インカレ2000


女子団体戦展望 Ver3.1 2001.2.12

学連合宿(2/10)、関東学連リレー(2/11)、大阪リレー練習会(2/12)が立て続けに開催されたので、その結果を踏まえて予想の修正を行った。

順位 大学 一走 二走 三走
1 筑波 加藤貴子(4) 上松佐知子(4) 塩田美佐(4)
2 東北 池田和香子(4) 井上アヤ乃(4) 小林啓恵(4)
3 京都橘女子 上田博子(4) 塩田純子(3) 横江君香(4)
4 静岡 田澤冨美子(4) 重安明子(4) 森田有紀子(4)
5 京都 石川裕理(2) 番場洋子(3) 杉山直美(3)
6 京都女子 須貝洋美(2) 澤田留己(2) 谷久美子(4)
7 新潟 三浦美津子(2) 増山 歩(3) 土屋祥子(4)
8 千葉 蓬莱真子(3) 藤田美智子(4) 佐藤陽子(4)
9 日本女子 岡田栄子(4) 水野真理(2) 長田江美(4)
10 図書館情報 横室奈緒美(4) 前田 穂(2) 山田陽子(4)
  慶應義塾 岡田真希子(4) 高橋ひろみ(3) 葛西弥生(2)
  東京女子 長野めぐみ(4) 大島由起子(4) 山本真美(3)
  相模女子 井手千寛(2) 望月順子(2) 鈴木詩奈子(2)
  金沢 南 朋江(3) 下山修子(4) 上田慶子(3)
  茨城 小泉沙織(2) 四之宮由美子(3) 田村景子(3)
  東京農工 白瀬有紀(3) 大網素子(4) 石黒香織(3)
  中央 大出愛子(4) 末吉由佳(4) 小俣美咲(4)

メンバーでは、京都女子の3人めが古谷(4)ではなさそうだ。IC99、ICS00、大阪セレ以外ではあまり遠征していない須貝が起用される見込み。しかし成績は中位であり、データ上での比較では原(3)の方が上なので何とも言えない部分が残る。一応古谷ではなさそうなので須貝もしくは原としておこう。日本女子も3人めに赤松(4)ではなくプレセレ、本セレで上位だった水野(2)を持ってくる模様だ。やはり古谷も赤松もインカレエリートを外しているので見送られたようだ。筆者はボーダーぎりぎりにいるメンバーであれば殆ど差がないので、むしろ失敗経験者の方が良い結果が出るのではという思いもあって先の予想となったのだが、世の中はそう甘くないらしい。

筑波はやはり加藤のようだ。走順はまだ流動的だがやはり塩田アンカーが有力で変わらない。東北は関東学連リレーでは小林−井上−池田という走順を見せたが、ここはやはり表の通りの走順だろう。京都橘女子は大阪リレーでは塩田−上田−横江の走順を見せ、塩田でトップ帰還を果たしたが京大に逆転負けを喫している。やはり学連リレーで見せた表の通りの走順だろう。その京都は筆者の予想通り、石川−番場−杉山で快勝している。テレインとコースにもよるが見事に逃げ残り作戦が当った形だ。これに味を占めて本番でもこれで行く公算が高い。

関東学連リレーでは千葉が比較的良い走りを見せ予想より上位に食い込む公算が出てきた。一方、図書館情報だが関東学連リレーでは前田が2時間レースをしてしまった。3人が持てる力をすべて発揮してくれば十分入賞するレベルなのだが如何せんバラツキが大きく最後まで苦労するだろう。奮起を期待したい。

今回個人レベルで目立ったのは、東北の井上と京都女子の澤田だ。好調さを持続していて頼もしいが、逆にこういう時は一度引き締めないと本番が怖いかもしれない。本番までに一度失敗レースをしておいた方が良いくらいだ。

