9月30日(木) スコットランドの図書館で貸し出されていた本が約100年ぶりに戻ってきたという記事について。 故郷の図書館の所蔵印を押された本がフリーマーケットに出されていることに気づいた人が、買い取って送り返してくれたらしい……珍しいのは、それが発見されたのが南アフリカのヨハネスブルクだということ。たまたまスコットランドのインバネス出身の人が手に取るというのもすごい偶然だと思うけど。 で、一番気になったのは「本来ならば5,000ポンドの罰金を課すところだが、温情で免除している」という記述。1ポンド200円で単純換算して100万円……96年延滞で100万円。この罰金は高いと見るか、意外に安いと考えるか。 ■休肝日。ひさびさに。 ●西澤保彦『スコッチ・ゲーム』角川文庫 /安槻大シリーズの1冊。辛辣な美女タカチが好き。執拗なまでに繰り返し親との葛藤を素材にした話を語る傾向のある作家なんですが、これと続く『依存』で最高潮に達してます……が、ちゃんと小説として昇華されてるので面白い。これのラストを読んだあとに『依存』を読むと、ほんとにタカチが格好いい。ふざけてるようで人格に余裕を見せるボンちゃんも好き。最近新作出ませんね…そろそろ彼らに会いたいな。 9月29日(水) あまりに某社のアナリストが送りつけてきたデータが大胆に間違っているのでキレそうです……どうしてこんな間違った数字が出てきたかはT主任が電卓片手に説明してくれたのですが、それにしてもさ!あのさ、貸借対照表の株式の保有額がマイナスってのは常識で考えても間違ってるってわかるんじゃないのか?しかもン千億円単位のマイナスなんですけど!<もう、あまりに破天荒な間違いでどうしてくれようかと……。 罵りながら仕事をしているうちに9時になっちゃったので飯でも食いに行くかーと上司とS主任と、それにほかの部署の残業組の管理職3人に声をかけてちょこっと飲んで帰る。 そこで話題になったのが「運動会」……シーズンなんですね。そういやテレビのDVDハンディカムも軒並みCMが運動会だったっけ。 飲んで帰った翌日が子供の運動会で、叩き起こされて場所取りのシート持たされて行ってみたら、すでに学校の周りをぐるっと取り囲むかたちで列ができてたとか……時刻は午前5時半。先頭の人は前日の夜9時から並んでたというから、壮絶な話です。場所もどこでもいいというわけじゃなくて、小学校1年生だとリレーで半周しか走らないから、子供が走るところの場所をとらねばならないとか。お父さんたちもここぞとばかりにこき使われて、苦労が多いようです。 でもねえ、私の子供の頃って、ここまで親が運動会のたびに場所とりに苦労するようなことってなかった気がするんだけどな……少なくとも朝5時とか前日の夜から並ぶ、みたいなのは。 そして時代の移り変わりを感じたのは、「親が出場するリレーはない」ということでした……結構ケガが多いらしく、子供の前でむきになって走ってアキレス腱切っちゃう人とかいるんだそうで……そうだろうなあ、普段運動してない人がいきなり走りゃーね…… ■生ビールと青島ビール。それに泡盛「久米仙」のロックを3杯。<管理職たちが全員ビールの中、マイペースにこんなもの飲んでる人。あ、まだ金払ってない。 ●芦辺拓『メトロポリスに死の罠を』双葉文庫 /近畿地方が大阪市を中心に独立してしまったパラレル近未来の大阪市。国家警察とは別に戦後直後の自治体警察の仕組みを復活させた……という設定は面白いのですが、なんかキャラクターがいかにもわかりやすい「正義の味方」「無能な官僚」「宿命の敵」なステレオタイプな印象。短編集の『死体の冷めないうちに』辺りはまあよかったのだけど、長編にするときついなあ……宿敵も何がしたいのかよくわからんし。昔懐かしい活劇のノリの割には、環境行政とかへの不満の部分がしつこいというか……うーん。 9月28日 (火) 中秋の名月でした。 なんでそんなことを思い出したかというと、中国からのお客さんが月餅をくれたのです。英語で言うと“moon cake”らしい。そのまんまだね。あちらでは中秋には帰省して月餅を家族と一緒に食べる風習があるのだとか。ふーん。昔の日本の薮入りみたいなものかな。 ところでなんで日本は「月見だんご」なんだろうという話になった。上司のNさんの説は「月でうさぎがだんごをつくってるから」だそうです。正解は収穫を祈る為に作物を捧げるという意味でだんごを作るらしいのですが、個人的にはその説好きだな。かわいいし。 ■水割り。 やっとオークションで狙ってた指輪落とせたー♪先着順じゃないの落とせたの初めてです。わーい☆ しかし他人事だと思うと、値段がつりあがっていくのは見てると面白い……早々に1万円くらいで諦めちゃったダイヤのブレスレット、最後の20分くらいの間で、14万円だったのが31万円になってたよ……怖。 9月27日(月) なにかこう、いろいろと、社内の他の部との折衝だけでぐったりと疲れ果てる一日。 帰りがけ、もう頭使う本なんて読みたくないわ!と思いながら、会社で自分の鞄&ロッカーを探って出てきた本。 「石原莞爾と昭和陸軍の夢」 「よくわかる年金制度の本」 「図で読むキリスト教事典」 「大海軍を思ふ」 「巣鴨日記」<A級戦犯の外交官が書いた巣鴨刑務所時代の日記。 ……微妙……。 ■眞露のウーロン割り。 9月26日(日) 久々に100SS更新しました。『インファナル・アフェア 無間序曲』公開記念で、053「壊れた時計」。1しか観てない人にも、ネタバレにはしてないつもりです。多分。 美容院にパーマをかけに行ってきました。ショートにしようかなーと思いつつも、ラクチンなんだもん。 いつも髪を切ってくれるHさんは、私の顔見ると「飲んでるー?」と訊きます。もはやこれも挨拶です。なのでここ数ヶ月の酒(の上での失敗)の話をしてしばらく過ごす。んーやっぱりこのところで最大の失敗は、記憶のない屋形船かなあ。あと階段から落ちて怪我したのと鍋の記憶がないのと……(2ヵ月半しか経ってないのに多過ぎです) 私の人生の記憶は穴だらけなのですが、多くの人において、記憶とはきちんと身に添ったものであるらしい。なので、「記憶がない」と言うと驚かれます。そうですか、私にとっては日常茶飯事ですが(ダメ人間)。 「そういえば、こないだ『世にも奇妙な物語』で、『空白の時間』ってのやってましたよー、瀬戸朝香主演で」 どんな話?と訊いてみると、夕方からふっと記憶がなくて、気がつくと朝ということが時々ある女性の話だとか。そんなん珍しくもないと思ったのですが、実は彼女は二重人格で、もう一人の彼女は悪の人格で殺人を犯すそうです。 「だから、はるか(仮名)ちゃんも二重人格だったりしてねー」 ……そうか。だとしたら、しょっちゅう記憶のないまま乗り換えてたり精算してたりクジラ鍋食べてたり屋形船降りてたり二段ベッドの梯子もぞもぞ上がって眠り込んでたりするのも納得がいくというものです。私、二重人格者だったんだ! というわけで、今度から私が「えー覚えてないー」とか言い出したら「ああまた別の人格が…」と思ってあげてください。もうひとつの人格、出現しても、ただ酒瓶つかんで寝てるだけだったりするようですけどね……。 ■久々に恵比寿ビール1本。あとウーロンハイ。それから焼酎『破壊王』。名前が気に入って買った(笑)のですが、味はあんまり好みでなかった模様…… ●平岩弓枝『十三歳の仲人 御宿かわせみ』文藝春秋 /んもーこのバカップル、早く幕府が瓦解してちったあ苦労しろ!と読むたびに思うのですが、そう言ったら「わかるわ〜」と何人かの友人に言われました。結構そう思っている人は多いようで。しかし一番不思議なのは、そう思っているのになぜかだらだらと続きを読んでいることです。惰性?確かに安心感はあるけどねー、子供が成長していくだけのサザエさんワールドだからこれ。で、るいって今いくつだ?もう四十路くらいだよね…?ええいこのバカップルめ!(読んでると腹が立つ) 9月25日(土) 最近PCの調子が悪くて、楽天で入札しようとするたびに「商品番号エラーです」………ええい私に入札させない気だな!?とか液晶と睨み合っている場合ではなく。諦め悪く、やっと10回目くらいに入札に成功。これじゃ時間ギリギリになったら競り負けるんだろうな……と思いつつ、とりあえず入札。 そういや昨晩も「またエラー!入札できん!」とか夜中までやってたんだよな……とかいうことをぼんやりと思い出す。