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2月28日(月)

打ち合わせという名目で飲み代に使える金があと3万円あるので、年度末が来る前に飲んじゃおうということになりました。店どうするよ〜?といろいろ候補が出るなか、上司が
「お一人様27,000円のフグ会席とかどうよ」と言い出した。全然足りないじゃないですか。部長入れて6人いるんですよ?「だからジャンケンで勝った人が3万円総取り……」良識的な主任二人の反対でボツになりました。やめましょうよそういう御馳バトル系の企画は。

月島のあんこう鍋とか赤坂のスペイン料理とかいろいろ候補が出るなか、麻布の湯葉鍋と炊き込み御飯(今の時期は鯛めしらしい…)のコースで決まりかけてたところで部長が「銀座辺りがいい、近いから」……ぐす。鯛めし……<全額自費でお一人様料理のみで1万円はちと辛い。
もーめんどくさいから部長がいいっていう店で決めちゃおうと言ってたのに、つい私が「そこより系列店の方がメニューがいい気がする」とか色気を出したせいで、本日の店は東京国際フォーラムの「宝」になりました……そーいや私、ここのホール何回も来てるのに、どうして気づかなかったんだろうね。ここに入ってる店なら、コンクリ打ちっ放しに決まってるじゃん……(ちと落ち着かない)。でも結構人は入ってました。料理は味は割と美味しかったし、酒の数はまあまあ揃ってるし……一品の量が大変お上品なので、二皿くらい取らないと六人にはまともに行き渡らないところが致命的なネックかな………最近、住吉とか秋葉原とか神田とかそんなところばっかりで飲んでたので、銀座価格をなめてました。ち。おでん、大根ひとつ300円は高いと思うの。クジラのタレ(背中の肉を干したもの、らしい…)とかは美味しくて三皿も取っちゃったけどね!

何故か最後はみんなでコースターの裏に絵を描いてました……<「○○が描けるか」。意外に難しいねミッキーとかスヌーピーとか(<主任の絵はむしろアリクイに似てた)キティちゃんとか。部長は妙に昔の漫画上手でした……アトムとか鉄人28号とかマグマ大使とかそういうの。しかしついうっかり部長の描いた女の子のイラストを
「えーと『マカロニほうれん荘』とか?鴨川つばめ?」と言ってしまったのに、誰もつっこんでくれなかったのがちょっと寂しいギリギリ二十代。

このところの試練、帰りの電車は私が部長を起こしたので、個人的に勝利です。だって酔ってないというかまず飲んだ気がしない………。

■アメリカ人がつくった日本の地ビールというのがシリーズで置いてあったので、「Kurofune」というのを。沼津の地ビールらしいです。ペリーの絵が描いてあった……一瞬「Teikoku」とかにしようかと思ったけどラベルがどう帝国なのかわかんなかったのでやめた(笑)。日本酒は聞いたことなかったので岡山の「樹の上の猫」。とてもフルーティだったけど、私の好みには甘すぎてちと辛かった……結局、泡盛「やんばるくいな」と焼酎が2種類と梅酒の長期貯蔵が1種類……帰ってから缶ビール1本。クラシックラガーはいまいち好みないようです。
●若竹七海『死んでも治らない 大道寺圭の事件簿』カッパノベルス /処分しようかなあと思いながら再読したら、結構好きだったので処分保留。かなりブラックなネタが多い作家なので、新刊見るたびに気になるのだが、読んでみないとわからない。すごくイヤーな気持ちで終わることもあるし。これはちょっとブラックだけど展開が軽くて私は好きです。元刑事でマヌケな犯罪者の話をネタに作家になった大道寺の幼馴染の「彦坂夏見」という女性編集者って、確かデビュー作の「僕のミステリな日常」に出てくる女子高生じゃなかったっけ……?

2月27日(日)

100SS、1本更新しました。013「深夜番組」<有栖川有栖(学生編)。これでやっと25本。四分の一。先は長い……。

時折、ぽつぽつとWeb拍手押してくださってる方がいらして、嬉しいです。ありがとうございます……でも何に押してもらってるのかな……乗り過ごし日記?

母が「玄関にある本、いい加減にしないと捨てるわよ!」とキレました……もともと処分しようと思って段ボールに放り込んであった本ではあったのだけど、でも製本された活字をゴミに出すという行為が、ものすごくものすごーく背徳感に襲われる私。しょうがないので業者を来週呼ぶことにしました。どうせ呼ぶならいっぱい出したいところですが、さて。三島由紀夫の文庫本の山とか、もう読まなさそうな気もするけど、これをもう一度買うのも悔しい気がする………読みたい本がすぐ学校の図書館から借りられた学生時代がなんと贅沢だったことか。その贅沢さを理解せず、新本格をダラダラと買い漁って読んでいた当時の自分に背後から蹴りを入れたい。

■母が買い物に行ったので、ブラックニッカが来ました。水割り。
●北方謙三『水滸伝 九 嵐翠の章』集英社 /ええと。誰が誰で誰がもう既に死んでるのやら。さっきまで二巻読んでたのでだいぶ混乱中。
●北村薫『盤上の敵』講談社文庫 /前に単行本の時に図書館で借りて嫌な気持ちになったなーということは古本屋で買う前に思い出しましょう。私はこの本が嫌いだけど、嫌いだという理由を言葉に出来ないのも嫌なので、別に感想を書こうかなと思います……。
●米原万理『真夜中の太陽』中公文庫 /タイトルと出版社的には続編かなと思う『真昼の星空』という本が面白かったので前作も買ってみました。が、連載していた雑誌が『ミセス』だということを驚くくらいの社会評論でした……だって字面が漢字で黒いんだもの(笑)。辛口のコメントは私が働いている業界までボロクソに言ってくれているので、そこまで言わなくてもとつい弁護したい気持ちになる時も。しかし小泉首相が前の森首相の「裏返したパンツ」というコメントにはちょっと笑った。<「日本の男は毎日パンツを取り替えるけど、洗濯済のきれいなパンツがないときは、比較的きれいそうなパンツを探し出して、裏返して履くのよ!」……ま、その程度だろうな。毎日よくもまあ罵倒するタネがつきないと思う『日刊ゲンダイ』も、この程度のコメントしてくれりゃまだ読む気になるのに<毎日似たような文章を電車の向かいのオジさんの手元で読まされて不愉快だ。

最近読んだメルマガに紹介されていた調査。「望む将来は『安定した生活』『結婚』:10代の女の子の意識調査」……なかなか面白いです。私は「ルーズソックスって変だよね」「学校にフルメイクしてくるのってどうなの」というギリギリの世代(<ちょうど一部出始めてた頃)なので、私の直後の世代とは既に断絶してるような気がしていたのですが、彼女たちにとっては既にそれすらも旧世代なんだな。

2月26日(土)

カレンダーを見て、「今日で2・26事件から69年目……」などと感慨にふける私。そんな私の今日一日。

・焼き鳥屋を11時に出たあと、うっかりNさんSさんと一緒に二軒目に飲みに行く
・そういや私、今週やたら疲れてたんだっけということを終点の駅(<最寄駅の3つ先)で思い出す
・だいたい二軒目の店を出たのが日付変わったあとだったので、乗ったのは終電だ
・当然上り電車はない
・お昼休みにここの駅に旦那さんの実家があるというSさんに「最近は乗り過ごしてない?」と訊かれ「ええ、最近は」と笑顔でうっかり答えてしまったというのに……
・しょうがないのでタクシーに乗る
・が、上がってくるメーターが怖くなり、最寄り駅まで戻ってきたところで衝動的に「ここでいいです」と降りてしまう
・たかが千円をケチる為に午前2時に歩いてる自分をバカじゃないかと思う
・寒い
・目が覚めたら正午をまわっていた
・昨晩、焼き鳥屋で日本酒飲みながら指輪オークションへの携帯入札を繰り返していたのは覚えていたので、とんでもない額つっこんでるのではと起きるなり青くなったが、無事落選していてホッとした
・なんか頭痛いと思ったら微熱出てた
・せいぜい2・26の本でも読もうかと思っていたのに、休みの日にしか飲めない風邪薬のせいで午後中睡魔に襲われほとんど半死人
・薬が切れてやっと人間らしくなる午後9時
・そういえばなんか忘れてる気が……とカレンダーを見て考える
・「げっ、ニナガワの『メディア』の先行予約、今日だったんじゃ!」とハガキを見て慌てる午後10時半
・午後11時半までやってる自動応答特電万歳(<チケット取れた)
・祝杯をあげてみようかと思ったけど、ウィスキーがきれていた
・奇跡的にこないだ買ったSt.Cousairのワイン発掘

こんな感じ……平和ってすばらしい。

■St.Cousairの白ワイン「ナイアガラブラン」。葡萄の味がそのまんま。偏愛の1本。

2月25日(金)

別の部署にいるかんさ部のSさんから「まだ仕事してる?」とメールの来る午後六時半。「おりますよ」と返事すると「君んとこの上司が来て『どうよ』って言うから」……金曜日なのにヒマだし。行きます。

「何食いたい?」とメールが来たので「秋葉原にある焼き鳥屋。私行ったことないんです」とメールして、『鳥万』という店に連れていってもらいました……ほんとに秋葉原の中なのね……石丸電器本店の近くです。混んでるかなーと覗いたら奥のテーブルが空いてた。いい感じに古い(もう五十年近く営業してる老舗らしい……)のでウキウキしてたら「おあっ!?」とSさんが変な声をあげる……と見たら、Sさんとこの部署のAちゃんがカウンターで手振ってた。「いきなり手つかむなよ、びっくりするだろっ」……私はSさんの声にびっくりしましたよ。

