「おまえは前世はカラスだろう」と祖母に言われたくらい、昔から光る石が好きでした。
就職して自分でお金を稼げるようになると、少しずつアクセサリーを増やし始め……

ま、私のおこづかいで買えるくらいのものですから、数万円程度のものが大半なんですが。
たいしたものはないけれど、さすがに指輪も何十本も買えば、少しは買うときのポイントなども覚えます。

もちろん私は専門で勉強したわけでもなく、仕事はまったく畑違い。
だけど素人が趣味で買う程度になら、少しは参考にはなるかなと。
読みたいと言ってくれた友達もいることだし、ページを作ってみました。

アクセサリーといってもいろいろありますが、私は一番指輪が好きなので、指輪を例にしようかと思います。
色石も大好きですが、最初はダイヤから。

ほんとは自分の持ってる指輪の写真も載せようかと思ったのだけど、私のデジカメの腕では接写してもぼけて撮れなかったため断念………腕があがったら、そのうち。


1.まず前提として。

まず指輪を買うときに、私が一番最初に肝に銘じていることは、「この指輪に資産価値はない」ということ。

宝石に資産価値があるとすれば、石だけでも何百万もするとか、そのクラスでないと。
換金しようと思ったところで、少々の指輪ではお金にはならないです。
地金を潰して換金することはで可能だけれど、とても指輪を買ったときと引き合う金額ではなく。
まして石は、私程度が趣味で買える程度のものであれば、評価外だと思った方がいい。

たとえブランドものだったとしても、事情は同じこと。
質流れの商品が安くネットオークションに出ているのを見かけるけれど、言い換えればその金額以下でしか引き取られないということで。

だから、私が欲しいこの指輪に、資産価値なんてない。
………だったら、他人の評価なんか気にしないで、自分が好きなものを選べばいいじゃない?

おかげさまで、私のしている指輪は「大変個性的」「インパクトがある」と言われることが多いです。
だけど、好きなものをつけるのはやっぱり幸せなので、私は「自分が好きなもの」を選んで買うことにしてます。

そういうスタンスでの選び方です。


2.目的は?

私は気に入ったものを見かけたらお財布と相談して買うけれど、だいたい私の年代の女性で「あまり普段指輪をつけないけど、ちょっと張り込んでダイヤのリングを買う」と言ったら、婚約指輪という人が多いんじゃないかな?という話をしたので、それを例にとってみることにします。

ダイヤのリングなんて、世の中にいくらでも売ってます。
デパート、専門店。ブランドショップ。それにネットショップも。
さあこのなかからひとつ選べと言われて、すんなり選べる人はあまりいないのではないかと。

そうしたら、まず「自分はそのダイヤのリングをどういう風に使いたいのか」ということから考えてみるのがいいのかなと思います。

仕事中でも使えるような普段使い用にするのか、それともフォーマルな席で改まった時につける特別なものにするのか。
一点だけでつけられるタイプが好きか、それとも他のリングと重ねづけできて応用できる方がいいか。
どうせ特別なリングとして買うなら、今だけじゃなくて先々までずっと使える方がいいか、それとも今いっぱいつけられるようなカジュアルでかわいいものがいいか。
石が目立つような立て爪の止め方がいいか、それとも服にひっかかりにくくて邪魔にならない方がいいか。
ダイヤだけってつまらない、せっかくなら色石が入ってた方が楽しいと思うか。
石の形は普通のラウンドがいいか、それとも違うちょっと変わったカットの方がいいか。

……こういうことを考えただけでも、だいぶイメージは固まるんじゃないかと思います。
別に結婚指輪じゃなくてもいいですが、私はどこでつけるために指輪を買おうかな、と考えてみるのがひとつのポイントかと。

せっかく買ったものなら、できるだけ使ってあげたほうがいいし。


3.どこで買う?

