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4月30日(水) 昼休み、同期との会話。 「月曜休んでた?どっか行ってたの?」 「うん、群馬の温泉」 「へー。はるか(仮名)さんて結構国内派だよね、よく国内旅行してない?」 「そ、そうかな…確かに海外はもう何年も行ってないけど…」 夏と冬の大阪は、私の意志ではいかんともしがたく。ええ、「なんでこんな年始の慌しい時期に…?」といぶかられようと。多分また上司に「また大阪行くの…?」とか言われちゃうんだわきっと。 ■休肝日。 ●司馬遼太郎『坂の上の雲(三)』文春文庫 /海軍創設時の頃の山本権兵衛の伝記を読んだので、久々に途中になってたのを引っ張り出してみました。日露戦争もの。一冊読んだ感想は「貧乏は辛い」ということだった…個人レベルというか、国家レベルの貧乏…。 4月29日(火) 使っている掲示板が、サーバー上から消滅したらしい……(どういうことよ)。しょうがないので、新しいのをとりあえずつくりました。以前のが見つかったら、また戻します。 珍しくちゃんと連ドラを見ている。<『顔』 毎回、予告編を見ると原作どおりなのだが、最後まで見ると全然オチが違うという、角川の横溝正史映画のようなドラマ。相変わらず刑事役のオダギリジョーがホストみたいだとか(前髪はさておき、そのストライプのスーツはどうよ…)、「婦警があんな髪長くていいの?」と母に訊かれるさらさらロングストレートの仲間由紀恵とかはおいといて、また升毅ってば憎まれ役の上級管理職なのね〜と苦笑。しかも似合ってる辺りでさらに苦笑。予告を見る限り、来週からオリジナルの脚本になるらしいので、どうなることか。……しかしこんな原作よりさらにろくでもない警察(強盗の手引きをする刑事だの、特別公務員陵虐に当たりそうな捜査してる刑事だの…)に、よく「神奈川県警」の名前が使えたな〜と妙に感心。<原作は「D県警」。 ■エビスビール2本。 ●生出寿『海軍の父 山本権兵衛 日本を救った炯眼なる男の生涯』光人社NF文庫 /いきなり時代を逆行して明治の人なので、出てくる将官がよくわからん……調べたい(<またか!!)。私の大好きな山田風太郎の『エドの舞踏会』で狂言回しを勤めた人の伝記。売られてきたばかりの遊女に惚れ込んで脱走させて妻にする時、夫婦としての誓いの文を書いてやって、彼女にも読めるよう全部フリガナをふってやったというエピソードがすごく好きだったんだけど、きちんと史実であるらしい。いいなあ。 4月27日(日)〜28日(月) 「群馬の北の方ならまだ桜咲いてるよ〜ついでに温泉行く?」行きます〜〜vv藍里さんに誘ってもらったので、月曜は休みを取って一泊二日で遊びに行くことにした。……が、私が寝坊したせいで「今どこ?」と電話かかってきたとき「まだ家です」……すいません。 本日の目的地は、群馬の四万温泉の「四万たむら」。老舗で有名なとこ。日曜の夜泊は、オフシーズンだから安く泊まれることを藍里さんが見つけてくれました。HP見たらお風呂が充実してる模様。やった!! 高崎駅に着いて藍里さんに拾ってもらってから、旅館に向かう前に古い桜を見に行くことに。最初にでかけた桜は樹齢400年くらい。畑の中の社のそばで、盛りは過ぎて葉は出てるけど、ちらちらと花びらが散ってきて、真下に立つと綺麗。次は「発知(ほっち)の彼岸桜」。傷んだところを木って埋めて支えを立てて。それだけ手がかかってるだけあって、大きい木。ここのは根が傷むから周囲は柵で囲ってあるけど、なかったらぜひぜひ登ってみたいような木。しかし花が咲いているということは、虫も働き時ということで……きゃー蜂(怖)。周囲を飛び回る虫の数々に硬直しながら、桜を堪能。最後は「薄根の大桑」。これまた畑の真ん中の柵の中に突っ立ってる木。推定樹齢1500年。てことは、西暦500年以前…えーと遣隋使が607年だから…それより前ってこと?「キリスト教の歴史の4分の3以上を生きている木…」「そう考えると怖いな!!」 なんでも時間を経ているものというのはすごいです。 それにしても春が短いだけ、花がいちどきに咲くようで、東京ではもう終わってしまった花がいっぱい。染井吉野、彼岸桜、緋寒桜、連翹、辛夷、蒲公英、石楠花、雪柳、水仙、菫にチューリップ、野草もいろいろ。綺麗でした。 「三時頃行きます」と言ってた旅館に到着したのは七時でした(そりゃ私が高崎駅に着いたのが二時だもん…)。老舗の宿で、帳場がある辺りは天保年間(1800年代初め)の建築だとか。十万坪の敷地があるそうです。建物も広い……帳場で記帳してから、部屋まで案内してもらう。ロビーのエレベーターで地下1階におり、角を曲がって連絡通路を渡り、階段を上がると「こちらの出口は、さっきの帳場前の玄関の隣になります」……ダンジョンかよ!!が、そこの出口は夜九時で閉められてしまうので、夜中に移動するためにはなんとかこの通路をマスターしなければならない。さらに階段を一階のぼって直進、右折、直進、左折、直進、左にわき道があるのでそこを入って曲がって突き当たりが私たちの部屋。…ほんとにダンジョン…。避難通路の図、見たけど私わかりませんでした。なんかあったら逃げられないかも。「増築繰り返してるからねえ」……そして夕食。また今のルートをロビーまで戻り、さらに奥の別のエレベーターを乗り継いで2階にあがり、またくねくねと道をまがってようやく到着。「夕食食べる前なのに、今ものすごい達成感ありませんでした、たどりついただけで…」「あったね……」。料理はまあまあでした。しかしお風呂はこの夕食会場のある地下三階。着替えと洗顔セットを取りにあの部屋まで戻り、またここまで来なければならない…遠い。広いのも考えものです。「ま、いっか……夕食の腹ごなしと思えば」「そうですね〜」「で、ここ曲がるんだっけ?」「確かそうです」「間違った…」「そういやさっきも間違えたとこですね」……部屋は遠かった。 風呂は文句なし。湯が沸いてるのをそのままかけ流しという贅沢なもので、最初に行った大浴場は広い割にすいてて幸せ〜vぬるめのとことか温度高めとか浴槽がわかれてるけど、全体的に湯温高め。すっかり温まってから次の露天風呂を目指す。広くて何箇所もあるので、いちいち浴衣を着て移動しなければならないのはめんどくさいけど、どこもすいててよい。露天風呂「森のこだま」はもう時間が終わってて行けなかったので、檜風呂に。こっちは湯温ぬるめ。その外にある小さな露天風呂、しばらくは他に人がこなくて貸切状態。暑いくらいなので、外気が気持ちよくて、ずいぶん長居した。上手に外から見えないように作ってあるので、興醒めな柵などもなくて気分がいい。部屋に戻ったら11時半を過ぎていた。部屋出たの、9時前くらいだったから、長湯した模様。は〜幸せ。 途中で買ってきた日本酒「谷川岳」はいまいち。なんか混ぜ物のアルコールの味がする…四合瓶1200円じゃ文句も言えないか。「発知桜」の近くの造り酒屋の日本酒も売ってたんだけど、さすがに一人で一升瓶空けるのはキツいので諦めた。やっぱあっちにすりゃよかったかな…瓶の半分ちょっとくらい飲みながら、だらだらと深夜TVを見る。いつまでも起きてるのは「ガンダムウォーカー」とかいうガンダムマニアが語り合う番組を見るつもりだから。「龍騎」に出ていた役者が出ているらしい(私は見てないのでよくわかんない)。T.M.レボリューションの西川がものすごい幸せそうな笑顔全開でガンダムを熱く語っているのがおかしい。スタジオに来ている残り三人の筧利夫とか新山千春が全然わかってないので、空回りしてるのがいっそ気の毒なくらい。でも私、ガンダムも見てないので、多分新山とレベルはかわんないと思う…。「ガンダムファンのコメント」というコーナーが釈由美子やGacktというのもなんか微妙で、ヘンな番組でした。終わったらもう3時…寝なきゃ!!明日の朝、風呂6時から入るぞ!!という決意も固く、二人して携帯のアラームをセットしてみたのだけど…。 やっぱり朝6時には起きられなかった。お風呂セット一式を持って、7時半過ぎに朝食場所のホールに向かう。昨日は迷ったけど、お風呂歩き回ったせいでルートはばっちり。人間とは学習する生き物だ。朝食はホテルによくあるバイキングなんだけど、卵をその場で焼いてもらうよう頼めたり、品数がかなり多かったので、いろいろとってみた。…食べすぎです。