いずれにしてもいよいよ煮詰まってきた感がする。最後の調整をして本番では白熱した戦いを期待したい。



女子団体戦展望 Ver3 2001.2.2

シード選手も発表されたので、最終的なメンバーの絞り込みと走順予想を行った。

<概要>
今年の優勝争いは東北と筑波の2強対決という様相が強い。筑波は昨年までの2連覇に2年生の時から関っていた塩田と上松の2人が揃っていることは大きな強みだ。しかし今までのように先輩を中心に無心にレースをしていた時とは異なる。今年は最後のインカレというプレッシャーが全く影響を与えないという保証はどこにもない。3人目がカギだと言われ続けてきた中でその候補者達はこの1年で著しく伸びたが、精神的なギャップはなかなか埋め尽くせないだろう。その辺りに死角があるかもしれない。優勝できて当たり前、優勝できなかったら自分のせいだ、みたいなプレッシャーを自分で作り出してしまうことが何よりも恐い。
一方の東北は、何といってもインカレチャンプの小林を軸に今年こそ念願の優勝が狙える位置にいる。こちらはレベルの揃った同期の仲間達が1年の時から切磋琢磨して来ているのでそういう意味でのチーム作りは万全のはず。レースの展開次第ではどちらにも均等にチャンスがあると言える。それほど接近しているのだ。一つのミスが命取りになることも十分考えられる。あまり多くを語らずに本番のレースをじっくり見守って楽しむのが一番良いのかもしれない。
3番手はレベルの揃った京都橘が一歩リード。とはいえ静岡、京都、京都女子もそれほど差はない。ここまでが入賞に最も近い6チームだ。IC98の時のように関西旋風が吹き荒れることも十分にあり得る。

※前回までの予想では京都女子を見落としてしまい大変失礼いたしました。昨年が不本意な順位だったので集計から落ちてしまったものです。関係者からはお叱りを、またファンからは早期改訂の要望を受けました。だから甘くしたというわけではありませんが、何と入賞ボーダーに入って来ています。注目しましょう!

<詳細分析>
では個別に各校のメンバーと戦力を予想してみよう。

順位 大学 一走 二走 三走
1 筑波 加藤貴子(4) 上松佐知子(4) 塩田美佐(4)
2 東北 池田和香子(4) 井上アヤ乃(4) 小林啓恵(4)
3 京都橘女子 上田博子(4) 塩田純子(3) 横江君香(4)
4 静岡 田澤冨美子(4) 重安明子(4) 森田有紀子(4)
5 京都 石川裕理(2) 番場洋子(3) 杉山直美(3)
6 京都女子 古谷智美(4) 澤田留己(2) 谷久美子(4)
7 新潟 三浦美津子(2) 増山 歩(3) 土屋祥子(4)
8 千葉 蓬莱真子(3) 藤田美智子(4) 佐藤陽子(4)
9 日本女子 岡田栄子(4) 赤松奈美(4) 長田江美(4)
10 図書館情報 横室奈緒美(4) 前田 穂(2) 山田陽子(4)
  慶應義塾 岡田真希子(4) 高橋ひろみ(3) 葛西弥生(2)
  東京女子 長野めぐみ(4) 大島由起子(4) 山本真美(3)
  相模女子 井手千寛(2) 望月順子(2) 鈴木詩奈子(2)
  金沢 南 朋江(3) 下山修子(4) 上田慶子(3)
  茨城 小泉沙織(2) 四之宮由美子(3) 田村景子(3)
  東京農工 白瀬有紀(3) 大網素子(4) 石黒香織(3)
  中央 大出愛子(4) 末吉由佳(4) 小俣美咲(4)

