芝居は、『キレイ 神様と待ち合わせした女』です。これでなければ、他の人たちとギネス飲みに行こうかと思ったのですが……さすがに全席完売のe-plusで手数料込8,100円は蹴れないわ。キャスト豪華だしね。

………が。微妙。ほんとに微妙。松尾スズキの芝居とか『大人計画』観るのが初めてだからってのもあるかもしれませんが、ミュージカルって謳い文句だったはずなのに、声が天井まで届いてないのはどういうことー?2階席後ろから3列目だったからかもしれないけど(<中途半端にケチってA席)、それにしてもさー。最近、ミュージカルといえば『モーツァルト!』とか『SHIROH』とかそんなんばかり観てたので、このショボさは正直ちょっと………音響悪いのもあるかもしれないけど、歌が音程安定してない人が多いし。いっそ歌なくしてもよかったのでは?そんなに歌が全面に出てたわけじゃないし………一幕目の途中までは「ああ今わたし、このお話から取り残されてる」感がひしひしと。1階席の前の方だったらもうちょっとお話に入れこめたのかもしれませんが。

それに長い。午後7時開演で終演が(幕間15分入れたにせよ)10時45分!まっすぐ帰っても日付変わってるし!芝居で午後10時半まわったの初めてだよ私。立ち見出てたけど、これ立って観るのはキツいでしょ。しかもその割に小ネタが多すぎて、途中で「その伏線、なんだっけ」とかいうのがしょっちゅう(私が微熱でボケてるせいだけではないと思う)。唐突感に襲われるというか……キャストは超豪華だったんだけどなあ。作・演出・出演が松尾スズキ、キャストが阿部サダヲに片桐はいり、橋本じゅん、宮藤官九郎、秋山奈津子に岡本健一とあったので期待していたのだけど。高岡早紀、鈴木蘭々(最初「酒井若菜から変更になりました」って思ったときはえー?と思ったけど、がんばってたしなかなかかわいかったよ蘭々。←別に酒井若菜もあんまり好きじゃないけど)は意外によかった、かな。部分部分ではみんな上手なんだけど、お話としては、根っこのネタが陰惨な割にいまいちまとまりがないっつーか。拡散しているという印象。最後の辺りでやっと本筋(時々忘れそうになる)に戻ってきてましたが。歌は………歌は……………ごめん、シアターコクーンの規模でやるにはもうちょっとなんとかしたほうが。ラストシーンの蘭々の歌が一番まともだったかな……。

ストーリーは、三つの民族に分かれて互いに争うようになった近未来の日本、そこで誘拐されて十年間を地下室に監禁されていた彼女は、自らを「ケガレ」と名乗り、それを清めるためにキレイなもの……小銭を自分の背丈と同じだけ貯めると誓う。彼女を拾ったのは、戦闘用に作られたダイズ人間を食品として再利用するカネコ組の面々……ってストーリー書こうとしたのですが、なんだか話が拡散してていまいち筋として思い出せません。地下室から逃げ出すときに見捨ててしまったものを取り戻して、彼女が自分自身としてもう一度再生するための物語……なのかなあ。なにせ途中の枝葉が多すぎて。

小ネタは面白かったんだけどね…………秋山菜津子、背中は相変わらず超きれいでしたが、「今日で二十歳のお誕生日〜」ってなんか力技でした。いくつサバ読んでるんですか。そういやクドカン監督の『真夜中の弥次さん喜多さん』で魂役やってた荒川ナントカって人が出てたのが一番のツボかもしれません。<この人、映画『ウブメの夏』で和寅役やってて、最初に観たときの私の感想は「あ、服着てる」でした……当たり前か。

■帰ってからビール1缶。

7月26日(火)

台風でしたね……でも思ったよりうちの近辺は予告編だけすごくて中身はコケたハリウッド超大作のように、たいした影響はなかったのですが……行くはずだった講座が一ヶ月延期になったことくらいですか。またこれからひどくなるかなと普通に帰ったのですが、あとで聞いたら、神田駅周辺ガラガラですいてたとか……ちっ。私も飲みに行けばよかったわ。

■しょうがないので家でビール。
●京極夏彦『百器徒然袋―雨』講談社ノベルス /ウブメが見つからなかったので、代用で再読。榎木津がバカっぽくてちょっとねえ……普通に喋ってたウブメの頃の彼が一番好きでした。「釜鳴」のカマの扱いを読んでその描写に不愉快になるのは私だけでしょうか。再読しといてなんだけど。

7月25日(月)

残業切り上げて帰宅。生命保険、やっと本契約です。
営業の男の子の指示に従って申し込み用紙を記入。告知義務、これに違反すると払ってくれないかもしれないので、こっちも慎重です……いろいろあるのね、確認事項。

「趣味なんですけど、危険な趣味とかないですよね」<例;ロッククライミング、パラグライダーその他。
「そうですねえ……趣味といえば舞台鑑賞くらいかなあ」
「じゃあ安全ですねー」
「そうね、劇場が倒壊しない限りは、だけど」
「なら、よっぽど地震でも来ない限り大丈夫ですね」

……老朽化した歌舞伎座の三階席がほんとに「安全」と言えるならね……先日上演中に揺れたときは、本気で逃げるべきか考えたよ。あまり笑えない。

■缶チューハイ1缶と、ウィスキーのポケット瓶1本。

7月24日(日)

なにかもう、本当に疲れていたらしく、死んだように寝てました。朝10時に起きて、4時間昼寝して、夜は9時に就寝。何時間寝てるんだ。

そんななか、今日唯一やった建設的なことといえば、せいぜい生命保険の説明を聞いたことくらい……すでに説明に来てくれるのが私より4つだか5つだか年下の男の子だったりするわけです(がっくり)。しかし前日に「約款読んだけどここがわかんないわ」とメモをプリントアウトして親に押し付けていった為、一生懸命に約款調べてもってきてくれました……「こんだけ訊いてもらえると遣り甲斐があって嬉しいです」というのが本心かどうかはともかくとして、これくらいこの年齢でしつこく約款の定義とか免責とか告知義務対象年数とか責任開始期とか確認してくる客は珍しいのでしょう。

……ゴメンね、法学部卒は根がキドニーだから。不信気味なの。

酔っ払いでも、自損事故(<人を殴り倒して警察沙汰になったりしない)である限りはどうやらちゃんと払ってもらえそうなので、一安心です……すごい重要事項だからこれ。なにせ生命線薄いし。でも「過去5年間にアルコール中毒で通院したこと」はないから。<告知事項のひとつ。

■缶チューハイ1本と缶ビール3本。
●南條範夫『屈み岩伝奇』角川文庫 /古本屋の100円コーナーにて発掘。今はもう新刊で手に入る本は少なくなっていますが、面白いよ南條範夫。戦国残酷物語とか古城のシリーズとか。もっと再評価されてもいいと思うけどねーって、いまどきこういう古い時代ものを読む人は少ないのでしょうかね。これはちょっと異質な御伽話風のも入ってたりしますが。本職は経済学の大学教授です。徳川慶喜の何代かあとの家庭教師をしてたり、こないだ石原莞爾の満州政策に関する研究会の記述を読んでたら、若手学者たちの中心メンバーがこの人でした。びっくり。学者の割に俗っぽくて(笑)文章読みやすいので、読み出すとずるずるとはまります。思わず追加で本買ってしまった……。


7月23日(土)

昨年に引き続き、ANTHEMのライブに、ていくさんに誘っていただきました。
せっかくだからお昼御飯は中華街にしませんかと、らんさんと三人で適当に御飯を食べ、そのあたりをぶらぶら。しかししばらく(っていっても1年くらい)来ない間に、街がどんどん様変わりしていくのがちょっと寂しかったり。行くと必ず覗いていた関帝廟近くの骨董街は、ついに建物ごとなくなってました……悲しいなあ。

そして私たち三人が揃って買ったもの……ツボ押しグッズ。
つい薬局の前でツボ押し用指サックをはめたおばちゃんにマッサージされ、ついでに手相までみてもらっている間に。おばちゃんは私たちの年齢を聞いて
「背水の陣ね、うってでなさい」とおごそかに告げてくださいました。でも、背水の陣て……。

ところで私の手相は右と左で違ってて、左は手の中央をくっきりとした線が横切り、左端からななめに曲線が……ちょうど裏返した「て」みたいな線が入っています。これは「マスカケ」といって割と珍しい手相です。宮部みゆきによると、「天下をつかむか、あるいは倒れて土をつかむか」らしいです。別名「ババツカミ」。

