
============================================= 12月23日の昼からまる一日半、ここのサイト用に使っているサーバーが落ちました。 業者によると、「データは復旧できませんでしたー。新しいサーバー用意するので、各自でもう一度アップしてね☆」とのことです……ちょっとさー勘弁してよN●TAGE!(泣) 「もしかしてトップのURLから変えなきゃいけないのかしら……」などと思っていた私の気分は「仮宅営業中」。 「いつか戻れるのかしら、あの浅草田圃裏へ!」という感じです。 (※江戸時代、吉原は火で焼けると、再建するまでの間、近所の農家を借りてディスカウント価格で営業してました。これが「仮宅」。このところ延々と吉原ネタを読んでいたのでつい……<隆慶一郎) が、とりあえずURLは変更しなくてよくなったようです。 ただサイトの中身がデータ真っ白になっただけで………。 PCの中には残ってるので、気長に転送します(ISDNでね!)が、ところどころまだリンク切れしているところがあります。 年末年始には全部チェックしますので、ご容赦のほど。 ==================================== 12月31日(金) ………一日、寝て終わりました。 やることはいっぱいあったんですがね。片付けとか片付けとか片付けとか年賀状とか。でも起きたら昼で、紅白始まる前に既に寝てました(死)。いまどき子どもでもそんな時間には寝ないだろう。一日16時間くらい寝てました。なんでこんなに眠かったのかな……酒?<紅白始まる前に飲まないように。っていうかただの酔っ払いかそれは? 年はもう明けましたが、これから年賀状の残り書きます……新年会で会う人には手渡しの方が早いかも(ゴメン)。 ■エビスビールと「旨くない」と文句をいいつつ飲んでるMcCLELLAND'S。文句を言ってる割にはもう残りわずか。 ●伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』祥伝社ノン・ノベル /雑誌他では評価高い割にまだ一冊も読んだことなかった作家。発売当時から気にはなっていたのだけどずっと手を出してなかったのを、古本屋で見かけて衝動買い。なかなかよいです。飄々とした銀行強盗たちの話。面白かったので別に感想書きます。 12月30日(木) うちの会社は30日が仕事納めと結構遅いのですが、仕事が終われば最終日には午後2時すぎには帰っていいことになっている。不文律で。 ま、年末が仕事忙しい部署もあるので、あんまり堂々とは帰りにくいですが……が、今日は部長はさっさと休んでいることだし、2時ダッシュでもいいよね?机の上も片付けたし、年越し蕎麦目指してチーム揃ってお昼御飯も抜いたし、さあ早く来い2時! ……なのに、まだ2時半過ぎても仕事してます。おのれ香港の韓国人め……(奴らは旧正月の国の人間なので、あんまり年末休みも関係ない)。おなかすいたよう。。。 やっとのことで上司と主任がパソコンの電源を落とし始めたのが3時。目当ての店は本日5時閉店です。さあ、間に合うかしら? 目的地は神保町の「松翁」。ちょっと混んでたけど、しばらくすると席ができました。しばらくつまみをとって、締めを蕎麦にしましょう。ここ、穴子の煮こごりが美味しいのですが、今日は品切れでした……残念。でも生牡蠣とか菜の花の辛子あえとか田楽とか旨かった。あと焼きみそ!しゃもじに焼いた味噌が乗ってくるのですが、これをつまみにし始めた途端に「やっぱり日本酒だよな」というわけで、早々にビールから切り替え。何種類か飲みました。すきっ腹に日本酒飲むと染み渡るようです……美味ー。 が、日本酒、目の前のNさんが注いでも注いでもすぐ空にしてしまうのでした……すいません、手酌でやりますので…(反省)。 ちょうど席が一番奥で、すぐ横がガラス張りになっているので、機械が蕎麦をこねているところから、塊をお店の人が延ばしているところ、さっさと包丁で切り分けていくのが目の前で見えて楽しい。選んだ蕎麦はシンプルなもり蕎麦だったけど、美味しかった。蕎麦湯も濃厚で。 意外に値段いかなかったので、ちょっと役職で傾斜つけて。でも間違いなく日本酒、半分は私が飲んだ分ですよね……すいません。Kさん、これお金預かっててください。<「払ったつもり貯金」始めました。 「ああ、『飲んだつもり貯金』?」 「違います、『払ったつもり貯金』」 「おんなじじゃないの?」 「違いますよ、だって私、『飲んだつもり』じゃなくて確かに『飲んでる』んだから」 「そりゃそうだ」 いつかこれで飲み代払えるといいですね……一年間お疲れ様でした。よいお年をー。<お店出てもまだ五時。 ■エビスビール少しと、日本酒は「ばくれん」「獺祭(だっさい)」「十四代」「飛呂喜(ひろき)」とあと一種類なんか飲んだ。なんだっけ、「國」がついたような。帰宅してから水割りとチューハイ1缶。 ●篠田節子『夜のジンファンデル』新潮社ハーフブック /前日に買ったモルトについてきたおまけのミニブックです。女流作家五人の短編を小さな文庫にしてウィスキーにくっつけるという企画。本当は川上弘美がくっついてたのだが、こっちと取り替えてしまった(笑)。普通の新潮文庫の半分のサイズだけど、ちゃんと栞紐もついてるし丁寧な造り。あんまりサントリーのウィスキー買わないのだけど、他のも欲しかったな。「男と女の間にはいつもウィスキーがあった」というテーマらしいが、その割にこれ、ウィスキーは二回しか出てこなくて、メインはワイン用の葡萄(ジンファンデル)の話であったりする。でも実際にはほとんど何も起こらないで終わる中年の男女の間は、だからこそ流れる空気が濃密で、私はこの短編、好きです。 ●宮部みゆき『ぼんくら』講談社 /『日暮らし』を読み終えたので、つい前の話を引っ張り出してしまった。再読すると、曖昧だった人物の記憶がはっきりよみがえってきて、やっぱりこちらを先に読めばよかったなと思ったり。ややもすると後味のよくない終わり方であったりもするので、この話の続編が『日暮らし』として実を結んだことは嬉しいです。……待ってたら続編出たりしないかな、『初ものがたり』も……(本気で読みたい)。 12月29日(水) 冷え込むと思ったら、東京は初雪でした。 冬コミの初日なのにね……以前はオタクの念か、コミケの当日は必ず晴れると言われていたのですが、最近は豪雨だの雪だの、オタクの念も弱まったようです。有明は冷えるだろうなあ……と思いつつ、私は仕事です。うちの会社、三十日まで仕事なんだもん。おかげで今年は両日とも不参加でした。せめて小説と歴史がどっちも一日目だったらそっちは休み取ったんだけど。最終日は休みにくいしなあ。 せめてものことに、今日有明に行くという学生時代の友達と酒でも飲もうとモルトの安い素敵なバーをネットで見つけたので二人で行く予定だったのだけど、相手から電話がかかってきて「ゴメン、地元が雪で真っ白で今日家から出られなかったのよ、延期させて」とのこと。えー?都内は全然積もってないよ?と思ったけど、相手に無理させるのもなんなので、断念。モルト。ちぇ。 が、確かに地元に帰りついたら、道は真っ白でした。 モルトが諦めきれないので、地元のスーパーに寄ってみる。サントリーの「McCLELLAND'S」というシングルモルトを置いていたようなと思ったのだが、バーではたいていシングルモルト飲んでる私でも聞いたことのないような名前……しかも同じ「McCLELLAND'S」という同じ名前で「アイラ」と「ハイランド」がある。……アイラとかハイランドっつーのはスコットランドの地域名であって名前とはちゃうわい、と思いつつ、雪の中遠い酒の量販店まで歩いていく気力もない私。アイラ地方のは飲みなれてるので文句言ってしまいそうなので、ハイランドにしてみました。……が、やっぱり文句言ってしまいそうです。次は買わん。 ■「McCLELLAND'S」のハイランド。この地方の蒸留所の平均的な味を取りましたってことなのかなあ。あまり旨くない。あとはビールを缶半分。 ●宮部みゆき『日暮らし』(下)講談社 /何年待っても上下巻読み終わるのは所詮たったの一日半……(哀愁)。短編連作なのでものすごく過ぎるのが早いです。寂しい。頭もよくできて口の達者な弓之助ですが、性格がかわいいのです……美少年という設定はなんか意味があるのかと思わないでもないが(<宮部と「目を見張るような美少年」という設定はあんまりそぐわない)、気性だけでもこの子はかわいいと思う。なかなかいい終わり方で気分良く読み終えられました。また続編あるかなあ。気長に待とう。 12月28日(火) 帰り際、エレベーターに一人で乗ってたら、別の部からぞろぞろと部長と課長たちが乗ってきました。年末だし、飲みに行くらしい。 そこの部には何人かうちの部署と仲のいい管理職がいて、よく飲みに行く。「はるか(仮名)さんも来るー?席ひとつ余ってんだけど」と誘ってもらったけど、面子が非常に濃いので(<その仲良しの人たちとだけとか、うちの上司も一緒とかだったらいいけどさ)、「いいえー遠慮しときます」と笑ってお断りした。 「たまには家に帰らないと」 と言ったら納得された。嘘は言ってない。<四日飲みに出て、翌日と翌々日も飲み会。 ■家でチューハイ1缶とビール1本。 ●宮部みゆき『日暮らし』(上)講談社 /このところファンタジーものの多かった著者の久々の時代もの。前に同じく講談社から出た『ぼんくら』という本の続編なので、読むのならこちらを先に。そちらのネタバレになります。私はこのやる気のないぱっとしない同心・井筒と、その甥っ子の美少年・弓之助という組み合わせが好きなので、続編は嬉しい。ぱっとしない分、井筒の視点があったかくてよいのです。弓之助と友達の「おでこ」もかわいい。 12月27日(月) 会社を寿退社した先輩と、六年うちの会社に来てて今年別の会社に移った派遣の女性と、社内の飲み友達の女性たちと、総勢五人で御飯食べてきました。本日のお店は「千房 有楽町ビッグカメラ支店」。大阪発祥のお好み焼き+鉄板焼きの店です。五人中三人は結構よくお酒飲むのですが、残り二人は下戸なので、料理中心にしてみました。ビッグカメラの六階にあるので、エレベーターが激コミで上がるのがちと大変ですが、案外に薄暗い照明で雰囲気のいい店でした。とても外が煌々と明るい時計売り場だとは思えないくらい(笑)。 お好み焼き、美味しかったけど、ちょっとくどかったかもなー。お好み焼き、マヨネーズも全部かけますか?というのでそう頼んだのですが、全体的に味濃い目。席ごとに鉄板はあるけど、自分たちで焼くわけではなく、厨房で焼いたものをそこの鉄板の上に冷めないように置いていくというシステム……夏はつらいかも。結構鉄板が暑かった。「まどい」というコースにしたのですが、五人なのでお好み焼きが三種類選べます。ねぎ焼きよりはふかふかの山芋焼きがオススメです。 会計票をもらった瞬間、「げっ、結構行ったな」と思ったのですが、考えてみりゃ私たち、6時半からここにいるんだよね……そりゃ会計もいい額になってるはずだよ……もう11時まわりかけてるしさ……<四時間半、ずっと喋り続け。 ■エビス生ビールと、ビールの中瓶1本(<コップはひとつ)と、焼酎とか泡盛が二、三種類と、ワインの赤白1本ずつを三人で飲みました……そりゃ行くよね、あれくらいの額(反省)。 