<筑波>
超エース級の2枚看板、上松、塩田が軸。続く3人目候補はプレセレ/本セレ上位の加藤と二俣に絞られる。ショートでは二俣の方が上だったが、最終的には作手、東大をきっちり走った加藤を予想する。ただ多摩、千葉と不本意なレースもあるので一抹の不安は隠せない。東北大との一騎打ちは必至。走順が微妙な影響を与えるだろう。東北大が小林のアンカーが間違いないところなので2走までで差を付けたいところだ。小林に対抗して塩田をアンカーに持って来たいところだが、その場合は上松が1走を苦手にしている(IC98での失敗など)だけに加藤?上松?塩田になる。もし加藤が1走で出遅れてしまうとかなり苦しい戦いになるのは避けられない。IC99で成功したように塩田を1走に持ってくる作戦も考えられる。この場合は、塩田?加藤?上松だ。塩田で飛び出し加藤でつないで上松で逃げ切るという走順も十分魅力的だ。塩田をアンカーの公算が高いが、私が監督なら上松アンカーを推したい。

<東北>
IC99、ICS2000のチャンプに輝いた小林が中核なのは間違いない。残る4人の4年生の中から誰を選ぶか最後まで悩ましかったが、千葉大大会のWEで9位に入るなど上昇基調でシードにも選ばれた井上と、榛原大会で快走した池田を最終的に予想した。ICS00で入賞した下村を控えに回すという贅沢な布陣だ。走順は、経験豊かな池田を1走にしてまず飛び出し、初代表メンバーの井上を2走にしてつなぎ、エース小林をアンカーで勝負を掛けるだろう。2走終了時点で井上が僅差で筑波に食い下がっていれば勝機が生まれる。

<京都橘>
昨年も予想されたメンバーだが、今年は外に見える実績では4人目が見当たらずこのメンバーで間違いないだろう。シードこそ外したが東日本でE権を取る快走をしたエース格の横江が秋以降調子を上げているだけに楽しみだ。昨年も1走をしっかりこなした上田、安定感の出てきた塩田らが持てる力をそのまま発揮すれば上位入賞が狙える位置にいる。走順はウエスタンカップで走った上田?塩田?横江の順だろう。この時は3人が2分以内にタイムを揃え、朱雀、OLPなどの強豪を相手に堂々と優勝して自信を付けている。選手のレベルが最も揃ったバラツキの少ないチームである。

<静岡>
  エース格の森田が健在なので、田澤、重安、古橋ら同期の仲間のお膳立て次第では上位入賞が射程内だ。メンバーはこの他に3年でICS12位に入った大関もいるが先輩達を選んだ。重安がタイムの読めるレベルになって来たので、後はICSで2年続けて入賞を逃している森田の勝負強さだろう。今回、シードに選ばれて気を良くしているはずなので作手や筑波の時のようなレースができれば最終学年で嬉しい結果も。

<京都>
1年の時に新人特別表彰を取って以来ずっと表彰台に上がっているエース番場の力は言うまでもないが、ここに来て豊富なトレーニング量に裏打ちされた石川が関西で上位に入るくらいまで力をつけてきたことで、一気に上位が狙える位置に上がってきた。その石川を1走にして番場でトップ集団に躍り出て、最後に杉山で行ける所まで行く逃げ残り作戦が面白い。

<京都女子>
昨年は不本意なできで下位に甘んじたが、今年は昨年のインカレや作手で好成績だった谷と、ショートで入賞した澤田らがさらに安定した成績を残すようになったので大いに希望が持てる。3人目は古谷と森のどちらになるか微妙だが、昨年失敗した古谷に名誉挽回のチャンスを与えると見た。この他にもエリートを走る原や須貝もいて選手層は厚い。

<新潟>
IC99の時に2走で快走し3位を保った増山が、多摩のW21Aで2位に入ってE権を取るなど今年はエース格でチームを引っ張る。メンバーは経験豊かな4年生の土屋と陸上出身で伸び盛りの2年生の三浦を使いたい。走順は増山を真ん中に挟む形が最も結果が出そうだ。メンバーにはもう一人多摩で快走した2年生の小林が控えている。

<千葉>
昨年までのエース安形が卒業してあまり目立たなかったが、集計してみるとしっかり選手が揃っていることが分かる。藤田が1月に入ってからの筑葉戦で久しぶりに元気なところを見せたことは好材料である。今年も安定したレース展開ができれば入賞ラインが見える位置までは行くだろう。