チェックアウトが11時なので、9時頃から露天風呂「森のこだま」に向かう。<残念ながら岩風呂は清掃中でとうとう入れなかった…。これがまた遠いのだが、その価値はあり。露天といっても上は木の屋根がついているので、雨でも大丈夫。女風呂は2階、男風呂は1階にあって、微妙に角度がつけてあるので、よっぽど乗り出さない限り、下からは見えないようになっているが、かなり開放感がある。目の前は川になっていて、向かいは山なので、見晴らしもいいし。広さの割にそんなに人もいなくて、一時は二人だけで貸切状態だったり。幸せ〜(<ついでに会社はみんな仕事してる頃だな〜と思うとますます幸せ/笑)。一時間半近くを過ごしてから片付けてチェックアウト。せっかくなので、ぼちぼち歩いて裏手の駐車場の辺りも散策してみる。ここの桜は満開をやや過ぎた辺りで、風が吹くと花びらがはらはらと落ちてきれい。他にもいろんな花がちょうど盛り。 車を置いて土産を買いがてら、隣の「積善館」という旅館も覗いてみた。ここは四万温泉でも一番の古さ、というか群馬県内でも旅館建築としては最古で、県の重文に指定されているとかいうところ。なにしろ本館は「少なくとも1800年より以前の建築」「本館三階は明治時代に増築」というくらいのとこなので。お値段も高いらしい。日帰り温泉も入れるらしいけど、これ以上温泉浸かると私たち帰れなくなりそうで諦めた。とにかく木造。藍里さんが「千と千尋の世界みたいだ」と言ってましたが、そんな感じ。写真もいい感じ。四万温泉自体が、古い温泉街の風情を残していて、車で道を走っただけだけど、ぷらりと歩いてみたら楽しそうなとこでした。いいとこでした。 さて、まだお昼だし、これからどうする?と相談して―――四時間後、私は職場のお土産に「信州のいざない」というクッキーを買っていた。そう、長野県まで来ました。藍里さんが「雪見に行かない?」というので、草津温泉を抜けて、草津白根の山越えを。「山の方はまだ白いねえ、あれ登るから」…えええっ、あれだいぶん遠くに見えるんですけど!?車でどんどん坂を上っていくと、周囲にちらほらと雪が。それに車の中に硫黄の臭い。「殺生河原」まで着くと、だいぶん寒くなってきて、Tシャツとジャケットだけでは肩の辺りが寒くなってきたり。スキー道具持った人もうろうろ。さらに車があがっていくと「この先、硫化ガスが出ているので、車は路上で止まらないでください」というメッセージ付。怖。蛇行する道をぐねぐねとあがっていくと、周囲はどんどん木が少なくなっていく。白樺ばっかり。窓の外を見ると、はるか下に「あれが草津の街〜」……眼下ていうか、足元ですねこりゃ。カーブをまがると上には空しかない。電線もなし。すごーい。ガードレールを突き破ったら、空に向かってダイブ!!てな感じ。道の周囲は雪で壁できてるし、朝に桜見てきたとは思えない風景。なんか肩の辺りが寒くなってきた気がする……と思うと、道の向かいからオープンカーで走ってくる豪儀なにーちゃんが。車高低し。ていうか、レーシングカーですかそれ……?(見てるだけで寒く) 頂上の峠まで来ると、そこかしこにスキーヤーがいっぱい。看板には「標高2,272m」……そりゃあ高いはずだわ。昨年行った沼津の「海抜3m」というのを思うと、「遠くへ来たもんだ」という気分に。 またぐねぐねとカーブを降りて(しかし地名が「殺生河原」だの「のぞき」だのとはいえ、「殺生レストハウス」とか「スカイハウスのぞき」って名前はどうだろう…)、うとうとしてるうちに「もー長野だよー」と言われて外を見るとすっかり風景が里になってました。林檎やアンズの花がいっぱい。春だ〜。桜もちらほら。花は群馬より長野の方が遅いみたい。行けるようなら善光寺前の蕎麦屋「藤木庵」にも足を運びたかったんだけど……帰りの時間が危なそうなので、まっすぐ高速乗って高崎まで。御飯食べてから、日付が変わる頃に家にたどりつきました。は〜。楽しかった。藍里さん、お世話になりましたv ■気がつけば、今日一日、休肝日でした。旅先では飲み続けてる私には珍しい……。土曜日は、生ビール1杯と日本酒が二合くらい。あとは家出る前に赤ワインちょっとと水割りちょっと……。 ●宮部みゆき『夢にもおもわない』中公文庫 /宮部みゆきという作家は、子どもの頃に抱く悪意というものを忘れない作家だと思う。子どもを描くとヘンに偽善的な作家よりよほどいいと思うが。しかしこの本で何よりシビアなのは、「かわいい女の子」と「姐御肌でしっかりしてていい子だけど、かわいくはない女の子」の関係をはっきりと言い当ててることだと思う。私はキドニーの「大崎女史は勿論いい女だよ」という(おそらくほとんど意識されるに書かれたであろう)台詞が非常にひっかかっているのだけど、この台詞の意味をきちんと文章で述べたらきっとこの本で主人公が考える内容になるのだと思う。男の子に言わせる辺りが余計にシビアだ。……ところで島崎くん。電話でさらりと直江兼続の漢詩(<「洛陽城裏、花に背いて帰る」私は兼続好きだから知ってたけど、いまどき一般的に通じる句じゃないよな…)が出てくる中学生というのは、あんまり友達には欲しくないな、私なら。彼の言うことは真理過ぎて時々辛いです。 4月26日(土) カウンタが10000までもうちょっとかな。踏んだ方いらっしゃったら、教えてください♪ やっと何も予定のない週末。寝るぞ!!と意気込んでみたものの、昼前には目が覚めてしまった。ていうか、寝ている場合ではなく、原稿の〆切は昨日でした。やんなきゃ。溜まりに溜まった録画ビデオをBGM代わりに流しつつ、パソコンに向かってみる。字幕あるやつだとダメだから結局邦画になるんだけど、しかしそれにしても『帝銀事件 死刑囚』と『修羅雪姫』という組み合わせは自分でもどうかと思う。ていうか、ビデオ録ってまでなんで見てるんだ『帝銀事件』……『人間御破算』も『オケピ!』もビデオ録り忘れたくせに……(がっくり)。 ■ビール3本。「レダイグ」の最後の残り。 ●小笠原祐子『OLたちの<レジスタンス> サラリーマンとOLのパワーゲーム』中公新書 /半分エッセイみたいな本かと思って読み出したら、アメリカの大学院に提出した博士論文がもとだとかで、案外面白かった。「なぜOLは待遇改善のために団結しにくいのか」とか。……しかしこれ読んでると、働いてる男も結構かわいそうだなあ(笑)。 原稿やっと終わったので、明日は晴れて旅行に行ってきます。花見+温泉♪ 4月25日(金) だいぶん体力低下気味。カラータイマーがついてたらそろそろ点滅し始めるくらいなのだが、今日の夜は組合の用事で懇親会の会場の下見に行かねばなりません。ま、企画の打ち合わせしながらの飲み会なんだけど。本日の場所は、外苑前のブラジル料理「コパ東京」。入るとブラジル国旗にサインが。ああ、ワールドカップの時、ブラジルチームが優勝祝賀会をやった店なのね。結構広いし、座った席の隣がステージで、おっちゃん二人がブラジルの歌を歌ってたりしてなかなか雰囲気もよし。料理はブラジル料理のコース+シュラスコ(大きい鉄串に刺した肉の塊を、店員が皿の上で削ぎ切ってくれる)の食べ放題で3,000円だから、料理の割りに安い。肉も何種類かあって美味しかった。……ただ、駅からちょっと歩くんだよねえ…懇親会で使えるのかなあ(不安)。ま、飲み放題込で5,000円だから、別のときに使ってもいいけど。あと悔しかったのは、飲み放題にブラジルの蒸留酒「ピンガ」が入ってなくて飲めなかったことだけかな……リベンジしたい。 ■ビール2杯、ジントニック1杯、キューバリブレ3杯、スコッチのロック2杯とバーボンロック1杯。 こないだ行った歌舞伎座のお弁当再現企画の記事が歌舞伎座のHPに載っていた。そうそう、こんな料理でした。 4月24日(木) 仕事中にメールが入った。「今日、そば行くけどジョインする?」あ、行きたいです。でも夕方から来客あって、そのあと組合の打ち合わせなんで…何時スタートですか?「5時半」…行けるかっての。しょーがないので、店だけ聞いておいて、出られるようになったら携帯に連絡入れることにした。組合の打ち合わせが終わってさてそろそろ出られるかしらという午後6時半過ぎ、携帯を見たら新着メールが。「あなごのにこごり ぜっぴんでした」……えーえー今行きますよっ!! 指定の店は、私も雑誌のそば特集で見覚えがある「松翁」。もらった地図がわからなくて大回りして行ったら、なんだ山の上ホテルを越えていけばよかったのか。