学生時代、なぜか唐突に香港映画にはまった。
広東語も北京語も全然わからないのに、無闇やたらにVCDを買い漁り、英語と北京語の字幕で根性で見ていた。

何故かはいまだによくわからない。

当時のレンタルビデオといえば、とにかくハリウッドが大半、アジア映画なんか見ている人は周囲にほとんどいなかった。
ごくたまに「私、香港映画結構好きで」と言う女の子がいないでもなかったが、
たいていそれはウォン・カーウァイだとか金城武の出ている恋愛映画だったりであって、
私が観ていた映画とは隔絶している。

「おまえが観てる香港映画なんか、バカ映画か暴力映画かアイドル映画じゃないか」と言われたことがあるが、それは正しくない。
往々にしてそれは「バカ映画『で』暴力映画『で』アイドル映画」なのである。

そんな私の観ていた映画を「どれくらいヘタレだったのかリスト見せてください」と
リクエストを戴いたので、当時を思い出してぽつぽつと書いてみた。

できることなら見た記憶すら抹消したい映画さえある、そんなバカ映画との日々。

それにしても、当時のメモと俳優のフィルモグラフィー本を見たらこれだけコメントが書けた自分が悲しい。
こんな無駄な記憶を脳味噌に詰めたまま生きていたのかと思うと……(脱力)。

1 ワイルド・ヒーローズ 
〜暗黒街の狼〜 
(1989)
のっけからいきなりヤクザ映画でした。当時『香港皇家辺境警察』という小説が好きだったので、モデルの顔が見たかったのです。目当てはダニー・リー。チャウ・シンチーが笑いのないまったくシリアスな役をやってるのが超珍しい1本です。<他にそんなの観たことない
2 バイオレンス・コップ
〜復讐計画〜
(1990)
上と同じ理由でまたヤクザ映画。が、本格ヤクザ映画と思われるパッケージの割に、中身は超バカ映画だった。バカ映画監督で有名なバリー・ウォンが出演しているという意味では珍しいが、二度と観たくないと思った映画でした。あ、ジョイ・ウォンも出てます。のっけに惨殺される潜入捜査官がアンソニー・ウォンだったっけ。<『無間道』の警視役
3 アンディ・ラウの逃避行
(1990)
うっかり3本目にこれを観てしまったのが道を踏み外す原因かと。ベタな不良&恋愛ものなんですけど、まだ二十代のアンディが!笑顔が!彼の出世作でもあり、かなり最近の映画でもまだパロディやってました。最初にこれ観たってのは幸せだったかもなー他の数々の映画を思えば…(落涙)。まだデビュー作で全然垢抜けないン・シンリンがヒロイン。まったく女優顔ではないだけに、痛々しさが余計にこの話の展開に拍車をかけていていいキャスティングでした。
4 武闘派列伝
(1990)
『逃避行』でアンディがすっかり気に入り、彼の出てくる映画を観よう!と借りたものの、パッケージの背にアンディの写真がつけられている割には、彼は特別出演で最後の20分くらいしか出てこないのでした……なるほど香港映画とは配給会社すら信用してはいけないのだとうっすらと悟りだした1本。内容的にはベタなヤクザ映画でした(タイトル通り)。
5 カジノタイクーン
(1992)
マカオのギャンブル王に成り上がるアンディの立志伝。これでアンディの恋人役を演じているチンミー・ヤウがかわいくて、私は彼女好きなのですが、「女でチンミーが好きってのは珍しいな」と言われます(セクシー路線女優だから)。ほっといてくれ。
6 野獣戦線
(1989)
これもアンディ。原題は『愛人同志』……なぜ『野獣戦線』なんだ配給会社。内容的にはベトナムに取材に行って、単純なミスから収容所に放り込まれる記者の話で、日本語版のパッケージの割にはよくつくられてる映画です。私は好きだな。中古でビデオ買いなおしたくらい。いつもヤクザで怖い役をしているセン・フイオンがいい味出してます。公安の通訳を演じるチェリー・チェンもきれい。
7 フル・スロットル 
〜烈火戦車〜
(1995)
これもアンディでわかりやすいバイクレーサーもの。事故にあってバイクに乗れなくなったり、理解のない実業家の親(チュン・プイが好演)との反発など、大変わかりやすい設定と展開が目白押しですが、監督がいいので(イー・トンシン♪)まあまあよろしいです。バーテン役のチョイ・カムコンが渋くてよし。
8 アンディ・ラウの神鳥伝説
(1991)
謎の無国籍背景とエセ近未来風な設定もどうかと思うが、敵役のアーロン・クォックの白髪のかつらと眼帯という得体の知れない扮装に気が遠くなりました。これがシティー・ハンターにインスパイアされているということにさらに目が点(香港人はシティーハンターが好きらしい)。あまり知られていないが、脚本は実はウォン・カーウァイである。
9 野獣特捜隊
(1994)
香港映画を観始めるきっかけとなった『香港皇家辺境警察』がこの映画の設定をもとにしているというので借りてきたのだが、私には生憎そこまでの傑作だとは理解できなかった。警察が犯人を(楽しそうに)拷問しまくりで、いいのかこれ?と問いかけたい。しかし犯人側はアンソニー・ウォンにイップ・トンと大変濃い面子でした。あとはエリザベス・リーが非常に美人でした。
10 ゴッド・ギャンブラー
(1989)
「賭神」と呼ばれるギャンブルの天才が事故(しかも間抜けな)に遭って頭を打ち、記憶喪失の挙句に幼児退行してるところをちんぴらのカップルに拾われて……という話なのだが、ギャンブラーがチョウ・ユンファ、ちんぴらカップルがアンディ・ラウ&ジョイ・ウォンという大変豪華なキャスティング。アンディのものすごく堂に入ったちんぴらっぷりと、置き去りにされて泣きそうな子ども顔のユンファがたまりません。<お気に入り。
11 ゴッド・ギャンブラーU
(1990)
上の続き。「賭神」に弟子入りして「賭侠」と呼ばれるようになった上のちんぴらをめぐるストーリー。要するにアンディ主演。内容としては、1の方が面白いです。
12 天と地
(1994)
アンディの作った映画会社を潰した作品(本人主演)。二十世紀初頭、マフィア組織との戦いを描いたもので、かなり丁寧に作ってあって私はいいと思うのだが、正義感に燃える役人とその仲間たちがどんどん悲惨な目にあっていくというあまりに救いのない展開は香港では受けなかった模様。興行的には惨敗したとか。確かに観てると落ち込むかも……。
13 上海グランド
(1996)
1970年代のヒット作のリメイク。アンディ・ラウとレスリー・チャンの競演。革命を背景とした時代ので、アンディとレスリーの友情と、勘違いによる反目の物語……まあまあよかったような気がします。でも私の頭に残っているのは、なぜか大蛇と闘っているアンディの姿だったり…(<ヘンなところほど頭に残りやすいんだよ!)
14 炎の大捜査線
(1991)
ジャッキー・チェン、サモハン・キンポー、アンディ・ラウ、レオン・カーフェイと、こんだけキャスト集めてどうしてこんなバカ映画ができるんだという脱力の一品。よくあることか、そんなことは。一応、ストーリーとしては、実在の監獄島に刑事が潜入して、そこで繰り広げる地獄が…というものであるらしい。が、やっぱりバカ映画だろうこれは。
15 欲望の翼
(1990)
ウォン・カーウァイの代表作。キャストが豪華です。群像恋愛劇だけど、やっぱりメインは我が侭の限りを尽くしているレスリー・チャンのような気がします。緑を基調とした沈んだけだるい映像の美しさは一見の価値あり。但し観ている途中によく寝ている自分に気づきます<誉めているのか微妙。
16 楽園の瑕
(1994)
同じくウォン・カーウァイ作品。金庸作品をもとにした時代もので、彼が監督したもののうちでは私はこれが一番好き。映像が綺麗です。砂漠と空の沈んだブルーが美しい。まさかこんな美しい映画とほぼ同じキャストを使って、あれだけのバカ映画が撮れるとは普通誰も思うまい……→No.26『大英雄』
17 神鳥聖剣
(1992)
観たという記憶すらも抹消したい一本なので、話は覚えていません。バカ映画だということは確かです。主演はアンディで、共演はロザムンド・クァンです。
18 復讐のプレリュード 
大冒険家
(1995)
主演はアンディ。共演がロザムンド・クァンでした。なんかとにかく復讐モノで、珍しくお嬢さん役ばっかり演ってるロザムンドが悪女役だったような気がする(<普段よりこっちの方がよい)。あとヘリに乗ってたような……記憶が遠い。
19 酔拳U
(1994)
言わずと知れたジャッキー・チェンのヒット作シリーズの1本。アンディ目当てで借りたらほとんど出番がありませんでしたが、それなりに楽しめました。日本で観られるバージョンより、本国のバージョンはラストがブラックなオチなのだそうです。
20 酔拳V
(1994)
『酔拳U』をアンディ目当てで借りてきたら、特別出演の3分しか出番がなかったので、腹を立てて借りてきたもの。こっちはちゃんとアンディが出てます。可もなく不可もなく(あまりよく覚えてない)あ、一応フォン・フェイフォンものらしいですこのシリーズ。そういえば、前作でジャッキーがそうだったんだっけ…。
21 いますぐ抱きしめたい
(1988)
ウォン・カーウァイの監督デビュー作。まだカメラにクリストファー・ドイルが入る前なので、あの美しい映像ではないですが、主役のはずのアンディの弟分ジャッキー・チュン(チェン(成龍)ではなく)の熱演に食われてます。相手役はマギー・チェンと、のちの常連が揃ってる感じ。
22 欲望の街 
古惑仔T
銅鑼湾の疾風
(1996)
大ヒット作の第1弾。黒社会を格好よく描きすぎると批判されたのですが、その前の80年代から90年代初頭の映画を観まくった目からすると、やっぱり世代が違うなーという気がする映画です。イーキン・チェンの出世作。監督のアンドリュー・ラウも好きv
23 ゴッド・ギャンブラー外伝
賭聖列伝
(1990)
バリー・ウォンの『ゴッド・ギャンブラー』がヒットしたので、勝手に他の監督がパロディを作成し、しかも元のシリーズよりヒットしたという謎の一作。しかも超能力ものだし…(チャウ・シンチー)。勝手に作ったという割には、元の作品と同じ女優(チャン・マン)が出ているのが香港映画界の謎。
24 ゴッド・ギャンブラー3
(1991)
