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9月30日(火)

午後4時45分、メールが届く。かんさ部のSさんから。

「5時ダッシュで飲みに行ける?」

行けませーん……「5時ダッシュ」も問題だけど、それよりお腹が痛くて……ちくしょー男にはわかんないだろうな。さっき飲んだ鎮痛剤がなかなか効かず。しょうがないので「具合が悪いので行けません」と返事。おっと忘れてた一文追加。

「ちなみに二日酔いでも肝臓の病気でもありません」

これ書いとかないと「ついに部長も肝臓に来たか…」とか何言われるかわかんないので。しかし午後6時を過ぎると腹痛もおさまってきて、行けた(ような)気がする。ああ悔しい。

■休肝日。
●高松宮妃喜久子『菊と葵のものがたり』中公文庫 /徳川慶喜の孫娘で、高松宮(昭和天皇の弟)に嫁いだ女性の談話とエッセイ集。阿川弘之が書いてた高松宮日記を公刊する時のこの人の言動が面白かったので読んでみたのだけど、非常に話が上手くて頭のいい人という印象。「皇室アルバム」の類はTVを消す私ですが、これは面白かった。2.26事件の思い出とかもあったし。……いかん、高松宮日記読まねば…衝動買いしたのに(<単行本全八巻。手に提げて帰るのは重かった)、まだ一冊も読んでないや……。

9月29日(月)

このところ、祝日に夏休みをちょこちょこくっつけたりしていたので、今週は久々に週五日出勤。週末は遠い……やだなーとか思ってたら、朝から仕事上でいろいろイヤなことがあり、だいぶん不機嫌。お昼は「たまにはお寿司屋さん行こうよ」と同期に誘われたので外に出てみたら、近所に右翼の街宣カー来てるし。…うるせえ。非常識な大音量でナントカおけさ(この選曲センスも謎だ)をかけながら走る車に危うくキレそうになる。今の私は機嫌悪いわよ?「皇国」「天誅」「神州」なんて字は食傷するほど見てんだよ!とか、「北方領土」も最近さんざん見た字だわよ読み方違うけど!(<※オンリーイベントバナー)とか、同期の前で呟くわけにもいかず。目を上げれば、車の側面には
「国賊討つべし」の横断幕…ああもうこれこそ見飽きたフレーズ、っていうか妙に腹が立つ文章なんだけど……(腹立てる相手が間違ってる気も)。ちょっとしばらく青年将校の本、読むのやめとこう……。

とかイライラしてると、四年ほどぼんやりと探していた絶版文庫本と古本屋でひょっこり遭遇したり。悪いことばかりでもなく、ちょっといいこともある。…山田風太郎の自選ホラー短編集で幸せになれるというのもどうかとは思うけど…。

■ジョニ黒の水割り、焼酎は『綾』を。
●北方謙三『水滸伝 十一 天地の章』集英社 /この巻のラストに至って、やっと来たかー!という妙な安心感に。原作読んでからの人間には、どうしても気になって。このまま最後まで生き残ったらどうしようかと。そろそろ誰が誰やらだんだんわからなくなってきました。誰か辞典作ってくれないかな……。

9月27日(土)〜28日(日)

今週も温泉。高崎駅で佐々木その2さんと一緒に藍里さんに拾ってもらって、群馬の河原湯温泉へ。ここはいつの日かダムに沈むのだそうです……沈む前に一度!というわけで、向かったのですが、温泉の入口からすでに
「ダムに沈む河原湯温泉」とか書かれてます。微妙に怨念が……本日お泊りの宿「みよしや」で銀むくさんと合流。この辺りはムササビがいるのだそうで、部屋からは餌場が目前に。でも見られなかった。残念。やっぱりもっと寒くならないと人里の方には降りてこないのでしょうか……ダムに沈んだらどこに行くのかな。ムササビ。

早めに着いたのでまずは内湯に。先週の渋温泉はだいぶ湯温が高かったけど、こちらはかなりぬるめ。本持って長湯したいような感じ。窓が大きいので、明るい昼間に入るとかなり開放感。しかし開放感はいいんだけど、ここから見えるあの窓ってもうひとつの湯殿(男湯)のなのでは……ていうか見えるのでは……。という一抹の危惧を覚えつつ、部屋で夕食とってから次は露天風呂へ。ここの名物は「断崖風呂」「大樽風呂」……明治の初め頃から使ってた大樽を譲り受けて設置したという木の樽に入る。直径が2メートルくらいかな。何の樽だったんだろう……入ってると子供づれの家族がやってくる。たまに小さい子見るとかわいいので、お風呂の中で抱っこさせてもらったり。やっぱりちっちゃい子は肌がきれいだ。羨ましい……ってそんな自分より二十ン年も若い子を真剣にうらやむのもどうなのか自分。

部屋でたらたらと持参したウィスキー(先週から大事に温存していたジョニ黒)を飲み、ジンを飲み……とかやってたら、気づいたら布団の中で朝だった。ああまたか。いつ布団に入ったのかしら………。再度、露天へ。明るい中で見るとだいぶ無防備な感じです。これ、あの部屋の辺りからだと見えるんじゃないかね…でもちょうど頭上に桜の大枝がかぶさっていて、すぐ上には紅葉が。シーズンになると桜や色づいた紅葉の下で入浴できて気持ちよさそうです。山の上はかなり涼しいけど、まだ紅葉にはちょっと早い感じ。

チェックアウト後の予定は、私が前売り券をムダにしたくない一心で、何故か全員で高崎で『パイレーツ・オブ・カリビアン』を観ることに決まった。だいぶん時間があるので、榛名山にのぼって榛名神社に参拝に行ってみる。よくまあこんな高いとこに人力で資材運んだよなあと感心する。せっかくなので御守も買った。その名も「女性の幸せ 
美貌健康守」……なんてストレートな名称!買うでしょこれは!(笑)

御飯を藍里さんの妹さんのやってるお店(ステーキとハンバーグのお店。美味しかった……うちの近所にも欲しい)で食べてから、映画館にギリギリで駆け込み。例によってビールを買って座る。日曜のせいか最前列しか取れなかったので、ちょっと最初慣れるまで目が辛かったけど、『パイレーツ・オブ・カリビアン』は文句なしに面白かった!パンフを見たら『ロード・オブ・ザ・リング』でレゴラス王子をやってたオーランド・ブルームが主人公とあった。ジョニー・デップが主人公なんじゃないの?と既に見ている藍里さんに「この人が主人公なんですか?」と訊いてみたら
「いや、それはむしろヒロイン」と言い切られた。…ヒロインなの?「そしてこっちの女性が一番男前だから」……なるほど確かに男前だ!この映画、最強の攻は間違いなく彼女です。すごい美人なのに、なんでこんな格好いいのだ……銃は撃つはボートは漕ぐわ刺すは飛び込むは火はつけるはの大活躍です。ていうか今銃で海賊殴り倒してるし!もう彼女の為にDVD買ってもいいくらいの格好よさです。ほんと。ジョニー・デップは仕草がいちいち妙にかわいかったり。ダメだこの映画、最強の攻は間違いなくあのエリザベスだ…彼女の前では男は皆受…。

駅前でお別れして、佐々木さんと二人高崎線に乗る。大荷物なのでちょっと大変。浦和を過ぎた辺りでせっせと携帯メールを打っていたら、佐々木さんが「ねえ、さっきからあそこのカップルがしきりとはるかさんを見てるんだけど」…何?と思って顔あげたら、会社の先輩と奥さんだった……膝の上にはむき出しの梨袋、足元のビニール袋からはゴーヤ、顔は眉書いただけのすっぴん、という状態であんまり会いたくなかったな……でもビール缶握りしめてなかっただけでもだいぶマシか……(<それは電車がギリギリで買う暇がなかったから)。と、ちょっと遠い目になりつつ、上野駅で降りて、駅改札前のアイリッシュパブで佐々木さんとギネスビール飲んで帰宅。明日からまた会社か……。

■二日間でビールが6本(杯)、チューハイが4本、水割缶が3本、宿で日本酒ちょっと、あとジョニ黒とそれからゴードンとか。
●芦澤紀之『暁の戒厳令 安藤大尉とその死』芙蓉書房 /幕僚側の資料ばっかり読んでちゃいかんだろうと買った2.26事件の本。しかし読めば読むほどこの人たちの考えがわからなくなり……少なくとも私は十歳くらいの女の子の眼前で老父を射殺したような人たちに「法治国家としての日本はどうなってるんだ」と言われたくないです。もうちょっと読んだらわかるのかな…やっぱり北一輝の『日本改造法案大綱』とか読まなきゃダメなのかしら…ってなんで私はこんなに苦労して青年将校たちに愛着を持とうと頑張っているのかな………。

9月26日(金)

『パイレーツ・オブ・カリビアン』…前売り券買ったのに地元の映画館では今日で終わってしまった。さすがに5時45分に会社出るのにはムリがあったか…まだ都内やってるかなあ…。

ヘンなバーといえばこんなもあります。「ヘルシー」とか言われてもな…覗いてみたい気もするが、怖い

■休肝日。

9月25日(木)

今日は七時から六本木の俳優座劇場に『ビューティフル・サンデイ』という芝居を観に行く予定。なのになんか仕事終わらないんですけど……六時には出るからね!なんと言われても!りん議も2本出したし自分の担当の数字もチェックしたし、もういいよね?と自分より上の人間三人が仕事してるのを残して帰る人。明日の朝がちょっと怖い。なんかいろいろ机の上に乗ってそうだなあ…。

ところで昨日、2・26事件の資料本を読んでいたら
、「…当時、近衛師団長と第一師団長の官舎が並んであった。現在では俳優座劇場の裏あたりになるだろう。」とあった。ほほー。近衛師団長と第一師団長ねえ。と思って歴代師団長リストを見てみたら、さすが名門師団だけあって、なんて豪華な面子……。わー武藤までいるーvあの辺りに住んでたのかー。……などというマニアックな喜びはさておいて。

