トピックス(3) 2002.1.1〜


8月29日 JWOC/ユニバーの結果

この夏に開催された2つの世界大会の日本選手団の結果一覧と関連情報をまとめた。

JWOC2002 (7/7〜14 スペイン/アリカンテ)
  結果一覧 (pdf) 

WUOC2002 (8/20〜24 ブルガリア/バルナ)
  結果一覧 (pdf)  使用地図  ラップ解析
                                                    ※ラップ解析は東大/的場氏のLapCombatを使用。またデータは上位6名+日本選手のみ

  欧州遠征日記  モデルの地図と写真54枚
                                        ※地図のルート上の赤ドットが撮影位置です。



4月2日 IC01を振り返って

(インカレの翌日から全日本の前日まで海外出張で不在だったため、インカレのニュース的側面は時期を逸したので、BBSに掲載したもののみ日本語に直して再掲しておく)

クラシック
ME
1.小泉成行 (筑波) 1:11:34
2.許田重治 (京都) 1:14.06
3.金澤拓哉 (東北) 1:14:16
4.大嶋真謙 (北海道)1:14:35
5.青木博人 (東京) 1:16:30
6.佐々木良宜(筑波) 1:18:16

シードメンバーがイマイチの結果の中、小泉が優勝をさらったと言う表現が適切だろう。トト郎予想も小泉の投票は2表のみの穴だった。

WE
1.番場洋子 (京都) 1:05:24
2.宮内佐季子(京都)  1:05:37
3.石川裕理 (京都) 1:13:16
4.大塚泰恵 (金沢) 1:17:42
5.山本真美 (東女) 1:23:20
6.高橋ひろみ(慶應) 1:24:10

宮内がレースを無難にこなして中間でそれまでのタイムを一気に10数分更新しそのまま素晴らしいタイムでゴール。勝負は最後のシードの番場の結果待ちとなった。あと10秒で現れないと負けるという時に姿を見せ、13秒差で勝利を手にした。3位にも石川が入り、京都の1−2−3となった。ノンシードでは金沢2の大塚が見事に入賞した。

リレー
ME          
1.京都   2:59:53
  岡野 →  西尾 → 新宅 → 許田
  1:00:41-0:56:47-1:04:32-0:57:53
2.東京   3:00:17
  青木 →  加藤 → 久野 → 降旗
  1:00:43-0:56:52-1:02:46-0:59:56
3.早稲田  3:10:21
  知念 →  纓坂 → 寺垣内→榎本
  1:01:05-0:57:47-1:04:12-1:07:17
4.東北   3:14:28
  堀江 →  禅洲 → 菅原 → 金澤
  1:03:12-0:54:08-1:21:10-0:55:58
5.筑波   3:20:03
  武政 →  佐々木→増田 → 小泉
  1:28:03-0:57:46-0:55:55-0:58:19
6.新潟   3:29:46
  中野 →  樺沢 → 大竹 → 今福
  1:01:26-1:12:11-1:01:15-1:04:54

筑波が1走で出遅れて21位からの凄い追い上げ! 最後は東京が1:40リードして4走に。京都の許田が第2ラジコン後に逆転して秒差の優勝! 早稲田は1、2走の活躍でそのまま3位を保ち入賞。6位には平均的なタイムでつないだ新潟が嬉しい入賞。OLKは女子が嬉しい結果だった反面男子では涙を飲み、京都は女子が可哀相な結果になった分、男子が嬉しい結果ということで正に悲喜交々の結果だった。

WE
1.東京女子  3:02:53
  田島 → 川島 → 山本
  0:53:59-1:06:30-1:02:24
2.東北    3:03:00
  本多 → 姫野 → 半澤
  1:07:05-0:58:20-0:57:35
3.筑波    3:03:14
  黒河 → 高野 → 二俣
  0:52:54-1:00:27-1:09:53
4.千葉    3:22:20
  蓬莱 →  原  → 高瀬
  0:59:22-1:14:33-1:8:25
5.京都橘   3:24:59
  塩田 → 横澤 → 松田
  0:55:00-1:13:01-1:16:58
6.相模女子  3:25:11
  望月 → 鈴木 → 井手
  1:02:36-1:17:03-1:05:32