<日本女子>
長田が筑波大会のW21Aで学生順位1位、各種対抗戦でも安定した成績を残していて好調。矢口らの2年生組がもう一皮向けてくると楽しみなのだが、現状では4年岡田、赤松の経験を買った。ここ3年間入賞が続いているので苦しいが何とか頑張りたいところだ。

<図書館情報>
このチームも山田、横室が最終学年となり今年が正念場。夏以降、エース山田が故障でやや心配されたが、ICS予選や関東本セレで元気な所を見せたので本番では最後の勇姿を見せてくれるだろう。2番手の横室は今ひとつ伸び切れず、関東本セレの時のような良い感じのレースが本番でできるかどうかがカギである。3人目はICSのWTクラスで優勝した元気な2年生の前田穂だ。コース次第では十分早いことが証明されたので、本番でのレースをうまくまとめられれば昨年に引き続いての入賞も不可能ではない。

<慶應義塾>
ICS00シードの岡田とJWOC99の高橋を揃えているが、今年は目立った実績が残せなかった。しかしもともと実力的には高いものを持っているだけに3人目の2年生葛西に掛かる期待は大きい。今年は新人が1人も入らなかったので、このままだと来年はチームが組めない状況にある。その危機感を良い方へ転化して頑張りたいところだ。走順は先行作戦しかないだろう。

<東京女子>
メンバーとしては2人の4年生、長野と田島に3年の山本だろう。今年大量に入った新人に夢を託す意味でも良いレースがしたいところだ。来年以降、この新人東女軍団は注目に値する。

<相模女子>
3、4年生がいなくて2年生4人でチームを組む。JWOC2000の井手がいるが、誰がメンバーになるかはこれからの成長次第で最後までわからないだろう。今年は多くを望まず、むしろ次年度につながるレースをしたいところだ。

<金沢>
メンバーは4年の下山と、最近よく大会に参加している上田と南だろう。一番期待できる下山を2走に起用し昨年以上の成績を狙いたい。

<中央>
エース斎藤が卒業し今年はかなり厳しい。末吉と大出以外はあまり大会にも参加していないようだ。

以上、各校とも3人目のでき如何に掛かっている面が大きい。また例年メンタル面の影響も大きいのでチームとしてのまとまりに成功したところが好成績を修めることだろう。

※一方的な予想ということで失礼な点もあろうかと思いますが何卒ご容赦下さい。
※個々人のレベルは個人予想を合わせてご覧下さい。



女子団体戦展望 Ver2.1 2000.12.3

ICS2000が終了したので、その他の秋シーズンのレースの結果も含めて各校の戦力評価の書換えを行った。まだ詳細のポイント計算は行っていないので、今回は主観評価を中心に予想した。了解されたい。
                       
  大学 メンバー&走順予想 次点メンバー ランク
1 東北 下村淳子(4) −井上アヤ乃(4)−小林啓恵(4) 池田和香子(4)
2 筑波 加藤貴子(4) −上松佐知子(4)−塩田美佐(4) 二俣みな子(3)
3 京都橘女子 上田博子(4) −塩田純子(3) −横江君香(4)
4 静岡 田澤冨美子(4)−重安明子(4) −森田有紀子(4) 古橋かおり(4)
5 京都 石川裕理(2) −杉山直美(3) −番場洋子(3)
6 新潟 玉木理恵(4) −増山 歩(3) −土屋祥子(4) 三浦美津子(2)
7 千葉 蓬莱真子(3) −志村良子(4) −佐藤陽子(4) 藤田美智子(4)
8 日本女子 岡田栄子(4) −赤松奈美(4) −長田江美(4) 矢口恭子(2)
9 図書館情報 前田 穂(2) −横室奈緒美(4)−山田陽子(4)
10 慶應義塾 葛西弥生(2) −岡田真希子(4)−高橋ひろみ(3)
11 東京女子 長野めぐみ(4)−大島由起子(4)−山本真美(3) 田島聖子(2)
12 相模女子 望月順子(2) −鈴木詩奈子(2)−井手千寛(2) 松永 彩(2)
13 金沢 上田慶子(3) −南 朋江(3) −下山修子(4)  藤田三樹(3)
14 中央 大出愛子(4) −小俣美咲(4) −末吉由佳(4)
15 茨城 小泉沙織(2) −田村景子(3) −四之宮由美子(3)
16 東京農工 白瀬有紀(3) −大網素子(4) −石黒香織(3)