そんな私の手相をいろいろ見て、おばちゃんは「海外に打って出るといい、国際結婚かも」と言います。あ、そう。それより私、こっちの生命線が薄い方が気になるんだけど。

「そうね、この最後の方が薄いけど、だいじょうぶ健康に気をつけて、
甘いものとお酒を控えれば、ちゃんと濃くなります」

……うしろの二人、笑いすぎだから。息苦しそうだし。いいよ、酒控えて生命線濃くして長生きするくらいなら、私は倒れて酒つかんで死ぬから。サケツカミ。

さて、本日ライブがあるのはチッタ川崎。電車で川崎駅まで行って、電車降りて、ホーム降りて歩いている間に「あれっ」と思った……足元が沈んだような。一瞬立ちくらみかと思ったけど、周囲もざわざわしているので地震だと気づきました。歩いているときに気がつく地震て珍しいよね。これは大きいとみんなで見上げて、とりあえず蛍光灯の下は避けて。どうやら続いてくる気配はなかったので、階段あがって会場へ……が、やっぱり震度5弱の地震のせいで電車が止まってしまったらしく、半分近い人がまだ来られないから、開演は1時間後と……あらら。しかし、所用で遅れてくるせのおさんも「電車止まりました」とか言ってるしねー。それはしょうがないと思うのですが、整列させるのが地下駐車場というのはどうにかなりませんかチッタ川崎。車も出入りする窓もないところに6〜700人突っ込むのはだいぶ無理が。しかも2/3は男だしーしかも長髪だしー。むさくるし。汗臭いよー。

アンセム、20周年らしいです。そのせいか去年より混んでる気が。私は去年連れてきてもらって以来なので、ベストアルバム1枚聴いただけといういい聴衆とは言えない身なのですが、たまに知ってる曲が流れると楽しい。しかしある意味、人見てる方が楽しいかな……延々と髪書き上げてるねーちゃんとか(<本人でさえうっとうしい長髪なら、それがざらざら当たるうしろの人間はもっと鬱陶しいということには思い至らないらしい<はさみ持ってたらあやうくつかみあげて切ったろか!と思った)、演奏にあわせて幻のギターを弾き続けて踊るせいで人様の2倍くらい場所とってるにーちゃんとかね。ヒール履いてたらあやうくかかとで後頭部殴り倒すとこだけど。いやーただでさえ暑くて人が多いとイライラが倍増で(<超短気)。

ライブは楽しかったです。歴代のギタリストとかボーカルの人とかみんな来てて。ボーカル、前の人も低音がいい感じでよかったです(が、喋りが似たような傾向なのは気のせいですか?)さすがにラスト2曲、ベストに入ってる曲をギター3人、ボーカル2人、ドラム2人、ベース1人と来ると、音がでかくて楽しかったなー。<知ってる曲だし。最後まで残ってた甲斐はあるというもの。

・・・・・・いまだ電車が乱れまくってることを除けば。一応、10時半過ぎに川崎出て、12時半過ぎには家に着きましたがね。「○○でなんとか信号が出たので停車しますー」「もうじき再開します」「と思ったら、△△で駅に立ち入った人がいましたので」……殺すぞこら。<7時間以上立ちっぱなしなのでキレかけ。でも川崎駅で見たナントカ線は「次に入線予定の電車」がいまだ午後7時過ぎになってたからなあ……4時間近く経ってるよ。と思ってたら、携帯メールに某A芳さんの「やっと電車が動きます」という8:35付のメールが……地震、5時前だったよね……ご愁傷様です(涙)。

■化粧しながらビール1本飲んで、お昼御飯時に紹興酒1杯、あと開演前にチューハイ1缶、チッタで缶ビールがハイネケンとラガー1本ずつ(<1缶600円て高いよチッタ!)。あと帰ってからチューハイと缶ビール1缶ずつ。そんなとこかな?暑かったしー<気候のせいにしないように。
●宮部みゆき『火車』新潮文庫 /待ち合わせのときこれ読んでたら、らんさんに「なに?自分の生き様反省してるの?」と言われました……違うもん。ちゃんと口座残高確認してからカードで買い物してるもん。……ちょっと今日、ダイヤの指輪がひとつカードで届いてたけど……(小声)。久々に読んだら面白かったので、別に感想書こうかなー。

7月22日(金)

部長が夏休みなのをいいことに、「クリアランス頑張ったから」とお小遣いを上司のNさんから貰ったので、全員分のアイスを買いに出かける午後3時。
いろいろ種類取り混ぜて近所のケーキ屋さん(<アイスも売ってる)から戻ってくるも、なかなかエレベーターが来ません。休んでんのかこいつ?溶けちゃうよ!とイライラも最高潮に達しかけた頃、やっと来ました。んもー!と乗ろうとして、降りてきた人とぶつかりそうになる。あ、すいません……げっ、相談役(<前の社長)。慌てて後ろにビニール袋を隠す。

「ああこんにちは………どう?飲んでる?」
「はーい、飲んでますー。ビールが美味しい季節になりましたので」
「そうだねえ、ビールにはいい季節だねえ」


……前の社長にはだいぶ書類を届けに行ったり、口述原稿の訂正したりとお仕事してたはずなのですが……私の顔見て最初に思い出すのはお酒のことなんですね……ま、いいけど。アイス見つからなかったから。

■休肝日。家にお酒がなかったから。
●小谷野敦『帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて』ちくま新書 /もともと「俺以外のもてる男が妬ましい」というルサンチマン(「法界悋気」っていう日本語の方が好きですけど)がベースなので、「女」の視点にまわると弱いかなーと前回も思ったのですが、今回はやおいにも一瞬だけ触れられてました……が、中島梓(=栗本薫)の『コミュニケーション不全症候群』なんか引いて「女性性への嫌悪」とかやってる辺り、何十年前の話だという気も……しかしこの辺りはまとまった文献て少ないからしょうがないのかな。女性への強烈な学歴志向は、もういっそここまで来ると「あーはいはい」という気にもなります。しかし一番ショックだったのは「六年も経てば、二匹目の泥鰌とは言われないだろう」という文章……げっ、前に読んでから六年も経ってるってこと…?

7月21日(木)

またロンドンで爆発テロだとか……本当に、この世界はどうなってしまったのかと思います。
WTCテロの直後くらいから取っているメルマガなんだけど、国際政治の陰謀の話ばかりが延々と綴られていて、いい加減イヤになります。やっぱり前回のロンドンテロについても記事がありました(http://www.tanakanews.com/f0719London.htm)。読むたびにうんざりするのですが、なんでこんなん読んでるかっていうと、大本営発表を一方的には聞きたくないから、かな……。

朝から保険のことで親と喧嘩して、ドコモの携帯操作マニュアルかっつーくらいぶ厚い約款集をひっつかんで通勤。「疾病」の定義が載ってないがどこまで払われるのかとか、いろいろ営業のにーちゃんを問い詰めねばならないことはあるのですが、一番重要なのはここだと思う。

「(保険金支払の)免責事由(4) 被保険者の精神障害または泥酔の状態を原因とする事故」

……「泥酔の状態」の定義をきっちり詰めるまでは契約はできなくてよ。<飲んだ帰りに階段から足すべらして骨折、入院・手術した人

■むかし買ったブランデーとハーブティのカクテル。美味しいとはいいがたい……(がこれしかなかった)。
●南條竹則『ドリトル先生の英国』文春新書 /やたら中国関係の(しかも酒関係の)ファンタジーばかり書いてる人だと思ってたら、本業は英文学者だそうです。ドリトル先生、子どもの頃大好きだったなあ、と思い出して買ってみました……著者自身も偏愛のシリーズということで、大変あたたかくて読んでて気分のよい本でした。古きよき(とも一概には言えないけど…)イギリス。井伏鱒二の訳文も、いま読んでもいい。一冊目が出たのが、日米開戦の年だなんて信じられません。挿絵もかわいい。もう部屋にはないだろうけど、ちょっと読みたくなってきた。

7月20日(水)

私が三週間の研修から戻ってきたと思ったら、今度は部署のNo.2のSさんが研修に取られました……アメリカ2ヵ月半……。これはうちの部署は4人いれば十分という意味ですか部長。

唯一のよかった点は、これで「あんたの研修の日当、部署の飲み代用にとっときなさいよ」というネタの標的が私からT主任に移ったことかな……<だってもう指輪に化けちゃったから。

■休肝日。ひさびさに。

7月19日(火)

会社の指示で、書類を置いている地下倉庫の場所を引越しせねばなりません。スペースを1/4に削られてしまったため、せっせとクリアランス作業中です。捨てなきゃ。
他の仕事してて、遅れて行ったら「いいところに来た!あんたの仕事はこれだから!」と廃棄物スペースを示されました……分類。大量の紙の空箱(背表紙10センチくらいのファイルがちょうど入るくらいの大きさ)を、つぶして廃棄分とリサイクル分に分別。ええ、やりますよ。しかしこれ、何箱あるんだ?<目の前に積まれている分だけで、間違いなく50は優にある。

これ絶対ペレストロイカ前からあった箱だよ、などと呟きつつ(<なにしろ箱には
「昭和43年度年度末決算資料」と書いてある……生まれてないっちゅーねん)、手に真っ黒につく筋を悲しく見ながら箱を潰す。でもこういう仕事って、進捗状況が目に見えるのはいいよねーだいぶん床のスペースが見えるように……あっ。