店の戸をあけてみれば……なんか私入れてこの三人って「かんさ部最小ユニット」って感じですね…「あと二次会でOが来るから」なんで辞めた人間とこんな頻繁に顔をあわせてるんだろう私。 松翁はそば以外にもいろいろメニューがあって、悔しいので私もあなごの煮こごり食べました(美味しかった)。でも迷っていた筍のホイル焼きが隣のテーブルで食べてるのを見たら美味しそうだったのでまたリベンジしたい… 私の部署はあんまり外に出ることがない管理部門だけど、誘ってくれたNさんとSさんは営業なのでよく出かけている。「昨日、築地の方にある会社行ったんだけど、昼飯をオープンエアの魚屋で食ったんだよ」……オープンカフェなら知ってますが、オープン魚屋って…。「隣にニッカボッカ履いてるおっちゃんがいたりする魚料理の定食屋なんだけど、途中で雨が降ってきて、テーブルもってみんなで退避したんだけど」……車が来るとテーブル持って総員退避するガード下の焼き鳥屋なら行ったことありますが。雨ねえ。「見たら、一人こうもり傘さしたまま黙々と食ってるおじさんがいてさ〜見習わなきゃと思ったね」……そーかなあ。 二次会は今月で店を閉めるというお茶の水駅前の「ラテン区」。私はこの店知らなかったけど、古いとこらしい。ラテン区というのは、フランス語で「カルチェ・ラタン」。パリ大学の周囲の一角がそうで、フランスの学生闘争に倣って安保などの学生運動時にそう名付けていたそうだ。そういや佐々淳行の『東大落城』とかで読んだなあ。御茶ノ水カルチェ・ラタン闘争の話。なるほど古そうな店だ。最初は人が私たちしかいなかったので、面白がってジュークボックスに曲を入れまくってたら、ちょうど氣志團と松浦亜矢(<これは私じゃない)の辺りで人がぞろぞろ来てしまった。あららすいません。でも氣志團のミュージッククリップは見たいかも。自分では買いたくないけど。 そういやこないだNさんから「鬼平犯科帳」のCDを貸してもらったんだけど、「今度はゴルゴ13のCD買ったんだよ」…そういうの好きですよね。テーマソング?「いや、ゴルゴが聴きそうなジャズっていうCD。もっともらしい解説付なんだこれが」……聴きたい。今度是非それ貸してください。 ■そば屋で生ジョッキと、日本酒は「ばくれん」「獺祭(だっさい)」「渡り舟」。二件目でボンベイサファイア(ジン)とターキー。あとバドワイザー。 転職したOさんは大手町周辺の商社にいる。「カルガモが引越しを始めたら知らせるように。タクシー乗って弁当持って昼休み行くから」……1時間で戻ってこられるんですかね。間に合うなら私も呼んでください……。 4月23日(水) 仕事で今日の官報のチェックをしていたら、「弁護士記章紛失」という記載があった。紛失した全国の弁護士、名前と所属の弁護士会がばっちり載ってる。ださ。<官報号外(90号) …酔っ払って寝こけてる弁護士(知り合い)の襟のひまわりバッジ、いいなーこれ資料だよなーと指を加えて見てたんだけど、あそこで誘惑に駆られてたら、彼の名前がここに載ってたわけだ。笑える。 同期の女の子の誕生日祝に銀座博品館劇場近くの「台湾海鮮」に行った。一階で料理しているのが道から見えるので美味しそうだなと思っていたのだけど、Webで検索してみて、評価が辛いのに首を傾げた。私なら二の足を踏むとこだけど、こういうのって得てして褒めるよりけなす方が声が大きいものだし、何より主賓の指定だしねえ。と、足を運んでみて、店に着いて15分後に納得。「お料理はどうしますか」…って、あのさあ。ちゃんとコース指定したよね、予約するときに。道理でさっぱり料理出てこないと思ったよ。前菜が出てくる前にビールの中グラス空いちゃったわよ。おまけに戻ってきて「確認でお聞きしますが、5,000円のコースでよろしかったですか」……主賓の前で、値段をでかい声でそうもはっきり言われると、あたしら立場ないんですけど。私たちがいた二階のフロアは給仕は中年の男性二人だったが、小柄な方のが特にサービスがなってない。Webに「サービスはファミレス程度」と酷評されていたのが判る出来。頻繁に小皿を一枚とか二枚とか取りに来るのは、汚れた皿を置いておかないという意味なのか、それともはよ帰れという意味か。味は悪くなかったけど(<この値段で味悪かったら怒るわ)、なんていうか「猫舌の人仕様…?」という感じ。私は中華ならもっと熱いものを食べたいと思う…要するにコース料理を作って、置いた状態で前の皿が空くまで放置しているということだろう。手配したもう一人も「Web、書き込みしようかなサービスなってないって」と言ってたくらい。友達がチェックしたHPの記事は、多分に偽りあり。食器、日本製だったし、内装もこんなんじゃなかったぞ(2階だったからか?)もう二度と行かん。 ■アサヒ樽生1杯、青島ビール2杯、老酒サワー2杯。飲んだ気がしなくて、今「レダイグ」のストレート。 ●都筑道夫『なめくじに聞いてみろ』 扶桑社文庫昭和ミステリ秘宝 /前にブックレビューをあげた本だけど、再読。007のノリなので、気楽に読めて面白い。昭和36年から連載されたとは思えないくらい、今読んでも古びてないのがすごい。 4月22日(火) 人事が今年入った新人の歓迎会をするらしい。それはわかるんだけど、なんでそれに同じ部だというだけでうちとか隣の課長が駆り出されるのだろうか。企画とか経理とか、新人とは何の関係もないじゃん。誰もが首をひねりつつ出かけていったが、「そういやビジネスマナー研修で酒の注ぎ方ってやったのかな」と元人事担当のUさんが言い出した。え。そんなの私、やりましたっけ。覚えてないや。「ほらほらこういうの」と出してくれたUさん(<物持ちいいですね…)の手元のテキストを覗き込んでみると……あらら。私ぜんぜんダメだわ〜。ていうか、部長や上司や接待先に思いっきり酒注がせている段階で既にダメだろう。もう一度、ビジネスマナーから受けさせてください人事課長。 ■エビスビール1本。あとレダイグの残り少々。 4月21日(月) 組合で一泊二日の勉強会に行かなくちゃいけなくて、それの準備で三時間ほど居残り。この日程、準備間に合うのか〜?はなはだ不安。ああこれが仕事ならちっとは残業代もついて、昼にネット古書店で頼んだ柴五郎『北京篭城記』の代金くらいは余裕でまかなえたのに……<本音。ていうか買ってるし(だって定価の半額で出てたんだもん…高いのよ平凡社東洋文庫)。背中が凝って痛いので明日は鍼に行こうとか、読みかけの軍の資料(というか伝記だな)は、なんというかハーレクイン気味な内容で、実らなかった義妹との愛の物語が繰り広げられているのに、私はちょっと引き気味であったり。そんな不景気な一日の終わり、よろよろと帰ってきた私を出迎えたのは、Studio Lifeの次回公演先行予約ハガキだった。原作は樹なつみの『OZ』。男ばっかの劇団だから当たり前なんだけど、フィリシアも19もやっぱり男なのね……しかも名前見ただけで顔がわかるところが余計に切ないです。19ってこないだオスカーやってた群を抜いてデカかった俳優だよな……今日一番私を打ちのめしたのは、ある意味このハガキかもしれない(苦笑)。『OZ』、好きなんだけどねえ。 ■ジョニ赤水割り。 ●小林弘忠『巣鴨プリズン 教誨師花山信勝と死刑戦犯の記録』中公新書/ こないだ書店で「巣鴨プリズンて今のサンシャイン60のとこにあったのね、知らんかった」と呟いて藍里さんと秋芳さんに散々バカにされました。「メガテンで出てくるじゃない」……すいませんねえ、『女神転生』やってなくて。私が読んだ手記書いてた人たち、プリズンなくなる前にみんな処刑されちゃったからさ…(痛)。戦犯処刑者の手記にたびたび出てくる教誨師の思想は、私がどうしても親鸞の教えを理解できないせいか、よくわからんかった。<うち真宗だけど。それより真宗だと戒名ではなく法名と言うことを今頃認識したことの方が反省点かもしれない。今位牌みたらちゃんとそうなってました。すいません(と仏壇に謝ってみる)。しかしこの人が亡くなったのが地下鉄サリン事件の日というのでまたびっくり。そんな最近だなんて。 4月20日(日) 付け焼刃で朝からパックしてもどうにもならないくらい肌荒れしてるので濃い目にメイクしてみたら、やっぱり濃い模様。しかし間に合わない。そのままバッグひっつかんで家を出ることにする。 