前に同じ脚本家の『今度は愛妻家』という芝居を観に行ったのだけど、ホームコメディかと思いきや、途中でものすごく泣ける展開になり「騙された!」と思った舞台でした(でもよくできてた)。というわけで、今回もそんな感じかなと思いつつわざわざハンカチを準備していたのだけど(笑)最後はさらりときれいなラストでした。……途中痛かったけどな。ええ、ゲイの痴話喧嘩愁嘆場のシーンがね!役者は三人しか出てこず、女優は前と一緒でとても上手。あとゲイのカップルなんですが……若い方の子がね、ちょっといまいち…台詞まわしが…『JUNON』辺りから花届いてたから、多分モデル出身なんでしょう(それっぽい)。初演は同じ役が堺雅人だったそうです……いーなーそっちがよかったなー……いや、一定水準はクリアしてたんだけどね……。

終演後、勿論、裏手の辺りをふらふらと歩いてみました(笑)。いや、この辺りにあの人も住んでたのかなーと…。<マニアめ!ええ、五十年ばかり前に絞首刑になった人とかですがね(苦笑)。現在のこの辺りはやたらバーが多いことと、コンビニは酒を置いてないことがよくわかった(笑)。よさげな飲み屋、いろいろ発見。しかしすぐ裏手のビルに入ってた
『若いお巡りさん』という店はいったいどういう店なんだろうか……(理解不能)。あとは『探偵Bar Answer』という店。探偵バーって……。

■家に帰ってエビスビール1本。あと『蜜酒の杯』の続き。

9月24日(水)

一日休むと、いろんな仕事が溜まっている。やな感じ。

明日は芝居で帰り急ぐので今日残業してみる。明日までにチェックしなきゃいけない書類なのだが、仕事相手の馬鹿アナリストへの呪詛もいい加減タネ切れ。全部足して103になる構成比ってなんじゃ!とか、賠責と自賠責は種目が違うって去年も指摘したのに!とか、同じ表の中で四捨五入と切捨てが混在してるってどういうこと!?とか、そもそも納期がなあ……!などという心中の呪いの言葉も尽きた頃。同じ部署の人は皆帰ってしまい、あとは経理に3人くらいいるのみ。あーあ、こういう時MD聴きながら仕事したらダメかな。ダメかなやっぱり。と思っていると、突如頭の中でまわりはじめる音楽。

「牛丼が食べたい〜そんな時〜♪牛丼を食べよう〜そんな時〜♪やっぱり頼りになるのは♪安くて早くてうまい♪吉野家ね〜牛〜丼〜よ〜♪」

…週末、藍里さんの車で聴いてた劇団☆新感線の『轟天』という芝居のCDの曲……しかも今、この空腹の時間にこれ……ますます取引先のアナリストへの怒りがつのる中(<もはや八つ当たり)、頭の中で鳴り響く牛丼の歌……。

■疲れたらしくて休肝日。飲む前に眠り込んだらしい。…休肝日、いつ以来だっけ…(本人もよく覚えてない)。

9月23日(火)

さすがに家に着いたのが午前2時近かったので、起きたら正午をまわっていた。休みもあと半日か…(ぱったり)。
2.26ページの更新をしようと思っていたのですが、最近資料読む方に一生懸命。歴史ジャンルの人が「中国史にはまったら漢字の読み過ぎで
眼圧があがったような気がする」と書いてましたが、最近ちょっと判る気がする……読んでも読んでも本が終わりません。京極の『絡新婦の理』が6時間以内で読み終わる私が、休日に一日腰据えて読んでも資料本が1冊読み終わらない……。読み終わるより買うスピードの方が速いので、まるで賽の河原で石積んでるような気分です(苦笑)。

何飲むかなーと思い、昨日入手した焼酎の封を切ってみる。その名も『封印甕貯蔵古酒 秘蔵の酒 蜜酒の杯』…せのおさんを送ったあとで「ここなら近いから土産を届けに行く!」と藍里さんが言うのでついていったら(<当たり前か)、「丁度いいところにはるかさん、
瓶は欲しいから中身だけあげる♪」と言われた逸品(<代わりに封切ってない長野の「ひやおろし」を置いてきたので物々交換みたいだ)。確かに栓の形が再利用するのによさそうです。ぼんやり本読みながら飲んでたら、もう1日で半分空きました。もうちょっと待っててください………。

■ジョニ黒の水割りとビールちょっとと『蜜酒の杯』瓶半分。

9月21日(日)〜22日(月)

目が覚めたら、時計は7時15分を指していた。…ヤバっ!
今日は温泉行くので高崎駅で11時に待ち合わせ。この時間に着く為には、地元の駅を8時には出なければなりません。だから早めに起きて荷物詰めようと思ってたのに…っ!速攻で荷物を突っ込み、化粧を適当に済ませ、家を駆け出る。ギリギリ電車には間に合ったが、サングラスを忘れCDを忘れ、持って来るはずだった土産も焼酎も忘れた。嗚呼。準備は早めに済ませましょう……。

駅構内にも随分慣れた高崎駅で、せのおさん藍里さんと合流。今日は三人で長野の渋温泉に行くのです。私は先週も博多の二日市温泉に行き、来週は群馬の温泉に行くので、今月は温泉強化月間ですよvふふふ。藍里さんの車に乗せてもらっていざ出発♪台風15号接近というのが懸念のタネですが、昨日ほど雨もひどくなく、小雨程度でなんとかこれなら露天も入れる、かな?

今日は長野まで高速をつかい、あんまり寄り道もせずに走ったので(でもコンビニと酒屋は寄ってもらいました……私が駄々こねて。すいません)、珍しく宿に早く到着。いつもは「4時頃行きます」と言っといて「すいません多分7時には着きます!」とか連絡入れるのに、今日は「4時頃着きます」と言いつつ2時に到着。まだ宿屋のチェックインすらできない時間です。快挙!この辺りはずっと温泉地が続いていて、渋の温泉街も車で走ってみると左右に旅館が並ぶ、風情のあるところです。こないだ行った四万温泉の方が古い宿が多いかなあ。歩いたら楽しそう!しかしまずは何か時間潰さなきゃ。ということで、すぐ隣の地獄谷温泉まで足を伸ばしてみました。<野生の猿が温泉浸かるので有名なところ。

駐車場に車を止め、「この先」という細い舗装されていない山道に足を踏み入れる。「なんか迂回とか出てるんですけど…」示された方は、木の枝を埋めた階段らしきものがちょっとあるだけの山道。あのー野猿公苑までここから15分とありましたけど、この山道が延々15分続くんじゃないでしょうねええ?畜生、飲むんじゃなかった!息切れる!(<それは自業自得)とか思っていると、びちびちとぬかるみの中を歩いたりしつつもどうやら地獄谷の噴出泉(天然記念物)に到着。あ、ほんとだー。本当に噴き出してるよ。野猿公苑はさらに山の上に上らないといけないらしいので、ちょっとムリかしら……とか思ってると、あれあれ?あそこにもこもこした茶色いものが橋渡る人の足元歩いてるよ…?サルだ!こんな人の近くに出てくるとは思ってなかったのでちょっとびっくり。気がつけば、すぐ右手の土手の上にも何匹もサルが並んでます。小猿もいるvちっちゃい!すぐ1メートルもない辺りでこっち見てます。サファリパーク行った時よりずっと近いし。しかし一度手に提げたコンビニのビニール袋の中からモノを出そうとすると、サルがざざっと集まってきたのはちょっと怖かった。そうだよね野生だもんね…。

しばらくサルを堪能してからホテルに戻りチェックイン。宿は「角屋ホテル」というところ。川に面した表玄関から入ったのだけど、棟が三つくらいあって、地下道をたどっていくと裏玄関に出るとのこと。そちらに出ると外湯が並んでるところに着けます。雨だから歩かない方がいいよね。お茶をいただいてから外湯に出かける。この渋温泉は、外湯が九つ。街の共同温泉で、宿で関所手形のような大きな木札についた鍵をもらって、それで鍵を開けて入る仕組み。そこかしこで外湯の名前が書かれた手ぬぐいが売られてて、ひとつ入るたびにスタンプを押していくことになっている。ひとつひとつ湯質が違うのも楽しい。お湯の色も違うし。ここのお湯は温度高めです。とりあえず結湯と八の湯の二箇所に入ってから夕食を食べ、二時間ほど寝る。身体はあったまってるし、おなかはいっぱいだし。布団。幸せーvv

9時。もぞもぞと起きる。宿泊プランに露天風呂貸切1時間をつけてて、その予約が午後9時から。貸切プランってやったことないの。貸切用だからこじんまりとした広さの内湯+外湯。いいねえ。ちょっと外覗いてみたけど寒さに撤退。しばらく内湯に浸かって温まってから外に出てみる。小雨の中入る露天風呂は、子どもの頃に雨の中で入ったプールを髣髴とさせる気分。頭のてっぺんが冷たい…でも幸せv

ほこほこで戻ってから部屋で一人酒盛り(寂)。風邪気味で早めに休んだせのおさんをよそに、藍里さんとお喋りしたり本読んだりTV見たり。地方局って普段と違う番組やってておもしろーい。特にニュースが面白いです。地方局。……いつもならとにかくがーっと飲んでがーっと喋ってがーっと寝るのですが、今日はちびちび飲んでたせいか、いつまで経っても睡魔がやってこない……結局2時近くまで心すさむ芝居を見たあと(途中で挫折<『ら抜きの殺意』)、まだ入ってない内湯に入ろう!と思い立つ。藍里さん、あとから追っかけるから先行っててくださいな。