1万円くらいならいーかなーと思っていたブレスレットが今見たら7万にまで値段がつりあがってたので早々に撤退。が、そういえば入札エラーの多さに腹立ててそのまま古書サイトに行き、勢いで申し込んだ本の通知はしっかり届いてました。うん、確かに頼んだよね……重光葵(<戦艦ミズーリ上で日本の降伏文書にサインした外交官)の収容所時代の『巣鴨日記』………危ういところで同じタイトル違う著者の本を買ってしまうところでした。笹川良一のはいらん……<日本船舶振興会の人 ■眞露のウーロン茶割。あとチューハイとか。 ●近藤史恵『二人道成寺』文藝春秋 /梨園の探偵・今泉文吾シリーズの三作目。歌舞伎を素材にしたミステリで、今回は『摂州合那辻』。相変わらず読み終わってから痛々しさに無言になってしまう。結構読んでる作家なのですが、読むたびに討たれがち。そして著作リスト見て『遥かなる時空の中で』のノベライズを3冊も出していることを発見。知らんかった…… ●山田風太郎『十三の階段 山田風太郎コレクション3』芸術出版社 /山田風太郎が参加した戦後直後くらいの探偵作家たちのリレー小説を集めた本。「ミステリとしての出来より各作家の持ち味が読みどころ」と帯にはあったけど、どうして現代の新本格作家たちのリレー小説『堕天使殺人事件』に比べたら、どれもよほどハイレベルです……(苦笑<作家が好き勝手書き過ぎてて話が破綻してる)。思ったより文章古くないし、皆そんなに脱線しないから通して読んでも話が安定してるしね。参加作家も豪華☆<江戸川乱歩に香山滋(<ゴジラの原作者)、岡田鯱彦、角田喜久雄……何より山田風太郎と島田一男が書いた神津恭介(高木彬光の名探偵)ってだけで読んだ価値あるわ〜♪ 9月24日(金) 出勤したら、E部長からメールが入ってました。 「今度の接待の手配、面子がこれだと女性が相手方1人しかいないから、あと事務局からKとはるか(仮名)入れて計○名で手配するということで」……あの、こないだ屋形船一緒に行ったのに、まだ面子に私を入れる気なんですか?ほんとにいいんですか……?(何しろ記憶がないのでいいのかどうかも自分ではわからない) 気を取り直して、同期のHさんの誕生日祝を女性3人で。指定により、本日の店は「中国大陸料理 過門香 銀座店」。地下の店で、ちょっと薄暗い店内と白熱灯の明かりで、なんとなく昔の阿片窟って…とか失礼な連想をしてしまう私です。秋の素材を使ったコースというのを頼んでみました。美味。来週の支払のことは考えないことにします……。 しかし料理の割にはサービスはそこそこかなあ……それなりの値段のコースだったのですが、大皿は自分で取りわけだし……まあそれはいいんですが、一度運んで来るなりテーブルの上にグラスからかなりの量ぶちまけといて、そのまま「すみません」と言うだけでそのまま行ってしまった店員が……多分しゃべり方からして中国系の女の子だと思うのですが、普通せめて拭くだろこの状態は。水溜りできてんだけど!?あまりのことに腹を立てた私が別のもうちょっとフロアで上の立場らしい女性を呼び止めてかなりきつく苦情を言ったら、席を拭いて、グラスも新しいのが「よろしかったら」と追加で出てきました。……多分こぼしたのが酒じゃなかったら私もそこまで腹立てなかったんだけど(笑)、しかし木のテーブルの真ん中にさんざし酒(<甘い果実酒)のロックぶちまけられたんじゃ、べたべたするでしょー。ま、こぼしたグラス、取り替えてくれりゃいいかなくらいに思ってたら(<まだ口つけてないのに1/4くらい減ってるし)、追加でグラスくれたので矛を収める(謝罪も丁寧だったし)。………言うことはちゃんと言わないとね。ま、料理は美味しかったので、もう一度行くにやぶさかではないです。 ■焼酎「綾」をストレートで。 ●宮部みゆき『人質カノン』文春文庫 /手軽に読める内容だったので……久々に読みましたが、直木賞の候補になるほどの内容とは思えず。しかしこれにも2.26事件を素材にした短編が入ってることに気づきました。読んだのがあまりに前ですっかり忘れてました。 ●澤地久枝『暗い暦 二・二六事件以後と武藤章』エルム /再読。なんか勢いのある本読みたいなー、と言ってこれを読む私の選択のセンスがよくわからんとSおさんに言われました…が、A級戦犯で処刑されて陸軍の中でも敵役の代表みたいな武藤ですが、これと回想録併せて読むと惚れます(きっぱり)。若い頃の幼い義妹宛の手紙が素敵。書簡の数々が戦災で焼失したのが悔やまれます……私が手記読んだ軍人の中では一番文章上手い人。多分2.26の資料読み始めた直後にこの人の本読んでなかったら、ここまではまってなかっただろうしな…。 9月23日(木) Libraryに1冊追加。<恩田陸『ねじの回転』 よっこらせと家を出て、映画を観に行くことにしました。『インファナル・アフェア 無間序曲』。 うっかり前売り券を買ってしまった為、柏の映画館では使えないことが判明。んもー都内まで出なきゃ。最初は銀座シネパトスにしようかと思ってたのですが、Yahoo!ムービーで映画館調べたらここ評価がボロクソだったので(「スクリーンがすすけてる」って……)、評価のよかった上野スタームービーにしました。 が、ついうっかり「JR上野駅から6分でー湯島駅から5分ならー湯島から行けばいいじゃん」と思ったのが誤りの始まりでした……どこー?わかんないんだけど!?クロネコヤマトのお兄さん(仕事中)を捕まえてやっとその辺りまで着いたものの、見渡す限り見える映画館と言えば、ピンクな映画館だけ……迫る上映時間に焦って金券ショップに飛び込むと、「向かいですよー」と言われる。向かい……って、あれか?あのピンク映画館の路地の隣?確かに小さな看板が……おかげで「人妻タクシー 巨乳に乗り込め」なんていう恥ずかしいタイトルの看板の隣を曲がることに(しかもここのピンク映画館、パセラの隣……確か昔酔っ払って夜中にM子さんと「えーなんで女は入れないのー」とチケット売りのおじさんに絡んだ覚えが……<ほんとに恥多い人生)。 が、辿り着いた映画館は、こじんまりしてるけど客席もすわり心地良くて、なかなか居心地のいいとこでした。また機会があったらここ来よっと。以下感想。 ・アンディとトニーは出てないけど、若手二人が頑張ってました☆ ・駆け出し下っ端ボスなエリック・ツァンがかわいい…… ・カリーナ・ラウ大好き♪ラウを張り倒す瞬間の迫力は、さすが年季が入ってます。アクションやってたもんねー。 ・さすがに1作目作ってから2作目の脚本書いてるので、年数の辺りはぽろぽろ矛盾が…(小さな声) ・<香港の竹中直人>ン・ジュンユーが酷薄かつ冷静なボスのハウやってます……さすがに巧いです。 ・そしてロイ・チャンが出てたのが嬉しいー!(<ハウのボディガードやってた人)……が、髪型が暑苦しくてなあ。香港の男優一のナイス・バディ(<足長い!)なのに、がっちり着込んでて残念………勿体無い。 ・一作目の10年前という設定なのに、アンソニー・ウォンがさらに老けている気がする…(好きだけど) ・ウォン警部の親友役のルク警視、どっかで見た顔だけどこんなメインランドチャイナ顔を知ってるはずは…と思っていたら、『インペリアルパレス(東宮西宮)』っていう同性愛を扱った中国映画で、ゲイの青年を延々尋問する警察官役だった……(見てて沈鬱な気持ちになる映画だった) ・大きな音とか銃声がとにかく怖い映画でした………ほんとにそのたびにどんどん人が死んでいくんだもの! ・そして前作を思い出すと、さらにこの話は怖く……こ、この人物関係踏まえた上で、あの一作目ってことよね?(十年前はサムとウォン警部は仲良しだったり……ひいい、よくヤンてばウォンについてるな!とか) ・で、ラウはほんとにダメっ子だねえ……それは逆恨みっていうんじゃ、とか。こういう性格じゃないと、あそこまで出世できないのかなとか……(うすら寒) ・特に最後に酔っ払った女の子が名前を訊かれて「MARY」と答えたときに笑ったのが一番怖かった!マリーにあれだけのことしといて、なぜ笑える?発狂したのかと思ったよ…(<ネタバレにつき反転) ・ヤンはほんとにかわいそうな子でした……よくあんだけまっすぐに育ったよ…(ほろり) ・ちゃんと三作目も公開されるそうですよ、来年のGW。楽しみです……いや、広東語のVCD見ろって話…? ・で、うっかり今家で一作目のDVD見てるんですが、気の迷いで吹替え版にしてこける。ぜんぜん声があってないー!サムが声低いー!