12月26日(日) せのおさんと歌舞伎を観てきました。 今月は、中村勘九郎がこの名前で勤める歌舞伎座での最後の舞台。その千秋楽の夜の部です。四十八年以上連れ添った名前を離れて、父親の勘三郎の名前を襲名する直前の舞台とのことで、客席の入りも上々。 さて、せのおさんと歌舞伎を観るのは四回目なのですが、私には野望がありました。それは「華やかな芝居とか、笑える芝居を見せる」ということです。ゴメンね初回から「実は善人なのに、のっぴきならず人のいい按摩を斬り殺してたたりで死ぬ話」とか見せて!なんだかこのところの芝居といえば、妙に地味なのとかヤな話が多くて!これでせのおさんが歌舞伎にはまってくださったのがわからないくらいです……「えー、道成寺とか綺麗でしたよー」と言ってはもらえたのですが、ここはなんとしてもリベンジを!……今月のなら! で、一本目は「御存鈴ヶ森」……町奴の頭領・幡随院長兵衛と人を斬って逃げてきた美少年・白井権八の出会いの場面で、手や足が飛んだり素朴な仕掛けの人斬りが楽しい(<え)芝居です。今回は中村橋之助と中村七之助という若い組み合わせ。 「数年前に、初めて歌舞伎を観るという友人を連れてきて、一本目がこの芝居だったんですけどね」 「はい」 「白井権八やってたのが中村芝翫だったんですよねえ」 ……ええっ?芝翫ですか!?何年前ですかそれ!」<芝翫は橋之助兄弟の父、というか勘九郎の奥さんの父なので、七之助の祖父です。今七十代。 「平成十年代のことですよ……友達に『あれは十六歳の美少年!美少年だから!そう思い込むのよ!』って言ったら、『歌舞伎って難しいんだね…』って言われちゃいましたよ」 確かに七十代のお姫様とかいる世界ですけどね、新聞の劇評にもこれは「斬新な配役」と書かれてました……他に書きようがなかったんだろうなあ。今回のは若手二人で綺麗だったけどv 二本目が『阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)』。玉三郎と猿之助一門(といってもまだ猿之助は病気療養中だけど)勢揃いの華やかな踊りの芝居です。が、私は時々睡魔に襲われかけておりました……十年歌舞伎観てるのに、いまだに踊りが始まると眠りかける成長のない女がここに。いや、ほんとに綺麗だったんですよーでも睡魔が(言い訳の仕様もない<玉三郎の道成寺、一階前から二列目で眠りかけた女)。 三本目が大佛次郎の人情話『たぬき』。『鞍馬天狗』の作者だなーということくらいしか知識のない作家ですが、なかなか皮肉な視線が面白かった。道楽放蕩者の旦那が頓死して、焼き場まで運ばれてきたところでぽっかり息を吹き返したのをいいことに、愛人とひそかに溜め込んだ金で遠くへ行こうとしていたのが、実は周囲の人間が自分をどのように思っていたのか知って、一人でやり直そうとするが……という話。旦那の囲っている妾役が、業突く張りで金にがめつい芸者や女郎を演じさせたら当代一(<褒めてます)の福助だったのと、その兄の太鼓もちが勘九郎という配役の良さもあって、楽しい人情芝居でした。いいねえ福助。『娘道成寺 蛇炎の恋』でやたらがちがちだった芝居が嘘のようなはまりっぷりです。こういう喜劇で勘九郎・福助・橋之助が揃えばまずはずれはないです。前にやった『手鎖心中』また再演してくれないかなあ。 最後は『苦労納御礼 今昔桃太郎くろうのかいありかんしゃかんしゃ いまはむかしももたろう)』。この名前で四歳だかで出た初舞台が『桃太郎』だったので最後もこれで締めたいと渡辺えり子に頼んで書いてもらった芝居だそうです。 テーマは「中年桃太郎」。鬼退治で得た宝をぐうたら使い果たし、村人にも笑い者にされ、猿・犬・雉はみな年寄りで二代目はぼんくら、桃太郎の甥っ子は引きこもりというヘンな話でした。そこに鬼が攻めてきて……という話なのですが、びっくりしたのは七之助。鬼が村人を騙して踊り狂う薬を飲ませてまわり、最初にひっかかったのが桃太郎の娘。ひょこひょこ右左の肩を動かしながらかくかくヘンな踊りを踊って登場するのですが、いきなりぴょんとその体勢から飛び上がり、上半身は踊ったまま座敷に正座するという動きには驚いた……け、けがしないでね……?若いせいかもしれませんが、身体の動きがすっごくいいのですよー。女形としての声も綺麗だし、二十代の若手の中ではイチオシ。かわいくてなりません。(<年上好きの私には珍しい。年とった証拠か?) あとは初演で犬を演じた中村又五郎がちょこっとだけ車椅子で出てきましたが、なんかちっちゃくなってるよ…?せのおさんと「なんかちっちゃい生き物がいる…」と呟いてしまいました。私、彼の出演してる芝居観たことあるのですが、いつの間にこんなにちっちゃく…!と思ったら、もう九十歳だそうです。てことは、私が観た時でも八十代だったってことか……。 記念すべき月の千秋楽の夜の部というだけあって、歌舞伎には珍しくカーテンコールがありました。くす玉が割られたりして、客席もすっかりスタンディングオベーション状態。なんでも達者な勘九郎には珍しく、涙で声が少し詰まってたりして。いやーかわいいなあ(<本気)。楽しい日でした。さー、がんばって来年の襲名披露興行もチケット取るぞー!高いけど! ■水割り1缶とチューハイ1缶。 12月25日(土) 今日の予定は、ル・テアトル銀座にて『クリスマス・キャロル』です。X'mas当日にベタな予定。 ほんとは母と行く予定だったのですが、都合がつかなくなったので、らんさんが代わりに来てくれました。 市村正親の一人芝居。私、意外に彼の芝居ってあまり観たことなくて、何故か唯一観た劇団四季での芝居と言えば、『マダム・バタフライ』の京劇女優役なのでした……映画『M・バタフライ』でジョン・ローンが演ってた役です。なんで中学生が芝居を観始めて三本目でこれなんだ。おかげで彼の白のネグリジェ姿とかセミ・ヌードとか観る羽目に……。 一人芝居って、相手がいるように見せて演じる場合と、複数の人間の台詞を使い分けて喋る場合があると思うけど、今日のは後者。因業爺のスクルージから幼い女の子に気弱な使用人、恰幅のいい紳士に至るまで、全部一人で喋りわけます。「落語みたい」とはらんさんの感想だけど、確かにそうかも。しかし若い女の子の声色になるたびに、隣でらんさんが「姐御はきっと白いネグリジェ思い出してたんだろうなと思ってた」というのはちょっと切ない。……思い出してたけどさ(くっ)。 考えてみたら、私が15歳の頃にもう劇団四季を「体力もキツくなってきたし」と退団したわけで、そんな年齢の人が休憩除いて正味2時間以上というもの、たった一人でほぼ満員の観客を逸らさずに捕らえておくのだから、愛嬌のあっていい役者だなと思います。ちょうどクリスマスの二日間は終演後に抽選によるプレゼント企画をやっていたけど、そのときの喋りを観ても思う。来年も1本『デモクラシー』という男しか出ない芝居のチケットを取ってるので、それも楽しみです。 さて、芝居が終わってもまだ四時前。夕食は私が雑誌で店に当たりをつけていたのだけど、そこの本店が劇場の割と近くにあるらしいというので、そちらに足を向けた。たどり着いたのは「鮨処マルイ 銀座本店」。赤坂店は毎日1カン150円でやってるらしいのだけど、銀座店は土曜日だけやってるとのことで「あれ、今日そうだよね」と……5時開店のところに4時半に着いてしまったから早すぎたかとその辺りをブラブラしていたら、気がついたら人が集まってきていた。慌てて列についたのだけど、結局カウンターとお座敷あわせても20人弱というこじんまりしたお店は、開店前にいっぱいになってしまい、そのあとは「すみませんが今は11組22名さまがお待ちなので」などという状態に(携帯番号を伝えておくと、席が空いたら連絡してくれる)。繁盛してますねえ。 お寿司は、私の好みとしてはもっと御飯が固めに炊いてある方が好きなのですが、それでも美味しゅうございました。 ぶり、生だこ、それに特製玉子焼きがお気に入り。玉子焼きは海老と穴子、それに水菜と海苔を混ぜて焼いてあって、お土産にしたいくらい。それにしても、食べ過ぎで苦しい。隣のカウンターに座っていた女の子二人が「ねえ、私たち、今どれくらい食べてます?」と訊いたら、「勢い的にはもう40カンくらいでしたが、今のところまだ10カンてとこですよ」と板前さんが答えている。 ……ちなみに隣の子たちは、私たちと同時に入った客が出たあとに来ている。気が付けば、私たち以外の客は全部入れ替わってるよ! 「ねえねえ、私たち、どれくらい食べてる?」 「そんなお姐さんたちが何カンくらい食べただなんて、そんなことはとても言いませんよ。何カンというか、もう昼からずっと飲んでますくらいの雰囲気ですもんね」 えらくハキハキと喋る板前のにーちゃんが、きっぱりと答えてくれました……そうだね、私なんか既に熱燗を手酌で飲んでるしね……(※別に居座ってるのではなく、お椀の汁物が出来上がるのを待っているのです)。 結局、私たちの払いは12000円になってました……1カン150円だよね?酒だって、まだビール中瓶1本と熱燗二合しか飲んでないよね?絶対、今の私、食道までシャリが詰まってると思う(確信)。 腹ごなしに近くのアンティークモールまで歩き、「あと5分で閉店ですが」「いや、見るだけだし」と言っておきながらさっくりとウォーターオパールのお買い得な指輪を買い上げてみたり、らんさんのバーゲンにつきあってみたり(Sサイズの専門店なんて足を踏み入れる機会はないので、1号サイズのスカートというのを見てびっくり……ついでに私まで帽子を買ってみた。<服のサイズは+X号でも、頭のサイズは変わらなかったらしい…)、最後はバー「粋来亭」でちょっとモルトやカクテル飲んでみたり。なーんか女の子がするみたいな充実した一日だったねー。 いや、普通の女の子は、食道につかえるくらい、寿司を食ったりはしないか………。 ●寿司つまみながら、ビール1本と熱燗二合。粋来亭でブラスターソードというカクテル、それにモルトを2〜3杯ほど。 ■隆慶一郎『花と火の帝』(上)(下)講談社文庫 /著者の絶筆に近い未完の作品。後水尾天皇が主人公の本と思って買ったのですが、どっちかっていうとその周辺の忍や超能力者による伝奇もの……インド人とか出てくる濃い話なので、二冊続けて読んだら妙に疲れた。もともと後水尾天皇を思い出したのは、前に買ったオリJUNEの本が内裏の忍びの話だったからですが、とりあえずこのシリーズが元ネタだったことはわかりました。……再会の場面の台詞や手順まで全部踏襲しているというのは、元ネタと言っていいのかな…… 12月24日(金) X'masイブです。 夜は田園調布まで、二人でフランス料理を食べに行ってきました……女二人で。いいのほっといて。 いつもうちの会社に服を売りにくる二人連れの業者さんがいて、その人たちが時々事務所にお客さん呼んで、ワインと料理を出すというイベント(もちろんお酒とお料理は有料ですが、外で食べるより安いし)をやっているのですが、X'masなのでオススメのワインを出しますよーとのことでお誘いを頂いたのです(二人のうち男性の方が本職はソムリエさんなので<バイトで服売ってるらしい)。 