上記の外伝がヒットしたあとに、元々の監督であるバリー・ウォンがチャウ・シンチーを引っ張ってきて主演に据えて続きを作ったという、香港映画界の著作権って?と頭を抱えたくなる1本。超能力者はギャンブル映画として反則ではないのか?とかつっこんではいけない。さすが「売れる為ならなんでもする」「社訓に『パクれ』と書いてある」と評されるバリー・ウォンだけのことはあります。大陸で大作にしか出ないと思っていた『さらば、わが愛』『赤いコーリャン』などのコン・リーがこんなバカ映画に出演しているというのが珍しい一作。
25 マスター・オブ・リアル・カンフー 
大地無限
(1993)
リー・リンチェイが主演でした。
すいませんよく覚えてません。確か女優が格好よかったような。

<追記:ヒロインはミシェル・ヨーだよと教えてもらいました。ありがとーv
26 大英雄
(1993)
『楽園の瑕』を撮影中、あまりに監督(ウォン・カーウァイ)が悩み過ぎて撮影が進まない為、こんなギャラの高い俳優たちをムダに拘束してる金がもったいない!と代打でプロデューサーが8日で撮った超バカ映画。なにせ出演者がレスリー・チャン、トニー・レオン、レオン・カーフェイ、ジャッキー・チュン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、ヴェロニカ・イップ、ジョイ・ウォン、ケニー・Bという豪華さ。それでなんで出来上がりがこれかな……が、あまりに確信犯過ぎるバカ映画で、私は結構好きです。これを4回観たと言ったら友達に「あんたは人生を浪費している」と真剣に説教された。でもねー役者が実に楽しそうなんですよ。しかしこれをウォン・カーウァイコーナーに置くのは間違いだと思う……一応プロデュースってことにはなってるけどさ(間違えて借りてったお嬢さんが気の毒だ)。破壊力は保証します(笑)。
27 暗黒英雄伝
(1991)
「アンディ・ラウとジョイ・ウォン、夢の共演!」とパッケージにあったが、実はジョイ・ウォンはアンディの知人の奥さん役で、出番は1分30秒しかなかったという、香港映画のさらに上を行く阿漕さを日本の配給会社が発揮している1本。香港マフィアの新しい首領(アンディ)とエリート刑事の間にかすかな友情が芽生える話なのだが、刑事役のロイ・チャンのあまりのナイスバディっぷりに(足長い!)、できればアンディの隣に立たないで欲しい…と願ってしまいました。ロイ・チャンも好き……ヤクザ役が大半だけどさ……。
28 カジノ・レイダース
(1989)
永遠の25歳(自称)アラン・タムとアンディ・ラウの共演のギャンブルもの。バカ映画です。
29 ルージュ
(1990)
何十年も前の美しい幽霊(アニタ・ムイ)と知り合い、彼女が未練を残している理由である心中した男(レスリー・チャン)の行方を調べ始める新聞記者とその恋人の話。記者の恋人役のエミリー・チュウがかわいかったのと、なんとなく悪役のイメージが強いアレックス・マンが真面目な記者役だったのでびっくりしたけど好演してました。少し切なくて、私は好きな映画です。
30 98分署 
香港レディ・コップス
(1990)
主演は全米女子空手チャンピオンのシンシア・カーンでした(確か)。タイトルそのまんまです。わかりやすいです。カリーナ・ラウがアクション頑張ってます。そういえば、レオン・カーフェイも出てたっけ。
31 友は風の彼方に
(1987)
警官専門役者と言われるダニー・リーが珍しく強盗犯を演じている。信義に厚い強盗の筋の通し方がよくて、香港でも評価の高い映画。私もこれは好き。
32 九龍帝王 
ゴッド・オブ・クーロン
(1992)
今度こそ本当にアンディ・ラウとジョイ・ウォンの競演している話(『暗黒英雄伝』参照)。それだけです。暗黒街で次代のボスを運命つけられた青年と、美人の伝道師との恋という、別に特に観るほどのこともない話。年輩の役者陣がちょっといい味出してたかな。
33 月夜の願い
(1993)
私の大好きなピーター・チャン&リー・チーガイ監督の映画。トニー・レオンがそりの合わない父(レオン・カーフェイ)と母(カリーナ・ラウ)の青春時代にタイムスリップするという、ある意味どこかハリウッド映画で観たような設定ながら、私が観た香港映画の中でも屈指のお気に入りのコメディ。素直に楽しめます。ちょい役で出てくるデビューして間もないアニタ・ユンもかわいい。冒頭のカリーナ・ラウの老け役メイクもすごいけど。美人なのにねえ……。観てて楽しいので、あんまり香港映画観てない人になら、これを勧めようかなと思います(但しオチはちょっとしょぼいが)。
34 七福星
(1985)
ジャッキー・チュンとサモハン・キンポーが出てました。あとのことはよく覚えてません。
35 狼たちの絆
(1991)
『男たちの挽歌』の監督ジョン・ウーが、キャストも同じチョウ・ユンファとレスリー・チャンを使って撮ったちょっと軽めの泥棒チームもの。ヒロインのチェリー・チェンが好きでした。
36 ハードボイルド
新・男たちの挽歌
(1992)
一時期日本の配給会社が、ユンファが出てるとなるとなんでも『男たちの挽歌』とつけていた為わかりにくいが、全然なんの関係もない話。刑事役をチョウ・ユンファとトニー・レオン、逃げる為に病院を乗っ取って火をつけるという極道な敵のヤクザをアンソニー・ウォン(まだ三十そこそこの時代のはずなのになんだその貫禄は…)が演じてます。<同じ年の『恋のトラブルメーカー』(No.162)とだいぶん違う。コメディエンヌのテレサ・モウが珍しくシリアスな女刑事の役。
37 キリング&ロマンス
狂気の愛
(1994)
殺し屋同士のかすかな恋愛もの……だったような。アクションものですが。アンディ・ラウと、共演のアニタ・ユンが頑張ってました。
38 戦火の絆
(1996)
『天若有情V』と、アンディのヒット作『逃避行』の続編というタイトルはついてるが、本編は何の関係もない。戦時中の話で、軍人と田舎娘の恋愛ストーリーだった、ような気がする、確か。キャストは『逃避行』と同じく、アンディとン・シンリンだけど。最後に「この映画は動物愛護に配慮しています」というとってつけたようなテロップが流れて失笑したことは覚えてるんだけどなあ……<馬が虐待されるシーンがあったのだ。
39 誰かがあなたを愛してる
(1987)
チェリー・チェンと言えばこれでしょう!原題を『秋天的童話』というこれは、チョウ・ユンファと組んだNYでのラブ・ストーリー。香港から留学してきたものの、ぱっとしない女の子と、何をやってるのかよくわからないお調子者との恋愛の話なのですが、妙にノスタルジックでよいです。
40 さらば、わが愛
覇王別姫
(1993)
言わずと知れた、京劇の世界を舞台にした、レスリー・チャンのカンヌ映画祭パルムドール受賞作。これのビデオを観ている途中で親にTVをとられ、ハリウッド映画(確かトム・クルーズのスポーツ・エージェントものだったよ)に変えられ、あまりの映像の色の違いに眩暈がした。空が無闇やたらに青く明るく、やたらに眩しいと感じられるのだ。アジア映画は黒も曖昧でやわらかくて、どこか湿った空気を持っていて、ハリウッドとは全然異質の色をしていると痛感させられた1本。どうでもいいが、最後の処刑場面に立ち会う兵の一人が『フル・スロットル』でアンディのライバル役のデイヴィッド・ウーでした(1分くらいしか出番ないけどな)。
41 愛と復讐の挽歌
野望編
(1987)
わかりにくいけど、「野望編」が先。チョウ・ユンファの下に兄弟分でアレックス・マンとアンディ・ラウがいて、アレックスが元々の組織を裏切るという構成。実在のマフィアがモデルだとか。アレックス・マンを最初に認識したのがこの話なので、妙に彼を見ると「悪役だ!」と思ってしまうのだけど、他の映画観ると意外にいい役もやってます(『カジノ・タイクーン』とか<これはアンディの親友)。ユンファよりアンディより、この映画はアレックス・マンの非道な裏切りっぷりが印象的でした。
42 愛と復讐の挽歌
(1987)
43 妖獣都市 香港魔界編
(1992)
原作:菊地秀行。なぜこれを香港で撮影しなければならないのかはいまだに理解できないが、主演はレオン・ライでした。しかしそれをすべて食ってしまうサニー千葉の存在感よ………『風雲』といい、特殊メイクを非常に楽しそうにこなしているように見えるのは私の気のせいですか千葉真一。……と思ってよくよく今調べてみたら、あれは千葉真一ではなく、仲代達矢でした……サニー千葉だと長い間信じていたのに…(がっくり)。
44 食神
(1996)
『少林サッカー』の料理版と思えばよろしいかと……それも『美味しんぼ』ではなく『Mr.味っ子』の路線……。カレン・モクのブスメイクが潔くて壮絶です。
45 プロジェクトA2
史上最大の標的
(1987)
ジャッキー・チェンの代表作ですが、話は全然おぼえてないのでパス。
46 ブエノスアイレス
(1997)
WOWOWでやるというので内容を知らないままTVをつけたら、のっけからベッドシーンから始まるのでしたこの映画。トニー・レオンとレスリー・チャンの………休日の午後6時。家族全員が鍋を食べている最中に見てしまいましたよこれ。とほほ。「この映画、面白いの?」と真顔で訊かれてもねえ……<「ゲイ映画は出たくない」とトニーが言ったのに騙されて出演してしまったウォン・カーウァイの映画。でもクリストファー・ドイルが撮ったアルゼンチンの映像はさすがに綺麗です。
47 天使の涙
(1995)
続けてウォン・カーウァイ映画。話が面白いというより、美しい映像でミシェル・リーの美貌を見られただけで堪能。金髪のショートカットのカレン・モクもかわいいです。あと金城武とレオン・ライとチャーリー・ヤンも出てました。男はどうでもいい(笑)<チャーリーは女の子だけどさ。
48 悲情城市
(1989)
「台湾の言葉は話せない」とオファーを断ったら「じゃあ喋れないという設定でいい」と監督に説き伏せられたトニー・レオンが台湾のアカデミー賞をとった作品。家族の相克を描く、物悲しい、いい映画でした。この映画のおかげで、撮影した場所は今では台湾の観光地になってるらしい。
49 天地雄心(未)
(1997)