低音のエリック・ツァンなんて気持ち悪い! ・そして、「敵役のマフィアのボスが眼鏡っ子ですぜ」とメールしてみたら、Sおさんが観てくださるそうです……やっぱこれで友達釣って見せるしかないか!(<「アンディとトニー出てないならいい」とか皆言うから…) いい気分で湯島のうどん屋で、とき卵とコーンのあんかけにチーズ入りという不思議な創作うどんを食べて帰りました……いや、結構旨いんですがね……不思議な味。チーズがのびるー。→「東京うどん天神」 ■そしてそのうどん屋で柚子ビール。ゆずの果汁とビールをあわせたものでなかなか美味。あと家でウーロンハイとウィスキーロック。 ●古処誠二『七月七日』集英社 /前作『接近』に続いて日系二世の語学兵をメインに据えた短編連作集。なんかもう、緩みもスキもない(脱帽)。前の三冊が長編で、結末に向かってどんどん緊張感が高まっていくのに対し、この話は最後は捕虜収容所でのごく日常の場面で終わるのです……おそらく日系二世としての辛い立場が明日も変わることはなく、このまま続いていくことを予感させる……いい本でした。文章も平易で読みやすいし。 9月22日(水) 久々にマッサージに行ってきました………衝動的に飛び込んだ店で。い、痛い痛い痛い。しかしようやく背中にも血が通っていることを思い出したようです。鉄板じゃなく。 ■生ビール1杯と、缶チューハイ1杯、それに焼酎少し。 ●伊集院静『機関車先生』講談社文庫 /バス待ちしてる間に、衝動的に駅前の書店で買った本。読むのにかかった時間も衝動的だった……30分くらい?戦後十数年しか経ってない瀬戸内の田舎の島で、新しくやってきた先生と子供たちの交流を描く話……なんですが、格好いいのは年寄りばかりなのでした。うーん、機関車先生がちと出来過ぎててなあ。とは言いつつ、いい話ですよ、子供はちゃんと辛い事実にも直面するし。これ書いた人があの週刊大衆で『アホードリが行く』なんていうアホなギャンブル日記出してた人かと思うと笑えるけど(笑)。<西原理恵子に「バブルの頃から勝ってるの見たことない」とか言われてるし。 9月21日(火) 金曜日のことは思い出したくないのですが、いやいや出勤。 「だいじょうぶだった?」と訊かれましたが、どうだいじょうぶでなかったのかは誰も言わないので、私も触れないようにそっとしておくことにしました……ところで浅草駅からどういう経路で帰ったのかすら覚えてないのですが(そもそも下船の記憶もないくらいだ)、どうやら上野駅で他の人がおろしてくれたらしいですよ……浅草と柏の途中に上野?それはさておき、上野からだと快速しか走ってないわけですよ柏行きは。しかし私が目を覚ましたのは上野と柏の間の各駅停車の駅でした……どこかで乗り換えたらしい。自力で。覚えてないけど。 多分、空白の四時間の大半は、私が熟睡して電車で往復しているうちに費消されたものだと思います。ていうか、思いたい。当面、そっとしておく方向で……(恥多い人生)。 ■まだ微熱ーとかいいながら水割り飲んでるのがダメな原因でしょうか。 9月20日(月) Linkを1件修正。<西村たくみさんの赤江瀑サイトURLお引越しにつき。 土曜の夜辺りからずっと平熱高めだったのが微熱になりました。金曜日意識を飛ばすまで飲んだのが原因なのか、それとも具合が悪いのに酒飲んだから意識がとんだのか、ニワトリかタマゴかどちらが先か……。 よろよろと起きだして、チケット取り。もうどうせ二時間はかからないだろうとぼんやりとテレビをつけながら携帯リダイヤルリダイヤルリダイヤル。朝十時からやってる心霊特集て間が抜けてるよねーとか四人前で二品500円の豆腐ステーキレシピをどうせならしめじ入れた方が旨そうなんだけどそれじゃきっと500円超えるんだなーとか思いながらかけてたら、うっかり二十分でつながってしまった。あんまりびっくりしたので、思わず切るところだった。 半分夢か微熱の幻じゃなかろうかとコンビニに取りに行ってみたら、ほんとに取れてた。しかも前から三列目……恐ろしい。また呪いが!と思ってたのですが、今年微妙にチケット運いいんだよな………あれか、だから代わりに酒運は悪いのか。今年失敗多いんですけど酒の。<単に飲み歩いてる回数が多いことは棚に上げる。 ■缶チューハイと焼酎の水割り。 ●本岡類『水辺の通り魔』角川書店 /いっそ不幸に見舞われているとしか思えない刑事の話。ボディービルディングマニアで、トレーニングしないと筋肉が落ちるうぅとやたら強迫観念に襲われている辺りは造型として珍しいかな。初めて読んだ作家ですが、読みやすかった。しかしいろんなタイプの“新人類”を出してきている中で、一番格好いいのは主人公刑事と組んでいる“旧世代”であるはずの上司の警部補なのでした。彼が一番まっとうで格好いい。 ●若竹七海『悪いうさぎ』文藝春秋 /女探偵葉村晶のシリーズ。前に文庫落ちしたときにどーしよーかなー買おうかなーと思っていた本。……買わなくてよかった。女探偵もの嫌いの私にしては、この晶のことは好きだし、面白くないとかそういう問題ではなく……ただひたすらに話が重いつーか、怖いので。うしろの著者紹介に「決して重苦しくならない洒落たセンス」とか書いてあるけど、怖いだろこれ!女を辛辣に評価するに、女に勝るものはいないというか……良かれ悪しかれ女性の書いたものだというのは確かだけど。少なくともクライマックス近くで人を助けに行くのに車を運転する際、同乗者を気にして脇の下に消臭剤をぶちまけるヒロインってのは、男には書けないだろ。 ●井田真木子『いつまでもとれない免許 非情のライセンス』集英社 /この井田真木子というノンフィクションライターは、『同性愛者たち』『ルポ14歳 消える少女たち』などの硬質でいい本を書いてて、ファンだったのです……が、こんな本を出してるとは知らなかったよ。そもそもイラストがしりあがり寿だしな……でも文章上手いので面白いです。38歳の女性のあり得ないくらいおかしい免許取得の日々を笑いながら、ふと自分が行ったらこれよりマシなんだろうかと考え込む三十路直前免許未取得者。ところでこの「テスト」というだけであがりまくって何もできなくなるという著者ですら一発で通った学科試験、司法試験受かったのに普免の学科試験に落ちた友人がいたのですが、いったいどんな回答したんだ彼女。 9月19日(日) 携帯メールで金曜からの話をコレコレシカジカとメールしたら「ほんとに君はよく記憶なくすよね」と返事がきた。……きっと私の記憶は私のことキライなんだよ。だからさっさと抜けちゃうんだよ。で、きっと浄玻璃鏡の前で、その忘れた記憶が待ってて、記憶にないことで閻魔様に怒られるんだよ……とか妙にひねくれてしまう私。 この記憶を払拭すべく(いや、そもそも私の記憶がないことが問題なので、正確には「記憶がないという記憶」なわけですが)、とりあえず気が紛れるような何か勢いのある本を読もう!と図書館までてくてく歩いて本を借り出してきたのですが、そんな酒の記憶を忘れたい私に、『水滸伝』(<杉本苑子版)は向いてなかった模様……だってこの人たち、酒飲んじゃーしびれ薬盛られたり財宝取られたり捕まったり人肉饅頭にされかけたり……ご同輩……?(落ち込む) ■水割り。焼酎少し。 ●恩田陸『ねじの回転』集英社 /恩田陸という作家はあんまりオチがすっきりしなくて、なかなか手が伸びないのですが……ついうっかり図書館で借りてしまったのは、これが2.26事件をテーマにしてるから。なんですか、流行ってるんですか女流SFの中で(<他に宮部『蒲生邸事件』しかないでしょ)。ヘンな話ー。というわけで別に感想書こうかと思います。 9月18日(土) まだ失われた記憶に煩悶中。 上司から「だいじょうぶかな」というメールが昨晩来ていたけど、どうだいじょうぶでなかったのかは書いてないので、余計煩悶。・・・もういい!どうせ連休明けに出勤した暁には、死ぬほど後悔するに決まってるからもう考えない!とりあえずレモンを焼酎で割ってみる(……まだ飲むの?) とりあえず本日は予定があるので、よろよろと銀座に出。せのおさんと三越で待ち合わせ。 「歌舞伎もちょっと観てみたいんですけどね」と軽く言ったところ「来週のチケット余ってるんですけどどうですか」と切り返されることはあまりないでしょう……その、普通あり得ない罠にまんまとひっかかったせのおさん(<初歌舞伎)と一緒に、夜の部を観てきました。