なんとなく、唐突に旅日記。
PCのなかに溜まった写真を観ていて、せっかく撮ったのに勿体ないなと。
トピック的にぽつぽつとあげていきます。

第1回は、オペラ・ガルニエ(Opera Garnier)。
『オペラ座の怪人』のモデルとなったパリの劇場。
いまはクラシック・バレエを上演しています。

行ったのは、2005/6/19〜20。


というわけで、オペラ・ガルニエの外観を。
建築家のシャルル・ガルニエの名前をとって「オペラ・ガルニエ」と呼ばれています。

地下に巨大な貯水池があると言われており、そこからできたのが『オペラ座の怪人』の物語。

私が歩いたのは、よく晴れて暑い日でした。
一週間前までコート着てる人が歩いてたロンドンから来ると、気が遠くなりそうな暑さ。


暑さのあまり、売店脇のワンコもこんな感じ。
急にヨーロッパが猛暑に向かった週末だったのだとか。

さて、オペラ・ガルニエは地下鉄の駅の目の前、交通の便のいいとこです。
パリ市内はとてもメトロが発達していて、1日フリーパスを買えば外国人にも歩きやすい街でした


ちなみにこれが地下鉄の入り口の表示。
どこの駅で撮ったんだったかな?
アールデコのデザインだそうですが、私には怪獣の口に見えました。
キュートですv


で、これがオペラ・ガルニエのてっぺん。
結局オペラ座の怪人の映画は全然観ていないのですが、芝居で観ました。
クリスティーヌとラウルがファントムに隠れて会うシーンにこんな像がいませんでしたっけ。

……と、ここまで来たところで、「日曜はマチネでバレエ公演やるから、一般見学はもう終了でーす」と綱が張られてしまいました………聞いてないよ(がっくり)。

ああしまった、こんなことなら先にうっかりエコール・ミリエールなんかまわってるんじゃなかった………


エコール・ミリエール。
それは陸軍士官学校。

司馬遼太郎『坂の上の雲』の主人公、日本陸軍騎兵の父、秋山兄が留学してたはずの場所………看板によると少なくとも1787年以降はここにあるはず!(※フランス語は読めないが、Histoire de Parisというプレートには1787より大きな数字は載ってなかった)
仏陸軍に留学した秋山兄もここにいたはず!きゃーv


……って、中には入れないのですがね……(※現役陸軍士官学校なら当たり前)
そんな場所で時間潰して、オペラ・ガルニエに入れなかった私って……(がっくり)

と思ってたら、翌日思いのほか、他社を訪ねての研修が早く終わりました!
研修してくださったおじさま方のオススメはセーヌ川くだりだったのですが、まずその前にオペラ・ガルニエ行かなきゃ!


今回は入れました♪
これは入り口入ってすぐの大階段。

お芝居だと、ファントムの目を逃れてクリスティーヌとラウルが密会する仮面舞踏会の夜、「マスカレード」の大階段がここかと。


大階段正面を見上げたところ。
私の腕の悪さにつき、写真がボケてます。


同じく大階段、脇手の二階から。
この写真の右手が、大階段の正面になります。


二階の回廊。
なんとなく「文句があるなら、ベルサイユにいらっしゃい!」と呟いてしまうのは、私が日本人だからだろうか……

イタリアに行ったときも思ったんだけど、どうもこっちの王侯貴族のセンスってよくわかりません。
ここまで飾り付けられると、純日本人かつ庶民育ちの私は落ち着かなくてしょうがないのですが(笑)。



同回廊の天井。
見上げて歩いていたら、首が痛くなりました(笑)。


各ボックスの入り口のプレート。
さて、ファントムの専用ボックスは何番でしたっけ?

場内の観光では、ボックスシートはひとつだけなかが覗けるようになっています。


ボックスシートからの視界は、こんな感じ。
ファントムや、ラウルの兄伯爵(確か)も、きっとこんなカーテン越しに舞台を眺めたのでしょう。


こちらは一般席から見上げたボックス席。
どうなんだろう、逆に脇手からだと舞台が観にくくはないのでしょうか。


そしてこれが、オペラ座の目玉のひとつ、シャガールの天井絵、「夢の花束」。
あまりに豪奢な建物と不調和だという声も、この絵が描かれた直後にはあったらしいですが、こうしてみると、薄暗い建物のなかで華やかな色合いがきれいです。


で、これがカルロッタが歌ってるときに天井から降ってくるシャンデリア、と。
重さは6トンあるらしいですよ。
そりゃ死者も出るわ。


子どもの頃、劇団四季の『オペラ座の怪人』を観たときは、ちょうど二階席正面だったので、目の前からシャンデリアが舞台に向けてゆっくりと落下していきました。
とても印象的なシーン。


ボックス席の上にもいちいち天使がいます。
多分、これのどれかから、ファントムがこっちを見ているよ。


フランス人は、人の顔を彫るのが大好きだ……
どうもこの辺り、いまいち日本人にはわかりませんな。

でも、この目もきっとファントムの覗き穴。


日本でバレエ公演を見ることを思えば、それほど馬鹿高い値段ではないようです。
機会があったら、今度は客席にも踏み込んでみたいなあ。
(さすがに観光では、入れるところが制限されていて、客席の入り口までしか行けないのです)


見てる………絶対ファントムが見てる。


……ん?なんか斜め。
正面入り口目の前の階段です。
今度は降りるとこ。


これも上と同じ階段。
照明の柔らかい光があたって、だいぶ印象が違いますね。
階段手すりの、大理石の模様が美しいです。


これは………デジカメのセピアだかモノクロ機能だかで撮ってみたもの。
なんとなくゴシックホラーの舞台にふさわしい感じがしませんか?

印象を一言で言うなら、「荘重」。

さて、地上の世界に戻ってきました。
外は相変わらずよく晴れています。
あまりに豪奢で薄暗いオペラ座の中から出てくると、しばらくその空の明るさに騙されたような不思議な気持ちになれます。

番外編。
これはオペラ座の目の前にあるカフェ、「La BRASSERIE CAFE de la PAIX」です。
あまりの暑さにここのテラスで建物を眺めながらビールを飲んだのですが、トイレを借りたときにあまりに豪華な内装にあとで調べてみたら、有名なカフェだったようです。
マリア・カラスやオスカー・ワイルドも来たそうです。

お茶くらいだったらそれほど高くはないから、座ってみるのもいいかも。