<東北>
  IC99、ICS2000のチャンプに輝いた小林を核に、今年こそ念願の優勝を狙う。ICSで入賞した下村と上昇基調の井上を選んだが次点の池田とは差がない。さらに本多や川島も控えており圧倒的な選手層の厚さを誇るが、代表メンバーは3人だけなのでその選出には最後まで悩むだろう。ICSシードを5人も抱えているが、みんなの総力が生かせるかどうかがカギだろう。走順は小林アンカーが固定であとは流動的。
<筑波>
  超エース級の2枚看板、上松、塩田に続く3人目が一番の関心事である。一段と代表入りに燃え、豊富なトレーニング量で伸長著しい加藤を選んだが、プレセレトップ通過の二俣も後へは引かない。さらにJWOC2000の黒河、新宅、松尾と持ち駒は豊富。とはいえ早めにメンバーを決めてやることが必要であろう。東北大との一騎打ちは必至。走順が微妙な影響を与えるだろう。たぶん塩田をアンカーにするだろうが、私が監督なら上松アンカーも視野にある。
<京都橘>
  昨年も予想されたメンバーだが、今年は外に見える実績では4人目が見当たらず間違いないだろう。ここに来て横江が、東日本のW21Aで学生順位1位、ICSでは入賞まであと30秒、さらに全日本リレーでも快走して自信をつけているだけに、昨年の1走で快走した上田、JWOC99の塩田の仕上がり次第では上位入賞が狙える位置にいる。メンバーの目標共有とモチベーション次第だ。
<静岡>
  エース格の森田が健在なので、田澤、重安、古橋ら同期の仲間のお膳立て次第では上位入賞が射程内だ。メンバーはこの他に3年でICS12位に入った大関もいるが先輩達を選んだ。そのICSで2年続けて決勝で失敗して入賞を逃している森田に欲しいのはメンタルコントロール、勝負強さだろう。最終学年のプレッシャーをうまく自分達の力に転化できれば嬉しい結果も。
<京都>
  1年で新人特別表彰を取って以来、ずっと表彰台に上がっているエース番場の力は言うまでもないが、ここに来て豊富なトレーニング量に裏打ちされた石川が力をつけてきたことで、一気に上位が狙える位置に上がってきた。ここは杉山の奮起次第で春の台風の目となることが期待できる。
<新潟>
  IC99の2走で3位に付けた増山が、筑波での北信越セレでも早々と一発通過を果たし、このチームを引っ張る。メンバーは経験豊かな4年生の土屋と玉木が妥当なところだが、三浦を始め元気な2年生あたりが入る可能性もある。走順は増山を真ん中に挟む形が最も効率が良さそうに思える。
<千葉>
  あまり目立たないが集計してみるとしっかり選手が揃っていることが分かる。今年も安定したレース展開ができれば十分入賞圏内だろう。
<日本女子>
  長田が筑波大会のW21Aで学生順位1位、各種対抗戦でも安定した成績を残していて好調。矢口らの2年生組がもう一皮向けてくると楽しみなのだが、現状では4年岡田、赤松の経験を買った。
<図書館情報>
  このチームも山田、横室が最終学年となり今年が正念場。夏以降、エース山田が故障でやや心配されたが、ICS予選で元気な所を見せたので、春までにはきっちり仕上げて来るだろう。3人目はICSのWTクラスで優勝した元気な2年生の前田穂だ。残された期間でさらにレベルアップが図れれば、昨年に引き続いての入賞も不可能ではない。
<慶應義塾>
  ICSシードの岡田とJWOC99の高橋を揃えており、3人目の2年生葛西に掛かる期待は大きい。今年は新人が入っていないだけに、このままだと来年はチームが組めないかもしれないという危機感を良い方へ転化したいところだ。
<東京女子>
  メンバーとしては2人の4年生、長野と大島に3年の山本だろう。今年入った大量の新人に夢を託す意味でも良いレースがしたいところだ。来年以降、この新人東女軍団は注目に値する。
<相模女子>
  3、4年生がいなくて2年生4人でチームを組む。JWOC2000の井手がいるが、誰がメンバーになるかはこれからの成長次第で最後までわからないだろう。今年は多くを望まず、むしろ次年度につながるレースをしたいところだ。
<金沢>
  メンバーは4年の下山と、最近よく大会に参加している上田と南だろう。
<中央>
  末吉と大出以外はあまり大会にも参加していないようだ。