途中「ここら辺一帯で唯一酒を扱っているコンビニ」などを紹介しつつ(もちろん1本買いつつ)、そして三越でついうっかり「明日まで特設ジュエリーコーナー」のトラップにひっかかってフランスのデザイナーの黒蝶貝リングをお買い上げしたりしつつ、歌舞伎座に。 はじめてマジマジと歌舞伎座を見たせのおさんの感想は「周囲から浮いてますねこの建物」……言われてみたら、確かにヘンな建築、なのかなあ……見慣れてるので私はなんとも思いませんが、たまたま朝の新聞に、GHQの検閲時代に歌舞伎の保護を頑張ったアメリカ人(元マッカーサー副官)の話が載ってまして、彼と歌舞伎との出会いは「戦前に寺と間違えて歌舞伎座に入った」というのを読んで、「普通金払う辺りで気づくだろ!」とツッコミを入れていたのですが……やっぱり日本人が見ても変かこの建物。 本日の演目は『恋女房染分手綱 重の井』『女男(めおと)道成寺』『蔦紅葉宇都谷峠』。道成寺を白拍子花子だけじゃなくてもう一人狂言師が入って二人で踊り分けるという演目は別にして、最初のは『重の井子別れ』という子別れお涙頂戴ものの演目だしー、『蔦紅葉』は話は知らないけど、なんかこれも地味っぽい……初めて観るにはどうかなあと思ってたのですが、たまたま今月は橋之助の三男(この公演中に三歳になったばかり)が初舞台を踏むのだそうで、「道成寺」の最中に口上があったりして、せのおさんにも楽しんでいただけた様子。……しかし、私たしかテレビで橋之助の長男が生まれた時のドキュメンタリー見たよ!あの子が「重の井」の子役で長台詞喋ってるよ!頑張ってるよ!もう八歳だって!……時の流れが恐ろしい。 そして、口上で三男がよちよちと出てきて、伯父の福助、父の橋之助が手をついて口上を述べている間(しかし白拍子の衣装で頭だけ男髷なのはかなり間抜けな姿だと思うよ橋之助)、ぽかんとしてるのがかわいいです。もう小さいいきものがいる!という世界なので、何をしても客席から拍手が。三歳ってあんなちっちゃいいきものだっけ。かわいいなあ。 そして最後の『宇都谷峠』。黙阿弥の話らしいけど、全然知らないなあ…と思っていたら、せのおさんに「確か近藤史恵の本に出てましたよね」と言われました。そうだっけ?我が家にある筋書き事典に載ってない話はよく覚えてないのです(笑)。勘九郎が早代わりを頑張っててその辺りは楽しめました。ほんとに勘九郎演じるところの按摩の文弥がダメっ子で!ダメでしょそんなに人を信用しちゃ!と言いたいくらいのダメっ子。もう、ダメダメ過ぎて、いっそ母性本能をくすぐります(<え!)私に時間があるなら、京まで引っ張っていってあげたいくらいだよ………が、やっぱり歌舞伎は「主の為」ってのは、今の人間が観るにはいまいち違和感があるよねえ、と思ってしまう私。 ■レモンハイとかオレンジのチューハイとか。なんかいろいろ。こまごまと。 ●我孫子武丸『屍蝋の街』双葉社文庫 /布団から手に届く範囲に本がこれしかなかったから……(ひどい理由) 9月17日(金) また接待に駆り出されました。 別の日にはディ●ニーランドに連れて行くというコースもあったのですが、そっちには声がまったくかかりませんでした。私が呼ばれたのは、屋形船です。きっとネズミは似合わないが屋形船向きだと誰かが思ったのでしょう、どーせね。<貸切にするのに人数あわせだったようです。 浅草の船宿から出航するのですが……揺れる船に靴脱いで乗り込んだ途端、イヤな予感。山と積まれた酒、あまり豪華とは言えない(要するに腹持ちしない)料理、揺れる船、加えてイマイチな体調。どうかなー船酔いで苦しむ前に酒飲んじゃった方がいいか、微妙な感じ。ちなみに面子は、中国からのお客さん7人+通訳1人、部長が2人、管理職が6人、事務局から私ともう1人女性。うわ、面子重ーい。しばらく船の上で揺られ、お台場のフジテレビ辺りを前に三十分ほど停泊し、また川をさかのぼるというコース。部長と一緒に、止まった船を目掛けて餌をねだりにくる鳥におかきを投げ与えていて……… 自分の最寄り駅から三駅先の駅で、終電を迎えている自分に気がつきました(死) ……あの船、確か9時過ぎには浅草に着いたはずよね!?で、なんでこんな空白の4時間が・・・?一気に目が覚めてタクシーで帰りました。おもったより安くて三千円かからずに帰れました、ああよかった、ってそうじゃなく。 やだなー火曜日出勤したくないなーーーーー。 ■えーとビールと日本酒飲まされて、途中から中国人通訳と「乾杯」が始まり、でもってウィスキーの水割りを作ろうとしたら「水はいらないでしょ」と財務の課長に水入れを取り上げられたのは覚えてます……その先の記憶がないんだよ記憶が……(煩悶) 9月16日(木) メルマガのニュースを読んでいたら、こんなのが載っていた。曰く、「帰国子女だったロック歌手による、『英語国民人のための大阪弁講座』」だそうです。 Lesson1 How are you? →オンドレまだ生きとったんか Lesson2 What are you? →ワレなんぼのもんじゃい。 ………どんなもんなんですかね。関東人にはいまいち感覚がわからないのだけど…あってんの? ■水割り。 9月15日(水) 役所にー照会への回答書類をFAXしたいんですけどー文面これでいいですかー?と部長のところに持っていってみる。 一瞥した部長が「いいよ、送って」と言う。 「しかし、若いのに古めかしい言葉書くねえ」 「いや、そこは私じゃなくてNさん(<上司)が訂正した部分ですけど……」 あの、「しかるに」って古めかしい言葉なんですか?知らなかった…っ(敗北)<かなり普通に使う。 ●安能務『隋唐演義』(上)講談社文庫 /言葉の古めかしい人間らしく、まだ中国史読んでます。春秋戦国志は、目当ての晋の趙盾と士会の出番が終わったところで頓挫(<正直者)。隋末唐初は一時期この辺りの本を読んでたので、知ってる名前が多くて楽しい……はずなのですが、主人公の秦叔宝が出てくるたびに「ああまたこいつか」と思ってしまうのは何故だろう。『水滸伝』の宋江にも似た…って、宋江よりずっといい人なんだけど。いい人過ぎて、かつ皆が褒めまくるせいだろうか………。 ■缶の焼酎水割り缶2本。サントリーの麦「それから」とタカラ酒造の麦「よかいち」。 ところで私のパソコンは、「嬰」という字を出すのに「えいじ」では出ず、試しに「みどりご」って打ってみたら出たんですが、これは古い言葉ではないのか?パソコンや携帯の識字レベルって機種によって読めなくて面白いけど。 9月14日(火) うちの部署の人間があまりに散らかすので、見かねた片付け上手のKさん(<部署でただ一人机の上が片付いている)が、一人ひとつずつキャビネの空引き出しを割り当ててくれました。これで足元や机上を占拠している大量のパイプ式ファイルをしまう場所が! と思ったのですが、私のキャビネは現在、2/3を中国の酒(<土産でもらった)で占拠されているのでした……だってみやげ物入れとく場所がないから!とりあえずしまっとけって言われたから!早くあの酒なんとかしたいんですけどー、密封されてるはずなのにこのキャビネ、開けると酒の匂いがするんですが……このままだと私の仕事の資料全部が酒の匂いに……。<自分の資料が匂いで識別できるようになるのはイヤだ。 ■持って帰っていいなら私が一人で飲むよ!?と言いたいところですが(おそらくあの瓶を一人で抱えて帰る気になるのは、全社で私一人だけだろう)、まだ占拠されてます……うちで飲んでるのは、眞露の烏龍茶割り。。。 9月13日(月) 見られないと言ってた写真4枚、「ファイルの名前が漢字になってるよ」と指摘してもらったので修正してきました。会社のは漢字のファイル名でも見られるブラウザだったようです……教えてくれた二人に感謝☆ 今日は4時から社外セミナー……「あたし日本語じゃないセミナーには行きたくないんですが」「ちゃんと同時通訳付いてるって書いてあったから」などとなだめられながら(<ダメな部下)、上司と一緒にお出かけ。んもー、どこよこれ。と思いきや、なんのことはない、いつも国立劇場の帰りに「茶ー飲むー?でもここ高そうだから、どっか別のとこ出よーかー」と言ってるビルでした。ホテルだったのかこれ。 このホテルの隣、やけに厳重な警備の建物があるんですけど、そこ警視総監官邸なんですよー(<吉野準『ある警視総監日記』にお引越ししてくる話があったので…角川文庫。語り口が穏やかでよいエッセイです)などと言いながら今日開催のイベントから目当ての会場を探す。……と。 