「鬼がきた………」

中身を廃棄した空箱がどさどさっと届きます。あああせっかくここまで床が見えるようになったのに。賽の川原で石積んでる亡者の気分。<ひとつ積んでは父のため〜、ふたつ積んでは母のため〜、ああ鬼に崩された。(がらがらがら)

そのうち廃棄した箱をまとめて持ってくるのがめんどくさくなったらしく、箱は一個ずつ飛んでくるようになりました……「はるか(仮名)−、あぶないからねーちゃんと避けるんだよー」……じゃ投げないでくださいよ!固いんですからこの紙箱!もはや賽の河原の鬼などという悠長なものではなく、どっちかっていうと爆撃に近いです。空襲。B29か?とか思ってたら「むしろ夫婦喧嘩じゃない?」と言われました。

「あなたっ!昨晩どこで飲んでたのよっ」
「ちがうよ〜残業してたんだよ〜」
「嘘おっしゃい、酔っ払ってたでしょ!」
「ごめんよーだってNさんが飲みに行こうって誘うから」
「Nさんなら昨日はSさんと飲んでたって言ってたわよっ!」
「違うよー途中で呼ばれたんだよーだってNさんがどうしてももう一軒行こうっていうから……」


さっき「つまんないからBGMが欲しい」とは言いましたが、わたし別にそんなBGMは希望してません……<サービス精神旺盛な同僚たちへ。まだ空き箱が飛んできます。口紅のついたシャツと、女名前の名刺が出てきたところまで発展したようです。先は長い。あとこれ何箱?

■缶チューハイ1本とエビスの黒ビール1本。
●山形治江『ギリシャ悲劇 観劇ガイドブック ―現存32作品のあらすじとみどころ―』れんが書房新社 /確かニナガワの『オイディプス』の劇場で買ったんだっけ。著作権がない時代のこと、トロイア戦争他、同じようなテーマに三人の作家が競作してるので、違いが見えるのも面白いです。よくまとまっててわかりやすい。面白かった。……というのを読むと、三部通しで見ると九時間という恐ろしいニナガワの大作『グリークス』を「長くて高いからいいや〜」と見送った数年前が悔やまれます!せめて寺島しのぶ・尾上菊之助姉弟がエレクトラ・オレステス姉弟を演じる辺りだけでも行けばよかった……っ(痛恨)

7月18日(月)

祝日。本日は「モーツァルト!」の昼公演です。滅多に来ない帝国劇場。たまたまここの前で待ち合わせした日が劇場限定売り出しだったのでつい。でも一番安い席でいーや、とB席です。後ろから二列目。でもここは段差が大きいので、視界がクリアでいいです。椅子もふかふか。コクーンとかパルコとか東京芸術劇場とかなにより歌舞伎座とかに見習ってほしい椅子のよさですよ……さすが大作ばっかり上演しているだけのことはあります。

しかし、4時間弱かけて観終わったときの感想は「甘ったれてんじゃねぇよ!」であったりします<モーツァルトへのコメント。

・主演のモーツァルトはWキャストですが、中川晃教Ver.を。去年『SHIROH』観に行ったときに声がよかったので。もともとあんまり好きなタイプの声ではないのですが、声の伸びはすごい。これ聴いただけで4,000円払った価値はあるかなー。
・でもストーリーとしては、誰に対しても共感ができず、あんまり面白かったとは……歌聴いた分で補ったけど。
・「モーツァルトは天才である」っていうことを前提に観ている人だけを対象に作っているという印象……これが架空の音楽家を描いたものだったら「天才であるということに納得性がない」という批判が出るところだわ。
・それに日本語の歌詞がのりにくいメロディーなのかな……なんだか不自然なところが散見。
・しかし大司教とモーツァルトの父親の二人はほんといい声だなあ、巧いなあ……と思って幕間でちらしをよくみたら、山口祐一郎と市村正親でした。そりゃ巧いのは当たり前だ!<チケットの日付と時間を覚えるので精一杯、キャストは脳裏から消し飛んでいた模様。
・モーツァルトの妻はWキャストで西田ひかるでした……思ったよりは悪くなかったけど、どうせなら木村佳乃の方が観たかったな。
・モーツァルトを見出すなんとか男爵夫人も、Wキャストで元宝塚……本日は久世星佳でした。が、ハスキーな声は魅力でしたが、高音の辺り、全然伸びてませんでしたな……前に桐野夏生原作の「OUT」を主演で観たときは、原作より面白かったくらい(笑)よかったんだけど、今日のはちょっとねえ……ロングドレスでの挙措は大変きれいだったんですけどねー。
・大人になって女に溺れたり博打にはまったりするモーツァルトをずっと見守って曲を書き続けている子どもがいて、それが幼い「神童」だった時代のモーツァルトの天才の象徴なわけですが、これを演っている子が巧かった。裾をひき手をひっぱり、最後には「人間」であるモーツァルトとぶつかって互いに壊れてしまうのだけど、出ずっぱりのなか、実に上手に務めていて、よかったな。最後に中川晃教と二人でカーテンコール出てきたときも、同じ動きしたりして超かわいかった♪
・あと思ったのは、日本のミュージカルのコーラスの上手さかな……イギリスで「The Phantom of the Opera」も観たのですが、マスカレードのコーラスのシーンが「えっ?」っていうくらいショボかった。これは音響のせいか?っていうくらい声が響かなくてがっかりした……これなら『劇団四季』で観たのほうが良かったよというくらい。個々人はそんなに悪くないんだけど(<ただしラウルは顔と腹筋はともかく、歌はたいしたことなかった…)。というのを思い出しました。日本の方がこういうコーラスのシーンで演出をきっちり詰めるんじゃないかしら。ほんと、コーラスはよく響いてよかったです。帝劇は音響よいしね。

終わってから、同じ公演にいらしてたT子さんご夫妻とご一緒できたので、アンティークモール覗いてから豚鍋食べてきました。今日のは「やまと」の方。日祝限定なのかな、3,000円で鍋を含むフルコースが出てて、大変お得でした。本店(二丁目)の方しかやってないのかしら……八丁目店ではみたことないような。夏ですが、涼しいところで食べる鍋は美味しいです。うま。

■鍋食べながらビールを3杯。あと家でビールと缶チューハイ2本ずつかな。

7月17日(日)

チケット間違えてないよね今日のこれだよねていうか時間あってるよねとしつこくしつこく繰り返し確認する私。『桜姫』トラウマは深刻です。本日の予定は、歌舞伎座にてニナガワ演出の「NINAGAWA 十二夜」です。歌舞伎座でシェークスピア。翻案物。主演は菊之助。同行はせのおさんとらんさんです。らんさんがだいぶん歌舞伎にはまりつつあります。ふふふ。

「吉原御免状」のチケット取れましたとメールしたら
「日露のあとは歌舞伎とマイナーまっしぐら」というレスが来ました。そんなことないもん!最近はすっかりせのおさんとらんさんがはまってて、八月歌舞伎はコンプリートだし地方巡業も行くし、私のダブルブッキングした分は谷口さんが引き取ってくれたし……と反論しつつ、この面子のなかでまわってる辺りがすでにマイナーの証拠では、という疑念が心を過ぎる、そんな夏の午後。

……ていうか、まだ日露やってますから!まだ諦めてませんからあの大量の資料本読むの!(一応主張)