原語のVCDで観ましたが、今では『アルマゲドン』というタイトルで日本語で観られます。配役がアンディ・ラウ(天才科学者役)、ミシェル・リー(その恋人)、アンディの親友の刑事(アンソニー・ウォン)と、私の為に撮られたような映画ですが、内容自体はしょぼいです……ていうかアンディが「天才科学者」には見えな…(以下省略)。つい先入観でいつ裏切るかと思っていたアンソニー・ウォンが本当にアンディの友達だったことに最大に騙された!と思った1本。
50 龍在江湖(未)
(1998)
公開前には「バカ商業映画監督のバリー・ウォンで、今更アンディがマンネリのちんぴら役?」と言われてた映画ですが、意外にも出来はいい。それは、アンディの役が何をやっても要領の悪く、うだつのあがらないちんぴら役で、リアルだから。方向転換をいい意味で図れてると思う1本。紺の線で鳥の入墨を入れたアンディの写真がきれいでした。私は原語のVCDで観たけど、今は日本版が出てたはず(タイトル忘れたけど)。しかし弁護士役のジジ・リョンが白いヅラをかぶっていて、香港は英国領だったということがわかります……(<アイドル顔にあんまり似合ってない)
51 反斗馬●(未)
※馬偏に「留」
(1993)
一応路線的には『トップ・ガン』のはずなんですが、まあバカ映画です……監督がエリック・ツァンだからなあ、意識的にバカ映画撮ってるというか。主演はアンディ・ラウとトニー・レオン。こうしてみると結構共演してるなこの二人。
52 川島芳子(未)
(1990)
清王朝につながる身分でありながら、日本人の養女となり日本軍に協力して戦後処刑された川島芳子の生涯を描く1本。ネタが危ないせいか、日本版は出てません(多分)。先ごろ残念ながら病気で亡くなったアニタ・ムイが芳子役だが、着物の着付けが微妙……そして彼女に愛され、のちに革命の闘士となる京劇役者の役がアンディなのだけど、これは非常にいい。まだ若い頃の出演なので、芳子の身分を知らない時の彼の笑顔がとても眩しくてかわい……いやいやいい映画です(コホン)。しかし日本軍の司令官が、北京語字幕では「宇野司令官」となってるのに、英語字幕では「Mr.Tanaka」となっていて、香港映画字幕のテキトーさを思い知らされる一品でもあったり……。
53 黒金(未)
(1997)
台湾の麻薬マフィア(レオン・カーフェイ)と、それを撲滅しようとする捜査官(アンディ・ラウ)の話。アンディには捜査の途中で恋人が出来たりして、大変わかりやすく素直な話。恋人役の女優は台湾の役者なのかな?見覚えがない。ま、好みでもないのでどうでもいい(<酷)。可もなく不可もなし。あ、レオン・カーフェイがセミヌードさらしてるんだっけ?<別に私的にはどうでもいい 日本でも確かビデオ落ちしてたような気がするけど、私が観たのは原語のVCD版。
54 第一繭(未)
(1989)
刑務所の中の女囚たちの話。日本未公開ですが、主演のキャリー・ンがよいので好き。こういうのこそ日本でビデオにすればいいのにな、あんなバカ映画の類じゃなくて(どれとは言わないけど<数が多くて名前を挙げることすらできない)。マフィアへの潜入捜査官として死んだのに、警察官だったとの名誉回復すらしてもらえない恋人(アンディ)の為に代わりに仇を討って刑務所に入れられた女性の話……が、人生に裏切られ続けた彼女が最後にぶちまける慟哭のシーンで3分以上字幕が付け忘れられてるってのはどういうことだ製作者。不良品じゃねぇか!と取り替えさせに店に行ったら「よくあることですから交換はできません」と拒否された……そうなのかよくあることなのかこれ……さすが香港………。
55 豪門夜宴(未)
(1991)
チャリティーに熱心な香港映画界が、中国の水害への寄付を集める為に一週間で撮った映画。ストーリー自体はたわいもないのですが(日本版が出てないのは理解できる…)、出てくる顔ぶれは超豪華です。いや、むしろこういうのに出てこない役者の顔ぶれの方が興味深かったりしてな(笑)
56 姉妹情深(未)
(1994)
妊娠したまま男に捨てられたアニタ・ユンに同情して、女に裏切られてゲイになったレオン・カーフェイが「俺が結婚する!」と名乗り出てしまうのだが、だんだん一緒に暮らしているうちに彼女のことが好きになり……という話。日本版は出てないけど、私は好き。いい話なんだけどなあ。
57 風雲 雄覇天下(未)
(1998)
今では『ストームライダーズ』というタイトルで日本語版が出ています。香港の人気漫画を実写化したもので、キャストも豪華。ワイヤーワークとCGも多用して、この年一番のヒット作。個人的には主役の片方をつとめたアーロン・クォックが、はじめて出てきた滝に打たれるシーンで「…『北斗の拳』の人?」というくらいにムキムキ筋肉になってたのが衝撃でした……昔はセーラー服着て女装もできるくらいの細っこい美少年だったのに……っ。そしてこんだけ豪華なキャストを揃えているのに、一番格好いいのがサニー千葉というこの事実はどういうことだ。<香港アカデミー賞で助演男優賞にもノミネートされてたから、誰もがそう思ったのだろう。きっと。
58 ラヴソング
(1996)
本土から出てきたドン臭い男と、やっぱり本土から出てきた上昇志向の強い女が、すれ違いを繰り返しながらも近づいていくというラブ・ストーリー。レオン・ライの格好よさが理解できない私には、このどん臭さがかなり適役だと思われ(<超失礼)、よい映画です。監督がピーター・チャンとあって、最初の場面とラストシーンがきれいにつながるいい映画でした。評価が高いのも頷けます。
59 0061 北京より愛をこめて!?
(1994)
チャウ・シンチーのバカ映画。007のパロで、タイトルのアニメーションも凝ってます。あと、バカなスパイグッズの数々が楽しい。バカ映画だと最初から割り切っていれば、観る価値はあり。
60 キング・オブ・ギャンブラー
(1994)
これも『ゴッド・ギャンブラー』シリーズのパロの1本(もちろん監督は違う<香港映画って……)。トニー・レオンとレオン・カーフェイ、ライバル役でイーキン・チェンが出てます。が、一番いい味を出しているのは、トニーの乳母役(!)のエリック・ツァンではないかと……<『無間道』のマフィアのボス役の人。もともと高い声をかん高い裏声にして、女装して熱演(怪演?)してます。お正月映画なので、やっぱりバカ映画なのですが、展開もめでたく、このシリーズのパロとしては私はこれが一番好き。
61 新流星胡蝶剣
秘術vs妖術
(1993)
中国の人気作家・古龍の『流星胡蝶剣』をもとにしている……はずなのだが、なんでこんなにバカ映画なのだ……トニー・レオンとジョイ・ウォンのバカップル炸裂。本当は原作は、組織の命令で人を殺す生業をしている男の苦悩を描いたとてもシリアスな話……らしい。そういうのを撮ってくれればよかったのに……誰かそっちを訳してくれ(読みたい)。
62 ダウンタウン・シャドー
(1997)
中国版『ミッション・インポッシブル』と思えばよろしいかと。金城武とチャン・シウチョン他、役者が皆若手で楽しい。
63 蒼き獣たち
(1991)
かつて一緒に仕事していたアイドル5人組が久々に再結成した記念に撮った映画……なのだが「普通それで、犯行現場に残ってた大金をぱくって、マフィアに追われて殺されていく警察官たちの話は撮りませんよね」(<そもそも原題が『五虎将之決裂』…再結成なのに)と最近言われた。そうか。はじめて気づいた。香港映画に毒されてます。アンディとトニー・レオンが出てますが、別に観るこたないです。バカ映画です。
64 ラスト・エンプレス
西太后
(1995)
西太后役がチンミー・ヤウで、彼女の恋人である皇帝の弟がレオン・カーフェイの、まあ日活ロマンポルノみたいなものです。ややエロ入ってる、みたいな。そして他人は脱がせてもギリギリのところで脱がないチンミーの姿勢は相変わらずです。が、悪女になる前の素直な頃の彼女はかわいい。ほんとに。
65 天空伝説
ハンサム・シビリング
(1992)
一時期香港で「武侠片」というのが流行りまして、ワイヤーワークを使った派手なアクションの時代もので、武術自慢の人たちがぶつかるという話です。その最中に作られたもので、アンディ・ラウとブリジット・リンが主演です。粗筋読むと観ようかなあと思うのですが、やっぱり本編観るとバカ映画という、そういう話でした……。
66 新・愛と復讐の挽歌
(1992)
例によってまた似たような邦題をつけるせいでよくわかんなくなっている1本(私も邦題だけ聞くと何がなんだかわからない)。主演はジャッキー・チュンとレオン・ライ、ロザムンド・クァン。冷酷な殺し屋(ジャッキー)とその愛人(ロザムンド)、それを追う刑事(レオン・ライ)。レオンとロザムンドが恋に落ちたことから殺し屋が……という話なんだけど、香港映画データにも「ジャッキーの怪演が見もの」と書かれている。確かにそうかも。かなりなキレっぷりです。
67 欲望の街・外伝
ロンリーウルフ
(1996)
日本の配給会社がいつも適当な名前をつけるのでわかりにくいのだが、『古惑仔』シリーズのパロ。トニー・レオンが一匹狼で、それに憧れる青年はチャン・シウチョンで、『古惑仔』のサンカイ(※シウチョン自身が演じている)にも憧れているという設定。監督が『人肉饅頭』のハーマン・ヤウなので、画面がちょっと独特な雰囲気。
68 女人、四十。
(1995)
低予算映画で、派手な大スターはいないのだけど、とてもいい映画でした。アルツハイマーにかかってしまった舅を抱えた四十歳のキャリア・ウーマンと、その家族たちの姿を描く、ある家族の日常のものなんだけど、強くて明るいヒロインの姿勢(<名優:ジョセフィーン・シャオ♪)や、その気の弱い夫(ロー・カーイン)など、とても前向きで気持ちいい。香港でも高い評価を得たそうです。こういうのをたくさん日本でビデオ化してくれればいいのになー。
69 恋する天使
(1996)
なんだっけーこれ。記憶だとレスリー・チャンとアニタ・ユンの話だったような気がします。確かラブ・コメディ。でもあんまりよく覚えてない。
70 欲望の街
古惑仔U
台湾立志伝
(1996)
前作で台湾に逃れたサンカイの生活と、そこで知り合ったマフィアたちとの決着のつけ方を描く話。アンソニー・ウォンの緩んだ腹と品のない演技が堪能できます……ではなく。台湾マフィアの愛人としてチンミー・ヤウが登場しますが、日台ハーフという設定の彼女の着物の着付けが超微妙なことと(<香港にはまともに着付けのできるスタッフはおらんのか!)、温泉で「日本では混浴は当たり前だから」というチンミーの台詞に「まて!それは違う!」と強烈につっこみたくなった1本。間違った日本文化を伝えないでくれ〜。