(1) 一流有名ブランド

どうせ買うなら、一流のブランドものが欲しい……というのもひとつの選択肢かと思います。
ボーナス時によく女性雑誌で「がんばった私にご褒美ジュエリー☆」なんて特集やってるのは、この類ですね。
私もこういう特集見るのは好き。……結局、雑誌でデザインだけ見て楽しんで、実物を買うことはないですけど。

なにしろ私の基本理念は「この指輪に資産価値はない」だから。
どうせ自己満足なら「私の指輪、これショパールなの☆」ってのもありかなーとは思うのですが、ついつい私は考えてしまうのです。

「この指輪に、銀座のビルの固定資産税と、この笑顔のおねーさんたちの人件費と、あの雑誌の美しい広告代も乗っかってるんだろうなあ……」と。

それらをすべて踏み越えて「私の指輪、ショパールなの」という方針もありかとは思いますが、私はそこまでブランドもの好きじゃないので。
それに「これは○○と同じ工場で作っているけれど、ブランドロゴが入っていないから半分以下の金額」などといって売られているものもあるので(カルティエのゴールドの三連とか、石のついてないものは特にありがち)、最終的にはロゴ代、デザイン代(デザインも「○○風」というのが出回っているしな)と思っていた方がいいかも。

というわけで、私はブランドものは見ないことにしてます。

(2)カジュアルブランド

とは言うものの、普段使いにするカジュアルなものを探すなら、デパート1階などのブランドアクセサリーコーナーも選択肢のひとつ。

こういうところに、洋服を出しているブランドがアクセサリー出していて、素材はプラチナからシルバーまで、値段はぴんきり……もちろん素晴らしいグレードの石は望めないけれど、「予算の範囲でデザインのかわいいものが欲しい」というのだったら、覗いてみたら意外に面白いものが見つかります。

学生時代、私が気に入ってよく覗いて買い集めていたのは、「コムサ・デ・モード・シャリテ」と「4℃」。
今見るとタンザナイト色薄いなあとか、プリンセスカットのダイヤ、これカットがちょっと甘いよ……とかあるけれど、1万2万くらいでアクセサリーが楽しめて、かつデザインがかわいいという点では、私は結構よかったと思っている。
特に4℃は、アクアマリンのような淡い色の半輝石の裏に小さなオパールを埋めるというシリーズを出していて、上から見るとちらちらと石の底で光が揺れるという面白いシリーズが出ていた。日の光の下でみるときれいです……他のブランドでもあるのかな?私は見たことないけど。

だいぶこの辺りには貢ぎました。
おかげで、メジャーな半輝石については、結構勉強できたような気がします。

というわけで、「デザイン重視」というのだったら、こちらのブライダルラインもありかなと思います。
特に普段、あまり宝石に興味ないので、石から選んで買うのは大変……という人には、選択肢のひとつとしてありかと。
値段も海外の恐ろしいブランドの数々に比べたらほどほどだし……ブライダルのプラチナラインでも十万円台から探せます。
だいたい全体的に華奢でかわいいものが多いです。

ブランドものは、最低限の品質の保証をしてくれます。服と一緒。
迂闊なもの売ると、信用問題だから……ただし縫製イマイチな有名ブランドがあるのと同じく、石までいいとは限らない。

こないだ、いくつか婚約指輪の値段の相場を見て回る機会があったけれど、某スター●ュエリーは、おいおいこの石のグレードでこの値段かよ、と思うような品物が並んでいた。<もともとス●ージュエリーは素材の割に値段高すぎると思う。
ちゃんと石のグレードを公表してあったから、デザインが好きで絶対ここのがいい、というのだったらいいかとは思いますが、まずは自分で普通ダイヤモンドがどれくらいの値段で売られているのか、相場を見てまわったほうがいい気がします。

(3)ネットショッピング

私は普通預金の半額をネットのアクセサリー購入/オークションで費消しました。ので、その経験上。

@最初は数千円程度の小口の取引からはじめて、石のグレードとか発送や梱包手続きとか、信頼できるかどうかを確かめた方がいい。
Aネットショッピングは写真が頼りなので、届いてみたら「あれ?」ということも多い。<掲載している写真と実物とのギャップもネットショップのチェックポイント。
Bダイヤの購入はネットオークションでは難しいと思う……ダイヤは光を当てたときが一番きれいに見えるので、写真の撮り方でかなり印象が違ってしまうため。あとは後述のダイヤの鑑定内容に頼るしかないから。
C指にはめてみて印象が違うことは結構多いし、また指なじみもあるから、「特別な指輪」を買うのであれば、ネットでの購入はおすすめしません。

(4)小売店/問屋

やっぱり最後は自分の目で見て気に入ったものを見つけるのが一番なので、足を運んで自分で着けてみるのが確実。
ただし、小売店や問屋が信用できるところかどうかは、自分自身にかかってます。<極端なことを言えば、このダイヤはほんとにダイヤなの?キュービックじゃなくて?というところから。
他にもヒビとかインクルージョンとかごまかすことはあるわけで…・・・なかにはこんな話も。