さて、本日の感想。

・ニナガワ演出にしちゃ、思ったより大人しかった気が。<水とか瓦礫とか雪とかいつも大変だから。
・全面に鏡貼りの舞台は金かかってそうだなーと思いましたが。スーパー歌舞伎でもっと派手に鏡使ってたからねえ、『八犬伝』。
・近くのおばちゃんが「眩しくて」と言ってました……そうかな?個人的には、鏡のおかげで花道を歩く役者がちゃんと見えるのに感動しました。
・歌舞伎座の舞台でパイプオルガンとか西洋の楽器の音が聴こえてくるのは新鮮です。
・菊之助は美人さんです。十年前は腰元のお軽やっても場違いにべたべたした色気出しすぎでちょっと……と思ってましたが、さすがに上達したのかすっきりしました。細い声がなかなかに可憐です。
・シェイクスピアの「十二夜」を歌舞伎に翻案したもので、海で難破した船に乗っていたそっくりの双子の兄妹のうち、妹(琵琶姫)が男装して左大臣の家に奉公。左大臣は織笛姫に惚れ込んでいて相手にされず、美少年の獅子丸(琵琶姫の男装)を遣いに出したところ、織笛姫は獅子丸に恋をし、しかも獅子丸は左大臣に恋をするという不毛な話。
・最後には、琵琶姫の兄・主膳之助が現れたことで織笛姫と結ばれ、獅子丸を憎からず思っていた左大臣は女とわかった琵琶姫と結ばれるというハッピーエンドの喜劇。
・男に化けてるお姫様の役を男が演じていて、男の姿のままで横座りになり女声で喋るという複雑さ。つい女声で喋ってしまう獅子丸こと琵琶姫がかわいい。
・しかし彼女が「獅子丸」と呼ばれるたびに、つい不細工なイヌが脳裏を横切ってしまうのでした……ニンニン。
・やっぱ台詞がシェイクスピアだけあって、言葉遊びが多くて覚えるの大変そう……本格的な本読みがあってから一週間後に初演、とかパンフにあるのを見てびびりました。台詞が大量なんだもん。
・そしてフェミニズム関係の本読んでた私には「けっ」と言いたい「女とは」論も多かったり。さすがシェイクスピア。
・織笛姫、時蔵さんでした。品のいい女形さんで、高貴なお姫さまにはぴったり。「いま五十歳だから」とか囁いて、らんさんをおののかせてみたりする。すっぴんだと髪が見事に真っ白に……。
・織笛姫に恋する左大臣は信二郎。時蔵さんの実の弟。へたれだけど顔は男前な大臣でした。
・金持ちだけど極めつけのアホ公家を演じるのは松緑。すばらしく捨て身な演技でした。芸達者なんだよね彼。三之助(辰之助=現・松緑、菊之助、新之助=現・海老蔵)の中では一番巧いと思うよ。
・織笛姫のダメ人間な伯父は左團次さん。ぴったりのヘタレぶりでしたが、一番びっくりしたのはこんな彼に「左大弁」という役職がついていたこと……朝廷の未来は暗い。
・ダメ伯父の愛人の腰元が亀治郎でした……カメ、先日の「芋掘長者」の上品な美女とかより、こういうがめつくて気性の強い腰元役の方が向いてると思うよ……というのは、私が彼に厳しいからでしょうか。
・自分が「何度お文を頂いても、左大臣に心を動かすことはありません」とか返事したその口で「何度も来てかきくどけばきっと獅子丸に思いは通じるはず」と思うお姫様、自分が言ってることに矛盾は感じないのかね?
・さらには織笛姫、顔が一緒だったら兄貴でもいいんかい!とつっこみたい。
・兄貴の方も、妹が男装してるとかそういう理由を全然理解してないままに「なーんでこのお姫様、自分のことがそんなに好きなのかなー、でも美人のお姫様に言い寄られたから、OKしてみた」……お家の再興はどうした!
・左大臣、あんだけ「織笛姫と結ばれなかったら生きてはいられない」とか言ってたくせに、女の子だとわかった途端に「自分みたいな人に心寄せてるってずっと言ってたよな」とかあっさり琵琶姫に乗り換えていいのかね。
・そして難破した兄貴を助ける海賊も、なんでそんなに彼のことが好きなんだい……手配のまわってる海賊が家柄が高貴だからって関係ないよねえ、単に美少年だからかしら。<ありえそうでこわい

■家でビール飲んで、歌舞伎座でビールとチューハイ1本ずつ飲んで、帰ってからビール2缶ほど。そんなとこかな。
●中村勘太郎『歌舞伎の名セリフ 粋で鯔背なニッポン語』カッパノベルス /知ってる台詞が大半なので、台詞を読みながらもその芝居を観た時の役者の口調で聴こえてくるのも楽しいです。しかし結構大きい役の台詞が多いので、まだ二十歳当時の彼ではつかない役が多くて、「……に殺された夜鷹の役で出ました」とかなのもかわいい。いつか演ってね。若い子ですが、やっぱり仕事や環境だけに、なかなか渋いコメントも多く、でも「若いねぇ」というコメントもあり。そのバランスが楽しかったような気が。

さて、町屋さんから「本棚バトン」がまわってきてしまいました。回答してみます。

■家にある本棚の数

本棚……は、私の本を置いている分で大3つ、小2つ、他に段ボールとかダイソーの本袋とかが大量に。あと最近、外部倉庫ができました。詰めなおして運ばねばならないのですが、全然進んでいません。困った。

■今よんでる本


たいがい何冊か平行してるからなあ。今読みかけている本はこんな感じ。

・入江相政『余丁町停留所』中公文庫 /昭和天皇の侍従長だった人のエッセイ。現在絶版。
・山形治江『ギリシャ悲劇 観劇ガイドブック ―現存32作品のあらすじとみどころ―』れんが書房新社 /『エレクトラ三部作 弟オレステスの帰還』を観に行ったので。
・夏目漱石『倫敦塔・幻影の盾 他五編』岩波文庫 /ロンドン塔に行ってきたので再読。
・野村實『天皇・伏見宮と日本海軍』文藝春秋 /昭和日本海軍の二大老害とも言うべき東郷元帥と並ぶ伏見宮についての本。

……ある意味オタクでしかあり得ないような気もしつつ、オタクらしくもないような。それ以前にギリギリ二十代の女が通勤時に読む本として、どうなんだろうかこのラインナップ。


■最後に買った本

・中村勘太郎『歌舞伎の名セリフ 粋で鯔背なニッポン語』カッパノベルス <勘三郎親子にいくら貢ぐ気だ自分。
・菅野彰『夢のころ、夢の町で。』徳間キャラ文庫 <Boy's Love系の作家では唯一全部集めている作家なので。


■よく読む本・また思い入れのある本(5冊)


5冊……難しいなあ。んじゃ、とりあえず今日本棚を見て思いつくもの、Libraryに挙げていないものという条件で。

・北村薫『空飛ぶ馬』創元推理文庫 /円紫師匠と「私」のシリーズ。私が新本格を読み始めた起点の頃に読んだうちの一冊。「こういうのもミステリとして成り立つんだ!」と思ったのと、地の文の小説としての面白さにハマりました。その前にも一度、講談社から出てきた一連の作品も読んでいたのですが、あまりに「小説」としての文とキャラクターのマズさに辟易していたところだったので……最近ご無沙汰ですね。そろそろ新刊が読みたいです。

・劉慶一郎『影武者徳川家康』『一夢庵風流記』新潮文庫 /つい先日『吉原御免状』の舞台のチケットを取ったばかりなので。しかしストーリーとしてはこちらの二作の方が上だと思いますよ。後者は私が直江兼続好きだってのもあるのですが、前者は断然オススメ。文献をもとに家康は関が原で死んだことを組み立てていく過程に、初読のときは、くらくらするくらい、夢中で読みました。漫画にもなりましたが、残念ながらあれは原作の面白さを殺してしまっているとしか思えません。

・中野美代子『西遊記の秘密 タオと煉丹術のシンボリズム』福武書店 /高校時代に読んだもの。岩波文庫の『西遊記』の翻訳をやっている北大の教授(当時)でした。物語の背後、成り立ちを読むことの面白さを教えてくれた一冊です。夢中で本を集めました。北大にも行きたかった……数学ができれば(致命的)。同じ理由で小谷野敦『八犬伝綺想 英米文学と「南総里見八犬伝」』(福武書店)も面白かったな……福武が潰れてちくま学芸文庫で新版が出たけど、前の方が面白かった気がする。……考えてみたら、私の「何かにはまる」→「資料集め」の流れは、この辺りが原因か?

・池波正太郎『鬼平犯科帳』文春文庫 /これも高校時代からかなー。祖父の書庫に全巻揃ってて、夏休みの感想文の宿題(島崎藤村『夜明け前』)そっちのけで徹夜で読みました。『仕掛人藤枝梅安』『剣客商売』も読んだけど、全部自分で買い揃えたのはこれくらい。同心や密偵たち、なにより鬼平自身とその周囲の人たちが大好きで。食べ物がおいしそうなのもポイントです。このシリーズのおかげで、私は中村吉右衛門「さま」と呼んでしまう習慣が……。

・菅野彰『北へ100マイル南へ101マイル』ASUKAノベルス/ Boy's Love作家の、数少ないBoy's Loveではない本を挙げる辺り、マイナー好きの私の面目躍如って感じですか?ていうか絶版だしー。しかも他に私がこの人の本で気に入っている『オール・アバウト・ユー』(クリスタル文庫)、『レベッカ・ストリート』(白泉社花丸ノベルス)、その他ことごとく絶版なんだけど。あっ、『肩越しの空 天上の光』(エニックスEx novels) は在庫あるーと思ったら、これもそういやBoys's Loveじゃないのでした。エッセイは笑える割に、気を抜くとネガ×ネガに流れていくこの人の書く文章の痛々しさが好きです。


なんか変なラインナップだな……あと別格で北方謙三『Bloody Doll』シリーズ。この本にたどりついていなければ、今ごろ私はサイトも作らず原稿も書かず、チャットで友達も作っていなくてそろそろ同人から足を洗っていたかもしれず、嫁にも行って……いたかは謎ですが。多分、いま私がここにいるのは、この本のおかげだろうしな。

■次に5人指名

一部の人に先に口頭で指名したところ「本の数を数えると気が遠くなるから勘弁してくれ」と言われました。……だいじょぶ。今回は「本の数」じゃなくて「本棚の数」だから。よろしくお願いします。気が向いたらで構いませんので。

らんさん、せのおさん、ていくさん、谷口さん、藍里さん


7月16日(土)