71 スウォーズマン
剣士列伝
(1990)
金庸の世界をベースにとった武侠片の大作。最初に大物監督が降板してのち、ツイ・ハーク他有名どころの俳優が次々に交代して撮影。その割に場面場面の記憶はあるのですが、あんまりトータルの記憶はないんだよなあ…。
72 スウォーズマン
女神伝説の章
(1992)
上記の続編。男装の麗人ブリジット・リンとジョイ・ウォンの対決が圧巻です。なんだか妖気漂ってました。さっきから頭をひねっているのですが、俳優が誰だったか思い出せません。誰だっけー。が、彼(<誰かは不詳)についていたちょっとドジな少年役(…だよね?女の子じゃないよね?)をミシェル・リーがやってました。普段美女の役が多い彼女ですが、私はこの役好きだったなあ。端正な美貌の彼女が、実に表情がころころとよく変わってかわいいのです。
73 富貴兵団(未)
(1990)
アンディ・ラウ他。キャストは豪華です。一応、日本軍の捕虜収容所からの大脱走というストーリーにはなっているのですが、実物の中身はバカ映画でした。日本語版が出てないのがうなずけるようなステキな出来です。
74 獅子よ眠れ
(1992)
アンディが出てますが、主役はアラン・タン(『武闘派列伝』と同じ)。<アラン・タムではなく。彼が主役だと本当にベタなヤクザ映画な展開です。ちょっとだけレオン・ライが特別出演してましたっけ。特段観ることもないかなーというのが素直な感想。
75 男たちの挽歌4
(1994)
原題は『新英雄本色』だから、原題が『英雄本色』の『男たちの挽歌』シリーズのようでいて、監督はバリー・ウォン。原題・邦題ともに便乗してます。こちらは主人公はイーキン・チェン。が、ちょっとマフィアのボスには貫禄足らんのでは?という気がします。あ、確かチンミー・ヤウが出てた。彼女は格好よかったような気がします。バリー・ウォン映画だからねー(<チンミー・ヤウはバリー・ウォンの公私ともにわたるパートナー…あんな美人が勿体ない)。
76 ロアン・リンユイ 
阮玲玉
(1992)
ある一人の女優の生涯を、周囲の関係者から追っていくというルポを模した形式の映画。スタンリー・クワンの映画は静かで映像がきれいだ。主演のマギー・チャン他、カリーナ・ラウにレオン・カーフェイなど、メジャーどころが揃っているが、香港映画とは思えないくらい静かな映画。プロデューサーがジャッキー・チェンというのが少し意外。
77 1/2次同床(未)
(1992)
ロザムンド・クァンとアンディのラブ・コメディ。男嫌いを克服しようと頑張るヒロインの話でした……妙に背景がシュールだったなあという記憶だけが残る映画です。
78 異域(未)
(1990)
もう名前を見たらバカ映画だと思え!というチュー・イェンピン(朱延平)監督の作品ながら、意外なまでの重いテーマを扱った1本。1940年代の国民党と共産党の戦争、しかも国民党から見捨てられた台湾軍の悲惨さを描くという、意外なまでのシリアスな1本。アンディが出ているので観たのですが、意外に当たり(私的には)。<でも救いはない。
79 不夜街
−危険な天使たち−
(1996)
邦題はそっくりなのをつけられてますが、原題は全然違う。上は『古惑女之再戦江湖』、下は『紅燈●(※函構えに「品」)』。監督は同じだけどプロデューサーは別で、下が『古惑仔』シリーズのアンドリュー・ラウ、上が売れればなんでもありのバリー・ウォン。バリーの方が『古惑仔』のあからさまなパクリのタイトルをつけているのが笑える。どっちも女古惑仔たちの話だけど、下は水商売の世界の話で、チンミー・ヤウとスー・チー、チャウ・カーリンとかなりベタなキャスト。ストーリーとしては上の方が面白かった。ロレッタ・リーとカレン・モクの啖呵が格好いい。ロレッタに惚れ込んでるン・ジュンユー(<香港では竹中直人のことを「香港のン・ジュンユー」と呼ぶらしい)が情けなくてよかった。
80 不夜街
−復讐の天使たち−
(1996)
81 ゴッド・ギャンブラー
完結編
(1994)
原題が「賭神2」とあるとおり、ストレートにユンファが主演の映画は一作目の続きはこれ。途中にあんまりたくさんあり過ぎるので、そのことをすっかり忘れかけてしまったわ……。前作のパロを盛り込み、キャストもレオン・カーフェイ他豪華(チンミー・ヤウも格好いい<好きv)。チョイ・カムコンがいい味出してました。
82 女たちの挽歌
プリティ・ウーマン淫れる
(1991)
どういうタイトルよ!と絶句したいものすごい邦題に対し、原題は『烽火佳人』というシンプルさ。日本の配給業者のえげつなさをみるようなタイトルです。<売れてるものそのままくっつけました、みたいな……(しかも「乱れる」じゃなくて「淫れる」てのがすごい)。タイトル通りポルノですが、香港映画史上、ストーリー性もあって屈指の三級片(18禁くらいの意味)の名作だそうです……そうだね、ポルノなのに殺人事件もあって銃撃戦もあるんだものね……。主演のヴェロニカ・イップ目当てで観たのですが(『大英雄』にも美貌の皇后役で出てます)、相手の王子様が、真っ赤なオープンカーからテニスラケット持って白の半ズボンのテニスウェア姿で降りてくるという演出に悶絶。さらにそれが売れる前のアレックス・フォンだという点でさらに悶絶。いやー笑かしてもらいました。よかったなあ、アレックス。浮上できて……あんだけ笑えれば観ただけの価値はあるよこのポルノ。ちなみに霊験道士で有名なウー・マも出ています。謎。
83 ドラゴン・イン
(1992)
これは確か古い映画のリメイクだったか。ちゃんとストーリーはあって、アクションも派手で、マギー・チャンとかブリジット・リンとか、結構キャストも熱演だったような気がするのですが、とにかく砂の中からざばぁっと現れるドニー・イェン(<しかもメイク濃すぎ)のインパクトが強烈過ぎて、他が記憶に残っていません……。
84 八仙飯店之人肉饅頭
(1993)
アンソニー・ウォンが好きだと言うと「ああ、あの人肉饅頭の」と言われてしまうほどのインパクトを残した1本。人を殺してその死体を饅頭にして売っていたというマカオでの実話をもとに作られた映画。これがヒットしてアンソニーが香港アカデミー賞主演男優賞をとって以来、この手の実録殺人鬼モノが山ほど製作された。誰も一緒に観てくれなかったので一人で観た。パッケージ写真の数々がえぐいですが、内容的にはあのパッケージを正視できれば観られると思う。確かにアンソニー・ウォンの目が逝っててスゴイ、とは思う……製作はダニー・リーで、バカパートを一身に頭のゆるい警察の面々が引き受けてます。ここの警察パートはものすごくツッコミたい点が多々あるよ……。
85 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ
天地大乱
(1992)
フォン・フェイフォンもののシリーズ第2作。外伝も含めて6本観た中ではこれが一番いいと思う。“中国武術界の至宝”リー・リンチェイに対するは、自分も武術をやってて武術指導をつけることも多々あるドニー・イェン(ブルース・リーのリメイクもやってたよね確か?)。メインの格闘のシーンはワイヤー・ワークですが、さすがに二人とも動きがきれい!アクションシーンとしては見応えあります。
86 赤い薔薇白い薔薇
(1994)
文芸作品。気だるいです。一人の男とその貞淑な妻(白薔薇)、奔放な愛人(赤薔薇)。白薔薇をヴェロニカ・イップが演じているので観たもの。<ポルノに出ていた頃からずっとスリムになってて、チャイナ服姿がとても綺麗。画面はきれいでした。
87 息子の告発
(1995)
とても地味な画面の、よくこれが日本で配給されたな……という1本。原題は「天國逆子」。生活の厳しい農村で、成人した息子がかつて自分の母親は父を殺したのだと告発するという話。夫殺しを息子に責められる女優、スーチン・ガオワーの演技がよいです。
88 新・欲望の街T
古惑仔疾風、再び
(1995)
シリーズ3作目。中身としてはこれが一番好き。仇役のロイ・チャンの突き抜け方が、シリーズで一番格好いいから。ほんとに彼、スタイルいいんだもの……香港の俳優ではピカイチだと思う(断言)。音楽も派手で聴いてて楽しい。あと、新しく仲間に加わった神父の娘カレン・モクが、両手に牛刀を持って闘うところがかっこいい……
89 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ
天地黎明
(1991)
中国伝説の武術家、黄飛鴻(フォン・フェイフォン)の物語を、主演は“中国武術界の至宝”リー・リンチェイ、監督はツイ・ハークという組み合わせで撮ったヒットシリーズ。さすが派手なアクションシーンが楽しい。ほのかにフェイフォンの恋人であるヒロインを演じているのはロザムンド・クァン。あんまり好きな女優じゃないんですが、お嬢さんぶりがいい方向に出てて、このシリーズの彼女は結構かわいい。さりげなく弟子の一人でジャッキー・チュンが出てます。
90 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ
天地争覇
(1993)
同じくシリーズ三作目。あんまり記憶にございません……。
91 新・欲望の街U
97古惑仔最終章
日本で配給されているうちでは最後かな。前作のロイ・チョンの悪役っぷりが評価高かったのが、死んだはずなのに平然と出てきます。弟だったりするのか?とも思ったが、何も説明がない辺りがさすが香港映画です。脱帽。今回はヒロインがミシェル・リー。うーんさすがに綺麗だわー。<昔、ケリー・チャンと並んでピエヌの「メイク魂に火をつけろ」のCMに出てた女優。
92 夜半歌聲
逢いたくて、逢えなくて
(1995)
レスリー・チャンとン・シンリンの、『オペラ座の怪人』を中国の怪談と絡めて描いたような、ゴシック・ホラーのラブ・ストーリー。ン・シンリンの不幸顔がこの設定に映えててはまり役です。
93 ミラクル・マスクマン
恋の大変身
(1995)
ジム・キャリーの『マスク』のパクリですか?と思うようなチャウ・シンチーのバカ映画。相変わらずのン・マンタとのコンビが楽しい。あとはヒロインのジジ・リョンの、最初に登場したときの冴えないダサさがすごい。あんなにかわいいのにねー。