どうせヒマだしー、というわけで足を運んできたのですが、照明を絞って大きな背丈とあまり変わらないくらいのX'masツリーの飾られた室内は雰囲気満点。いつもかわいい服着てる先輩は、なんだか今日は腰の上のあたりを幅広の布のベルトで結んだワンピース着ていて、ジュリエットみたいです……すいません向かい合ってるのが私で(笑)。 が、せっかくこれだけ雰囲気のいい環境で、美味しい料理とワインを飲んでいるというのに、話題は今月も(また)買ってしまった指輪やアクセサリーの支払のことだったりするのでした……。 「そういえばYさんのこないだのピアス、結構いい値段でしたよね、しかももうひとつ買ってましたよね」 「そういうはるか(仮名)ちゃんこそ、この指輪……」 「ええ、8回分割で買っちゃいました……がまだ前のが残っているような。いっそ除夜の鐘と一緒に、今年の借金も全部消えてしまえばいいのに…」 「ダメよ、そんな後ろ向きなことじゃ!過去のことは悩まないのよ!買ったもののことだけ思い出すのよ!」 「そうですよね、前向きに生きましょう!」 こんなダメっ子な私たちの会話を会社で聞いていた同期の男が「こういうのも周囲に一人くらいいると面白いよな」と私のことを評してましたが、しかし「うちの嫁さん、もう一ヶ月くらいハワイの兄貴んとこ行っちゃってさー、しかも俺のクレジットカード持っていきやがったんだけど。え、サイン?『どーせ日本語で書いてるからわかんないわよ』だってさ」という君には言われたくないぞYくん。 ![]() ところでこれ。遊びに行った事務所のトイレの内鍵なのですが、帽子をかぶせると「かわいいコックさん」に似てませんか…?おうちの人も「気づかなかった!」「よく見てますね」と言ってましたが、こんなものを面白がってわざわざ携帯で撮ってくる辺りはしっかり酔っ払いの所業のような気もします。 ■黒生ビールとモエ・ド・シャンドンにワインが赤二種類、白一種類。あとはカクテルで……なんだっけ。サイドカーだったかな?ワインはどれも「オススメ」というだけあって、渋みがなくて大変美味しゅうございました……が、いっこも名前覚えられなかったよ。ソムリエへの道は高く険しい。 12月23日(木) >Web拍手くださった方へ。ありがとうございます♪ビール缶とグラスの話、確かにその通りです。先輩に伝えておきます(笑) 祝日。今日こそ、今日こそ年賀状を……!という思いも儚く、ようやく午後10時にまだWordで年賀状作ってます。遅。<日中はだらだら水割り飲みながら本読んでただけ。 そして担当役員の住所の載った名簿を会社に忘れてきたことを発見………ああせっかくプリンタ立ち上げたのにーーー。 去年、プリンタのインキがかすかすで、日程的に切羽詰って「せめて役員と部長の分だけでも元旦に…っ!」とKinko'sに生まれて初めて用事があって出かけたら(<いつも人様の製本の時に付いて行くだけ)、「ハガキの出力はやってません」と無情にも断られました。ええっ、結構需要あると思うんだけど?なんでだ。 ■チューハイ1缶と、だらだらとウィスキーの水割り。 ●隆慶一郎『吉原御免状』新潮文庫 /こないだ前に買ったオリジナル同人誌(テーマは「江戸時代ホモ」/笑)を読んでいたら、後水尾天皇が出てきたので……そーいや彼が出てくる小説があったよと買ってきてみました。<主人公が彼の隠し子なのです。著者の長編デビュー作だそうですが、後のいろんなテーマが織り込まれているのはわかります。家康替え玉説とか。いろんな資料を引っ張ってきてこれだけの伝奇小説を書き上げる才能、早逝されてしまったのが惜しまれます。でも私は後の『影武者徳川家康』(<これはほんとに面白い)とか『一夢庵風流記』(<超お気に入り。直江兼続がいい役なので…)の方が好きだな。が、後水尾帝と徳川和子夫婦は気になったので、次は『花と火の帝』を読むことにしよう。 ●隆慶一郎『かくれ里苦界行』新潮文庫 /続編。誠一郎、剣の天才でいい男なんでしょうが、どうもぶっ続けに読んでると「ただの惚れっぽい男なのでは……」という疑問がきざしてくるのを抑えられません。前の巻から悪逆の限りを尽くしていながら、唐突にいい人になってしまった義仙にはびっくりですが(<えええ?あの勝山の無惨な殺され方は何だったの?みたいな)、あまりに唐突過ぎておかしいので、彼は彼で好きです。「上野寛永寺が実は対吉原の要塞だった」という設定だけで作者が亡くなってしまったこの続き、読んでみたかったな……。 12月22日(水) キリ番で「平家物語」というお題を頂いてしまったので、岩波文庫の『平家物語』をぼちぼち読んでます。 子どもの頃、ポプラ社だかどこかで出てた名作全集の中に入ってた『平家物語』(<表紙が義経の八艘飛びでした。屋島の戦がいいところまで来てたので「風邪っぽいから」とプールの授業をさぼってこれ読んでたのがバレて怒られたのも懐かしい)という本が好きだったので、たいがいのエピソードは知ってるのですが、久々に読むと「誰の息子だっけーこの人ー」という気持ちに。ダメだこりゃ。系図がいるわ。確か高校時代にレポートで書いたのがどっかにあるはず……系図を1枚の紙に100人以上をおさめる為に5時間くらいかかった力作が(笑)。 しかも歌舞伎で源平はよく取り上げられる素材なので、頭の中を「すし屋」が走り抜けて行ったり(<鎌倉時代にあり得ません)、がっちり髪結い上げたお姫様が脳裏で踊ってたりと、余計訳わからなくなった模様。しかも「海戦」といえば「日本海」とか「ミッドウェー」だった頭から「壇ノ浦」へは急に七世紀ばかり遡ることになるので、頭がついていってないようです。中世史、得意だったんだけどなあ。 『平家物語』と言えば、イタリアからの帰り、飛行機で一緒になったドイツ人の大学生を思い出します。 彼は日本に政治史を勉強しようと留学に行くといってましたが、日本文化も勉強しようと日本文学の授業も取ってたそうです。「カワバターミシマー」と言ってました。うんうん。それ知ってるだけで多分そこらの日本人より余程日本文学読んでるよ。が、彼を今悩ませているのは、ドイツの大学の日本文学の講座で出された課題だったらしい。 「『源氏物語』か『平家物語』か、どっちかを読まなくちゃいけないと言われて」 ……待って。それ、全然内容違うから!源平合戦て言うけど、その『源氏』は違うから! 「『平家』を選んだんだけど、名前が全然覚えられなくて、ちっとも進まなくて困っている」 そりゃそうだろうなあ……日本人だって「教盛」「惟盛」「宗盛」「重盛」「敦盛」「頼盛」と言われたら「ちょっと待って」と思うくらい名前似てるのに、これをローマ字でNorimori, Munemori, Shigemori, Atsumori, Yorimoriとか言われたら、そりゃ誰が誰だかわからんわ。系図書いてあげられればよかったんだけど。ゴメンね。しかしなんで『平家』にしたの? 「『源氏』より『平家』の方が短かったから」 ……そっかー。でも多分、源氏の方がわかりやすかったと思うよ。いまだに彼が無事に読み終えられたのか、心配です。とりあえず、私も四冊読破しないとな、岩波文庫。がんばります。。。 ■缶チューハイ1本。水割り少し。 ●池田清『日露戦争の名参謀 秋山兄弟に学ぶリーダーの条件』ゴマ・ブックス /部屋の中で発見。誰だこんな恥ずかしいタイトルの本買ったの。……私かな、やっぱり。司馬遼太郎『坂の上の雲』とセットで買ってしまったようです。どうやら。しかしエピソードはほとんと知ってるのばかりだし、全編通して言ってることはほぼ同じだし、買って読むほどのことはないな(苦笑)。が、編集部がやたらと百科事典丸写しの注を付けたがるのに閉口。ロシアとかナポレオンとか織田信長とか源義経にまで注がついているのでした……常識で考えて、そこまではいらないんじゃないのか、注釈は。<でも、何故か日露戦争当時の参謀の名前には注付いていない。むしろそっちの方が普通は知らない人多いぞ。 ●米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』創元推理文庫 /読む本がなくて、魔がさして買いました(笑)。講談社X文庫の、しかも背表紙ピンクなシリーズにでもありそうなタイトルですが、これも一応創元推理文庫。最近、ここは古いミステリの発掘と平行して妙にライトノベルを出したがってるような気がします。新機軸もいいんですけどね……(微妙な含み)。この本自体は、事件はなんてことない学園モノながら、地の文が読みやすかったので悪くはなかったけど。「小市民の星をつかむんだ」という奇妙な努力がおかしい。でも続けて買うことはないかなーなにせ私、もとが福井晴敏とか横山秀夫とか読んでる人だから。。。<重! 12月21日(火) バス待ちの間、駅前の書店に入ったら、『ガラスの仮面』の新刊が売られていた。……えええっ。何年ぶりっ! 調べてみたら、前の巻が出たのが1998年12月。ちょうど6年ぶりです。しかし1頁目からそんな中断などまるでなかったかのようにナチュラルに「速水さん……貴方が紫のバラの人だったんですね…!」というマヤの独白で始まるこの巻、「まだわかってなかったんかい!」とつっこみたい気持ちでいっぱいです。 しかし今年はほんとに久々に本が出るなあ……と思って、思いつくものを調べてみました(ミステリは書き下ろしのみ)。
……今年、ほんとなんかあったんですか…? ■ウィスキー水割り。 ●菅野彰『死にゆく夏の、喘ぎにも似て』二見書房ベルベット・ロマンシリーズ /二見書房ってマドンナ・メイトとか出してるとこだっけーとかぼんやりと当時の新刊情報を見ながら思う。1994年3月に出た著者のデビュー作です。レアです。Boy's Love系の作家の中でただ一人集めてる人なのですが見つからず、楽天前身のINFOSEEKで「探してます」と情報を出してみたら、何故か私より高い値段をつけてる人が2人もいたのに、売ってもらえました……何故だろう。ありがとうございます。これ、やたら明るいネタの多い割に気をぬくとすぐネガな方向に行ってしまう傾向の作家ですが、デビュー作はネガ×ネガ×ネガでした……ヤクザの跡継ぎとその囲ってる(?)線の細い少年と切れ者で補佐役の少し年上なヤクザという、古き良き時代のJ●NEを思い出すというか栗●薫を思い出す展開というか……一瞬たりとも緩みなくネガな人たちばかりです(苦笑)。そしてこの作者には珍しいくらい最中の描写が多くて、うっかりつかんで出勤して朝の電車の中で困りました…(さらに苦笑)。なんでかなーと思ってたら、これ出版社のせいかね。新刊案内の中に「藍川京」という名前を見つけ、うわーこの人昔は耽美小説書いてたんだ、今はベタな男性向けポルノばっかりな女流作家だけどな(<何故か知ってる)とか思ったり……それはさておき、最近出た中では、菅野彰原作で私の大好きな漫画家・山田睦月と組んだ『恋愛映画のように、は』が気に入ってます。女の子の切ない結末の友情と、従兄妹同士の障害の多い不器用な恋愛の話。つくづくBoy's Loveに向いてないオタクな私。 12月20日(月) 「缶ビールをコップに注がずに飲むと言ったら、妻子もち33歳男に『信じられない』と言われて大変引かれたというメールが来たんだけど、どう思う?」 隣の席の女性がアンケート取ってます。