今日の昼の予定は、歌舞伎座にて「芝居茶屋の食事と幕の内弁当を味わう会」という講演会企画。歌舞伎座のメールマガジンが2周年を迎えた記念だとかで、40名でこじんまりとした集まり。普通に昼公演をやってる最中なので、地下食堂に座ってると、頭上がちょうど花道にあたってて、拍子木が聞こえてきたりするのも面白い。 メルマガで江戸時代の食の話を連載してる調理史専攻の松下幸子千葉大名誉教授の公演に、当時の記録から再現した料理を食べるという企画。公演も話面白かったし(78歳になりました〜といってたが、品がよくて話し振りのかわいい方でした)、お料理も実際に安永2(1773)年11月26日に柳沢信鴻(<綱吉の側用人・吉保の孫)という大名の隠居が芝居茶屋で食べたと日記にあるもの。とはいっても結構質素(<写真の夜餉とあるもの)。今の食事というのは、大名が外食するとき並みの内容なのだそうで。メニューはわかっても味付けは書いてないので、味付けは現代風だったせいか、美味しくいただいた。あと土産に庶民の芝居時の幕の内弁当も折詰めでもらったが、おかずよりとにかく主食のおにぎりがメインというのが印象的だった。みっちりおなかに溜まりそう… 折り詰めを抱えて、次の目的地は外苑前。会社の先輩が今日結婚式で、二次会をレストランでやるというのに呼ばれている為。結婚式(鉄人坂井シェフのレストランだったそうで、ビデオに写ってた。テレビで見る顔と知人が並んで写ってるのはヘンな感じだ)の引き出物を持った人々より大荷物ってのはなんだか……しかし段取り悪すぎ。どうやら参加人数をきちんと確定してなかったらしく、途中でテーブルと椅子が追加され、遅れてきた人たちは立ち見だった。2階だし階段狭いし窓ないし、ここ出火したら大惨事だわ、と新郎新婦がつけるキャンドル見ながらぼんやり思ったり。 会費の大半はどうやらゲームの賞品代に消えた模様。<料理と酒はほんとにたいしたことなかった。企画は面白かったけど。「だんだん豪華になります」との司会の台詞どおり、最後はホームシアターセットがついてたし。が、私は最初の氷早食い競争(<かき氷だと思っていたら、製氷皿の氷だった…)でブービーをとった先輩があてた沖縄土産セットから、限定の泡盛を「これははるか(仮名)にあげる〜」とわけてもらったので満足です。ええ、松坂牛15,000円分より私はこっちのほうが。……O先輩、お幸せにv ■グラスワインを白2杯+赤3杯。あとは貰った泡盛。うま。<「海乃邦 10年貯蔵」 4月19日(土) 藍里さんが私の軍閥関係資料代について、日記で「多分推測5万くらいつっこんでると思う」と書いてたので、そろそろ現実を直視しようかと朝から電卓を叩いてみた。…甘いですね。8万でした。でも香港芸能のときよりは安いよ。ビデオとかないしリアルタイムで雑誌出ないし。そう、安い……前よりは……(自分に言い聞かせ。財布の中をじっと見る)。 気を取り直して銀座に向かう。今月最後、四本目の舞台は、藍里さん秋芳さんと待ち合わせで劇団☆新感線の『花の紅天狗』。演劇に人生のすべてを賭ける月影花之丞一座と、伝説の大衆演劇『紅天狗』の復活公演の主演の座をかけて闘う二人の少女……つまり『ガラスの仮面』のパロ。「人はみな、心の底に一匹のカメを飼っている…そう、ガラスのカメ」という台詞に必ず周囲の人が「ン」と続けるというベタな展開、紫の蕎麦の人(なぜ蕎麦なのかは謎)などなど、面白かった!!今まで見た新感線のヒロインをつとめた女優(奥菜恵、富田靖子、水野美紀などなど)の中では一番旨かったと思う高橋由美子が主演なのも良し。しかし何よりも、月影先生を務めた木野花と、“関節話法”の川崎悦子のベテラン女優がかっこよすぎ。木野花って、こんなテンション高い女優だったっけ…?舞台観たことなくてエッセイくらいしかしらないんだけど、淡々とした落ち着いた人というイメージがあったのが、きれいに塗り替えてくれました。五十代であのテンション、惚れました。すてき。 昼公演だったので、終演後の外はまだ明るい。ちょうど近くの道の八重桜が風に散り始めてる頃で、小雨の中をしばらく散歩して、夕食は豚肉創作料理「やまと」へ。がっつりと肉を食い、まだ時間が7時半過ぎなので、まだ行ったことのない丸ビルに行ってみることにした。甘いもの食べたいし。しかし丸ビルまで来て、行きたい店が「丸善」てのもどうなのか私たち。そこでついだらだらと本を手に積み上げ、中公新書を7000円分も買い(<もちろんほとんど戦史モノ)、購入記録を更新してちょっと密かに落ち込んでみたり。さらに重くなった荷物を肩に、ウェストなんちゃらカフェでケーキとお茶を。酒の飲みすぎは躰にはよくないよなという話から、私が二人より先に死んだらという話になった。 「姐御が先に死んだら、墓石に思いっきり高い酒かけたげるから。きっと墓の下で地団駄踏むよ勿体ない!!って」 「えーどうせなら供えてよ…」 「いや、絶対かける」 「うちの墓、ロッカー式だから墓石ないんだけど」 「んじゃ、建てたげるから。手作りで」 「最近、ヘンな墓石あるよね。『夢』とか『愛』とか一文字書いてあるの」 「姐御なら『酒』だな絶対」 「じゃ、庭の片隅にひっそり碑作ってあげよう」 「わかりました。じゃあ死んだら親に言っておきます。分骨するようにって」 「うちのベランダにも碑建てたげるよ〜『ここに酒人眠る』って」 「シュジン……」 「だって、詩読む人が詩人なら、酒飲む人は酒人でしょ」 「私、大学の友達にも『傾生の酒族』って墓碑銘つけられてるのに…」 「それは基本だから。はるかさんが死んだら、みんなで駆けつけて本の処分をしにいくよ」 「で、内容によって売れ筋のところで処分して、残ったお金を姐御の両親に…」 「なんだ、残ったお金で飲み会をするのかと思ったよ」 「そんな、一番飲む女がいなくなったのに、飲み会してどうするのよ」 「そんなもん?」 「いや、いっそ墓の前で『へへ〜ん、羨ましいだろう』って飲み会するのも手かも」 「『悔しかったら飲んでみろ』って言ってやるとか?」 「……朝になって、酒瓶の酒が残り少なくなってたらどうします?」 「そしたら墓石に『死んでも酒を放しませんでした』って文章追加してやる」 なんかもう、遊びに行ったら生きてるうちから墓石彫られてそうです。ていうか、「記念に姐御も彫っとく?」とか言われそうです。多分彫るけど。でも出来は保証しないよ?…一応、親に分骨の遺言はしときましたが、「あんたが死ぬ頃に私が生きてると思う?」と返されました。そうねえ、微妙だわ。私が先日買ってきたウィスキーが姿を消してるところを見ると……。 ■生ビール2杯と泡盛2杯。あと帰ってからジョニ赤少し。 ●石光真人編著『ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書』中公新書 /浅田次郎『蒼穹の昴』以来気になっていた柴五郎の幼年時代の記録。前に『帝国陸軍将官総覧』て本をめくっていたら、没年が昭和20年12月となっていてびびった。ええだってこの人、北清事変(<日露戦争の前)の指揮官だよね?ていうか戊辰戦争時に姉妹が全部自害したって人だよね?そんな長生きな!!!…と思ったら、享年87歳だった。うーん、まあ有り得なくはないか……。前に高橋克彦『倫敦暗殺塔』って本を読んだ時に、会津藩の薩長に対する怨みというのが非常に大きな意味を持っていたのだけど、あんまりよく理解できなかった。今ようやくわかりました。そりゃ食糧なし障子なし草鞋なし夜具なしで盛岡で一冬過ごすなんてそりゃあもう。……などという頭の下がる思いと別に、四十代の写真がなかなかかっこよくて、北清事変当時の資料が平凡社東洋文庫で出てたなあ欲しいなあでも高いなあなんて…………しばらく我慢。 4月18日(金) 二日続けて気疲れする会議の書記をやったので、なんか疲れた。ついでに肌も疲れている。こんな日は帰った方がいいと思うんだけど、今日で先輩が退社するので、送別会に行かねば。かんさ部のリスク管理担当だったのに……寂しい。なんかかんさ部の飲み会、退職した人がナチュラルに座ってますよね。ま、今度は社外監査役ということで。 「あ、渡さなきゃ」と秘書課のMさんがごそごそと何か取り出したと思えば、卒業証書。「右は●●株式会社を卒業したことを証する」あ、ちゃんと名前と生年月日まで入ってる〜。そういうサイトがあるんだそうで。