94 つきせぬ想い
(1993)
アニタ・ユンとラウ・チンワンの不治の病もの。これは本当に泣かされました。イー・トンシン監督。さすがに上手い。主演二人も上手いんだけど、周囲をかためるチュン・プイ他のベテラン役者陣がいいのです。これは観る価値あり。
95 男たちの挽歌
(1986)
香港映画と言えばこれ!というくらいの有名なシリーズですね。チョウ・ユンファとレスリー・チャン、それにティ・ロン。その割に私にはあまり記憶に残っていないのでした……なにしろヤクザものばかり観ていたから……あと前後に観たのが、路線の違ういい作品が多かったので、記憶が飛んでしまったらしい。あと、日本で似たような名前をつけられ過ぎてるのもあるかも……<なにもポルノにまでつけなくてもさー。
96 男たちの挽歌U
(1987)
97 世界の涯てに
(1996)
これは珍しく映画館で観たもの。金城武とケリー・チャンのラブ・ストーリーなのですが、監督がリー・チーガイとあって、画面もきれいだし面白かった。不治の病の中、最後に人を探して欲しいと頼む実業家の娘と、なんでも物を探すことを仕事とする青年の話。金城主演にしては(<他のがバカ映画過ぎるんだよ…)いい映画でした。普通の女の子にもオススメできる1本(笑)。
98 ファイナル・オプション
香港最終指令
(1994)
香港警察特殊部隊<飛虎隊>を主人公に置いたアクションもの。『世界の涯てに』にも出ていた、香港の俳優なのになぜか台詞の大半は英語という(<相手は広東語で喋る。それで通用するところがすごい)ハーフで超濃い顔のマイケル・ウォンが主演してます。彼の転機になった作品だそうですが、アクションものとしては割と面白かったと思う。そうそう、アクションを頑張ってたカルメン・リーもかわいかった。
99 ハード・ロリータ
禁断の果実
アホポルノ映画……ロレッタ・リーが観たかったので恥を忍んで借りたのですが、どうやら評価が高いのはこれじゃなくて三作目の『ファイナル・ロリータ』だったような気がする……いや、もう1本観たのでいいですが。演技派でいい映画にもいろいろ出てるのに、なんでこんなアホポルノに出る気になったんだロレッタ……。そういやたまに彼女のヌード写真集を古本屋で見かけます。日本でも売れてたんだなあ……(確かにスタイルよいですが)
100 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ
天地覇王
(1993)
シリーズ第4作。リンチェイが監督と喧嘩してしまった為、ここから主演も変わる(ついでに監督も違う人に)。主演しているウィン・ツァオも中国武術大会の剣術部門で金メダルをとった人らしいですが、やっぱり最初のリンチェイのイメージが強烈で、前の方がよかったなあ…と思ってしまったり。
101 ポイズン・ガールズ
あぶないカ・ラ・ダ
(1992)
ひたすらチンミー・ヤウ目当てで借りました……(恥ずかしかった)。ちょっとレズっぽいシーンがあったりとか、とにかくきわどいシーンはたくさんありながら、決して脱がない彼女の姿勢に脱帽。あれ、でもこれって日本配給版は、香港版の一番きわどいシーンを削ってあるんだっけか……。
102 シティーハンター
(1993)
ジャッキー・チェンが冴羽僚、香をジョイ・ウォンという気の遠くなるような配役が楽しめます。というか、日本人的には、観ていていたたまれなくなります……しかもヒロインは後藤久美子でした。見所としては、なんの為にいたのかわからない謎のトランプマンをレオン・ライがやっていることと、冴子役のチンミー・ヤウだけは掛け値なしに格好いいことくらいかな……ええと観る必要はありません。というか、観ないほうがいいです……。
103 ワイルド・ブリット
(1990)
一攫千金を夢見てベトナムへ渡る三人の男たちの物語。トニー・レオンとジャッキー・チュンとサイモン・ヤムという面子だけでも(画面が)濃いが、裏切りの続くストーリーは観ていて息苦しくなるくらい。見応えはあります。ジョン・ウー監督。
104 ドラゴン電光石火'98
(1995)
えーっとこれはなんだっけ……『ワンス・アポン〜』の「天地大乱」で敵の役人を演じていたドニー・イェンを目当てで借りたのですが……アクションものでした。以上。<記憶なし
105 アゲイン 明日への誓い
男たちの挽歌V
(1989)
これはちゃんとツイ・ハークが撮って、原題も『英雄本色V』とついてるので、邦題も嘘ではありません……ベトナムを舞台にしたものだけど、もともとの話とはあんまり関係なく……一応ユンファの役は前と同じ「マーク」だけど。アニタ・ムイとの恋愛もので、あとレオン・カーフェイが出てました。今、本を見たら、出演者の欄に「時任三郎」とあって驚いた。どこに出てたんだっけ?
106 フル・ブラッド
(1994)
確かユンファが情報部かなんかの人間で、中国奥地の寺院にいる超能力者の女の子のところに行って、淡い交情が…という話だったよ、確か……冒頭でユンファが普段はアメリカの大学の講師をしているという設定なんだけど、あからさまにアメリカンな金髪の学生がペラペラの中国語を喋っているこの設定の不自然さはなんとかならんのか、と思った覚えがあります(香港映画ではそんなことは気にしてはならない)。超能力者はン・シンリン。もともとが不幸顔な為、ユンファでなくても助け出したくなる雰囲気をかもし出してます。
107 リプレイスメント・キラー
(1998)
これだけは香港映画ではなくアメリカの映画なのですが、チョウ・ユンファが主演で出ているので。相手役の女優はミラ・ソルヴィーノ。とても美人だと思うのですが、アクションを頑張っている彼女のシーンを見て、あまりの掛け声のどすこさに幻滅。香港女優はミスコン出身でもアクションをさせられることが多いのですが、もっと声がきれいだよなーと思ってしまったり。
108 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 外伝
アイアンモンキー
(1993)
フォン・フェイフォンものの外伝。主演(というか、子どもの父親役だね)が第2作「天地大乱」で敵の役人を演じていたドニー・イェンでした。彼のアクションは堪能できます。しかしこの邦題、「アイアンモンキー」はないだろう……確かに漢字で書けば意味は近いかもしれないけどさ………。
109
男たちの挽歌・最終章
(1989)
「男たちの挽歌」と邦題はついているが、例によって何の関係もないという日本配給会社お得意のワザ(原題は『喋血雙雄』)。<監督だけは同じだけどな。殺し屋と刑事の間に通う友情というベタな展開ながら、ユンファと組んでまったくひけをとらない“警官専門役者”ダニー・リーの存在もあり、教会での両手に拳銃を持っての派手な銃撃戦で、日本でもヒットした。最後のシーン、目の見えないヒロイン(サリー・イップ)との構図があまりに救いがなくて強烈でした。
110 不夜城
(1998)
馳星周のヒット作の映画化。なぜこれがここに載っているかというと、監督がリー・チーガイだからです(大好き♪)。冒頭の歌舞伎町の風景をロングスパンで撮った数分間の映像が秀逸。主演の金城武の日本語に字幕をつけてくれ……と思わないでもなかったり。あとは長髪の椎名桔平のうさんくささがインパクトあり過ぎな映画でした。
111 香港デラックス
(1993)
詐欺師のレオン・カーフェイとホステスのカリーナ・ラウの騙し騙しあいのラブストーリーらしいですよ、手元の本によると……本当に観たのか私。それより『愛より早く撃て』を観たような気がするんだけど、手元のメモには記録がないんだ…タイトル間違えてないか自分。<あるいは資料を真剣に読みすぎて、ビデオを観たと勘違いしているかのどっちかだ。
112 BE MY BOY
(1996)
ゲイ映画ですが、丁寧に作ってあって私は好き。香港のゲイ映画と言えば、若手のきれいな俳優をたくさん出してつくった『美少年の恋』(原題「美少年!」<これはあんまりだろう)が有名だが、そういうのではなく、ゲイであることで社会の中で引き受ける不利益だとかをちゃんと描いている映画。俳優も美形はいないしね……ジョージ・ラムにチャン・シウチョン、ン・ジュンユー。私は好きでした。
113 野獣の瞳
(1996)
アーロン・クォックとカルメン・リー(<『妖獣都市』のヒロイン)という、目のデカい、やたら目力のある俳優の為、妙に画面を正視しがたかった記憶があります(笑)。ボクサーもの。ここらへんからどんどんアーロンが筋肉質に、ムキムキに……(遠い目)。
114 kitchen
キッチン
(1997)
吉本ばななの『キッチン』を映画化。ヒロインが富田靖子でした。この映画観てから原作読んだのだけど、舞台が香港になっている分だけ細部は変えてあるけど、非常に原作に忠実に作られている、出来のいい映画。『息子の告発』のイム・ホー監督。恋人役はチャン・シウチョンで彼もよかったけど、母親役(元父親だけど女装する)のロー・カーインが絶品!香港映画は観たことないのという女性にも勧めたい一作。
115 ゴッド・ギャンブラー
賭神伝説
(1996)
ゴッド・ギャンブラーシリーズでチョウ・ユンファが演じていた「賭神」の若き日を描く…という設定の話。ヒロインはアニタ・ユンだっけ?内容は可もなし不可もなし。しかしあんだけよく笑うユンファの青年時代が無表情なレオン・ライだという辺りに無理はないかと思うぞ私は。<笑わなくなるのならわかるけどな。
116 恋する惑星
(1994)
ウォン・カーウァイの代表作の一本だけど、うーん私はあんまり印象なし。フェイ・ウォンはそんなに好きでもないしなあ。主題歌は耳に残るけど。珍しく金髪のかつらをかぶってサングラス姿のブリジット・リンは綺麗だったなあ……というくらい?ところでウォン・カーウァイ、金髪好きですか(『天使の涙』のカレン・モクも金髪に染めてた)。
117 98古惑仔
龍争虎門(未)
(1998)
古惑仔シリーズの本編では最新作(だと思う)。日本では配給されていない為、原語のVCDで観ました。面白かったという記憶はない(<酷)が、白いテーブルクロスに白字で字幕重ねられても読めねぇんだよ!とPCに向かってキレた覚えのある一本(日本の字幕は、ちゃんと白地に縁取りがされているので、背景が白でも読めます……これ見るまで、そんな当たり前のことにも気づかなかったよ)。