筑波の黒河の快走で始まった。東女は田島を1走に持って来てぴったりと1分差でつなぐ。京都橘の塩田が最高の走りでさらに1分後にゴールし、期待がつながる。この時優勝候補ナンバー1の京都1走のペナが確定。第2ビジュアル手前にあった一般のラスポを間違えてパンチ。可哀相な結果となった。2走では東北の姫野が頑張り3位に浮上。筑波は高野が東女の川島相手に差を広げ7分差で3走に。
ここから奇跡の逆転劇が始まる。東女の山本が昨年3走で逃げ切った二俣を猛追。第2ビジュアルで2分差まで追い上げて、ラスポにどちらが先に現れるかの勝負になった。林の中からかすかに見えた赤いトリムに沸いたのはOLKの大応援団。ラスポは同時パンチだったそうだが勝負はここで
着いた。二俣は東北の3走の半澤にも抜かれて秒差で3校が雪崩込む激戦だった。
 

リレー競技でのコースパターン無視の個人タイム(手計算なので間違いがあるかも)を計算してみたので紹介する。また別の側面が見えて来て興味深い。

<男子>
 1 禅洲  0:54:08
 2 増田  0:55:55
 3 金澤  0:55:58
 4 西尾  0:56:47
 5 加藤  0:56:52
 6 佐々木 0:57:46
 7 纓坂  0:57:47
 8 許田  0:57:53
 9 小泉  0:58:19
10 大嶋  0:59:36
11 降旗  0:59:56
12 岡野  1:00:41
13 樋口  1:00:42
14 青木  1:00:43
15 吉田  1:00:48
16 知念  1:01:05
17 大竹  1:01:15
18 中野  1:01:26
19 蔵田  1:02:20
20 久野  1:02:46
21 寺田  1:03:06
22 堀江  1:03:12
23 菊澤  1:03:27
24 寺垣内 1:04:12
25 新宅  1:04:32
26 今福  1:04:54
27 武田  1:04:58
28 笹谷  1:05:55

これを見ると惜しくも優勝争いから脱落した東北の禅洲と金澤、驚異的な追い上げを見せた筑波の増田、佐々木、小泉らがすべて1桁に入っていることが分かる。リレーが団体競技であることを思い知らされる結果だ。
京都の優勝を最後に決めたのは許田/降旗の追走劇だったが、その前に2走の西尾が加藤に5秒差とはいえ上回っているのが伏線だろう。岡野、新宅と全員が8分以内にまとめて栄冠を勝ち取った。
他で目立つのは早稲田の纓坂の活躍。知念、寺垣内らも順当にまとめていることが分かる。

<女子>
 1 黒河  0:52:54
 2 田島  0:53:59
 3 塩田  0:55:00
 4 半澤  0:57:35
 5 増山  0:57:58
 6 姫野  0:58:20
 7 蓬莱  0:59:22
7.5 佐藤ひとみ 59:57 (抜けてました)
 8 高野  1:00:27
 9 山本  1:02:24
10 望月  1:02:36

クラシックで失敗した黒河、田島の1走での快走が目立つ。毎年予想上位の選手でクラシックで不調だった選手がリレーで活躍するパターンが続いているが不思議だ。それだけ精神的なものが微妙に影響している証拠だろう。
上位で目立つのが前日に秒差で入賞を逃した塩田(これが京都橘の逃げ残り入賞の伏線となる)、東京女子、筑波の優勝争いと見ている中を2位にまで食い込んで来た東北の半澤と姫野、3走で10位から7位まで猛追を見せた新潟の増山らの頑張りだろう。千葉の蓬莱、相模女子の望月らは1走の先導役をしっかり果たし入賞への道を開いたと言える。
一方劇的な逆転優勝の功労者となった山本だがタイム的には黒河から10分近く遅い。しかしアンカーに必要なのは最後の競り合いに勝つ勝負強さだ。

11 大関  1:05:05
12 井手  1:05:32
13 南   1:05:32
14 上田  1:05:46
15 川島  1:06:30
16 松島  1:07:01
17 本多  1:07:05
18 竹内  1:07:09
19 高瀬  1:08:25
20 須貝  1:08:28
21 高橋舞 1:09:40
22 二俣  1:09:58
23 水野  1:10:43
24 伊是名 1:10:52
25 江田  1:11:53
26 矢口  1:12:18
27 田口  1:12:56
28 横澤  1:13:01
29 小泉  1:13:12
30 足立  1:13:13
31 飯田  1:13:15
32 山越  1:13:54
33 原   1:14:33
34 関根  1:14:53

ここまでリストアップしても3人目が現れてこない入賞校が京都橘と相模女子。女子の場合はエースがいれば何とかなる、1人崩れても何とかなる、の図式がまだ生きているようだ。本当はもっとレベルアップしてもらいたいところだが・・・