「あんまり近いんで落ち着かないから、こっち移ってきていいですかー」とAちゃんが言うので「おいでおいでv」と横の席に座らせてみる。今年の新人の女の子のなかで一番仲のいい子(そりゃ5時以降にしょっちゅう会うから…)でかわいいのです。わたしは華が入って嬉しいけど、あとから遅れてくるOくんはちょっとかわいそうかもね……Aちゃん、彼氏付だったので。<Oくんは結構Aちゃんのことが好きなのだが「でも彼氏いるんですよねえ」と残念そうに前に言ってた。いやー若いっていいねえ(いじわる)。
Aちゃんの彼氏は、私たちの名前は全員知っていた。「いつも話してますもん」……Aちゃん、いったい人のことどーゆー説明してるんだい。とか思いつつ、会話するたびに遺憾なくダメ人間ぷりを発揮する私。「空手の練習してて筋肉痛だって言うんですよー」と彼のことを言うAちゃんに「だいじょうぶ、飲めばすぐわかんなくなるから」とか言ってる辺りで。

しかし本日のダメ人間大賞は、今日は来ていないがかんさ部のOさんに決定(転職していったのに、何故か飲み会ではよく顔を見る)。「Oは今頃予定表だとお食事会だな」と言うのでなんだそりゃと思ったら、聖路加病院に糖尿病の教育入院中らしい。「今ごろは栄養管理士と一緒に食事してるはず」……ダメ人間だ!(爆笑)そりゃーあんだけ池袋の『天狗』に通い詰めてりゃな!(<チェーン店の居酒屋なのに、座っただけで「いつもの」が運ばれてくるらしい……あり得ん)。「俺はモモ缶のシロップが一気飲みできる」とかヘンな特技自慢してりゃな!「ウィスキーをウーロン茶のように飲める人間はたくさんいるが、ウーロン茶をウィスキーのように飲める人間は俺くらいだ」とかヘンな自慢してればね……(素面のはずなのに、一番行動が酔っ払いっぽい)。少し教育してもらってきてください。少なくともモモ缶一気飲みはダメだろう。

ここの店、安くてよかった。なんでも普通に旨いし。一皿400円の煮込みとレバ刺しが美味。隣のAちゃんたちなんか2人でレバ刺し3皿半食ってたしな……赤ピーマンとか茗荷の入ったおしんこ盛り合わせも美味でした。1本120円の焼き鳥は、ハツとか砂肝とか内臓系がうまかった……ああっ、そういえばコブクロ食べ損ねた!(痛恨)また来よう……。

■生ビールと梅入りお湯割り(梅が珍しく真っ赤な梅でびっくりした)。あと冷酒……確か「玉乃光」の300ミリ瓶を3本くらいは飲んだような気がする。チェイサーに梅酒のソーダ割。

2月24日(木)

今週、やけに長いような気がしてもう疲れているのですが、そういや私、先週風邪でろくに出勤していなかったのでした……そのせいか。
いや、単に仕事で腹立ててるせいのような気も……別件で検索していて行き会った「焼き鳥占い」にすら、好きなもの選べっつーから「豚アスパラ」を選択してみたら
「自分の性格を気にして中山庸子の『今日からできるなりたい自分になる100の方法』を買ってきて読むが実践できそうなものが一つもない。」とか言われる始末。よけーなお世話だ。なにかヤケになったらしく、半年間ずっと迷っていた6桁の指輪をつい10回分割で購入してしまいました……Pt+ルビーのリング。台はしっかりしてるし、確かに今プラチナ値上がりしてるから、それにしちゃ安いんだけど、それは相対的に安いだけで、支払う諭吉さんの枚数に変わりはないわけで……(悶絶)。ピジョンブラッドなルビーの赤がほんと綺麗だったの!ああずっと我慢してたのにーーーー!

私のヒカリモノ好きは会社で有名なので、「新しいの買った」とメールするとわざわざ他のフロアから見に来てくれる人がいます……が、「私、はるか(仮名)さんててっきり入社したときから結婚してるんだと思ってたのよねー、だって左手薬指にダイヤの指輪してるからさ」……違います。だって私、指輪1月半くらい日替わりでつけられるくらい持ってるのに、このサイズの指輪、右手と左手の薬指にしか入らないんだもん……<切実な理由。「いつか、足の指につけて出勤してくるよねこの人」……つけません。

買っちゃったよー!と携帯メールしたら、「『火車』(@宮部みゆき)にならないようにね」とメッセージをもらいました……そ、そうね。ちなみにヒカリモノ好きには乃南アサの短編「魅惑の輝き」(新潮文庫『家族趣味』所収)の方が怖いです……目の前にちらついて離れないってのが実感こもっててさ……。

■水割り少々。

メールマガジンで紹介されていたサイト。バーコードにデザインを取り込むというもので、サンプルいろいろ見てたけど、「No More Guns!」なんてのはかわいくて気に入りました。これで読み取れるようにするのは大変だろうけど(消しゴムとかね)。

2月23日(水)

終業後、今日は下北沢で芝居です。多分この予定を組んだ当時の私は、とても元気だったに違いない……<9日間で芝居4本、飲み会2回と業界講座1回。

去年、長塚京三の『ディファイルド』を観に行ったあと、「彼の息子が脚本・演出やってるよ」と教えてもらいました。へー、阿佐ヶ谷スパイダーズの長塚圭史って息子だったんだ、名前だけ知ってたけど。「怖くてイヤな話が多いけどね」と教えてもらったのに、その直後にチケットを取ろうとする無謀な私。しかもタイトルは『悪魔の唄』。予約段階で内容は不明。……討たれに行っているような気がしないでもない。

感想。面白かったかっつーか、確かにちょっと怖い話でイヤな話かもー。でも吉田鋼太郎出てるしー。前に観た二本は『タイタス・アンドロニカス』『オイディプス』と古典もので見事な声だったのですが、今日のはダメな中年男の役で、ほんとにほんとに情けなかったとか。でもすごく小道具が凝ってて、しょっちゅう血糊は飛ぶわ煙は上がるは火は上がるはドアは歪むは、これは裏方さん大変だろうなー(少なくとも衣装の洗濯だけでも)、とか。小島聖は『二人の女兵士の物語』に続いて二本目だけど、髪きれいだなとか。しかしいつになったら本筋にたどり着くのかちと長いなというかほんとに長いよこれ!休憩なしで7時開演で終演が9時45分だよ!とか。

そんなことはさておいて、私的には、
床板をぶち抜いてゲートル巻いた日本陸軍兵のゾンビが出てきた時点で、個人的には敗北感に襲われました……内容、全然知らんで来たのに。へー、ハッコーイチウね、私、それ漢字で書けるよ、みたいな………(<「八紘一宇」。今、PCが一発変換できたことに驚いた)。

■赤ワイングラス1杯とアサヒのスーパードライ350ミリ缶1本。あと水割り少し。

2月22日(火)

仕事で某大手法律事務所に行ってきました……超やる気のない主幹のお守りで。しかし、相談に出てきた弁護士三人のうち二人が私より年下だったりするようになると(<事務所のサイト見るとちゃんと学校と卒業年次が書いてあるから…)、ちょっとがっくり。私もそんな年になりました………ていうか、弁護士のうち一人、名刺交換したあと一時間の間、一言も口をきかなかったのですが、彼の分も相談料がチャージされているのか気になるところです。

そもそも私と上司がこんなところまで来る羽目になったのは、主幹がちゃんと弁護士に説明をできていなかった為、補足説明に駆り出されたせいなのですが、そいつに
「今、はるか(仮名)さんところは、仕事忙しいの?」とか言われた日には……おまえの仕事のせいで残業しとんじゃ!危うく回し蹴りくらわすところでしたわ、タクシーに乗ってる最中でなかったらね!……病み上がりなのに、血圧上がりそう。

そんな日々ですが、仕事で読んでる記事のなかに、たまに面白いものがあります……ある在外ニュースの中で韓国の駐在員が
「日本漫画、経営必読書として脚光を浴びる」という記事を見たというコラムを書いていた。「記事によれば、重役全員にこの漫画全巻を配布した企業もあるらしい。」……なんの漫画だろうと思ったら『将太の寿司』だった。なんで。

■休肝日。


2月21日(月)

無事、社内向け説明会は終わりました。私がやるソフトのデモ、「え?なんか調子悪い?すみませんねー今修正してるのでちょっとお待ちくださいねー」で押し通しました。動じないわたくし。<ただ風邪薬でぼーっとしてるだけ。

終わったあとは、部署の人たちと「まつや」でお蕎麦食べてきました。わーい。先週行けなかったんだもの。神田にある「やぶ蕎麦」と並ぶ老舗で、確か建物が大正時代というところ。予約取れないので、六時から並んで席取りました。どれくらい老舗かっていうと、ここでしか見かけないような巨大なレジスターがあって、かつ帳場におじいさんが算盤はじきながら帳面つけてたりする辺りが……風情あっていいお店です。ここ、夜に来て飲むの初めてだなー。昼に来てげしょさんと飲んでたことはあるけど(笑)。一人で昼飲んでるとまず相席になるので、たいてい誰かがお酒おごってくれます(笑)。
一人でつまみ取るにはちと多いので、いつも蕎麦だけ食べて帰ってたんだけど、焼き鳥も蕎麦がきも美味しかった……茶碗蒸しにうどん入れる小田巻蒸し、宮部みゆきの『初ものがたり』でとっても美味しそうだったのです。駄々こねて他の人と分けさせてもらいました……いいな。たまには食べて帰ろうかな。あったまります。

しかし人のうちの話って面白いね……「男子厨房に入るべからず」と説教するお年寄りの話までは聞くけど、縦笛の練習してたら「そんなもん吹くくらいならこれを吹け!」と
祖父に30センチ近くあるホラ貝を渡されたという主任の話には爆笑……「小学生くらいの肺活量じゃまともに音なんか出ないんだよー」としみじみと言われた日には。<しかも由緒正しいホラ貝であったらしく、数年後には県の博物館に送られたそうですそのホラ貝。どこから入手したのやら。

■アサヒビールが……中瓶1本くらいは飲んだかな。あとお銚子が熱燗で1本半くらい。

2月20日(日)