もし時計とかジュエリーとかを扱っている信頼できる人がいるなら信用できる業者さんを紹介してもらうのがいいし、今ならあるいは大きなところならネット上で評価を探すこともできるかも。

……と、買う場所はいろいろありますが、どの方法であっても、「石のグレードから選ぶ」という選択肢はたいていあるので、ダイヤを選んでセミオーダーするというタイプで考えてみることにします。


4.ダイヤのグレード

ダイヤの評価にはグレードがあります。
いわゆる「4C」と呼ばれるもので、カラット、カラー、クラリティー、カットの4つの頭文字をとったもの。

(1)評価の基準

@カラット(carat:重量)
Aカラー(color:色)
Bクラリティ(clarity:透明度)
Cカット(cut:研磨)

この辺りはネットで探せばいくらでも教科書的な説明が見つかります。
これなんかわかりやすくてよいかと。<ダイヤモンド百科事典@On-line diamond com.

ダイヤの場合はこの4つをもとに評価されるわけで、全部にいい評価をつけられる石は、やっぱりいいお値段になります。
だから「DカラーのVVS1のEXCELLENTカットで0.5カラット」とか言われると、相当いいお値段に……そうするとあとは何を重視するかということになります。

(2)カラット

カラットは重量、つまり大きさです。
ただし厚みまで含めてなので、単純に「大きく見える」というわけでもないです。
特に色石の場合は、厚みによって色の濃さがかなり変わってきます。
まあ、重要な基準だけれど、大きければいいというものでもないと、個人的には思います。
他のVVSだのSIだのに比べたら一番わかりやすい基準ではありますが。

大きければいいというものではなく、指とのバランスが大事かなと思います。
私は手の色や指のサイズもあって、大ぶりなものでも違和感はないし、逆に小さすぎると寂しく見えますが、指の細い人だと、大きいものは逆に「バランスが悪い」と見えることもあります。
つけてみて、大きさを比べてみた方がいいです。

ルース(裸石)の場合でも、店に言えば、希望の空枠に乗せて指につけさせてくれるはず。
ルースは加工してみるとかなり大きさの印象が変わるので、これは絶対にやっておいた方がいいと思いますよ。

(3)カラー

ダイヤは基本的には無色透明なものほど価値が高く、だんだん黄色味を帯びてくる、ということになってます。
DからFが「無色」でGからJが「ほとんど無色」……とか言うらしいですが、正直なところ、DとFの違いがぱっと見てわかるかというとかなり疑問。

複数の異なるグレードのものを比べてみて、石を揺らしてみると、ダイヤの光が揺れたときにより黄色味が強い、という程度の比較は私でもできますが、単品だと「これが○カラー」と言い当てることは到底無理です。少なくとも私には。

特に地金をイエローゴールドにした場合は、地金の色が映りますから、HやIクラスのものでもそんなに黄色味は気になりません。
というわけで、宝石店ではDカラーを勧められますが、個人的にはそこまでDにこだわらなくてもいいんじゃないのかな、と思っています。

(4)クラリティ

透明度を競う基準で、インクルージョン(内包物)が問われます。
結婚指輪ならVS以上と言われるみたいですね……私は別にいちいち10倍の拡大鏡を持ち歩いて傷の少なさを確かめて喜ぶわけではなく、自分の指の上できれいならそれでいいので、あまり拘りません。<いい加減

だって「資産価値」なんて期待してないもん。

とは言うものの、さすがに肉眼で見える内包物はどうかと思いますけどね……(昨日見たダイヤ)

(5)カット

上の三つはダイヤの原石そのものの素材で決まりますが、最後のカットは人の手によるもの。
ダイヤモンド百科事典に載っている図でわかるとおり、カットによってダイヤモンドの光り方の良し悪しが決まるため、これはとても大事です。

Excellent Heart & Arrowなんてのもありますが、私はそこまで気にしたことがないので持っていません(笑)。

(6)何を基準に選ぶか

 @ダイヤの評価のこと


ここまで4Cの説明をしましたが(<単にリンク貼っただけ、とも言う)、じゃあそれを誰が評価しているかといえば、鑑定士です。
鑑定機関もたくさんありますが、アメリカのGICとかが有名……あと日本にもいくつかありますね。
信用できる鑑定機関を使っていれば、上の4Cによるグレード付けはほぼ同じということになっています。なので、店が異なっても同じ条件のものを比べれば、値段付けの格差の見当がつきます。