…ここの宿は「午前2時に風呂に入ろうと移動する人間」は想定していないらしい。く、暗い…。フロントのとことか、ぽつぽつと灯りがついてるのだけど、暗いよー?さっきまで本読んでた身には辛いくらい見えません。鳥目?手すりをもってそろそろと歩いていく。内湯は裏玄関に近い辺りにあるので、地下道を全部歩いていかねばなりません。完全に電気がついてた頃でも「ナチスドイツに抵抗するレジスタンスみたいな気分ですねえ」と評した地下道は、微妙に道が平らではなく、暗がりの中だと目の錯覚かと思うような奇妙な高低さが……見えない…。うう、なんかやだなあ…あっ。

ぐに。

段差踏み外す。左足ひねった気配。……ほんとさー頼むよ!段差あるとこの上くらいは電気つけてくれよ!(涙目)うぎゃとかなんとか叫んだのを聞きつけて藍里さんが戻ってきてくれた……とりあえず立てる。歩ける。痛いけど。致命的なケガではないので、まずは内湯に向かう(部屋には戻らない)。ひねった時って、温めるといけないんだっけ。どうだっけ。戻った方がいいのかなーでもでもここで戻ったら、ケガしたのが無駄になるしなー。……この発想が私の人生全般における間違いのモトのような気がしつつも、湯船に浸かる。いいお湯でした…

翌朝、御飯食べてからチェックアウト前に、ちょっとだけ外湯に。五番湯。結局三つしか入れなかった…残念。やっぱり二泊くらいしないと駄目なのかなあ。ぎりぎりでチェックアウトして足湯など浸かってみたりし、しばらく温泉街をふらふらしてから移動。…そういや渋温泉の検索してたら、
「石畳の温泉街には、温泉があふれ湯気が立ち込め、カランコロンと下駄の音が鳴り響く。九つの外湯・お土産屋・射的場・居酒屋・ストリップ劇場etc --- が立ち並び、ノスタルジックな雰囲気.!」…ストリップ劇場、いったいどんなものが見られるのか、怖いもの見たさでちょっと行ってみたかったんですが(笑)行けずに終わりました…。

次なる目的地は善光寺v長野来たのなら「藤木庵」のお蕎麦が食べたい!…というわけで向かった善光寺はすいてました。いつもいつも第四駐車場にもやっと車を入れるとこなのに、今日は第一駐車場に余裕で入れられます。さすが平日!境内も人は少ないです。というべきなのか、平日にも関わらずこんだけ来てるというべきか……せっかくなのでちゃんと参詣することにしました。来ること三回目にして始めての参詣……。「迷子郵便供養塚」など発見して(なんでこんなとこに!?と思えば、郵便の父・前島密の生地が近いからだそうです)楽しい。

まずは本堂の胎内めぐりからスタート。本堂でお参りしてから入った地下道は…何も見えません。目をあけてもとじても見える世界は一緒の真っ暗。「段差はないよ」と藍里さんに教えてもらっても、つい怖いのでそろそろと。右壁にずっと手を添えて歩き続ける。頭打つんじゃないかとつい前かがみになるので余計辛い。案外堂内は天井高いんだけど。後ろの人たちも「見えない」「何これ」とか言ってるし。うしろのおじさまが「ん、なんだこれ?」「……それは私の足です」あったかいでしょうが。やっと外が近づいて光が射してきたときには嬉しかった。この暗がりの中で生まれ変わるというコンセプトだそうですが、ほんと気持ちわかるー。人は光がないと怖いものです。

経堂にまわってぐるぐるとお堂の巨大な車?(棒が突き出ていて、それを押して堂の中心にある金色の倉みたいなのをまわす。多分お経が入ってて、これをまわすと弥陀を唱えたことになるんだと思う)を回してから、資料館へ。こっちまで来たことないや…(不信心)。途中に経ってた碑を見れば、日清戦争での戦没者の慰霊碑。おお!私の守備範囲よりはちと早いのだけど、こんなのがあったのね!資料館に入る前に前の碑を見てみたら……
「戊辰戦争から太平洋戦争までの戦没者の慰霊塔」とあった。んま。とりあえずは前のお線香束に火をつける。何がなんでも今の私だけはつけないといけないでしょう(笑)。

建物に入ってみると、面白いものがあった。緑と赤(推定。色褪せてるから)の使用済の切手を使って「忠」「霊」という字をうきあがらせた貼り混ぜの額なのだけど(縦1メートル以上あります。大きい)、これが東郷平八郎元帥(海軍)と乃木希典大将(陸軍)の切手によるものなのだ。昭和15年の消印付。しかも一緒に押されてるのが「国債買って銃後の護り」「鍛えよ心身」とか「ラヂオ体操」云々などという標語スタンプ。面白ーい♪しかし。しかしよ。

「なんで東郷が2銭で乃木が4銭なのだ……」
(<超不満)

他にもなんかあるかなと思ったけど、明治39年に日露戦争の戦没者供養を行った時に東郷とか伊東・上村といった当時の海軍の首脳部がとった記念写真と、太平洋戦争時のテニアンに残された遺品があるくらいでした(<薄い鍋が被弾したらしく見事に穴がはぜてたのが凄かった)。そういやここは日本で唯一の仏式の戦没者供養塔なんだそうです。普通は神式だから。地下にロッカー式の遺品を納めるスペースがあるらしいけど、そこは部外者立入り禁止。なので普通に順路を通って、江戸時代以来の善光寺に奉納された額(江戸から善光寺まで48回参詣した記念の額に感心……六十里往復×48回、って何年くらいかけたらできるのかな…)や素朴にひとつひとつ顔の違う百羅漢像(ヨーダ似のがいたりする)を見て外に出る。ああ、額に手を触れられないように手すりがあるんだけど「手すり(結界)に触らないで下さい」てのはインパクトあっていいな。なんだか祟られそうで中に入る気にはなれないもの(笑)。

ひととおり参詣してまわったので、門前の藤木庵へvいつもどおりに「ごくらくそば」と蕎麦がきを食べ、蕎麦の焼き味噌と蕎麦焼酎を頼む。くるみのつけ汁の蕎麦も美味しいけど、すっごく柔らかい蕎麦がきが好き。他のところのはもっと固いし。あとは焼き味噌……毎回毎回「これ持って帰れませんか」と頼んでみるのだけど、毎回断られる……「前も訊いてダメって言われたでしょ」と言われようと、持って帰りたいんだもの!また次回チャレンジ………(<まだ諦めてない)。

真剣に土産を選んでるうちに、だんだん外は日が落ちて寒くなってきた。せのおさんが味噌ソフトに挑戦している。あああれはねー微妙な味がするんですよねーほら微妙でしょー(笑)。…気になるから皆一度は食べるけど、二度は絶対食べない、という微妙な味……何がいけないんだろうなあ…。

あとは帰るだけなのだけど、藍里さんが「二人とも家まで送ったげるよ」と言ってくれたので、そこから先が一大旅行に。私んちとせのおさんち、東京はさんで逆方向……というわけで、まずは中央自動車道にて一路東京を目指してみる。途中、何度もSAに寄ってみるが、さすがは長野、標高高いだけあって寒い……諏訪湖SAでは屋外で「さーむーいー」しか声が出ません。湖畔の灯りは綺麗だったけどね。でも寒い。中央自動車道、一番高いところは標高1000メートル超すそうです。寒いはずだよ。

結局、二日間で移動した県。電車で千葉→東京→埼玉→群馬。車で群馬→長野→山梨→東京→神奈川→東京→千葉……関東圏一大旅行。首都高速は高低さと左右の揺れが助手席からだとスペースマウンテン乗ってるみたいで怖かった……なるほど首都高でバトルやりたがる人たちの理由がわかりました!<気持ちはよくわからんかった。怖い…。藍里さん、ありがとうございましたv

■結局二日間で飲んだもの。缶ビールが3本くらいと瓶ビール1本弱(<不覚!)。缶チューハイが2〜3本と焼酎の水割缶が2本。冷酒の小瓶半分強。ジョニ黒をボトルの1/4くらい。……普段より少なめです>せのおさん(笑)。

9月20日(土)

博多に行くといつも買う焼酎がある。宮崎の「綾」というやつなんだけど、一度空港で試飲して私が気に入ってお土産に持ち帰って以来、毎回買って帰る焼酎。福岡市内のデパートで何本か買って送るのだけど、今回は当分来ないのでと母が
「ありったけ頂戴」と言ってしまった為に、我が家に9本も届いてしまった。焼酎9本もどうするのよ。いや、飲んで飲めないことはないですがね、あったら飲んじゃうでしょう全部!(しかも二人だけで)どうするんだこれ。

■…と言いつつ、封をきってみる。「綾」のほか、エビスビールとか缶チューハイとかいろいろ。しかし新商品のブラックニッカの缶のハイボールは感心しませんでした。マズくないかこれ?そして気になるのは缶に書かれた「
無糖すっきりソーダ割り」の文字…無糖?ねえ無糖って?てことは砂糖加える場合もあるのか?(混乱)

9月19日(金)

同期の男から「決裁おねがいします」とメールが届いた。見れば今年の新人の男の子からの転送メールで「駅前の鳥どりを予約しましたがここでいいですか」とのこと。うむ。焼き鳥ならここよりあっちの店の方が美味しいんだけど、まあよろしいでしょう。でも「あそこは座敷狭いから座敷は不可」と連絡しておいた。
数日後、「お店、ここで予約してます」と届いたメールは向かいの全然違う店の名前が書かれていた。私が決裁したのと違うんだけど?どういうこと?ここならりん議書に「再考を要す」って書いて差し戻したわ!…と思ってたら、手配した男の子に「座敷不可って言われたんですけど、この人数じゃ椅子席がなくて」…ゴメンあたしのせいか…。
お店は御茶ノ水丸善裏の「千人同心」。内装と特に料理の盛り付けは非常に凝ってるんだけど、味がイマイチ…と思ってたのですが、昨日のコースはまあまあでした。及第点かな(<偉そう)。