用事がないので、一日寝てました……ほんとこの薬、何入ってるんだ。<24時間中、起きてたの6時間くらいしかないぞ。

■休肝日。
●陳忱 鳥居久靖訳『水滸後伝1』平凡社東洋文庫 /2000円台で出物があったのでつい手に入れてしまいました。高校の図書館には何故か1巻が欠けていたので、これは初めて読みます……が、忠義の士が山中に一人でいる老婆の荷物を剥ぎ取ろうとしたりしていいのだろうか。いくら悪の役人の一族とは言え、1歳にもならない子どもを叩き殺すのはいいのだろうか。自分も宋の国に追われてる癖に「朝貢に来ない」とか難癖つけてシャムの国を乗っ取ろうとしたりするのはいいのだろうか……どうも中国の白話小説の感覚って、ときどきズレてるような気がする……。

2月19日(土)

前の晩に飲んだ薬のせいか、目が覚めたら1時近かった。ふらふらと起き上がったところで誰か来た……と思ったら、電気工事の人でした。聞いてないんですけど。親が出かけちゃったので携帯かけて「じゃあお願いします」と言ったら「三十分ほど停電しますので」。……顔洗うのにお湯出ないストーブつかない電気つかないので服見えないポットのお湯さえ出せない。寒いです。電気は大切にね……。

なんとか適当に化粧を済ませ、歌舞伎座へ。今日はせのおさんと一緒。
目当ては森鴎外原作の「じいさんばあさん」。オシドリ夫婦がひょんなことから夫が出張先で人を斬ってしまい、身柄を預けられたのち37年後にようやく再会できるという話。夫の伊織を仁左衛門、妻のるんが菊五郎。そういや菊五郎の女形見るのって久々かな。最初は若い頃の場面から始まるのですが、心の中で「バカップルめ…」と呟いてしまう私。そりゃ弟も帰るよ目の前でこんなベタベタされたら。が、長い間の別離からようやく頭も真っ白になったのちに再会できるシーンの二人は実に可愛らしいのでした……特に旦那が。やっとのことで帰ってこられた我が家が嬉しくてたまらないというのがちょこまかと走り回る姿に出ていて、老夫婦用にと出された座布団をぺたっとくっつけて並べてみたり。かわいい。ここから先の明るさが見えるラストで、いいお話です。そして隣のせのおさんは、伊織に斬られる同輩の下嶋が気に入った模様……しつこくて性格が曲がってて酒癖も悪くて絡むのですが、「友達が伊織しかいなくて、甘え下手」というヘタレ具合がツボに来たよう。うんうん、下嶋はダメっ子だったね。原作も読んでみたいなー部屋に鴎外全集があるはずなのですが……入れるようになったら読もうね…(長期的課題)。

二作目は「新版歌祭文 野崎村」。インタビューでは「歴史に残りそうな舞台」と言われてました。主要な役どころ五人をすべて人間国宝が務めるというので……そりゃすごいと思ったけど、「一番若い後家役で72歳」というのを読んだとき、
別の意味で私の心の中で伝説になりました。だってお染久松の恋の鞘当ての話なのに!いちばん若くて72!<調べた結果、だいたい雀右衛門が85歳、芝翫が78歳、富十郎が76歳、雁治郎74歳、田之助72歳というところらしい……85歳のお嬢さんと78歳の村娘が74歳の丁稚を争うのです……。いや、でも焼餅を焼くお光78歳はかわゆらしゅうございました……が、この話、久松の視点からすると「大金を騙し取られて店にいられなくなり、育ての親のところに戻ってきて彼の老後の蓄えと許婚の簪を売って金を作ってもらったところに、恋仲だったお嬢さんがおっかけてきて、『一緒になれないなら死んでやる』と言われて『なら私も一緒に死にます』と心中を決めたところ、許婚が『二人は死ぬ気だから、それくらいなら私が身を引いて出家します』と言い出し、紛糾したところに店の後家さんがやってきて穴を開けた金を埋めてくれることになったので、お嬢さんと一緒にお店に帰ることにしました」………ヘタレめ!番頭でも手代でもなくまだ丁稚な理由が偲ばれます。

最後は仁左衛門と孝太郎親子の「二人椀久」。豪商なのに遊女の松山に入れあげて店を傾かせたせいで座敷牢に入れられた主人が、松山会いたさにフラフラと抜け出し、夢の中で彼女に会えて幸せだったのに目が覚めてしまい、愕然としてフテ寝するという……ええい今月はヘタレでない男はおらんのか!しかし踊りは綺麗でした。私、踊りを観てるとたいがい睡魔に襲われるのですが、今回のはよかったな。仁左衛門、動きがすっきりしていて良いです。あんまり好きでない孝太郎も、この松山は色っぽくてよかった。来月は仁左衛門が「保名」を踊るのでそれも楽しみ。

■休肝日。
●北方謙三『水滸伝 三 輪舞の章』集英社 /ここまで遡ってしまいました。最初の頃の楊志ってこんな人だったっけね……宋江の妾の扱いは、これだけで射殺してもいいくらいだと思う。

2月18日(金)

今日は出勤する日です。順番的に。
木曜の朝、休みの連絡を入れるときに「明日は飲み会なのでちゃんと出勤しますから〜」と言ったら、Kさんは「明日も休んでいいから。飲み会だけ行きな」と言ってました……いや、そういうわけにも。と思っていたら上司のNさんも「月曜日にはるか(仮名)が来られないと困るから、
金曜は会社休んで飲み会だけ行ってもらおう」と言ってたそうです……月曜日、社内向けにうちの部署がやる説明会があるので、一人でも欠けると他の人の説明パートが増えて困るのは確かなのですが……あの、飲み会は行ってもいいんですか……?

そんな理解ある上司と先輩に恵まれて、退社後、女性二人と御飯食べに行きました。今日は飲むというよりも御飯がメインなのですが。恵比寿の『賛否両論』という和食のお店です。こないだ私が美容院でHanakoを読んで見つけました。5250円のお任せコースのみ(但し10時からはアラカルトも可)という店。載ってた写真が美味しそうだったので楽しみです。

……が、いつまで経ってもたどり着けない私たち。Yahoo!の地図を出してきたのですが、ほんとにこの地図あってんのかというくらい着かない。明治通り沿いを延々と歩き、何度も店に連絡を入れ、住宅街の中にある目立たない店にようやくたどり着いたのは、恵比寿駅に着いてから40分近く経過した後のことでした。寒い。おまけに私、昼に病院行って薬変えてもらったら、それがよほど体質に合ってないらしく、睡魔で行き倒れそうです。ひたすら同期の後ろにくっついていくだけの状態。やっとお店に着けたときには気が遠くなりかけました……(帰りは懲りてタクシーで帰ったら、初乗り料金で駅まで行けました……あの40分はなんだったんだろう)。

「何飲もうかなー焼酎お湯割りとかいいかしらー。はるか(仮名)ちゃんは何にするー?」
「あったかいお茶………」
「えっ今何て言った」
「お茶って聞こえたんだけどっ」
「だから、お茶がいいんだってば……」
「うそ、ほんとにはるか(仮名)さん具合悪いのね、だいじょーぶっ?」

……さっきからずっとそう言っている……。

今ここで焼酎お湯割りなんか飲んだ日には、コースの途中で力尽きそうだったので、しばらくお茶。あんまりお茶ばかり頼んでて申し訳ないので「風邪ひいてて飲めないんですゴメンなさい」と謝ったら、お店のお姉さんはお茶の器を大きいのに取り替えてくれました。お店は料理をするオーナー(といっても三十代前半くらい)ともう一人の男性と、給仕をする若い女性の三人だけ。親切で感じよかった。席数は私たちが座った四人がけの半個室を除けば、あとはカウンターのみ。木の内装と暖かい色合いの照明が居心地のいいお店でした……が、やっぱりHanakoに載ってただけあって、女性向けのお店かな。実際カウンターも十人くらいのうち男性は一人だけだったし。すりおろして揚げたり蒸したりするものが美味しかったな。帆立のしんじょとか蓮根の揚げ物とかジャガイモの揚げ饅頭とかね。あと特筆すべきはデザート。八種類載ってるメニューには「お好きなものをお好きなだけどうぞ」とあります。頼めば全種類でも出してくれそうです………が、食えないので諦めて。私はイチゴのシャーベット、柿と小豆のラム酒がけ、それに特製プリンにしてみました。プリン美味。さっきからカウンターの中でバーナーでなんか炙ってるなと思ったら、プリンの上にかけたカラメルをこれで焦がしてたらしい…旨。友達のを味見させてもらった抹茶アイスは「ハーゲンダッツより旨い」と同期のお墨付き。女の子ばかりでちょっと美味しいもの食べよう、というときにはよろしいかも。だいたいお酒は1杯600〜700円程度でした。

お酒を控えたので、ちゃんと最寄り駅で降りられました……寒いと思ったら雪降ってるよー。

■ビール1杯とグラスワイン1杯。あと同期の日本酒「飛露喜」をお猪口で2杯くらい貰いました……あとはずっとお茶。

2月17日(木)

また休み。
「カスタネットみたいだね」と言われてます。<出る休む出る休む。
社内で風邪大流行。私は普通の風邪でしたが、インフルエンザにかかった同期は39.8度まであがったそうです。おそろしい。

しかし休んだはいいが、今日は家のベランダに物置かなんかを作るという工事でずっとドリルや金槌の音がしているのでした……私が寝ている部屋の頭上です。寝られんての。

しょうがないので、音が耐え難くなると起き出して、Excelで遊んでました。北方水滸伝、珍しく本人がつくった設定が載ってるHPが集英社にあって、それに梁山泊の面子の身長・体重・年齢が載ってるのでデータ集作ろうかと。<「1103年時点でXX歳」じゃわかんねーんだよ!と思っていたのですが、それを全部集めてExcelで「何年時点で何歳」て作ればいいんだなと気づいたので。誰と誰がどれくらい年が違うかってのが全然わからないんだもん。……げ、こいつらこんなに若かったのか。梁山泊の本隊指揮官クラスでも私と年大差ないんですけどー。いやん。