「第○○期 警視庁会様 ××の間」 「警察官友の会 役員・職員ご一同様 △△の間」 ……なんかあるんですかこのホテル。単に隣だってこと以外に。 しかしここ、周囲は厳重でも、ホテルの上から狙撃とか大丈夫なんかね、客室から超見下ろされてるんだけど……と人事ながら心配になってしまう立地なのでした。ちっ、終わってからのカクテル付意見交換会、せめて1杯だけでも飲んでから帰ってくりゃ良かったかと後悔しながらの帰り道にて。<だって上司が先帰っちゃったんだもん……一人で挨拶するの面倒だったんだもん…(<乾杯まで通訳してくれないんだもんなー/当たり前) カクテル < 英語 私がどれだけ嫌だったか分かろうというものです。。。 ■というわけで、家帰ってから焼酎飲んでます。まだ『鉄幹』。逆に飲み始めた後ならそんなイヤじゃないんだけどな話すの……どうでもよくなるから。むしろ飲んでからセミナー来るべきだったってこと? ●仁木悦子『陽の翳る街』講談社文庫 /ミステリマニアたちで作ったグループが町内で遭遇した殺人事件を推理するというノンシリーズの長編。なかなかプロットが手が込んでて、あまりとおりすがりの人の名前を覚えない私には「…誰だっけそれ」みたいなところが多かったのですが、ノンシリーズにしては面白く読めました。「日曜日は小学生で駄菓子屋はかきいれどきなの」という辺りに時代を感じると母が言ってたけど、確かに今じゃ皆コンビニだしな……。 9月12日(日) ようやく台湾日記の最終日をアップしました。3ヶ月経過。しかし写真が何度アップし直しても私のPCから見られないのが4枚あります……帰りの飛行機から撮った雲の写真。しかしうちのサイト、私のPCでは見られないけど、会社のPCから確認するとちゃんとアップされてる画像とかあるので、とりあえずこのまま。 目を覚ましたら時計の針は午後2時を指してました。……疲れてたんだねえ。 しかしこんな穏やかな気持ちで目を覚ませるのも、昨日指輪が無事出てきたからです。電車の中で寝てて、目を覚まして駅におりてふと手をみる。右手に嵌めていた指輪(グリーントルマリン)がないんですけど…?(パニック) 抜かれたか落としたか、とにかく事務室に半泣きで駆け込む。今降りた電車に連絡すると「それらしい指輪があるんだけど、終点の3つ先の駅に今あるって。行ける?」……行きますよ、帰りがタクシーになっても行くから!だってまだカードで代金の決済すらされてないのにっ! 終点の駅の事務局に着いて「じゃあここに名前と住所、電話番号書いて」と言われて書き殴ったら「これじゃ読めない」と言われました……「そんなに慌てなくても指輪は逃げないから」<だってこれ書かないと見せてくれないんだもん……指輪違ってたらまた別のとこ探しに行かなきゃいけないのに。焦るだろそら。 無事指輪は戻ってきました……ちょっと緩かったんで、降りるときにひっかけて落としたらしい。ああ焦った。 ■水割りが少しと、昨日銀座の九州アンテナショップ「文化邑」で買った芋焼酎「鉄幹」。店員が親切でいい店でした。また立ち寄ったらなんか買ってこよう。 ●田中芳樹・水野良・花田一三六・七尾あきら・冲方丁『運命の覇者』角川書店 /またも冲方丁目当てで借りてきました。単行本なんですが作家の母体がスニーカー文庫らしく、すかすかです。定価出して買う気はしないなあ(苦笑)。冲方という作家は「世界からの疎外感」というのがテーマなのかな。今回もそんな感じの話です。ヘタに笑いは入れない方がいい作家だと思うので、この話(『月の無い夜の天使祝詞(アヴェマリア)』)は好き。……どーしようかなあ、『カオスレギオン』の続き……<「やさぐれたラインハルトをクールなキルヒアイスが説教する為に追っかけてる話」というまとめをしてた人がいたけど、確かにそうかも(笑) 9月11日(土) 寝不足のままふらふらと銀座に出る。今日を逃すと見られないであろう映画を観に。11時から『娘道成寺 蛇炎の恋』……中村福助が出てるんだよ。別に福助の道成寺なんて珍しくもないのですが(今月も歌舞伎座で踊ってるし)、京都南座の楽屋とか舞台から見た客席とか、そういうのが写ってるのが珍しくて、目当てはそちら。 しかし……びみょーな映画でした。びみょーなのは福助の不自然な台詞回しのせいか(<歌舞伎では上手くていい役者さんなんですがね……女形の人って男の役のとき、声の出し方が慣れてなくて不自然なんだよ)、それとも絶対それ日常会話としてあり得ないから!という不自然過ぎる台詞の数々のせいでしょうか……。 製作と監督と脚本がすべて女性なのですが、うーんなんというか……えっとね、ヒロインの牧瀬里穂はすごく綺麗でした。「女性ばかりで作っている映画としてのいい面→女性がきれいに撮れている。悪い面→残り全部」て感じかなあ……「永遠の時間の流れに連れてって」てのは、絶対口語じゃあり得んだろ!と思うのですが、全編にわたってこんな感じなんだよな……あとやたら画像が観念的なの……ヘンなあの世みたいな世界出すのやめようよ。しかもCGは「そろそろウルトラマン出てくる頃かな」というくらいの出来でした……昔の円谷プロか、てレベル。 そういや仮面ライダー龍騎に出てた須賀ナントカ言う人は趣味が歌舞伎鑑賞と日舞らしいです。<福助の付人役。 昨年末に見た『ふるあめりかに袖は濡らさじ』で、あまりの台詞の棒読みに友人と呆然とした牧瀬里穂ですが、今回は頑張ってました。凛とした風情と着物姿が素敵vでも「踊りに愛された天才」には見えないのが辛いところ……(禁句)。大衆演劇の座長役の風間トオルも微妙だった中、ただ一人やけに伸び伸び演技してたのがコンテンポラリー・ダンサー役の真矢みきでした(しかしこのダンスっていつ見ても動きヘンだよな)。 まーいいかー千円だしー(<歌舞伎会特別割引価格)と思いながらエンドクレジット観てたら、「ダンス振付:金森穣」とありました……だからかあんなヘンな動きなのっ!<『星屑in上海』で叶役やってた人。 お買い物して、ついうっかり九州物産屋さんで焼酎の試飲しまくり、うちに配送したりしてる間に時間は過ぎ、自分で設定した待ち合わせ時間に遅刻しましたゴメンなさい(……先週も待たせたよな私)。 本来の今日の予定は、『LOVERS 謀』をせのおさん、らんさんと観に行くことだったのでした。……それまでに無駄に疲れてるけどね!映画館は、有楽町の丸の内ルーブル。明日までなので意外に混んでます。以下感想。 ・監督はチャン・イーモウ(中国)。キャストがチャン・ツィイー(中国)はともかく、アンディ・ラウ(香港)と金城武(台湾)てのが珍しいなあ。 ・原題が『十面埋伏』なのに、どうして邦題がこれなんだ(英語題とも違うぞ<『House of Flying Daggers』だったかな) ・チャン・ツィイーはかわいい。肌きれーい、薄そう。首から肩の線が超きれい。 ・最初の遊郭のシーンのツィイーの踊りを見られただけで、金払った甲斐はある。 ・事前に町屋社長から「金城はダメっ子で、アンディはヘタレ大将、ひたすらにチャン・ツィイーが男前だった」と言われてたのですが、ほんとその通りだった。 ・「ダメっ子」と「ヘタレ大将」はどっちがよりダメダメなのかと思ってたが、間違いなくアンディに軍配が上がると思う。 ・あまりのダメダメっぷりに、「これはアンディが受かなー」と三人揃って意見が一致してしまいました。<この面子では稀有(笑) ・「俺の方が辛いんだ!追跡初めてから一睡もしてない」とアンディが逆ギレした瞬間、「あんたは雪印の社長か」とつっこんでしまった。 ・アンディが金城に「とにかく任務なんだから真剣になるな」とやたらしつこく言うので「痴話喧嘩かこいつら」と思ってしまいました…… ・アンディ、とにかく逆ギレ大将。 ・常に「おまえが悪いんだ」と責任かぶせまくり。そりゃチャン・ツィイーも逃げるわ(ネタバレにつき反転)。 ・要するにチャン・ツィイーは真間の手児奈だったってこと? ・まだ死なんのか!と隣の二人は笑い転げてましたが、歌舞伎見てるともっと死なない人たちがいっぱいいるから…。 ・しかし戦い始めた時は秋の野原だったのに雪が積もり始めた辺りで「いったい何ヶ月こいつら戦ってんだ」とツッコミ…… ・つっこみどころは多かったが、映像が綺麗だっただけでもう私はなんでも許せます。 ・らんさんが「中国映画に重力というものは存在しないのか!」と言ってましたが、存在してませんそんなものは。 ・ちなみに世界ではじめてワイヤーワークで飛んだのは、植木等だそうですよ(<豆知識) 終了後、私が雑誌で見つけた焼き鳥屋へ。