眠い……。

日付が変わったあと帰宅したというのに、這うようにしてまた家を出る。本日は劇団☆新感線のチケット発売日なのです。一般売りで買うのなんて久しぶり……(それは先行予約を3種類くらい試して全部落選したから)。割と穴場っぽいぴあを見つけたので、無事買えました。しかし手帖を三十回は見直したよ私。<八月歌舞伎のトラウマが相当深刻なようです(あんだけダブルブッキングかましてればね……)

そのあと、地元の映画館で『姑獲鳥の夏』を観てきました……初日に観るなんて、よほどやる気がある人のようですが、単にここしか時間が見つからなかっただけです。他意はなく。危惧していたよりはまあまあな出来かとは思いますが。

・ウブメのイメージ映像がしょぼかった。<のっけから感想がそれか。
・関口くんは無精ひげが生えててもっとのっそりしたイメージなので、永瀬のつるんとした顔はちょっと物足りない。でも頼りなさげな風情はよろしいかと。
・京極堂、やはり堤はちとゴツかったのでは……榎木津と対等に殴り合いができそうです。京極堂ってもっと平板に喋るイメージがあるのですが、抑揚のある台詞だなーと。声質は私のイメージとは違います。
・でも冒頭の長台詞をきっちりこなしたのはさすが舞台の経験豊富な彼だけのことは。舞台で観る彼は大好きですよv
・敦子役の田中麗奈はよかったなー。かわいかった。ちょっと怒りっぽい(原作ではあり得ないくらい関口にも砕けた言葉遣い<多分彼女は関口のことを目下だと思ってるよ)のですが、かわいいー。彼女観ただけで前売り券代のうち500円分くらいは価値がありましたわ。
・そして猫の柘榴がキュートでした。よく鳴くんだこの子。京極堂に抱っこされてるところがいとおしい。300円分くらいは価値が……。
・原田知世って久しぶりに観たなーと思いましたが、涼子/梗子の二役ははまり役だったかと。不幸顔がぴったりです。
・そして母親役がいしだあゆみ……並ぶと相乗効果でさらに不幸顔増幅。
・やたらにでかい阿部寛の榎木津ですが、案外にまともな性格でした。長襦袢で登場したらどうしようかと思いましたが、それはなかった(笑)。原作でも榎木津は「姑獲鳥」「魍魎」辺りまでの普通に喋れていた頃の彼が好きなので、これはこれでよいです。
・しかし木場よりでかいよ、でかすぎるよ榎木津……しかし京極堂と並んでも互いに遜色ないのです……二人ともでかい。
・木場はゴツさは足りませんでしたが……悪くはなかったけど。でも「魍魎」やるならもっと箱っぽい役者さんを希望したいかも。
・内藤が松尾スズキかー。うん、あの粘着っぽさはよかったかも。
・しかし
藤牧の死体、生まれてきたようには見えませんでしたよ……最初からそこに落ちてたようにしか。てらてらのひかり具合が足りなかったようです。
・一番の不満は、
クライマックスのシーン。雨ではなくて火かー。私、天の底が抜けたような豪雨の中、穴のふちに立ち尽くすずぶ濡れの涼子の場面が一番好きなので……火じゃウブメになんないじゃーん。そして穴がないので、関口が赤ん坊を受け取る必然性がいまいち薄く……並んでる誰でも、すぐ涼子に手が届きそうなんだもん。そこは納得いかん。
・関口と京極堂の奥さんたちは、篠原涼子と清水美砂でした。うーん、微妙。雪絵さんはもっと不幸顔の和風美人のような気がするし、千鶴子さんは長い髪を結い上げた日本美人のイメージであったりして。
・そしてやっぱり原作者が出てました……何に出てもまあ達者にこなす人だとは思いますが。傷痍軍人の役ですが「傷痍軍人にしては顔丸すぎ」というコメントがネットの掲示板に出てたと聞いて、笑ってしまいました。。。

チューハイと水割り缶を4缶も買ってきて、それを全部飲みつくした辺りが私の一番やる気だったことかもしれません。。。

表参道の馴染みのアンティークショップをまわってから、門前仲町へ。本日の予定は、秋田料理「男鹿半島」でクジラ鍋を食べることです。去年、会社の人たちに連れられてきたのですが、店長に日本酒をがんがん飲まされ、肝心の鍋を食った記憶がないのです……というわけでリベンジ。<一年間、ずっと待ち続けていた執念深い私。

面子はらんさん、せのおさん、佐々木その2さん、秋芳さん、御船さん、国香さん、メイコさんと私。計8人です。ここの店で一番の難敵である店長は、最初顔出しただけで今日はどっかに行っててくれたので、本日は無事クジラ鍋までたどりつくことができました……いや、ちゃんと最初に席を予約したときに店長に頼んでたはずのクジラ鍋のオーダーが通ってなかったけどな。頼むよ、店長……。が、でかい鍋じゃなかったけどちゃんと小皿でクジラ鍋出してもらえたので満足です。上司は「ちょっとくどいよねあれ」と言ってましたが(<しかし「はあ…」としか言えない私<だって記憶がないんだもん)、私は好きですよ。細切りにしたクジラは噛むと脂が染み出てきますが、美味でした。追加で頼んだうどんも汁が絡んでいい味♪



夏牡蠣です。ここは刺身が美味しいので好きなのでした……でっかい牡蠣に、つい皆で記念写真。しかも夏場は客足が落ちるのか、飲み物代は無料というサービス付き。料理のお任せコースが5,000円、追加で頼んだどぶろくとうどん代を含めても8人で42,500円。……まさか女8人でこんなに酒が消えるとは思うまい……追加しまくりでした。私と佐々木さんと御船さんがいただけでもう赤字な気がする(アイボリーに朝顔の上品な浴衣姿の佐々木さんに注いでいただく日本酒は格別でしたわ♪)。…ゴメン、また来るからね。冬はきりたんぽ鍋食べに来よう。

■映画館でチューハイ1缶、水割り2缶、ウーロンハイ1缶。「男鹿半島」ではビールと日本酒を延々と。最後に追加料金でどぶろくをいただきました。ここのはさっぱりして美味しいのですvあと二軒目の「笑笑」で焼酎とかウィスキーとかなんかいろいろ。

7月15日(金)

このところチームで勉強会やってます。本日の講師は私。フランスとドイツの研修の報告会です。さすがに一週間余分に会社来なかった挙句に会社の金でビール飲んだくれて遊び倒してた(<あながち間違いでない辺り…)と思われては大変なので、それなりにちゃんと報告せねばなりません。

「で、この数式ってどういう意味?」
「……平方根が入ってる数式の意味を私に訊いてどうするんですか」(<何聞いてきたんだ)

来年は私の代わりにT主任が行ってきてください。

終了後は日本橋の「うなぎ・割烹 大江戸」へ。私の研修期間中の海外出張日当で食べる食べると言われていたのですが、「今回は勘弁してあげるわ」と言われました。「その代わり、そのお金使うときは、チーム全員のハンコもらわないと使っちゃダメだからね」……いっそそれくらいなら払わせてくれと懇願したのですが、ダメでした。もはや面子が訳わからなくなっていたので、今回はなしにしても……早くラクになりたいんですが……。<ていうか、なくなっちゃうよ。ダイヤのリングが私を呼んでるよ。

暖簾がかかってるテーブル席もあるのですが、今回は個室。掘りごたつなら言うことなかったんだけどな〜(正座ダメな人)。しかし鰻は美味でした。土用の丑の日にはちと早いのですが、美味しい。特にうまきが絶品でした。出汁がきいてて、卵がフカフカ〜♪白焼きも肝焼きも肝吸いもフルコースで堪能しました。……精算は週明けです。いくら払えばいいのかなー(怖)。

まだちょっと早かったので、「坐・和民」に移動。和民なんて何年ぶりかなあ……黒っぽい内装と照明でちょっと高級感出してるかも。ウナギのフルコース食った挙句にまだパフェとか食べてる後輩Tの胃袋が信じられません。私はお酒と海ぶどうを頼んでみました。ぷちぷちが好きなのです。

「それなに?」
「海ぶどうですけど。海草」
「ふーん。子持ちコンブとかあるよね」
「あれは昆布にニシンが卵産み付けたやつでしょ。これは海草ですってば」
「あ、そう。……で、なんの卵?」

人の話を聞け。T主任、全然納得してません………そんなにこっちではマイナーなのかしら海ぶどうって。

■鰻を食べつつ瓶ビールがサッポロとアサヒの、それから日本酒の熱燗を8人で6合くらいかな。二次会で焼酎ロックを2杯ほど。

7月14日(木)

憑かれたように芝居のチケットを取る私の姿を見て(<現在手持ちのチケット11枚)、うちの母は「ほとんど強迫神経症に近いわね」と評しました。そうかも。観なかったうちからいいものがこぼれ落ちてるんじゃないかと思うと、居てもたってもいられないというか。チケット取り損ねた芝居が評判いいと悔しくて。……という後悔の筆頭が、昨年の新国立劇場、大竹しのぶの『喪服の似合うエレクトラ』です。くーやーしーいー。立ち見でもいいから行けばよかった。