わかったことは、北方が身長体重は5cm・5kg刻みでしか決めない(ので、本隊指揮官クラスにまったく同じ身長体重のが3人も4人もいる…)ことと、こないだ12巻読んだときに九尺(198cm)とあったはずの盧俊義が190cmしかないことになってることかな……この調子だと他のデータもあやしいな……(でもなんか安心した/笑)。しかし3冊くらい前で108人揃ったはずなのに、なんでまだ83人分しかデータがないのでしょう……更新してくれ。

■薄い水割りを何杯か。
●北方謙三『水滸伝 十 濁流の章』集英社 /最近、秦明と呼延灼が好きです。いいなあ。原作だと全然気にしてなかったんだけど。北方水滸伝、面白いです。濡れ場の描写はどうしようもなく下手だけど(笑)。<即物的過ぎてねえ……

2月16日(水)

「なんだか『一晩飲み明かしちゃいましたー』ってかんじの声だねー」

部長の第一声がこれ。ひどい。37.7度の熱をおして出勤してきている部下に向かって…!そう、また熱がぶり返したのです。やっぱり昨晩芝居観に外出したのがいけなかったのか、はたまた紅茶にウィスキー落としたのがいけなかったのか……(<こら)。が、続けて休んでもな、というわけで出勤。だって今日も芝居なんだもん。芝居行くついでに出社してんのか私……。

本日の芝居はTheater 1010にて『デモクラシー』。我が家の7年間前のぴあMAPには載ってない新しい劇場です。なんて読むのかな。場所は北千住。せんじゅ……シアターせんじゅう……(がっくり)。<らんさんには「それは関西人のセンスだ」と言われましたがほんとにそう読むらしい。でも新しいだけに設備もいいし、椅子もふかふか。なんと一階席から二階席に上がるのにエレベーターまでついてます(笑)。なにより北千住駅から出なくてそのまま行けるという近さが魅力的。駅から遠い劇場嫌いなんだよ……コクーンとかパルコとかサンシャインとかさ……。

鹿賀丈史と市村正親が26年ぶりの共演とかいうのが話題になってましたが、西ドイツの首相と、その秘書となった東ドイツのスパイの話。世界史ことに現代史に疎い私のドイツ史の知識はナチスドイツの時代くらいしかないので、首相の名前聞いてもそれがフィクションなのか史実なのかすら判別がつかなかったのですが、芝居観ていて首相がワルシャワのゲットーにひざまずくシーンがあって、「ああ、あの人かあ」とようやくわかりました。昔々、まだ私がロンメル将軍をイギリスの軍人だと思っていた頃(<正解はドイツ軍。ナチスドイツ時代の超有名な軍人…/かなり恥ずかしい間違い)、なぜか趣味でドイツの敗戦責任についての本を読んだときに出てきた首相だ。ゲイリー・ブラント(多分)。確かにホールに出てみたら、ちゃんと当時の新聞がたくさん展示されてました……本当に首相秘書官が東ドイツのスパイだったことが発覚して、引責辞任したのだそうです。つまり史実。

東ドイツから亡命してきたいかにも庶民くさい男が、首相の信頼を勝ち得、やがて露見するまでの物語なのですが、市村正親の必要以上にちょこまかした動きがいかにも小市民ぽい……というか、あれが最初に目の前ちょろちょろしてたら私でも「クビにしろ」と言うかもしれないというくらいうっとうしい(笑)。逆に鹿賀丈史(そういや私、彼を芝居で観るの初めてかも……『レ・ミゼラブル』も滝田栄だったしな)は、非常に声が朗々としてていい。演説するのにすばらしい声。聞き惚れてしまいました(笑)。逆の配役は無理だろうな、というか、いい配役だったと思います。男ばっかり十人で展開され、音楽もまったくなし。実に渋い芝居でしたが、面白かったです。……ちょっと長かったかな。パンフがまた1500円もするので、もー背景はいいやと読まずに済ませたけど、読んでいたらもっと面白かったのかな。最近パンフどこでも高すぎ。

しかし物語としてはこの東ドイツのスパイ、
たまたま仕事で命じられたのと趣味が一致しただけのただのストーカーなのでは、という気がしないでもなかったりして………。

■休肝日。
●北方謙三『水滸伝 八 青龍の章』集英社 /まだ北方水滸伝フェア開催中。

2月15日(火)

熱は36度台まで下がったのですが、どうにも咳がひどくてまともに声が出ない。この状態じゃ周囲で仕事する人にも迷惑だよなーと休むことにしました。やはり体力が落ちているのか、午後2時近くまで寝る。

……なのに午後5時から出かけようとする私。すいませんすいません。だってオークションかけてまで取ったチケットの芝居、今日なの!全日程完売公演なの!明日は出勤するから!と心の中で言い訳しつつ、出かける支度。本日は渋谷のシアターコクーンなのですが、問題はそこに至るまでの途中に私の職場のある駅があって、同じ路線に同じ部の人がたくさん住んでいることなのでした……途中で会っちゃったらほんと立場ないよな、と思いつつ、メイクをする。咳+鼻水対策にのど飴とアミノサプリのペットボトルとポケットティッシュをバッグに詰め、マスク。花粉症用立体マスクてのがいいかなと買い込み、ついでに防寒対策にと黒い毛のつば付帽子をかぶってみる。……なんか、今の私、絶対コンビニ入れてもらえなさそうな気がする………というか、
昔懐かしい「口裂け女」の絵ってこういうのだったよなあ、と鏡を見てしみじみと脱力。まあいいか。見つからなければいいのだ。<防寒対策なのか変装なのか微妙な判断

本日の芝居は、『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』。蜷川幸雄が清水なんとかいう人の脚本を初めて演出するらしい……パンフ、2000円もするので買わなかったので、背景がよくわかりません。<隣の人が持ってるのを見たら、私の大っ嫌いな田原総一郎がしたり顔で対談してたのでますます買う気をなくした(笑)

新皇・平将門が死んだという噂が流れる中、将門(堤真一)は実は生きていた。しかし頭に怪我を負った彼は、なぜか自分は将門を仇として追う身だと信じ込んでいる。側近の軍師役の三郎(段田安則)はなんとか補佐を続けているが、愛人の自分のことまで忘れたことを許せない桔梗(木村佳乃)は、将門の影武者の中から次の将門を選ぼうと策謀を巡らし、三郎の弟・五郎(高橋洋)を誘惑する。そんな中、三郎たちは歩き巫女として男たちに身体を売るまでに身を落とした妹・ゆき(中嶋朋子)と再会した。ゆきはかつて、蔑まれてきた民である自分たち一族がのし上がる為、三郎から将門に献上され、のち捨てられた女だった……というお話。

さすが蜷川、かつて雪のシーンで客席全部にまで紙吹雪を散らせただけのことはあります(おかげで髪とバッグの中まで真っ白になりました……すごい綺麗だったけどね)。セットはひとつだけ。舞台の三分の二を占める天井までのシンプルな階段だけの状態に、時折はしごを置いたり、仏像を置いたりして場面転換を示すだけ。おかげで役者はしょっちゅう階段を走って上り下りせねばなりません……踏み外さないのかとそれが心配。そして天井から瓦礫はがすがす降らすし。あれ、本物じゃないのかしら……中二階からはかなり本物っぽく音が聞こえていたのですが。客席に飛んだりしないのかとそれも心配。
それはさておき、確かこの脚本、書かれたのが1970年代だったはず。多分これは、学生闘争さなかのセクトの話なんだろうなと思う。少人数で立てこもり、移動を続け、内紛が起こり、処分がある。実際に攻め込まれるシーンは少なく、その際にもヘリコプターやハンドマイクの音がしているのも、多分私の想像を裏付けているものだと思う。芝居の台詞にしてはやけに固い言葉が多く「整理をつけろ」としきりに将門が言うのも、その当時っぽい。つい脳裏で「総括」という言葉を思い出してしまったり。

しかしイヤな人間関係だな……桔梗は五郎を誘惑し、三郎を実は好きだったのだと誘い、でも結局はどうしても将門が好きで、自分のことを忘れて狂った将門が許せず、三郎は桔梗のことが好きだったようなそぶりも見せつつでも絶対こいつ好きなのは将門だろう。という行動。そして将門に捨てられたことを怒っているのかと思ったゆきは、どっちかというと兄が献上したことを怒っているような気がする……にぎりめしをくれよと言いつつ「ほどこしはイヤだから抱け」と実の兄の三郎に迫り、五郎は五郎で「常に俺の前にいた兄さんは、ただ一人俺のものだったゆきまで奪った」と近親相姦をほのめかす台詞を語りつつ、「ああ、おれは桔梗様を抱いた。あんたよりも先にな!」と兄に向かって言う姿は、桔梗が欲しかったというより兄が桔梗を好きだったと思ったからあの女と寝たと言ってるわけで、わーもしかしてこの五郎とゆきの兄弟ってただひたすら三郎のことしか見てないんじゃないの?兄弟だけで完結してるよこの人たち(怖)。幕間はさんで三時間弱と結構長い芝居だったのですが、咳と闘いつつ、退屈させない芝居でした……なにしろ怖くて!