118 チャイナ・ドラゴン
(1995)
金城武が主演ですが、多分金城目当てで観たお嬢さんがいたら泣くだろうと思われる超バカ映画。観た私も記憶を抹消したかった……『愛人 ラ・マン』のパロディとかやってたっけ。監督は台湾でバカ映画といえばこの人、のチュー・イェンピン。
119 野獣刑警(未)
(1998)
これも今では日本でビデオ落ちしてるはずです…確か邦題は『ビースト・コップ』だったと思うけど、出たての頃に観たので、私は原語VCDで観てます。出演がアンソニー・ウォンとロイ・チャンだー♪というので観たのですが、『メイド・イン・ホンコン』のサム・リーも出てます。監督はゴードン・チャン。確かこれでアンソニー・ウォンがなんか俳優賞取ったんじゃなかったっけ。結構先物買いでした。でも話はよく覚えてない(笑)。
120 救世神棍(未)
(1995)
大好きなリー・チーガイの日本で出ていない映画というので買ったのでした…ヘンな映画。チャン・シウチョンが主演で、不思議な青年が救世主になるとかそんな話だった気がします…。
121 ハイリスク
(1995)
確か、リー・リンチェイが主演でした……あと記憶なし。と思ったけど、テレビのレポーター役のチンミー・ヤウが蛇と闘ってたのを見て、美人女優なのに気の毒に…と思ったことを思い出しました。
122 フルムーン・イン・ニューヨーク
(1990)
シルヴィア・チャンが出てたなあ……というのは確かなんですが、多分チョウ・ユンファとのラブストーリーものだったような気がします、多分。あんまり記憶がないのですが、配役と監督見る限り、はずれだったはずはない、はず<覚えてないけど…。
123 カジノ・タイクーンU
(1992)
前作に引き続き実録ものなので、時間が経つとちゃんとみんな老けメイクになるのです……アンディの親友を演じるアレックス・マンがよかったような気がする<『愛と復讐の挽歌』を観たあとだとすごく違和感。
124 ワンダー・レディ
(1994)
アホアクション映画です。チョン・マンは化粧が濃いけど美人でした。以上。
125 ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ
烈火風雲
(1993)
ツイ・ハークと決裂して『ラスト・アポン〜』のフォン・フェイフォン役を降りたリンチェイに目をつけてバリー・ウォンが撮った、バカ映画。さすがバリー・ウォン、儲かるところには目を外しません。が、ツイ・ハークとバリー・ウォンの区別がついていない日本人が「おっ、フォン・フェイフォンものの続きが出てる〜」とうっかり借りてしまうと愕然とすることは間違いない、バカ映画。
126 ミシェル・ヨーのスタント・ウーマン
〜夢の破片〜
(1996)
ミス・マレーシア二年連続グランプリとの謎の経歴を持つ(<前年度のグランプリが出場できるのかが最大の謎だ)ミシェル・ヨー主演の映画。ミスコン出身なのにアクションが上手いことで有名な女優ですが(ボンド・ガールもやったし)、これはスターの影でスタントをやるうだつのあがらない女性を主人公にしたもの。監督がアン・ホイという丁寧な映画作りが評価されている女性監督なので、そう荒唐無稽でなくてよかったと記憶しています。
127 楽園のかなたに
(1992)
これは香港じゃなくて台湾の映画でした。舞台稽古に行ったら、そこの場所がダブルブッキングされていて別の劇団がいて、しょうがないから場所を半分ずつ使って別々の芝居をやり始めるうちに、話が混ざっちゃって……とかいう話じゃなかったっけ?ブリジット・リンが出てました。
128 ロンゲストナイト
(1998)
ジョニー・トー監督だけあって、暗い画面の美しさはよいです。トニー・レオンとラウ・チンワンという濃い顔した二人の不条理劇……違うの?私にストーリーが理解できていないのか、どうしてもそんな印象が否めません。
129 インペリアル・パレス
(1996)
これは香港ではなく中国本土の作品。社会派の素材を取り上げる監督なのだそうで、これはゲイ映画でした……公園にある派出所にいる警官と、彼が取り締まったゲイの青年の話。映像はきれいでした、確か。でも観ているとテンションの下がる話でした……。
130 夢翔る人 色情男女
(1996)
ポルノ映画を撮影する現場の話。レスリー・チャンが主演で、一部作中のビデオの監督も彼がやってます。コネで現場に連れてこられた頭の中身の軽そうな女の子が、現場で他の人たちと話していくうちに、ちゃんとした“女優”になっていき、映画が完成するまでのお話なんですが、ここでのスー・チーが超かわいい。彼女の出世作。香港のポルノはいくつか観て、どっちかっていうとげんなりする方が多いのですが、この作中のポルノならぜひ見てみたいと思わせるようないい映画です。編劇がイー・トンシンというので観たのですが、やっぱりはずれませんでした。
131 暗黒街
若き英雄伝説
(1997)
馬永貞という暗黒街の実録もの、なのかなあ…。金城武主演ですが、競演のユン・ピョウの方が私には格好よく見えました。バカ映画というわけではないのですが、確か割と軽いノリだったのではないかと。ヒロインは『恋する惑星』でトニー・レオンの恋人のスチュワーデス役をやっていたチャウ・カーリン。前はそんなに美人だとは思えなかったけど、こっちは前よりよかった気がします。
132 玉蒲團二之玉女心経
(1996)
日本でビデオが出てるので字幕付で観たはずなんだけど、邦題が思い出せません……多分『SEX&禅』の第二作扱いだったと思うんだけど……ロレッタ・リー主演のバカポルノです。チョイ・カムコンが大変濃いです。その後、いくつもの女優賞をとり、日本でもコカコーラの烏龍茶のCMに出ていたスー・チーですが、香港に来て最初の映画はこれでした。本当によかったなあ浮上できて……(遠い目)。観る者を心底脱力させるバカポルノでした…出来としては一作目の方がいいらしいですが、私は未見。
133 フライング・バトル
(1993)
一時流行った武侠片のひとつ。賞金稼ぎのレオン・カーフェイとジミー・リン(アイドル顔…最近見ないな)が、同業のチャン・マンとグロリア・イップ(日香合作の『孔雀王』でアシュラをやってたアイドルの女の子)と組んで、大泥棒のジャッキー・チュンとマギー・チャンの夫婦を狙うという、なんだか配役を観た瞬間に展開が読めそうな一本。ワイヤー・ワークだけは派手ですが、バカ映画です。組み合わせとしては、ジャッキーとマギーの夫婦がなかなかよかったような気がします。<歯をむいて熱演してました。
134 チャイナ・フィナーレ
清朝 最後の宦官
(1988)
モク・シウチョン(<『ワンス・アポン〜』で2作目からフェイフォンの一番弟子やってる人)主演の宦官もの。貧しさから宦官になったものの、清朝の瓦解と同時に外に放り出され、かつて好きだった女性と再会するも周囲から好奇の視線にさらされ……ラスト・シーンで彼女を守る為に彼が捨て身でさらしものとなるところが、決して格好よくはないんだけど、印象的でした。いい映画です。主人公によき助言者となるサモハン・キンポーもよかった。主題歌をアンディが歌ってて、ちょい役でいいところをとってます。
135 ポートランド・ストリート・ブルース
(1998)
邦題にされると何がなにやらわからないけど、原題は『古惑仔情義篇之洪興十三妹』……古惑仔シリーズの番外編で、ただ一人の女幹部、サンドラ・ン演じるところの十三妹の物語なのでした。恋人がクリスティー・ヨン演じる女性とのことで、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上演されたのでそこで観ました。が、来てたのは主催者の意図に反して香港映画マニアが大半だった……(4人で麻雀してる俳優の顔ぶれが映っただけで場内が爆笑するんだもの)。サンドラとクリスティーの好演もさることながら、一度は身を落としながらも最後に復讐を遂げるスー・チーの、落魄したときと復活した時の落差が見事で、主役二人をくってました。ところで私はこの日、スタッフに「See you tomorrow♪」と挨拶されました……その日の私の格好は臙脂のジーンズにスキンヘッドの男がコマ送りになってるフィルムをプリントしたTシャツ、ショートカット……違うんだ私は今日は香港映画を観に来ただけなんだ、観たかったのがたまたまレズ映画だっただけなんだ!明日は来ないから!(<強く主張)
136 ドラゴンファミリー
復讐・血の掟
(1988)
タイトルそのままにわかりやすいヤクザ映画です。部下の裏切りにあってボスである父親を殺されたアンディとモク・シウチョンが、父の友人であるアラン・タムの手を借りて復讐するという……んーなんか顔の派手な面子だな……あまりにわかりやすい展開過ぎてまったく覚えてません。とにかくアンディ目当てで観たことだけは確かなんだけど。
137 野獣たちの掟
(1987)
ティ・ロンとトニー・レオンの別々の強盗が偶然に同じ銀行を襲い、パニックになる人質、強行的に解決しようとする警察という三者の思惑が絡み合う銀行強盗もの。監督がイー・トンシン。古い映画なので、映像の泥くささは否めませんが、ストーリーとしては緊迫感があって面白かった。
138 ブラック・マスク
(1996)
どっちもリー・リンチェイの主演でした。でもあんまりどっちも記憶がないのです。『黒侠』は正義の味方もので、『殺手之王』が殺し屋ものだけど誰かをかばって守る側に回る話、だったような気がします……ゴメンよく覚えてません。
139 ヒットマン
(1998)
140 九龍大捜査線
(1994)
ええと、刑事役でティ・ロンが出てました。確か出来は悪くなかったと思うのですが、それ以外何も思い出せません……。
141 マッドモンク
魔界ドラゴンファイター
(1993)
チャウ・シンチー目当てで観た一本。天界で他の神々と賭けをしたシンチーが、地上に降りて乞食と娼婦と大泥棒を善人に変えられるかという話……なのですが、乞食のアンソニー・ウォンの小汚さしか記憶になく、結末を思い出せないのでした。ついでに娼婦役はマギー・チャンでした。
142 パラダイス!
