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小児科・病院シリーズ
vol.37「子どもの目が赤いときっ     て、どんな病気があるの?(その2)」
vol.36「子どもの目が赤いときっ     て、どんな病気があるの?    (その1)」
vol.33 怪我の処置はどうする      の?(その2)
vol.31 (耳が痛い!」の主な原      因(その2)
vol.30 (耳が痛い!」の主な原      因(その1)
vol.29 なかな聞けない婦人科      の悩み
vol.27 無害性心雑音とは?
vol.26 喘息様気管支炎につい     て
vol.25 3歳になったのにオムツ           が取れません
vol.24 何をしても泣き止みませ     ん
vol.23 子どもの指しゃぶり
vol.22 頭部打撲
vol.21 子どものやけど
 
 
かおりんの和菓子大好き
 ふっちいのおたすけ
レシピ
  びぃ〜んずStyle
 我家の危険地帯
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 vol.36 「子どもの目が赤いときって、どんな病気があるの?(その2)」
 
  蔵田眼科クリニック 院長 蔵田 善規先生
 
 PROFILE
YOSINORI KURATA
 

昭和59年 福岡大学医学部卒業
昭和59年〜平成5年 福岡大学眼科平成5年〜平成11年 福岡和白病院眼科部長
平成11年〜医療法人蔵田眼科クリニック 院長

一般的眼科診療を行っています。毎週水曜日の午後は、
白内障の日帰り手術をしています。去年よりオルソケラトロジーも始めました。
趣味:スキューバダイビング   



  日常の診療で、子どもさんの症状として多いのは、目が赤くなったということです。この目が赤くなった時にどのような病気があるのか、ここに簡単ではありますが、説明したいと思います。
 黒目(角膜)のまわりの白い部分を結膜といいますが、目が赤いということは、この結膜が赤くなっている状態です。結膜が赤い時は、出血している場合と、結膜の血管が拡張している場合、すなわち、充血している場合があります。
 出血の場合(結膜下出血)は、子どもさんでは、けがが多く、自分の指やおもちゃで結膜を傷つけたり、他人から結膜を傷つけられたことが原因です。この場合、結膜になんらかの傷があればそれなりの治療をしますが、黒目に傷がないかなど、眼科で診てもらう必要があります。その際、目を傷つけた状況をお母さんから説明して頂ければ診察の参考になります。
 次に充血によって結膜が赤くなった場合ですが、これには、いろいろな目の病気が考えられます。そのおもな病気は、・結膜炎、・逆まつげ(睫毛内反症)、・先天性鼻涙管閉塞症、・先天性緑内障などです。これらの病気の違いを、お母さん方が見分けるのは無理で、これは、我々眼科医の役目です。それらの病気についてここに説明したいと思いますが、詳細は、かかりつけの眼科の先生にお尋ねください。
 前回のびぃ〜んずきっずVol・36で、(1)結膜炎、(2)逆まつげ(睫毛内反症)についてお話しました。今回は、(3)先天性鼻涙管閉塞症、(4)先天性緑内障についてお話しします。
 (3)先天性鼻涙管閉塞症:涙は、目の表面を潤したあと、「涙のう」というところに入って、鼻に排出されます。涙が「涙のう」から鼻に流れて行く管を「鼻涙管」といい、この管が生まれつきふさがることが、先天性鼻涙管閉塞症です。涙の鼻への流れが悪く、「涙のう」に膿み(うみ)がたまって、目の方に逆流します。目は充血し、ひどい目やにがでます。鼻涙管閉塞は、多くは自然に治ります。生後三ヶ月を過ぎても目やにが続くようなら、ブジー(針金のようなもの)で、鼻涙管を通すことがあります。
 (4)先天性緑内障:緑内障は、目の中の水の流れが悪く、眼圧が上がって、視神経がいたむ病気です。先天性緑内障は、生まれつき目の中の水の流れが悪く、成長期のため、眼圧が上がるというよりは、黒目(角膜)が大きくなっていきます。この時、目が充血し、涙や目やにが多く出て、光をまぶしがったりします。まれな病気ですが、治療が遅れると失明します。