女優陣、木村佳乃と中嶋朋子はどっちもTVで観てていいと思わない、端的にあまり好みでない女優だったのですが、舞台で観たら綺麗でした………驕慢でプライドが高くて毒々しい役の木村佳乃と、狂気の一歩手前にある中嶋朋子。見惚れてしまいました。中嶋朋子、ほんと足きれーい……(<そこか)。いえ、それだけでなく。最後のカーテンコールになると、二人とも素に戻っちゃったなという感じで、やはり私の好みのタイプではないのですが、舞台の上ではほんとに綺麗でした。ということは、いい役者だってことなんでしょうね。段田安則も、TVで観るときはなんだか地味な役が多いというか、私の頭のなかでは「ふたりっ子」でお父さんやってたなあ…(古)という程度だったので、存在感にびっくり。桔梗と三郎、二人だけのシーンの緊張感に脱帽。このなかで何度も観ているのは堤真一だけだな。彼は相変わらずの動物じみた動きの良さで階段を駆け上がってました……ただ一度だけ、狂気でない将門を演じるシーンがあり、さすがの声の通り、姿勢の良さ、舞台栄えのする身長、一軍の将というだけの格好よさ。面白かったです。オークションで取っただけの甲斐はあった。……風邪はまた悪化したみたいだけどね……(咳を押さえる闘いでだいぶ消耗)。

■休肝日。
●北方謙三『水滸伝 四 道蛇の章』集英社 /どんどん遡ってます……順序だてて読もうという気はないらしい。

2月14日(月)

本格的に風邪です。ネコアレルギーの友達がいるという話は聞かないけど、前日あんまりゴンタさんに踏み踏みされたダウンジャケット着ていくのもなあ…とうっかり土曜日に薄着でフラフラしたのが敗因のよう。あらら、37.7度だって。休むかなあ。えーと今日の予定は、打ち合わせがふたつと、午後にプレゼンのリハがあって、あと夜に「まつや」で蕎麦食べる予定……蕎麦は惜しいが打ち合わせは多分人が揃ってなければ延期、リハはなくてもなんとかなる……しょうがない休むか。連休の翌日に休むのはイヤなんだけどなあ………あ。

「今日、バレンタインデーか……チョコ配らなきゃ…(がっくり)」

虚礼と言われようと、うちの職場では生き残っている風習なのです。しかも人様から預かってる分のチョコもあり。いつも奢ってもらっている人たちにチョコを渡すまでは休めん!一個1,500円とか結構いいチョコもあるんだもん!これを配る為だけにも出勤する!

……が、インフルエンザの菌付きでチョコ配るわけにもいかず、午前休とって会社の近所の病院に行きました。熱は38.1度に上昇。明らかに原因は土曜の薄着なのですが、医者は「念の為、インフルエンザテストしましょう」と言いました…なにすんのかなと思ってたら、目の前に出てきたのは、ただのやたら細長い綿棒でした。アナログだなーと思って見ていたら、
「鼻からとりますので」と医者は言った。

い、痛い痛い痛い。鼻から綿棒つっこまれかきまわされて、いま左のこめかみの辺りの脳細胞、絶対いくつか壊れたから!涙は出るわ鼻血は出るわで大変でした……しかもインフルエンザではないことが判明したのち出勤し、先週インフルエンザテストを受けた主任に訊いたところ「鼻からやったけど、そんな痛くなかったよ、というか
普通インフルエンザにかかったら39度くらいはすぐ出るから、38度くらいの熱じゃまず可能性はないって」……おにょれ。

■昼休みでチョコ配ったところで帰ろうかと思ったけど、熱の割に自覚症状は少なかったので、結局7時まで働いて帰りました……さすがに今日は休肝日。
●北方謙三『水滸伝 六 風塵の章』集英社 /遡ってます(笑)。あの人が死んだ巻てどこだっけーと思いながら読んでいたのですが、その巻だけ私がよけといた山の中から外れているよう…(くっ)。が、(北方版でない)本来の水滸伝辞典を発掘したので、ちらちら拾い読み。著者の個人的なコメントがおかしい。<ちゃんと口承文芸だった頃の水滸伝の原型から拾ってる学術的な考証もされてる本なのに「どうして彼は大工なんだろう。せっかく目が青いのに」とか好き勝手なコメントがついてる(※KOEIから出ている本ではありません……)

2月13日(日)

私は某TVジャンルのオンリーには不参加なので、銀座で待ち合わせです。思ったよりお台場から戻ってくる人たちが早くて慌て気味。今日のとりあえずの目標は「銀座千疋屋でお茶」でした。前回は混んでて入れなかったそうなので。言われてみりゃ私もよくこの前通るけど入ったことないや。久々にパフェとか食べてみましたが、ここのは生クリームが美味しくてよいです。
そのあと鳩居堂でしばらく雑貨を眺め、プランタンで「St.Cousair」という私の大好きな長野のワイナリーのショップでジャムとワインを試し(<ここのナイアガラ・ブランという白ワインは葡萄そのままの味で、酒好きの私にしては珍しく好きな甘い酒なのです!)……あの、昨日のアンティークモールに出かけたときも思っていたのですが、買い物してるのって実は私だけですか?いつでも来られるとこで働いてるのに!(ショック)

6時半過ぎの新幹線に向け、ちょっと軽くバーに行こうとしていたのですが、一応腹ごしらえはしといた方がいいよね……と有楽町ガード下の「Copain Copine」へ。半端な時間でもやってました。しかしなんかしっかり御飯なメニューばかり……あの、チヂミとかは?と訊くと「三時から夜メニューなんですよ」……現在時刻2時50分。じゃああと10分待つから夜メニューをくれ!と我儘を言い、見事アラカルトを確保しました……ついでにマッコリ(韓国のドブロクみたいなもの)もグラスでオーダー。しかしここのは酸味が強くていまいち……。でもチゲとかいろいろ美味しかったです。ファミレスぽい韓国料理屋なんですが、数年前のHanakoで「ガード下でも女性にオススメ」という特集に入っていただけのことはある(<「姐御が『Hanako』!似合わん!」といわれたけど、数年前までは読んでたんだよ……)。が、全店共通メニューのウィスキーがすべて「WISKY」となっていたのは気になるところだ<ほんとは「WHISKY」。接客は明るくて、私はここの店結構好きなんですけどね。

本来なら東京ステーションホテルのバーで一杯飲んでから新幹線……という予定だったのだが、バーは両方とも定休日でした。しまった。前に来たのは土曜日か……しょうがないので電車で二駅先に勤めてるのに一度も行ったことないOAZOへ。ここもホテルあるなと思ったけど、丸の内ホテルのバーは座っただけでチャージ1,000円だったので挫折。というか、新築のホテルなので、まだ建設材の臭いがしてて、それで酔いそうに……しょうがないので隣の丸善に入ってみた。カフェ併設なので、そこでお茶。なんだか昨日薄着で出歩いたせいですか風邪気味ですよ……なのに何故ここでウィスキー飲んでるかって?
咽喉の消毒です(きっぱり)。

■丸善のカフェでシーバスリーガルのダブルロック。<ここのカフェ、ハヤシライスは美味しそうだったけど、サービスはいまいちだと思うの。あと帰ってから缶ビール2本。
●北方謙三『水滸伝 七 烈火の章』集英社 /なんだかこのところはずみがついたらしく、前の巻を続けて適当に読んでます。最初の巻が出てからもう何年になるのかな……数ヶ月ごとに出る新刊をリアルタイムで読んでるだけなので、久々に読み返すと「この人こんなことやってたんだっけ」という気分になります。時間があったら辞典作りたい〜!

2月12日(土)

関西から翌日の某TVジャンルのオンリーに来る方が二人いらしたので、どうせだったら皆で集まりましょうか、と声をかけて銀座の豚しゃぶの店「いちにいさん」で御飯食べることにしました。総勢十名。

「……で。これはどういう面子なの?」

えーと。明日一緒にオンリー行く人たちとー、私がよく一緒に食べ歩きする人とー、企画してる前後にたまたま私と飲んだり私に荷物送ってきたりした人たち……そういえば初対面の人もいるのかな?

「なんかタモリの番組に出してみたいような面子だね……さて誰が一番年上でしょう!って」

この面子の中で、一番態度デカくて一番えらそうな私が実年齢は一番若いということが皆様納得行かなかった模様(<そういうわけで今回は名前が出てないのです一緒に行った人たちの)。……それは私は会社でも出ている面子の大半が管理職といううちあわせでも「一番態度が堂々としている」と評価されている人なのでな……年齢の問題ではないのですよそういうことは。

豚しゃぶは好評いただけたようで何よりですv肉が甘いので気に入ってるのですよここの店。肉も焼酎も安いし。女の子ばっかりだと華やかでいいねーと「普段の飲み会は華というものがない!」と嘆く方々と肯くことしきり。……でも話題はVシネとかリー様とか香港映画とか『黒革の手帖』のヒロインは実は米倉涼子じゃなくて仲村トオルだとか……。

まだ時間も早いので二次会へ。銀座の辺りで手頃な値段で酒だけ飲める店って少ないのです。さてどうしよう。前にあった「nude」という店はとてもよかったのですが潰れてしまい、じゃあシネスイッチの上の「OLD MOVIE」…と思ったら「平成16年を持ちまして閉店いたしました」の貼り紙が。ショック。しょうがないので、カウンター一列しかない「粋来亭」というバーに十人で入るという暴挙をかましてみました……が、普段いるオジさんのバーテンさんは今日は休みだった模様。おかげで女性一人が奮闘してましたが、味はイマイチだったかも……向こうはもっといっぱいいっぱいだった模様。お互いにすいません。今度は新しく店開拓しときます!……しかしなかなか次の酒を頼める状況にないので、時間もたせられるやつと久々にスピリタス(96度のウォッカ)をストレートで頼んでみたら、たかがショットグラスなのに飲みにくい……前はマグカップでも飲めていたのに!これが年をとったということかしら…(ちょっとショック)。

帰りの経路を確認したら、私以外は全員JRでした……地下鉄で帰るという私に「だいじょうぶ?一緒に地下鉄で帰ろうか?」「メール入れたら即レス返すのよ?」と皆にだいぶ信用がない私……それも当然ですかこれまでの所業では。でも今日はちゃんと最寄り駅のひとつ手前で目を覚まし、メールにお返事したので勝利ということで!