さすがに御徒町の宝石問屋街と銀座のブランド店では、大変な値段の開きがありました(笑)。

ただ、鑑定機関というのは持ち込まれた宝石を鑑定することで支払いを受けているわけで、コストがかかる以上、全部が全部鑑定を受けている石だとは限らないですし、また鑑定書がついているばかりに、同じようなグレードのダイヤなのに値段が高くつけられているということもあります。

私が持ってるジュエリーで鑑定書がついてるのなんかほとんどないですし。
自分が持ってるダイヤのグレードも知らないし、実は(笑)。<自分の手にはめてみて、きれいだなと思えばそれでいいと思っているので。

 
A何を基準にするか

そんないい加減なことを言っている私ですが、4Cの条件のなかでどれを重視するかと訊かれれば、カットです。
宝石店によっては「カラーが一番重要」というところもありますが、上にも書いたとおり、DでもEでも素人目にはよくわかりません。
それよりは、ダイヤは光が命なので、カットがよくできている方が、よく光ってきれいです。

でも、結局のところは「自分が気に入ったものが一番」だと思います。
ちょっと色は黄色がかっても大きい方がいいとか、小さくても色が透明でよく光るのがいいとか、あとは人それぞれの好みってことで。


5.普通の透明なラウンドブリリアントじゃないものの方がいいという選択肢


ここまで述べてきたのは、いわゆる婚約指輪でよくあるラウンドブリリアントカットと呼ばれるもので、大きな石とちょっと脇石があって、とかそういうタイプですが、それ以外にも選択肢はあると思います。

(1)エタニティリング

フォーマルに使うんじゃなくて、普段使いしたい、特にマリッジリングやその外の指輪を重ねづけしたいというときには、こちらも選択肢かと。
小さいダイヤをぐるっと連ねた一文字の指輪で、一周すべてダイヤのものを「フルエタニティ」、半分だけダイヤで半分を地金で作られているものを「ハーフエタニティ」と呼びます。

ダイヤモンドが終わりなく指を取り囲むことから、エタニティ(=永遠)リングと呼ばれているものです………今私が欲しいリング。<誰も訊いてない。

ひとつ持ってるのは二本のラインの中にダイヤが埋め込まれているもので、一応フルエタニティなのですが、ダイヤのグレードがかなり低い。
とは言うものの、ひっかからないし、色石を埋め込んだ細身の指輪だけだと寂しいなーというときに、重ねづけして使うのに重宝してます。

私のは台に埋め込むタイプですが、爪で止めているタイプだと、より石に光が入ってきれいです。

ただし、フルエタニティの場合は、指の内側にもダイヤが来るので、手を上げたときにはきれいですが、ぶつけるリスクも考えた方がいいです……たとえば電車が急に揺れて、網棚の金属部分に手をついたときなんか、ぶつかりますよね。<結構あるんだこれ。
埋め込み式ならまだ地金部分がカバーにはなりますが、あまり華やかにはなりません。

ハーフエタニティの場合なら地金部分をぶつけるだけですみますが(当然地金に傷はつきますが、指輪ははめてたら傷がつきますのでしょうがない<私の指輪は傷だらけ)、その場合も指馴染みを考慮した方がいいです。
どうせハーフなら、目一杯ダイヤがついてた方がいい……という考え方もあると思いますが、ちょうど薬指の真横まで石が来てしまうと、指を閉じたときに、中指・小指に石があたって痛いので、それは確認した方がいいと思います。
個人的には1/3くらいでもいいのかな、と思います。<ハーフには足りないけど。

マリッジリングと重ねてつけられるということで人気らしいですよ。

あと大事なことは、特にフルエタニティの場合、サイズ変更ができないということです。
指のサイズが変わったとき、これはどうしようもないということを覚えておいた方がいいです(<太ると指のサイズも変わるんだ、ほんとに……)。

あとは、さっきも書いたとおりダイヤは鑑定に費用がかかりますから、たくさんの小さいダイヤを連ねるエタニティリングの場合は、まず鑑定書がついていることはないと思います。

(2)ファンシーカットダイヤ

ダイヤモンド百科事典に写真が載っているとおり、宝石にもいろんなカットがあります。
石によって向き不向きがあって、例えばカボションと呼ばれる表面がつるっとした球体にカットするのは、ルビーでは結構見かけますが(艶が出てきれい)、光の反射が命のダイヤでは見たことありません。