(1997)
金城武主演の映画。奇妙な画面の暗さが印象的な映画でした。相手役の美人なのに妙に悲観的で暗いエキセントリックなヒロインをカルメン・リーが好演してました。画面はよかったなあと思ったら、プロデュースがジョニー・トーでした。なるほど。
143 ラスト・ブラッド
修羅を追え
(1991)
アラン・タムとアンディ・ラウとエリック・ツァン。と配役を並べただけで、なんとなくバカ映画だと予想がついてしまうのですが、テロによって護衛している要人がケガした刑事(アラン・タム)と、恋人が瀕死の青年(アンディ)が、特殊な型の血液を追って手を組むというアクションもの。敢えて観ることはないな…。
144 ホールド・ミー・タイト 自らがゲイであるスタンリー・クワン監督が撮った、ある一人の男を取り巻く男や女たちの世界。愛憎の中で死んだ彼の妻とそっくりな女。チンミー・ヤウがこの役を好演して香港アカデミー賞の助演女優賞候補に……というわけでわざわざがらがらの新宿の映画館まで観に行きましたさ。風采のあがらない片恋のゲイをエリック・ツァンが演じてました(香港の発展場…)。やっぱり映画は、脚本も監督も大事だけど、俳優の実力ってあるよね!と思わされる一本。
145 グリーン・ディスティニー 学生時代の男友達が「香港映画っつったらはるか(仮名)でしょ」と試写会に誘ってくれたので、大画面で観ました。そうでもなきゃ滅多に大画面で香港映画って観ないからなあ……。二組の男女のうち、若手のカップルは、これでデビュー&ブレイクしたチャン・ツィイーと、確か相手役が台湾のチャン・チェンでした(<ハンサム)。が、それよりもアダルトカップルの方が断然素敵。チョウ・ユンファとミシェル・リーの剣豪カップル、ミシェルは若い頃はそんなに綺麗だとも思わなかったけど、この映画はよかった。ユンファとミシェルの周囲に流れるゆったりとした雰囲気がいい。年を重ねてきれいに見えるというのは格好いいなあと思わされた一本でした。監督がアン・リー、定評のある女性監督です。古装片観るならオススメの一本。
146 東京攻略 イーキン・チェンとケリー・チャンとトニー・レオン。東京を舞台にしているので、仲村トオルも出てます。特殊任務についている軍人(だよね確か?)のトニー・レオンの力の抜けっぷりがたまりません。そして彼が連れている女の子の中に、よく見ると遠藤久美子とかいろいろメジャーな子も(柴崎コウがいなかったっけ?気のせい?)東京を舞台にした香港映画はたいていの場合、微妙で見ていていたたまれません、という映画の例。でもトニーとイーキンは楽しそうだったなあ……。
147 メイド・イン・ホンコン アンディが『天と地』で潰してしまった天幕という映画会社が復活したあとに撮った映画。アンディは出演せず、プロデュースのみ。電気工をしていたサム・リーという青年を監督のフルーツ・チャンが連れてきて撮った映画が大ヒットしたもの。中国への返還直前の香港で、移住することもできず不安と閉塞感に苛まれる少年たちを描いたとされているもので、役者が素人くさいだけに余計にリアルに見える。サム・リーはそのあと売れましたね。<日本で『ピンポン』にも出てた。
148 英雄
〜HERO〜
秦の始皇帝を狙う暗殺者と、彼が倒してきた剣豪たちの物語。映像の美しさは掛け値なしです。そして役者の使い方も豪華……えええっ、ドニー・イェンて出番こんだけなの!?という香港映画ファンにはびっくりの使い捨てっぷり……。主役はリンチェイのはずながら、美味しいところをさらったのは、トニー・レオンとマギー・チャンの剣豪カップルでしょう。彼らの物語は、語る人ごとに色彩を変え、チャン・ツィイーがアクションを見せる赤の話は本当に綺麗でした……でもこの話って、一番ドリーマーなのは始皇帝だよね?(と誰もが言う)。始皇帝やってた役者さんは本土の人らしくて知らなかったのですが、渋くて格好よかったです。
149 インファナル・アフェア アンディとトニー主演というので観たのですが、久々にというか香港映画観た中では私のベストかも。だいたい脚本がハリウッドに売れるなど、大半が役者の顔で売ってるアイドル映画に近い香港映画界ではあり得ん!と断言したい。それだけよくできた、緊迫感のある話。アンディ・ラウ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァンと香港映画界でも主演・助演男優賞のベテランを揃えたところもよし。が、これ、18歳で警察学校入ってそこから10年ってことは、アンディとトニーは30歳前って設定なんだよね、よく考えると……(二人とも40代前半)。そして警視役のアンソニー・ウォンは、実はアンディより1歳下、トニーと同じ年なのでした…貫禄あり過ぎです。が、この映画で私はアンソニー・ウォンに惚れなおしました。前から好きだったんだけど。いろんな人に見て欲しい映画。
150 ヒーロー・ネバー・ダイ レオン・ライとラウ・チンワン主演のノワールもの。ビデオパッケージには渡辺満里奈の絶賛コメントがついてましたが……そうか?上層部に裏切られて殺されかけ、その為にかばってくれた恋人を殺されたり大怪我をさせられたりした二人の男が復讐をもくろむという話なのですが……足が使えなくなった為にカラコロの台車を改良して敵を追うラウ・チンワンが……笑っちゃいけないとは思いつつ、つい……。でも女の子たちが熱演でした。
151 暗戦
デッド・エンド
100本以上出ているにも関わらず、長いこと賞をとり逃がしていたアンディ・ラウがついに主演男優賞の輝いた、ジョニー・トー監督の作品。父親を騙した復讐の為に変装を駆使して敵を狙う、不治の病に侵された殺し屋(アンディ・ラウ)と、それを追う警部(ラウ・チンワン)。仕事が出来すぎて左遷されて無能な上司に翻弄されるチンワンがいい味出してます。あとはアンディと出会う女性との関係がいいな。あっさりとしていて、多分ハリウッド映画ではあり得ないでしょうこの描き方は(笑)。
152 ジェネックス・コップ 出演がニコラス・ツェーとサム・リーと……あと誰だっけ(<酷)。とにかく旧来の警察官の型にはまらない新人類の三人が活躍する警察もの。メイキングを観ると、がんばってるなあという気になれます。が、どうしても80年代後半から90年代の香港映画を観て育った身には「世代が違う」という気持ちに……あと敵役でダニエル・ウーが出てます。
153 ザ・ミッション
非情の掟
出演者がアンソニー・ウォンにロイ・チョン、ン・ジュンユーにサイモン・ヤム(<あと二人、名前忘れた…)と、香港のノワール映画を観てるととにかく悪役が多い演技派の人たちばかりを集めて撮った、私の為に撮ってくれた映画としか思えない一本。ありがとうジョニー・トー監督。敵対する組織に狙われたボスの護衛として、一度は組織を抜けた元マフィアたちが、チームを組んで護衛に当たるという話。雑誌でも紹介されてるの見たなあ、日本でも名前がよく知られているような派手なスターは出ていないけど、私は気に入ってます。
154 少林サッカー これが日本でヒットする日が来るとは……映画館で妙に感慨深かった。これ見て「なんじゃこりゃあ!」と怒る人には、大半の香港映画は観られないでしょう。中国の国家的アイドル、ヴィッキー・チャオをここまでブサイクなメイクにするか!と雑誌には書かれていたが、それを言うなら『食神』のカレン・モクのブサイクっぷりが上でした。<顔歪んでるし。ラストのバカバカしさが好きです。
155 ドリフト なんだっけ……わりと最近観たんだけど。あ、確かイーキン・チェンが主演でした。そうそう、それでアンソニー・ウォンを目当てで借りたんだった、思い出しました。借金のカタに集めた人材で警備会社を作るという起死回生のアイディアをうちだした社長と、その下に集まる警備員たちの話。社長役のアンソニー・ウォンがちょっといい役でした。<好き♪
156 金城武の死角都市・香港 夜中にTVでやってたので観たのですが、これこそ詐欺もいいとこだよなあこの邦題……確かに金城武は出てるのですが、一番の主役はサモ・ハン・キンポー、次点はユン・ピョウです。金城は三番目。金城はイギリス帰りのエリート刑事という設定ながら、着任挨拶がなぜか窓を蹴り破って登場、机の上に降り立ったあたりで気が遠くなったので、結末はよく覚えてません。今でもビデオレンタル行くと、タイトルのせいで「金城武コーナー」におかれております。
157 Needing You ええっ、ノワールものばっかり撮ってるジョニー・トーがこんなのも撮るの?という、典型的なラブ・ストーリーもの。有能なエリート(アンディ・ラウ)と、その部下に配属されたエキセントリックな女の子(サミー・チェン)のラブ・ストーリー。結構情けない役柄ではあるのですが、最近の映画の中では、かなりアンディが格好よく映っている映画だと思う……なんだろう、髪型のせいかしら。『逃避行』のあからさまなパロディがあるので、そっちを知っていると失笑できる。
158 重装警察 これも飛虎隊だったかな?とにかく組織犯罪対策の武装警察を舞台とした話。新人の女性を迎えてギクシャクする捜査チームの一方で、潜入捜査官として後遺症が残るほどのケガを追いながらなんの補償もなく放り出された同期への上層部の扱いに憤慨して、彼の手術費用の為に強盗に手を染めていく元警察官たちとの対決が主軸。いまだに『美少年の恋』の印象が抜けないダニエル・ウーがいつの間にかチームのリーダーを務めるくらいになっているのに驚いたが(<アクションものの主演が多いので、顔が精悍になってる……好みの顔です)、元警察官側のリーダーがアレックス・トーだったのにさらにびっくり。昔私が観ていた頃は彼、ドレッド頭だったのでその印象がぬけなくて……<そりゃドレッドの警察官はいないだろうから普通の髪型してるのが当たり前なんですが。
159 クローサー スー・チーと『少林サッカー』のヒロインをやったヴィッキー・チャオが職業的暗殺者の姉妹役、それを追う天才プロファイラーがカレン・モクという、とにかく女性が主役な1本。うーんと、『ミッション・インポッシブル』の女性版だと思えばいいかな。スタイルいい女の子たちのアクションは楽しいです。この邦題の意味は不明。なんでこんなタイトルなんだろ。
160 決戦・紫禁城 イーキン・チェンとアンディ・ラウが主演の、古龍の世界を下敷きにした古装片(時代劇)です。ワイヤーワークを多用しまくり、最近珍しいくらいのストレートな古装片。王族でありながら武に生きるアンディに片恋をする公主役のヴィッキー・チャオは、中国本土でブレイクしたのが時代モノの皇女様役のドラマ(確か『還珠格々』というドラマ<見てないけど)というだけあって、衣装も似合っててかわいい!しかし原作は何冊か読んだことあるけど、こんな話ではなかったと思う…絶対。
161 中華英雄 イーキン・チェンが主演というので見せてもらった一本。香港の有名な漫画が原作なんだそうです。でもなんか……なんか微妙にヘタレっぽい気がするのは私の思い過ごしですか…。イーキン・チェンの息子役がニコラス・ツェーってのもちょっと無理があるが、その母親役がクリスティー・ヨンてのもさらに無理が。なんとコメントしていいのかわからないまま、エンドクレジットを迎えてしまいました……。
162 恋のトラブルメーカー
(1992)
チョウ・ユンファとドゥドゥ・チェンの農村を舞台にしたのんびりしたラブ・ストーリー。目当てはユンファの一番の弟分、デビューして間もない頃のアンソニー・ウォンです。うっわー細いーかわいいー(<壊)。話としてもかなりなごみます。奇抜なドゥドゥの衣装も見ものです。でもやっぱりイヌは食うんですか……ダックスフントでも……。しかしアンソニー・ウォンってばこれと同じ年に『ハードボイルド』をユンファと共演でとってるんだよね……なんだあの貫禄は…。
163 電影行動1:99
(2003)
SARSに負けるな香港!というわけで、香港の有名どころの監督・俳優がノーギャラでとったプロモーションフィルムを集めたもの。監督もキャストも超豪華。1本1分少々と短くて、TVでCMの合間に流れていたらしい。さすが本編13分、特典60分というだけのことはある……監督の中には懐かしい名前もあったりして、古いファンには嬉しい限りです。目当てはアンソニー・ウォンが小さい子どもと優しい父親役を演じている「飛行的家族」だったのだけど(これもよかった♪)、出来はトニー・レオンが主演、監督ピーター・チャンというのが映像も綺麗でベスト。それぞれ監督の個性がよく出ていて、香港映画ファンには楽しめます。…そうじゃなかったら楽しくないと思う、多分。メイキングの子どもが超かわいい!