昨日は新人(の一部)との飲み会兼主催者の誕生日祝だった。…いいのかこんなとこで飲んでて。奥さんは?でもいいなー新人。かわいいなーうちにも欲しいなー。誰か来ないかなー。…一人、毀誉褒貶激しくて社内で評価の分かれる女の子がいたんだけど、地方から就職活動で来てたとき、ホテル泊まると高いからと
サウナで寝泊りしてたという話を聞いた時に、ちょっと見直した。…そのバイタリティは買う。

■生ビールとレモンサワーとI.W.ハーパーの水割りとロック。二軒目でボウモアのストレート2杯と焼酎の抹茶割り。これくらいにしとけば、乗り過ごさないんだけど……。
●阿川弘之『山本五十六(上)』新潮文庫 /読もう読もうと思いつつやっと。…読み始めるとエピソードがかわいくてもう!賭けといたずらの話が山ほど載っているのですが、一番ウケたのは、艦長時代、一人でつまらないので習字のつもりでせっせと部屋で『壇ノ浦合戦夜話』の写本を作ってたという話。……それって義経×建礼門院徳子のポルノのことじゃ…(<一部だけ読んだ)。しかも地上勤務になったらその秘本の隠し場所に困って料亭の女将にあげたりしてるところが……かわいい…。

9月18日(木)

会社を休んでた2日の間に、処理しなきゃいけないメールが山ほど溜まってる。…まぐまぐとかのも多いから、一概に仕事ばかりとは言えないんですが(笑)。見るとお客さんが今日の1時に来るとなっている。前、うちと取引のあった証券会社の人が、転職して別の外資系証券会社に行ったので挨拶に来るらしい。…私も出るの?まあいいけど。新しい会社は、フランスの銀行系の会社。ふーんともらった資料をぺらぺらめくっていると、「でもうちの銀行、日本とのつきあいは長いんですよ。
日露戦争の時は欧州での外債募集の主幹事会社を務めましたし」……そのあと二十分くらいの会社概要説明は、だいぶ耳を素通りした模様。…ま、あの当時の外債募集は欧州よりアメリカがメインだったんですが。しかし私に仕事させたいなら、時間内にそういう話題を振らないでください…。

組合の新旧若手で交歓会を。…交歓会もへったくれも、うちの前後三代の人しかいませんがな。単なる飲み会とどこが違うのかよくわからないが、組合からお金が出たので遠慮なく食べてみる。神田の「炉端ふれんち巴里の介」(ぐるなびクーポン→)というお店。ボリュームあって美味しかった。安いしね。内装も和洋折衷でいい感じです。……しかし皆、なんでそんなに社内ゴシップ詳しいのかな…(たまに聞くと面白いけどね)。

■飲み放題だったのでビールとカシスジンジャーとレモンサワー。強めの酒は避けてみました……

9月17日(水)

Indexのデザインもいい加減見飽きたので変更してみました。しかしなんか「雪の女王」っつーか、寒々しいデザインに…本格的に寒くなってきたらまた変更します…。
それからサイト用のアドレスが使えなくなったので、アドレスを「haruka_ogi@yahoo.co.jp」に変更しました。<※普段のメールのやりとりに使ってるアドレス(ポスペ対応)ではないです。

旅行中に「居住者確認通知」なるものが郵便局から届いていた。要するに「私んちの住所宛にこんな郵便物来てるけど、そこにこんな名前の人いないよね?それともいるの?」という確認のこと。わが家には「立野信之」という人が住んでることになってるらしい。いや、知り合いにもそんな人おらんが。ん、でもどこかで聞いた名前。なんだっけ。どこから来てる荷物……って、あ!これ私が頼んだ2・26事件の小説の作者…古書店の人がうっかり私の名前の替わりに著者の名前を書いてしまったらしい(がっくり)。しかも旅行行ってたので、このままだと留置期間切れで地元の郵便局まで来てたのに大阪に返送されてしまうかも……ううなんて間抜けな話なんだ。住所と宛名は正確に…。

■博多で残ったリザーブをもったいないので烏龍茶のペットボトルに詰めて帰ったらあんまり色が自然なので危うく一気飲みしてしまうとこでした。危ない危ない。地道に水割りにしてるので、もうじき無くなります…

博多で使ったビジネスホテルのサイトを探してみたら、ずらっと博多のビジネスホテルの一覧表が出てきた。○とか△とかついてるけどなんだこれ?と思ってみたら、デリヘル業者サイトのページで女の子を部屋に連れ込めるかどうか、というリストでした…デリヘルかよ…(がっくり)。そして私の止まってたホテルは無事に連れ込めると太鼓判が押されておりました。そうだねフロント2階だもんなあ…私が泊まってた部屋、ちょっと余分に人泊まってもバレないのでは…。

9月12日(金)〜9月16日(火)

<9月12日(金)>

法事で博多に行ってきました。
金曜午後6時、部長に作れといわれてた書類を持っていき「あのーそろそろ私飛行機の時間があって…」というと「何、今日から出かけるの?どこ?」「博多で法事なんですけど…」「何それ飛行機ほんとに飛ぶの!?」…飛ぶ。多分飛んでます。台風14号に向かって行く感じだけど……隣の席の主任は「ちゃんと飛んでるみたいだよ」と調べてくれたけど、部長は「ちゃんと天気図見た?」……怖いから見てません。飛行機さえちゃんと飛んでくれれば私は文句ないです。
しかし空港に着くと「福岡空港悪天候の為、引き返す場合もあることをご了承ください」とかアナウンス流れてるし。…8時過ぎ羽田発のフライトで福岡から引き返されたら、私うちに帰れませんがな。空港って泊まれるんだっけ?……落ちませんように、と念じてビール片手に搭乗。

が、あっさりと福岡空港に着陸。雨止んでるし。心配するほどのことはなかったらしい…散々おどかされた割に。先に博多入りしてた母が泊まってるホテルに到着。これで今日、予約してたマッサージが受けられますよ!午前0時半からの(笑)。風呂入ってからマッサージ師さんが来るのを待つ。親が出張のときにいつも頼む人で上手らしい。2時まで営業時間とのことなので、90分頼んでみた。やってきた人は多分四十代後半くらいかと思う美人の女性なのだが……痛い。痛い痛い痛い。ギブギブギブっ!すごい指先の力が強いのだ。痛みのせいか睡魔のせいか、一瞬記憶が飛んだぞ私は。さすがに九十分受けると背中と首のこわばりが軽くなったけど。痛かった……時々指先がロープを求めて逃げ腰に(苦笑)。

■機中からあわせると、ビール3缶、水割り3缶。

<9月13日(土)>

翌日の土曜は、天神の「酒宇」で天麩羅のコース食べてから(地下街にある店だけど、美味しいのだ♪)温泉旅館へ移動。今回の法事は母方の祖母の三回忌なのだが、生前祖母が好きだった近郊の温泉へ足を延ばしてきました。二日市温泉の「大丸別荘」という旅館で、そこの温泉では老舗。博多から特急で15分だから近いです。伝説によると温泉は7世紀初めからあるらしく、関東の温泉は古いところでもだいたい江戸幕府が開かれる前後にひらかれたと書かれているのとは好対照。場所柄が関係してるんでしょうが。前に泊まった時に、そういや先代だか当代だかの天皇が泊まった時の記念品たらいうものが飾ってあったっけと思い出す。興味ないから「ふーん」で済ませたのだけど、今回見てみたら、昭和24年に来荘とあった。昭和天皇ですな。最近ちょっと興味あるかも(笑)。並んで飾られている県史のページを見てみたら、「今年末にはシベリア抑留者の復員が終了予定と陛下に報告」とか書いてあるし!現人神ではないという宣言をしたあとに各地を巡幸してまわったというあれの一環ですね!……しかし「そのときの記念の調度」とあるのは、やっぱり使い古しのを出すわけにもいかないし、きっと新しく誂えたんだよなあ…この当時によく螺鈿とか蒔絵の職人さんが残ってたなあ、とか、そっちに頭がつい。

それはさておき、宿に着くと着物を着た若い女の子が「お荷物お預かりします」とやってくる。いえ、あのいいです!重いから!と言って辞退してたんだけど、宿帳に記帳してる間に「お持ちしますね」と持っていかれてしまった。…ゴメン、それほんとに重いの!だって元々家から持ってきた本4冊(うち1冊単行本)+
さっきブックオフで買った文庫本10冊+ビール6缶が入ってるの……「旅先で読む本は駄作を買ってその場で捨てる」という信条の母とあわせると、二人で三十冊近く本持ってますよこの親子。そんなに本持ってきていつ読むんだ、という気がしつつも、とにかく旅行に行くときにはいらないだろうというくらい本を持っていかないと落ち着かないもので。<ニュージーランド行くのに何故か本を1冊しか持っていかず、2週間で『オペラ座の怪人』を5回も読むハメになったのが余程トラウマらしい…(あれは繰り返して読んで面白い本ではないと思う)。