2月17日  早稲田OC大会は復活の村越と新鋭の番場

午後から雨の天気予報はレースが終るまでもってくれた。難易度の高い二子山でのレースはインカレに向けて準備してきた学生上位の大会となった。なおスタート1の東側に送電線があったのだが地図上の黒の2本線を道路と間違えてマップアウトした人がMEのシード選手を初め何人かいたことを記しておく。

速報は以下の通り。

 ME  6600m 445m      WE 5100m 305m
 1.村越 真   57:25    1.番場洋子    54:38
 2.篠原岳夫  1:00:55    2.渡辺円香    54:54
 3.紺野俊介  1:01:13    3.塩田美佐    58:01
 7.加藤弘之  1:02:28    4.志村聡子    58:31
16.小泉成行  1:09:10    5.中村正子   1:00:02
25.山田高志  1:15:10    6.金子恵美   1:00:29
29.増田佑輔  1:18:49    24.高橋ひろみ  1:28:44
30.佐々木良宜 1:20:01
31.金澤拓哉  1:21:05

 M21A1 5200m 320m     W21A 4000m 235m
 1.櫻井太郎    54:51     1.山本真美   54:31
 5.菅原 啓   59:57     2.黒河幸子   55:36
 7.安藤 誠  1:00:04     3.田島聖子   56:17
                  4.浅井千穂   58:37
 M21A2 5100m 330m      12.南 朋江  1:03:16
 1.許田重治   48:14    16.姫野祐子  1:04:55
 3.禅洲 拓   54:53    17.大関恵子  1:05:11
 4.深野佑介   55:15    18.二俣みな子 1:06:22
 7.西尾信寛   57:44    19.川島沙耶香 1:07:43
 9.岡野健太郎  58:58

男子はMEで東京の加藤がすばらしいレースをした。筑波トリオがそこそこまとめ、東北の金澤はちょっと冴えなかったというところだ。M21Aでは許田がダントツのタイムを出し、他の京都勢も続いた。
一方の女子は何といっても京都の番場がWEで堂々の優勝である。取り組み&仕上がりを見る限りではそこそこ行けそうだとは思っていたが、まさかトップになるとは正直思っていなかった。これに気を良くして油断をするような選手ではないのでインカレでの快進撃は誰も止められないかもしれない。W21Aでは東京女子の山本が先週の失敗を払拭するトップでまた勢いが付きそうだ。田島が続き、3人目の川島もそこそこのタイムにまとめており好材料だろう。しかし京都の3番手の浅井が安定した好タイムを出してこれまた手がつけられない状態になって来た。筑波の黒河が本物になって来た。先週に引き続き難コースも好タイムにまとめたということは、本番でも怖い存在になりそうである。

M50Aコースを走った筆者のルート&アナリシスこちら



2月10日  関東インカレ団体戦、男女とも筑波が優勝。

前日の「霧降」での学連合宿から続けて参加した人も多く賑わった。インカレ前哨戦として関東以外からの参加も定着した感がある。気になる学生順位は男子が、筑波、東北、京都、東京と順当に4強が占める。もっともメンバーは全部揃っている訳ではなく本番はさらに熾烈な戦いになることは必至である。一方の女子は大本命の京都が予想に違わず2位の筑波に22分の大差を付けて圧勝。3人共しっかりまとめるレースに徹していて隙を見せない。

個別には、まず1走で東京の青木が学生トップでゴール、続いて東北の堀江と予想通りの若手がしっかりレースを作った。アンカーでは東北の金澤がNT選手に優るタイムをたたき出してしっかり仕上がって来ていることを示した。女子は番場、黒河、増山が良いタイムを出した。

ME 6100m 370m             <インタビュー>
1.筑波A 武政、佐々木、増田、小泉  ・本番もこの調子で行きたい
 (東北)
2.東京                ・今日は4年生だけのチームで臨んだ
 (京都)             
3.早稲田              ・本番では隠し玉(榎本選手のことか?)で勝負する
4.千葉               ・本番では入賞を目標に
5.東京工業             ・今日は不調だった
6.筑波B

WE 4900m 230m
 (京都)浅井、石川、番場
1.筑波
2.千葉
3.相模女子
4.東京女子
5.日本女子
6.東京農工
 

2チーム以上の大学は力が分散しているのでコース無視で上位4人のタイムを足してみた。
なかなかの接戦で本番も熾烈な戦いになるのは必至。

◆男子シミュレーション(OBが混じっているチームは除いた)

