JWOC2001 現地レポート(7月12日)

◆7月12日(ショート決勝)

○決勝レース
 Cファイナルは9時、Bファイナルは10時、Aファイナルは11時ということで、日本チームは1番&2番バスに乗り込む。ゴールエリアの地名が予選と同じNagy Mezoということだったがスタート地区もまったく同じ場所だった。前日と同じバーベキューの椅子のあるところに行くと、先客がいて本当に朝食の肉を焼いている。一緒に写真を撮らせてもらったりして結局その場所に陣取る。スタート枠はさすがに少し左寄りに変えてあり、覗くと真っ直ぐ数十m先にスタートフラッグが見える。
 女子Cファイナルは2、4、6、・・・と偶数番スタートを日本人選手が独占。2番スタートの櫻井さんが緊張した面持ちで枠に入る。今日はやぶの多い部分を使いそうなので、よけた時の方向維持に気を付けることと、1番、2番を丁寧にやってリズムを作るようにアドバイス。石川、澤田と続く、・・・と川島がいない! あわててあかねさんが呼びに行き枠に入る20秒前くらいに駆けつけて間に合った・・・と思ったら今度は「あ、忘れた!」という。SIチップをバッグに入れたまま預けてしまったのだ。またあわてて荷物の輸送場所に行ったらちょうどそのバッグを積んだ車が発車するところで間一髪セーフ。戻って来たのがスタート1分ちょっと前でみんなほっと胸をなでおろす。やはりもう一度最後の確認の声をかけるべきだったか。
 そろそろゴールへ移動するバスの時間だということであかねさんとバス乗り場に行くと出たばかりだという。一日前のバスのスケジュール表を見ていたそうだ。結局武藤君も含めて3人同じバスになる。ゴールエリアに着くまで「まだゴールしてないだろうな」という気持ちと「早々とゴールしていて欲しい」という気持ちが交錯する。結局外国選手のトップゴールにちょうど間に合う時間に到着し日本選手はしっかり応援できた。

 Cファイナルがひとしきり終わると次のBファイナルのゴールまでは少し時間が空いた。唯一のBファイナリストの山田をみんなで応援。30分近くになってそろそろかなと思っていたら本当に遠くにJAPANトリムが見える。今日も良いタイムだ。結局31:25と前日とほとんど同じタイムでゴールした。田島が好調だったが澤田が連日の失敗レースで落ち込んでいる。でもこれで終わることはないはずなので期待しよう。その他の選手も気負い過ぎた人が失敗をしている傾向があるが全員完走できてまずまず。

 最終結果は以下のとおり。

 

 Woman A   3900m 125m 11C
    1.Minna Kauppi       FIN   24:33
 Women C   3600m 115m 11C
   1.Jasmin Schuh       AUT   36:03
   2.Seiko Tajima       JPN   40:44
   3.Yuri Ishikawa      JPN   44:41
   6.Chiho Asai         JPN   47:46
   7.Sayaka Kawashima   JPN   55:58
   8.Rumi Sawada        JPN   57:52
   9.Yuko Sakurai       JPN   57:53
 

 
Man A    4800m 135m 13C
    1.Marius Bjugan      NOR   27:08 
 Man B    4300m 145m 13C
   1.Andrei Khramov     RUS   23:48
  50.Takashi Yamada     JPN   31:25
 Man C    4200m 140m 13C
   1.Alberto De Riz     ITA   27:59
  10.Morihiro Horie     JPN   34:54
  17.Yusuke Kuno        JPN   38:16
  20.Toshiyuki Kitajima JPN   39:21
  23.Hisashi Osaka      JPN   41:50
  25.Takashi Goto       JPN   42:54

○Cave Bath
 夕方からオフィシャルツァーでCave Bathに行った。温泉というより温水プールという感じで天然の鍾乳洞の洞窟の中に迷路状のプールができていた。みんな水着ではしゃいだ。出口の店ではアイスクリームやビールを賞味。

○誕生パーティ

 ちょうどお誕生日にあたるあかねさんを祝おうと、Cave Bathからの帰りに澤田、後藤らに声を掛けたことから準備が始まった。もう遅い時間で適当な材料も集められなかったので、とりあえず手持ちのトカイワインと、あと何かをホテルの人に頼んでみようということになった。辞書で、誕生日、お祝い、ケーキ、アイスクリームなどのハンガリー語を調べ、後藤に交渉させたところ半分は分かったようだったが結局主催者のガボーさんに電話することになる。話が通じてアイスクリームなら何とかということで依頼。夜のミーティングが終わった頃に冷凍車がやって来てアイスクリームのデコレーションケーキを2つ入手することができた。ホテルの人がちょうど16個に切ってくれて蝋燭を立てたテーブルにあかねさんを呼んでお祝いをする。女性陣が用意してくれた野草の花束と全員からのメッセージを書いたカードを渡してしばし歓談して終了。良い気分転換になった。

以上