光が入りやすいラウンドブリリアントと呼ばれる、まあいわゆるダイヤのイメージのとおりのカットですね、あれが主流ですが、他にもいくつかカットがあります。

マーキスと呼ばれるアーモンド状のとか、オーバルの楕円形、ハートシェイプ(これはカットする際に無駄が出てしまうのでグレードがすごくいい石はあまり使われないと思いますが)、涙にも似たペアシェイプ……好み次第ですが、ルースを選んで加工してもらう場合、空枠の適合が少ないので注意したほうがいいです。

私はコムサのシャリテの既成デザインでひとつ、プリンセスカットのリングを持ってます。<だいぶカットは甘いのですが(苦笑)。

こちらは表面が平らの正方形、表面ではあまり光らない代わりに、指輪の裏側のカットの部分で光るというもので、ラウンドブリリアントに比べると光らないけれど、これはこれで好きですよ。アイスキューブみたいで。

(3)ファンシーカラー

ダイヤもいろんな色があります。
最近多いのは、ブルーにピンク、イエロー、ブラウン(シャンパンダイヤって呼ばれていることもありますね)、それにブラック。

天然の場合と、加熱処理を行って色を変えている場合とあります。
なので、「天然」ということに拘る人は、そこはちゃんと確認した方がいいです。<特に値段に開きが出ますので。

例えばブルーダイヤでは加熱処理のものが多いですが、色の薄い水色に近いブルーが「アイスブルー」と呼ばれて、濃いものより評価高いらしいですが、私は色がはっきりしてるブルーの方が好き。
だって「資産価値はない」んだから……(しつこいか)。ま、そんなもんです。

単に黄味を帯びたダイヤと違って、ファンシーカラーのは値段が高いです。
婚約指輪だと、青とかピンクの小さい脇石を添えたものも人気らしいです……これはよりカジュアルな方がいい人向けでしょうが。

ブラックダイヤは、シャネルかなんかがコレクションに使ったとかで人気が出たと読んだ覚えがありますが、オニキスみたいな黒い石に比べると、漆黒で光の反射は見えなくてもやっぱりどこか華やかできれいです。
私はブラックダイヤのパヴェリング(小さいダイヤ……メレダイヤを敷き詰めたリング)をオークションで安く落としたのを持ってますが、会社に出入りの宝石業者さんには「ブラックダイヤは評価外ですねー」と言われました。

「炭素と一緒ですから」

……確かに。鉛筆の親戚。

でも評価外のくせに買うときは高いんですよ(笑)


あと、ファンシーダイヤではないですが、ひとつの指輪に複数のダイヤを使っている場合。
ダイヤのランクはそろえておいた方がいいです。
グレードの低いものが混ざっていると、光を当てたときにそこだけ光らず、暗い色ににごって見えるので(特にメレダイヤよりちょっと大きめのもののとき)、あからさまに差が目立ってしまいます。一目瞭然。<特に色石をメインで据えたためにサイドの石まで予算がまわってない指輪の場合にありがち。

よくない石の場合には、全体的に光らず、暗い印象になりますから、わかるかと思います。
逆に光りすぎる場合は、それはそれで心配ですけどね(笑)。<ほんとに天然のダイヤかどうか。


6.店で選ぶときに注意すること

(1)ライト


宝石店のショーケースに使われているライトは、黄色味がかった光量の強いものであることが多いです……ハロゲンライトというもので、熱に敏感なジュエリーを近距離で照らすのに向いているとかいう説明も見たことがありますが、とにかく光が強いです。

これで照らせば、よく光って宝石がきれいに見えるのは当たり前です。
またダイヤの場合は、黄色味がかった光のせいで、カラーがわからなくなります。

アレキサンドライトという、光によって石の色が変わるタイプの代表的な石があります。
私も小さいのをひとつ持っているのですが、自然光や蛍光灯の下では深緑、ハロゲンのような黄色味がかった強い光では赤紫に見えます。……それくらい光の性質が違うということです。

普通、指輪をしているときって、太陽の下とか蛍光灯の下にいることが多いですよね?