「はいっ、秘書課のプリンタで作りましたっ」「せっかくだから社印も押しとけばよかったのに」「ちゃんと社長印入れてさ」あらら、今日私社長印の申請したのに。一緒に判取り簿に書けばよかったですね。総務のF部長なら、面白がって押してくれたかも〜。 本日の会場は、会社の近所の居酒屋。小さいとこなので貸切。入れ替わり立ち替わり人が出入りし、時々椅子が足りなくて立ち飲みが出たり。そういや私が入社したときも、ここで新人歓迎会を今日と同じような面子でやってもらったんだっけ。懐かしいなあ。「わたし、あんまりお酒飲めなくてー」とかやってたんだよな。日本酒横目にカシスソーダ飲み過ぎて気持ち悪くなったり(※炭酸で)。1ヶ月くらいはそれで頑張った。ああなんか遠い思い出…… ■もう「わたし飲めなくて〜」とは言わなくて済むので、生ジョッキ3杯と日本酒は天狗舞を2杯と、ウィスキーがロックで3杯……までは覚えてる。 今日で退職のIさんは別に寿退社するわけではなく、単に転職するだけ。「結婚しないの?」と結婚したばかりのSさんが訊くのを、目の前の女性二人が矛先をそらそうとしたのか「どうして年あんまり変わらないのにはるか(仮名)には訊かないの?」とこっちにふってきた。え、私?別に予定はないし、願望もないしなあ。 「はるか(仮名)はやっぱりお酒が飲める男じゃなきゃイヤとかある?」 「別にないですけど……私が飲んでるのを邪魔したり『早く帰ろう』とかせかしたりしなければ」 「ていうか、男は飲んじゃダメなのよ。電車がなくなったときにはるか(仮名)を迎えに来てくれる男じゃないと」 「私は飲むけどおまえは飲むな、迎えに来いって?」 「ぶちょー…それは奴隷だよ」 それを言ったのは私じゃありません。ああでもこんなとき、迎えに来てくれる男がいたらいいなあ……<最寄り駅の三駅先のタクシー乗り場にて。上り電車、既に終了。 4月17日(木) 舞台三本目。チケットの先行予約の前日、飲む予定があったので、「明日、これ取るんですよ〜」とちらしを見せたら、「はるかさん、いつ見てもチャレンジャーですね」と言われた。…ヒマだったら行きませんかと言ってみようかと思っていた私の野望は潰えた。そういう舞台。 本日の舞台は、本多劇場にて『ヴァニティーズ』。相変わらず何かの間違いのように混んでいる小田急線に乗って(<朝の通勤時ならともかく、なぜ夜六時の電車で全身全霊を込めて電車に躰を押し込まねばならないのか…)、下北沢へ。ギリギリでホールに駆け込む。今日の舞台は、オフ・ブロードウェイでは女優三人が演じたという、60年代ハイスクールのチアリーダーたち(<つまり美人)が十年間を経て、どういう暮らしをするようになったかという三人芝居をなぜか四十路の男三人で演じるという舞台だ。まあ篠井英介と深沢敦は、半分以上女優というカテゴリーに足つっこんでるような気がするが。あと一人は大谷亮介。ああそういやこの人、以前に舞台で見たことあるよ…確か渋い刑事役で……。来年は五十になろうという俳優のブラとズロース(<としか言いようがない)姿だのポンポン持ってチアリーディングで踊る姿を見る羽目になるとは思いませんでしたわ。しかもそれはそれで似合ってるところが……さすが篠井、四十代半ばにして美脚…とか。あ、背中も美しかったです。なんか複雑。「(女よりも)私たちがやったほうがもっと『女』が出るのよ」という自負どおりです。しかも結構、結末が苦いオチであったり。そして何より苦かったのは、ハイスクールの美女の成れの果てという感じの三幕、気怠い三人が、私と同い年だってことかな…そろそろ人生終わりみたいだよこの舞台だと…。 ■つい思わず新商品のチューハイを買ってみた。サントリーの『青春サワー』グレープフルーツ。でもこういうの買う人って、もう既にそれが終わった人だよねという自己ツッコミを入れて、代々木上原の駅のホームでちょっと一人で落ち込み、空き缶をゴミ箱に叩き込んでみる。あとは昨日買ったブッシュミルズ。やっぱ美味しいわ。 4月16日(水) 赤坂の酒屋まで、取り置きしてもらっていたワインを取りに行った。ドンペリ♪…別に私の酒じゃないけどな。会社の先輩が日曜に結婚なので、同期たちと一緒に用意したもの。ロゼだと25,000円超えるけど、普通のなら8,000円くらいであるよと会社のソムリエが教えてくれたので、もう一本推薦してもらって(ラベルがシックだけどハートが描かれていて、結婚祝にはスタンダードであるらしい)、受け取りに行ってきた。木箱に入れてラッピングしてもらう間、店内を見てまわって、1本498,000円のロマネコンティとかをほえーと口開けて眺めてみたり。750ミリに50万ねえ。ここまで来ると業だよな。そういやどっかのバーの記事見てたら、70万円でおとしたヴィンテージのモルトがあって、1杯75,000円で飲めると書かれていた。……私にはムリな世界だわ。 せっかく電車乗って酒屋に来たので、ボトルのかわいかった1,000円のボルドーと缶のデザインのかわいい1,500円のブッシュミルズ(<アイルランドのシングルモルト)を買って帰った。安上がりな私。うう重い。腰にくる… ■休肝日。 ●日野いつみ『不倫のリーガル・レッスン』新潮新書 /学生時代、不貞行為の賠償が専攻だったので(<「不倫専門」とか大変聞こえの悪い呼ばれ方をされていた)読んでみた。70年代の生まれの女性弁護士がPNで書いた本らしいが、よっぽど切羽詰ってこういう知識が必要!!とかいうのでもなければ、金払ってまで読む本じゃねーな、というのが感想。新しい判例が出たのねーくらいには役に立つかしら。 ●半藤一利『戦士の遺書 太平洋戦争に散った勇者たちの叫び』文春文庫 /タイトルについてはもう敢えてつっこまない。陸海軍の将官クラスを中心に遺書を集めたものなのだけど……前にこの人の本読んでて出典わからない資料があったので、歴史サイトの方に訊いてみたら「あの人のは半分同人誌ですから」という返事を頂いた。ああやっぱり。という気になる一冊。この人の本に載ってたあるエピソードのオチ、当事者Aの手記と当事者Bの史伝と側近Cの回想記読んでどれにも前半しか載ってないって、このオチってばどこから……?でも冒頭の伊藤中将の遺書は、「こんな遺書をもらったら女冥利に尽きる」という某サイトの紹介文のとおり羨ましいような内容で、読み物としては面白かった一冊。 4月15日(火) ぎっくり腰のUさんはちゃんと今日にはやってきた。大変ですねえ。三週間前から腰が痛い痛いと言ってる部長も気になるらしく。でもゴルフはできるんですね。不思議だ。あれこそ腰に悪そうなのに。 「座ってるだけでも痛いんだけど、不思議と酒飲むと痛くなくなるんだよな」……あの、それは。単に酔っ払ってわからなくなってるだけなのでは……私もよくそれで生理痛をゴマかし…(げふ)。 ■レダイグ。 ●乙一『暗いところで待ち合わせ』幻冬舎文庫/ 敬遠してた作家なのだけど、面白かった。別に感想書きます。しかし後書きの20キロダイエットで落とした話で、「ダイエットのコツは『死を恐れてはいけない』でした」ってのが大変印象的でした。…いやそんな「脳の収縮する音が聞こえるまで食べなければ」ってさあ…そんくらいしなきゃダメってこと?<まず私の場合は酒を絶て。 私の大好きな横山秀夫の『顔』がドラマ化したので、観てみた。…い、いきなり超能力モノかよ…。なんかツッコミたいところは(刑事というよりホストのようなオダギリジョーの前髪も含めて)山ほどあるのですが、とりあえず一点だけ。ポカやって警視庁から神奈川県警に異動って、警察で国家公務員なのって、警視正以上とキャリアだけだよなあ(<普通は都府県採用)……原作があんだけきちんとしてるんだから、そういうとこはおろそかにしないで欲しいな。とほ。ま、美人(<仲間由紀絵)は好きだから来週も見ようかしら。。。 4月14日(月) 出勤したらやっぱりまた一人足りなかった。今日はUさん、ギックリ腰だそうで。…だいじょうぶかうちの部署。ほんとにやっていけるのかこの人数で。金曜の頭痛を克服して会社に来た上司が「なんかみんな体調悪いなあ」とぼやいた。「珍しくはるか(仮名)さんが風邪ひいてないと思えば」(<会社の面談で「風邪には気をつけましょう」と上司に言われた情けない人。小学生かよ)……いや、むしろずっとひいてるんです。ひどくないけどなおらないままにもう年初から……ってもう四月じゃん。「それは花粉症じゃないの?」「いーえ、先日日光でスギ林のド真ん中行ったけど、なんともなかったし!!