 vol.36「子どもの目が赤いときって、どんな病気があるの?(その1)」
  蔵田眼科クリニック 院長 蔵田 善規先生
 
 PROFILE
YOSINORI KURATA
 

昭和59年 福岡大学医学部卒業
昭和59年〜平成5年 福岡大学眼科平成5年〜平成11年 福岡和白病院眼科部長
平成11年〜医療法人蔵田眼科クリニック 院長

一般的眼科診療を行っています。毎週水曜日の午後は、
白内障の日帰り手術をしています。去年よりオルソケラトロジーも始めました。
趣味:スキューバダイビング   



  日常の診療で、子どもさんの症状として多いのは、目が赤くなったということです。この目が赤くなった時にどのような病気があるのか、ここに簡単ではありますが、説明したいと思います。
 黒目(角膜)のまわりの白い部分を結膜といいますが、目が赤いということは、この結膜が赤くなっている状態です。結膜が赤い時は、出血している場合と、結膜の血管が拡張している場合、すなわち、充血している場合があります。
 出血の場合(結膜下出血)は、子どもさんでは、けがが多く、自分の指やおもちゃで結膜を傷つけたり、他人から結膜を傷つけられたことが原因です。この場合、結膜になんらかの傷があればそれなりの治療をしますが、黒目に傷がないかなど、眼科で診てもらう必要があります。その際、目を傷つけた状況をお母さんから説明して頂ければ診察の参考になります。
 次に充血によって結膜が赤くなった場合ですが、これには、いろいろな目の病気が考えられます。そのおもな病気は、・結膜炎、・逆まつげ(睫毛内反症)、・先天性鼻涙管閉塞症、・先天性緑内障などです。これらの病気の違いを、お母さん方が見分けるのは無理で、これは、我々眼科医の役目です。それらの病気についてここに説明したいと思いますが、詳細は、かかりつけの眼科の先生にお尋ねください。
 ・結膜炎:これは、結膜が充血し、目やにや涙がでて、子どもが目をこすったり、かゆがったりします。結膜炎には、細菌による細菌性、花粉やほこりなどによるアレルギー性、ウイルスによるウイルス性があります。このウイルス性の結膜炎は、ほかの人にうつすので、はやり目ともいいます。それぞれに治療法に違いがあるので、眼科の先生
に診てもらい指導してもらいましょう。
 ・逆まつげ:これは、まぶたが内側に曲がっているために、まつげが眼球のほうを向いている状態です。まつげが、結膜や角膜にふれて刺激するため、充血がおこり、涙や目やにが出たりします。治療は、手術がありますが、成長とともに自然に治ることも多く、眼科で経過を診てもらいましょう。

次回は、・先天性鼻涙管閉塞症、・先天性緑内障についてお話します。
 vol.33
vol.31
vol.31
vol.30

vol.29
vol.27無害性心雑音とは?
いのうえこどもクリニック 井上 和彦さん
profile
平成元年宮崎医科大学(現宮崎大学)医学部医学科卒業後、九州各地の小児科病棟を歴任し、平成7年九州大学医学部付属病院小児科医師として勤務。平成12年大分県立病院新生児科副部長を退職後、現在に至る。小児循環器専門。平成18年5月に大野城市山田に『いのうえこどもクリニック』を開院。先天性心臓病のお子様も対応。確かなスタッフ人に自身あり、すでに地域のホームドクターとしてご活躍中。
福岡県大野城市山田2丁目2-25
      TEL 092-588-6070
        FAX 092-588-6071
 e-mail;inouekazuhiko@nifty.com

お母さん方は、お医者さんに心雑音がありますね。といわれるとかなりドキッとして『うちの子の命は大丈夫かしら』と思われるかもしれませんが、心雑音のほとんどは無害性心雑音です。今回はこれについてご説明いたします。
 心臓には4つの部屋がありその出口には弁があります。大きくは2種類で房室弁(心房と心室の間の弁)と半月弁(心室から肺動脈・大動脈への出口の弁)です。この弁の閉じる音が心音で房室弁の閉じる音が・音、半月弁の閉じる音が・音です。その間を収縮期(・音から・音の間で心臓が収縮している時期)と拡張期(・音から・音の間で心臓が拡張している時期)といいます。この間の時期に聴こえるのが心雑音です。無害性心雑音は、収縮期の雑音か収縮期・拡張期に関係のない連続性雑音です。それでは、その種類ですが一般に年齢で特徴があります。
■新生児期(生後28日まで)
 『末梢性肺動脈狭窄症』いかにも心臓病という名前ですが、これは正常と考えてよいものです。胎児期に使用されてなかった肺動脈分枝に血液が流れ相対的に狭窄が生じ雑音が出現します。たいがい肺血管が成長して6か月頃には消失します。

■乳幼児期(1ヶ月から就学まで) この時期によく聴かれるのが、スチルマーマといわれる心臓の収縮時に心室内の筋肉で血液が渦巻くことで起こる音です。臥位にしてよく効けばほとんどの方で聴かれます。全く異常ではありません。