なので、「自然光で観たいんですけど」と店員さんに声をかけてみることをオススメします。
(もちろん店員さんに一緒に来てもらわないと万引きと間違われますので/笑)

「持ち出しはちょっと……」と言われたら(まあ言われることが多いですが)、せめて店内でハロゲンの光の届かないところ、蛍光灯の光で色を確認できるところまではもっていって確認した方がいいです。

逆に言えば、黒い石作りの内装でハロゲンのような強い光ばかりを多用して宝石を売っている某チェーン店などでは、私は買い物をする気にはなれません。

カットのきれいなダイヤなら、ハロゲンなんてあてなくても、太陽の光できれいに七色に光りますよ。

(2)指馴染み

エタニティのところで書きましたが、指になじむか、違和感はないか、邪魔にならないかということは、指輪を選ぶうえでとても大事です。

地金ですが、婚約指輪の場合はまずプラチナを使うと思いますが、それ以外にも、合金とプラチナだと持っただけで重さが違います……せっかくいい石を使うなら、やはりホワイトゴールドよりプラチナの方がいいです。……高いけどね。

今は金相場が上がってて(日経新聞のサイトに金投資のヒストリカルチャートがあります<25年ぶりの高値らしい……くっ)、地金が高いので、同じデザインの指輪でも地金代のために値上がりしてるというケースもあるので、苦しいとは思いますが、変質が低いのはやっぱりプラチナなのでした。

そういうことはさておいて、指馴染みのことです。

SV(シルバー)と比べると、WG(ホワイトゴールド)やPt(プラチナ)は、かなり指の滑りがいいです。
なので、シルバーで思っていたサイズと異なることもあり得ます。

また右と左で指の太さは異なりますし、さらに季節とか時間帯によってもむくみでサイズが変わることもあります(冬より夏の方がむくむとか、朝と夕方で指のサイズが違うとか<私は夕方より朝がむくみますが、逆のタイプのことも)。

さらに指輪のアーム(台)の太さによっては、サイズも変わります。
細いものなら入るサイズでも、幅が太いものだと1号、2号上のものを探さないと、とか。

知人のなかには「将来的に指のサイズがあがることも考えて緩めに作った方がいい」と言われた人もいるそうですが、落とすのが怖くて嵌められないとか……それもなんだか変な話。
確かに指輪は、石の硬度によってはずすときにヒビが入るかもしれず、サイズ直しやリフォームができないものもあるため、確認した方がいいですけれど。

まずはちゃんと材質にあったもので、サイズを測ってみることが大事です。
しかも何度か時間帯や季節を変えて確認しておいた方が無難かと。

あ、そうそう。
細身の華奢なリングの場合、真横に直線のアームのものより、ちょっとひねりが入った斜めに指に添うタイプのものの方が、指が長くきれいに見えます。
なので、これも選択肢としてオススメ……ただし重ねづけはできません。当然ながら。

(3)石の高さ、留め方

立て爪の指輪は、光が多く入るので確かにきれいです。
でも、高い分だけ、ぶつけるとかひっかけるとかのリスクも大きいです。

例えば冬のセーターの袖口。
よく引っ掛けて、毛玉がくっついていることも……

あとコピー機も結構強敵です。
私は大きいインパクトのある指輪が好きなので、よくコピー機の角にがつがつとぶつけてます。

ダイヤが硬度が高いとは言え、そんなにぶつけていいはずもなく。
ましてや他の柔らかい石(オパールとか)なんかは到底いいわけないんですけどね……(まだ割ったことはないですよ)。

というわけで、邪魔にならないという点では、台に石をはめこんだタイプのものもオススメです。

あと爪で留めていると石が隠れてちょっと……という人には、はめ込みまではいかなくても地金の台で四方を留めるかたちで、爪を目立たせないという留め方をしているものもあります。
ただしこの場合、やっぱり固定の強度は爪に比べて低くなりますので、ぶつけたときに緩むリスクはあると言われたことがあります。

逆にデザインによっては、爪自体を飾りにしているものも。
私が見たものでは、留めの爪をハートのかたちにして、逆にデザインの一部にしているものもありました……カジュアル向けだけど、こんなのもかわいいですよ。


7.終わりに

長くなりました………(終わらないかと思った)。

私、お仕事は金融で完全に畑違いだし、素人もいいとこなんですが、友達が買い物したいと言ったときにアドバイスするとしたらこんな感じかな、という内容で書きました。

ま、ほんとに資産価値なんてないに等しいですから、最終的には自分が好きかどうかが決め手です。

指輪が好きなのは、着けているときに自分が見て楽しめるから。
会議でムカついてるときでも、好きなものが一緒にあったら、ちょっと気分が回復しませんか?(笑)

好きなものを買うのが一番です。
でも、ちょっとでも参考になれば、嬉しいです。

【Fin】
2006/04/12