花粉ではないです!!(断言)」「まあねえ、人はみんな『自分は違う』と思いたいものなんだけどね」……だーかーらー違ーうー。 ■昨日買った「レダイグ」の続き。家でぽやんと本読みながら飲むにはいささか重いのですが、軽いの買ってくるとあっという間なんだもんな…… ●児島襄『参謀(上)』文春文庫/ その前に読んでた『指揮官(上)』に対応する本。下巻は欧米の将官のだからどーでもいい(<正直者)。私は読み終えた本読む前の本を適当にリビングに積み上げる癖があって始終親に怒られるのだが、「今日なんか借りようと思ったのに、探しても探しても軍人さんの本しかなかったんだけど!!」と母に抗議されました。ゴメンねえ。確かにそのダンボール2箱分、全部軍の資料だわ…いくらぶっこんだのか、考えない考えない(怖)。 4月13日(日) 舞台その2。PARCO劇場にて寺山修司原作『青ひげ公の妻』昼の部を藍里さんと観る。私、寺山ってほとんど読んでないんだよな〜あ、でも確か昔1冊読んだのが本棚にあったような…せっかくだから読んで行くかな。ああ、これだこれ……『花嫁化鳥 日本呪術紀行』…よりによってまた………いっかな、別に。 寺山原作の舞台は、以前に美輪明宏と及川光博の妖気漂う『毛皮のマリー』(美輪演出)を観たけど、今日の演出は寺山と一緒に演出をやっていたJ・A・シーザー。この人の舞台は今はなき文芸座ル・ピリエというアングラな劇場(<多分、消防法にはひっかかると思われます…地下で火使うかあの場所で。)で『ドグラマグラ』を観たのですが……ああやっぱこの人の演出だ。二時間休憩なしの芝居、遊園地を舞台にした悪夢を観るような不思議な舞台。『からくりサーカス』の人形を実写で見ているような感じ?(笑)なんでこれを観ようと思ったのかといえば、ちらしをもらったときに「第二の妻 三上博」とあったのが無性に気になったから………赤いノースリーブのドレス姿がなんか微妙な女装だなあ(笑)。迫力はすごかったけど。あと腕の筋肉……しかし怖いです。他の役者も、モデルとか声楽の人とかいろんな分野から出てて、面白かった。<身長だけは才能があってもどうにもならない。前から四列目で見ると、更に迫力倍!!なかでも宝塚の男役だったという第四の妻が、男たちを打ち倒しながら踊るのがすごく印象的。動きがいいのだ。あと双子のアリスとテレスを演ってたFLIP FLAPの女の子二人も早い台詞回しがよし。ただ、狂言回しの第七の妻を演じていた女の子はちょっとなあ。もともと新人を起用するというのが寺山演出案だから素人っぽいのも役のうちかなとは思うんだけど、何しろかつぜつが悪い。しかもラストの独白の部分で思いっきり台詞とちってたしなあ……それだけ残念。でも高かったチケット代分は十分に堪能しました♪ 終演後、PARCOの中で真鯛のひつまぶし御飯(美味しかったv)を食べてから、書店で2時間半彷徨。私と藍里さんと二人で昼の舞台を観に行くと、そのあとのルートって必ずこれですよね……六時前に入ったのにもう八時まわってます(笑) ●生ビールとチンタオビール、あと河内屋で買った「レダイグ」のシェリーフィニッシュv<スコッチのモルト。 4月12日(土) 手帳を見たら、今日から9日間の間に、舞台が4回と退社する先輩の送別会と講演会1回と結婚式二次会が入っていた。…少し考えて予定いれようよ私…。 というわけで、舞台のひとつめ。歌舞伎座夜の部、演目は「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」「二人夕霧」「人間万事金世中(にんげんばんじかねのよのなか)」。今月の目玉は、近松生誕350年記念の昼の部の「国姓爺合戦」なんだろうけど(和藤内は初演の吉右衛門だし)、私はあの話好きじゃないのでパス。 「大石」は昭和に入って書かれた真山青果の代表作で、大石内蔵助を吉右衛門。写実的な作風で、周囲で鼻すすってる音がしてたくらい、泣ける出来。<様式美を旨とする歌舞伎では珍しい。やっぱり吉右衛門はよい。次の「二人夕霧」は、傾城夕霧に入れあげて身代潰すという話がもとにあってのパロディなので、粗筋しか知らない私にはようわからんかった。が、「大石」と一転して華やか。しかし仁左衛門がまた病気休演で代役になってしまったのが寂しい…目当てだったのに。残念。 三幕目の「人間万事金世中」は、珍しい開化物。「マゲのない歌舞伎」という謳い文句に負けました…<私は「限定」と「珍しい」ものに非常に弱い。イギリスの遺産相続に絡む喜劇を河竹黙阿弥が翻案したもので、勤勉と誠実で富をつかむ青年とかはほっといて、ガチガチの金の亡者の夫婦と娘が、ほんとに因業そうなというか強欲っぷりというか、実に感じが出てて面白かった。思わず写真まで買ってしまった。フロックコート!メガネ!カイゼル髭!まさかこれが歌舞伎座で見られる日が来るとは!!!……最後まで改心しない一家がおかしい。 と家に帰ってきたら、サークルの同級生の女の子からハガキが来ていた。優等生揃いの友人たちの中でも(<私は珍獣として扱われていた模様)一際真面目だった彼女からの通知は「結婚しました」<相手は同じサークルの先輩で、7年越しの仲だから私もよく知ってる人。……見た瞬間「…本当に結婚しちゃったんだあの生活力のなさそうな男と」と思ってしまいました。ゴメンAちゃん。とりあえずおめでとう。………ええ、私もお金は好きですともさ。 ■家出る前にビール2本と、帰ってからジョニ赤少々。 ●児島襄『指揮官(上)』文春文庫 /太平洋戦争の陸海軍の指揮官を挙げて論評した本。私は通史じゃなくて伝記ばかり読んでるので、他の本だと仇役の人が、案外に違う面を見せたりして面白かった。ちょっと気になるなあ、この人の伝記出てないかなあ……こうしてまたどんどん深みにはまっていくのだなと他人事のように実感。さ、検索するか。 歌舞伎座の隣の席に、一人で来ているおばちゃんがいて、始まる前から「白角水割」缶を飲んでいた。そら私も旅行先とかでは隙あらば飲んでますから人のことは言えないのだけど……幕間でおばちゃんがシングルモルトのミニボトル(<2口で終わりそうなやつ)を取り出して瓶から飲み始めた時にはさすがに思った。「……鰻重とモルトじゃ、味わかんないだろう…」<趣味の問題と言われればそれまでですが……。 4月11日(金) うちの部署は、4人。今日はUさんがお休み取るねと言ってたから3人。…と思ってたら、上司が頭痛がひどくて午前休。…2人。寂。 午後、やってきた上司はしばらく仕事してたけど夕方には「やっぱダメだ」と言って真っ白な顔で帰ってしまった。また2人。寂。 夜、地元のスポーツクラブに寄った。運動するんじゃなくて、スパの中にある「あかすり」。<母が面白かったというので。そういややったことないや。最中に「痛い?」とは何度か訊かれたんだけど、それは別に平気。背中とかは凝ってるからざしゅざしゅ削られるとむしろ気持ちいいくらいなんだけど。……当たり前のことですが、あかは背中とか足だけじゃなくて、脇とか胸とか腹とかからも出るわけで。くすぐったがりには結構辛い。でもぼろぼろ落ちてくのが目に見えて楽しいです。たまにはいいな。 ■たまには休肝日。 ●藤沢周平『周平独言』中公文庫 /久々に読んでホッとした本。最初は歴史上の人物の話が多いから(…藤沢周平読んでまで石原莞爾と大川周明が出てくるとは思わなかったけどな/笑)あまりエッセイらしくないけど、後半の文章がいい。特に子どもの頃の農村を懐かしく思い出したものが秀逸。穏やかな風景が見えるようで、実に文章がいい。東北行きたいなあ。今年こそ。<米沢の直江兼続の墓参り…高校時代から言ってるんだけど。十年越し? 4月10日(木) 会社に行ったら、「面談表自己評価、書いた?」と上司に言われた。…ヤベ。すいません今書きます。<3月から〆切通知されてるのに…。毎回毎回〆切間際に慌てて前日の夜とかに書いてるので、たいがいでっちあげな私の年間課題……そういや今日は会社で書いてるから、珍しく素面で回答してます。いつも家でギリギリ夜中に書いてるからなあ……さすがに面談は素面で、と言いたいとこだけど、昨年は昼御飯のときにビールを飲まされたまま受けた前科が……でも飲んでるときの方が間違いなく原稿の進みは断然早いのであったり。……もしかして素面で出勤している私はものすごく効率が悪いのではなかろうかと思う春の午後。 ■ジム・ビームのポケット瓶1本。