  筑波大学    3:06:37
  東北大学    3:07:28
  東京大学    3:08:34
  京都大学    3:14:39
  早稲田大学   3:28:41
  金沢大学    3:38:34
  新潟大学    3:40:02
  東京工業大学  3:44:24
  千葉大学    3:55:53
  東京農工大学  4:04:49
  慶應義塾大学  4:12:21
  静岡大学    4:16:59
  大東文化大学  4:27:53
  茨城大学    4:30:25
  大阪大学    5:12:27
 

参考までに速報からコース無視の個人タイムを並べてみた(エントリー変更は修正済み)。

  男子個人タイム  女子個人タイム

MEコース(茨城大の2走)を走った筆者のルート&アナリシスこちら



1月20日  ジュニアチャンピオンは山田と渡邊

前日にNHK総合TVに登場した松澤選手が宣伝しただけのことはあって、当日参加が結構来たようだ。「OBコースの地図増刷して」などという声が聞こえていた。走り終わって会場に戻る途中で地図を片手に喫煙しながら歩いている人がいるなんて光景は今まで見たことがなかったことだ。つるつる温泉の割引券をもらったのでレース後すぐに車で往復。人気があって駐車場で結構待たされた。2時半に間に合うように戻って来たが表彰式が始まる気配が無く、用事があったので3時まえには退散した。
さてレースの方は男子は山田がぶっちぎりで優勝。女子は2名の参加だったが渡邊が貫禄勝ち。併設を含めた主たるクラスの結果は以下の通り。

JME 5400m 260m      JWE 3300m 180m
1.山田高志  36:59    1.渡邊久美  48:24
2.山崎貴彦  42:50    2.中島 望 1:13:51
3.川村 渉  43:53
4.海老成直  44:11    W15 2800m 120m
5.柴本浩二  45:26    1.高野美晴  46:42
6.仲村 晃  46:13

M18 4500m 240m      M15 2800m 120m
1.菅野光樹  44:52    1.宇野夏樹  26:39

MAL 6600m 460m      MAS 4900m 390m
1.松澤俊行  51:50    1.吉田 靖  51:38
 紺野俊介  52:52(参) 2.小泉辰喜  56:18
 高橋喜徳  55:49(参) 3.山辺徹明  57:26
2.稲津隆敏  56:49
3.新 隆徳  58:52    M45A 4900m 390m
------------------    1.尾上秀雄  54:44
 纓坂 尚 1:06:45(参) 2.尾上俊雄 1:01:03
 樋口佳和 1:08:37    3.小林二郎 1:02:10
 菊澤恵三 1:10:21
 武田圭二 1:11:09    WA  4900m 390m
 斎藤孝男 1:12:38    1.志村直子  58:26
 上條真哉 1:13:37    2.新 桂子  59:52
 熊田 誠 1:14:57    3.三浦千鶴 1:06:43
------------------    -------------------
 高野由紀 1:12:23     塩田純子 1:04:03(OAL)
 渡辺円香 1:15:00     掛谷朋美 1:10:54
 中村正子 1:15:06     蓬莱真子 1:14:11
 塩田美佐 1:16:58     高瀬彩和 1:14:38
 三好暢子 1:17:22     姫野祐子 1:17:25

WE選手の多くがMALにエントリーした。その中ではこの手のテレインで強みを発揮する高野由紀が他の若手を蹴散らしてトップ。現役学生では東京農大2年の樋口らが好タイムを出した。女子の方は千葉大が揃ってWAにエントリー。同コースのOAL塩田純子は1番で4分のミスをしており、それを考慮すればその他の同コースMAS、M45Aなどと比べてもなかなかのものである。関西で何もない土日を関東まで遠征してくるだけのことはある。学生はあと2ヶ月を切ったインカレに向けて着々と準備していることが感じられた。

M45A (MAS、WA、OAL)コースを走った筆者のルート&アナリシスこちら



1月12日  関東の本セレ最終通過

推薦は久野雄介(東京2)だけで、あとは全員繰り上がったようだ。 集計の結果は以下の通り。
昨年に比べ2名以上増減したところに色を付けた。男子では東京が筑波を逆転してダントツに、早稲田が激減し、農工、ICU、大東文化が顔を出したこと。女子では東女、千葉が大躍進、筑波や茨城が後退したこと。男女共通では千葉が躍進、大東文化が健闘、筑波が後退、そして寂しいことに図書館情報が姿を消したことなどが見てとれる。