30代前半妻子もち男2名に訊いたところ、「500ミリ缶なら注いだ方がいいかなあ」「そりゃ大瓶とか中瓶のビールはどうかと思うけど缶なら」「だいたい缶ってのは、そのまま飲むことを想定して作ってるんじゃないの」でした。ギリギリ二十代独身女(<私だ)のコメントは「そんなことでいちいち引く男が存在することの方が信じられません」でした。だってさビールでしょ?……と500ミリ缶だって缶から直接飲む女は思うわけです。うっかりウィスキーもコップなしで飲んでたことあるからなあ……スピリタスとかも……(今はやりませんよ) そういや、前に「居酒屋でお湯割り焼酎に入れた梅干潰してたら、『そんな梅潰したら焼酎の味がわかんなくなるだろ』と男に怒られたんですが、どう思う?」とメールが来たので「そんな焼酎の味がとかぐだぐだ言うくらいなら、そもそも梅入れてんじゃねえ、水も氷も使わず生で飲め、つっといて」と返しておきました。いいじゃない人の飲み方に文句つけないでよ。……でもマーテルコルドンブルーのオレンジペコ割は許せない私。<BD10巻 ■ビールがジョッキ1杯と水割りが2〜3杯。 ●有栖川有栖『ブラジル蝶の謎』講談社ノベルス /再読。国名シリーズは『ロシア紅茶』が一番好きですが(ワーストが『ペルシャ猫』…)、この「蝶々がはばたく」は、地の文のところが好き。ラストとか。こういうところを大事にして欲しいなーとも思うのですが、トリックも大事にして欲しいと思います……ミステリなんだから。 12月19日(日) 学生時代の友人と、歌舞伎を観てきました。今日は歌舞伎座の昼の部。 今月は中村勘九郎がこの名前で踏む最後の歌舞伎座の舞台なんですね。電話がなかなかつながらなかったのも道理で。演目も割と派手なのが揃ってる……といいたいところですが、やっぱり歌舞伎見る別の友人と「なんだか12月の公演って、タイトル観てすぐに内容わかるのって『身替り座禅』と『鈴が森』くらいしかないね…」と言ってたのです。なので、内容はよくわかりませんが、出演者が良いので楽しみ。 さて、昼の部の演目は、最初が『八重桐廓噺』、別名が「嫗山姥(こもちやまんば)」という話。足柄山の金太郎の母親となる女性の因縁話で、もとは廓で全盛の女郎だった頃に、男を別の太夫と取り合ったという語りをするところが見せ場なのだそうですが……どっちかというと、彼女に語りをさせるお姫様の侍女が一番楽しかった。不細工な三枚目という役どころの侍女なんですが、普段は絶対女形なんかしない猿弥さんがころころとした侍女役で、派手にさわぐのがかわいかったので……思わず写真まで買っちゃいました。昔は「きゃー○○さんてばきれーい」と言いながら舞台写真を買っていたのですが、このところは「きゃーこの写真レア!」「あり得ないからこの人が女形なんて!」「開化モノの写真があるよー、歌舞伎座なのにカイゼルヒゲに靴はいてるよ!今買っとかないと絶対ないから!」という方向で買っているような……なにか、なにかこう、今まで「ほんとにあなたそれ好きなの?」と言われてきた数々のジャンルでの所業を思い出す行動ですよ……。<コレクター系。 気を取り直して、二幕目は『身替り座禅』。嫉妬深い妻をもった大名が、参禅するから絶対来ちゃいかんと妻に言い置いたまま太郎冠者を代理において愛人に会いに出かけたところ、やっぱり妻が見舞いに来てバレてしまい、太郎冠者の代わりに妻が座ってるところにほろ酔いの大名がやってきて愛人ののろけをして……という狂言をもとにしたもの。これは前にも観ました。今日は大名が勘九郎で妻が三津五郎。太郎冠者が橋之助でした。意外にこういう三枚目の役が上手いのが橋之助。大名夫妻にたがいに怒られてころりころりと態度を変えるお調子者の辺りはよく出ててかわいい。仕草の表情がいいのです。大名夫婦は二人とも上手かったけど、個人的な好みとしては、前に見た夫:富十郎、妻:吉右衛門の組み合わせの方が好きです。アダルトカップル(?)。なんといっても、吉右衛門の「もう、美人でもかわいくもないんだけど、夫のことが好きで好きでたまらなくて、離れるのもイヤで夫に浮気されるのもイヤで、もうくやしくてくやしくてたまらない」という地団駄踏む妻がめっちゃくちゃかわいかったので。これは旦那の大名、女を見る目がないよ、ってくらいかわいかったんですよーほんと。あ、吉右衛門は、『鬼平犯科帳』で鬼平やってる役者さんです……。 最後は『梅ごよみ』。誰だっけ、鏡花だっけ?と思ったら、為永春水でした…えらく遡ったな。モテモテ(笑)な若い男と、それをめぐる元許婚と売れっ子芸者二人、それに旧主君と盗まれた家法の壷、というなんだかお約束な展開がいっそ心地いいです。そのモテモテを演じてるのが市川段治郎。七月に『桜姫東文章』で玉三郎の相手役を演じたのに続いていい役だな……猿之助一門の中で、一等頭飛びぬけたかもしれません。しかしこの役はどうなんだー。私はこの男、ふらふらと目の前にいる女に常に調子いいこと言ってるだけのようにしか見えません。彼をめぐる芸者は、奪おうとするのが玉三郎、今男を囲ってるのが勘九郎。隣で友人が「顔見ただけで玉三郎の勝ちとわかる(<酷)」と言ってましたが…・・・うん、喋りを聴いてもそうかも(苦笑)。しかしこれ、最後が「一同、大団円」となっていたけど、あんだけ芸者二人の喧嘩で時間とっておいて、「やっぱり許婚と幸せになります」「えーなんだい、しらけるねええ」というのは、果たして「大団円」で片付けていいものやら……。 夜の部も珍しい演目が多くて、楽しみですv ■水割り少し。 12月18日(土) ひとつ年をとりました。三十路に向けて、ラストスパートです。 そんな日の朝の最初の仕事……小鳥を病院へつれていくこと。半分定期健診みたいなものなんですけどね。たいてい一番を取れる時刻に行くことにしているのですが、今日は負けました。川崎から来た肥満のインコに……42gってそれは確かに太りすぎなのでは(サイズの大差ない文鳥の平均体重は20gちょい)。 ![]() これがうちのコです。どうみてもスズメです。純正スズメ。が、鳥の病院では意外に人気があるのでした……スズメ連れてきてる人は普通いないから、逆に珍しいらしい。もうじき十歳になります。長生きしてくれるといいんだけど。 友達がお祝いメールをくれたりして、こうやって祝ってくれる人がいるというのは嬉しいことです。お祝いしてくれた友達へ、ありがとう☆ ■夜にフランス料理を母が奢ってくれたので、そこで瓶ビール1本と赤ワインをボトル半分。あとチューハイが2本と水割り少々ってとこかな。 ●加納諒一『刹那の街角』角川文庫 /警察小説が読みたかったので買ってみました。短編集です。島田一男の『事件記者』みたいなのをやりたかったというだけあって、群像劇で、安定した内容でよかったかと。高村薫も前に『七係』の連作を雑誌連載してましたが、こんな感じのを書き続けてくれるとよかったんだけどな。あれ、好きだったのに。 12月17日(金) うちの部署でひとつプロジェクトがあって、それの報告書を主任たちが手分けして書いてます。とりあえず早急にドラフトだけは出さねばならないのですが、隣の主任が「序文書いてください」と上司のNさんに交渉してます。 「こういう本にあるような著者前書きとか、そんな感じの内容で」 「『愛する妻へ』とか?」 「そりゃ献辞でしょ!序文ですよ序文!」 そんなNさんのうちにお呼ばれして、クリスマスパーティしてきました。毎年恒例らしい。私は呼んでもらうのは三回目かな。きれいなマンションですが、なにしろ奥様がお料理上手なのでそれが楽しみです。 ![]() ![]() これも奥様の手作り……お菓子のうちです。ドイツでよくつくるものだとか。前にちゃんとクッキーの人も立ってて、ドアが開いてるのですが、わかるかな。なにしろうちの部署の全員を含めて総勢12人。これだけお料理作るのにどれくらい時間がかかったんだろうと気が遠くなります。いつもご馳走さまです……(ちゃんと手土産は用意していきましたけど)。 途中でお酒だけ買ってきてというので、部署の人たちと酒屋に寄る。あの、ほんとにこんなにいるんでしょうか……赤ワイン4本と白ワイン3本と、ビールの500ミリ缶6本セット×3、それにウィスキー1本。でも結局ワインは大半空いたような……ま、今年は半死人は出なかったので(<昨年は床で倒れてるのがいた)、よしとしましょう。その人は私のこと「わがライバル」と呼んでいるようです……「一冬に1回はどっちかが倒れてるよな」という意味らしい……倒れてないもん。ただちょっと寝過ごすだけだもん。去年は何故か目が覚めたら(また)終点だっただけで……。 いやいや、今日はちゃんと電車で帰るから!絶対!なにしろ今日が誕生日前日なのです。長距離タクシーの中で年を重ねるのはイヤだから!意気込みも新たに会社で周到に帰りの経路を検索。柏に12時に着く場合、12時半に着く場合、1時に着く場合。きっちり電車の時間を調べてきたのですが、気がついたらさっくりと「1時到着」用の電車の時間は過ぎてました……帰らなきゃ!(焦り) が、そこから先はまたよく覚えてません……が、無事に最寄駅からタクシーで帰ることができました。英世さんでお釣が来る料金。どうやって降りたんだろうなあ……そして携帯見たら、一緒に飲んでた同期が「そろそろ上野に着く時間だよ!起きて!」とメールと留守電を入れてくれてました……ゴメン、ありがとう……何故か自力で起きられたみたいだよ……。 ■エビスビールの500ミリ缶が2本弱、ワインが赤と白、それからウィスキーはカティーサークのロック。 ●筒井康隆『富豪刑事』新潮文庫 /久しぶりに読みました。今度テレビでやるらしいですね、深田恭子主演で。女の子にするとこれはどうなんだろうなあ……。金を使うことで推理するのですが、犯人を同じ状況に追い込む為に会社を作って動機を再現させるという放火殺人の話が一番好き。そして「……彼らの活躍はまた別の話である」というそっちが読んでみたかったり。 12月16日(木) 日経かなんかの新聞で今年の目立った芝居を数人の評論家に選ばせるというのをやっていて、一番挙がってたのが大竹しのぶの『喪服を着たエレクトラ』。これもうっかりしててチケット取り忘れました。痛恨。あとは私も観た燐光群の『だるまさんがころんだ』『私たちの戦争』などもあったな。世相のせいか、戦争をテーマにしたものがよくあがっていたようです。 というわけで、今日も戦の芝居。宗教、戦争、殉教というのは確かに今にふさわしいテーマだと思う(毎週のように、そういうニュースを国際面で見ることができるもの)。が、そこで敢えて島原の乱というところがひねってるのかな。 人を操る神の声をもっている少年シロー(中川晃教)と、奇跡を起こす力を失いながらも指導者として立たなければならない益田四郎時貞(上川隆也)……二人の「しろう」を描いた劇団☆新感線初のロック・ミュージカル。…・・・その割にいつも歌ってるような気はするが、それはおいといて。 場所は帝国劇場です。何年ぶりだろう……もしかして15年ぶりくらいか?しかし高い!ほんとに高い!12,000円。しかもこれでS席。まだ上にSS席があるとは。オペラやバレエならともかくさ…今年の芝居の中で、一番高い……こともないか。歌舞伎座の俳優祭が14700円だったっけ。でもあれは1日限りの限定企画だし。