8月4日 ロングディスタンス予選
<スタート>
2 紺野 9:30
72 高橋 10:16
108 鹿島田 10:40
172 宮内
9:59
209 塩田
10:23
232 斉藤
10:39
日本チーム、惜しくも予選通過ならず!!
<速報>
女子A
1. Romanens Marie-Luce
52:04
17.
1:02:18
21. 塩田美佐
1:05:23
女子B
1. Arevang Hojsgaard
Karolina 56:01
17.
1:12:31
18. 斉藤早生
1:14:07
女子C
1. Luder Simone
43:05
17.
1:01:02
18. 宮内佐季子
1:03:44
男子A
1. Mamleev Mikhail
1:07:43
17.
1:22:26
27. 紺野俊介
1:32:24
男子B
1. Omeltchenko Yuri
1:08:08
16.
1:20:44
16.
1:20:44
18. 高橋善徳
1:20:51
男子C
1. Valstad Bjornar
1:09:36
17.
1:24:26
26. 鹿島田浩二
1:35:46
高橋善徳、斉藤早生、宮内佐季子の3選手はいずれも18位で、予選通過ラインの17位に1つ届かなかった。
特に高橋はファイナル進出まであと7秒、斉藤は途中でコントロール飛ばしをしそうになって戻るというケアレスミスが
あり、良いレースだった宮内も同ヒートにシモーネ・ルーダーとハンネ・スタッフがいるという組み合わせで、いずれも
残念な結果に終わった。期待の塩田と鹿島田は1箇所での大きなミスが響き涙を飲んだ。
<スプリントスタート>
101 山口大助 16:30 トップスタート!
7 塩田美佐 17:31
塩田選手、堂々の23位!!
〜杉山隆司の日本人最高順位記録を塗り替える〜
2時間20分におよぶテレビ中継の最初に映し出されたのは、トップスタートの山口大助の姿だった。
30度を越える炎天下、今回のWOCの会場となったRapperswilの人達は山口の快走する姿を見て
レースが始まったことを知る。男子2.8km、女子2.6km、道の入り組んでアップダウンのある旧市街と
チューリッヒ湖の縁を通り、線路のトンネルをくぐった後は動物園の横を通ってサッカー場を横切り
ラストコントロールはアイスホッケー場の中に設置された人工特徴物(バラの植木)というコース設定だ。
10数分で勝負は決まる。要所にはTVカメラが設置されアイスホッケー場のスクリーンに映し出される。
山口がゴールした頃、塩田はやっとプレスタートエリアにある建物に到着したところだった。少し休んで
から30分前からストレッチ、20分前から軽くウォーミングアップのジョグをして10分前にスタンバイ。
半袖のJAPANトリムにスパッツ姿でゲートを出て行く。100mくらい進んだところにお立ち台があり、
スキー競技のようなレバーを押して地図を取り駆け下りる。山田、青木、川上、田所らの若手集団も応援に
駆けつけ要所要所に先回りして塩田の通過を応援する。1分前スタートのKey
Natashaに遅れること
50秒で前半をまとめ、湖畔の波止場付近を通過する塩田に応援団も熱がこもる。そこからルートチョイス
のあるロングレッグをややバテながらもこなしてゴール。会場のスクリーンにはNatashaに続く2位の表示
がしばらく続いた。
屋内会場のアイスホッケー場は、地元スイスの選手のスタートする後半になって大きな盛り上がりを見せる。
最終スタートのシモーネが期待にたがわず逆転し、同僚のマリールースとともにワンツーを決めるたことで
会場は最高の盛り上がりをみせた。
山口選手は最終的には36位となり、これまでのスプリントの順位記録39位を上回る成績。そして塩田選手の
23位は世界選手権で日本人選手が記録した最高順位を20数年ぶりに塗り替える記録となった。スプリント
という新しいジャンルの競技はまだその競技テレインの特性など試行錯誤の状態ではあるが、日本チーム
として新しい可能性を秘めた分野であることを示してくれた。
<速報>
女子A
1. Luder Simone
13:21.3
2. Romanens Marie-Luce
13:30.8
3. Johanssen Jenny
13:40.1
23. 塩田美佐
16:22.5
男子A
1. Stevenson Jamie
12:43.7
2. Ropeck Rudolf
13:02.8
3. Gueorgiou Thierry
13:04.2
36. 山口大助
15:12.1
<選手コメント>
山口:トップスタートのために状況がよく分からなかった。街の人も自分が通って初めてレースが始まったことを
知るという状態。現状の自分では縮められたとしてもあと20秒程度。地図をしっかり読んで思い切って走る
というスタイルがもっと必要だ。
塩田:スタートに人が多くてびっくり! 走りはちょこちょこスルーしてしまうミスがあったが合わせて15〜20秒程度。
ルートチョイスは一つ見えたら走った。良いルートがもっと早くみつけられると良いがむずかしい。最後は
疲れ果ててスピードが出せなかった。外人選手の早い人は走りそのものが違うという印象を受けた。
日本チーム、惜しくも予選通過ならず!!
〜村越、高橋、好レースを展開するも、あと一歩〜
<予選>
スタート
6 山口 9:47
178 斉藤 10:04
181 落合 10:06
60 高橋 10:23
232 田島 10:40
93 村越 10:45
リザルト
村越 27:14
高橋 27:57
山口 33:33 mp
斉藤 33:31
田島 34:08
落合 43:16
選手コメント
山口:足の状態不良。怖がりながら走っていた。細かいところでの集中が切れていたようだ。
後半になって調子が良くなった。テープ誘導のコントロールで係員に指差されてそのまま走ってしまった。
高橋:日本でやっているようなレースをきっちりやること、それ自体は達成できた。1箇所のちょっしたミスも
自分としてはそんなにミスとは思っていなかった。あれで通らなかったらもう少しやらないといけないと
いうことになる。フィンランドで120〜125%で走れれば通りそうだ。現時点ではベストレースだっ
たが今回は2位の120%までしか行けなかった。
村越:レース内容としては満足。ミスなし。コンスタントなタイム。実力は出し切れた。難しいから丁寧にやる
ことは大事だけど、さらにスピードを上げることが必要である。
斉藤:良かったレース。自分にとってはもっとミドル特有の部分があれば良かった。普通の林の走りと道は知り
で時間をつめるしかない。
落合:1番で大きくミスをしてしまった。対応できていないうちにふらふらと出てしまった。怖くなった。それで
ゆっくりになってしまった。もっと積極的になるべきだった。根本的に変えていかないといけないと思う。
田島:前半は大きなミスもなく淡々とできている。後半は疲れてコントロール周りでミスを。レッグ間で差がつく
と思うところでやはり遅い。アタックとプランに時間が掛かっている。
オフィシャルコメント
山岸:レーススピードを上げた状態でレースができるようになること
トップ比であと10%上げた状態でできるように。最終的に120%が必要。
藤井:来年は決勝で仕事をさせて欲しい。
※女子は、予選でHanne Staffと同時スタート、同時ゴール(ヒートは異なる)でトップ通過したSimone
Luder が 、
決勝ではHanneに競り勝って優勝。男子は予選でトップラップを半分以上取るという驚異的な走りを見せたThierry
Gueorgiou
が決勝でもそのまま押し切って優勝。2位はBjornar Valstad。
<リレーメンバー決定>
男子 1走 5.6km 鹿島田
2走 8.4km 高橋
3走 7.2km 村越
女子 1走 5.2km 斉藤
2走 7.0km 塩田
3走 6.4km 田島