部屋は二間続き、バス・トイレ別で室内に廊下までついてる。学生時代の友達の部屋より広いくらいです。これ、雑魚寝したら十人は余裕で泊まれるよな……二人って勿体ないなあとか貧乏根性を出す私は、ついでにビールを冷蔵庫に入れてみる。む。ビジネスホテルと違って、持ち込みの酒入れるスペースないし……詰まったジュース等を抜いたら課金されちゃうし。しょうがないので入れられるだけ入れて、残りはその場で空けることに。しばらく館内を散策。古い宿なので、来館した人の色紙を貼った屏風がそこかしこにあって、名前を見ていくのも面白い。大半は達筆過ぎるサインで読めないんだけど、たまに読み取れた名前に「柴田錬三郎」「平岩弓枝」「井上靖」などとあったり、「この楷書の達筆の色紙誰かなあ…ベルリンオリンピック優勝……ナントカ秀子…旧姓前畑…って、水泳の前畑かー!」とか。なんかそういうのが楽しくてついふらふらと歩き回ってから風呂へ。夕食食べてからもう1回風呂入ろうと思ってたのですが、布団に潜り込んだら動けなくなってそのまま挫折……<ビールとチューハイ飲んでからさんざん歩き回って風呂に1時間半浸かった挙句に日本酒と梅酒とワイン飲んで懐石フルコース食べたら普通は動けなくなるという気も。…12時に一度目が覚めたんだけど、ここは大浴場がちょっと遠くて渡り廊下が庭に面した真っ暗な道なので、もう断念。前に泊まったときには、一人でお風呂行こうと夜中にエレベーター呼んだら、開いた扉の中が真っ暗でしばーらくしてからパッと電気がついたことがあって。これは怖いです。乗ったはいいが中が真っ暗になって閉じ込められるんじゃないかと、御剣(@『逆転裁判』)ならずともエレベーター怖くて乗れなくなります。……もういーやまた明日……。

■ビール2缶、チューハイ1缶、食前酒のラズベリーワイン、日本酒を昼と夜に1合ずつ、梅酒1杯。そんなとこ。

<9月14日(日)>

翌朝しつこく朝食前後に1回ずつ風呂に入ってみる。いい宿で、朝食も手の込んだものを食べさせてくれます。値段はそんなに安くはないけど、多分もっと名の知れた温泉にあったら値段は高くつくだろうなというくらいに料理も凝ってるし部屋も広いし。東京近郊だったら通うんだけどなー残念。また来たいです。心残りは私が「ここならビール入るわ!」と突っ込んだスペースが冷凍ゾーンだった為にビールを2缶かちこちにしてしまったこと。ちっと溶かしてみたんですが、激マズです。泡が全然あがってこないビールってどうなの!というわけで諦めました。不覚。風呂上りのビール……。

11時にチェックアウトして、本日の予定は今回博多に来たメイン(のはず)の法事。しかしこちらは3時からなので、だいぶん時間を持て余す。どうするかねと思いきや、そういや二駅先に太宰府天満宮があったのを思い出す。前に来たのは大学受験後の御礼参りだから、もう十年近く来てないし、もう多分この先人生で来る予定もないだろうし、とそちらに向かった。短い参道があって、土産物屋が並んでいる。私はこういうところが大好きだ。なかにアジアの雑貨とか小物を置いている店があって、かなり品揃えが好み。いろいろ買い込んだ挙句に発見したのが「金魚柄の鉢……」白地に青で金魚が描かれていて、植木鉢入れたらかわいいよなー。1,500円だし。欲しいなー。……しかしこれを下げて私はあと2日歩くのか?と思いつつも、待てしばしのない私。早くも大荷物に。

台風一過でものすごい晴天のなか、太宰府天満宮はまずまずの人出でした。池ではそこかしこにすっぽんが甲羅干ししてるし(しかし何故彼らは別の甲羅の上に乗りあがろうとするのか。不思議…)
しかしもう学業御守って年の知り合いもあんまりいないしね……とりあえず「TOEICの点数あがりますように」とお願いしてみたのだが、「それは天神さんの範囲外なんじゃないの?」と母に言われる。夷狄の言葉じゃ駄目なのか、と思いつつも絵馬など見て歩くとやっぱりいるよTOEICあがりますようにって願い事してる人。ハングルのお願い事があるのも九州の土地柄でしょうか(近いもんね)。やっぱり「○○合格できますように」ってのが多いですね。しかし
「アメリカがほろびますように」と「○○高校合格できますように」を一枚の絵馬で書くのはやめたらどうかねこの男の子……(ついでに「滅びる」くらいは漢字で書きたまえよ、受験生なら)。電車の時間が迫ってきているので、すっぽんにお麩を十本やったところで諦めて帰る。<…だってね、すっぽんてどん臭いの!投げてるのになかなか気づかない、やっと麩を見つけて咥えたところで鯉に横取りされたり、あまつさえ鯉に体当たりされて跳ね飛ばされたりしてるんだもの、見捨てられなくてつい……。

麩に向かって必死に泳ぐ亀を堪能している場合ではないことに気づいて慌てて博多市内に戻る。ギリギリのタイミングで法事に間に合う。祖母が亡くなったのを機に超うさんくさかった寺(拝んだら癌が治った!とかそういう講話をする寺…憑き物落としもやるらしい。一度連れていかれてマジでひいた)からお墓を乗り換えたので、今度はふつーの寺。しかし浄土真宗はものすごいド派手なキンキラキンの仏壇を使う宗派である。日光東照宮と張れるようなこの内装もちょっとどうなわけー、とか考えていると眠気が………睡魔と闘いつつ、あっさりと三十分で終わった。

はあやれやれと外に出て伸びをしていると、目のあった伯父がちょいちょいと手招きをする。なに?と思って近寄ってみると
「あんた、肥えたなー」……そりゃ事実だけど、よけーなお世話だっつの!これが同世代の男の台詞だったら迷わずまわし蹴りをくらわすところですが、今年87歳推定体重30キロ代の年寄りを私が蹴り飛ばした日には、三回忌の法要がそのまま葬式に突入間違いなしだしな。…ちっ、祖母の実兄だってことに免じて勘弁してやるよ!(<母の長姉の旦那が後妻だった祖母の長兄なんで。系図書いてもうちの親族はようわからん…親族法上だいじょうぶなんだろうか…)。終わってから親戚の家でお弁当を食べた…が、25人もいると誰が誰やら。このちんまいのは誰?従兄姉の子って今何人いるのかなあ……二桁には達してるはずなんだけど……13人中残り少ない独身組(私含めて2人)、少々肩身が狭いです。

調子にのって朝御飯食べたっきりで日本酒とか焼酎とか飲んでたら力尽きたらしい。どうやってホテルまで戻ってきたのか記憶がありません…最近こんなんばっかりだなあ私。年食うとほんとに酒は弱くなります…。

■ビールと日本酒と焼酎。その他。

<9月15日(祝)>

昼は親戚と「吉兆」でランチ。わーい。自分の金じゃないと思ってここぞとばかりに食い倒れに走ってます。
親戚の中では別働隊で「かぼす狩り」と「柳川舟くだり」ってのに出かけた面子も。柳川かあ…天気いいけどね、前にも行ったし。「柳川が良かった?」と言われて「うーん、柳川ねえ……
そういや戦艦『大和』の沖縄特攻で戦死した伊藤長官の墓が確か柳川に…」とか言ってみたけど、母には無言で却下されました。…だろうね。いいです、吉兆で。9月なので観月膳だとかで、最初に菊の花びらを浮かべた杯が出ます。そういや9月9日は重陽の節句だっけ…ついでに男色の日だっけ、とかどうでもいい知識を思い出してちょっとブルーになる。料理は美味しかったけど、松茸コースという割にはそんなに松茸っぽくなかったよ…。美味しかったけど。吉兆、明太子も作ってるそうです。味見させてくれたら買ってもいいんだけどなーと思ったけど、さすが老舗、そういう営業はしないらしい。ちぇ。

午後、父方の祖母の家に挨拶に行くという母を一人で行かせ(<鬼。だって私の顔見ると「はよ嫁に行け」って言うんだもん…)、天神でお買い物。旅先でうっかり頭のたがが緩んだのか単に財布の紐なのか、バーバリーのトレンチ買っちまいました。新色の光沢のあるグレーのやつ…「十年持ちますよ」と言われたけど、十年着たとして年にいくらかしら……(遠い目)。来月からちょっと緊縮財政で頑張りたいと思います。今月は予定もういっぱい入ってるから(痛)。

これ以上外に居るとまた買い物してしまうので、とっととホテルに戻る。温泉行った一泊を除いて、今回は全部「八百治(やおじ)博多ホテル」という博多駅近くのビジネスホテルに滞在。ここは何がいいって温泉付なのです。大浴場。泊り客ならタダで入れます。というわけで親お気に入りのホテルなのだけど、さすがに祝日前日はほとんど部屋が残ってなくて、「デラックススイートとかいう部屋しか取れなかった…」という。ビジネスホテルでスイートとはこれいかに、と思っていたら……入るなり爆笑。何がデラックスって広さがデラックスなんですな!トイレとバスが別だってことと、シンプルなソファセットがあることを除けば、別に全然普通の部屋と調度は変わらないのに、ただひたすら部屋だけがムダに広い。一昨日とまった部屋の3部屋分くらいあるよ!でもただ広いだけ!クローゼットも1人分布団敷けるくらい広い〜ああおかしい。ソファからベッドまでがムダに遠いんですけど!雑魚寝したら12人はいけそうな広さです…超ムダ。しかし隣の部屋は同じ広さらしいのに8人家族が泊まってて、そんなにベッド入れてんのかと思いきや、ちらっと覗くと和室がついてて布団敷いてあるらしい。おお合理的だ。…しかしその同じ広さに、普通のシングルのベッドがぽつんと二つあるだけの私たちの部屋って……。

せっかくなのでホテルの温泉についてる割安エステで顔のスキンケアとか受けてホテルライフを安上がりに堪能してみたものの、だだっ広い部屋に6時からぽつんと1人で『人間提督山本五十六』なんて本を読んでるのもなんなので、クレジットカードと本持って向かいの全日空ホテルのバーまで遊びに行く。最初に頼んだカクテル「カミカゼ」(<ちょうど特攻の本読んでたから…/悪趣味)飲んだときには若いバーテンくんの腕を本気で危ぶんだが(薄いしステア足りないよ?)、携帯の充電切れて困ってたときに充電器貸してくれたので、私の中で株急上昇。次に頼んだジントニックはまともな味だったので一安心。「ベースのジン、何かご希望ありますか?」と訊いてくれたのもポイント高い。んじゃタンカレーにしてもらおっかな。