通常公演でなんでこんな高いかな……と呟きながら行ってみたら、後ろから2列目でした。12,000円で後ろから2列目ってどういうことよ!?何がそんなに高いんだ?椅子か?このふかふかの椅子か???<逆ギレ それにしても、せめてキャスト表くらいは配ったらどうなのか帝劇。2500円のパンフ買えってこと? そして開演が6時半……早いよ。せめて7時だよねえ、会社帰りにはちとキツい。と思っていたら、終演は10時15分でした。そりゃ確かに7時開演にしたら、帰れない人出そうだわ。<しかも幕間は25分の1回だけ。 開演。うーん、舞台は見えないわけじゃない、というか人はよく見えるのだが顔はよく見えん……声聴かないと(男も女も似たような頭してるのもあって)誰かわかりません。あれー中川晃教ってこんなに声低かったっけーと思ってよくよく聴いたら(元バービーボーイズの)杏子でした。ていうかそれは女だ。ま、慣れればこんなものでしょう。あんまり前過ぎると、引きずりこまれ過ぎて疲れるかも、この芝居。<ちょっと負け惜しみ 前半からとにかくテンションが高くて、割と最初の方の明るい声で中川晃教が幸せな歌をうたってる辺りなんか、ちょっと客席が馴染めてないっつーか、のっけの辺りのネタの数々はやや滑ってる感がないでもなく。後半の内容と同じくらいのシリアスでずーっと通せば『レ・ミゼラブル』にもなりそうな群集の蹶起ネタなのに、やっぱり笑いは欠かせないのね、新感線には(笑)。しかしキャスト勿体無いくらいの使い方だなあ……池田成志こんだけ!粟根まこともこんだけ!嘘ぉ!というくらいの出番の少なさ。。。上川は序盤の歌の辺り、ちょっと声に不安が残ったけど、後半はよく声出ててよかったと思います。立ち回りも『燃えよ剣』とかいろいろやったせいか、上手くなってました。 序盤の「私は神の子の資格がない」というの辺りは、明らかにジーザス・クライスト・スーパースターのパロディだったりするのでしょうが、彼が最初に登場したとき、真っ白な神父みたいな服にデカい十字架を首からさげた姿に、隣で藍里さんが「…嘘くせぇ!」と呟いてました。すいません、私も思いました(笑)。しかしあれもどんどん見慣れていく自分の順応性に乾杯(あるいは敗北感)。 高橋由美子はさすが幾多のミュージカル経験、危なげのない歌いっぷり。新感線に客演した女優たちの中では一番上手いと思う。大好きです。江守徹はヤクザやさんのような松平"知恵”伊豆守でした(笑)。<ちゃんと彼も歌ってた。 そして中川晃教。「神の声」というだけあって、彼の歌が下手だとこの芝居どうにも成り立たないのですが、さすがに素晴らしかった!もともとあんまり好みの声ではない高い声で、ちょっとアニメの声優みたいな明るい声の役者ですが、歌の伸びはすごい。クライマックスの辺り、駆け上がるような歌声は見事でした。そして、群舞とは言わないか、キリシタンたちを演じた群集の合唱が見事でした。最初、鳥肌立ったもの。あの歌声の為だけに、DVD出たら買ってしまいそうです。CD予約すればよかったかなあ。 ![]() (以下、ネタばれにつき反転) 奇跡を起こす力を失った四郎と、神の声を持つシローを結びつけたのは、彼ら以外には見えないリオという女の子なのですが、実は彼女は重い病に冒されている時に四郎の力を込めた十字架を与えられ、病気は治った代わりにキリシタンと間違われて拷問で殺され、良心の呵責に悩む四郎は力を失った……という設定。二人を導くかのように姿を現し、最後の原城陥落ののちは「はらいそ(天国)」へと皆を先導していくリオという少女(<四郎は名前も知らないまま死なせたので、自分でロザリオから「リオ」と名づけた)。私は芝居を観ながら「これが彼女の壮大な復讐だったとしたら、怖いな……」と思っておりました。でも、それもありなのかもしれない。ラスト、キリシタンたちが張り付けにされたシローの死骸の下で、はらいそに向かう為に行進していく姿は怖かった。それは、私が「宗教の為に死んでもいい」という気持ちをまったく理解できないがゆえの怖さなのかもしれない。 人を死に導いていく音楽という点では、前に新感線がやった芝居の世界を舞台にした『花の紅天狗』の中の劇中劇として『ウォルフガング&アマデウス』という芝居をやっていて、その中に「君の書いているのは、人殺しをさせる為の音楽じゃないか」という台詞があった。これをモチーフとしてさらに大きくしたものなんだと思うけど……自分の歌声の意味を自覚したあとでシローが歌うクライマックスは、行った甲斐はあったと思います。一万二千円、惜しくない。 ラスト、スタンディング・オベーションでアンコールまでやって帰りました。楽しかった。しかし明るい声で中川晃教が歌っているのは、キリシタンたちの団結と蹶起の歌で、「光は目の前だ、さあはらいそに行こう」とかいう歌詞なのでした……いやん。それ死ぬって意味でしょ? もう一回観るのは、体力要りすぎてつらいかな……と思いながら、今後の残席表を見る。げ、一階補助席って11,000円もするの?だってあれ、背もたれもないほんとの補助椅子……それで三時間半は、別の意味で苦行です。。。 ■ウィスキーの水割り。 12月15日(水) 忘年会でした。今日のは同期の。 しかし仕事でドタキャンが入ったりで、結局全員揃わないまま、中途入社のオジサマたちも含めて8人で開催。最近全員揃うことが滅多にありません。なんか寂しいなあ。 今日のお店は池袋の『蔵之助』というちゃんこ屋さんです。この同期会は、もう店のセッティングは私がやるということに決まっているので、私のセレクトです。ただいま鍋が食べたい気分ピーク。季節だしねえ。 しかし前に1回来た時の方が美味しかったような気がするの……気のせい?飲み放題は焼酎の瓶とかウーロン茶とか氷とかソーダとかが部屋の隅に並んでて勝手に作るというセルフ方式。ちょっとこれはイマイチ。しかし飲み放題つけといたおかげで、追加料金払って延長で飲めたんだから(カラオケみたいだ)、まあいいか。30分当たり1人500円。ますますカラオケっぽい。個室は広くてよかったけどね〜8人で使うのは勿体無いくらい。畳敷きの部屋にテーブルと椅子があって四方にお相撲さんのイラストと英語の説明が書かれているという、なんだか不思議な部屋でした……。 ところで翌朝、別の部に届け物に行ったら、かんさ部の飲み友達(にして、最大の(肝臓的)不良債権と言われている)Sさんに会った。 「うちの課長、今日休みなんだけど」………二日酔いか?……私はちゃんと出勤してるぞ、Mさん(今日は私の勝ちだ)。 ■ビールが3杯くらいと、しばらくウーロンハイ飲んで、あと日本酒をお銚子を冷やで2本、熱燗1本……そんなもん?ちゃんと今日は降りて帰りましたよ。 12月14日(火) 『パラサイト社会のゆくえ』という本を読みました。 『負け犬の遠吠え』なんて、全編同じことの繰り返しでしまいには飽きてくるのですが、こっちは日本自体の将来が危ないということを延々とデータで説明されるので、余程危機感を煽られます。もうダメだわ、国も会社も男もあてにならない以上、頼れるものは自分だけ!貯蓄しなきゃ!という気持ちにさせられます。 でもー貯金してもーインフレになるかもしれないしー。 そしたら金なんてどうだろう。インフレは関係ないしー。 この金貨のコインペンダント(<現在入札中)だって、これも潰せば金だしー。 ………私の貯蓄への道は遠いようです。 ■休肝日。 ●山田昌弘『パラサイト社会のゆくえ データで読み解く日本の家族』ちくま新書 /「パラサイト・シングル」という言葉を作り出して有名になった人の続編。久々に著作を手に取ったら、助教授から教授に昇格したようです。トピックを拾っていく為、ややひとつひとつのテーマがあっさり終わりすぎという気がしないでもないですが、年金、自殺、離婚、子どもの学力、犯罪率などなど幅広い範囲で扱われてて、トータルすると「やっぱりこの国に将来はない」という結論に至れます……。読みやすい。 12月13日(月) うっかり前売りを忘れてて、しかも一般発売日も逃し、はっと売り出しから一ヵ月後に思い出した蜷川幸雄演出の『幻の心もそぞろ狂おしのわれら将門』(<やっと全部タイトル覚えた)のチケット、楽天のオークションに出してる人がいて、希望者が私だけだったので、悪くない席を+1,200円で取れました。送料とか含めるとA席の券にS席くらい金かかってることになりますが、これくらいは忘れてたペナルティの範囲でしょう。よかった。 しかしオークションの中でも、特に公演チケットの類は個人出品が多いだけに怖いですね。 隣の席の先輩が平井堅の『Ken's Bar』のチケットが欲しいとYahoo!のオークションをずっとチェックしてたのを一緒に観てたのですが、なかに100万円という出品があって呆れてたら、それは詐欺で出品しているらしい人がいるのでという警告の為だけにわざわざ手数料払ってのせてる(ので売る券はない)というのでした。入金先の口座までさらされてたもんな。相手の評価は気をつけないと。 で、結局今どれくらいになってます?と訊いたら「テーブル席2枚で22万円……」という返事が返ってきました。え。それ、1枚9,000円のチケットですよね…?いくらテーブルで前の方のいい席とはいえ、たかが2時間程度に1枚11万円…・・・? ■水割り少し。 ●松本清張『黒革の手帖』(下) /ラスト、テレビと全然違うらしいですが。……怖いんですけどこのオチ。やっぱり人間、地道に働くのが一番だ……(という結論に達した)。 12月12日(日) 先日化粧品を買ったら(<ファンデーションと下地ベースと乳液が一度に切れた。いたかった)、「一日、スキンケアのエステとメイクのサービスがあるんですけどー、いかがですか?」と誘われたので、その日なら空いてるしーと来てみた。しかしここのスペースでどこでやるんだ……と思ったら、裏通路の一角をパーテーションで区切ったところに簡易ベッドが置いてあった。……なんだか隣で人が買い物してる声とか台車が通る音とか聞こえてくるんですけど……ここでうっかり誰か台車つっこんできてベッドから転げ落ちると、多分死ぬな私。首の骨折れそう。とか思いながら、「じゃあしばらくパックして置きますね」と放置されるとそのまま寝られるいい神経の私。驚異的な乾燥肌らしいですよ私……脂性肌だと思ってたのに。「マッサージクリームが吸い込まれてるんですけど」って、それは肌の上にのっかったままでいないとマッサージできないよね……(反省)。 せっかくフルメイクしたので予定もないのも寂しいし、誰か捕まえるかと思っていたら、母が「お寿司屋さんの忘年会あるんだけど行く?」と言う。行く。しかし考えてみれば、いつもすっぴんに裸足+サンダル履きで日本酒飲んでるおっちゃんたち相手にフルメイクしてきてもなんの意味もなかったような………(今日は中華料理屋だったので紹興酒飲んでました。餃子が旨かった)。 ■チューハイ1缶、ビールが何杯かと、紹興酒が……小瓶1本くらいかな。 ●松本清張『黒革の手帖』(上) /珍しくドラマの2回目まで見て、こないだ最終回の前の回を観たら、全然話がわからなかった………ので買ってきました。この人の本は『点と線』くらいしか読んでないんだけど、意外に読みやすい。