というしつこい私の性格を反映し、本日の芝居は銀座の王子ホールにて『エレクトラ三部作 第三部 弟オレステスの放浪と帰還』です。e-plusで割引になってたので。芝居というか、コンテンポラリーダンスとオペラをくっつけたようなものらしい。舞踏ってわかんないんだよなー。しかし語り手が私の好きな篠井英介で、演出が昨年『ディファイルド』を手がけた鈴木勝秀だっていうから。とりあえず家にあった『ギリシャ悲劇 観劇ガイドブック』をひっつかんで出かける。

二時間後、「やっぱり私の頭はシンプルで具体的なものにしか向いてない」ということを理解して終わりました……コンテンポラリーダンスと言われるとまっさきに思いだすのが星屑in上海の叶役だった金森穣という人で、「この直線の矢印みたいな動きはなんなんだろう……」と思っていたのですが、今日のはひそかに心の中で「虫の触覚系」と呼んでいました……手がわしゃわしゃ胸元で動くのが虫の触覚っぽかったので。ダンサーは森山開次という人で、有名らしい。確かに顔は見覚えありました……が、やっぱり私は台詞と筋がはっきりあるわかりやすいものが好きです。動きはすごかったですけどねー。立っていると普通に痩せているだけなのですが、踊り出すと、骨と筋肉と内臓が意思を持っているように別々に動く辺りが。人間の身体って、あんな不思議な動きができるんだなーと。

歌は……ソプラノもバリトンも、いまいち私の好みの声ではなかったかなあ。もうちょっと高い方がしっくりくるかも。音楽はオリジナルでトルコの楽器使ったりアジアの民族音楽っぽいメロディが入ったりで、なかなか面白かったのですが。女から男まで演じ分ける篠井英介は、観に来た甲斐がありました。……ところでこの王子オレステスの親友ピュラデスですが、姉のエレクトラ(<のちに妻になる)よりオレステスのことの方が好きだよねきっと。そんな感じ。

王子ホールもいいとこです。はじめて来たんだけど、設備がきれいだし、接客丁寧だし。ホールもこじんまり。椅子ふかふか。あんまり環境よくて、第一幕目、ときどき意識が落ちてました<ダメ人間。
なにより感動したのは売店……ビールもウィスキーもスパークリングワインもぜんぶ400円だって。ソフトドリンク300円。あんぱん120円とかサンドイッチ300円とかね。500円以内でアルコール飲んだり食べ物取れる劇場ってはじめて見たよ。立地もいいし、また機会があったらなんか観に来ようっと。

■というわけで、劇場でウィスキー「山崎」シングルロックとスパークリングワインの小瓶。どっちも400円。山崎、普通プロントで飲んでもこの値段は無理だよ……。あと、帰ってからビール2本。

7月13日(水)

Web拍手ありがとうございます。『しゃばけ』、いいですよね〜。甘いようでいて意外にシビアな結末もあったりしますが。仁吉の過去の恋の話も……って、同人誌あるんですか?CPはみたいようなみたくないような。。。

恒例の八月歌舞伎。三部制で勘三郎もぜんぶ出ることだし、なかなかチケット激戦です。そんななか、特別会員枠で早々にチケットを手配しました。8月18日(木)18時〜、8月20日(土)11時〜、同じく20日(土)14時40分〜。3列目辺りだし、悪くありません。

さて、ちゃんと手帖に書いておかないとまたダブルブッキングするからねーと、本日手帖を広げ。

8月18日(木) 19時〜 「電車男」 新宿パークタワーホール
8月20日(土) 12時〜 「もとの黙阿弥」 新橋演舞場

全部みごとにかぶっとるわ!(<手帖に書いてあってもダブルブッキングしてるし<なんのための手帖だ)……もはや私の枠は制限枚数を使い果たしたため、せのおさんに泣きついて会員枠を借り、追加でチケット取り直す私。同じ値段なのに5列下がりました(哀愁)。しかも会社休まないと行けないんですが……力尽きてる私に隣のKさんのひとこと。
「あんた、ボケはじめてるんじゃない?」……ごもっともです。

傷心のまま、組合のイベント(飲み会)にでかけ、ぽちぽち酒飲んできました。飲み放題のカクテル程度のアルコールではこの心の痛みは癒せないわ。と思ったのですが、もう一軒行くほどの気力もなく(<なにせ傷ついてるから)、まっすぐ帰りました……飲み会から十時前に帰宅するなんて、何年ぶりだろ。

■スクリュードライバーが4杯とジントニックが1杯と水割り。帰ってからビール1缶。

7月12日(火)

上司のNさんが、ワイン飲みながら「貸切にするくらいの勢いで予約を取れ」と詳細に日時と呼ぶべき人のリストまで詳細に口述してから温泉に旅立ってしまったため、せっせと店と交渉し、社内メールで連絡を入れ、人をかきあつめ。

月曜日出社したNさんは
「俺、そんなこと言ったっけ〜?」などとほざいています。……言ったよ。ちゃんと手帖にメモ残ってるよ。<他人に記憶がなく、自分に記憶があるというのが珍しいので、ちょっと強く出てみる。

本日のもんじゃ屋は、月島のお気に入りの某店です。結局20人は集められず(というか途中で「こんだけいればいいか……」という気になった)、16人にて開催。途中2人来たので計18人か。4人席を4つとって、各テーブルに一人ずつちゃんと焼ける人を配置。とりあえずNさんにくっついて座ってみる(<私は自分の腕をまったく信用していない)。建築工学科の修士終了の後輩Uは、「(自称)建築工学に基づく土手」を築きあげ、みごと決壊させてました。ダメじゃん。

椿事が起こったのは、梅ネギもんじゃを焼き終えたとき。

「なんだろう、これ……」<直径2センチくらいのコロンとしたちょっと固そうなもの。
「丸いですね。石じゃないし」
「うずまき………ですね……」
「エスカルゴ………?」

殻はあるんですが中身がない……これはあれですか、
本体は熱で溶けちゃったってことですかね?しかしいまさら焼いちまったものは仕方がないし、フランス人は高そうな皿で食っとるわ、というわけで、ぜんぶ美味しくいただきました梅ネギもんじゃ。どこかにエスカルゴ風味がついていたはずですが、ソースの味でわかりませんでした。ま、エスカルゴがくっついてるくらい新鮮なキャベツを使ってたということで。<というわけで、本日は店名は匿名で。いい店なんですよ、旨いし親切だしね。また行きます。

■もんじゃ食べつつ、生ビールが4杯とレモンハイと水割り1杯。二次会、キャッシュオンデリバリーのパブでギネス1杯だけ。あと帰ってからチューハイ1缶。

7月11日(月)

Web拍手押してくださった方、ありがとうございますvv

残業した帰り道の午後9時、電車が自宅の二つ前の駅で人身事故で止まりやがり、しょうがないのでタクシー乗り場に40分並んで帰りました……帰宅に一時間余分にかかって散財までするなんて。これで私の今日の残業代パーだっての。JRにこっちが慰謝料請求したいくらいだわ。

酒も飲んでないのに、タクシー代払うなんて屈辱。

さて、せのおさんからこんなチェーンメール進化形(?)のご指名が来てしまいましたので、回答してみました。

☆ あなたのコミックの所持数は?


さあ……6〜700冊くらいは多分あると思いますが、だいぶ処分したからどうかなあ……数えるのは、現在一部が外部倉庫に行ってるので不可能です。小説・エッセイ等、文字本の方が断然多いですが。

☆ 今読んでいるコミックは?

現在進行形のものをとりあげるなら、今買い続けているのはこれくらいかな。だいぶ減りました。

波津彬子『雨柳堂夢咄』 他この人の本全部
今市子『百鬼夜行抄』 他この人の本全部
尾田栄一郎『ONE PIECE』
永井明/原案、乃木坂太郎/画『医龍』
夏原武/原案、黒丸/画『クロサギ』
江口達也『日露戦争物語』
山田睦月 この人の本全部
市東亮子『やじきた学園道中記』

☆ 最後に買ったコミックは?