…金、ケチりました。本代で酒にまわす金が圧迫されてる模様。<寂。 4月7日(水) 会社で名刺交換をしたついでに、名刺入れに入れっぱなしになってた名刺をフォルダに整理することにした。 これがコンサルで…取引先の新任挨拶…バーテン…同業者(※でもただの飲み相手)…同級生…証券会社…コンサル…弁護士(※同級生)…指導教授の同級生(<何故か飲み会で無理やり名刺交換させられた)…後輩…バーテン…友達…バーテン…バーテン…翻訳業者…友達…バーテン…友達…バーテン……… 私の名刺入れって………(脱力)<確かに内勤だし、あんまり人と会う機会ある仕事じゃないけどさ。。。 ■エビスビール1本。 ●秋永芳郎『陸軍大将今村均 人間愛をもって統率した将軍の生涯』光人社NF文庫 /タイトルについては敢えて不問(<一応、恥ずかしいとは思っている)。読みやすいけど、なんか大衆小説系の文章…と思ったら、長谷川伸(<平岩弓枝の師匠。昔の人情小説で有名。私もさすがに読んだことない)門下とあった。なるほど。なんかだんだん何が楽しくて読み始めたのか思い出せなくなりつつ……小澤征爾の名前が板垣征四郎と石原莞爾(※満州事変を起こした人たち)から取った(<父親が知り合いだったらしい)とか、どーでもいい知識だけを蓄えていくような気がする… 4月8日(火) 桜ももうそろそろ終わりだと思うので、最後にちょっとバスをひとつ手前で降りて夜桜を見て帰った。うちの地元は大変道が暗い。街灯が少ないから。ささやかなバス通りのすぐ傍に小さな神社があって、そこにはなかなか大きな桜の木が何本もある。一応神社の中だから、道にせり出して切られることもなく、毎年花を咲かせる。ただ、暗い。夜桜は光が少なくてよくわからない。それでも真下を通れば、頭上の夜空にに広がって白く咲く花は迫力で、短い参道をぽつぽつ歩いて通れば、ふと今自分が通り過ぎたのが白石の鳥居の下だったことに気づく。ご丁寧に細い縄まで張ってある。…なるほど、桜の下ってのは確かに怖いと思う瞬間。なんで住宅街なのにあそこ、あんなに人通りが少ないのかしら。 ■エビスビール1本と、ジャック・ダニエル残りちょっと。飲んじゃえ。あたしのじゃないけど。 ●本多孝好『FINE DAYS』祥伝社 /表紙を見ただけでレジに本を持っていく数少ない作家の一人。けれど読者とは傲慢なもので、四冊目にして私は既にこの人の書く文章に慣れてしまったらしい。けれど相変わらずの安心して読める出来。ミステリではなく「恋愛小説」と銘打たれてはいるが、結局この人の書く話は最初から変わらない。ベストはヒロインの物の考え方(脇役の教授もステキだ)が面白い「眠りのための暖かな場所」かな。 今日の午後は、同期の男が婚約した「らしい」という噂が私たちに潤いをもたらしてくれました。てゆーか、うちの代新卒6人しかいないのに、彼とは別の部署の、しかも年次が上の先輩から話が回ってくるのってどーよそれ。あたしら仲悪いんだなーははは。ま、研修時代マジで指導くらったくらい仲悪い私だけならともかく、他も誰も聞いてないのが笑える。別に結婚式、行きたくはないけど相手だけは見てみたいなあ。既婚の同期(男。彼は結構仲良し)の夢は、「同期の結婚式に出席する」っていうのだったらしいので「夢叶うじゃん」とメールしたら「俺は女の子の結婚式に出たかったんだよおおお」という返事が戻ってきた。「思いっきり泣くつもりだったのに」…あんたは花嫁の父か。ま、それは他の二人に賭けてください、私には期待しないでね☆ 4月7日(月) 昨日、無理に食べさせられたクサヤの後遺症で悩まされる。口の中に甦るあの臭い。…PTSD? 花見の席で、独身は二人しかいなかった。うち一人は私だ。「そこでまとめとけば」という恐ろしい言葉を常連さんが吐いていたらしいと母から聞いた。冗談じゃねえ。衷心よりお断り申し上げます。私は素面でセクハラ発言聞けるほど寛容じゃないんで(<酒入るとだいぶん心広くなるけど)。と思っていたら「『あの子は結婚に向かないタチだから』と断っておいてあげたから」と母が言っていた。ありがとう母……でもさ、もうちょっと何か言い様ってもんが……。 ■久々にジャック・ダニエル。 ●高田万亀子『昭和天皇と米内光政』原書房 /私、この人の文章好きじゃないのだけど、先日買った太平洋戦争サークルの本の元ネタがこれだったので仕方なく……しょうがねえなあ、と呟きながら本を引っ張り出して読み……やっぱり嫌。行間すっかすかで時間かからないのはいいが、私も米内好きだけど、頁めくって称揚につぐ礼賛というのでは、逆に萎える。事実と所感と推測が渾然として別がないと文章は安っぽく見えるという例。遺族の聞き取りとかあるから読むけどさ……私は資料が欲しいのであってこの人の個人的思い入れが読みたいわけじゃないんだよな…とか呟いてみたり。誤植も散見。この人の米内本、あと二冊もあるよ…しかも一番大物の伝記…(溜息)。 朝、出勤途中のバスで、私の通った中学校の制服を見かけた。いかにもおろしたてですという制服と隣の化粧の濃い女性を見れば、入学式というのが一目瞭然。そうかそんな時期なのねえ。遥か昔過ぎて忘れてました。遠かったから、私のいた頃は学年にうちの市から来てるの私一人だったんだけどなあ。時は移るものです。そして帰りには同じ高校の制服を見た。君ら着崩し過ぎ。うちの制服、ただでさえダサいんだから、着崩すと余計頭悪そうに見えるからやめとけば、と思う自分はすっかり年を食ったのだろうか。 …と思っていたら、昔やってたチャットで仲良くなった女の子が高校に入ったという手紙をくれていた。今でも時々文通(※メールじゃなくて、あくまで手紙)している。懐かしいなあ。私が学生時代だから、彼女が小学生だった頃からの知り合いだ。<なにせ干支が一回り違う。進学お祝い贈らないと♪ 4月6日(日) またPCの中で埃をかぶりそうだったSSを、引っ張り出して手直ししてみました。大崎女史の話。<「夜の底を泳ぐ魚」 では、昼は近所の公園でお花見です。風強いけど、いい天気。飲んできますv 目が覚めたら夜中の1時半でした。 どうやら途中リタイアしてしまったらしい。夕方から寝てるってこと?道理で記憶がないわけだ。 昼は近所の寿司屋の常連さんたちとお花見でした。それも近所の児童公園(笑)。前日の雨でやや散ったみたいだけど、それでも結構きれいに咲いてます。案外穴場でここで花見してる人というのは他に見ない。なんか子連れで来て桜と一緒にビデオ撮ってる人とかいるけど、ゴメンね、背景にもつ煮のコンロとか写ってて…… うちはおかずを持っていっただけだけど、他の人たちは非常に準備がいい。椅子テーブルからはじまりシートに毛布まで敷いてあって至れり尽くせり。酒も五種類くらいあったなあ。<私が途中でリタイアした敗因は、多分この辺り… 来週は地元の県議会の選挙なので、選挙カーも来る。 「お花見中にも関わらず、皆様ご声援ありがとうございます。晴れてお花見よかったですね」と言っていった選挙カーがある。寿司屋の向かいの議員(常連)で、「今のウグイス嬢はお嬢さん」……なるほど。そりゃー来れないよなこの日程じゃ。 ■ビールが3〜4杯、日本酒が2杯、焼酎が2種類3杯…という辺りまでは覚えてる。あと朝、昨日の残りのワイン1杯飲んだ。すきっ腹の昼酒って酔うのよね… 私は酒飲みだけど、クサヤはやっぱり食べられません。3切れも食べさせられてしまった…トイレの臭いがする…(泣) 4月5日(土) libraryに1冊追加しました。<久世光彦の『陛下』。 最近の書店にて。雑感。 @貫井徳郎がいろんな書店でフェアやってること。不思議。別になんか賞も取ってないし、映像化もされてないよね?なんで? A神崎京介の『女薫の旅』が平積みになってること。いくら著者サイン色紙でも、文庫と並べて新刊コーナー前に飾るなよな御茶ノ水丸善。前に立つの、恥ずかしいんだっての。地元の書店には「女性にも大人気」とずらっと平積みされてたから「嘘じゃ」と思ってたら、先日社内吊広告で『女性自身』かなんかに「女性週刊誌初登場!」と書かれていた。…ほんとだったのか。だってあれ1冊読んだけどつまらな…(<途中で挫折するポルノってのもどうよ)。 Bばらばらの出版社の本を集めて「警察小説フェア」が地元で開催されていた。ちょっと気になるけど、知らない作家の単行本をいきなり買うのは勇気がいります。わざわざ揃いの帯つけてたから、出版社の共同フェアなのかな。