ここのバーはフロアの隣に中華料理店があるので、そっちの閉店まで中華料理が頼める。バーカウンターでニラギョーザってのもねえ、と思いつつ、せっかくなのでカニチャーハンなど食べてると、「お酒はお好きですか」と訊かれる。「ベースのジンでタンカレーという答えは珍しいので…」そうかな。じゃあ何が出るの?と訊くと「ビーフィーター辺りが多いですね」…ふーん。あんまり私の選択肢の中にはないジンだな。スタンダードだけど。私ならゴードンか。あとはボンベイサファイアはちと癖があるからはずすけど。
「今日はご旅行で?」「そう」「上にお泊りですか?」「いや、違うホテルなんだけど」……そりゃそーだよねー、
眉さえ書いてないすっぴん(エステ受けて化粧落としたから)のTシャツ姿で女1人でバーに来たら、普通はここのホテルに泊まってると思うよね!飲みながらずっと文庫本読んでて、しかもそれにぺたぺた付箋貼りながら(2・26の資料だったの)、おまけにしょっちゅう携帯メール打ちまくってたから、さぞやヘンな客だと思われたことでしょう……3時間ばかり飲んでからホテルに帰って、昨日買ってきたリザーブの水割りを飲む。

■お昼に生ビールグラスと梅酒、あと日本酒1合。夜はカクテルが「カミカゼ」それにジントニック。ハバナクラブ7年(ラム)とクエルボシルバー(テキーラ)、タンカレーのプレミアムNo.10(ジン)、それにマーテルのコルドンブルー。帰ってからリザーブの水割り。

<9月16日(火)>

博多滞在の最後の日。朝食食べてから森光子の『放浪記』を観に行くという母とはお別れ。また羽田で会いましょう。…しかし先立つものがないと、天神で遊んでもしょうがないのよねえ……コート買っちゃったからな。と言いつつ、同期の誕生日祝いを買うつもりがうっかり自分の服買ってたり。だってふらふら歩いてたら、目があった店員の男の子がハンサムだったんだよ……つい店に入ってしまった。しかもそれで買ったものが、
超リアルなカエルの刺繍入りデニムのギャルソンエプロン。こんなんどこで使うねん。かわいいけど。ポケットついてるから、イベント会場の買い物の時専用決定な気がしつつも、彼がハンサムだったのでつい。金ないんじゃなかったのか私。

反省したので、デパートには足を踏み入れないことにした。しかし丸善も飽きたし、ここで金魚の写真や工芸品を集めた豪華ムック本を前日発見したので、うっかり近寄るとここも危険。映画観に行くには中途半端な立地なんだよなあ。……で結局「まんだらけ」ってのもどうなのか自分…。しかも1時間いて戦果1冊。それも日本近代文学本(三島谷崎芥川他)。いや、前から好きで買ってるサークルさんの未購入の総集編だったんで嬉しかったんだけど。それじゃあとの時間何してたかというと………棚直してました(苦笑)。だって許しがたいくらい間違った本が紛れ込んでるんだもん。歴史本のコーナーに入ってるけどこれは宮部本だからミステリコーナー。ミステリコーナーに入ってるダレン・シャン本はファンタジー小説コーナーへ。京極本スペースになんで「新・暗行史本」があるのよそれはエニックスかどこかの漫画だ!高村薫本ってシールついてるけどこれはBD本だし!BD本、数年前よりだいぶ増えてたけど、ま、全部うちにあるからな……多分この世で一番BD本揃ってるの自分の部屋のような気がするけど、さすがに置ききれなくなってきたので少し処分しないとな…(溜息)。

とかやってお茶飲んだら、どうにか時間を潰すことに成功。土産を買い込み、無事JALに乗って羽田に帰還しました。羽田→柏のバスがあるので乗ってみたら、超快適〜。首都高から見える夜景も綺麗だし、乗換えいらないし。ついでに右手方面に見慣れた建物がたくさん見えました……ええ有明パークビルとかビッグサイトとか。

■ビールとかチューハイとかリザーブの水割りとかいろいろ。
●近藤史恵『猿若町捕物帳 ほおずき地獄』幻冬舎文庫/ 1冊目読んだきり放置してたシリーズの2作目。すかすかであっという間に読み終わりますがね、どうもこの作者、現代の刑法と江戸時代の仕置きの法を明らかに混同してるオチが…興醒め。こんなの、江戸時代の法理からしたら最悪の犯罪なのに……。
●徳川慶朝『徳川慶喜家にようこそ わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔』文春文庫/ 徳川慶喜の直系の曾孫にあたる人のエッセイ。マンション住まいのカメラマンだそうです。あんまり歴史は得意じゃないと本人が言ってるように、歴史と関係ないこの人個人のエッセイ部分も多いけど、素人っぽい文章は好感がもてます。慶喜は写真が趣味だったんだそうで、挿入されてる写真に「撮影:徳川慶喜」とあるのも面白かったり。しかしこの人の父親は、
公爵家当主で貴族院議員もやった人だというのに、徴兵されて陸軍二等兵だったというのが一番驚いた……姉は高松宮(海軍軍人で昭和天皇の二番目の弟)の夫人だってのに、陸軍二等兵……こないだの京極の新刊が華族の話だったけど、なるほどこういう扱いも受けてたのね…。

9月11日(木)

「2.26事件ダイジェスト版」から「さらに粗筋版」に向けてリンクを貼りました。こっちの方が短い…はず。ぱっとさっき書いたので、また別の日に文章直します・・・

WTCテロからちょうど二年が経ちました。
現代の世界情勢からほとんど目をそむけるように昔の歴史ばかりを見てる気もする私ですが、NYで起こったテロはめぐりめぐって日本の片隅の私のささやかなお財布まで直撃しました。ついでに仕事もだいぶん増えました。というわけで、ビン・ラディンもアルカイダも大嫌いです。現在進行形であんたらのせいで苦労しとるわ。

しかしそんな私でも今日読んだ業界関連のニュースにはちょっと目を疑った。
9月11日の米国同時多発テロで散々金を払わされた(かなり現在進行中)の保険会社が「おまえらのせいだから払った分の保険金払え」と裁判所に訴えたという記事なんですが。
なにしろ「支払え」と言われている被告が
イラン・イラク・シリア・スーダン・サウジアラビアの各国に加えて、アルカイダの指導者とその支援者たち(オサマ・ビン・ラディン他含む)、それにアルカイダに対して支援している海外のテロ組織、金融機関、企業、個人ときた日には…顔ぶれ見ただけでも絶対支払ってくれませんな!本気か?と言いたいくらいなのですが、ちゃんと受任した法律事務所がプレスリリース出してたからなあ……これって成功報酬なのかなあとしばらく考え込み。どう考えても成算ないんだけど…。

■水割りとエビスビール缶半分、それに東郷元帥顔つき焼酎少々ストレートで。
●永井泰宇『カルト 39V』角川文庫 /『刑法39』はビデオで見ただけで原作未読なんですが、シリーズの3作目。どっかで聞いたようなカルト宗教をおき、ビデオでは見せ場だった法廷の応酬は全くなく、むしろ何故被告人が殺人に至ったかの洗脳セミナーへの潜入がメイン。…1年ほど前に同期から「考え方を変えるセミナー」ってのに誘われて説明会に行った。泊まりじゃない&もっと短期ということはさておいて(洗脳というほどのセミナーじゃないみたいだけど)、ある程度洗脳関連知識を仕入れてから行ったので(<役に立ちました『サイコドクター』/笑)私は勧誘から逃げ切ったものの、やっぱりどうも説明聞いた限りではある程度の手法はこの本に書かれているのと似通っている。
●鮎川哲也『風の証言』創元推理文庫 /久々に心なごむ本を読みました(笑)。刑事ものなんだけど、出てくる刑事が皆おっとりしていていいです。先に読ませた母が「なんでこの刑事たちこんなヒマなのかしら」「すぐ出張行くし」とか言ってましたが……いや、アリバイ崩しだから鉄道旅行は必須でしょ。しかし1970年頃に出た本だからかな、この作者「女という生き物は所詮が」という表現が結構多い…(ユーモアある書きぶりだから別に腹も立たんけど)。

さて、金曜夜から火曜まで、法事で博多に行ってきますのでネット落ちします。…大型台風来てるんですけど、ほんとに飛行機飛ぶんかな……台風につっこんでいく感じ…?(遠い目)

9月10日(水)

家から帰ってくると、私宛の封筒が届いている。あれーなんかチケットぽいけど、私最近この事務所からチケットなんか取ったっけ…と思いながら開封してみたら。やばい。確かにこれ取ったよ先行予約で。そして今週の日曜に三省堂で朝っぱらから並んでとったチケットと同じ日昼……げ。ダブルブッキングしてる…。しょうがないので今週日曜に取ったチケットの方をどうにかして他の日に取り直そう…そう思ってチケットぴあで検索してみたら。なんてこと!土日は全滅、平日も「全滅」か「残り僅か」……なんで?なんでそんなチケットが売れてるの?劇場が狭いせいか?と思ったら……井上ひさしの新作なんですね…<検索してみたら現在のタイトル『夢の泪』が決まる前の『巣鴨プリズン学園(仮題)』と出てきた。しかしこのタイトルもどうなのか…。
「井上ひさし」といえば「脚本があがらない」、「脚本があがらない」といえば「井上ひさし」。そんな人の開幕4日目のチケットを取ってしまいました……なんで次の週にしなかったんだ私。ほんとに台本あがってるのかとっても心配です。と言いつつ、井上の方に行く気満々な私。あと一枚、チケット誰か引き取ってくれる人なんとか見つけなきゃ…<『一郎ちゃんがいく。』

■水割り少将、いや少々。

9月9日(火)

会社のカラープリンタで関係ないものを印刷しようとすると、何故かインクが切れるのは神様が見てるからちゃんと仕事しろという意味なのか。……いや、今日のはむしろ磯部の呪いかもしれない。蹶起将校、見通しが甘いとか杜撰だとかいろいろ書いたからな……<原稿の修正点を赤で入れようとしてたの。あと1枚プリンタにデータだけ残ってるよ!ダッシュでマゼンダトナー申請出しましたよ!他の人に見つかる前に!