とりあえずコリドー街の場所をようやく覚えました。。。 途中で迷っている最中、ずらりと並んだ「ホッピー」と書かれた赤提灯の数々に「これでもいいかなー」と思ったのですが、長い長い放浪の果てに(ゴメンね引きずりまわして…)、やっと「鳥よし」に辿り着く。間口は広いのですが、あまりに上品な看板に二度見落としました……「たん焼き ねぎし」の隣です。<覚書 特別コース焼き鳥串8本で1人2,000円を頼んだにも関わらず、二時間半後、私たちの払いは2万円を超えていました……食ったもんねえ。寿司屋のようなカウンター形式で、壁のメニュー表に値段が書いてないのが怖いですが、だいたい1本300円くらいだから……私が飲んだのが原因かしら。かしわやつくねといったスタンダードも旨いし、ちょうちん(卵管に殻になる前の卵がついてる)みたいなのも美味。柔らかくておいしかったーvまた行きたいな。 ■朝水割り飲んでて最初の映画館でビール1缶飲んで九州物産館で6種類くらい試飲したかなあ……あと「鳥よし」で生ビール、焼酎+黒酢の水割り(のど渇いてる時に美味しい)、あと日本酒の「墨廼江」「東洋美人」に焼酎は「土竜」と……あとなんだっけ。 ●冲方 丁『黒い季節』角川書店 /他に冲方丁の本ないかなと『カオスレギオン』とか読んでみたのですが、富士見ファンタジア文庫の要請なのか、無理にお笑いを入れているのが痛々しくて挫折。そこで品切れになってるデビュー作を借りてみました。19歳でこれだけ書ければ凄いと思うけど。復刊してほしいなあ。現代を舞台に道教がベースなのかな。漢字が乱舞する本。しかし「スニーカー文庫大賞受賞作」なのに、一番格好いいのが三十代のやくざってのはどういうことだろう…… 9月10日(金) 一晩寝たら体調も戻ったので、出勤。<「飲んだ翌朝は体調悪くても出勤」はマイルールだし。 朝打ち合わせに出たら、部長は溜息ついてるし、マオタイ酒デビューだった常務は「もうあの酒やだ」と言ってたらしい。Nさんも「ビハインドでいいです」と残してたのを私が貰ったくらいだったし。 「で、はるか(仮名)はなんともないの………ていうか、ツヤツヤしてるしな全然大丈夫そうだな」 「そうですねー、ナマコ食べたし、コラーゲンたっぷりだったし」 ・・・・・・・おいしかったよ、ナマコ。 乾杯でグラスを干さないといけない、辛いっていうから、てっきりショットグラスくらいのでやってるものだと思ってたら、マオタイ酒用のグラスってちっちゃいのね!親指と大差ないくらいの大きさなんだもん。学生時代に中国行ったとき、あたしら毎晩で白酒(60度超)のポケットボトルで120円くらいの安酒を、毎晩ホテル備え付けのガラスコップで飲んでたんだけどな。あんなちっちゃい親指グラスじゃ飲んだ気しな(以下略) ■ウーロンハイ。 ●安能務『春秋戦国志』(上)講談社文庫 /とりあえずブームは一瞬で去ったようですが(なにしろ宮城谷の『沙中の回廊』が陰険で…)、買った本は読んでみる。『封神演義』で有名な人だけど、こっちも面白い。政治というものの成り立ちをかいつまんで教えてくれるのが読みやすく、判りやすい。相変わらず会話が妙に明るいというか、年寄りが描けてないというか(笑)なのですが、逆に宮城谷のあとだと読んでて気楽。ニュースを見ているとうんざりするような政治の話しか聞こえてこないですが、権力というものの成立の過程の原点に立ち返ると、新鮮で面白い。 9月9日(木) 仕事中席を外していて、戻ってきたら「あ!はるか(仮名)戻ってきちゃった〜」と言われた。なんですか私が戻ってくるとなんか都合が悪いんですか。 「うん、この酒、はるか(仮名)が戻ってくる前に隠しとけって言われてたの」 ああ、あの高い中国酒(1本6〜7万くらいするらしい)……って、別に取って飲んだりはしませんよいくら私でも。 「隠しとけって、誰が言ったんですか」 「えーっとね、T部長とE部長とNさん」 ………私の信用って………。 さて、接待でした。前からずっと予告されていたやつ。いいですよ何でも出ますよ。赤坂「上海大飯店」にて。 どういう基準でセレクトされたのか謎な面子で、役員が2人に部長が2人、課長が2人、中国人の客4人に中国人コンサルタント……と、私と私の隣の席の女性。うわ、面子重い。ていうか最後の2人が入ってる意味がよくわかりません。まあ客の中に女性がいるから、こっちもなんかいれとけってことかもしれないけど。 最初は持ち込みにしたマオタイ酒の30年。やはり高くて珍しい酒であるらしく、お店の人も「30年は初めて見た」と言ってましたが、常務は「向こうの接待で50年とか100年とか飲んだ」と言ってました……100年てのはすごいなあ。まだ西太后が生きてる頃だよ……? それはさておき、確かに古酒だけあってのど越しはよかったけど、私はこの値段払ってまで飲みたいと思う酒ではないなという感想。約60度あって乾杯用に杯を干さねばならない為、日本人の大半は返り討ちにあって轟沈するという酒です。しかしのどに放り込んじゃうと味わかんないじゃん、とか思うのですが……ま、そういう作法だからしょうがない。 席が決められてて、私の右は上司のNさんなので気楽。左は一番年齢の近い中国人の女性だったので、一生懸命頑張って会話してみました……日本語の会話をちょこちょこ「こんな話してる」とか通訳してみたり。英語は少々酒が入ってるくらいのほうが気楽に話せていいやー<つまりビジネスのときには使い物にならないという意味か。 胃の調子はイマイチだったのですが、ちゃんと連れてこられただけの役目は果たしたと思います。頑張ったよあたし。 Nさんは英語で「彼女はうちの会社の酒の上でのリーサルウェポンです」と中国人たちに紹介してくれました……ひどいやNさん。これで多分、あの人たちの頭の中で、私は「リーサルウェポン」として認識されちゃったよ! そしてコンサルタントには「ああ、名前だけは前からかねがね」と言われました……どーせな、向こうでマオタイ酒飲まされてた人たちが「ここの席にはるか(仮名)がいれば、これを代わりに飲んでくれただろうに……」と言いまくってたことは想像に難くありません。名刺交換の上、一緒に紹興酒で乾杯した彼には「先生」とまで呼ばれてしまいましたよ(※中国では「先生」とは敬称なのです)。……酒で中国人に「先生」と呼ばれてしまったか……。 そして人に酒を注ぐという習慣が身についていないワタクシは、隣の隣の席だった常務にビールと紹興酒を注がせまくりました……これで多分会社の役員と部長のうち2/3には酒注いでもらったことがあるような気がする。 が、店を出た辺りでだいぶ限界が来たので、二軒目を探す人々に「眠いので今日はもうかえります…」と告げて「子どもか」などと言われながら一人揺られて帰宅。帰ってみたら微熱があったよ……酒というより単に体調の問題だったらしい。。。 ■マオタイ酒の30年とキリンビールと甕出し紹興酒の8年ものと15年もの。紹興酒は並べてみると15年の方が色が澄んで味がやわらかいです。どっちが好きかは好みだろうけど。 9月8日(水) んもう、誰!こんな胃の調子の悪いときに豚鍋なんて設定したの!………自分か。 久々に同期入社会やろうよと声をかけ、同期入社のおじさまの昇進祝も兼ねて設定したのですが、残念ながら直前になって来られない人が多くて寂しい。しかし幹事は私じゃないのだが、店のセッティングとコースの選定とお祝いの品の見立て(和光で銀のタイピンにしてみた<しかし6時で閉まるとはなんて殿様商売な店だ)と日時変更指示まで出しているのでは、いったい幹事やってるのとどこが違うのかよくわかりません。 銀座の「いちにぃさん」は、コストパフォーマンスもいいし味も美味しかったので好評でした……残念だなあ焼酎好きのOさんとKさんが来られなくて。焼酎安くて旨いのに、ここ。 ところでどうも「私」と「肝臓」は別人格だと思われているらしく、今日はせのおさんから私の肝臓宛に激励のメールを頂きました……<私が胃の心配はしても肝臓のことには何も触れていなかったので。 どうやら私の友人たちの間では、肝臓と私の関係は、黙々と働く農奴とそれを搾取する貴族くらいに認識されているらしく、「生まれ変わってもあなたの肝臓にはなりたくない」と言われたことがあります。……どうやって生まれ変わるんだいそんなピンポイントな転生。。。 ■生ビールと焼酎「石の蔵から」とあと「桜島」だったかな? 