予想の総括   2002. 4. 3

予想の結果を見るために、ポイントによる順位を縦軸、実際の順位を横軸として実際の結果をプロットしてみた。対角線に近い位置にあるのが予想通り、離れているものほど予想外ということになる。

◆クラシック男子

15位までを見ると±3位の黄色の帯に入ったのが7人、外れたのが8人ということで50点というところか。シード選手の何人かが大きく外した黒丸が目に付く。その中で優勝した小泉の健闘を称えたい。過去1年の直接対決結果で金澤、加藤あたりに1勝もしてなかったデータからは予想は困難だった。

◆クラシック女子

クラシック女子は欠場の古澤を除いた12位までで±2位の幅に入ったのが4人、外したのが8人と35点の結果。コースの難易度がそれほど高くなかったこともあるが、古澤の欠場、田島、黒河あたりが外してしまったのがその原因の一部になっている。一方では宮内が走力を最大限に生かす展開に恵まれ、あわや優勝というところまで追い込んだのは見事だった。またその宮内を秒差で交わした番場の連覇の偉業は言うまでもない。歴史に残るレースだったと言えよう。

◆リレー男子

リレー男子は10位までで±2位の幅では6校が入って4校が外れ60点。±3位の幅なら100点となる。ほぼ予想通りに並んだ中でやはり早稲田の頑張り、東北、筑波、北海道の不調という図式が見える。上位校でし烈な戦いがあった一方で7位以下は順当に並んだ。早稲田は知念、纓坂の走りが予想を遥かに上回るものでこれで完全に波に乗ることができた。3走も2年の寺垣内が期待通りにつないでいるので来年は怖い存在になりそう。

◆リレー女子

リレー女子は15位まで並べた。±2位の幅で8校が入って7校が外れで50点。京都の失格を除いて±3位の幅なら80点となる。予想不可避の失格となった京都を除けば6位までは順当。以下もバラツキは大きくなるものの予想の傾向で並んだ。京都橘が予想を大きく上回る結果を残した。3人のメンバーと走順をすべて当てたのだが、その逃げ残り作戦がすべて良い方向に出た。直前のオフィシャル&コーチの綿密なフォローも見逃せない。また「入賞は無理」という私の予想が闘争心に火を付けたとも聞くので、それはそれで嬉しい結果だ。
一方予想通りの結果が出なかったのが本女とMG。バラツキがある中での可能性としては高かったのだが、やはり4年生が1人もいない両校にとって荷が重かったのかもしれない。しかしそれぞれ良かった部分も見受けられたので来年こそ上位に向けて飛躍して欲しい。