■昼に待ち合わせしたときに「迎え酒」とか言って黒ビールのジョッキを飲み、「いちにいさん」で焼酎の「奄美」「御岳」をそれぞれ1杯ずつ、それに芋焼酎の「石の蔵から」300ミリボトルを1人で飲んで、あとそば焼酎「花番」300ミリボトルを半分こしました。あと「粋来亭」でスプリングバンクの1989というシングルモルトと、スピリタスをいずれもストレートで。

2月11日(金)

祝日でお休み。……建国記念日だったのだということを今思い出しました。

会社に服を売りに来る人たちが事務所で定例の食事会をやるというので、会社の先輩(女性)と行ってきました。が、今月の私たちは怒涛の買い物ラッシュで貧乏なのです……料理が3000円(お酒1杯込)、あとは実費で飲んだ分だけ1杯500円。お酒を控えようねっと誓い合って出る私たち。……そもそも「行かない」という選択肢は?


こちらが事務所にいらっしゃるオオムラゴンタさん(♀)です。なぜ女の子なのにゴンタさんなのかは謎です。そもそもご近所のオオムラさんちの飼い猫が通ってきているだけなのだそうです……1年のうち360日くらい寝ていくのを「通いネコ」と呼ぶのかは微妙ですが。ゴンタさん、入念に先輩と私のコートを前足で踏んでフカフカ度を確かめたあと、私のダウンジャケットを寝場所に決めたようです。顔も洗いはじめて本格的に就寝態勢です……あの、帰るときには返してくださいね……。

料理のコースを食べている最中、豆乳スープのロールキャベツに乗ったニンジンをさっくりと割ってみたあとに「これはもしかして割らずに食べるべきものだっただろうか」と見下ろして考える。あんまりきれいに割れそうなかたちだったものでつい……<きれいに型抜きされたハート型のニンジン。

今日のオススメは焼酎ですとソムリエ君が言うのでボトルを見せてもらった。あんまり私の前にずっと置いとくと勝手に飲んじゃうぞっと言ったところ「それ、ボトル買っても2500円ですから、構いませんよ」と言われたので勝手に注いでロックで飲むことにする。本当は「次回までボトル入れといて頂いても」だったのですが、そんな4合瓶なんか、私一人でも空くからな……おかげで酒代は2人で2,500円。安上がり。わーい。

……が、ここでタクシー乗ったら安く上がった酒代がパー!と上り電車を30分待つ私。午前1時過ぎた電車のホームは寒い……。

■黒ビール1杯と、焼酎は「久耀(くよう)」の七年貯蔵古酒というものでした。古いもののせいか、前日に飲んだ「土竜」と同じ25度の割にはこちらの方が強く感じられます。美味でした。

2月10日(木)

今週は早帰り励行週間だったのですうちの会社。……全然早くないけどな、私の帰り。
家着いたら十時過ぎるなあ、夕食どうしようかなあ……とか思ってたら母が携帯に電話かけてきた。「今からおでん屋さんに誘われたから、あんたの夕食ないからね」……待て。私も連れてけ。

地元の最寄駅のすぐ近く、おでんと串揚げの店らしい。そっちの方、行かないからなあ。あんまり地元で飲まないから、店はよく知らないのでした。というわけで、地元の鮨屋で会う常連のおじさんたちはいろんな店を教えてくれるので、助かります。

おでんは美味でした…大根が大きい。隣にライターがあるから、大きさがわかるかしら。味がよく染みてて。トマトのおでんというのも珍しいし。串揚げもカラッとしてて美味しかった。砂肝とか。柏価格なので、おでんも串揚げも全部1個100円台。いいなあ。また今度来ようっと。


そしてここの店の人、水木しげる好きなのかな。ヘンな焼酎がいっぱい……壁にはなぜか「純米子泣き爺」と水木しげるの子泣き爺が染め抜かれた前掛けが飾られ、壁の焼酎ボトルには「野ざらし」とか「猫また」とか(<猫または鳥取の焼酎で、ちゃんと水木しげるがラベルの絵を描いてる)。残念ながらそれらは別の人たちがボトル取り置きしてる分だったので、ラベルだけ写真撮らせてもらいました。あんまりきれいに撮れなかったのですが、わかるでしょうか?

この焼酎は初めて見ました。
やっぱり「悪魔くん」のメフィストなのかしら……
これが水木しげるラベルの「猫また焼酎」。
写真だと絵がわかりにくいかな……。
封緘が「猫又にたぶらかされてはなりませぬ」となってるのがちょっとかわいい。
結局、私が飲んだ焼酎はこれ。
「もぐら」。
割と見かけます……珍しくはないけど、封緘が「五臓六腑にしみわたる」となってるのは初めて見た。<未開封は初めて。
ラベルが手漉き和紙で凝ってます。
ちなみにもう空っぽです(笑)

■生ビール1杯と、芋焼酎「もぐら」……あの四合瓶、大半は私が空けた、かなあ。あと二軒目でビールの中瓶1本。
●北方謙三『水滸伝 十二 炳乎の章』集英社 /適当に前の巻を読み返したりしています。特に選ばず持ってきたけど、燕青が名誉回復(笑)する巻でした。燕青好きなので嬉しいです。しかし段々「これ誰だっけ」という人が増えてきました。この本を書くにあたっての北方のメモ見てみたいです。よほど詳細に作っているのでしょう……それができる人がどうしてBDはあんなに矛盾がたくさ(<以下略)。そういや『水滸後伝』、読みたいなあ……高いんだよな…

2月9日(水)

業界の寄り合いに出かけた部長が、作業項目と締切だけ設定すればきれいなスケジュール表を作ってくれるというソフトの話を聞いてきたらしい。「なんだっけー、ガンなんとか」という部長に「ガンチャートですか」と上司のNさんが答えている。それであってたらしい。

「うちの会社はそういうソフト入ってないの」
「似たようなのなら……
ちょっとそこら辺を立ち歩いたりしますけど

……あたしかい。すいませんねExcelで手作りなアナログスケジュール表で。

が、スケジュールは作れるが、実際にそのとおりにやれと実行できる権限はない辺り、私もそのソフトと似ているかもしれない(上の他社の話には、「スケジュールだけはきれいにできたが、進捗は全部遅れている」というオチがついていた)……と思ったが、スケジュール通りにできていなければ怒鳴り込む辺り、私の方がそのソフトより実用的な気もする。<目覚まし時計はただ鳴るだけだが、人間は起きないと布団を剥ぐという実力行使に出る分だけ強制力が強い、というのに似ているかもしれない……

■よなよなビール1本。
●02月08日 北方謙三『水滸伝 十六 馳驟の章』集英社 /ほんとにこれで108人全部揃ったんだっけ。張清で最後と帯に書いてあったからそうなんだろうけど、いまいち把握できていない北方水滸伝。こんなことなら1巻目読み始めた時からメモとって辞典作っておくんだった……誰か作って下さい(切望)。それにしてもぼこぼこと人が死ぬ水滸伝であることよ……『水滸後伝』にまで登場する(=原作では120回本読んでもまだ死なない)人ですら死んでるよ……戦の派手なシーンがあるわけじゃないけど結構好きになりかけてた人だったりもしたので残念でした。シビアだなあ。

2月8日(火)

「なんかさっき泣きそうな顔してたよー、だいじょうぶ?」
「ああ、あれ……あんまり怒り過ぎたもので!私の脳血管が切れる前にこの仕事終わるといいんですけどねー、もー最近他の部署と打ち合わせするたびに喧嘩してるんで、次異動できる部署なくなりそうですよー」
「ま、だいじょうぶでしょ。今度飲みに行こうかーガス抜きしよーね」
「すっごい行きたいですよー連れてってくださいねー」

隣の人事の課長(<ソムリエ有資格者)が言ってくれたので、ものすごく飲みたい気分再燃。もー毎日同じ仕事の件なのに、怒ってる相手は違うという……私が泣いて奴らがちゃんと仕事してくれるなら泣いてみせますがね。泣いてもダメだろ。驚きはするだろうが。インパクトはあるだろうがね…というわけで怒って仕事することにしました……あんまりヒラに怒らせないでくれるかな君ら。役職手当て付いてんだからさ(溜息)。

そんな私の心のオアシス。本日は鬼平犯科帳のスペシャルでしたv楽しみで会社のアウトルックにすら前日からアラーム付けてたんだから。録画忘れないように。鬼平大好きな上司のNさん(<ビデオシリーズをレンタルし続け、1日に8時間分とか観てたらしい)にはとりあえず朝出勤前に
「今日放映ですよ、ビデオ予約しとかないと」と携帯メール。昼休みからウキウキしながら「あれって原作あれだろ」「なんでしたっけ」「ほら、鬼平のいとこが後妻が欲しいって言ったら盗賊の引き込みだったっていう」「ああ、あれでしたっけ。そういや一本うどん食べに行かないと」「そうだな、行っとくか一本うどん」「あんまり美味しそうには見えませんけどね。とりあえず一度は」「じゃ、鍋どーよ、五鉄」「軍鶏鍋ですか、いいですねー」……私たちの幸せそうなテンションに隣の席で主任二人がひいてます。……いいじゃん。愛してるんだもん。いいですねー吉右衛門v吉田栄作がヅラものに出てくるとは思いませんでしたが……意外に悪くなかったですよ。つい勢い余って原作にも手を出し……と言いたいところなのだけど、まだ障害が。バリケードが………(<自室前に積まれた段ボールのせいで部屋に入れない人)。

■ウィスキー。

2月7日(月)

私の仕事の中でも、現在一番の不良債権であるところの某法律対応の仕事がある。つーか私らの仕事じゃないんですが。あまりに主幹が頼りないので、うちの部署が駆り出されてます……主幹の某部の部長とうちの部長と上司が打ち合わせ。あたしは出なくていいですよねーと思っていたら、上司のNさんが会議室から戻ってきて
「はるか(仮名)ー、赤紙召集かかった」と言う。……いまどき若い子に「赤紙」は通じませんよと思いつつ(<私が若いかどうかはさておき)、一時間半経過。結局、時間の半分は、私が主幹(<部長)を叱って終わった気がする……頼むよ、ヒラに叱らせないでくれるかな……(がっくり)。