■学童期(就学以降)
 肺血流雑音といわれる雑音があり、8〜14歳の胸板の薄い児によく聴かれます。肺動脈狭窄症と間違いやすい音です。正常です。
 これ以外に各年齢で聴こえる連続性雑音の静脈にコマ音があります。これは、大静脈から心臓への還流の音で左右の上胸部で聴こえます。これも正常です。
 このように心雑音は正常でもよく聴かれます。指摘されたら躊躇せず、まず専門医を受診しきちんと診断してもらうことが大切です。

vol.26喘息様気管支炎について
いのうえこどもクリニック 井上 和彦さん
乳幼児は、風邪をひくとゴロゴロ・ゼーゼーいって夜、寝苦しいことがあります。このような状況を喘息様気管支炎といいます。喘息という名前を聞くとお母様方はドキッとされるでしょうが、気管支喘息と喘息様気管支炎はまったく別の病気です。気管支喘息は、気道の慢性炎症性疾患でアレルギー等の誘因で発作的に喘鳴を伴う呼吸困難を繰り返す疾患と定義されています。喘息様気管支炎は、風邪をきっかけで起こるウイルス性気管支炎です。
■病態は?
 もともと乳幼児の気道は内腔が狭く広がりにくいことに加えて風邪で分泌物(集まると痰)が増えるとなおさら気道が狭くなりゴロゴロ・ゼーゼーという症状が出現します。
■治療は?
この症状で睡眠障害が強いかどうかで治療の必要性が決まります。夜中に何度も起きてきつそうであれば、体力を消耗し風邪の治りが悪くなるのでお医者さんを受診しましょう。気管支拡張剤や去痰剤を処方されます。また、このような症状がひどくて熱も加わると細菌性肺炎を併発することがあり注意が必要です。
■自宅では?
 夜咳はするけど眠りも深く、熱もなく、機嫌もよいときは心配要りません。少し多めに水分を与えて、体力を消耗しない程度に入浴もOKです。きつそうであればお薬をきちんと飲ませ、咳がひどいときは、たて抱きにして背中を軽くたたくと嘔吐とともに痰が出せてよく眠れるようになることもあります。
■予後は?
 3歳ぐらいで症状が和らぐお子さんと就学時ごろに症状が和らぐお子さんがほとんどです。そのまま小児喘息に移行する方は一握りでご両親の喘息の濃厚な家族歴やアトピーがひどい方が移行しやすいようです。

vol.25 3歳になったのにオムツが取れません

 
医療法人 石原小児科クリニック理事長 石原 修
さん
 profile いしはらおさむ
1976年 久留米大学医学部卒業後、小児科学教室に入局、小児科神経学
を専攻。1983年 大野城市に「医療法人 石原小児科クリニックを開業、地域のお医者さんとして、子どもたちの成長を見守る傍ら、福岡県中央児童相談所の非常勤嘱託医。筑紫医師会にて子どもの虐待防止活動を行う。

 最近、オムツのはずれる時期が遅くなっています。三歳児検診では半数の子どもがオムツをしています。オムツの性能がよくなって子どもが不快感を感じなくなっていると私は思います。オムツのはずれる時期の早い、遅いは問題ではありません。大切なのは、はずれるまでの過程です。
 2歳から3歳にかけて、子どもの脳は急激に発達します。この頃、子どもは多くの基本的生活習慣を獲得します。排便の自立にも子どもの脳の成長が深く関わっています。子どもはオムツがとれる過程で、失敗、成功を繰り返し、その時「学習」をします。親は適切な助言、ほめ言葉、そして、たしなめを与えてください。
 排泄は食事と同様、楽しい事です。「たくさん食べたよ」と同じく「たくさんうんちが出たよ」という言葉が出て欲しいものです。排泄の正しい習慣づけは、小学校、中学校での集団生活での規則正しい生活の基礎となるものです。お母さん頑張ってください。