ドラマは米倉涼子が美人でしたが、こっちの原作はヒロインが不美人だってのがリアリティがあってよろしいです……しかしこの「二億円」とかの金額って、昭和50年頃の……だよね?今とは貨幣価値が違うのよね? 12月11日(土) 昼12時、新橋演舞場にて『丹下左膳』の公演。 別に中村獅堂はどーでもいいのですが(私はいまだに彼のどこら辺がそんなに魅力があるのかよくわからない)、ついうっかり、チラシに載ってる上杉祥三が大岡越前の役してる写真によろめいてしまったので……この人顔でかいから(<失礼)和服似合うの・・・。三階席で3000円くらいならいっか、というわけで一人でおでかけです。 しかし無駄に豪華なキャスティングです。左膳の恋人?役が辺見えみり、その弟分でいつもだしぬこうとするちんぴらが梶原善、剣法道場の娘が酒井美紀でそこに婿入りする柳生の天才剣士が山口馬木也(『剣客商売』の第二期で秋山大治郎をやってたそうですが…観ればよかったな。なかなか清潔そうな剣士でよかったの)、道場のっとりをもくろむ後妻があめくみちこで、それと組んで道場主を毒殺する高弟が六平直政。将軍吉宗は劇団ジョビジョバの人で知らなかったんだけど、側近のお庭番の総帥のジジイが麿赤児、で大岡越前が上杉祥三と。ほかにもたいして出番のない泥棒の頭目が外波山文明だったり、もったいないくらいの豪華すぎるキャストです。 ……豪華すぎて、ちょっと、なあ……ひとつひとつのシーンは皆上手いし面白いんだけど、全部通すとまとまりが足りないというか冗長というか……12時開演で15時半終演の三幕構成(いくら幕間が25分+30分とは言え)というのは長すぎ!あと1時間削ってもまとまるよこんなシンプルな話!もったいない! でも、キャストの一人ひとりはよかった。「辺見えみり、顔がバタ臭すぎてヅラ似合わないね〜」としみじみ嘆息してた友達がいましたが、本人の言うとおり「江戸の峰不二子を目指す」というのであれば、あれはあれでよいのかと。ユスリタカリもござんなれの短筒ぶっ放す姐さん役で、かわいかったですよ。何故か左膳に惚れていて、でも顔を見ると必ず喧嘩をするという役なんですが、本気で絵草子のぶつけ合いしてるシーンとかね。私、結構辺見えみり好きなんです。もともと。きれいごとしか言わない(筋書きのコメントもそうだったけど/笑)酒井美紀よりよっぽど魅力的でした(<酒井美紀、山口馬木也と並ぶと美男美女優等生カップルできれいだったけどね)。あとは特にお笑い担当だったあめくみちこ&六平直政のカップルに、「青い!青いぞ!そんなことでは政治はできーん!!」とか言われながらもヘンな人でやっぱりお笑い担当だった大岡越前の上杉祥三とか。 しかしなんといっても、一番ステキだったのは、吉宗の側近でボケ入ってきてるんじゃないかという高齢のお庭番総帥をやってた麿赤児。動きがヘン。笑い方がヘン。なんか人間離れしてるというか、妙に横動きしてみたり、カシャカシャした動きでおかしい。吉宗にも「気持ちわるーい!その笑いが気持ち悪いんじゃあああ!」とか言われてたけど、その微妙な気持ち悪さが爬虫類か昆虫ぽくてかわいいというか(笑)。しかし最後のカーテンコール、やっぱりカシャカシャした不自然な動きで出てきた彼が、最後に背筋を正して一礼したときの動きがとてもきれいで、さすがに舞踏をきっちりやってきた人の動きは違う!と惚れ惚れしてしまいました。彼が一番格好よかったかも♪(<獅堂は?) えーと、なんで丹下左膳がそんなにもてはやされるのか、私にはわかりませんでした……狂犬みたいだよ。最後の最後で辺見えみりのお藤に口ごもりながら照れて謝るのはかわいかったけどね。お友達にはなりたくない人です(笑)。<口癖は「たたっ斬るぞ!」だし。すぐ物投げるしー。 しょっぱなで左膳に道場破りされて「これでどーか」と金を差し出す町の道場主が何故か市川段治郎で、「なんで俺より衣装が派手なんだ」「歌舞伎座に帰れーーー!」とか獅堂に言われてた(<時々日替わりでゲストに来るらしい。そーいや歌舞伎座昼の部、出番あったよな段治郎……つか三幕目の主演の一人じゃん、とか思ってたら「2時20分からでござるーー」と宣伝して帰った)辺りでもしかして……と思っていたのですが、全体としては「お笑い『丹下左膳』」だったようです。最後の立ち回りは、相手の忍者演ってた人たちがものすごい頑張ってて大変よかったんだけどね。カーテンコールの時も、彼らに一番頑張って拍手してしまった。ま、3000円なので、こんなもんでしょうか。 で、次は新宿に移動してらんさんと待ち合わせ。夜は紀伊国屋サザンシアターで佐野史郎のJIS企画公演『マダラ姫』を観るのです。e-plusで4800円のとこ3000円で出てたので……安かったのでつい。衝動的に2枚取って、誰かつきあってくれる人探そうとしたら、らんさんが「行ってもいいよー」と言ってくれたので。しかし芝居のハシゴってのもどうなんだか自分。 また『鼎泰豊』で小籠包食べて、ついでに地下でビール買うのにつきあってもらって(笑)、シアターに移動。今日はさすが、出演者が佐野史郎と加藤紀子と小日向文世と……という顔ぶれなので、届いてる花についてる名前が豪華です。……その割に客入ってないね(苦笑)。だいたい私たちが割引で券を手に入れてる辺りでそんな気もしたんだけど、後ろの方、結構席空いてたもんなあ。そんなに広い劇場じゃないのに。 二時間後、終演。……不条理劇でした(がっくり)。うそー、推理劇って書いてあったじゃん!オチてないし! とはいうものの、前から三列目だったので、舞台はよく見えたし、なんというか座りの悪さ(座席のことじゃないですよ)とか、登場人物が何考えてるのかわからなくて段々怖くなってくるところとか、それなりに堪能したのでよかったです。らんさんにも「佐野史郎、TVで見るよりずっといいね」と言ってもらえたし。彼は演技指導をつけてるとキレる演出家の役で、ほんとにキレてるとき目が逝ってる感じで怖かった(笑)。あと加藤紀子。かわいいーーー(<かなり好き)。彼女を近くで見られただけで私はもう満足です。しかし結構言うこと怖いよ彼女。役だけじゃなくて、カーテンコールでも……<「来てくださいねー」っていうのかと思ったら「来てくれなかったら、呪います!」って。。。 ところでパンフ買って帰ったら、佐野史郎と四谷シモンの対談が載ってました。なんで人形師と対談しとるん?と思ったら、唐十郎の状況劇場に出て役者もやってたのね……知らんかった。 ■鼎泰豊でビール「琥珀の時間」を1杯。あと開演前にアサヒの富士山麓なんたらビール1本。 12月10日(金) 「昨日はなんか面白いことなかった?」と隣のKさんがにこにこしながら訊いてきます。ありませんよ。普通に最寄り駅でまっすぐ降りられることだってあるんです。……「あるんです」というのが情けないが。 さて、今日は部の忘年会でした。 会社の近所のカジュアルなイタリアンレストラン。危惧していた割には料理はまあまあだったと思います。なんか小さな結婚披露宴やってるみたいな感じの気分でした(笑)。うちの部の忘年会は、えらい人の席だけ決まってて、あとは男性女性でクジを引いて席を決めることになってます。………私は見事、担当役員(というか社長)の隣の席を引き当てました。確かに三十人弱しかいない部署なんだけどさ、私、ここの部に来て10回くらい忘年会やってるけど、うち半分くらいは役員の隣を引いてる気がするよ………?ま、別に誰が隣だろうと私はちっとも困りませんが。さ、飲むぞ。 しかしビンゴで2等を取れずに終わったのは残念でした……シャンパンとグラスのセット。<仲良しの四十歳くらいの女性が当てた。「あとは商品貰った人と交渉して下さい」と言われたけど、さすがに参加賞のモロゾフのチョコレートとトレードして下さいとは言えず、見送りました……あああヴーヴクリコが……(涙)。あとは狙うとしたら五等のお銚子とお猪口のセットかな。全員に「これははるか(仮名)さん用の商品じゃないの」と言われたのに、取れなくてすいません。。。でももうそれ、うちにあるの…。隣の社長はトナカイの角付のサンタ帽子を引き当てました。ぜひそれで社長室に座っていてください。ハンコ貰いに行くから。 いまいち飲み足らんねーというわけで、帰りにうちのチームの男性陣とバーに寄って少しだけ飲んできました。大変楽しかったのですが、別れて電車に乗って、目が覚めたらやっぱり三駅先でした。これは楽しくない。上り電車最終まであと20分待ち…・・・。 ■ビールをしばらく飲んでから、赤ワインが4種類と白ワインが1種類。赤はすべてソムリエ有資格者の隣の課長が選んできたので、どれも美味でした。彼のそばに席が当たると「実はこれが一本だけすごくいいワインなんだけど」というのを逃さず飲めるのでラッキーです。問題はそんな飲み終わる頃にそんないいワインを出してもらっても、味なんか果たしてわかっているのかということで、かといって最初に飲むと次にランク落としたの飲むのもどーよってことで……(永遠の課題)。あと二次会でシトロン風味のウォッカのロックと、ギネスを2杯だか3杯だか。 12月9日(木) 先月、お仕事の英訳を手伝ってくれるアメリカ人のDさんと飲みに行ったときに、「じゃあ次回は……」という話になったらしい。「らしい」というのは、私がその相談を全然覚えていないからである。当初は16日という話だったらしいが、翌朝私が「その日は絶対ダメッ!(<今年一年間で一番高いチケットの芝居の日)」と叫んだ為、日程変更になった。16日だなんて絶対聞いてないーーー!それ、私がお手洗いかなんかに立ってるときに相談したんじゃないですか?と言ったのだが「いたよ、ちゃんと」と皆も譲らない。……いたのかな。あの日はちゃんと帰り道まで記憶はあるんだけど……(前科多すぎてあまり自信がない) で、私が翌朝騒いだ結果(<はた迷惑な)、無事に日程変更になりました。今日のお店は六本木の「ABBEY ROAD」。その名の通り、ビートルズのお店です。コピー・バンドの演奏付という。部長がよく行くらしい。さすがに内装も全部、ビートルズ関係。7時過ぎから全部で5回ステージがあるので、合間に料理注文して……というスタイル。 私はあんまりビートルズはよく知らなくて、超有名な曲くらいしかわからないんだけど、こうやって聴くとなかなかよいです。最近の曲と違って、シンプルで、やたら長々と間奏が入ったりするわけじゃないし、あっさりしてるし。短い曲をいろいろ聴けるし。ここの店、いくつかバンドが入ってて、そのなかでも割と人気のあるバンドだったらしいのですが、外見はなんか不思議な組み合わせでした……真ん中で歌ってる男の子はV●の岡●准一みたいで、その隣は嘉門達夫みたいなオジさんでした……で、キーボードの応援に来てた女の子はモ●娘。の矢●真理みたいだし(<でもこの子、演奏してる最中はすっごく楽しそうで、かわいかった)。私的には歌はあとの残り二人が一番好みの声だったのですが「でもビートルズにあんまり似てないんだよね」だそうです。……そうなのか。そういえばメインで歌ってたことはあんまりなかったな……。 隣の席のDさんと片言の英語と片言の日本語で話してた、のですが……私、また記憶飛んでる?そういえば最初に店に入ったときに、部長のボトルが半分ちょっと残ってて、同じボトルを入れたのがほとんどなくなっててー、7人で飲みに行って、うちウィスキーを飲まなかった人が3人………半分くらいはもしかして私が飲んでるかもしれない……。 ■エビスの生が2杯とウィスキーが……いっぱい。水割り、かなりロック気味。今日は無事に降りて帰りました。 ●有栖川有栖『朱色の研究』角川書店 /本当に久々に観ました。多分買ってから初めて再読。有栖川は太陽の道の話とか、地の文に出てくるネタは面白いんだけど………この解決編は……なんだか私を置き去りにして物語が終わっていった、という印象を拭い去れません。動機の辺りで躓いた模様。 12月8日(水) Web拍手押してくださった方々、ありがとうございます♪ そうです、100SSの「ビデオショップ」で坂井が観ている芝居は、サード・ステージの『今度は愛妻家』でした。とても気に入っている芝居で、思わずDVDまで買ってしまいました。 部長が「ああ今日って命日だな」……誰の。と思ったら、ジョン・レノンでした。そうか。 どっちかというと「日米開戦記念日」かな私の場合……63年目。ずっとこの辺りの資料読んでるけど、戦争はない方がいいよなーとつくづく思います。 ところで江川達也の『日露戦争物語』、てっきり日本海海戦100周年(2005年)を目指して描き始めたのかと思いきや、今まだ日清戦争(※日露戦争の10年前)なんだけど……この時代からこんなに細かく描いてて、いったいいつ日本海海戦までたどり着けるのかしら、というか本当に完結するのかしら……<現在12冊目。でも、確かに写真と顔が似てて、がんばってます。しかし、今回の巻、女性の絵が西太后の1コマしかなかったよ(笑) ■缶チューハイ1本。 ●松尾由美『スパイク』光文社文庫 /何冊か読んでる割にあまり好きでもない作家だったのですが、これはなかなかよかったので、別に感想書こうかな。 12月7日(火) 100SSに1本追加。097「アスファルト」<古処誠二『未完成』 部署の研修費があまってたので、終業後に業界の講座に行ってきました。 全然関係ない内容なんですけど〜?と訊いてみると、上司は「いいよ」と言ってくれたけど、部長には「なに?遠まわしな異動願い?」と言われてしまいました。とんでもございません。ただの趣味です……放火の出火原因調査というやつ。法規制対応とか内部管理担当やってる私の部署の仕事にはほんとに関係ない。ただーミステリ読むときにちょっと面白いかなーとか思っただけでー(とは言えない)。<火災保険の査定人の話としては、翻訳ものですが、ドン・ウィンズロウの『カリフォルニアの炎』(角川文庫)なんか面白かった。 肝心の研修は、最初に話してくれた人がしゃべりが上手くて「よし今日の講座は期待できる!」と思ったら、その人はただの前座だった……ちぇ。本番の人も、やや繰り返しが多かったけど、そんなにまずかったわけではなく、真ん中半分くらいは寝てる普段の講座(<その大半寝てた状態で、いかにちゃんと聞いてたかのように報告書作るのが腕の見せ所なわけですが)に比べたら、今日はちゃんと全部起きてたしー。 今日の講座の主題はいわゆるモラルリスクというもの。これが生命保険版だと貴志祐介の『黒い家』みたいな話になるわけです(あれは極端過ぎる例だけど)。自分で自分の建物に火をつけて……という話なんだけど、普通の人がやる場合は、やっぱり不自然に家族とかペットとか盆栽(!)だとかを逃がすわけで。しかし夜の十時過ぎにいきなり八十歳近いおばあさんが「サラダが食べたくなったから」と娘と車に乗ってドライブに行ったあとで火が出た、という事例はあまりに不自然過ぎてつい笑ってしまった。しかもペットまでだっこして車乗ってるっていうんだもん。そりゃ怪しいわ。 しかし火は怖いですね……泥棒よりもっと怖い。何もかも全部燃えたあとの建物の写真を見ながら、火の力って残酷だなと思いました。空気の乾燥してる季節です、火には気をつけましょう。うちなんかよく燃えそうだもんな、こんだけ本が大量にあれば………。 ■お湯割り少し。 12月6日(月) このところ日記の更新すら止まりがちだったのに、Web拍手押してくださった方、ありがとうございます♪ さて、時計を何本持っているか、その扱いはどうかで、その人の異性関係がわかるという持論のある人がいると、これは土曜日にS木さん(<意味なく伏字)に聞いた話。……ってことは、一週間で時計を何本も衝動的に買おうとする私はどうなのか。 このところアホみたいに時計のサイトを見て漁っていた成果がぼちぼち届きつつあります。一目惚れした「復刻版 帝国海軍時計」も近日中に届く予定です。ふふふ。3,100円也。あ、未使用品です。安く済んでよかった。 ![]() まだ手元に来てないので、これは出品してた方のサイトに載ってた写真なのですが(<無断使用。ゴメンなさい)。針に隠れて見にくいのだけど、文字盤の12時の下の辺りにちゃんと「帝国海軍時計」と書いてあります。こーゆうのをあの人とかあの人とかあの人とかも持ってたのかなあ、などと思うと、楽しいです。無骨で実用優先のデザインがたまりません。<マニアめ。 ところでですねえ、友達みんなが「いったい何をどうやったらそんなものを見つけるんだ」と呆れているのですが、違うの!別に海軍の制服とかグッズを探してたわけじゃなくて、別のブランドの時計を検索してたら、個人の時計コレクターが一緒に並べて出品してただけなの!偶然なんだってば! しかし時計をこんなに何本も買ってどうしようというのか。私がカンガルーなら全部ならべて尻尾につけるというのもありかもしれないが、あいにく私には尻尾はついてない。 ■水割り。 ●有栖川有栖『46番目の密室』講談社文庫 /久々に再読。そういえば一番最初に読んだ有栖川有栖作品がこれでした……今読むと気合というか気負いが感じられる内容です。火村の最初の話だもんね。できることなら、次回作にもこれくらいの気合をお願いします…(禁句)。火村とアリス、1991年に32歳らしいですよ。皇太子と同じ年だって。ここにもサザエさんワールドが……。<神津恭介はちゃんと作者と一緒に年とってたけどな(おかげで私は『わが一高時代の犯罪』の次に東大退官後の老人になった神津の話を読んで訳わかんなくなったが)。 12月5日(日) 夜中の台風?という大雨&風が、朝になるときれいさっぱりとおり過ぎて見事な快晴でした。きっと日頃の行いの良さだわ、と思うことにする(自画自賛)。 本日は、国立競技場でラグビーの試合を観てきました。大学対抗戦です。早稲田vs明治。学生時代の友達がほぼ毎年誘ってくれて、彼女の職場の人たちと一緒に。とはいってもどっちの(元)学生かの構成は半々くらいなので、どっちが勝っても「おめでとう」といって美味しくお酒が飲めるという、いわば大人の知恵?(<ちょっと違うかも) 会社の隣の席の主任が、大学時代ラグビーをやってたというので、「日曜観に行くんですけどね」と金曜に話をした。 「でも三回目なのに、いまだにルールよくわかんないんですよねー」 「とりあえず前に進んでる方が攻めてると思ってれば間違いないから」 「そーしますー。でもああいうの行くと、自分のトシ感じますね。前行ったときは曇り空のすごく寒い日に水着で応援してる男子学生とかいて、よーやるわと」 「わかいねー」 「さすがに私たちはもう三十路前後で大人になったので」 「そういうのはしないよね」 「ええ、大人になった分、試合の最中からずっと飲み続けてるだけです」 ……笑われた。が、今日も行ったらいきなり「シャンパンと赤ワインと日本酒どれがいい?」と訊かれ、「まずは自分のビールがあるからいいです」という大人らしい会話から始まる私のスポーツ観戦。 それにしてもいいお天気です。12月になんと「夏日」だとか。防寒対策をしてのがバカらしくなるようです。見てよこの空の色。日焼け止めと日傘とサングラスこそ必要だわ。 ![]() 試合は49-19で早稲田の圧勝でした♪4年連続の全勝優勝だそうで。わーい。ルールわかんなくても、勝ってることくらいはわかるもん(笑)。しかし応援は完全に負けてたな……勝っても負けてもにぎやかな明治、攻めてるときだけ声を出す早稲田……というかスタンド、早稲田側だけ上の方空いてたし(<この写真でも、なんか上の方あいてるよ)。まーいいや。天気もよくてビールも美味しく飲めたしねvv 試合終了後、新宿に移動。また『天狗』か『王将』かと思っていたら、今日は趣向を変えてパブでした。歌舞伎町にある『English Pub HUB』。コマ劇場を斜め前に臨むビルの地下にあるパブです。出火したらたぶん一番奥の席に座ってる私の生涯はここで終わるだろうな、という造り(笑)。5時の開店前から店の前で陣取っていたのですが、開店してたいして時間も経ってないうちから店がほぼいっぱいになってた。お料理も揚げ物が多いので若い人向けの店なんでしょうが、全体的に美味しかったし。特にタルタルソースで食べるマッシュルームのフライと、ラムケバブという串焼きは美味でした。値段も手ごろだし。 ここにはビールのでかいのがありまして。試験管みたいな細長い管にビールが注がれてくる。100ミリ単位の刻みで1リットルのビールが入るようになっているんだけど、両手をあわせて輪っかを作るよりもっと細いくらいの筒なので、結構高さがある。……十人いて、うち男が半分以上を占めてましたが、こんなん飲もうとするのは私だけでした(笑)。カウンターで注文すると、「グラスいくついりますか?」と訊かれるので、基本的にはピッチャーみたいなものらしい。いや、私はグラス使わなかったけどな。量がキツいというよりも、残り少なくなってきて逆さにするとぼたぼたとこぼれる方が厄介でした……が、とりあえず制覇。 最後になんか飲むかなーと見ていたら「一発で酔いたい方に」と書いてあるカクテルがあった。なんかよくわからんがいろいろ入ったロンググラスで、とりあえず最初に「スピリタス」(※97度のウォッカ)の名前がある。これでいーかなーとか呟いてたら、友達(ほとんど飲めない女の子)が代わりにオーダーしてくれた。それを聞いたとたん、周囲で「あかん!Kちゃん、それはあかん!」「それはやめとけー」という声があがったが、「え、違いますよ、これははるか(仮名)ちゃんの分です」と彼女が言った途端「あんたはええわ」「飲んどきなさい」とあっさり見捨てられた。多分、呆れられていたんだと思う……だって私、試合中にビールの500ミリ缶3本飲んでるし(しかもうち2本は、早稲田が勝っててご機嫌な人に奢ってもらった)。計2.5リットル。そろそろ血が金色に透けてきそうです。 最後にコマ劇場の前で意味もなく集まって騒いでる学生を見物して(でも昔よりおとなしいね…)、お別れ。今日は乗り過ごさずに帰りました。えらいえらい(自画自賛)。 ■国立競技場で、シャンパンと赤ワインと日本酒をコップ1杯ずつ。おつまみ付。手作り(※男性の)のスペイン風オムレツまでついてきた……ゴメン、次はなんか持ってきます。あと500ミリのビールを3本。パブに着いてから1000ミリ入のグラスビールとなんだかよくわからんカクテル。強いのかなこれ、あんまり味しないような……(あるいはただ私が酔っ払いだったかだ)。 12月4日(土) クリスマスシーズンらしく、ゴスペルを聴きに行ってきました。 去年も聴いた「ハーレム・ゴスペル・クワイア」の日本公演、先行予約が来たので、せのおさんと佐々木その2さんをお誘いして、行くことに。