「はるか(仮名)、とりあえず尖ったものは置いていきな」
「刺したりしませんよっ、凶器にするなら、この大量の資料挟んだバインダーで殴るだけで十分ですしねっ」


そんな傷心の私を慰めてくれたのは、先週行きたくもない中国出張に駆り出されたNさんのお土産でした……気の毒に。氷点下10度の中、吹きさらしで遮るものとてない万里の長城に登らされたらしい……接待企画もちょっと時期考えて欲しいよね。それはともかく、これがお土産。

     

プリッツの北京ダック味……ご当地プリッツはここまで来たらしい(ちゃんとグリコの合弁会社が出してます<なので日本語表示付)。ちなみにグリコは漢字で「格力高」と書くそうです。

そしてもうひとつ。


相手の会社からお土産にもらったそうですが、いったいこれはどうしたら……隣に立ってるのは私の口紅。結構デカいです。携帯ストラップにしちゃデカいよね、この観音様の頭……使途不明な土産に途方にくれる私たち。ま、部長がもらった毛沢東写真集よりはマシかもしれないけどさ……。

■ウィスキーのお湯割り。
●古処誠二『少年たちの密室』講談社ノベルス /再読。緩みのない端正な推理小説。ただし、話の内容も緩みがなく、気力がないときにはちと辛いかも……『UNKNOWN』と『未完成』の間に刊行されたものなので、最初はあまりのユーモアのなさに戸惑ったけど、今にして思えば、一連の戦争作品にも近い雰囲気。……私は好きですけどね。そのうち感想別に書きます。

2月6日(日)

パーマのかかりにくい私の髪。アフターフォローでまた美容院に来てます。
毎年新人の若い女の子が入ってくる。カーラー巻いてもらったりしてる間、お客さんとコミュニケーションを取るようにと言いつかっているのか、一生懸命話しかけてきます。私は十年通ってる古参の客なので、前からいる女の子たちは「そういえば〜」と話し始めれば済むのですが、まだ二十歳前の新人ちゃんたちは、何かしら一生懸命会話のきっかけを探そうとしています。私の場合は、やたらいろんな目立つ指輪をしてるのでアクセサリーを褒めるか、長期戦対策(<3〜4時間はかかる)の為3冊くらい用意している本、辺りかな。こんなにゆっくり読む機会はないので、結構厚い本を持ってきているので(ま、普通ここで戦犯裁判記録なんか読んでるのは私くらいだろうが)。

でも自転車通勤で朝から晩までぶっ続けで仕事の彼女たちは「小説なんて全然読まないですよー」とか言ってそのままジャンプの漫画の話になったりするのがたいていなのに、昨日の女の子は「わたし、結構本読むんですよー」と言う。お、珍しいね。どういうの読むの?と訊いてみたら「『いますぐ、会いに行きます』とかー」。……市川拓司だっけ。あとは『アユの物語』とかあの辺りかしら……私が読まない系統だなー。

「どういうの読むんですかー?」
「そうだなー……(メジャーな作家を答えようと、一応は考える)。宮部みゆきとかー」
「そうなんですかー。
で、どういうの書いてる人なんですか?

……若い子と話すのは、ほんと難しい……(<まだ相手の若さを読み損なっていた模様)。

■水割り少しとチューハイ1本。
●米原万里『真昼の星空』中公文庫 /私の大好きなロシア語同時通訳の女性のエッセイ。話が面白くて、でも見方がシビアで大ファンなのです♪英語の同時通訳のいるセミナーに行ったことあるけど、ブースの近くで眺めてて大変な仕事だなと思った。しかも英語ならまだしも、ロシア語。人が少ないだけに幅広い分野の通訳が必要で、それだけの仕事をするには、たくさん好奇心を持っていないとダメなんだなと思わせられる人。異文化についての面白いエッセイに興味があるなら、オススメです。

2月5日(土)

一人でてくてくと歌舞伎座まで。今日は昼の部です。

『番町皿屋敷』。前に一度観ているはずなのですが、その日は同時に上演した『累』で勘太郎が大道具の扉を蹴倒すわ、奈落に飛び降りた福助が思いっきり頭ぶつけてくわで、そっちばかりが記憶に強烈で、あまり覚えてないのです。内容は
言わずとしれたお菊さんの怪談をもとにした、岡本綺堂の大正五年の新歌舞伎。幽霊ものではなく、恋人である主君の縁談に動揺して愛情を試そうと皿を割るお菊と、皿などいくらでも割れても構わないが疑われたことが悔しいと彼女を斬る青山播磨。やっぱり綺堂はよいです。これなんか、台詞回しを少し新しくすれば、今でも一本の映画として十分に成立しそうな内容。要するに近代人向けの話ってことかな。芝居観ながら、映画に撮るんだったら背景はこんな感じで……とかいろいろ考えてしまった。お菊を演じたのが品のいい時蔵で、ちょっと寂しげな風情が風情がいい。先月の雲の絶間姫よりやっぱりこういう役の方がいいなあ。ボケた家老の弥十郎、斬ろうとする播磨を必死で押しとどめる奴(やっこ)が私の好きな亀蔵と配役もよく、特に期待しないで来たんだけど、思いのほかいい芝居でした。

二幕目は『五斗三番叟』。吉右衛門が初役で演じる目貫師が、新しい主人に目通りを願う前に、悪人の兄弟に騙されて酒を飲み始め……という話で、「絶対に目通りするまでは酒は飲んじゃいかんと家内に怒られたから」と一生懸命断り続けるんだけど、大好きな酒をこれ見よがしに目の前で飲まれて、ついどんどん飲んでしまい、酔いつぶれて……という話。飲むか飲むまいか心の揺れる様、理屈をつけられるとついつい「そうか?じゃあ……」と嬉しそうに飲んでしまう姿がたまらなく愛嬌があって、もう私は吉右衛門大好きなのです!飲まないぞ飲まないぞと言い聞かせつつ、つい目線が酒を窺ってしまったり。いやんかわいい。彼を追い払えと命じられる下人たちも間がぬけていて、やりとりがかわいい。楽しい演目なので、持ち役にしてくれるといいなあ。

三幕目は『隅田川』。前に芝翫と橋之助の組み合わせで見たことあるけど、今日は雁治郎と梅玉。能をもとにした演目なので、動きが少ないっつーか、地味……幼い息子を人買いにさらわれた貴人の女性が京から東まで追いかけてきたんだけど、病んだ子どもは道端に捨てられたまま息を引き取ったことを通りすがりの船頭から知らされて狂うという話。うっかりかわいそうな話をしてしまったばっかりに彼女を心配しまくる船頭、いい人だ。しかし隅田川ものはパロディが多いので、全部くっつけると、彼女の子どもたちは、
長男は女装の盗賊で、次男は殺され、三男はさらわれた挙句に道端で病死、長女は押し込まれた強盗に手篭めにされた挙句に強盗に惚れこんで女郎に転落、そして夫は強盗に家宝を盗まれたばかりに切腹、家はお取り潰しになるのでした………発狂でもせんとやってられんかもしれん。

最後は『どんつく』(正式名称は覚えられない…)。一応これが目当てだったのだけど、幕が開いてみたらなんか見覚えが……そういえば観たねこれ。何年か前に。穴だらけの記憶力を証明してしまいました。しかし十人以上いる役者が全部幹部なので、豪華といえば豪華です。いろんな職業が登場するので、風物詩的な面白さもあるし。くどきのフリをやる大工と芸者が仁左衛門と時蔵ってのがなかなか色っぽくてよろしいです。田舎者の三津五郎演じるどんつくと江戸っ子の親方の対比が見ものなのですが、親方の菊五郎が玉を三つつかって片手でお手玉して、左手の器に受け止めるという、要するにデカい剣玉みたいな芸なのですが、それを失敗しまくって(<四回か五回かやり直した)、段々客席の方が手に汗握るように(笑)。ちょっとズルしてはしょって全部玉を放り込んだときには客席から拍手が。前の歌昇が親方だった時は、多分そんなに問題なかったんだろうなあ、この芸。特に覚えてないし。

なかなか楽しめたので、いい気分でうっかりロビーの物品販売にひっかかり、琥珀のブレスレットを購入。きれいだよね琥珀。きらきらしてて。……今週、いくつ目の買い物だ。

■ウィスキーを紅茶に落としたりお湯割りにしたり。

2月4日(金)

数日前、同じ部署の女性、Kさんが「はるか(仮名)、この辺で一週間くらい休んでもいい?」と訊いてきた。
「えーっと……いいですけど。どこ行くんですか?」
「アフリカ」
「……のどこですか?」
「コートジボワール。だと思う。友達夫婦が赴任してるの。遊びにおいでって」
「…………テロが多発してるって外務省が退避勧告出してますけど?」<外務省HPにある「海外渡航安全情報」
「あれー違ったかなー。なんかあっちの方だったと思うけど」
「行くんだったら、モロッコとかどうよ?一度行ってよかったって営業のIさんが言ってたけど」
「Nさん……2003年末に自爆テロで死者24人て出てますけどモロッコ」
「まーいいんじゃないですか?行ってきたら。今逃したら、一生行くことなんかないですよそんなとこ。一度しかない人生、楽しまないと!なんかあったら残念!てことで」
「S主任……一度しかない人生でなんかあったら一個しかない命が終わっちゃいますが。無責任に勧めないでくださいよーKさんになんかあったら大変じゃないですかー」
「あ、はるか(仮名)、違ったわ。なんかねーニアメってとこの空港だって。ニジェールって国らしいよ。知ってる?」
「大統領選も終了し、民主化のプロセスは進行しているものの、首都では反政府デモが続いており、また国境付近ではアルカイダと関係すると思われるゲリラおよび銃器・薬物などの密輸組織が横行しており、渡航は延期をお勧めします、って国ですねニジェール……」