9月7日(火) 流行ってないだろ!と私たちが土曜日言い切った着ぐるみファッションですが、ちゃんとごく一部で流行が発生していたようです……ちゃんと「着ぐるみん」という名前まであるらしい。ええ……?(理解不能)。 接待に積極的に駆り出される予定だったワタクシですが、生憎とやってきた面子が予想に反して酒をあまりたしなまない人々だったらしい。なので、ややトーンダウン。 「なんだかいきなり投入するの、もったいないような気もするし」 どこらへんがどう勿体無いのかは謎です。 「やっぱ管理部門はあんま飲まないからなー、今度は営業部門出身のが来るからそっちは飲むだろう」 「じゃあその人が来たら、最終兵器を最初から投入するということで」 「アウェーはともかく、ホームでは負けらんないですからねー」 ……いったい何を競いたいのか、そもそも勝負なのか。トランプの絵札というか、どっちかっていうと巨神兵かなんかになったような気分です………あの、私も一応、管理部門所属なんですが……みんな、聞いて……? 5時以降対策の為だけにアウェーに送り出されるようなことがないよう、切に祈っています。。。 ■焼酎。 9月6日(月) Libraryに1冊追加。<冲方丁『ばいばい、アース』 中国からお客さんが来て、上司がお土産をもらって戻ってきました。 上司は「飛び出す絵本」と言ってましたが、正確には切手です。向こうの物語をテーマにした切手と、それを入れるケースになってるきれいな挿絵付の絵本。いろいろあるらしく、『西遊記』をもらった人もいるそうで。お土産にはいいですね。で、何もらってきたの? 「あら、いいじゃないですか、『梁山泊と祝英台』」 結婚を許されないまま結ばれずに病死した男(梁山泊)の墓に吸い込まれるようにして女(祝英台)が姿を消し、最後そこから二頭の蝶が天にのぼっていきました……で終わる中国の有名な悲恋の物語。音楽にもなってるそうです。ツイ・ハークがチャーリー・ヤンとニッキー・ウーのアイドル二人で映画化してたよ(<『バタフライ・ラヴァーズ』……見てないけど)。日本でも漫画にした人がいます。 「そういや『梁山泊』といえば、パチスロ梁山泊ってのが……」 「『海物語』攻略とはきっぱり関係ありませんから(即答)」 しかもそりゃ『水滸伝』だよ、Nさん……。 ■水割りとウーロンハイ。 ところでほんとに着ぐるみ、流行ってるらしいですよ…?同期にリサーチしたところ「目覚ましテレビでやってたよ、渋谷辺りで着ぐるみ着てる子たちがいるって」……えええ?「ドン・キホーテで売ってるし」って、「売り場」と「それを着て歩く」ことには大きな隔たりがあると思うんですが……おねーさんにはわかんないわ。 9月5日(日) 今日の予定は、ていくさん、せのおさんと中華街散策。……のっけから遅刻しました(ゴメンなさい)。 手持ちの雑誌に載ってた店に行こうとしたところで、らんさんから「午後の待ち合わせまで時間あるからいける」という連絡が入り、彼女が着くまで時間潰しすることに。……関帝廟でもいきますか。近いし。 そんな道の途中で、早速私が道沿いの店にあった「水に浮く金魚陶器」に捕まる。それを買ったあと、やたら口上の巧いおじさんが「おねえさん、何年?」と訊くので「ウサギ」と答えると「あと千円出せる?」というので「出せない」と間髪入れず答えたのだが、「これがね……」と品物が出てくる。……ねえちょっと!今の私の答え、聞いてた!? 結局出てきたのはツゲで彫った入れ物の内側に細かく文殊菩薩が刻まれているお守り。すべすべの手触りが気に入ったのと、その表情が良かったのでまあいいかと買ったのだが「これであなたの運命は思いのまま!もし悪かったら文句言いに来て!」と言うおじさんの笑顔に「文句言いにきたら『こっちの方が大きいから!』ってさらに大きなのを売りつけられそうな気がする……」とつぶやいてしまう私。それにしても三人で歩いているのに、どうして私にばかり声がかかるのか。もしかして全身から「カモ・オーラ」を出しているのではないかとひそかに悩む。 らんさんと合流できたので、「慶福楼」へ。メインストリートから外れたところにある、福建料理のお店。オススメだという蒸し鶏の醤油ソース他いろいろ注文。ざく切りにしたネギと食べるのが美味。シンプルなようで貝の味がしっかり出てる福建風やきそばもおいしいです。麺がきしめんぽくて。ついでに「横浜中華街限定」というビール瓶のラベルを剥がそうとしてたら、「これ瓶ごと持ってかえっていいよ、水漬けると剥がしやすいよ」と給仕してくれた若い男の人が別の洗ってもう乾いてる瓶をくれました。……いい店だ(単純)。 ネコ雑貨とかいろんなものにひっかかるらんさんを横目に眺めていた私ですが、彼女と別れて骨董街に入った瞬間、トラップにひっかかりまくりました……だって石が!エスニックジュエリーが!昨日も落札したばかりなのに、そんなに買ってどうするんだ!と心の片隅で理性が叫んでいるのが聞こえてはいたのですが、相変わらず理性の声は小さいのでした。……クリソコラというトルコ石に似た大きな青い石のペンダントと、茶金のサンストーンの皮紐のチョーカー……クリソコラは地球みたいな青と黒の模様で、銀台でなく紐を編んでよって鎖の代わりにしてあるのがかわいいです……色が綺麗だったんだよ。<敗北 隣でていくさんが「いい音……」とインド製だというタイコに心惹かれてる様子。えー買いましょうよ今逃したら会えませんよ!だいじょうぶ新幹線くらい、担いで帰れます!ここの店のおじさんは、飛行機で膝の上に手荷物で乗せてインドから帰ってきたっていうんですよ?それに比べたら近い近い!そんな買えないようなすごい値段じゃないし!とメフィストフェレスさながらに囁きまくったのですが、ていくさんは堕ちませんでした……ちっ(<自分ひとりで買い物するの悔しい)。 代わりにせのおさんがしゃらしゃら音のするブレスレットを買ってました。せのおさん、いつもお買い物上手ですよね……。<対極が私 やっと骨董街を抜けたと思ったら、今度はすぐ隣の骨董品店にひっかかる。おもしろーい。しかしこの売り物「漢代 出土品」という表示はほんとに売ってもいいのかね……?なんだか並べ方がものすごい雑多で「清代」「明代」「宋代」「漢代」「金代」「戦国時代」と同じケースに「大正時代」とあるのはなんなんだ。しかし清代の貨幣(字が刻んである銀の塊)とか面白かったな。ちょっと欲しかったが、8万円は出せません。1900年代初頭の竹製のトランプセットとかね。親指と人指し指で円を作ったくらいの大きさで、立方体……どうやっても手では持てません。これでできるトランプって……神経衰弱くらい?(<つまんないよ) そしてやっぱりありました麻雀牌。竹に貼り合わせた牛骨に字や絵が刻まれている。線が繊細で字体が素敵。いいなあ買えない値段じゃないなあ欲しいなあ……と思いながら格子状に表裏に並べられた牌をひっくり返して、三人で「あれ?」と首をかしげる。こんな柄の牌なんてないよね………あ。 「わかったこれ、香港ルールで使う牌じゃない?花って役満あったよね?」 「ああ、あったあった」 ……ねえ、誰か一人くらい「え、香港ルールってなんのこと?」とか言ってみようよ若い女三人なんだからさ……しばし三人で沈黙。<そりゃ三人とも同じ麻雀漫画(『黒の男』)読んだからね。 と、このように散々私が自分の行きたいところに引きずり回した挙句に、やっとメインストリートに入る。今まで横手でうろうろしてたんですけどね。やたらと差し出される甘栗を食べ続けながら、(ひたすら私が)いろいろ味見をしつつ、ぐるっと一周観光いたしました。せのおさんにはジェラート「月餅」「フカヒレ」を食して頂きましたしね。でも案外普通の味でふつーにおいしかったです。むしろていくさんが頼んだ「パンダ」の方が伏兵っぽい……<「パンダアイス 笹味」。なんていうか、昔のラクトアイスの微妙な「メロン味」って感じ…? あとは時間切れで飲めなかったお茶が残念です。今度は中国茶、飲みにいきましょうね〜☆ ■お昼に中華街限定サントリービール(中華料理に合うようにちょっと味を変えてある、らしい<受け売り)と紹興酒をグラスで1杯。帰ってから水割り。 9月4日(土) 見ちゃいけないと思いつつ、つい!だって一撃落札価格がついてたんだもの!そんなに高くなかったんだもん!そして「入札にはメルマガのパスワードが必要」って書いてあって、しかも家を出る直前にメールチェックしたら、そのメルマガがつい20分前に届いてて、かつまだ誰も入札してない……ぽち。