というわけで、ようやく「『蒲生邸事件』を読むための二・二六事件講座」アップしました…一部分だけ。ダイジェスト版と年表、陸軍の組織と参考文献だけ……あと他の頁は書きかけなので、ぼちぼち気長にやります。野望だけは遠大に、ちゃんと頁相互でリンク貼ろうと思ってるのですが…いつあがるんだろうなこれ…(遠い目)。

■水割り。
●佐野眞一『東電OL殺人事件』新潮文庫 /2・26から頭を冷やそうと思って…でこれかよ!という気も。私に言えた筋合いじゃないけど、多分この著者、文学青年崩れなんだろうなーという気配が濃厚。最初から坂口安吾の「堕落論」引きまくり、きっとバタイユとかも好きだろう。被害者に夢見過ぎです。ついでに幻想も。
命がけの堕落を世間に見せつけることで、この世の虚妄と欺瞞をあばき、最後の人間の尊厳を示したとか殉教者とか巫女性がどうのとか……殺害されることではじめて行動が世間にさらされたってことは、世に見せつける為には本人殺害されることまで計算づくだったのか?とツッコミたい気分が最後まで…私は最後まで彼女の心境は理解できなかったけど、精神病理学から説明がつくのではと思いつつ、最後のとってつけたような紋切り型の精神科医の分析を読みたいわけでも。取材の努力は立派だけど、この本の書きっぷりにはあんまり感心もせず……結局読んだ私も悪趣味ですけどね。

9月8日(月)

終業後、映画『HERO 英雄』観てきました。地元の映画館で見たらガラガラ…ただでさえ小さい劇場で、ついでに椅子もいいので、私は大変居心地よかったですけどね。ビール片手に(笑)観てきました。
香港映画は数年前に現実逃避しまくりでビデオ見てたので結構俳優知ってるのですが(<台湾からの留学生と未公開映画の話がカタコトの日本語+英語+筆談でできた…頑張ったよ私)、最近ご無沙汰なので、若い俳優は全然わかりませーん。という中で、本日はキャストがだいぶ馴染み。リー・リンチェイにトニー・レオン。マギー・チャンにドニー・イェン。一番若いチャン・ツィイーも『グリーン・ディスティニー』観たから知ってるしー(<若い人覚えたのが嬉しいらしい/年寄りの始まり)。秦の始皇帝暗殺未遂の話なんですが、実に色が綺麗!一人の青年が秦王の前に立つまでの物語が三パターンあるのですが、回想シーンとあわせて赤・青・緑・白に衣装が統一されていて、どの画面を切り取ってもポストカードに出来そうなくらい。アジア映画で時々遭遇する(<時々…)出来のいい映画は、本当に色合いが綺麗なのです。以前『覇王別姫』のビデオ観てる途中でTV取られてトム・クルーズ主演のハリウッド映画に変えられてしまったとき、あまりの色の違いに眩暈がしました。…空の色がね、全然違うの。明るすぎて陰影がなさすぎて、香港映画に慣れた目には辛くて。今回はどの場面を見ても、衣装は原色なのに鮮やか過ぎない。どこか抑えた色合いで背景に馴染むので、うっとりです。これならDVD買ってもいいなー。

キャストではマギーが美人でした……元々それほど好みの顔じゃないんですが、『グリーン・ディスティニー』のミシェル・ヨーも久々に観てこんな美人だっけ?と思ったくらい。年を重ねて綺麗になる人というのはほんと素敵です。この話、トニーとマギーが主役だろう、実は。リンチェイ、確実に喰われてます二人に。そしてドニー・イェン…これだけ?勿体なさ過ぎ。あと本土の俳優はよく知らんのですが、秦王やった俳優が非常に格好よかった。<劇場で「すげえ格好いいじゃん!」と近くの男の子が言ってて、心の中で強く同感。…実は武侠片と言われるこの手のワイヤーチャンバラものは90年代に大流行りで、もうどうしようもない駄作が山ほど出てて、今回のキャストもマギートニーリンチェイドニーと全部なんか思い出せるのですが…観てしまった自分を忘れたいようなのが。ええ。いや、『大英雄』じゃないですよ。あれは私、大好きです(笑)。あんな豪華なバカ映画…。

…しかしあの話、「秦王が一番ドリーマーでした」っていう話じゃないの?で、一番下世話なのが無名と(笑)。

■エビスビール1本とウーロンハイ1缶、水割り1缶。…映画1本でジャスト適量。

9月7日(日)

…目が覚めると、二段ベッドの上の段に転がっていた。どーやってあがったんかなこの階段…(とちょっと遠い目に)。あっ、黒エビス飲みかけで残してる。勿体無い(<朝起きて最初の感想がそれですか)。
今日は他の三人はイベントにお出かけなので、私一人で駅でお別れ。うちに帰ってチケットぴあに電話しなきゃ、と思ってたのですが、考えてみたら三省堂本店にぴあ入ってるし。もう九時半だし直接行った方が早いわと道を戻る。行ってみるとこんな場所なのに前に四人並んでた。いえいえ別に始まる前から並ばなきゃいけない舞台でもないんですがね…井上ひさし作の
『東京裁判三部作』の二作目なんて……しかし平日6時半から初台なんて不便なとこで始まる舞台。いったいどれくらい時間がかかる舞台なんだろう……土曜にしとこう。間に合わないし。取れたチケットは3列目でした。むしろこの前の2列に誰が来てるのかが不思議なところですが。

■水割りとビールちょっと。
●高宮太平『順逆の昭和史 ニ・ニ六事件までの陸軍 附・村中孝次 磯部浅一獄中手記』原書房 /妙に時間かかったけど面白かった。昭和陸軍の
人事ゴシップ史という気が強烈にしますが(笑)。著者は昭和期に陸軍付だった朝日新聞の記者。永田が斬られたのが余程悔しかったらしく(文の間から永田贔屓のオーラが…)、皇道派にだいぶ手厳しくて笑える…。

9月6日(土)

昼からぼちぼちと歌舞伎座へ。昼夜とチケット取ったんだけど、全部見ると朝11時から夜9時までかかるので、観たいやつだけ。今月は初代の中村吉右衛門の追善興行なので、吉右衛門がいい役ですv昼の河内山宗俊の悪党っぷりも砕けててよかったけど、やっぱり代表作の夜の部「俊寛」はいい出来でした。去年、国立劇場で橋之助が初役で演じたのを見たけど、やっぱり年齢が若いせいかそんなにいい話だと思わなかったのですが、さすがに吉右衛門のは凄かった。隣の若い女性なんか泣いてたもんな……。あとは夜の部のお目当て「身代わり座禅」。狂言をベースにしたコミカルな踊りで、浮気に行きたい恐妻家の大名と、夫のことが大好きな怖い妻の話。奥方役が吉右衛門だというので……しかし前の「俊寛」では赤っ面の敵を演じてた富十郎とみすぼらしいやつれた風情の吉右衛門が、幕が変わると白塗りで夫婦役で出るのだから、役者というのは化けるものです。確かに奥方はデカくて怖いのですが、夫の浮気の話を聞かされてばたばたと足踏みをしてみたり、実にかわいいのです。あの大名、見る目ないよ〜(笑)。面白かった。……ここまで観て最後の幕「無間の鐘」はパス。約束遅れちゃうし。

関西から芳倉さんとのえさんが来てるというので、藍里さんとあわせて四人で御飯を食べに。ホテルが神保町の方なので、神田界隈で……と思いきや、またもや土日祝は定休日の神田の罠が。しょうがないのでネットで検索して上海料理のお店「竹苑」を設定。…が、しかし。ほぼ地元の癖して、地図見ながら迷う私。ゴメン、ほんとわかりにくい場所の店で…向こうも散々迷ったらしく、ようやく店で合流。土曜はガラ空きなんだそうで、客は私たちしかいない、というか最後まで私たちだけでした……でもね美味しかった!メニュー見てこんなかな〜と思ってたのとはたいがい裏切られるのですが、それが美味しい。何人かで行くのがオススメです。いろいろ食べられるし♪長居してすいません…

■家で飲んでた水割り。店でクーポンで1人1杯つけてくれる老酒を結局3人分飲み、さらに追加。あと生の中ジョッキが3杯?と茅台酒が1杯。あとコンビニで買ったウーロンハイ1本と、エビス黒を飲みかけで力尽きた、らしい…

ホテル、まだベッド空いてるよ?泊まれば?と言われてそうしようかなと家に電話かけてきたら「泊まってらっしゃい、というかむしろ帰ってくるな」と言われました。「酔っ払ってどこまで行くかわからないくらいなら、いっそ泊まってきた方が気楽だから」……ほんとすいません……。

9月5日(金)

やっと!組合の任期が終わりました。長かったー。下部組織で私と一緒に部長やってた人も、今回は逃げ切り(<私は書記長)。「だいぶ敵作ったな」と言ってましたが、それは私もお互い様。どうせあと数年したら来るんでしょうけどね。とりあえず今年は平和に過ごしましょう。しかし今回新しく委員になった顔触れ見て…うーん、あの10人中3人外れてくれれば、(仕事の内容は別にして)一緒にやってもいいかなあ。半数以上は一緒に飲んで楽しい面子だし。しかし問題はその外れて欲しい3人が委員長と副委員長と書記長だってことでしょうか。給与対策担当があれじゃあねえ、次のボーナスも期待はできない、と……(かなり悲観的)。<昨年、一番大喧嘩した相手。

昨日飲んだ友達が、昔私が藍里さんに作ってもらった新○文庫そっくりの個人誌を妹に見せたらしい。感想は「お姉ちゃんの友達って、漢字好きな人?」……そんなに漢字多いかなと思ったのですが、多いと断言されました。そうかなあ。しかし「きんかあたま」と「三方一両損」は確かに今の二十代女性の語彙ではないと自分で思いました…<今日の私の死語語録。

■休肝日。

そういや、ペットボトル開けてたら思い出した。昨日飲ませてもらった北朝鮮の酒も、くるくるとひねってふたを開けるタイプの瓶なのですが。あれって、溝が斜めに何重かについていて閉まるわけでしょう?「でもねーこのお酒ね、
溝が一重しかないんですよ」……それはかぶせてあるだけなんじゃないのか?意味あんのか溝の?