そして今日の話。
「そうだ、はるか(仮名)。結局アフリカ行くのやめたから。安心して」
「え、そうなんですか。あんなに行く気だったのに」
「それがさー、最初はね生キリンを観に行く予定だったんだけど」
「生キリンなら上野にもいると思いますけど……」
「問題はね、町中に開いた羊の肉が干してあるってことなのよ!それを狙ってハエが来て、さらには図鑑でしか普通見たことないような得体の知れない虫も来るけど、Kはほんとに大丈夫かって旦那からメールが来てさ。やめた。」
……そーですね。マンションの階段にいたバッタが怖くて、宅配便のお兄さんが来るまで部屋に入れなかったというKさんに、それは無理ですね。

「あーあ、砂漠だからてっきり国境付近なんてラクダしかいないと思ってたのにー」


そうですね。でも、やっぱりラクダはいるみたいですよ……「マリ、ニジェール国境を中心として
ラクダに乗って移動する武装犯罪集団による被害報告が連続しています」<ニジェールの犯罪情報(外務省)

■休肝日。飲む前に力尽きました。

2月3日(木)

会社でカレンダー見て、そういや節分かと思い出す。去年、「新しい上司が来ますように」と豆を撒いてみたら、ほんとに当たりの上司が来たので、なんか撒かないといけないような気がする。が、豆を買いにスーパーに寄ったら、見事に豆の在庫はなくなっていた。近所のコンビニも全滅。しょうがないので、代わりに
撒いてみた。確か米って魔よけにも使われるらしいし。いくら大豆食品でも、豆腐や納豆投げるよりはマシかと思って……心意気だけは豆撒きで。

会社で残業してたら、隣の隣の人事チームの辺りで部長が「えーっと、ほらあれなんだっけ、名前!」とか言ってる声が聞こえます。あ、戻ってきた。
「はるか(仮名)さん、あのさー」
「はい、なんでしょう?」
「ギリシア神話のさー」
「………はぁ?」
「なんだっけあれ、髪の毛がヘビの女」
「メドゥサのことですか……?」
「そうそう、それ!メドゥサだってさ。ほらー、だれだよゴルゴンとか言ってたやつ、違うってよー」(人事に戻っていく部長)
「ぶちょー、それもあってますー!ゴルゴンてのは三姉妹で、その一番末の妹がメドゥサっていうんですよー」(背後から叫ぶ私)
「あってんの?」(ふりむく)
「あってます」(うなずく)
「三人とも頭ヘビなの?」
「ヘビです」
「目見ると石になるんだっけ?」
「なりますよ」
「だってさー、間違ってないって」

……あのー、そんなことを訊きになんでわざわざ私のとこまで戻ってくるんですか部長……いや、間違いなくうちのフロアで一番正しい人選だとは思うけど……ていうか、いったい何の話してたんですか……?

三十分前に組合の人に人事考課制度変更の説明を聞いてたとき、「はるか(仮名)さんとこだって、考課者のT部長ってそんな身近じゃないでしょ?」と訊かれ、
「いや、めちゃめちゃ近いですけど?」とあっさり答えてしまい、しばらく対話を止めてしまったのだが、やっぱり間違ってなかったと思う。

■よなよなエール1本と、水割り少々。

2月2日(水)

午後6時、いつも一緒に飲みに行くSさんからの「悪い、今日中に書類は出せないわ」という電話に「あらすいません、私帰ろうとしてましたわ」と返したところ、「ちったぁ働け!」と言われてしまいました……ゴメン。でも今日は用事あるんだもん。ついでに業務的には私が担当の内容の業界講座をT主任に押し付けて帰ってきました……(ゴメンなさい)。

本日の用事は、新宿紀伊国屋サザンシアターにて、芝居『歩兵の本領』です。「絶対はるかさんは行くと思ったよ!」と何人にも言われました……自衛隊ものだからね……いえあの別にマニアなわけでは!(<いまさら嘘くさいか)。でもね、原作が面白かったので。実際に自衛隊にいたことのある浅田次郎の小説で、実際に彼が在籍していた1970年代の陸自を舞台にした話。高度成長期で売り手市場だった時代に自衛隊に吹き溜まるようにしてやってきた4人の新兵が4年間を過ごすまでの話。主人公が窪塚弟(俊介)、他にJUNON出身とか仮面ライダーのブレイド?に出てたのとか、
「イケメンばっかりで女性の観客はどの人がタイプか目移りすること間違いなし!」とかチケットサイトには書かれてましたが、私はそれはどーでもいい。むしろチケット代に見合うだけの芝居をしてくれるのかどうかの方が重要だ……だってここの劇場で7,500円もするのよ?ここならたいてい5,000円前後で観られる芝居が大半なのに!高いんじゃー役者代か!とか思っていたのですが、定価でとったあと、e-plusの得チケ!で4,000円で出ているのを発見……。ちょっとムカっと来たのですが、考えてみたら私が得チケでとった数々の安いチケットを思えば、怒る筋合いではないよな。うん。でも、とりあえず2時間半後、「金返せ!」と叫んでないことを祈ろう……。

結論。危惧していたよりずっといい出来でした。最初に自衛隊の制服を着てきた窪塚弟のあまりの肩の薄さに「それは絶対自衛隊に三年もいた人間の身体じゃない!」とか思ったのですが、そのあとはずっと緑の作業服だしね。<身体の線が隠れる。しかしキャストをもとにキラキラしい芝居を期待してきた人がいるとしたら、それは完全に肩透かし。超体育会系な芝居でした。殴り飛ばす蹴り飛ばす投げ飛ばす踏む潰す叩きつける払い倒す。先月観たヤクザ芝居より、よほど暴力的な芝居だったな(笑)。熱い芝居でした……5列目だったんだけど、最前列でなくて良かった!と思うことしばしば……飛び散る汗と唾がよく見えるんだよ。古参で連隊の白兵戦チャンピオン、窪塚の先輩にして宿敵みたいな役(ほんとはいい人なんですがね)を演じているのが的場浩司で、さすがに彼は胸板の厚さとか腰まわりとかのつくりが違う!殴る動きにしても腕に重さがあって、大変かっこよかった……終演後に前を歩いていた三十代サラリーマン二人が
「スクールウォーズ世代は燃えるよな〜」「でもスクールウォーズ世代は芝居って観に来ないんだよな〜」としみじみ言ってたのがおかしかった(笑)。
私の好きだった借金連帯制のエピソードはなかったけど、基本的に自衛隊への愛情籠もる原作にとても忠実に作られていて、その辺もよかったのかも。窪塚を含めたごく数人以外はおっさんばかりだったし(笑)。いつも「熱発就寝中だー」とか言って酒飲んじゃゴロゴロしてる8年の古参兵とかヒゲの班長とかね、
私の趣味上、大変格好よかったです……が、窪塚らが新兵として配属されたばかりの頃、ライフル銃を手にもったまま的場演じる和田士長に次々殴り倒される場面を観て、「物品愛護の自衛隊で、あんな銃に傷がつきそうかつ人命に危なそうなことするかしら……きゃーそんなに乱暴に倒れたら銃に傷が!」とか、ちょっと疑問(不安?)に。

女性向けアピールに使われてた数人も、意外に頑張ってました。腕立て伏せはさせられるは天井までロープは登らされるは、こりゃキツいわ。窪塚弟は、身体は軽いけど、運動神経がいいらしくて、意外に動きがよい(<『GO』を観たときに兄貴も動きいいなと思ってたんだけど。この兄弟、顔も動きもよく似てる…)。さすがに髪は切れなかったらしく、自衛隊でその肩までかかりそうな長髪はどーよ?と思う子もいたけど、2時間20分休憩なしの芝居を飽きることなく観てたんだから、高かったチケット代の元は取れたと思います。よかった。原作もう一度読みたいな……部屋の中から見つかったらね……(絶望的)。

■よなよなビール1本と、紅茶にウィスキー垂らして少々。

2月1日(火)

もう2月か……人事考課対策を考えないといけない時期だなーとか考えながらの帰り道、会社の近所の酒屋の前を通ったら
「冷蔵庫内のビール・発泡酒、半額」という貼り紙を見つけた。ふーん。ここ、前に気まぐれで買ったらなかなか美味しかった地ビール「よなよなエール」を置いてるのです。かなり軽めなんですが、ちょっと香りがよくて。楽天でまとめ買いはできるらしいんだけど、そこまでするのもめんどくさいしなあ……ちょっと買って帰ろうかな。半額だし。

200メートル歩いた辺りで、早くも後悔し始める。残った在庫をついうっかり全部カゴに放り込んだので、私の右手のビニール袋には、
350ミリ缶が8本放り込まれています。これだけで3キロ近く。袋提げてあと40分は電車に揺られないと家に帰れません。腰痛持ちなんだから、せめてエビスビール500ミリ缶の1本くらいは地元で買ったらどうだねいくら半額とは言え。ま、これでトータル1,260円なんだから、お買い得なのは確かだけど。

……しかし近所の整体の30分2,650円という値段を思い出し、果たしてこれは本当に安くついたのかどうなのか。微妙なところだ。

■痛む右の二の腕をさすりつつ、下げて帰ったよなよなエール1本と、エビス500ミリ缶。あとは少し紅茶にウィスキーを垂らして。
●乃南アサ『女刑事音道貴子 未練』新潮文庫 /直木賞取った『凍える牙』のヒロインを主人公にした短編集の二作目。長編『鎖』の前後に当たる話でもあったり。扱ってる事件自体は非常にイヤな内容のものもかなり出てくるし、必ずしも事件は解決はしないんだけど、最後の最後でなにかしら読者の気分を上に向けてくれる素材があることで、このシリーズは割と好きです(他の短編集はヤな気持ちで終わるのがあるからな……)。その点では、やはり私は桐野夏生より乃南アサの方が好き。音道の恋人として『鎖』から登場する男性は、プレゼントの趣味はどーかと思うが、とてもまっとうでいい男です。ちょっと羨ましい。