164 フルタイム・キラー 6年くらい前からアンディ・ラウと反町隆が競演するという話があったのだけど、長らく頓挫したりでようやく完成した映画。ジョニー・トー監督というので観に行ったのだが……別に敢えて行くほどのことはなかったかも(<酷)。伝説の殺し屋とそれを付けねらう新進気鋭の殺し屋……って、アンディの方が新人かよ!というツッコミは別にして、爆破シーンなどは派手ですが、どっちかっていうとこのアンディ、キ●ガイとしか…。そして反町が出ているせいか、無闇やたらと日本語の台詞が多いのですが、キャストには日本語喋れるだけじゃなくて、演技力もある人を連れてきてください……そしてアンディの日本語には字幕を!日本語の台詞は、台湾人だというヒロインが一番上手かったかなあ…(<反町の立場は?)。彼らを追う刑事ラウ・チンワンの怒涛の転落っぷりは強烈。ラストの対決はあっけない気がしますが、花火工場での銃撃戦はすごかった。綺麗でした。さすがに火薬使わせたら香港映画は一流です。これを見慣れるとハリウッドなんか火薬足らんよ!という気にさせられます……。
165 裏街の聖者
(1995)
私の好きなリー・チーガイ監督の映画というのでDVD買ってみました……ちと微妙。原作は『ドクター・マック』という日本の漫画らしいですが、未読。トニー・レオンが天才町医師の役なのですが、天才に見えない辺りが致命的かと(<禁句。類似品にアンディ・ラウが天才科学者役の『アルマゲドン』等)。しかし嫌味な有名外科医役のアレックス・トーと、どんくさい新人医師役のアンディ・ホイははまり役かと。「眉毛で俺だとバレる」潜入捜査官役がラウ・チンワンというネタには失笑(ほんとに眉毛濃いな!)しかしクリスティー・チョン、若い頃は(好きな女優じゃないけど)ほんとかわいかったんだよ……化粧濃くなっちゃって……(落涙)。
166 LOVERS 謀
(2004)
チャン・イーモウ監督で、チャン・ツィイー(中国)、アンディ・ラウ(香港)、金城武(台湾)という珍しいキャスト。しかしなんで原題が『十面埋伏』で邦題がこれなんですか。画面の色彩の鮮やかさとしては『英雄 HERO』の方が上かなあ。しかし冒頭の妓楼でのツィイーの美しさと踊りだけでも金払って映画館で見た価値はあると思う。とにかく金城はダメっ子、アンディはヘタレ大将、チャン・ツィイーがひたすらに男前。もうアンディのダメダメぶりに失笑……「俺なんか一睡もしてないんだ!」と逆ギレした瞬間には「雪印の社長か!」とつっこんでしまいました………男としては、アンディより金城の方が(まだ)上だよね……。
167 インファナル・アフェア
無間序曲
(2003)
無事二作目が公開されてめでたい話です。アンディとトニーはでないけど、若手のショーン・ユーとエディソン・チャンが頑張ってました。ヒットしてからたった1年で三作目まで公開される辺りが香港映画の底力と言うべきか(苦笑)。<早いよ。
前作だけでも完結しているけど、11年前のこの人間関係を踏まえて前作を思い出すと、さらに怖い。大きな音がするたびに人が死んでいくのも怖い。ハリウッドで映画化という話があるけど、この続編を見ると、これはやっぱりアジアの文化に根ざした話だと思う。三作目の公開が楽しみです。
168 インファナル・アフェア
終極無間
(2003)
無間道シリーズ三部作完結編。「すべての謎がいま明らかに」とありましたが、私のなかで謎は深まるばかりです……とりあえずトニーとアンディとあと男しか映ってないポスターの「その愛は終わらない。」って誰の愛だよ、とか(<それだけじゃないですが)。しかし同じ年の映画賞をシリーズ2作目と3作目が争う辺り、さすが香港映画です。撮るの早過ぎ。
過去と現在が同じ画面で自在に交錯するので、前の話をきちんと観ていないとわからなくなるかも。そして覚えていればいるほど、展開が怖いです。本土から来たヤクザ屋さんなど、キャラクターが増えて謎は深まるばかり……彼は『HERO』で始皇帝役だった方ですが、今回はやたらキザなおじさんでした。レオン・ライ(<「眼鏡っこなのに存在感薄い」とか言われてるし彼)との関係が見もの。
169 ベルベット・レイン
(2005)
アンディとジャッキー・チュン、ショーン・ユーとエディソン・チャンと豪華メンバー。脇はエリック・ツァンだしね。なによりノスタルジックな色合いの映像が美しい。監督の黄精甫(ウォン・ジンポー)はメジャーデビュー初めてというくらいの新人だそうですが、撮り方も面白くて、次回以降が楽しみです。黒社会のボスと人望の薄い冷酷な弟分、ヤクザとしてのしあがろうとするチンピラの青年二人。彼ら二人の運命が大雨の夜に交錯するというストーリーなのですが、よくできてたと思います。でもラストの雨のシーンの大人ふたりは「化け物かこいつら」と思いました……。
170 頭文字(イニシャル)D
(2005)
ヒロインが鈴木杏のせいか、やたら字幕版が少なくて、泣く泣く吹替え版で観ました。父親役のアンソニー・ウォンのおっさんくさい声がとても納得がいきません。言わずと知れた伝説の走り屋漫画の映像化。原作は知らんけど、ジェイ・チョウ、ショーン・ユーにエディソン・チャンと揃えただけで画面が華やかです(笑)。小春にケニー・Bまで出てるし。しかも車、CGなしだもんな。さすが香港……そして父親のダメっぷりを観ただけで定価払った価値は個人的にあります。彼のダメっぷりを広東語で観るためだけに、DVD買う気満々です。香港でDVD買ってくりゃよかった!もーなんとでも言え。
171 ブレイキング・ニュース
(2004)
強盗に命乞いをする警察官の映像がTVに流れてしまったために警察の威信が失墜、それを回復するために女性警視のケリー・チャンが強盗犯逮捕をショーとしてメディアに提供することを意図。しかし現場の警部補は言うことを聞かず、現場の状況は交錯。ジョニー・トー監督だけあってメディア向けの情報操作も面白いし、真面目な警部補のニック・チャン、珍しく悪党な役(でも奇妙な愛嬌)のリッチー・レンもよかったですが、なによりも銃撃戦が凄い。強盗犯が肩の上にかついでるのは、ランチャーとか言うものでは……建物の中でパイナップル(手榴弾)投げるのもどうかと……これを観てしまうと、ハリウッド映画なんて火薬足りないっていうか、爆発がそらぞらしいんだよね!
172 愛と死の間で
(2005)
アンディ・ラウ主演。チャーリー・ヤンは久々に観たなぁ。愛する妻を多忙な仕事の間に事故で死なせた外科医のコウは、救護隊の一員としておそろしく時間に几帳面で単調な生活を送るようになったが、ある夜出会った余命幾ばくもない女性が、妻の心臓が移植された相手だと知る……という粗筋だけ聞いたら絶対泣きそうな映画なのですが、あまりの脚本の不自然さに気持ちよく泣こうと持ってきたのにやり場のない大判のハンカチをにぎりしめてふるふると震えてしまいました。。。誰かつっこめよこの脚本!誰だよこれ書いたの!
173 無間笑 
インファナル・アンフェア

(2004)
『無間道 インファナル・アフェア』の完全パロディ。監督はやっぱりの王晶(バリー・ウォン)。元のシリーズ三作と同じ場所、同じ音楽を使ってよくもまぁこれだけバカ映画を……というか同じ音楽はいいのか??著作権はないのか?……ないのかもな、香港だしね。元のキャストとかぶって出演しているのもたまりません。こんだけのバカ映画に真面目に出るショーン・ユーが大好きです(ハンサムなのにねぇ)。ちょこちょこと香港俳優のネタや昔の映画のパロディがあるので、知っているとさらに楽しいです。特に二丁拳銃+無駄に白鳩が飛ぶところには私大喜びしました。バカ映画に耐性のある『無間道』シリーズを観た人なら、この凝りっぷりには観る価値あるかも。ちなみに原題は『精装追女仔2004』……『無間笑(むかんしょう)』というタイトルをつけた日本の配給業者もいい性格です。。。