vol.24何をしても泣き止みません
石原小児科クリニック理事長 石原 修さん
赤ちゃんはなぜ泣くのでしょう。答えは「赤ちゃんは泣くのが仕事」 それでも周りは大変です。
 生後2週目より始まり2ヶ月をピーク、火がついたように、夕方に多く、あやしても授乳しても泣き止まず、顔をしかめます。これをcolic(仙痛)といいます。原因は、はっきりしていません。赤ちゃんが泣き止まない時は、まず全身をみましょう。いつもと変わったところがなく、元気に大きな声で泣いていればまず心配はいりません。もし病気があれば、大きな声は出ません。声が出ないときのほうが心配です。4ヶ月頃には消失します。
 6ヶ月頃より夜間、突然泣き出す「夜泣き」が始まります。原因は色々言われてきましたが、これもはっきりしたものはありません。私は「泣くことによって呼吸筋、喉を鍛えているのかもしれません。」と言います。アメリカではドライブに連れて行くと治まるとも言われていますが、日本ではその習慣はありません。やさしく声をかけ抱っこをしてあげるのもよいでしょう。そして、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。1歳半ごろには自然に消失します。
 赤ちゃんは、時に、理屈に合わない、考えても原因が分からない事をしてお母さんを困らせます。しかし、20年後「あなたは赤ちゃんのときほんとに手がかかったのよ。」と、笑いながら言っているかもしれません。

vol.23 子どもの指しゃぶり

石原小児科クリニック理事長 石原 修さん
どもの指しゃぶりは2030%の子どもに認められ、最近歯並びへの影響が問題とされています。今回は指しゃぶりをまとめてみたいと思います。
@胎生期:指しゃぶりは母親の胎内にいるときから認められ、生まれて直ぐに母乳を飲むための練習と考えられています。
A乳児期:5ヶ月頃になれば、何でも口に持っていって吸おうとします。これは色々な物をしゃぶって形、味、性状を学ぶためと考えられています。この時はこのまま見守ってください。
B1〜2歳:眠い時、手持ち無沙汰の時に無意識におしゃぶりをします。緊張や不安を解消しようとしていると思ってください。無理にやめさせる必要はありません。
C3〜5歳:この頃になると子どもは集団の中に入り、一人遊びである指しゃぶりは減ってきます。しかし、この頃になっても昼間に指しゃぶりが頻回に認められたり、一度治まったものが再発した場合は、緊張や不安の原因追究が必要となります。歯科的にも乳臼歯が生えそろうため、歯並びや噛みあわせへの影響が出てきやすい時期です。日中は指手を使った遊びを沢山させて下さい。小児科医、小児歯科医に相談するのも良いと思います。子どもの癖は、その「くせ」を見るのではなく、その「くせをしている子ども」を見守りながら対応を選んでいく事が大切です。 最後に、最近おしゃぶりを使用している子を多く見かけます。理由は「これを付けるとおとなしくなるから」との返事。おしゃぶりの評価はまだ確定していません。しかし、わたしは「とりあえず泣き止むから」という理由で安易に与える事には賛成できません。

vol.22 頭部打撲

石原小児科クリニック理事長 石原 修さん
どもはよく頭を打ちます。どう処置したら良いのでしょう。まず、打った部位を確認してください。傷が開いている時はその部部位を軽く圧迫して病院へ。骨が明らかにへこんでいる時も病院へ。交通事故の時、高い所から落ちた時、まだ首が完全に据わっていない乳児(4ヶ月以内)を謝って落とした時など、非常に強い力がかかった可能性が高い場合も病院へ連れて行ってください。次に5つの症状を見ます。1、けいれんは起こっていないか。 2、吐いていないか。3、ぼーっとしていないか。4、顔色は悪くないか。5、手足はちゃんと動いているか。 頭を打って何かが起こると、以上の5つの症状が直後、あるいは受傷数時間後に出ます。その日はいつもどおり食事をし、お風呂も入れていつもと変わったところがないかを見てください。翌朝、機嫌よく起きていつもとまったく変わった様子がなく、元気に動いていれば大丈夫です。子どもは大人に比べて身体が柔らかく、体重も軽いので頭への衝撃は少なく、頭の中に何かが起こることはめったにありません。まずは慌てず、子どもの状態をきちんと見てくださ

vol.21 子どものやけど
石原小児科クリニック理事長 石原 修さん
小児科医が「お母さんが注意をしていたら防ぐことができたのに」と、残念に思う疾患に子どものやけどがあります。子どもは皮膚が弱いため、大人より深い傷になります。最も重症になり易い原因が、テーブルの上においたみそ汁、コーヒー、カップラーメンです。つかまり立ち、あるいはテーブルクロスを引っ張って頭や肩から湯をかぶってしまいます。服の上からかぶるとよりひどくなることがあります。頻度として最も多いのは、炊飯器、加湿器、ポットの蒸気によるやけどです。高年齢の子では、火遊びによるやけどがあり、特にゼリー状着火剤は危険です。子どもは好奇心の塊です。親が先を読み、注意することが大切ですね。            


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