よみうりホールってどこかしらとぴあマップを探し、「有楽町そごうと同居」とあったのでその旨メールして待ち合わせることにしました。 が、有楽町そごうはすでになかった。(そういえば有楽町駅前にはでかいビックカメラができていた) …いい加減、買い換えようね、7年くらい前の『ぴあ劇場MAP』……と反省しつつ、ホール内へ。さすがに先行予約当日、10時ジャストにかかってびびっただけのことはあります。前から2列目でした。ベストの配置です。何がベストかっていうと、最前列に座ってるとしょっちゅうステージ上に拉致られるからですここの公演。さすがに一人でマイク持って歌ったり、通訳させられたりは勘弁。でもせっかくなので、ステージ上に三十人くらいあげられるときにはついていってみました。ステージから客席見る機会ってあんまりないんで、これはこれで面白いです。 昨年とはメンバー構成が違うようで、去年は男女比ほぼ同じくらいだったのが、今回は十人中女性が二人。去年いた小柄でかわいかった女の子はいなかった代わりに、今回は白人とのハーフなのかな?という女の子がいて、超かわいかった……ソロで歌った声もとてもきれいだったのだけど、バックでコーラスやってるときも、すっごく楽しそうに踊ってるので。よく笑う子だったし。しかし去年も思ったけど、人間の声ってここまで伸びるんだなーと。あれくらい歌えたら気持ちいいだろうなと素直に賞賛の気持ちになります。楽しかったな。またクリスマスシーズン、来てください。 終演は4時前。夜御飯を食べようとらんさんと待ち合わせしてる時刻までには、まだ2時間近くある。どーします?と訊いてみると「食前酒なんてどうですか?」という佐々木さんからのステキな提案。もちろん行きます!というわけで、東京駅までてくてく歩いて、ステーションホテルのバーカメリアでしばし休息。こんな時間に飲んでるのは私たちだけかと思ったら、すでに6人連れくらいの先客がかなり出来上がってた(おじさんたちは高校の同級生らしい)。しかも2人連れが2組だか来たので、あまり広くない店内はすぐいっぱいに。 「こんな時間から、飲んでる人がこんなにいるなんて……」 「なんとなく意を強くしますよね!」<それはどうだろう。 さて、本日のお店は、またモツ鍋です。今度は西口の「たまや」。オススメして頂いたので楽しみです。ここ、サイトが全部博多弁なのがかわいいです。そして「予約は標準語でよかよ。」というのがツボに入りました……。 でかけてみると、先日の「蟻月」とは対照的でした。蟻月は一軒屋で内装を真っ白でまとめているのに対し、こちらはビルの二階、黒い内装。「蟻月」はモツ鍋が三種類あるのですが、こちらは一種類、醤油ベースのみ。前回にんにくで全員敗北気味だったのでちょっとどきどきしてたのですが、こちらの方がにんにくあっさり目。思ったほど残らなくてよいです。モツはこっちの方がしっかりしてるかなー、口の中で歯ごたえがあって、噛むと脂が染み出てくるようです。美味。どっちが旨いと思うかは、好みかな。翌日の予定を考えるのならこちらをオススメしますが(笑)。あ、そうそう、「蟻月」は厨房で煮込んだ細いうどんを締めに入れましたが、「たまや」は生のちゃんぽん玉でした。ちゃんぽん大好き♪ サイドメニューも充実です。紅しょうがが入っててたこ焼きみたいなさつま揚げと、合鴨と水菜のシーザーサラダはオススメ。ここのサラダ、ソースが濃厚でおいしい。あと串焼きは明太豚が美味しかった……惜しむらくは、焼酎が品切れが多かったこと。黒糖焼酎が一種類しかなかったのは残念。でもまた機会があれば行きたいお店です。 ■朝チューハイ1本飲んで家を出て、東京ステーションホテルでオールドブッシュ(アイリッシュウィスキー)の水割りとボウモア(スコッチシングルモルト)のロック。「たまや」で生ビールと黒糖焼酎の「龍宮」と、あとなんか飲みました。帰宅後、水割り。 ●樋口有介『誰もわたしを愛さない』講談社文庫 /元警察官でバツイチの刑事事件専門ルポライターが、雑誌の仕事で女子高生の殺人事件を追うという話なんですが……なんでこの男がそんなにもてるのかはいまいち私にはわかりませんでした……あと新相棒の女の子もあんまり好きになれん……。基本的に文章は平明で読みやすい作家で、その点は好感がもてるのですが、中途半端にハードボイルド調なので、表現が妙に詩的?なのが気になります……直前に読んだ『ともだち』はもっとあっさりしてたので。あっちの方が好きだな。全然面白くなかったというわけでもないんだけど(私の感想も中途半端だ)。 12月3日(金) どうせ休むんだったら今日にすればよかったとぶつぶつ言いながらTOEICを受け、こんな答案一生返ってこなければいいと呪いの言葉を吐きつつ提出。これだけで一日終わると落ち込んでしまいそうなので、飲みに出かけることにしました。 一年目の女の子が企画して誘ってくれたのだけど、彼女のメールはいっつも顔文字がいっぱいついてきて、世代が違うなあとおばさんくさい感慨を抱いてしまうのですが(考えてみれば私が中学の制服を来た年にようやくピカピカのランドセル背負ってた頃の子たちだ)、完璧にタメ口でメールがきてます。一応は四年先輩なんだがねと思いつつも、まあ酔っ払ってピッチャーでビール飲もうとするような人は、胸張って先輩だとは言えないか……。 一年目の女の子が三人と、同期の女の子が一人。あと男が五人。銀座の若い人向けの店でした。コースの揚げ物は美味しかったけど、三十路も近くなるとちと胃もたれがするラインナップ……普段飲みに行く小さい店といえば、六十くらいのおばちゃんがやってる居酒屋というケースがほとんどなので、ある意味新鮮といえば新鮮でした(笑)<銀座にある「OZ」という店です。 で、来といてなんだけど、あんまり好きじゃない後輩の男がいて。OG訪問も受けた相手なのに、いったい何見てたんだか自分。そいつが隣だったのですが、「○○さん(女性)って、もうじき三十路のくせになんか暗いっすよね〜」みたいなことをエヘラヘラとぬかしたので、電光石火、額をひっぱたいて「出直しな」と言っておきました。つい衝動的に。<とか言う割に、しっかり左手でヤツの後頭部を固定してる辺り、確信犯です。あとで同期の女の子から「さっきの殴りはナイスでした」とメールが届いてました。彼女もかなりムカついていたようです。まったく、自称遊んでるという割には、会話に成長のない男だ。一度、BDの飲み友達集めて一緒に飲んでみたいわ〜、君の言うところの「三十路前後」の男前な女性たちで、その性根を叩きなおしてあげるのに(笑)。 ■やっぱり風邪気味なのでカラオケは辞退して素直に帰宅。コロナビールと生ビール2杯とラムコークとテキーラサンセットと、あとテキーラのロック2杯。酒というより炭酸で気持ち悪い。 12月2日(木) お休み。二日酔いの為ではありません(断言)。 どーも風邪っぽいなと思っていたら、微熱が出ていた。今日なんか締切あったっけー、としばらく算段して、寝ることにした。会社の就業時間のほとんどを本を片手に布団の中でうつらうつらして過ごす。……風邪というよりはただの寝不足という気がしないでもない。 翌朝「すいませんでしたー」と出勤してみたら、隣の席の女性もやっぱりダウンしていたらしい。あとに電話かけた彼女は「えっ、今日なんかあるの」と言われたらしいが、別に一緒に遊びに行ってたわけじゃありませんよ、ディズニーランドとか。ほんとに。 ■休肝日。 ●東野圭吾『嘘をもうひとつだけ』講談社文庫 /加賀刑事の短編集。再読。字がでかい。 ●北村薫『夜の蝉』創元推理文庫 /再読。『スキップ』読んでたら読みたくなって。続編を切望。 ●柴田よしき『猫はこたつで丸くなる 猫探偵正太郎の冒険V』カッパノベルス /作風の幅広い著者ですが、結構これは好きなシリーズ。ダメ人間ぽいミステリ作家(女性)の飼い主と、その出来のいい飼い猫の組み合わせが好き。猫の正太郎とその仲間たちの視点からだったり、人間側の視点だったり、正太郎と知り合いの猫+人間の話だったりとだんだん世界が広がっていくようです。トリック自体は小ネタが多いのですが、会話の辺りで読ませるので私は気に入ってます。母には「つまんない」と言われたが、好みの問題でしょう。 ●樋口有介『ともだち』中公文庫 /古流の剣道の天才であるがゆえに敬遠されている女子高生が、構内で唯一親しかった女の子を殺した犯人を追う……という話なのですが、地の文の描写が読みやすいので、それなりに面白かった。彼女が闘ってるシーンは勢いあるし。ハードボイルド……でもないけど、探偵モノをいろいろ書いている作家で、あんまり売れてないようですが(<失礼)、文章は素直で読みやすくていいと思います。が、この文庫カバーはセンスないと思う(きっぱり)。剣道着と制服の女の子の写真を半身だけ見えるように(顔ははっきりしない)並べてあるのですが、ちょうど折り返しに目が来るので、本読んでるときに目が合うのでした……これはイヤだ。 12月1日(水) キラキラした酒(=茶色とか透明とかじゃない色の酒)を飲みたい!と駄々をこねて、母と赤坂に飲みに行ってきました。別にそれくらい、母と一緒でなくても良さそうなものですが、あいにくと私が行きたいバーが会員制……というか、某健康保険組合が持っているビルに入っている店の為、被保険者の母がいないと入れないのです。くそう。 だいたい今の世にこんなに金持ってる健保があっていいものかと私は言いたい。赤坂の日枝神社がすぐ目の前という大通りにきれいなビルが建ってて、しかもレストランも被保険者にだけ安い……なんで働いてる娘は被扶養者に入れないのだ!入れてくれ! ……働いてるからこそ遊べるわけでー、被扶養者だったら江田島までちょっと海軍兵学校見に行ってきますわ♪などということもあまりできないわけでー、しょうがないんですけどね。しかしこのバーだけは惜しい。 エビスの生頼んだら320円でした。安い。しばらくグラスワイン飲んでから、カクテルに移行。普段あんまり飲まないものを、とブルームーンにしてみました(これはちとイマイチでした)。500円也。銀座にある「毛利バー」という名前だけは知っている老舗の支店なんだそうで、「女性に気楽に来て欲しい」とバーテンも全部女性。……あたしが被扶養者なら気楽に通うのにー(泣)。<写真付の健保のカードがないと、バーに入れてもらえない。 で、結局また茶色いお酒に戻ってしまう私。だってカリラ(アイラモルト)の30年もののカスク(樽出し)が1200円だって言うから……あり得ない。「銀座のお店だったら、だいたい3倍の値段で出してますね」と言ってたけど、そうだろうなあ。つい品揃えの良さにずっと茶色い酒飲んでました。クライヌリッシュ(これもシングルモルト)が切れていたことだけが痛恨ですよ。 「前にもご一緒に見えられましたよね」と言われたのだが、私、前にここ来たの一年前の12月……覚えられてたらしい(<そりゃ隣は4人連れで二千円しか払ってないのに、2人で来て二万近く払ってりゃな……<銀座だったら6万円?) ■エビスの生と、ワインがグラスで赤白1杯ずつと、ブルームーン。それにシングルモルトでカリラのカスクと、カリラの何年だったか忘れたけどやっぱりカスクと、それからアードベックの30年。そんなとこ?閉店時刻が早いのは健保のビルだけあるようだ……。 |