江口達也『日露戦争物語』16巻(笑)。<タイトルの割にまだ日清戦争やってて、完結するまで連載がもつのか不安になります(大変いい出来ですが……日露戦争開始まであと10年)。
あと、『クロサギ』の6巻が出ているらしいので、明日買いに行ってきます。

☆ よく読む、あるいは思い入れのあるコミックを5つ

うーん。上記のもの以外ということであれば、こんなところかしら。

・『SLAM DUNK』(<NBAとか大学バスケまで見てたのはこれのせいです……会社サボってユース世界大会も観に行きました。危うく大学受験も躓くところでした。海南好き)
・『砂の薔薇(デザート・ローズ)』(<テロが頻発する今こそ。アクションものでは一番好きかも〜。贔屓はデラとコリーンです。『エリア88』もハマりました。大学で授業中に読んでた/笑)
・『マスターキートン』(<高校時代はまりました。ソ連も東ドイツもなくなっちゃった今でも面白いです。これでLloyd'sを覚えました……<運命の出会い?)
・『動物のお医者さん』(<今でも三毛ネコをみると関西弁でアテレコしたくなります)
・『Y姫(あきひ)』(<女子高生画商もの。この設定ありえねぇ!(<まず民法上ありえません)とツッコミつつも、部屋で見つけるとつい読んでしまうので、好きなのでしょう…)

なんだかオタク度低いラインナップだなあ。
じゃあ番外編で『☆矢』『C翼』(<一応これでオタクに足つっこんだ)、それから別格で『平成よっぱらい研究所』を入れておいてください……。

☆ 次にこの企画をまわす人を5人

……ここで止めようかと思ったのですが、まだこれがまわっていなさそうなサイト持ちの皆様、もし時間がありましたらよろしくお願いします。チェーンメールみたいなものですし、ほんとに任意ですので。。。

げしょさん
町屋さん
谷口さん
藍里さん
御船さん


■発泡酒1本と缶チューハイ1本。

7月10日(日)

私の増殖し続け部屋からあふれ出る本に耐え切れなくなったのか、母が外部倉庫を探してきました。「もう契約してきたから、あっちに運べ!」と指示が……車で10分。そして私は免許持ってません。

しかし勝手に捨てられても困るので、ぶつぶつ呟きながら袋詰め段ボール詰めをしております。今日からノルマとして、1日最低2袋(<ダイソーの本袋)は供出せねばなりません。大量の芝居のパンフ・筋書きも袋詰め。しかし劇団☆新感線のパンフ、デカすぎて袋に入らないんですけど!超ジャマ!(<でも捨てようとはしない人<だから本が溜まるんだ)

しかし詰めたはいいが、外部倉庫に段ボール詰めした折口信夫の『死者の書』を読む日がいつ来るのかは謎です。とりあえず古い同人誌とか戦史関係のをちっと運んどくかーと思いつつ、読み始めると面白くてつい通勤電車の中で『天皇・伏見宮と日本海軍』なんて本を読んでいる私なのでした。まーこのコンテナも3畳あるから、上手に積めば結構入りそうだし、気長にお片づけしようと思います……しかしこんなくそ暑いコンテナに本積んで大丈夫なのかしら(心配)。

■近所の鮨屋でチューハイ1杯と水割り4杯。家でビール3本とチューハイ1本。

7月9日(土)



仕事のレポートを書きたくなさに(<ていうか帰ってきて二週間も経ってるのにまだレポート書いてるのはどうよ)、つい芝居のリストを眺めていて、「月に何本くらい見てるんだろう……」とか思って、グラフ化してみました<暇人。

月9本はさすがに多いと思う……そして3週間研修行ってたのになぜか今年6月も6本入ってるんだよな……(それは向こうで芝居3本見てたから)。

■ビール2缶とチューハイ1缶。
●谷崎光『中国てなもんや商社』文春文庫 /部屋の片付けの途中にこんな本を読み出す私(ダメです)。中国人との取引のとんでもない苦労の数々を描いたもので、映画化もされたらしい……です。読んでるだけで「私にはこの会社は無理だ…」と心底恐怖に陥れられました。納品できない理由が「竜巻で工場がふっとんだから」って、確かに「嘘はもっと上手につけ!」と言いたいよな……。

7月8日(金)

昨日、Web拍手押してくださった方、ありがとうございます♪

ロンドンでテロが起きましたね……知らされてびっくりしました。

ことに爆発が起こった地下鉄のうちひとつ、リバプールストリート駅は、私が二週間滞在していたホテルの斜め前にあり、ちょうど爆発の時間帯はその前を通って会社に歩いていく頃です……時々、駅構内でお買い物してからというときもあったり。
ちょうどあの辺りはロンドンの金融街であるシティの中心地なので、昔からテロが多かったらしく、歩いて五分の会社の途中の教会も、1992年と1993年に爆弾テロで深刻なダメージをこうむったと由来書きにありました……これはアルカイダではなくIRAだけど。

テロは大嫌い。許せない。非戦闘員をまきこむことは戦争ではあってはならないはずなのに。もっとも、対テロを標榜するブッシュも大嫌いですが。このサイトの方々に頑張っていただきたいものです。→「Sorry Everybody」<ブッシュを選挙で再選させちゃったことに「ゴメンナサイ」と謝る投稿写真を集めたアメリカのサイト。


ところでこれ、シティにある某金融会社のビルです。

手前にある教会と比べると、そのでかさがわかるかと。
「きゅうりビル」とか呼ばれてるらしいですが、私にはなにかのつぼみかさなぎか、あるいは宇宙に飛び立ちそうに見えます。

このデザイン、すっごく目立つのです。ロンドンに着く飛行機の窓から、「あれ、あのビルって」と最初にわかったのがこれでした。……入居者少ないらしいですよこのビル。なにせ建ててる途中でWTCテロが起こってしまったので。確かに飛行機から一発でわかるからいい目標になりそうだし。……今回の件で、ますます入居者いなくなるのでは。

こんな悲しい話題のあとになんですが、本日見つけた商品。個人的にはこういうくだらないもの大好きなので欲しかったのですが、値段を見て残念。類似品としてこういうのとかこういうのもあるらしいですが、私はやっぱり最初のが一番好きです。しかし、これはいただけないと思うの私。

■缶ビール1本、缶チューハイ1本。
●宮部みゆき『日暮らし』(下)講談社 /続き。『ぼんくら』の続きですが、前作より私はこっちが好き。ただ、前の話のネタバレになるので「こっちから読んでねv」とは言えないのが残念。

7月7日(木)

七夕ですね。
久々に御飯食べよーよ、と友達と飲んできました。神田の「串の蔵」です。目移りするほどの焼酎が魅力的。プレミアでなければ1杯490円だしねー、お値打ちです。神田には珍しく土日も開いてるらしい。


左は店の棚のほんの一部。全部焼酎です。右はタヌキのぐい呑み。かわいいので撮ってみました。

二人とも学生時代からの友達で、最近イベント会場以外で会ってない(……。)ので、たまにはこういうところで。片方の子は、あり得ないくらいの労働条件で働かされてるなか(あまりのひどさに憤慨して私が労働基準監督署に電話したことがあるのだけど、あまりに条件がひどいのでよほど頭悪い子が電話してきたと思ったらしく、親切そうなおじさんに「あのね、労働基準法って法律があってね…」というところから説明されました<六法で法律読んで条文書き出してから電話したんですがね……しょうがないので頭悪そうに「ええーそうなんですかあ」とか言っておきました…<元法学部)、やっと取った代休でお気に入りのブランドのバーゲン行ってきたそうです。

「これで夏コミの晴れ着は間に合うから」

コミケを心の支えに仕事を乗り切り、仕事で休日出勤させられた代休でバーゲンに行って夏コミで着る服を買い、その服代を稼ぐためにまた働く……ねえなんかやっぱり君の行動は負のスパイラルを描いているような気がするわ>ここをみているAへ。ほんと、身体は大事にしなさいね。たまには遊ぼう。

串、いろいろ食べました。揚げたては旨いです。砂肝とか。野菜も美味。ソースは二度づけ禁止で。

■生ビールの中ジョッキが2杯と、焼酎が……6杯くらいかな……多分。

7月6日(水)

こっちに書き忘れてましたが、Libraryに1冊追加済です。<垣根涼介『ヒートアイランド』

なんだか部署全員が沈み気味です。そりゃみんな寝不足だから。言いだしっぺのNさんは「夏休み第一弾」と言って、今日から三日間温泉です……くそういいなあ。<死ぬほど眠い

そんなNさんですが、私に休みの間の仕事をのこして旅立っていきました……もんじゃの店の予約。
20名で。「狭いと思いますけど…」という店の人の困惑を聞きながら「すいませんすいません、上司に言われたんですー」と泣きを入れて予約を取る私。20人一緒に行っても、絶対会話にはならないと思いますよNさん……。さて、次は人をかき集めねば。

■缶ビール1本、缶チューハイ1本。
●宮部みゆき『日暮らし』(上)講談社 /『孤宿の人』で哀しくなってしまったので、もう少し笑えるネタの入っている話をと引っ張りだしました。ほんとにやたら頭のいい弓之助という男の子がかわいくてお気に入りですよ。のほほんとしたやる気のない本所深川方の旦那、井筒さんも好きですけどね。

7月5日(火)

夕方六時半、上司のNさんが「財務のTとビアガーデン行くことになったんだけど、行く?」と声をかけてくれた。行く!