ME    今年 昨年 増減   WE    今年 昨年 増減
東京    12  8 +4   東京女子   6  2 +4
筑波     8 10 −2   千葉     5  2 +3
千葉     6  4 +2   筑波     4  7 −3
東京工業   5  4 +1   相模女子   3  3
早稲田    4 10 −6   日本女子   2  3 −1
慶應義塾   3  5 −2   東京農工   1  1
東京農工   2  0 +2   大東文化   1  0 +1
茨城     1  1      茨城     1  3 −2
中央     1  1      実践女子   1  1
東京農業   1  2 −1   慶應義塾   1  2 −1
埼玉     1  1      東京工業   1  1
ICU    1  0 +1 
大東文化   1  0 +1

図書館情報     1 −1   図書館情報     2 −2
慈恵会医科     1 −1   津田塾       1 −1
                 中央        1 −1
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      46 48 −2         26 29 −3



1月6日  静大大会、鹿島田と塩田が快勝!

穏やかな快晴の元、すばらしい富士の姿を見ながらの大会となった。テレインは20年前に初めて公認大会が開かれた「剣ヶ峰」の懐かしい場所だ。それから「山宮」、「奇跡の森」と変遷し今回の「奇跡」となった。当時に比べれば建物が建ったり伐採が増えたりと様変わりであるが、一番富士らしいいろいろな要素のあるテレインだと感じるのは筆者だけだろうか。
大会はエリートコースが無く、エリートはMA、WAにエントリーした。M21Aの人はMAかMASを、M35A以上はMSを走った人が多かった。速報は以下の通り。

MAは鹿島田がキロ6分45秒という快走で松澤を1分押さえた。風邪上がりで体調不良(のハズの)高橋は紺野と1秒差ながらしっかり3番手に食い込む。
WAは志村が途中で併走していたMASの宮川の撥ねた枝が鼻に当って大量の鼻血を出し、1分くらいうずくまっていたという話なので、それが無ければは塩田より早かったのかもしれない。ここのところ絶好調のようだ。

MA  8760m  320m        WA    5370m  220m
1.鹿島田浩二  0:59:08  1.塩田美佐   0:51:24
2.松澤俊行   1:00:01  2.志村聡子   0:52:00
3.高橋善徳   1:01:41  3.渡辺円香   0:53:08
4.紺野俊介   1:01:42  4.高野由紀   0:55:04
5.加賀屋博文  1:04:27  5.寺嶋貴美江  0:55:28
6.藤城公久   1:06:13  6.千葉あかね  0:55:31
------------------------    ------------------------
7.許田重治   1:07:36  15.石川裕理   1:02:00
8.金澤拓哉   1:09:18  17.黒河幸子   1:02:54
9.佐々木良宜  1:09:22  19.高野麻記子  1:05:05
14.寺垣内航   1:12:01  21.塩田純子   1:06:34
17.小泉成行   1:12:34  23.新宅未笛   1:07:56
20.武政泰輔   1:14:12  25.高橋ひろみ  1:10:26
22.蔵田真彦   1:15:08  27.二俣みな子  1:12:16
29.西尾信寛   1:16:46  28.江田美晴   1:18:57
30.増田佑輔   1:17:04  30.平林静穂   1:20:40

MAS     5370m  220m          MS    3660m  160m
1.野中俊樹   0:47:43  1.武藤拓王   0:30:03
2.大島健一   0:48:19  2.小泉辰喜   0:35:29
(代走)仁平佑輔  0:49:22  3.土屋晴彦   0:36:50
3.武藤雅昭
------------------------
13.尾上秀雄   0:55:18

<学生情報>
今日はオーソドックスなやさしめのコースだったので、基本的なことがしっかりできているかを見るには最適だろう。インカレまであと2ヶ月の学生の順位を見てみると男子では京都の許田がトップ。この時期に金澤を含む何人かのライバルを相手に1勝したことは大きな自信になるはず。あとは早稲田2年の寺垣内が切れ味鋭いところを見せたのが印象に残った。一方の女子は同じく京都の石川がトップ。今回は番場が欠席だったが筑波の黒河、高野らがしっかり続いて早くも火花が散っている感がある。課題が多いと言う京都橘の塩田はまずまずだがまだ不満なタイムだろう。

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2002年1月1日  元朝OL継続

恒例のワンダラーズの元朝OL大会が突然の不開催アナウンスで危ぶまれたが、横浜OLクラブが今年だけ急遽引き受け無事に開催された。事前が40数名に当日参加も20名を越え、年の最初からOLを楽しもうというタコの面々で賑わった。

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