9月4日(木)

久々に学生時代の研究室の友達と飲みに行く。ようやく予定が合ったので。しかしイベント以外で会うの、久しぶりだね…(苦笑)。軽く食べてから、学生時代から通ってた高田馬場のバーへ。ここも久々、かな。すいかのソルティドッグが飲みたかったので、夏が終わらないうちに!と思っていたのだけど、ちゃんとすいかはカウンターの上にましましておりました……最初にこれつくってくれたバーテンくんはいなくなっちゃったけど。作る人によってレシピが違うらしく、SくんとKくんはショート、今日作ってくれたNさんのはロングカクテルでした。淵に塩がついてるので、ほんとにすいかの味です。

隣のお客さんが酒の匂いを嗅ぎながら「これはちょっとあやしいんじゃないの」と言っている。なに?なんのお酒?
「北朝鮮の白酒(パイチュウ)です」……いやん、飲んでみたい。前にここ来た時は、「お客さんのお土産で」とモンゴルの白酒を出してくれた。しかし北朝鮮。いったい誰が持ち込んだのかしら。気になるー、と騒いでみたら、エッチングのぶどう模様の綺麗なグラスに注いでくれた。…なんかこれ、匂いからして白酒とは違う感じがするんですけど…。というか、ボトルに「25%」って書いてあるのはどうなのさ!<白酒はコーリャンを使った蒸留酒で、独特の癖というか臭味のある透明なお酒。だいたい55度から60度くらいのアルコール度数です。に、偽物くさ…。隣のお客さんにも「一番安いコーリャン使った焼酎買ってきて水で割っちゃいましたーって感じの匂い」と言われてましたが…まさにこれ、微妙にコーリャンぽい味なんだけど、ものすごくぬるい味がします……水っぽい。一番向こうのお客さんには「目ぇ潰れたりしてな」と笑われました。…バクダンか!(※戦後直後、飲むと目が潰れると言われた粗製焼酎)。あたしもう飲んじゃいましたよ!私が目が見えない、とか言い出したらあの白酒が原因だから…(遺言)。

口直しにぶどうの香り!とばかりにマールを飲んで一息つく。そういや前にいちごのエキス絞ってウォッカに漬けたやつ作ってたよね?スミノフいちご。と訊くと「ああ、あれは銘柄変わって今度は『バカルディいちご』になりました」と言う。なんでもいいや。それ頂戴、と頼むと、小さなショットグラスに淡いロゼの液体を注いでもってきてくれた。天井の灯りがグラスの中におちてとても綺麗です。「はい、
バカいちごお待ちどうさま」…そうだね。間違ってないね。ちょっと省略し過ぎだけど。私、この店、ほんと大好きだよ…。

■すいかのソルティドッグ(名前はない)と北朝鮮のエセ白酒。口直しに名前が長すぎて覚えられなかったマールを。モルトはラガヴーリン。ウォッカベースのバカルディいちご。最後にラムで、レモンハートのデメララ(75度)。

何飲もうかなーと思ってメニュー見たら「バーで食べられるラーメン始めました」……ほんとこの店、いろんな工夫してるよね……インド料理店でしっかりカレー食べて行ったので入らなかったのが悔しい。今度は是非雪辱戦を。

9月3日(水)

組合の人事は難航しているらしい。…金曜が選挙なのに、この段階でそれじゃねえ…毎年のことながら。
「そういやこないだ、はるか(仮名)さんが呼び出されてるときにKさんが組合事務室に来てたんだけど」と、今委員をやらされている先輩がお昼を食べながら言う。「『私これで用がありますから失礼します』とものすごく
潔く出てったって感心してたよ」……ああ。古本屋が閉まるんじゃないかと気が気じゃなくて(結局閉店してたのを開けさせたけど)。だって何時間経ったところで平行線だし?しかし私ほどきっぱり「つきあってられんから今日は帰る(意訳)」と言い切った人は他にいないらしい……皆、よくやるよ…。

ところで例によってまた古い本を読んでいる。昭和45年の本だけど、もとは昭和20年代の本を復刊したものらしい。時々「なんかおかしい…」と思う時があって、よくよく見ると一文字だけ真横に倒れていたりする。<「わがまま」の最後の「ま」だけが90度左に横転してる。他のとこだと右に倒れてたり。一字ずつ植字してた頃の名残りなんでしょうが……当時の本には結構あるものなのかしらこれ(今のとこ200頁で3箇所)。

■久々に休肝日。

9月2日(火)

「今日、夜のコース、結構量あるからお昼控えめにね」と上司が言っている。…遅いよ。既にランチの約束入れてるし。しかも焼肉だし。頼むと生肉と生野菜が届くので自分で焼くシステムのランチ。私が食べたのは牛ハラミ定食だったけど、メニューには
「ほっけ焼き定食」の文字が。…これも?焼くの?自分で?<どうやら厨房で下焼きしてから最後にお客が自分で焼くらしい。が、三人でお肉焼いたらいっぱいの小さい丸網の上にほっけ置かれたら、他の人何もできませんが……そしてこの「さんま焼き定食」。相席に迷惑じゃないのかこのランチは。うう、髪が煙い…

牛ハラミが立派にたたり、時間になってもあまりお腹が空きません。こんなこともあろうかと朝コンビニで買っておいたソルマックをトイレで飲み(<寂)、お店に繰り出す。本日は神田のイタリアン系創作料理で「花の碗」というお店でした。6時から入ったのに早々にお客でいっぱい。こんな半端な時期なのに繁盛している様子です。選択するのがパスタの種類、それに肉or魚だけだったので、なんだ軽めじゃんと思ってたら……まだ前菜出るのか……とこぶしとか美味しかったけどね。メインが来る前にもうダメかと思いました(苦笑)。味はよかったけど。しかし
6月1日付の歓迎会を今頃やってるのって…しかもまだ同じ日付の送別会が終わってないのですが。早くしないと次の異動が来ちゃうよ!部長が「次動くとしたらはるか(仮名)さんかな〜」とか言ってるし。人事担当部長のお言葉だし。…そろそろ動く?

飲まないの?と言われたけど、部署の予算握ってるの私だからな……ここで私の飲み代がかさむと以後自分の首が絞まるので、ビールとか飲んでみる。というかですね、隣に座ってる部長の自宅、私の隣の駅なので。前々回の部の飲み会で、「どんなに起こしても起きなかった」と言われた手前、意地でも酔っ払うわけには!でもね、最後だから1杯だけグラッパ飲んでもいい?…と頼んだら初めて一緒に飲む主任が「じゃあ同じのにしてみる」…一瞬止めようかなーと思ったんだけど、ま、いいかとほっといたら
「エタノールの味がする……」。いや。これだいぶ葡萄の香りがしてますが(※グラッパはブランデーと同じ系統の蒸留酒。マールほど癖のない透明なお酒です)。「はるか(仮名)さんと同じもの頼んだのが間違いだった」……なによー一緒に飲むの初めてなのにー!<大学時代ラグビーやってた体育会系の人にまでそんなこと言われるなんて……多分40度くらいのお酒だから、ウィスキーと変わらない程度だと思うんだけど…。

■生ビールがグラス2杯と黒生が1杯。ジントニックが1杯。グラッパが1杯。クリアな意識のまま帰り、呑み足りないので家でブラックニッカを水割りで飲んでます。

ところで今日、奥さんの出産に立ち会った主任の話を訊きながら結論が出なかったのですが、へその緒って切りますよね?あのとき、母体から出てる方のへその緒って、どこら辺で切るのでしょう。ぎりぎりで切るの?でもぎりぎりってどこ?誰かご存知の方いたら教えてください……子持ちの男4人揃ってて誰もわかんなかったの…。<私も知らんわ。

9月1日(月)


学校が始まり、朝の電車が混み始める時期。地元の駅では、私の背後で女子高生二人が非常ににぎやかに喋っていた。頼むよお嬢ちゃんたち。朝くらいは静かに。私は東郷元帥の顔がついた焼酎ボトル半分飲んで、酒が残ってんだよ…<それは自業自得。
聞きたくもないが強制的に会話の中身が聞こえてくるので、拝聴せざるを得ない。どうやらしつこい男がいるだか痴漢だか、とにかくそんな話をしている。
「マジ、気をつけな?ほんとしつこいんだって!もうやだあのオヤジ!」
「えーなにさいてー。いくつくらいよそいつー」
「んーとねー、
二十代後半から三十くらい
「やだー
マジオヤジー

…てめえら、そこからあと十年、あっという間だからな。とつい握りこぶしをつくってしまう私でした…。

■ブラックニッカの水割り。
●角田房子『いっさい夢にござ候 本間雅晴中将伝』中公文庫 /やっと読み終わりました…面白かったんだけど、あんまり気の毒なので読むのが進まない(苦笑)。「バターン死の行進」、南京虐殺と並ぶくらい有名な事件だったそうですが、私は近代史読み始めるまで知りませんでした。確かに受験じゃやらないよなあ…。「軍人になるより教師になればよかった」と言われた異色の将軍の、裁判時の奥さんとのやり取りが泣けます。この人が戦犯なら、私、先に銃殺されるべき人の名前、挙げられるけどな……。