しかしそこに柴田よしき『聖なる黒夜』を入れるのは、それはちょっとどうかと……知らずにうっかり読んでしまった人がかわいそうだよ……あんな恐ろしい本…… ■エビスビール1本と、私の秘蔵のドイツワイン1本。…口当たりがいいからあっという間になくなってしまう(哀)。 4月4日(金) 危機管理という言葉があるが、具体的にどんなリスクがあるか。雪印とか日ハムみたいなケースもあるし、役員が突然事故死するってのもそうだし、海外駐在員の誘拐もリスク…などと、仕事のミーティング中、上司が読み上げる某大会社が作成した“想定される危機管理対象項目”というのをぼんやりと聞いていた。そうそう、社内で病気が蔓延てのもそうよね。たとえば社内で香港の肺炎が大発生とか。そしたら会社ごと隔離か?そういや来月、社内会議です。うち、事務局です。香港とシンガポールから駐在員が……「やだな、俺出るのやめようかな」とか上司が言ってます。いやいやそういうわけにはいかんじゃろ。そしたらうち、役員全滅だな……「来るな」って言ってみる?(<酷) ところで今、さらっと読み上げられた項目の中に「AIDS」とあったのは私の聞き間違いでしょうか。それが社内で蔓延って会社としては相当問題がある状況なのでは……?やだわそんな会社。 ■休肝日。 ●山本夏彦『完本 文語文』文春文庫 /このカタカナ全盛の世に、また時代に逆行するような本を……。雑誌に掲載された記事を収録しているので、前後に重複が多く、文章に我が強い人なので、読んでいてだんだんうんざりしてきたりもしたのだが、一応読了。確かに言葉は死んでいくというのは本当。こないだ平成に出た『米内光政の手紙』という本を読んでいて、「豚児」に注釈がついていたのにびっくりしたのだが、まあ死語だよな。<しかし「豚児」が判らない人はこんなマニアックな本は読まないと思う…。前に高村薫の『晴子情歌』を借りて読み始めて、古い母親の手紙を写した旧仮名遣い&古い漢字で綴られた一章を読んでいて、非常に違和感があって耐えられず、そこで投げ出した。どこがどうというのではないが、旧仮名遣いで育った人の自然な文章に比べると、ものすごく不自然な印象。…という例を山本夏彦は一言で言い切る。「(今の人間が今更文語を書けと言われても)生活がないから書けるわけがない。」なるほど。 4月3日(木) なんかもうばたばたしてて、ほんとに帰ってる場合じゃないんだけど、そこをふりきって(笑)花見に行った。というか、まずスタートは月島のもんじゃから。急遽キャンセルが出てしまったので、組合の仕事でたまたま一緒になった先輩を捕獲してみたり。「なんでおまえいるの?とか言われないかな、俺」……だいじょうぶです。辞めた人間が違和感なく呼ばれて座ってるくらいだから。 もんじゃ焼きは「風ぐるま」という店。店員さんがだいぶんフランクで喋ってて楽しかった。そして「焼き方わかりません」と焼いてもらった(嘘。頭では手順はわかってるんだけど、手が追いつかないのよ…)最初の一枚は、さすがきれいな焼き上がりでした…プロの技ってやつ?二枚焼いたところで「…鉄板焼き旨そうだよね…」と牛タンとか牛ハラミとかカキバター焼きとかオーダーしてたら、隣のテーブル(※同じ会社の人)から「先週の焼肉とどこが違うんだ」と罵倒された。…罵倒するくらいなら、うちの鉄板から肉かすめてくのやめてくださいよ。もー。<しかも頼んでるし。おかわりしてるし…。<私たちが焼いてたもんじゃを隣のテーブルからヘラ(しかも大)でとっていこうとするので、三回連続ヘラ(大)でびしと叩き落したら「ぶちょーが怖い」と言われた。私らが食べるまではせめて待ってよ。つか、勝手にヘラ刺すな。 店に着いたとき、「なんでそんな春にジャケットにコート着てマフラーまで持ってるの?」と言われた。二時間後。間違いなく私の勝利だ。ほーら寒いだろう夜の川っ端は。花見は佃公園と言われて、夜桜見物なら寒いだろうとこんな防寒対策をしてきたのは私だけだった。しかし寒くてもそれだけの価値はあり。「人少ないしね〜ロマンチックだから男と二人だけで行っちゃダメだよ君ら」とNさん(※既婚)に言われて連れてこられただけのことはある。川の傍に桜が並び、江東区名物の高層マンションの灯りが川面に桜と一緒に揺れて実に綺麗だ。…しかしこんな飲んだくれ8人(しかも男がうち5人)で来てちゃダメだろ。私も相手がいたら是非来たいとこですが。…でもここまで来て「あのカフェバー、雰囲気よさげ♪」「じゃ、次回はあそこの中華からあっちの店な」で盛り上がってる辺り、次回来るときも多分この面子だな…。 ■生ジョッキ3杯+梅酒ロック1杯。あと家に帰ってからジャックのストレートを2杯。 4月2日(水) 別に増員なくてもなんとかなるわ〜と思ってたけど、さすがに去年は三人でやってた仕事が一人になるとちょっと……一度に仕事の〆切が複数来ると、ちょっとテンパり気味です。<はるかさん、脳みそキャパ少ないから…。去年はゆったり営業報告書の原稿書いてればよかった頃なのに〜。あとなんだっけ。あああと組合のオリエンのリハ原稿とテキストの修正の添削だっけ……えっとえっと、あとは明日の花見ともんじゃの手配して…<最後のそれも仕事だし。だってかんさ部長だから。 ■休肝日。 ●久世光彦『陛下』中公文庫 /久々に読みました。が、血が下がって貧血気味の時に読むと、さらにダウナーな感じです……別に感想書きます。 「レスリー・チャンが自殺だって!!」とメールをもらってびっくりしました。特段ファンだったわけじゃないけど、かつて香港芸能に今使ってるVaioのノートPCより高い金をつっこんだ身としては(痛)、やっぱり特別だった人のような。残念です。ご冥福をお祈りします。 4月1日(火) 会社の近所まで書類の受取りにでかけた。よく晴れて、近くの公園の桜も満開。のんびり散歩するにはいい日よりだ(<急いで歩く気はさらさらないらしい)。お花見日和だよねえ。こんな日はビールでも持って公園で桜でも見てたいなー…というわけにもいかず。なんか慌しいからあんま戻りたくないのよねー。 年度が変わったので、新人も入ってきて、入社四年目になりました…いつの間に。高校時代の友達に先日会ったら「え、まだ働いてたの!?」と驚かれた。…失礼な。どういう意味じゃ。と訊いたら「だって絶対すぐ会社辞めて、文学部の大学院でも行くだろうと思ってたから」……まーね。それも魅力的ではあるんだけど、やっぱ生計の道を立てないとキツいから…てのは散々学生時代に見たしさあ。自分の欲しいものを買うお金くらいは手に入れないとね。……というわけで今、『高松宮日記』が非常に欲しいのでした。全八巻、定価で計三万円也。買って買えないことはない値段なのが微妙です。飲み代三回分。うーん。 …と、朝っぱらから悩んでいると、組合の打ち合わせに同期がふらふらしながら遅れてきた。「はるか(仮名)、よく飲んだ翌朝ちゃんと来られるよな〜う〜」……そりゃたかが酒飲んだ程度のことで休んでたら、私の有給1ヶ月でなくなるからね。どうしたの?「昨日、部署で飲んでて酔っ払っちゃってさあ。結局タクシーで帰ったの。すぐそこから」……そこ?そこって、御茶ノ水から横浜の先の家まで?いくら? 「……2万8千円・・・」 それ、私の最高額の倍よ、Yくん?<過去の累積額については敢えて考えない。……頭を抱え込んでるYくんを隣に、なんか買ってもいいような気がしてきたわ、『高松宮日記』・・・…。 ■エビスビール1本。 ●阿川弘之『高松宮と海軍』中公文庫 /昭和天皇の弟で海軍にいた高松宮の日記を公刊した際のエピソードをまとめたもの。ここで引用されている文章に見るこの“海軍の宮様”が非常に英明で面白かったので、日記も読みたくなった。著者の語り口もあずかって余りあるとは思うし、この日記の時代背景を知らない人にと書かれた併録された「海軍を語る」という文章が、逸話も面白くて非常によかった。旧仮名遣いの文章が柔らかい響きなのもいい。この人の旧仮名遣いの本、他にないかなあ。 結局『高松宮日記』は買っちゃいました……だって検索したら、会社から歩いて10分の古書店に1万円の出物があったんだもん…朝からこの本読み始めて、夕方には『日記』自体を買う、待てしばしのない女。しかしさすがに出勤帰りにハードカバー8冊さげて帰るのは重かった。ええ、送料ケチりましたともさ。いまさらそんなとこで倹約してもどうにもならないんだけどさ……。 |