店は決まってないというので適当に検索かけ、最初にヒットした「銀座松坂屋屋上ビヤガーデン ジンギスカン麦羊亭」。ビールはいいけど暑いとこじゃなくて涼しいところがいいーとかゴネてるT主任もひきずり、部署全員で飲みに出る。暑い暑いと思っていたけど、日が暮れるとだいぶ涼しくて過ごしやすい……というか……天気崩れてるよ……(時折りぽつっと来るのです)。が、七人全員で「気のせいだ!」と言い切り、ヒツジを食ってきました。

しかし、熱い。雨のせいで。ときどき鉄板に雨粒が落ちると油が撥ねるのですよ……たかがこの程度の雨、なんでもないと思っていたのですが、意外に盲点。

最初は食べ放題飲み放題にしようかと思ったけど、ラストオーダーまで時間があまりないので、単品で。……それで十分という気も。七人(うち男五人)で肉四人前だったけど、結構おなかいっぱいです。ヒツジも最近好き。そのうちジンギスカンも美味しい店を開拓したいと思います。

肉もさっくり食ったので二軒目に移動。Nさんお気に入りの「THE WINE BAR」。チェーン店だけど味もまあまあ、大人数でも入れるし、なによりこの立地なのにいつもすいている(笑)。というわけで私もしょっちゅうここに来るのですが、結局「なあに、まだ十時半なのー?」とか言い続け。

家に着いたのは午前一時近く。今日は同じ路線のダンディな管理職さんと笑顔で最後まで話して帰ったので、乗り越しはしていないのですが………眠。

■ジンギスカン食べつつ、中ジョッキを2杯半。二軒目で7人で赤ワイン4本と白ワイン1本。あと私は勝手にテキーラのロックをすみでこっそり頼んでました……。ディアブロは「悪魔」という意味だということをワインの名前で覚えました。。。

7月4日(月)

昨日、午前三時まで宮部を読んでたので死ぬほど眠いです。打ち合わせで半分寝てました…(ダメ社会人)。

研修中の日当ン万円を本日受け取ったのですが、「あら、はるか(仮名)じゃなくて私に渡してって言っといたのに」……隣のKさん、本気で私の日当でチーム全員でウナギ食べに行くつもりらしいです……「いくらもらったの?んー予算ギリギリねえ」って、いったいいくらのコース食べるつもりですか。

「おひとり様1万円也のコース」

言い切られてしまいました。「あらーそんなに怯えなくても、お釣りは返してあげるっていってるのに」……小銭しか残らなさそうですよ。最近、駆け引きの日々です……<そのたびに脳裏ににょろりと黒くて長いものが。

さて、このところ他のサイトさんの日記を見てて、ウケたサイトふたつ。

@某ローマのホテル → 「ホテルを見て下さい」を見て下さい。
A岡山のお稲荷さん → 鐘の音よりむしろソースに注目。(メニューバーの「表示」→「ソース」で表示)

■缶ビール1本と缶チューハイ1本。
●宮部みゆき『孤宿の人』(下巻)新人物往来社 /落ち込むへこむと言いながら、つい二日で上下巻読み終わってしまいました……くっ。泣ける。女の子の造形はいつもながらの勝気で親切なタイプでやや見飽きた感がないでもないながら、この人は本当に、年を重ねて背筋に芯の通った老人を書くのが上手い一方で、悪意を描くことにも長けている。加賀様、好きだったよ……なんだか小藩の描写を見ていると、この作者が藤沢周平が好きだ!と公言しているのがわかる気がしました。読みごたえはありました。好き……かどうかは微妙……途中、ほんとに辛かった。

7月3日(日)

3年ぶりに、パーマかけてた髪をストレートに戻しました……パリの強烈な日差しで髪が日に焼け過ぎて痛みまくりの絡みまくり。「これ以上パーマは無理です!」と言われました……毛玉が。
しかし毛先にクルクルがなくなったので、物足りなくておちつきません。そわそわ。

■夜、母の誕生日祝いという名目で地元にフレンチ食べに行ったので、ストパー代とあわせると大散財です…(泣)。店で白ワイン(ミュスカデ)を二人で1本、あとビールを1杯。帰ってからビールを缶2本。そんなとこかな。
●宮部みゆき『R.P.G.』集英社文庫 /こないだ宮部の新刊をネット書店で検索してたら、これが英訳されているらしいことが判明。へえ。というわけで引っ張り出してみました。うーん、刑訴法上は手続きとしてどうかな、と思いつつ(苦笑)、相変わらず人の心をえぐる台詞の上手な作家です。ストーリーとしては独立してますが、読むなら『クロス・ファイア』と『模倣犯』を読んでいた方が楽しめます<刑事たちがそちらの作品からの出張なので。
●宮部みゆき『孤宿の人』(上巻)新人物往来社 /で、これが私が探していた新刊。「下女として住み込むことになった少女と悪霊として恐れられる男の魂のふれあい」とコピーにうたれているのですが、上巻ではふれあいどころか、男は姿も現してませんよ……そして相変わらず上巻ラストは落ち込むような終わり方でした。下巻も一緒に買っちまったから頑張って読むよ……(ちょっと今へこんでいる)。

7月2日(土)


Libraryに1冊追加しました。<駒崎優『運命は剣を差し出す バンダル・アード=ケナード』

Web拍手を押してくださった方、ありがとうございます。そうですね、旅日記もぼちぼち……が、写真が大量過ぎてどうしようか途方に暮れているところです(苦笑)


一日、久々に予定のない日です。
というわけで、常時接続になったPCを前に(<今までISDNダイヤルアップだった<12時間とかチャットしてた癖に!)、お買い物しまくりです。本日のお買い物&予約品。

・時計 AXCENT of scandinavia ELECTRO X26001-858 
・DVD『真夜中の弥次さん喜多さん DTS スペシャル・エディション(初回限定生産 おいらとおめぇの弁当箱版 )』
・菅野彰『夢のころ、夢の町で。』徳間キャラ文庫
・中村勘太郎『歌舞伎の名セリフ 粋で鯔背なニッポン語』光文社新書
・チーズケーキ福袋
・イチゴのムースタルト
・うにの貝焼き♪お試しセット(うにの貝焼き2個・いか一夜干し2枚)
・炊込みひじきごはんのもと
・レストランメヒコのカニピラフ

……なにかこう、だんだん流れ流れていく姿が見えるような気がするラインナップです(ジュエリー系サイト→Amazon→e-hon→楽天)…うにとカニが旨そうでさ。いつ届くのかしら。


■缶ビール3本と缶チューハイ3本。チューハイ、甘い。飽きてきた。<自分で買った癖に。あと2年近く放置されていた銀河高原ビール「日本海海戦百周年」もようやく開けました。百周年過ぎちゃったし。
●入江相政『日日是好日』中公文庫 /昭和天皇の侍従長だった人のエッセイ。穏やかで美しい日本語が好きです。癒されます。しかしこれ昭和四十年の本なのですが、この頃でも「そろそろ地震が来ると言われ続けているが」なんですね……それから四十年近く経過してますが……。
●中村勘九郎『役者の青春』講談社文庫 /再読。駅の古本市の100円コーナーで買った本。あけてみたら勘九郎のサインが入ってました…(黙)。もったいない。まだ勘太郎七之助が五歳とか三歳くらいの頃の本なので、写真のちびっこたちが超かわいいです。前にこの本買った時に、まさかこのちびっこ兄弟に入れあげる日が来るとは夢にも思わなかったよ……。

7月1日(金)

受けたくはないのですが、私も職場でTOEICの試験です。研修行っちゃったから。
同じく逃げそこねたT主任と並んで受験。二人揃ってやる気なし。

終了後、職場に戻ってから、T主任が「そういえば」と言う。

「はるか(仮名)さん、ヒアリングの一問目、全然聞いてなかったでしょ」
「……なんでわかるんですか」
「だって問題あけてもいなかったから」<写真を見て正しい説明を選択肢から選ぶ問題。
「…………今日はえっらく例題が長いなあ、とか思ってあさっての方角見てたんですよ……で、主任はできたんですか」
「それが、『いつになったら気がつくのかな』と思ってはるか(仮名)さん見てたら、二問目の問題聞きそびれちゃったよ」
「ただ見てないで、気づいてたんなら教えてくださいよ!二問目で気づいたけど!」
「で、はるか(仮名)さんはできたの」
「えーとリーディングの試験解きながら、意識が落ちてました……三回くらいかな……」

TOEICの試験で一番大切なのは睡眠です、とか言ってたくせに、その前日に家に工事が入って、いままでより回線が早くなったので、嬉しくて夜中に楽天で買い物してた人……三時間半しか寝てないし。やる気なし。

■缶ビール1本。キリンの「やわらか」とかいう発泡酒。割と好き。
●冲方 丁『黒い季節』角川書店 /前に一度図書館で借りて読んだのですが、手に入れたくて、ネットの古書店リンクで探しました……が、出品数が少ない!えー定価1,200円のところ3,000円?高くない?とか思ったのですが、AmazonのUsedで探したら5,500円からだったので、諦めて3,000円(送料別)払いました……私、これ車内吊広告出てたの覚えてるのにな。あの時買ってれば1,200円で済んだのに……。まだこの作者、十代の時のじゃないかな。珍しく神道系の話なので(よく学研の『神道の本』程度の資料でこれ書くよ)、漢字が乱舞してます。そしてスニーカー文庫の大賞なのに、一番格好いいのが三十代のヤクザってのもどうなんだろう……。