以上、各校とも核になる選手の上積みより3人目のレベルアップ如何に掛かっている面が大きく、これから残された期間の取り組みが問題だ。チームメンバーとしての自覚と動機づけを生むことに成功したところが、好成績を修めることだろう。予想が狂うことを期待しよう。

筆者の勝手な予想なので失礼な点もあろうかと思いますがご容赦いただきたい。また反論、コメント、情報などがありましたら、是非掲示板の方へお願いします。



Ver1.0 2000.9.24
戦力分析はデータが揃い始めてからになるので、早稲田の原田氏にならって団体戦を展望する。まず女子だが、上位16校の上位3名(計48名)の選定は原田氏の予想と47名まで一致した。ここでは3人の合計ポイントによる評価を公開する。もちろん今の時点での戦力はかなり乱暴なもので、特に2、3年生が含まれている大学は、その成長を考えて1人につき20ポイントずつくらい上積みしても良いかもしれない。これは4年生が伸び悩むという意味ではなく、60分→50分の改善より、90分→60分の改善の方が大きいという意味である。

来年の本番直前の予想では、この予想が(良い意味で)大幅に書き換えられることを期待する。

                                       ※ポイントは2000年3月までのもの
  大学 メンバー(原田氏予想より) 原田氏評価 ポイント合計
1 東北 下村淳子(4)−池田和香子(4)−小林啓恵(4) 495
2 筑波 加藤貴子(4)−塩田美佐(4)−上松佐知子(4) 485
3 日本女子 岡田栄子(4)−長田江美(4)−葛城敬子(4) 426
4 京都橘女子 上田博子(4)−横江君香(4)−塩田純子(3) 422
5 新潟 土屋祥子(4)−増山歩(3)−玉木理恵(4) 414
6 図書館情報 前田穂(2)−横室奈緒美(4)−山田陽子(4) 411
7 静岡 田澤冨美子(4)−重安明子(4)−森田有紀子(4) 405
8 京都 石川裕理(2)−番場洋子(3)−杉山直美(3) 401
9 慶應義塾 葛西弥生(2)−岡田真希子(4)−高橋ひろみ(3) 399
10 千葉 米村美保(4)−藤田美智子(4)−佐藤陽子(4) 394
11 東京女子 田島聖子(2)−大島由起子(4)−山本真美(3) 389
12 東京農工 白瀬有紀(3)−大網素子(4)−石黒香織(3) 382
13 金沢 上田慶子(3)−下山修子(4)−鳥居野風江(4) 377
14 中央 末吉由佳(4)−小俣美咲(4)−大出愛子(4) 339
15 相模女子 井手千寛(2)−望月順子(2)−鈴木詩奈子(2) 328
16 茨城 小泉沙織(2)−田村景子(3)−四之宮由美子(3) 324