つい。出来心で。いや前日から写真見て悩んでいたのは「出来心」とは言わんだろ。……買っちゃいましたグリーントルマリン2.8ctリング……もう当分ここのサイトは見ないことにしよう……。 気を取り直して家を出る。本日の予定は、川崎のクラブCITTAでANTHEM(アンセム)のライブ。ていくさんに誘って頂いたので。川崎駅でていくさんせのおさん秋芳さんと待ち合わせ。川崎駅を出た辺りで、トラの着ぐるみを着た若い女の子とすれ違う。……何を配ってるふうでもなく、連れの女の子は普通のかっこう。子供用の着ぐるみパジャマのサイズが大きいような感じのやつで、しかも前のファスナー開け気味。ナチュラルに「今日は着ぐるみ着ていこうかしら☆」という程度の……あまりに連れの三人が平然としてるので、私にだけ見える幻覚だったらどうしようかと思いはじめた頃、ぼそっと「着ぐるみって流行ってんの?」……そんなはずないよ。ていうか、ちゃんと皆にも見えててよかったよ…(全員困惑してただけらしい)。 デニーズで桃パフェ食ってビール飲んでる間に(※さすがに一緒には頼んでませんよ。時間差です)らんさんが来て、全員でCITTAに向かう。まだ開場前よね?どこ行くのかな? 「チケットをお持ちの方は、地下駐車場にお並びくださーい」 ……駐車場かよ!当然ながら窓もなく締め切ったスペース内に、数百人の人が詰め込まれてるわけで。暑いし。 「すいませーん、車とおりまーす」 人が密集した中を、バンが通りぬけようとする。無理だろこれ!と言いたいところだが、ここは「地下駐車場」な訳で、車が出ようとするのはむしろ正当な行為だ。……誰だよこんなとこに並ばせてるやつ。バンのドライバーが必死な顔で出ようとしているが、なんだか香港映画でよくある吊るし上げの場面のようだとぼんやりと思う。香港映画なら人を撥ねて逃げるとこだが、車は無事に出て行った。当たり前。 やっと入場して、別料金のドリンク(ビール)飲みながら開演を待つ。そろそろという兆しで音響やライトに変化が出始めた辺りから、周囲がだんだん盛り上げムードに。「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と声を揃えて腕を突き上げる様は、何かに似ている。 「そろそろ王様が出てきそう………」<ロー●オブザリング が、当然のことながら登場したのは王様ではなく、長髪の男性四人でした。えーと私としては長々とソロやったギターの人(一番若い人)がよかったような気がします。あとボーカルの人(アニメタルで歌ってた人らしい)は、MCでしゃべればしゃべるほどダメッ子な気配が漂ってて、大変おかしゅうございました。曲については……なにせ私、一曲も聴かないままここに来てるので、ぽやんと聴いてるだけ。それはそれで楽しかったのですが(大音量ナマで聴くのは、身体に振動が伝わってくるのが気持ちいい)、開演直後から客席の盛り上がりがすごくて、「私、いまここで確実に異邦人だよな」というヘンな実感を味わえました。<素肌にシャツ着て前はだけるんじゃーこりゃ意地でも太れないよなーとかそんなことを考えていたり。 ある意味、ステージの上より、客席の方が面白かったり。絶対に他の人とかけ声を揃えないオレ道を進んでる男とか、女子プロレスラーかと思わせる力強い突き上げの筋肉きっちりついた女性二人組とか、やたら機械的に頭ふってる女の人(しかも微妙にゆっくりでずれてる)とか。なかでも途中から私たちの隙間に割り込んできた男は、「そろそろこの人にスポットライト当たってもいい頃かしら」というくらいに力強い思い入れで歌い踊り、彼の周囲だけ通常の5割増しでスペースが必要なくらい。ステージの上と比べてもまったくひけを取りません。彼を含めたツアーTシャツを着た三人組は、秋芳さんにより「見ざる言わざる聞かざる」と命名されていた。私の横で踊っていた彼は、「見ざる」だそうです。なにせ思い入れ強すぎて、天に手を差し伸べたまま身体ひねって真横向いて歌ってるから……<ステージ見なよ。 客席にライトがついて「本日の公演はすべて終了いたしました……」というアナウンスが流れても、まだアンコールがかかり続け、「普通帰るだろおまえら!」とか言いながらさらに2曲アンコールやってました。ツアー最終日だからかしら?つきあいいいなあ…… ■チューハイ1本、ビールがデニーズと会場で1本ずつ。帰り道が豪雨で冷えたので、家でウィスキーのお湯割り。 ●冲方丁『ばいばい、アース』(下)角川書店/ 読み終わっちゃいました。文庫化を切に希望。感想はまた別途。 9月3日(金) Topの日記の更新日時が「2003年」になってることに今しがた気づきました。もう9月だよ……? 来週から一ヶ月ばかし会社に客が来る予定です。日本語通じない人たちが。 もうこれの雑多な準備その他で上司は時間取られまくり、私の上にも瑣末な用事が降ってきて、いい加減キレそうです。きー。しかも接待付。セッティングもあたしらの仕事なんかい!さーてこの接待の数々誰が行くのやら。皆、仕事も抱えてるので戦々恐々です。別件で複数の部署を集めて打ち合わせしてたとき、うちの部長が「ああ、だいじょうぶ」と言った。 「事務局に最終兵器がいるから」 ……待ってそれ事務局ってうちのチームか!?あたしのこと?もうとにかくうちの会社の人たちは全員向こうで酒+「乾杯」攻撃にことごとく疲れ果てているので、日本で雪辱戦を試みるらしいです……てっとり早く潰しとくならスピリタス(<ウォッカ。97度)でもなんでも飲んでみせますけど、あの私にも夜の予定とか都合ってもんが…っ! ■水割り。以上。 9月2日(木) いいお天気です。戸外にいるのもたまには悪くありません。 ……ここに座ってからすでに2時間半が経過しようとしているという事実を除けば。 スズメを病院に連れてくる為に、本日午前休です。朝7時半過ぎから順番取りの為にカゴと本を持ってここに座っています。眠いです。それでも私が着いて5分後には次の人が来て、午前10時の診療開始時刻には既に7人。ここ、1羽に30分近くかかるんだよね……やはり早起きして正解でした。不正解だったのは、「午後は出勤します」と言ってしまったことでしょうか。もう病院で会計済ませた辺りで「今日はもう店じまい」な心境に。 家に戻ったのが11時ちょっと前。頑張った自分にチューハイで祝杯あげてみました。<※これから出勤 ■チューハイ1本と焼酎のウーロン茶割り。と、水割り。 ●冲方丁『ばいばい、アース』(上)角川書店/『マルドゥック・スクランブル』の作者の本。図書館行くついでに注文して借りてみました。えーと、面白いです。しかし1冊3000円の本が上下巻というのはいささか厚くないですか。もうじき上巻が終わるからと通勤に2冊持って出たときは心底後悔しました。そして、相変わらず誤植が多いです角川書店。戦闘のクライマックスでがっくり来るような誤植はやめてくれよ…(「ベル自信」とかね!「自身」だろ!初歩過ぎ!)まともな感想は別に書こうと思います…… 9月1日(水) もう9月か………と思いながら、進歩もなくまだオークションやってます。私のヒカリモノ好きは病気だから……乃南アサの『家族趣味』だったかな、宝石が好きで好きでたまらなくて身を破滅に追い込む女性の短編がありました。あれは結構身にしみて怖いです(笑)。 とかいいながら、今日のお買い物は、台はシルバー&脇石はキュービックだけど、真ん中は1ctのサファイア、しかも2,480円というお買い得品。あまりにお得なので、思わず先輩とお揃いで買ってしまった。しかし感謝品・20個限定という品を1人で12個買っていくというのは感じ悪いよなー、明らかに転売目的なんだろうけど。 で、ここの店から前に買ったルースのアメジストが届きました。わーい色綺麗♪で、一緒にころりと出てきたのは、「今月のルースプレゼントに当たりました」というメッセージのついたアベンチュリンクォーツ。日本語だと「砂金水晶」というのだそうです。3センチ四方くらいの板状のもので、グリーンがかった白に淡い緑の点が細かく入っている。なんでもプレゼントが当たるというのはうれしいものです。が、最初に見た瞬間の私の感想。 「刺身こんにゃくに似ている…………」 私には何か欠けているような気がする。こう、繊細な感性とか、そういうもの。あ、緊張感を取り除き、ストレスを軽くする力があるそうです。嬉しいなー☆<遅いよ ●缶チューハイ1本と水割り。 |